JPS645133Y2 - - Google Patents

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JPS645133Y2
JPS645133Y2 JP3574584U JP3574584U JPS645133Y2 JP S645133 Y2 JPS645133 Y2 JP S645133Y2 JP 3574584 U JP3574584 U JP 3574584U JP 3574584 U JP3574584 U JP 3574584U JP S645133 Y2 JPS645133 Y2 JP S645133Y2
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JP
Japan
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armature
concentric annular
magnetically attracted
output pulley
annular piece
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JP3574584U
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JPS60147828U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、電磁クラツチ、電磁ブレーキまた
は電磁クラツチ・ブレーキ等、所謂、電磁連結装
置に使用するアーマチユアに関する。
従来、電磁連結装置用アーマチユアとして複数
の同心環状片に分割し、トルク伝達に際しての緩
衝作用を得ることができるようにしたアーマチユ
アが知られている(例えば、実公昭47−22293号
公報参照)。
前記従来のアーマチユアは、複数の同心環状片
をそれぞれ板ばねを介して、アーマチユア支持部
材であるハブに連結し、板ばねの特性の差異によ
り、各同心環状片の磁気吸着に時間差を生じさせ
て、トルク伝達に際しての緩衝を図つている。
しかし、各同心環状片が磁気吸着する部材には
同心環状片に臨む位置に断磁スリツトがあるた
め、第1段目の同心環状片が磁気吸着しても第2
段目の同心環状片が磁気吸着する部分において磁
束は極度に制約されてしまい、第2段目の同心環
状片が磁気吸着されることによつて完全な磁路が
形成されると、トルクは急上昇する。即ち1枚の
アーマチユアを使用したと同様であつて、実験の
結果を第1図のトルク特性線図で示せば、2片の
同心環状片に分割したアーマチユアの場合、2片
の同心環状片がともに磁気吸着した時点で急激に
トルクが上昇する。即ち、2片の同心環状片に分
割したにも拘らず、緩衝起動できない点に問題が
あつた。
この考案の目的は、前記問題を解消した電磁連
結装置用アーマチユアを提供することにあり、ア
ーマチユア支持部材に一体回転及び軸線方向可動
に支持された複数の同心環状片からなるアーマチ
ユアと、このアーマチユアに磁路を形成する電磁
コイルを収納したフイールドコアとを備え、前記
複数の同心環状片が前記電磁コイルの磁束により
段階的に磁気吸引される電磁連結装置用アーマチ
ユアにおいて、前記複数の同心環状片のうち第1
段目に磁気吸引される同心環状片に、磁気迂回用
孔を形成した点に特徴がある。
ついで、この考案のアーマチユアを実施例によ
り図面を参照しながら説明する。
第2図にはこの考案のアーマチユアの第1実施
例を正面図で示し、第3図には第1実施例のアー
マチユアの使用状態の一例を縦断側面図で示して
ある。図面に示したように、自動車の水冷エンジ
ンにおけるウオータポンプ等、必ず装着する機器
1の入力軸2にエンジンの出力の一部を伝達する
電磁クラツチの一例であつて、入力プーリ3と出
力プーリ4を同一軸線上に配置してある。
入力プーリ3はアーマチユアAを支持するアー
マチユア支持部材であり、アーマチユアAは2片
の同心環状片5A,5Bに分割してある。
出力プーリ4は前記アーマチユアAが磁気吸着
する回転部材であり、入力プーリ3にトルク伝達
用兼戻し用板ばね6を介して一体回動及び軸線方
向可動に支持してある前記アーマチユアAが磁気
吸着することによつてエンジンの出力の一部が伝
達され、図示しない機器、例えばカークーラ用コ
ンプレツサの入力軸にトルクを伝達する。
入力プーリ3と出力プーリ4は、前記機器1に
固定とする取付板7のボス部7Aに、それぞれベ
アリング8,9を介して空転自在に支持してあ
り、ボス部7Aを前記入力軸2と同心の配置とし
ておくことによつて、入力軸2と同心の配置とな
る。
さらに、前記入力プーリ3と出力プーリ4は、
取付板7のボス部7Aに嵌め合せたスペーサとし
てのカラー10とシム11によつてベアリング8
と9の取付間隔を保つ。
シム11はアーマチユアAの摩耗の進行に伴
い、間隙を調整する必要が生じたときに抜取る。
前記入力軸2には外側形状非円形(例えば六角
形)の駒12を嵌合固着してあり、この駒12に
は皿状接手13のボス部13Aを軸線方向に摺動
可能に嵌め合せてある。
接手13には円周方向3等角度分割位置にボス
13Bを形成し、これらボスにはボルト通孔14
を設けてある。
一方、入力プーリ3には前記接手13のボルト
通孔14に挿通するスタツドボルト15を固着し
てあり、ナツト16,16とワツシヤ17の使用
により接手13を結合できるようにしてある。
前記出力プーリ4には断磁スリツト18A,1
8B、18Cをそれぞれ同心環状の配列で所定数
箇所に設けてある。
一方、この考案のアーマチユアAの外側の同心
環状片5Aは前記断磁スリツト18Aに半径線方
向の幅の中央部分を臨ませてある。
また、内側の同心環状片5Bには半径線方向の
幅の中央部に同一円周上配置で所定数の磁束迂回
