JP2562575Y2 - 電磁式クラッチ又はブレーキ - Google Patents
電磁式クラッチ又はブレーキInfo
- Publication number
- JP2562575Y2 JP2562575Y2 JP1991003121U JP312191U JP2562575Y2 JP 2562575 Y2 JP2562575 Y2 JP 2562575Y2 JP 1991003121 U JP1991003121 U JP 1991003121U JP 312191 U JP312191 U JP 312191U JP 2562575 Y2 JP2562575 Y2 JP 2562575Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brake
- rotor
- electromagnetic clutch
- output shaft
- magnetic pole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Braking Arrangements (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電磁チャック等に使用さ
れる電磁式クラッチ又はブレーキの改良に関する。
れる電磁式クラッチ又はブレーキの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁式クラッチは、半体縦断正面
図の図3に示すように、ブラケット1、ハウジング2、
プーリ3、入力軸4、出力軸5、ロータ6、永久磁石
7、電磁石8、コイル9、アーマチュア10、ベアリン
グ11,12、フェーシング13,14,15、キー1
6,17,18、スプラインハブ19により構成されて
いて、通常は永久磁石7の磁力によりアーマチュア10
はロータ6に吸引され入力軸4のトルクはスプラインハ
ブ19を介して出力軸5へ伝達されるが、コイル9に通
電されるとアーマチュア10は電磁石8に吸引され入力
軸4のトルクは出力軸5へ伝達されない。
図の図3に示すように、ブラケット1、ハウジング2、
プーリ3、入力軸4、出力軸5、ロータ6、永久磁石
7、電磁石8、コイル9、アーマチュア10、ベアリン
グ11,12、フェーシング13,14,15、キー1
6,17,18、スプラインハブ19により構成されて
いて、通常は永久磁石7の磁力によりアーマチュア10
はロータ6に吸引され入力軸4のトルクはスプラインハ
ブ19を介して出力軸5へ伝達されるが、コイル9に通
電されるとアーマチュア10は電磁石8に吸引され入力
軸4のトルクは出力軸5へ伝達されない。
【0003】以上は電磁式クラッチについて説明した
が、電磁式ブレーキは出力軸5を固定して回転しないよ
うにしたものと考えれば全く同様である。
が、電磁式ブレーキは出力軸5を固定して回転しないよ
うにしたものと考えれば全く同様である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】図3に示されるような
従来の電磁式クラッチ又はブレーキにおいては、個々の
永久磁石7の磁力にバラツキがあることは避けられない
ので、その吸着力を一定にして製品間の伝達トルクにバ
ラツキがないようにするためには、ロータ6の磁極部分
の磁極端面6aとアーマチュア10とのギャップg1を
増減する必要がある。このためにギャップg1を増大し
ようとするときはロータ6の磁極端面6aを、減少しよ
うとするときはロータ6の永久磁石取付面6bをそれぞ
れ機械加工しなければならない煩わしさを伴う。
従来の電磁式クラッチ又はブレーキにおいては、個々の
永久磁石7の磁力にバラツキがあることは避けられない
ので、その吸着力を一定にして製品間の伝達トルクにバ
ラツキがないようにするためには、ロータ6の磁極部分
の磁極端面6aとアーマチュア10とのギャップg1を
増減する必要がある。このためにギャップg1を増大し
ようとするときはロータ6の磁極端面6aを、減少しよ
うとするときはロータ6の永久磁石取付面6bをそれぞ
れ機械加工しなければならない煩わしさを伴う。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案ではロータの磁極
部分をロータ本体にねじ又はスプラインによって結合
し、その磁極部分を電磁式クラッチ又はブレーキの軸線
方向に移動してギャップg1を増減できるようにして上
記課題を解決する。
部分をロータ本体にねじ又はスプラインによって結合
し、その磁極部分を電磁式クラッチ又はブレーキの軸線
方向に移動してギャップg1を増減できるようにして上
記課題を解決する。
【0006】
【作用】磁極部分を電磁式クラッチ又はブレーキの軸線
方向に移動してギャップg1が増大するとアーマチュア
に対する吸引力は弱くなり、ギャップg1が減少すると
吸引力は強くなって、入力軸から出力軸への伝達トルク
が加減され、従って永久磁石の磁力のバラツキによる吸
引力のムラを調整して一定の伝達トルクを得ることがで
きる。
方向に移動してギャップg1が増大するとアーマチュア
に対する吸引力は弱くなり、ギャップg1が減少すると
吸引力は強くなって、入力軸から出力軸への伝達トルク
が加減され、従って永久磁石の磁力のバラツキによる吸
引力のムラを調整して一定の伝達トルクを得ることがで
きる。
【0007】
【実施例】以下本考案による電磁式クラッチ又はブレー
キの実施例について図1及び図2を参照して説明する。
図1は第1実施例を、図2は第2実施例を示す。図1に
示す第1実施例のものについては、形状、寸法が図3に
示すロータ6と同様なロータ26はロータ本体26aと
磁極部分26bとから成り、環状の磁極部分26bの内
径にねじを切ってロータ本体26aとねじ結合とし、止
めねじ27によって結合位置を固定するようになってい
る。上記以外は総て図3と同様であるため、図1におい
て従来のものと同じ作用の部品は図3と同じ符号を付し
て示している。
キの実施例について図1及び図2を参照して説明する。
