JPH0625720Y2 - 電磁クラツチのアーマチユア組立体 - Google Patents

電磁クラツチのアーマチユア組立体

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JPH0625720Y2
JPH0625720Y2 JP6447488U JP6447488U JPH0625720Y2 JP H0625720 Y2 JPH0625720 Y2 JP H0625720Y2 JP 6447488 U JP6447488 U JP 6447488U JP 6447488 U JP6447488 U JP 6447488U JP H0625720 Y2 JPH0625720 Y2 JP H0625720Y2
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JP
Japan
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armature
electromagnetic clutch
leaf spring
hub
armatures
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Application number
JP6447488U
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JPH01168028U (ja
Inventor
隆 木村
Original Assignee
小倉クラツチ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ダブルフラックス方式の電磁クラッチに適用
して好適な電磁クラッチのアーマチュア組立体に関す
る。
〔従来の技術〕
一般に、電磁クラッチとしては種々色々なものが知られ
ており、この中には連結後の吸着力が大きくなる利点を
もつダブルフックス方式の電磁クラッチが広く採用され
ている。
従来、この種電磁クラッチのアーマチュア組立体は、実
公昭48-15647号公報に開示され、第3図に示すように構
成されている。これを同図に基づいて概略説明すると、
同図において、符号1で示すものは被動軸2上にキー等
によって固定されたハブ、3および4はこのハブ1と同
一の軸線上に設けられ各々が互いに略矩形状の板ばね5
によって連結された内外2つの環状のアーマチュアであ
る。また、6は前記ハブ1に前記板ばね5を介して固定
されアーマチュア動作停止用のストッパ7,8を有する
連結板である。
このように構成されたアーマチュア組立体においては、
コイル(図示せず)に通電すると、ロータ(図示せず)
に両アーマチュア3,4が吸着してロータ(図示せず)
の回転力が両アーマチュア3.4,板ばね5,ハブ1を
経て被動軸2に伝達される。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、この種の電磁クラッチのアーマチュア組立体
においては、略矩形状の板ばね5によって内外2つの環
状アーマチュア3,4を連結してなるものであるため、
ハブ1における固定点および内外アーマチュア3,4に
おける連結点を各々a〜cとすると、固定点aと連結点
c間の距離が固定点aと連結点b間の距離よりも長くな
り、板ばね5の剛性が内側のアーマチュア3に対して高
く,外側のアーマチュア4に対しては低く作用してい
た。この結果、連結時に両アーマチュア3,4をロータ
(図示せず)に同時に磁気吸着させることができず、不
快音が発生するという不都合があった。また、剛性が高
くなることから、板ばね5の撓みを十分に得ることがで
きず、板ばね5が破損するという不都合もあった。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、連結
時における不快音の発生および板ばねの破損を防止する
ことができる電磁クラッチのアーマチュア組立体を提供
するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る電磁クラッチのアーマチュア組立体は、ハ
ブに同心状に配設され各々が互いに大小異なる口径をも
つ内外2つの環状のアーマチュアと、これら両アーマチ
ュアのうち外側のアーマチュアおよびハブに固定された
環状の板ばねとを備え、この板ばねに中心方向に向かっ
て延在する舌片を設け、この舌片を内側のアーマチュア
に固定したものである。
〔作用〕
本考案においては、連結時に板ばねの剛性が内側のアー
マチュアと外側のアーマチュアに略同一の強度で作用す
る。
〔実施例〕
以下、本考案の構成等を図に示す実施例によって詳細に
説明する。
第1図および第2図は本考案に係る電磁クラッチのアー
マチュア組立体の使用例を示す正面図と断面図である。
同図において、符号11で示すものは外部に露呈するノー
ズ部11aを有するハウジングで、内部には出力回転部材
