JPH0126907Y2 - - Google Patents
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- JPH0126907Y2 JPH0126907Y2 JP8369683U JP8369683U JPH0126907Y2 JP H0126907 Y2 JPH0126907 Y2 JP H0126907Y2 JP 8369683 U JP8369683 U JP 8369683U JP 8369683 U JP8369683 U JP 8369683U JP H0126907 Y2 JPH0126907 Y2 JP H0126907Y2
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- armature
- brake
- mounting plate
- leaf spring
- gap
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- 239000007858 starting material Substances 0.000 claims 1
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 3
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は電磁クラツチ・ブレーキの隙間自動調
整装置に関する。
整装置に関する。
従来の電磁クラツチ・ブレーキのユニツトで特
に入力軸と出力軸が軸突合わせ型に於いては、第
1図に示す如く入力側の軸受カバー2にはクラツ
チのステータ3が入力軸6にはクラツチのロータ
7がそれぞれ固定されている。入力軸6は軸受を
介して軸受カバー2に回転自在に支承されてい
る。出力側の軸受カバー4にはブレーキのステー
タ5が固定され、出力軸9にはクラツチ及びブレ
ーキのアーマチユアハブ10,11が固定されて
いる。
に入力軸と出力軸が軸突合わせ型に於いては、第
1図に示す如く入力側の軸受カバー2にはクラツ
チのステータ3が入力軸6にはクラツチのロータ
7がそれぞれ固定されている。入力軸6は軸受を
介して軸受カバー2に回転自在に支承されてい
る。出力側の軸受カバー4にはブレーキのステー
タ5が固定され、出力軸9にはクラツチ及びブレ
ーキのアーマチユアハブ10,11が固定されて
いる。
前記ステータ3,5にはコイル18,19が装
置されている。アーマチユアハブ10,11には
クラツチ及びブレーキのアーマチユア12,13
が板ばね14,15を介して交互に取付けられ該
アーマチユア12,13はクラツチのロータ7及
びブレーキのステータ5に隙間G1,G2をおい
て取付けられている。出力軸9は軸受を介して軸
受カバー4に回転自在に支承されている。
置されている。アーマチユアハブ10,11には
クラツチ及びブレーキのアーマチユア12,13
が板ばね14,15を介して交互に取付けられ該
アーマチユア12,13はクラツチのロータ7及
びブレーキのステータ5に隙間G1,G2をおい
て取付けられている。出力軸9は軸受を介して軸
受カバー4に回転自在に支承されている。
上記した構成に於いて、ドラム1の一端にクラ
ツチ側の軸受カバー2を取付け他端にブレーキ側
の軸受カバー4を取付ける。このときクラツチの
ロータ7とアーマチユア12及びブレーキのステ
ータ5とアーマチユア13間の隙間G1,G2が
適正な距離になつていなければならない。出力軸
9に固定したクラツチ及びブレーキのアーマチユ
アハブ10,11の位置が調整できるように、あ
らかじめカラーやシムが挿入されている。電磁ク
ラツチ・ブレーキを作動していくと必然的にロー
タ7及びブレーキのステータ5に接着されている
ライニング16,17とアーマチユア12,13
は摩耗してゆき、クラツチのロータ7とアーマチ
ユア12及びブレーキのステータ5とアーマチユ
ア13の隙間が大きくなりコイル18,19のア
ーマチユア12,13に対する電磁吸引力が空隙
距離の2乗に反比例して弱くなるので伝達力また
は制動力は小さくなり初期の性能を発揮すること
ができなくなるので、空隙調整が必要になる。こ
の場合にはドラム1から軸受カバー4をはずし次
に出力軸9についているクラツチ及びブレーキの
アーマチユアハブ10,11をはずし調整用のシ
