JP2546634Y2 - 電磁連結装置 - Google Patents

電磁連結装置

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JP2546634Y2
JP2546634Y2 JP850492U JP850492U JP2546634Y2 JP 2546634 Y2 JP2546634 Y2 JP 2546634Y2 JP 850492 U JP850492 U JP 850492U JP 850492 U JP850492 U JP 850492U JP 2546634 Y2 JP2546634 Y2 JP 2546634Y2
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JP
Japan
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armature
brake
hub
braking
clutch
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JP850492U
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JPH0561534U (ja
Inventor
二三男 藤原
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Ogura Clutch Co Ltd
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Ogura Clutch Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、クラッチを励磁作動
形としブレーキを無励磁作動形とした電磁連結装置に係
り、特にブレーキを多板式に構成した電磁連結装置に関
する。
【従来の技術】従来、クラッチを励磁作動形としブレー
キを無励磁作動形とした構造の電磁連結装置は、例えば
実公平1−25791号公報に説明されている。
【0002】同公報では、アーマチュアハブにアーマチ
ュアをスプライン嵌合して、このアーマチュアの一方の
面をクラッチ面とし他方の面をブレーキ面としている。
つまり、電磁コイルに通電して、制動ばねのばね力に抗
してアーマチュアのクラッチ面をロータに磁気吸着する
ことにより、ロータ側の回転をアーマチュア側に伝達す
るとともに、電磁コイルへの通電を断って、制動ばねの
ばね力によりアーマチュアのブレーキ面を固定部材の摩
擦面に摩擦係合させることにより、アーマチュア側への
回転伝達を断って、かつまたアーマチュアの慣性回転を
制動する構造である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の電磁連結装置で
は、アーマチュアのブレーキ面を固定部材の摩擦面と摩
擦係合する構造の単板式ブレーキが構成されていたた
め、アーマチュアを含む従動部材側の慣性負荷が大きい
場合、ブレーキの制動時間が長くなってしまう。この考
案では、電磁連結装置のブレーキを多板式の構造に改良
することにより、ブレーキの制動トルクを増加して制動
時間を短くすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、この考案では、アーマチュアハブにアーマチ
ュアを軸線方向にのみ移動可能に支持し、このアーマチ
ュアのブレーキ面と軸線方向間隔をおいて対向するブレ
ーキ面をアーマチュアハブに形成した。そして、これら
アーマチュアとアーマチュアハブのブレーキ面間に、フ
ィールドコアまたはこのフィールドコアが取付けられる
固定部材に軸線方向にのみ移動可能に支持されたブレー
キディスクを構成した点を特徴とする。
【0005】
【作用】このような構造とすると、電磁コイルに通電さ
れていない無励磁状態において、アーマチュアのブレー
キ面は制動ばねのばね力により、ブレーキディスクを介
してアーマチュアハブのブレーキ面に押圧される。した
がって、ブレーキが多板式の構造となった分、制動トル
クが増加してブレーキの制動時間が短くなる。
【0006】
【実施例】図1乃至図3はこの考案の一実施例である電
磁連結装置であり、図1は平面図、図2は図1の上半分
のみを断面とした側面図、図3はクラッチの作動状態を
示す要部断面図である。これら図面に示された電磁連結
装置は、一般産業用機械(プレス機械・梱包機・裁断機
など)に使用されて最適な装置として開発されたもので
ある。
【0007】一般産業用機械の固定部材(機械フレー
ム)1には、電磁コイル2が内設されたフィールドコア
3がねじ止め固定されている。固定部材1から外部に突
設された従動軸4にはアーマチュアハブ5がキー嵌合さ
れスナップリングで抜け止めされている。アーマチュア
ハブ5のボス部端部には、軸受を介して断面略々L字状
を呈する形状のロータ6が回転自在に支持されており、
このロータ6には磁束迂回用の円弧状スリット6aとク
ラッチ面6bとが形成されている。なお、この実施例で
は、このロータ6のボス部端部にプーリ(図示せぬ)が
装着され、駆動源であるモータ(図示せぬ)の回転が伝
達される。
【0008】ロータ6のクラッチ面6bの正面には、軸
線方向所定のエアギャップSをおいてアーマチュア7の
クラッチ面7aが対向している。アーマチュア7はアー
マチュアハブ5に板ばね8で弾性支持されており、電磁
コイル2の磁束により、このアーマチュア7はロータ6
に磁気吸着自在である。また、アーマチュア7のクラッ
チ面7aとは反対側がブレーキ面7bとして構成され、
このブレーキ面7bは、アーマチュアハブ5にねじ止め
されたサイドプレート9のブレーキ面9aと軸線方向間
隔をおいて対向している。
【0009】アーマチュア7のブレーキ面7bとサイド
プレート9のブレーキ面9aとの間には、摩擦板が固着
されたブレーキディスク10が介在されている。このブ
レーキディスク10は、フィールドコア3にねじ込まれ
た複数の回り止めピン11により、軸線方向にのみ移動
可能である。一方、アーマチュア7には、アーマチュア
ハブ5のばね孔底部と板ばね8の貫通孔を通るロッド1
2が固定され、このロッド12の外周に嵌装された制動
ばね13が、アーマチュアハブ5のばね孔底部とロット
12にねじ込まれたWナットとの間に配設されている。
【0010】以上のような構造からなる電磁連結装置
は、図2の電磁コイル2が通電されていない無励磁状態
から、電磁コイル2に通電して励磁状態とすると、図3
のように、アーマチュア7は板ばね8と制動ばね13の
各ばね力に抗してロータ6に磁気吸着されるので、これ
らアーマチュア7とロータ6の各クラッチ面7a・6b
の摩擦係合により、ロータ6の回転が従動軸4に伝達さ
れる。
【0011】また、励磁状態から図2のような無励磁状
態とすると、アーマチュア7は制動ばね13のばね力に
よりサイドプレート9側に押圧され、これらアーマチュ
ア7とサイドプレート9の各ブレーキ面7b・9aとブ
レーキディスク10との摩擦係合により、アーマチュア
7、このアーマチュア7を板ばね8で支持したアーマチ
ュアハブ5、このアーマチュアハブ5がキー嵌合された
従動軸4が制動される。
【0012】なお、以上の説明において、この考案の電
磁連結装置は、アーマチュアのブレーキ面とアーマチュ
アハブのブレーキ面との間に軸線方向にのみ移動可能な
ブレーキディスクを介在した構造を要旨とするものであ
るから、アーマチュアをアーマチュアハブに支持する構
造や制動ばねの配置など細部の構造は適宜設計変更が可
能である。また、アーマチュアハブに別のブレーキディ
スクをスプライン嵌合することにより摩擦面の数を増す
などの設計変更も可能である。
【0013】
【考案の効果】以上のようにこの考案では、ブレーキを
多板式とした電磁連結装置としたので、ブレーキの制動
トルクが増加される。また、ブレーキの制動トルクを従
来の単板式ブレーキと同じ制動トルクに設計すると、制
動ばねのばね力を小さくすることができる。また更に
は、この制動ばねのばね力に抗してアーマチュアをロー
タに磁気吸着させる電磁コイルのアンペアターンも小さ
くできる。したがって、電磁連結装置の小径化または薄
形化が可能となり、一般産業用機械をはじめ、この種の
電磁連結装置の取付けスペースが狭い機械に対する形状
変更が容易にでき、電磁連結装置の汎用性を増すなどの
効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】電磁連結装置の平面図である。
【図2】図1の上半分のみ断面とした側面図である。
【図3】クラッチの作動状態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
3 フィールドコア 5 アーマチュアハブ 6 ロータ 7 アーマチュア 9 サイドプレート 10 ブレーキディスク

