JPH0645708Y2 - 電磁連結装置 - Google Patents

電磁連結装置

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JPH0645708Y2
JPH0645708Y2 JP1988060443U JP6044388U JPH0645708Y2 JP H0645708 Y2 JPH0645708 Y2 JP H0645708Y2 JP 1988060443 U JP1988060443 U JP 1988060443U JP 6044388 U JP6044388 U JP 6044388U JP H0645708 Y2 JPH0645708 Y2 JP H0645708Y2
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JP
Japan
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stator
braking
coupling device
armature
electromagnetic coupling
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JP1988060443U
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JPH01163227U (ja
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良治 小林
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は産業機械、ロボット等に使用される安全ブレ
ーキ形式の電磁連結装置に関するものである。
[従来の技術] 従来のこの種の電磁連結装置を第2図、第3図について
説明する。図において、(1)は環状の固定子、(2)
は固定子(1)に内蔵されたコイルで、樹脂(3)によ
り一体固定されている。(4)は固定子(1)に固定さ
れた数本の制動ピンで、本図では円周方向に3本配置さ
れている。(5)は固定子(1)とは軸方向に空隙
(g)を介して設けられかつ制動ピン(4)に摺動可能
に挿入されたアマチュア、(6)は制動ピン(4)にナ
ット(7)により固定された制動プレート、(8)は制
動プレート(6)とアマチュア(5)との間に設けられ
た回転板で、両側にライニング(9),(10)が固定さ
れている。この回転板(8)は内側にスプライン(8a)
を有している。(11)は図示しない回転軸に固定されか
つスプライン(8a)と嵌合するスプライン(11a)を有
するハブ、(12)は固定子(1)に全周数ケ所にわたっ
て設けられた孔(1a)に挿入されかつアマチュア(5)
を押圧しているコイルスプリングである。なお、本図で
はこのコイルスプリング(12)は6本設けられている。
このように構成された電磁連結装置は次のような動作を
行う。即ち、図示しない電源より電圧をコイル(2)に
印加すると、点線で示す磁路に磁束(Φ)が発生し、そ
の吸引力によりアマチュア(5)がコイルスプリング
(12)の弾性力に打ち勝って固定子(1)に吸引され
る。従って、ライニング(9),(10)と回転板(8)
とは制動力がなくなり、図示しない駆動源によりハブ
(11)とともに回転を始め、続けられる。
その後、コイル(2)の電圧を消勢させると、アマチュ
ア(5)はコイルスプリング(12)の弾性力により固定
子(1)から離れ、かつその弾性力により回転板(8)
は制動プレート(6)とアマチュア(5)との間にライ
ニング(9),(10)を介して挟まれ、制動力がかか
る。従って、図示しない駆動源を停止させるものであ
る。
一般にこのような電磁連結装置はコイルスプリング(1
2)の力によりトルクがかかるため、停電したとき自動
的にブレーキがかかり、安全ブレーキとして使用されて
いる。
[考案が解決しようとする課題] 上記のような従来の電磁連結装置では、機械に組み込ま
れるために小型に製作する必要があり、そのために制動
力を発生させるコイルスプリング(12)の設計に無理が
かかることがあった。即ち、小さな撓み代にてある弾性
力を得る必要があるため孔(1a)の深さには精度を要し
ていた。更には孔(1a)の径に対して深さが深いため切
粉の処理が難しく孔(1a)の加工には時間を要してい
た。特にこの種に使用される材料は透磁率の良いカーボ
ン量の低い材料が使用されるため非常に粘く、加工しに
くいものであった。上記した従来装置によれば孔(1a)
は6ケ設けられているので、この種の作業には特に問題
であると共に、コイルスプリング(12)の自由長にも精
度を要するためコスト高になるという問題点があった。
この考案はかかる問題点を解決するためになされたもの
で、孔加工が不要となって安価に製作できると共に軸方
向の厚みを大きくすることなくライニングの摩耗による
伝達トルクの低下を防止して性能の安定化が図れる電磁
連結装置を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、この考案に係る電磁連結装
置は、固定子とアマチュアとの間に挿入されかつ周方向
に複数の凹凸を有する波ばねを備えたものである。
[作用] この考案においては、孔加工が不要となり、波ばねも1
〜2ケで良くなり部品点数が少なくなる。
[考案の実施例] この考案の一実施例を第1図について説明する。第1図
は縦断側面図であり、前記従来装置と同一または相当部
分には同一符号を付して説明を省略する。図において、
(13)は固定子で、第2図の固定子(1)に対して孔
(1a)の無い形状をしている。(14)は樹脂(3)の表
面に固定されたプレート、(15)はリング状の波ばね
で、厚み方向の凹、凸が円周方向におのおの3ケ所ずつ
形成されこの凹凸により厚み方向のバネ作用をなすよう
に構成されている。
このように波ばね(15)をコイル(2)とアマチュア
(5)との間に挿入しておくと固定子(13)に孔加工が
不要となる。また、波ばね(15)をコイル(2)の側面
に設けておくとこれを固定子(13)の開孔におくだけで
良く、簡単に安価に製作できるものとなる。なお、プレ
ート(14)は波ばね(15)との接触性を良くするために
設けたのみであり、樹脂(3)の平面が出ておれば無く
ても良い。更には、固定子(13)に孔(1a)がなくなる
ことは、この孔(1a)のために固定子(13)の外径が大
きくなっていたが、この廃止により外径を従来より小さ
くできるものとなる。または外径はそのままとして幅を
小さくすることも可能となる。
なお、力量が足りなければ波ばね(15)を重ねて使用す
れば良く、簡単にトルクを増加することも可能である。
[考案の効果] 以上のように、この考案によればアマチュアへの弾性力
を波ばねにより得ることにより固定子の孔加工が不要と
なり、かつコイルスプリングの多数個より部品を少なく
することができ、外形も小さくできると共に、波ばねの
採用によりばねの軸方向の厚みを大きくすることなくラ
イニングの摩耗による伝達トルクの低下を防止して性能
の安定化が図れるなどその効果は絶大なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す縦断断面図、第2図
は従来例を示す縦断断面図、第3図は第2図の固定子の
平面図である。 図において、(1)はコイル、(4)は制動ピン、
(5)はアマチュア、(6)は制動プレート、(8)は
回転板、(13)は固定子、(15)は波ばねである。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定子に内蔵されたコイル、前記固定子に
    固定された制動ピン、この制動ピンに挿入されて軸方向
    に摺動可能なアマチュア、前記制動ピンに挿入されて動
    きを規制された制動プレート、およびこの制動プレート
    と前記アマチュアとの間に挟まれた回転板を有するもの
    において、前記固定子と前記アマチュアとの間に挿入さ
    れかつ周方向に複数の凹凸を有する波ばねを備えたこと
    を特徴とする電磁連結装置。
JP1988060443U 1988-05-06 1988-05-06 電磁連結装置 Expired - Lifetime JPH0645708Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH01163227U JPH01163227U (ja) 1989-11-14
JPH0645708Y2 true JPH0645708Y2 (ja) 1994-11-24

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JPH01163227U (ja) 1989-11-14

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