ムを必要枚数だけとりはずし再度組立てをしてい
たが出力軸9とアーマチユアハブ10,11は止
めねじで固定されなおかつきつい嵌合になつてい
るのでプーリ抜きまたはプレスなどの治具装置を
用いないと容易には抜きとることができないとい
う問題があり調整が非常に面倒であつた。また自
動空隙調整装置は種々考案されているがその一つ
にアーマチユアが板ばねを介して一体に組付けら
れているアーマチユア取付板に軸線方向の案内孔
を設けこの案内孔の内部に摩擦部材を介して案内
部材を挿入しこの案内部材の前面に頭部と顎部を
有する段付きビスをアーマチユアの孔に挿入して
なるものにおいて、クラツチではロータからアー
マチユアを通り、板ばねよりアーマチユア取付板
に、ブレーキではアーマチユア取付板から板ばね
よりアーマチユアを通りステータに直接力が作用
し、摩擦部材がアーマチユア取付板の案内孔と案
内部材で圧縮を受け、ガタを生じ、バツクラツシ
ユが発生する。また摩擦部材は圧縮が繰返し行な
われるのでアーマチユア取付板の案内孔との摩擦
係数に変化が生じ磁気吸引力では軸方向に移動
し、板ばねの弾発力では移動しない摩擦力を必要
とするが、上記の関係を維持することが困難にな
るという問題があつた。
ツチ側の軸受カバー2を取付け他端にブレーキ側
の軸受カバー4を取付ける。このときクラツチの
ロータ7とアーマチユア12及びブレーキのステ
ータ5とアーマチユア13間の隙間G1,G2が
適正な距離になつていなければならない。出力軸
9に固定したクラツチ及びブレーキのアーマチユ
アハブ10,11の位置が調整できるように、あ
らかじめカラーやシムが挿入されている。電磁ク
ラツチ・ブレーキを作動していくと必然的にロー
タ7及びブレーキのステータ5に接着されている
ライニング16,17とアーマチユア12,13
は摩耗してゆき、クラツチのロータ7とアーマチ
ユア12及びブレーキのステータ5とアーマチユ
ア13の隙間が大きくなりコイル18,19のア
ーマチユア12,13に対する電磁吸引力が空隙
距離の2乗に反比例して弱くなるので伝達力また
は制動力は小さくなり初期の性能を発揮すること
ができなくなるので、空隙調整が必要になる。こ
の場合にはドラム1から軸受カバー4をはずし次
に出力軸9についているクラツチ及びブレーキの
アーマチユアハブ10,11をはずし調整用のシ
ムを必要枚数だけとりはずし再度組立てをしてい
たが出力軸9とアーマチユアハブ10,11は止
めねじで固定されなおかつきつい嵌合になつてい
るのでプーリ抜きまたはプレスなどの治具装置を
用いないと容易には抜きとることができないとい
う問題があり調整が非常に面倒であつた。また自
動空隙調整装置は種々考案されているがその一つ
にアーマチユアが板ばねを介して一体に組付けら
れているアーマチユア取付板に軸線方向の案内孔
を設けこの案内孔の内部に摩擦部材を介して案内
部材を挿入しこの案内部材の前面に頭部と顎部を
有する段付きビスをアーマチユアの孔に挿入して
なるものにおいて、クラツチではロータからアー
マチユアを通り、板ばねよりアーマチユア取付板
に、ブレーキではアーマチユア取付板から板ばね
よりアーマチユアを通りステータに直接力が作用
し、摩擦部材がアーマチユア取付板の案内孔と案
内部材で圧縮を受け、ガタを生じ、バツクラツシ
ユが発生する。また摩擦部材は圧縮が繰返し行な
われるのでアーマチユア取付板の案内孔との摩擦
係数に変化が生じ磁気吸引力では軸方向に移動
し、板ばねの弾発力では移動しない摩擦力を必要
とするが、上記の関係を維持することが困難にな
るという問題があつた。
本考案は上述の観点に基き、構造が簡単で隙間
調整能力が優れた自動隙間調整装置を提供するこ
とを目的とするものである。
調整能力が優れた自動隙間調整装置を提供するこ
とを目的とするものである。
本考案は、電磁クラツチのロータまたはブレー
キのステータの前面に磁気吸着を自在にしてなる
アーマチユアの所定の位置に軸線方向に段付き孔
を設けておき、板ばねを介して一体に取付けられ
るアーマチユア取付板の摩擦部材を挿入しており
前記アーマチユアの孔にはアーマチユア取付板に
板ばねを固定する段付きボルトの頭部を挿入した
ことを特徴とし、段付きボルトの頭部の長さをア
ーマチユアとクラツチのロータ及びブレーキのス
テータの前面との保持する必要がある場所の隙間
に相当する間隙を保つて、非吸着時に頭部の段付
