JP4448740B2 - エレベータ用巻上機 - Google Patents
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Description
図1はこの発明を実施するための実施の形態1におけるエレベータ用巻上機の概略構造を示す縦断面図である。
図1はディスクモータ式と呼ばれる配置構成とした例を示すものである。主軸1に断面コ字状のロータ(回転子)2が回転自在に取り付けられている。このロータ2の最外側の胴部外周面には主索(図示せず)が巻き掛けられる綱溝2aが形成されている。ロータ2の垂直回転円板の内側面外側寄りには、そのほぼ全周に亘って多数の永久磁石から成るロータ磁石3が貼り付けられている。またロータ2の垂直回転円板の内側面内側寄りで、かつロータ磁石3の貼り付け面とほぼ同一面にブレーキ制動面4を有している。上記ロータ2の垂直回転円板の内面側に所定の間隔を置いて対向する円盤状の支持板5が配置固定されている。この支持板5のロータ2と相対する面側には、ロータ磁石3及びブレーキ制動面4と対向するようにステータ(固定子)6が配置固定されており、このステータ6は鉄心部6aと巻線部6bから構成されている。また上記支持板5には、ばね等の押付手段7によりブレーキ制動面4側に常時押し付けられるブレーキ8が配置されており、このブレーキ8のブレーキ制動面4と対向する面にはブレーキシュー9が設けられている。なお、図中、10はブレーキ8のブレーキ制動面4方向への動きを案内するためのガイドピン、11は主軸1とロータ2の間に設けられたベアリングである。
図2はこの発明の実施の形態2におけるエレベータ用巻上機の概略構造を示す正面図、図3は同じく縦断面図である。
図2及び図3はアウターロータ式と呼ばれる配置構成とした例を示すものである。主軸1に断面コ字状のロータ(回転子)2が回転自在に取り付けられている。このロータ2の最外側の胴部外周面には主索(図示せず)が巻き掛けられる綱溝2aが形成されている。ロータ2の最外側胴部の内周面には、そのほぼ全周に亘って多数の永久磁石から成るロータ磁石3が貼り付けられている。またロータ2の最外側胴部の内周面で、かつロータ磁石3の貼り付け面とほぼ同一面にブレーキ制動面4を有している。上記ロータ2の垂直回転円板の内面側及び胴部内周面と所定の間隔を置いて対向する円盤状の支持板5が配置固定されている。この支持板5のロータ2の最外側胴部の内周面と対向する部分には、ロータ磁石3及びブレーキ制動面4と対向するようにステータ(固定子)6が配置固定されており、このステータ6は鉄心部6aと巻線部6bから構成されている。また上記支持板5には、ばね等の押付手段7によりブレーキ制動面4側に常時押し付けられるブレーキ8が配置されており、このブレーキ8のブレーキ制動面4と対向する面にはブレーキシュー9が設けられている。なお、図中、10はブレーキ8のブレーキ制動面4方向への動きを案内するためのガイドピン、11は主軸1とロータ2の間に設けられたベアリングである。また、この実施の形態2の動作、効果は、実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
図4はこの発明の実施の形態3におけるエレベータ用巻上機の概略構造を示す縦断面図である。
図4はロータディスク面の両側にそれぞれステータを配置したディスクモータ式の別の構成例である。主軸1に断面エ字状のロータ(回転子)2が回転自在に取り付けられている。このロータ2の最外側の胴部外周面には主索(図示せず)が巻き掛けられる綱溝2aが形成されている。ロータ2の垂直回転円板の内側面外側寄りには、そのほぼ全周に亘って多数の永久磁石から成る左右一対のロータ磁石3が貼り付けられている。またロータ2の垂直回転円板の内側面内側寄りで、かつロータ磁石3の貼り付け面とほぼ同一面に左右一対のブレーキ制動面4をそれぞれ有している。上記ロータ2の垂直回転円板の両面側に所定の間隔を置いて対向する左右一対の円盤状の支持板5がそれぞれ配置固定されている。この各支持板5のロータ2と相対する面側には、ロータ磁石3及びブレーキ制動面4と対向するようにステータ(固定子)6が配置固定されており、このステータ6は鉄心部6aと巻線部6bから構成されている。また上記各支持板5には、ばね等の押付手段7によりブレーキ制動面4側に常時押し付けられるブレーキ8が配置されており、このブレーキ8のブレーキ制動面4と対向する面にはブレーキシュー9が設けられている。なお、図中、10はブレーキ8のブレーキ制動面4方向への動きを案内するためのガイドピン、11は主軸1とロータ2の間に設けられたベアリングである。
