JPH0613386Y2 - 電磁連結装置 - Google Patents

電磁連結装置

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JPH0613386Y2
JPH0613386Y2 JP13751387U JP13751387U JPH0613386Y2 JP H0613386 Y2 JPH0613386 Y2 JP H0613386Y2 JP 13751387 U JP13751387 U JP 13751387U JP 13751387 U JP13751387 U JP 13751387U JP H0613386 Y2 JPH0613386 Y2 JP H0613386Y2
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JP
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rotor
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fixing member
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JP13751387U
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JPS6443230U (ja
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清介 伏島
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Ogura Clutch Co Ltd
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Ogura Clutch Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は一方の面に駆動面を有し他方の面に制動面を有
するアーマチュアを備えモータに取付けられる電磁連結
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
この種のアーマチュアを備えた電磁連結装置は、電磁ク
ラッチと電磁ブレーキとを別々に設ける場合に生じるい
わゆるけんか現象を防止し、しかも小型化がはかれる利
点があることなどから広く使用されている。この種の電
磁連結装置としては、例えば実開昭51−112012
号公報に開示されたものがある。これはモータのブラケ
ットの前面に固定されたフィールドコアと、このフィー
ルドコアの前面を覆いモータ軸に軸装されたロータと、
これら部材を覆い従動軸を回転自在に支持する外箱とを
備え、この外箱に前記ロータに対向する摩擦面を設ける
と共に、摩擦面とロータとの間に、従動軸上に軸線方向
に移動自在に設けられたアーマチュアを臨ませたもので
あり、電磁コイルが無励磁状態のときは、圧縮コイルば
ねの弾撥力でアーマチュアを外箱に圧接させて従動軸の
制動を行い、電磁コイルが励磁状態のときは、アーマチ
ュアをロータに磁気吸着させて動力の伝達を行うように
構成されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、従来のこの種の電磁連結装置においては、ロー
タがモータ軸に軸装され、ブラケットに対して固定され
る外箱に摩擦面が形成されているために、電磁連結装置
をモータに取付けないと、ロータとアーマチュアとの間
隙調整が行えず、調整作業が煩雑になるという不具合が
あった。すなわち、外箱を取付けた後に間隙を測定し間
隙が設定値の範囲外にある場合は、外箱を取外して摩擦
面を研削したり、あるいはシム等の調整部材の厚さを変
えてロータの軸装位置を調整した後に、再び外箱を取付
ける作業が要求されるからである。その結果、電磁連結
装置のモータへの組付性もきわめて悪いものとなってい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はこのような事情に鑑みなされたもので、ロータ
とアーマチュアとの間隙調整が容易に行える電磁連結装
置を提供するものである。本考案に係る電磁連結装置
は、ロータを回転自在に支持するフィールドコアと、こ
のフィールドコアを保持しロータの摩擦面と軸線方向に
間隔をおいて対向する摩擦面を有しかつ従動軸をモータ
軸と同軸状に回転自在に支持する固定部材と、前記両摩
擦面間に臨むアーマチュアとを備え、前記固定部材をフ
ィールドコアに対して進退自在に設け、この固定部材を
固定する固定手段を設けると共に、固定部材のモータ側
端部にモータのいんろう部が嵌合されるいんろう部を設
けたものである。
〔作用〕
本考案においては、ロータおよび固定部材はそれぞれフ
ィールドコアに対して位置決めされるので、固定部材を
フィールドコアに対して進退させることによってロータ
とアーマチュアとの間隙が変化するようになる。
〔実施例〕
以下、その構成等を図に示す実施例により詳細に説明す
る。図は本考案に係る電磁連結装置を示す半断面図で、
同図において符号Aで示すものは、モータBと減速機C
との間に配置される電磁連結装置を示す。1は中央孔を
有する環状に形成されたフィールドコア、2はこのフィ
ールドコア1の前面に設けられた環状溝3に装填された
環状の電磁コイルである。