用孔としての磁束迂回用弧状孔19を設けてあ
る。
前記弧状孔19は前記出力プーリ4の断磁スリ
ツト18Bと18Cの間の部分に臨み、同心環状
片5Bの外周縁部分は断磁スリツト18Bの外側
部分に、また、内周縁部分は断磁スリツト18C
の内側部分においてそれぞれ出力プーリ4に臨
む。
前記出力プーリ4の背側に開口している環状溝
4A内には環状のフイールドコア20を挿入して
あり、フイールドコア20内には電磁コイル21
を収納してある。
フイールドコア20は前記取付板7に複数のビ
ス22により固定する取付板23を背面に固着し
てある。
なお、この考案のアーマチユアAは板ばね6の
作用で出力プーリ4から離れる方向に移動する習
性を与えられているが、入力プーリ3に固着した
平頭リベツト状のストツパ24により後退極限位
置が定められ、摩耗の発生によつて、出力プーリ
4との間隙gが増大したときには前記シム11を
抜取ることによつて間隙gを旧態に戻す構造と
し、さらに、ストツパ24を同心環状片5Aと5
Bに兼用のストツパとしてある。
前記の構成からなるこの考案のアーマチユアA
は、第1実施例の場合電磁コイル21への電圧印
加により発生した磁束が出力プーリ4の断磁スリ
ツト18A,18B,18Cと、同心環状片5B
の弧状孔19によりフイールドコア20、出力プ
ーリ4、同心環状片5A、出力プーリ4、同心環
状片5B、出力プーリ4、同心環状片5B、出力
プーリ4、フイールドコア20の経路で通る。
この場合、2度磁束が迂回して通ることになる
同心環状片5Bが第1段目に出力プーリ4に磁気
吸着し、僅かに遅れて同心環状片5Aが出力プー
リ4に磁気吸着する。
この間、第1段目に磁気吸着する同心環状片5
Bは出力プーリ4に磁気吸着するが、完全なトル
ク伝達を可能にする断面積を有しないので僅かな
滑りを生じるものの同心環状片5Aが磁気吸着す
るに至れば完全な結合状態が得られる。
このため、従来のアーマチユアのように始めに
磁気吸着する同心環状片がほとんどスリツプし
て、トルク伝達に寄与しないものと異り、この考
案のアーマチユアはトルクがゆるやかに立上るス
タートを可能にする。
第4図に示した第2実施例のアーマチユアBは
同心環状片5′A,5′Bのうち、外側の同心環状
片5′Aに磁束迂回用孔としての弧状孔19′を設
け、内側の同心環状片5′Bを狭幅で磁束迂回用
孔を設けない同心環状片とした点において第1実
施例のアーマチユアと異る。
第2実施例のアーマチユアBは外側の同心環状
片5′Aが先に出力プーリ4に磁気吸着し、内側
の同心環状片5′Bが遅れて磁気吸着することに
なる。
第5図にはこの考案のアーマチユアAを使用し
た電磁連結装置におけるトルク立上り状態の実験
結果をトルク特性線図で示してある。
以上の説明から明らかなように、この考案のア
ーマチユアは、ゆるやかなトルクの立上りで2部
材を無衝撃結合できる優れた利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のアーマチユアを使用した電磁連
結装置におけるトルク特性線図、第2図はこの考
案のアーマチユアの第1実施例を示す正面図、第
3図は第1実施例のアーマチユアの使用例を示す
縦断側面図、第4図は第2実施例を示す正面図、
第5図はこの考案の第1実施例のアーマチユアを
使用した電磁連結装置のトルク特性線図である。 図面において、A……この考案の第1実施例の
アーマチユア、B……この考案の第2実施例のア
ーマチユア、5A,5B,5′A,5′B……同心
環状片、19,19′……弧状孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アーマチユア支持部材に一体回転及び軸線方向
    可動に支持された複数の同心環状片からなるアー
    マチユアと、このアーマチユアに磁路を形成する
    電磁コイルを収納したフイールドコアとを備え、
    前記複数の同心環状片が前記電磁コイルの磁束に
    より段階的に磁気吸引される電磁連結装置用アー
    マチユアにおいて、前記複数の同心環状片のうち
    第1段目に磁気吸引される同心環状片に、磁気迂
    回用孔を形成したことを特徴とする電磁連結装置
    用アーマチユア。
JP3574584U 1984-03-13 1984-03-13 電磁連結装置用ア−マチユア Granted JPS60147828U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3574584U JPS60147828U (ja) 1984-03-13 1984-03-13 電磁連結装置用ア−マチユア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3574584U JPS60147828U (ja) 1984-03-13 1984-03-13 電磁連結装置用ア−マチユア

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60147828U JPS60147828U (ja) 1985-10-01
JPS645133Y2 true JPS645133Y2 (ja) 1989-02-09

Family

ID=30540302

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3574584U Granted JPS60147828U (ja) 1984-03-13 1984-03-13 電磁連結装置用ア−マチユア

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JPS60147828U (ja) 1985-10-01

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