き部が、アーマチユア孔に臨む寸法に定めたこと
により、目的の達成を図つている。
キのステータの前面に磁気吸着を自在にしてなる
アーマチユアの所定の位置に軸線方向に段付き孔
を設けておき、板ばねを介して一体に取付けられ
るアーマチユア取付板の摩擦部材を挿入しており
前記アーマチユアの孔にはアーマチユア取付板に
板ばねを固定する段付きボルトの頭部を挿入した
ことを特徴とし、段付きボルトの頭部の長さをア
ーマチユアとクラツチのロータ及びブレーキのス
テータの前面との保持する必要がある場所の隙間
に相当する間隙を保つて、非吸着時に頭部の段付
き部が、アーマチユア孔に臨む寸法に定めたこと
により、目的の達成を図つている。
以下に本考案の構成を添付図面に示す実施例に
基いて詳細に説明する。
基いて詳細に説明する。
入力側の軸受カバー22には励磁コイル20を
内蔵した電磁クラツチのステータ23が固定さ
れ、入力軸26にはクラツチのロータ27がそれ
ぞれ固定されている。入力軸26には軸受を介し
て軸受カバー22に回転自在に支承されている。
ロータ27の前面にはライニング28が接合され
ている。該ロータ27に空隙G1を存してクラツ
チのアーマチユア29が対向配置されている。該
アーマチユア29に板ばねS1の一端が固着し、
該板ばねS1の他端はCアーマチユア取付板30
の一方の面に段付きボルト31によつて固着され
ている。前記段付きボルト31はアーマチユア2
9に透設された孔に遊嵌している。該Cアーマチ
ユア取付板30には軸線方向の案内孔32を設け
てある。該案内孔32には円柱状の摩擦部材33
の外周面にOリングを入れてなるものを挿入して
いる。アーマチユア29には前記段付きボルト3
1の頭部31aに対して内底面が空隙G1に相当
する隙間h1を隔てて臨む凹部34を形成してあ
る。前記摩擦部材33は中間ハブ35にボルトに
よつて固定されている。前記Cアーマチユア取付
板30には板ばねS2の一端が固定されている。
該板ばねS2の他端は中間ハブ35にボルトによ
つて固着されている。該中間ハブ35は出力軸3
6にキー結合にて固着されている。該出力軸36
は軸受を介して軸受カバー37に回転自在に支承
されている。該軸受カバー37には励磁コイル4
7を内蔵した電磁ブレーキのステータ38が固定
されている。該ブレーキのステータ38に空隙G
2を存してブレーキのアーマチユア39が対向し
該アーマチユア39に板ばねS3の一端が固着さ
れている。該板ばねS3の他端はBアーマチユア
取付板40に段付きボルト41によつて固着され
ている。該Bアーマチユア取付板40には軸線方
向の案内孔42を設けてある。該案内孔42には
摩擦部材43の外周面にOリングを入れてなるも
のを挿入している。摩擦部材43はボルトによつ
て中間ハブ35に固定されている。アーマチユア
39には、前記段付きボルト41の頭部に対して
内底部が空隙G2に相当する間隙h2を隔てて臨
む凹部44を、形成している。前記Bアーマチユ
ア取付板40には板ばねS4の一端が固着されて
いる。該板ばねS4の他端は前記中間ハブ35に
ボルトによつて固着されている。軸受カバー22
及び軸受カバー37はドラム50の両端に取付け
られドラム50内に電磁クラツチ・ブレーキが納
められている。
内蔵した電磁クラツチのステータ23が固定さ
れ、入力軸26にはクラツチのロータ27がそれ
ぞれ固定されている。入力軸26には軸受を介し
て軸受カバー22に回転自在に支承されている。
ロータ27の前面にはライニング28が接合され
ている。該ロータ27に空隙G1を存してクラツ
チのアーマチユア29が対向配置されている。該
アーマチユア29に板ばねS1の一端が固着し、
該板ばねS1の他端はCアーマチユア取付板30
の一方の面に段付きボルト31によつて固着され
ている。前記段付きボルト31はアーマチユア2
9に透設された孔に遊嵌している。該Cアーマチ
ユア取付板30には軸線方向の案内孔32を設け
てある。該案内孔32には円柱状の摩擦部材33
の外周面にOリングを入れてなるものを挿入して
いる。アーマチユア29には前記段付きボルト3
1の頭部31aに対して内底面が空隙G1に相当
する隙間h1を隔てて臨む凹部34を形成してあ
る。前記摩擦部材33は中間ハブ35にボルトに
よつて固定されている。前記Cアーマチユア取付
板30には板ばねS2の一端が固定されている。
該板ばねS2の他端は中間ハブ35にボルトによ