としての被動軸12が回転自在に設けられている。13はベ
ルト張架用のV字溝13aを有する筒状のロータで、前記
ハウジング11のノーズ部11aに軸受14を介して回転自在
に設けられている。このロータ13の一側端面には軸線方
向に開口する環状溝15が形成されており、この環状溝15
の溝底15aには磁束迂回用の長孔16が設けられている。1
7はコイル18を内蔵するフィールドコアで、一部が前記
環状溝15内に臨み前記ハウジング11に取付板19を介して
固定されている。20は略三角形状のフランジ20aを有す
る円筒状のハブで、前記被動軸12にボルト21によってシ
ム22,当て板23を介して固定されている。このハブ20の
フランジ20aには後述する内外2つのアーマチュアのう
ち内側アーマチュアに当接するストッパ24が設けられて
いる。25および26は各々が互いに大小異なる口径をもつ
内外2つの環状のアーマチュアで、前記ハブ20に同心状
に配設され、かつ前記ロータ13に所定の間隔をもって保
持されている。27は環状の板ばねで、前記両アーマチュ
ア25,26のうち外側のアーマチュア26および前記ハブ20
に固定されている。この板ばね27には、前記外側のアー
マチュア26の連結部から前記被動軸12の中心方向に向か
って延在する舌片28が一体に設けられている。そして、
この舌片28の先端部には、前記アーマチュア26を連結す
る連結部28aが設けられている。なお、前記ストッパ24
は連結時に前記板ばね27に対して初期張力を付与するも
のとする。
このように構成されたアーマチュア組立体においては、
連結時に板ばね27の剛性が内側のアーマチュア25と外側
のアーマチュア26に略同一の強度で作用することにな
る。
したがって、本考案においては、連結時に両アーマチュ
ア25,26をロータ13に同時に磁気吸着させることができ
ると共に、板ばね27の撓み量を十分に得ることができ
る。
また、本考案においては、ストッパ24が内側のアーマチ
ュア25のみに当接するものであるため、ハブ20のフラン
ジ20aの小型化および軽量化を図ることができる。
なお、本考案におけるハブ20のフランジ形状は前述した
実施例に限定されず、例えば円板形状としてもよく、そ
の形状は適宜変更することが自由である。
また、本実施例においては、ダブルフラックス方式の電
磁クラッチに適用する例を示したが、本考案は内側のア
ーマチュアを追加した構造をもつトリプルフラックス方
式の電磁クラッチにも適用可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、ハブに同心状に配
設され各々が互いに大小異なる口径をもつ内外2つの環
状のアーマチュアと、これら両アーマチュアのうち外側
のアーマチュアおよびハブに固定された環状の板ばねと
を備え、この板ばねに中心方向に向かって延在する舌片
を設け、この舌片を内側のアーマチュアに固定したの
で、連結時に板ばねの剛性が両アーマチュアに略同一の
強度で作用する。したがって、連結時に内外両アーマチ
ュアをロータに同時に磁気吸着させることができるか
ら、起動,停止時における不快音の発生を防止すること
ができる。また、連結時には板ばねの撓み量を十分に得
ることができるから、板ばねの破損を防止することがで
きる。さらに、内外両アーマチュア間の径方向の環状間
隙を大きい寸法に設定することができるから、磁束を効
率よく電磁クラッチのロータ側に迂回させることができ
るといった利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案に係る電磁クラッチのアー
マチュア組立体の使用例を示す正面図と断面図、第3図
は従来の電磁クラッチのアーマチュア組立体を示す正面
図である。 20……ハブ、25……内側のアーマチュア、26……外側の
アーマチュア、27……板ばね、28……舌片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハブに同心状に配設され各々が互いに大小
    異なる口径をもつ内外2つの環状のアーマチュアと、こ
    れら両アーマチュアのうち外側のアーマチュアおよび前
    記ハブに固定された環状の板ばねとを備え、この板ばね
    に中心方向に向かって延在する舌片を設け、この舌片を
    前記内側のアーマチュアに固定したことを特徴とする電
    磁クラッチのアーマチュア組立体。
JP6447488U 1988-05-18 1988-05-18 電磁クラツチのアーマチユア組立体 Expired - Lifetime JPH0625720Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH01168028U JPH01168028U (ja) 1989-11-27
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