この発明の実施の形態3におけるエレベータ用巻上機は、ロータディスク面の表裏両側面にステータをそれぞれ配置することにより、制動時のディスク変形量を抑えることができるとともに、ブレーキシュー9のギャップ調整量を減らすことが可能となる。
図5はこの発明の実施の形態4におけるエレベータ用巻上機の概略構造を示す縦断面図である。
図5はロータ磁石の両側にそれぞれブレーキ制動面を備えたアウターロータ式の構成例である。主軸1に断面コ字状のロータ(回転子)2が回転自在に取り付けられている。このロータ2の最外側の胴部外周面には主索(図示せず)が巻き掛けられる綱溝2aが形成されている。ロータ2の最外側胴部の内周面中央には、そのほぼ全周に亘って多数の永久磁石から成るロータ磁石3が貼り付けられている。またロータ2の最外側胴部の内周面で、かつロータ磁石3の貼り付け面の両側のほぼ同一面に左右一対のブレーキ制動面4を有している。上記ロータ2の垂直回転円板の内面側及び胴部内周面と所定の間隔を置いて対向する円盤状の支持板5が配置固定されている。この支持板5のロータ2の最外側胴部の内周面と対向する部分には、ロータ磁石3及び左右一対のブレーキ制動面4と対向するようにステータ(固定子)6が配置固定されており、このステータ6は鉄心部6aと巻線部6bから構成されている。また上記支持板5の両面側には、ばね等の押付手段7により各ブレーキ制動面4側に常時押し付けられる左右一対のブレーキ8が配置されており、この各ブレーキ8のブレーキ制動面4と対向する面にはブレーキシュー9が設けられている。なお、図中、10はブレーキ8の動きを案内するためのガイドピン、11はベアリングである。また、この実施の形態4の動作、効果は、実施の形態1、2と同様であるので、説明を省略する。
2 ロータ(回転子)
2a 綱溝
3 ロータ磁石
4 ブレーキ制動面
5 支持板
6 ステータ(固定子)
6a ステータ鉄心部
6b ステータ巻線部
7 ばね等の押付手段
8 ブレーキ
9 ブレーキシュー
10 ガイドピン
11 ベアリング
Claims (5)
- 主索が巻き掛けられる綱溝及びブレーキ制動面を有するロータと、このロータと対向するように配置固定された鉄心部を有し前記ロータとにより電動機を構成するステータと、前記ロータのブレーキ制動面と対向するように配置され押付手段により押し付けられるブレーキシューを有するブレーキとを備えたエレベータ用巻上機において、
前記ロータは、前記ステータと対向する同一面にロータ磁石が貼り付けられたロータ磁石面及び前記ブレーキ制動面を有し、
前記ステータの鉄心部は、前記ロータ磁石及びブレーキ制動面と対向して配置されたブレーキの少なくとも一部と対向するように配置させて、ステータの電磁力をブレーキに利用することを特徴とするエレベータ用巻上機。 - ロータは、主索が巻き掛けられる綱溝がロータの胴部の外周面に形成され、ロータ磁石及びブレーキ制動面がロータのディスク回転板の一側面に設けられ、
ステータは、その鉄心部が前記ディスク回転板の一側面と対向する面側に設けられたことを特徴とする請求項1記載のエレベータ用巻上機。 - ロータは、主索が巻き掛けられる綱溝がロータの胴部の外周面に形成され、ロータ磁石及びブレーキ制動面がロータのディスク回転板の表裏両側面に設けられ、
ステータは、その鉄心部が前記ディスク回転板の両側面と対向する両面側に設けられたことを特徴とする請求項1記載のエレベータ用巻上機。 - ロータは、主索が巻き掛けられる綱溝がロータの胴部の外周面に形成され、ロータ磁石及びブレーキ制動面がロータの胴部の内周面に設けられ、
ステータは、その鉄心部が前記ロータ胴部の内周面と対向する面側に設けられたことを特徴とする請求項1記載のエレベータ用巻上機。 - ロータは、主索が巻き掛けられる綱溝がロータの胴部の外周面に形成され、ロータ磁石がロータの胴部の内周面に設けられ、かつブレーキ制動面がロータ磁石の両側のロータの胴部の内周面に設けられ、
ステータは、その鉄心部が前記ロータ胴部の内周面と対向する面側に設けられたことを特徴とする請求項1記載のエレベータ用巻上機。
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