つて固着されている。該中間ハブ35は出力軸3
6にキー結合にて固着されている。該出力軸36
は軸受を介して軸受カバー37に回転自在に支承
されている。該軸受カバー37には励磁コイル4
7を内蔵した電磁ブレーキのステータ38が固定
されている。該ブレーキのステータ38に空隙G
2を存してブレーキのアーマチユア39が対向し
該アーマチユア39に板ばねS3の一端が固着さ
れている。該板ばねS3の他端はBアーマチユア
取付板40に段付きボルト41によつて固着され
ている。該Bアーマチユア取付板40には軸線方
向の案内孔42を設けてある。該案内孔42には
摩擦部材43の外周面にOリングを入れてなるも
のを挿入している。摩擦部材43はボルトによつ
て中間ハブ35に固定されている。アーマチユア
39には、前記段付きボルト41の頭部に対して
内底部が空隙G2に相当する間隙h2を隔てて臨
む凹部44を、形成している。前記Bアーマチユ
ア取付板40には板ばねS4の一端が固着されて
いる。該板ばねS4の他端は前記中間ハブ35に
ボルトによつて固着されている。軸受カバー22
及び軸受カバー37はドラム50の両端に取付け
られドラム50内に電磁クラツチ・ブレーキが納
められている。
上記の構成からなる考案の電磁クラツチ・ブレ
ーキのユニツト装置は電磁クラツチのステータ2
3に内蔵したコイル20に電圧を印加すると、磁
束が発生し、アーマチユア29が磁力によつてロ
ータ27の方に引張られ、板ばねS1がたわんで
アーマチユア29はロータ27の前面に張られた
ライニング28に密接する。これによつて入力側
の回転はロータ27、アーマチユア29、Cアー
マチユア取付板30、中間ハブ35を経由して出
力軸に伝達される。次に出力側に制動をかけるた
めに電磁ブレーキのステータ38に内蔵したコイ
ル47に電圧を印加すると磁束が発生しアーマチ
ユア39が磁力によつてステータ38の吸着面方
向に引張られ、板ばねS3がたわんでアーマチユ
ア39はステータ38のライニング45に密接し
出力側に制動がかかる。なお電磁ブレーキへの通
電と同時に電磁クラツチは消電する。
ーキのユニツト装置は電磁クラツチのステータ2
3に内蔵したコイル20に電圧を印加すると、磁
束が発生し、アーマチユア29が磁力によつてロ
ータ27の方に引張られ、板ばねS1がたわんで
アーマチユア29はロータ27の前面に張られた
ライニング28に密接する。これによつて入力側
の回転はロータ27、アーマチユア29、Cアー
マチユア取付板30、中間ハブ35を経由して出
力軸に伝達される。次に出力側に制動をかけるた
めに電磁ブレーキのステータ38に内蔵したコイ
ル47に電圧を印加すると磁束が発生しアーマチ
ユア39が磁力によつてステータ38の吸着面方
向に引張られ、板ばねS3がたわんでアーマチユ
ア39はステータ38のライニング45に密接し
出力側に制動がかかる。なお電磁ブレーキへの通
電と同時に電磁クラツチは消電する。
アーマチユア29がロータ27側に磁気吸引さ
れると空隙G1は消減してアーマチユア29はロ
ータ27に密着するが、このときアーマチユア2
9とロータ27の前面に接着してあるライニング
28に摩耗がなければ磁気力によつてアーマチユ
ア29のみが軸方向に移動するだけでCアーマチ
ユア取付板30はアーマチユア29と連動してロ
ータ27の方向には変位しない。もしアーマチユ
ア29とロータ27との間に摩耗が生じていれば
両者の空隙はG1+(摩耗量)となり最初に設定
した空隙G1より大きくなる。従つて該状態でア
ーマチユア29がロータ27に磁気吸引されると
アーマチユア29の段付き穴34の大径部の底面
は段付きボルト31の鍔部31aの背面に当接し
段付きボルト31をロータ27とアーマチユア2
9との摩耗量分だけロータ27の方向に押し出
す。段付きボルト31がロータ27方向に摩耗量
分押し出されると段付きボルト31は板ばねS1
を介してCアーマチユア取付板30と一体になつ
ているのでCアーマチユア取付板30は摩擦部材
32の摩擦力に抗して段付きボルト31と連動し
て摩耗量分だけロータ27方向に板ばねS2の軸
方向のたわみによつて中間ハブ35に対して移動
する。ステータ23のコイルの励磁を解除し、ア
ーマチユア29が板ばねS1の弾性によつてCア
ーマチユア取付板30側に復帰しても板ばねS2
の引張力よりも摩擦部材32の内周面で発する摩
