JPS6348820Y2 - - Google Patents

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JPS6348820Y2
JPS6348820Y2 JP15607182U JP15607182U JPS6348820Y2 JP S6348820 Y2 JPS6348820 Y2 JP S6348820Y2 JP 15607182 U JP15607182 U JP 15607182U JP 15607182 U JP15607182 U JP 15607182U JP S6348820 Y2 JPS6348820 Y2 JP S6348820Y2
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JP
Japan
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brake
armature
lining
brake lining
braking
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JP15607182U
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JPS5959534U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、電動機に取付けられるブレーキの
制動仕事量と機械的寿命の向上をはかつた電磁ブ
レーキに関するものである。
従来電磁ブレーキは、制動仕事量が増大すると
制動による発熱量も増大し、各部品の温度が上昇
して電磁ブレーキの励磁コイルの温度上昇にも多
大な影響を及ぼし、この面から、制動仕事量の制
限をうけることが多かつた。
この考案は制動による励磁コイルの温度上昇へ
の影響を低減するため改良したものである。
以下図面に基づいて、この考案の一実施例を第
1図および第2図で説明する。図において、10
は電動機の回転軸で、この回転軸10の周囲には
断面が方形状のハブ11が回転軸10と一体に固
着され、さらにこのハブ11の周囲にはブレーキ
ライニング12がハブ11の外側面に沿つて回転
軸10の長手方向に摺動可能に遊嵌支持されてい
る。またこのブレーキライニング12の前端面に
はアマチユア13が、励磁コイル14を施させた
固定鉄心15と軸方向空〓を介して対向配置され
ている。更にこの固定鉄心15にはアマチユア1
3を回転軸10の中心軸方向に摺動可能に遊嵌支
持する固定ボルト16が固着され、該固定ボルト
16の開放側端部にはブレーキライニング12を
アマチユア13との間に挾むかたちでブレーキ板
17が固着されている。18は固定鉄心15に設
けられた穴部19に配設され、かつアマチユア1
3をブレーキライニング12側へ押圧する制動バ
ネである。
上記のように構成されたこの考案のブレーキ装
置において、常時(電源OFF時)は第1図に示
すように、ブレーキライニング12はアマチユア
13とブレーキ板17間に制動バネ18の押圧力
で押圧され、これによりブレーキトルクを発生さ
せて回転軸10を制動している。また固定鉄心1
5の励磁コイル14に通電すればアマチユア13
は制動バネ18のバネ力に抗して固定鉄心15に
吸着され、アマチユア13固定鉄心間のギヤツプ
は零になると同時にライニング部分にギヤツプに
相当する〓間が生じ、回転軸10への制動を解放
する。
したがつて制動時は上述の解放状態から第1図
に示す状態となつて、アマチユア13およびブレ
ーキ板17とブレーキライニング12の接触面
で、制動による発熱がおこり、この熱を吸収して
アマチユア13およびブレーキ板17が高温とな
る。次にブレーキ解放時には、上述の如くアマチ
ユア13は固定鉄心15に吸着されるため制動時
に発生した熱がアマチユア13を介して固定鉄心
15に伝わり、励磁コイル14の温度を高めるこ
ととなる。
そこで、ブレーキ板17の摩擦係数をアマチユ
ア13の摩擦係数より大とするようブレーキ板1
7、アマチユア13の材質を選べば同一特性のブ
レーキにおいてアマチユア13の吸熱量は低く抑
えられ、したがつて励磁コイル14の温度上昇へ
の影響も低くなり、コイル絶縁階段等から制限さ
れる励磁コイル14の温度上昇値に対し、制動仕
事量を大きく設定することができる。これに対
し、アマチユア13を大きく即ち熱容量を大きく
しても同様の効果が得られるが、可動部分が重た
くなり、ブレーキの動作特性に悪影響を及ぼし性
能低下となるので実用性にとぼしい。
一方ブレーキ板17は、相対的に吸熱量が大き
くなるが、ブレーキライニング12と当接する面
の反対面は常に空間に対し開放されており、放熱
性がよいため温度的に問題とならない。アマチユ
ア13、ブレーキ板17の摩擦係数に差をつける
ことは、ライニング材との摩擦係数に差のある材
質を選ぶのが最も簡単で、例えばアマチユア13
を鋳鉄製、ブレーキ板17を鋼板製とすることに
より、容易に達成しうる。この材質の組合わせ