図1は第1実施例を、図2は第2実施例を示す。図1に
示す第1実施例のものについては、形状、寸法が図3に
示すロータ6と同様なロータ26はロータ本体26aと
磁極部分26bとから成り、環状の磁極部分26bの内
径にねじを切ってロータ本体26aとねじ結合とし、止
めねじ27によって結合位置を固定するようになってい
る。上記以外は総て図3と同様であるため、図1におい
て従来のものと同じ作用の部品は図3と同じ符号を付し
て示している。
【0008】図2に示す第2実施例のものについては、
寸法、形状が図3に示すロータ6と同様なロータ36は
ロータ本体36aと磁極部分36bとから成り、環状の
磁極部分36bとロータ本体26aとがスプライン結合
になっているのが点が図1と異なるもので、それ以外は
図1と同様の構成である。
寸法、形状が図3に示すロータ6と同様なロータ36は
ロータ本体36aと磁極部分36bとから成り、環状の
磁極部分36bとロータ本体26aとがスプライン結合
になっているのが点が図1と異なるもので、それ以外は
図1と同様の構成である。
【0009】尚、以上はブレーキ側に電磁石、ロータ側
に永久磁石が配置された電磁式クラッチ又はブレーキに
ついて述べたが、逆にブレーキ側に永久磁石、ロータ側
に電磁石が配置されたコイル回転形についても同様であ
ることは論ずる迄もない。
に永久磁石が配置された電磁式クラッチ又はブレーキに
ついて述べたが、逆にブレーキ側に永久磁石、ロータ側
に電磁石が配置されたコイル回転形についても同様であ
ることは論ずる迄もない。
【0010】
【考案の効果】本考案による電磁式クラッチ又はブレー
キは、上述のように構成されているので、アーマチュア
とロータ磁極端部とのギャップが極めて容易に調整で
き、多大な機械加工及び分解組立の工数を省くことがで
きるので、コスト低減となる。
キは、上述のように構成されているので、アーマチュア
とロータ磁極端部とのギャップが極めて容易に調整で
き、多大な機械加工及び分解組立の工数を省くことがで
きるので、コスト低減となる。
【図1】本考案による電磁式クラッチ又はブレーキの第
1実施例の半体縦断正面図である。
1実施例の半体縦断正面図である。
【図2】本考案による電磁式クラッチ又はブレーキの第
2実施例の半体縦断正面図である。
2実施例の半体縦断正面図である。
【図3】従来の電磁式クラッチ又はブレーキの半体縦断
正面図である。
正面図である。
4 入力軸 5 出力軸 7 永久磁石 8 電磁石 10 アーマチュア 19 スプラインハブ 26 ロータ 26a ロータ本体 26b 磁極部分 36 ロータ 36a ロータ本体 36b 磁極部分
Claims (1)
- 【請求項1】 入力軸と、出力軸と、前記出力軸側に配
置された電磁石と、前記出力軸に固定されたスプライン
ハブに前記電磁石と所定のギャップを隔てて摺動可能に
取り付けられたアーマチュアと、保持する永久磁石によ
る磁極部分の磁極端面が前記アーマチュアと所定のギャ
ップを隔てて前記入力軸に固定されたロータとを有する
電磁式クラッチ又はブレーキにおいて、前記ロータの前
記磁極部分はロータ本体にねじ又はスプラインによって
結合されていることを特徴とする電磁式クラッチ又はブ
レーキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991003121U JP2562575Y2 (ja) | 1991-01-09 | 1991-01-09 | 電磁式クラッチ又はブレーキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991003121U JP2562575Y2 (ja) | 1991-01-09 | 1991-01-09 | 電磁式クラッチ又はブレーキ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0493529U JPH0493529U (ja) | 1992-08-13 |
JP2562575Y2 true JP2562575Y2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=31731765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991003121U Expired - Lifetime JP2562575Y2 (ja) | 1991-01-09 | 1991-01-09 | 電磁式クラッチ又はブレーキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2562575Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009138798A (ja) * | 2007-12-04 | 2009-06-25 | Jtekt Corp | 電磁クラッチ及び駆動力伝達装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4865939U (ja) * | 1971-11-27 | 1973-08-21 | ||
JPS5663128A (en) * | 1979-10-24 | 1981-05-29 | Mitsubishi Electric Corp | Electromagnetic coupler |
JPS6479427A (en) * | 1987-09-17 | 1989-03-24 | Shinko Electric Co Ltd | Electromagnetic clutch or brake device |
-
1991
- 1991-01-09 JP JP1991003121U patent/JP2562575Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0493529U (ja) | 1992-08-13 |
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