JPH018741Y2 - - Google Patents

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JPH018741Y2
JPH018741Y2 JP586788U JP586788U JPH018741Y2 JP H018741 Y2 JPH018741 Y2 JP H018741Y2 JP 586788 U JP586788 U JP 586788U JP 586788 U JP586788 U JP 586788U JP H018741 Y2 JPH018741 Y2 JP H018741Y2
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armature
rotating shaft
stopper plate
fixed
hub
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JP586788U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、アーマチユアハブのフランジ部に板
ばねを介してアーマチユアを同心支持し、アーマ
チユアハブのフランジ部外側を、アーマチユアの
内側に形成された段部に当接させることにより、
板ばねの初期撓みを得た電磁連結装置に関する。
〔従来技術の説明〕
この種の電磁連結装置としては、実公昭56−
55454号公報で説明される「電磁クラツチ」が代
表的であり、回転軸にキー嵌合されこの回転軸先
端に螺合されたナツトにより抜け止めされること
により軸装されたアーマチユアハブのフランジ部
に、このフランジ部に基部をリベツトで固着され
た板ばねの先端部を背面に固着したアーマチユア
が支持されており、このアーマチユアの内側に形
成された段部にアーマチユアハブのフランジ部外
側が当接する構造として、板ばねの初期撓みを得
ている。そして、電磁コイルへの電圧印加により
発生した磁束の磁気吸引力によつて、アーマチユ
アをロータに磁気吸着するとともに、この励磁状
態から電磁コイルへの電圧印加を停止した無励磁
状態においては、アーマチユアを板ばねの復帰力
によつてロータから迅速に離間する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
一般にアーマチユアハブは、機械的強度や経済
性を考慮し、軟鋼等の磁性材製とすることが多
く、例えば、特開昭51−14562号公報で説明され
ているような磁束の漏洩防止手段として、アーマ
チユアハブを非磁性材製とすることは、経済性の
面から適用できず、また、同公報中で説明されて
いるように、アーマチユアハブのフランジ部を別
体で構成し、そのフランジ部を非磁性材製とする
ことが提案されているが、アーマチユアハブを2
部材として構成すると、これら部材を一体に固着
するための製造工程を必要として、安価な電磁連
結装置を提供できないという問題点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、漏洩磁束を防止した安価な電磁連結
装置を提供することを目的として、回転軸と、こ
の回転軸に同心固着されたアーマチユアハブと、
このアーマチユアハブのフランジ部に非磁性材製
のストツパプレートを介して基部が固着された板
ばねと、この板ばねの先端部が背面に固着される
とともに、前記アーマチユアハブのフランジ部外
周面に対して半径方向環状の隙間を介して前記ア
ーマチユアハブに同心配置された環板状アーマチ
ユアとを備え、前記ストツパプレートの外側を前
記アーマチユアの内側に形成された段部に当接さ
せるとともに、前記ストツパプレートの内側を前
記アーマチユアハブの前記回転軸の軸孔より小径
とすることにより、前記ストツパプレートの内側
を前記回転軸に固定した点を特徴とする。
〔作用〕
このように構成した電磁連結装置は、無励磁状
態においてアーマチユアは板ばねの復帰力にて後
退させられ、この後退位置は、アーマチユアの段
部がストツパプレート外側に当接することにより
決められる。そして、この状態において、板ばね
には初期撓み力が与えられている。
〔実施例〕
ついで、この考案の装置を実施例により図面を
参照しながら説明する。
第1図にはこの考案の装置の実施例を縦断側面
図で示してある。図面に示したように、この実施
例は、電磁クラツチの一例であつて、例えば、カ
ークーラ用コンプレツサの入力回転軸1にスプラ
イン嵌合する出力回転部材としてのアーマチユア
ハブ2を有し、このアーマチユアハブ2は小径ボ
ス部2Aと大径ボス部2Bとフランジ部2Cとか
らなる。
前記アーマチユアハブ2にはストツパプレート
3を重合固着してある。
ストツパプレート3は非磁性材例えばステンレ
ス鋼製で形成し、アーマチユアハブ2の大径ボス
部2Bの内側に密に嵌合するボス部3Aと、アー
マチユアハブ2のフランジ部2Cよりも大径で、
このフランジ部2Cに重合当接させるフランジ部
3Bと、前記ボス部3Aの端部に形成した内向き
のフランジ部3Cとからなり、このフランジ部3
Cは前記入力回転軸1の端面に開口させた螺孔4
に螺合するボルト5の締付けによつて入力回転軸
1に固定とする一方、フランジ部3Bはアーマチ
ユアハブ2のフランジ部2Cに対して板ばね6と
ともにリベツト7により一体に固着してある。
板ばね6は基部を前記リベツト7によりアーマ
チユアハブ2及びストツパプレート3に固着する
一方、先端部を別のリベツト8により環板状のア
ーマチユア9の背面に固着し、このアーマチユア
を弾撥的に支持している。
一方、前記入力回転軸1を中心位置に同心配置
しているコンプレツサケーシング10のボス部1
0Aにはベアリング11を介して入力回転部材と
してのロータ12を空転自在に支持してある。
ロータ12は背側に開放とした環状溝13を有
し、エンジンのクランクプーリ(図示しない)と