で、両方を鋼板製とした場合よりもアマチユア1
3の温度が約10℃下がることがこの考案に基づく
電磁ブレーキの一実施例の実験において確かめら
れている。
また、上述の如く、アマチユア13の摩擦係数
を小さくすると同一制動トルクの電磁ブレーキに
おいて制動時にアマチユア13のうける制動トル
クが小さくなり、アマチユア13の回転を防止し
ている固定ボルト16への衝撃トルクが小さくな
る。一般に固定ボルト16は熱処理を施して耐摩
耗性を向上させているが制動の繰返しによつてア
マチユア13と接触する部分が摩耗して溝部が形
成され、ここにアマチユア13がひつかかり、動
作不良が起こつたり、摩耗が進行して固定ボルト
16の強度低下をきたし、固定ボルト16の折損
に至る場合もある。このため、摩擦係数を小さく
して、摩耗進行を低下させ固定ボルト16の機械
的寿命を延ばすという効果もある。
更にブレーキライニング12の内部には一般的
にライニング強度の向上のため芯金(図示せず)
を入れる場合が多く、鉄心励磁時の漏れ磁束によ
りブレーキライニング12に固定鉄心15方向へ
の弱い吸引力が作用し、アマチユア13と接触し
たままライニングが回転し、例えば電動機の運転
時の負荷として作用し、機械効率の低下やライニ
ング摩耗の促進原因ともなるので、これらの面か
らもアマチユア13の摩擦係数を低くすることの
効果がある。
また、この考案の他の実施例としてブレーキラ
イニングの表裏で材質を変え摩擦係数の大小をラ
イニング側でつけることでも同様の効果が得られ
る。
以上のように、この考案によればアマチユアと
ブレーキ板を異る材質とし、アマチユアのうける
制動トルクを小さくなるようにしたので、このア
マチユアの回転を防止している固定ボルトへの衝
撃トルクも小さくなり、この固定ボルトの機械的
寿命を延ばした。さらに制動時に発生する熱もア
マチユア側が低く、したがつて励磁コイルに伝わ
る温度上昇への影響を低減し、制動仕事量の大き
な高性能電磁ブレーキを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案による電磁ブレ
ーキの一実施例を示し、第1図は断面で示す側面
図、第2図は左をA−A線、右をB−B線におけ
る断面で示す正面図である。 図において、10は回転軸、11はハブ、12
はライニング、13はアマチユア、14は励磁コ
イル、15は固定鉄心、16は固定ボルト、17
はブレーキ板、18は制動バネである。なお、図
中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸方向に遊嵌支持させたブレーキライニン
    グ、このブレーキライニングの前端面に離接自在
    でかつ固定ボルトにより回転軸方向に摺動自在に
    支持されたアマチユア、このアマチユアのブレー
    キライニングと反対側に軸方向空〓を介して対向
    配置されかつ励磁コイルが施され制動バネを内蔵
    した固定鉄心、上記ブレーキライニングおよびア
    マチユアを介して上記制動バネの押圧力をうける
    ブレーキ板からなる電磁ブレーキにおいて、上記
    ブレーキ板とブレーキライニングの摩擦係数を上
    記アマチユアとブレーキライニングの摩擦係数よ
    り大としたことを特徴とする電磁ブレーキ。
JP15607182U 1982-10-15 1982-10-15 電磁ブレ−キ Granted JPS5959534U (ja)

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JP15607182U JPS5959534U (ja) 1982-10-15 1982-10-15 電磁ブレ−キ

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JP15607182U JPS5959534U (ja) 1982-10-15 1982-10-15 電磁ブレ−キ

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Publication Number Publication Date
JPS5959534U JPS5959534U (ja) 1984-04-18
JPS6348820Y2 true JPS6348820Y2 (ja) 1988-12-15

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ID=30344497

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JP15607182U Granted JPS5959534U (ja) 1982-10-15 1982-10-15 電磁ブレ−キ

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JPS5959534U (ja) 1984-04-18

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