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁コイルが内設され固定部材に取付け
    られるフィールドコアと、前記電磁コイルの磁束の磁気
    回路を構成するとともにクラッチ面を有し回転自在なロ
    ータと、このロータのクラッチ面と無励磁状態において
    所定のエアギャップをおいて対向するクラッチ面を有す
    るアーマチュアと、このアーマチュアを軸線方向にのみ
    移動可能に支持し前記アーマチュアの前記クラッチ面と
    は反対側のブレーキ面と軸線方向間隔をおいて対向する
    ブレーキ面が形成されたアーマチュアハブと、前記アー
    マチュアのブレーキ面と前記アーマチュアハブのブレー
    キ面との間に介在され前記フィールドコアまたは前記固
    定部材に軸線方向にのみ移動可能に支持されたブレーキ
    ディスクと、このブレーキディスクを介して前記アーマ
    チュアのブレーキ面を前記アーマチュアハブのブレーキ
    面に押圧する制動ばねとを備えた構成を特徴とする電磁
    連結装置。
JP850492U 1992-01-29 1992-01-29 電磁連結装置 Expired - Lifetime JP2546634Y2 (ja)

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JPH0561534U JPH0561534U (ja) 1993-08-13
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CN105673745B (zh) * 2016-04-20 2018-09-11 丹棱联合机械实业有限公司 一种方形电磁制动器-离合器
CN105673746B (zh) * 2016-04-20 2018-02-06 丹棱联合机械实业有限公司 圆形电磁制动器和离合器

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