擦力の方が大きいのでCアーマチユア取付板30
は中間ハブ35側に引戻されずにその位置に停止
する。従つてアーマチユア29の復帰位置はロー
タ27との間に最初に設定した空隙G1を保つた
位置になる。入力側の回転力はロータ27を伝わ
りアーマチユア29を通り板ばねS1、Cアーマ
チユア取付板30、板ばねS2、中間ハブ35に
伝わり出力軸へと伝わるので摩擦部材33には回
転方向の力は作用しないので中間ハブ35とCア
ーマチユアとの間にバツクラツシユがなくなり、
案内孔32に沿つたCアーマチユア取付板30の
軸線方向の移動は確実に且つ円滑になる。また電
磁ブレーキ側においてもステータ28、Bアーマ
チユア取付板40、中間ハブ35、板ばねS3,
S4段付きボルト41摩擦部材43等は前記クラ
ツチの構成と同じで作用動作も同じである。
れると空隙G1は消減してアーマチユア29はロ
ータ27に密着するが、このときアーマチユア2
9とロータ27の前面に接着してあるライニング
28に摩耗がなければ磁気力によつてアーマチユ
ア29のみが軸方向に移動するだけでCアーマチ
ユア取付板30はアーマチユア29と連動してロ
ータ27の方向には変位しない。もしアーマチユ
ア29とロータ27との間に摩耗が生じていれば
両者の空隙はG1+(摩耗量)となり最初に設定
した空隙G1より大きくなる。従つて該状態でア
ーマチユア29がロータ27に磁気吸引されると
アーマチユア29の段付き穴34の大径部の底面
は段付きボルト31の鍔部31aの背面に当接し
段付きボルト31をロータ27とアーマチユア2
9との摩耗量分だけロータ27の方向に押し出
す。段付きボルト31がロータ27方向に摩耗量
分押し出されると段付きボルト31は板ばねS1
を介してCアーマチユア取付板30と一体になつ
ているのでCアーマチユア取付板30は摩擦部材
32の摩擦力に抗して段付きボルト31と連動し
て摩耗量分だけロータ27方向に板ばねS2の軸
方向のたわみによつて中間ハブ35に対して移動
する。ステータ23のコイルの励磁を解除し、ア
ーマチユア29が板ばねS1の弾性によつてCア
ーマチユア取付板30側に復帰しても板ばねS2
の引張力よりも摩擦部材32の内周面で発する摩
擦力の方が大きいのでCアーマチユア取付板30
は中間ハブ35側に引戻されずにその位置に停止
する。従つてアーマチユア29の復帰位置はロー
タ27との間に最初に設定した空隙G1を保つた
位置になる。入力側の回転力はロータ27を伝わ
りアーマチユア29を通り板ばねS1、Cアーマ
チユア取付板30、板ばねS2、中間ハブ35に
伝わり出力軸へと伝わるので摩擦部材33には回
転方向の力は作用しないので中間ハブ35とCア
ーマチユアとの間にバツクラツシユがなくなり、
案内孔32に沿つたCアーマチユア取付板30の
軸線方向の移動は確実に且つ円滑になる。また電
磁ブレーキ側においてもステータ28、Bアーマ
チユア取付板40、中間ハブ35、板ばねS3,
S4段付きボルト41摩擦部材43等は前記クラ
ツチの構成と同じで作用動作も同じである。
本考案は上述の如く、構成したのでアーマチユ
アとロータ及びステータに接着してあるライニン
グとの間の摩耗を自動的に補正し、両者間の隙間
を常に一定に保持することができ磁気吸引に際
し、吸引力を一定に保持でき構造が簡単でありな
がら動作が確実である等の効果が存ずる。
アとロータ及びステータに接着してあるライニン
グとの間の摩耗を自動的に補正し、両者間の隙間
を常に一定に保持することができ磁気吸引に際
し、吸引力を一定に保持でき構造が簡単でありな
がら動作が確実である等の効果が存ずる。
第1図は従来技術を示す一部を切り欠いた外観
図、第2図は断面図、第3図は断面図である。 22,37……軸受カバー、23,38……ス
テータ、27……ロータ、29,39……アーマ
チユア、30,40……アーマチユア取付板、3
5……中間ハブ、34,44……段付き穴、33
……摩擦部材、31,41……ボルト。
図、第2図は断面図、第3図は断面図である。 22,37……軸受カバー、23,38……ス
テータ、27……ロータ、29,39……アーマ
チユア、30,40……アーマチユア取付板、3
5……中間ハブ、34,44……段付き穴、33
……摩擦部材、31,41……ボルト。
Claims (1)
- スタータ20,47を備えた一対の軸受カバー
22,37に入力軸26と出力軸36を回転自在