ベルト掛けされ、エンジン駆動中、常時回転を継
続しているものとする。
前記環状溝13内には環状のフイールドコア1
4を臨ませてある。
フイールドコア14は取付板15を介してコン
プレツサケーシング10の端部に固着してあり、
電磁コイル16を内蔵する。
前記ロータ12への磁気吸着を自在としたアー
マチユア9は、無励磁状態において板ばね6によ
りロータ12から離れる方向に引かれており、内
側に形成された段部9Aの背面がストツパプレー
ト3に当接してロータ12との間に所定の隙間g
を保つている。
なお、アーマチユア9には同心環状配置で、か
つ、円周方向に継続の配置とした磁束迂回用弧状
孔17A,17Bを、また、ロータ12には、前
記弧状孔17Aと17Bに合致しない同心環状配
置で、かつ、円周方向に継続の配置とした磁束迂
回用弧状孔18A,18B,18Cをそれぞれ設
けてある。
前記の構成としたこの考案の装置の作用を前記
実施例の装置により説明すると、電磁コイル16
への電圧印加によつて発生した磁束はフイールド
コア14からロータ12に通り、さらに、磁束迂
回用弧状孔18A,18B,18C、アーマチユ
ア9の磁束迂回用弧状孔17A,17Bが存在す
るために、これら弧状孔群間を蛇行するようにし
てロータ12からアーマチユア9に通つてアーマ
チユア9を励磁する。
励磁されたアーマチユア9はロータ12に磁気
吸着され、常時回転しているロータ12からアー
マチユア9、板ばね6、ストツパプレート3及び
アーマチユアハブ2を経て入力回転軸1にトルク
が伝達される。
ところで、アーマチユア9は、励磁されると段
部9Aの背面がストツパプレート3に対して前記
隙間gと同一の隙間を介して対向するが、ストツ
パプレート3を非磁性材製としたのでこのストツ
パプレート3には磁束が通らないため、磁束はア
ーマチユアハブ2に漏洩することなくアーマチユ
ア9に通り、効果的な磁気吸引が可能となる。
また、この実施例ではストツパプレート3のア
ーマチユア9が当接する部分を可撓または弾性に
富む合成樹脂製とすることによつて、アーマチユ
ア9に対し緩衝力をもつものとすることができ
る。
〔効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案では、
漏洩磁束を防止した電磁連結装置を、非磁性材製
のストツパプレートによつて得たものであり、ス
トツパプレートをアーマチユアハブに、板ばねの
基部とともにリベツトで固着したので、別途固着
手段を設ける必要がない。また、ストツパプレー
トの内側をアーマチユアハブの軸孔より小径とし
てこの内側を回転軸に固定することにより、アー
マチユアハブを回転軸から抜け止め固定したの
で、アーマチユアハブに回転軸先端が突当てられ
る内向きのフランジ部を形成する必要がなく、こ
のアーマチユアハブの形状が簡素化されるなど、
この種装置としては安価に提供できるなどの優れ
た利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の装置の実施例を示す縦断側
面図である。図面において、 1……入力回転軸、2……アーマチユアハブ、
2C……フランジ部、3……ストツパプレート、
3B……フランジ部、6……板ばね、9……アー
マチユア、12……ロータ、14……フイールド
コア、16……電磁コイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸1と、この回転軸1に同心固着されたア
    ーマチユアハブ2と、このアーマチユアハブ2の
    フランジ部2Cに非磁性材製のストツパプレート
    3を介して基部が固着された板ばね6と、この板
    ばね6の先端部が背面に固着されるとともに、前
    記アーマチユアハブ2のフランジ部2C外周面に
    対して半径方向環状の隙間を介して前記アーマチ
    ユアハブ2に同心配置された環板状アーマチユア
    9とを備え、前記ストツパプレート3の外側を前
    記アーマチユア9の内側に形成された段部9Aに
    当接させるとともに、前記ストツパプレート3の
    内側を前記アーマチユアハブ2の前記回転軸1の
    軸孔より小径とすることにより、前記ストツパプ
    レート3の内側を前記回転軸1に固定したことを
    特徴とする電磁連結装置。
JP586788U 1988-01-22 1988-01-22 Expired JPH018741Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP586788U JPH018741Y2 (ja) 1988-01-22 1988-01-22

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP586788U JPH018741Y2 (ja) 1988-01-22 1988-01-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63132128U JPS63132128U (ja) 1988-08-30
JPH018741Y2 true JPH018741Y2 (ja) 1989-03-09

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ID=30787853

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JP586788U Expired JPH018741Y2 (ja) 1988-01-22 1988-01-22

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JPS63132128U (ja) 1988-08-30

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