に略同軸上に支承し、入力軸26にロータ27を
固定し、出力軸36に中間ハブ35を固定した装
置において、前記ロータ27の前面に所要の隙間
G1を存してクラツチ用アーマチユア29を臨ま
せ、該アーマチユア29を第1の板ばねによつて
クラツチ用アーマチユア取付板30に連結し、該
アーマチユア取付板30を第2の板ばねを介して
前記中間ハブ35に連結し、前記クラツチ用アー
マチユア取付板30と前記クラツチ用アーマチユ
ア29の両者のうちのいづれか一方の適所に第1
のボルト31を固定し、前記両者の中の他方に該
ボルト31と同軸上となるように、第1の段付き
穴34を設け、該段付き穴34に前記ボルト31
を移動自在に配置し、前記ボルト31の頭部31
aの背面をこれと対面する前記段付き穴34の大
径部の底面に対して前記隙間G1に相当する隙間
h1を存して対向せしめ、前記中間ハブ35のそ
の回転中心から離反した適所に第1の摩擦部材3
3を突設し、前記クラツチ用アーマチユア取付板
30に軸方向に第1の案内孔32を設け、該案内
孔32に前記第1の摩擦部材33をスライド自在
に圧入配置し、該摩擦部材33と前記第1の案内
孔32との間に前記第1、第2の板ばねの弾力よ
りも大きな摩擦力を付与する一方、前記ブレーキ
用ステータ38の前面に所要の隙間G2を存して
ブレーキ用アーマチユア39を臨ませ、該アーマ
チユア39を第3の板ばねによつてブレーキ用ア
ーマチユア取付板40に連結し、該ブレーキ用ア
ーマチユア取付板40を第4の板ばねを介して中
間ハブ35に連結し、前記ブレーキ用アーマチユ
ア取付板40と前記ブレーキ用アーマチユア39
の両者のいづれか一方の適所に第2のボルト41
を固定し、該両者のうちの他方に前記第2のボル
ト41と同軸上となるように第2の段付き穴44
を設け、該段付き穴44に前記第2のボルト41
を移動自在に配置し、前記第2のボルト41の頭
部の背面をこれと対面する前記第2の段付き穴4
4の大径部の底面に対して前記隙間G2に相当す
る隙間h2を存して対向せしめ、前記中間ハブ3
5のその回転中心から離反した適所に第2の摩擦
部材43を突設し、前記ブレーキ用アーマチユア
取付板40に軸方向に第2の案内孔42を形成
し、該案内孔42に前記第2の摩擦部材43をス
ライド自在に圧入し該第2の摩擦部材43と前記
第2の案内孔42とのスライド部に、前記第3と
第4の板ばねの弾力の大きさよりも大きな摩擦力
を付与したことを特徴とする電磁クラツチ・ブレ
ーキユニツトの隙間自動調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8369683U JPS59188333U (ja) | 1983-06-01 | 1983-06-01 | 電磁クラツチ・ブレ−キユニツトの隙間自動調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8369683U JPS59188333U (ja) | 1983-06-01 | 1983-06-01 | 電磁クラツチ・ブレ−キユニツトの隙間自動調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59188333U JPS59188333U (ja) | 1984-12-13 |
JPH0126907Y2 true JPH0126907Y2 (ja) | 1989-08-11 |
Family
ID=30213655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8369683U Granted JPS59188333U (ja) | 1983-06-01 | 1983-06-01 | 電磁クラツチ・ブレ−キユニツトの隙間自動調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59188333U (ja) |
-
1983
- 1983-06-01 JP JP8369683U patent/JPS59188333U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59188333U (ja) | 1984-12-13 |
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