4は動力が入力されるロータである。このロータ4は前
記フィールドコア1の中央孔内に前側から挿入される円
筒状のボス部4aと、このボス部4aの前端に外径方向
に突設されフィールドコア1の前面に間隔をおいて対向
するフランジ部4bとから断面略L字状に形成されてお
り、前記フィールドコア1の中央孔に圧入された軸受5
でフィールドコア1と同軸状に回転自在に支持されてい
る。ロータ4のボス部4aの内孔にはモータBのモータ
軸41先端に設けられたピニオン42が回転方向に係合
された状態で軸線方向に挿抜自在に嵌合される内歯6が
設けられている。一方、フランジ部4bの前面には、前
面に摩擦面7を有する環状の摩擦板8が嵌着されてい
る。11はロータ4に摩擦板9に沿うように設けられた
円弧状のスリットで、前記電磁コイル2で発生した磁束
を後述するアーマチュアへ迂回させる断磁部を形成して
いる。
12は非磁性材からなる固定部材で、この固定部材12
はフィールドコア1の外周面を覆う円筒状に形成された
円筒部13と、この円筒部13の前部に設けられた薄肉
部13aにフィールドコア1に対して進退自在に嵌合さ
れた環状部14とからなる。フィールドコア1は円筒部
13の後部に嵌入保持されている。また、円筒部13の
後端部には、モータBに設けられたいんろう凸部43に
嵌合されるいんろう凹部15が凹設されている。
16は環状部14を軸線方向に貫通し円筒部13に螺着
される固定ボルト、17は薄肉部13aに半径方向に螺
合され環状部14の外周面に当接する無頭ねじであり、
これら部材は環状部14をフィールドコア1に対して進
退させ所望の位置に固定する固定手段を構成している。
環状部14の背面には前記ロータ4の摩擦面7に軸線方
向に間隔をおいて対向する摩擦面18を有する環状の摩
擦板19が固着されている。ここで、環状部14の外径
寸法Dは前記いんろう凹部15の内径寸法Dと等し
くされており、減速機Cのいんろう凹部44に嵌合され
るいんろう凸部20を構成している。
21は前記環状部14の中央孔を貫通する従動軸であ
る。この従動軸21は前記中央孔に圧入された軸受22
と、ロータ4の中央孔に圧入された軸受23とによって
ロータ4およびモータ軸41と同軸状に回転自在に支持
されている。また、前端部には前記減速機Cの入力歯車
45と噛合しモータ軸41のピニオン42と等しい形状
のピニオン24が設けられ、前記軸受22,23間のロ
ーレット加工部25には後述する板ばねを支持するハブ
26が圧入固定されている。
27はこれら摩擦面7,18間に臨むように配設された
環状のアーマチュアである。このアーマチュア27は一
方のロータ4の摩擦面7に対向する部位に駆動面が形成
され、他方の固定部材14の摩擦面18に対向する部位
に制動面が形成されている。アーマチュア27の厚さお
よび摩擦面7,18の対向間隔はアーマチュア27が何
れかの摩擦面と接触しているときに間隙gが設けられる
ように設定されている。28はアーマチュア27を従動
軸21上に軸線方向に移動自在に支持する板ばねであ
る。この板ばね28としては、例えば円周方向に延在し
アーマチュア27の前面に固定される外周部と、ハブ2
6の前面に固定される内周部と、これらの間を連結する
径方向に延在する架橋部とから全体が略円板状に形成さ
れたものを用いることができる。そして、外周部および
内周部において架橋部が連結される部位に固定用孔を設
けることによって、正逆回転いずれの方向においてもト
ルクの伝達が行え、かつ高トルクが伝達できるものが好
ましい。
ここで、前記ハブ26の固定位置はその前面が環状部1
4の摩擦面18よりも前方になるように位置付けされて
いる。このため板ばね28は架橋部が外径方向に向かう
にしたがって後方へ向かうように初期撓みが与えられて
おり、常時アーマチュア27を環状部14に圧接させる
方向に弾撥力が作用している。すなわち、板ばね28は
アーマチュア27を常時環状部14に押圧する制動ばね
としても機能している。
このように構成された電磁連結装置においては、電磁コ
イル2が励磁状態のときは磁束が生じアーマチュア27
をロータ4に磁気吸着することができるために、ロータ
4に入力されるトルクを従動軸21に伝達することがで
きる。一方、図に示すように電磁コイル2が無励磁状態
のときは、板ばね28の弾撥力によってアーマチュア2
7が環状部14に圧接されるため、従動軸21は制動さ
れる。
また、ロータ4はフィールドコア1に支持され、フィー
ルドコア1は固定部材12に保持されており、ロータ4
および環状部14はそれぞれフィールドコア1に対して
位置決めされているので、環状部14をフィールドコア
1に対して進退させることによってロータ4とアーマチ
ュア27との間隙gを変化させることできる。
したがって、電磁連結装置Aは従来のようにモータBに
取付けることなく単体の状態において、環状部14をフ
ィールドコア1に対して進退させ、無頭ねじ17および
固定ボルト16で固定することによって間隙gの調整を
行うことができる。そして、調整後はいんろう凹部15
にモータBのいんろう凸部43を嵌合させれば、電磁連
結装置AをモータBに取付けることができる。
なお、制動力の設定は、ロータ4の摩擦面7とハブ26
の背面との間隙を変えることによって調整することがで
きる。この調整は例えばハブ26のローレット加工部2
5への圧入量、あるいは軸受22と従動軸21との間に
介装された図示しないシムの厚さを変えることによって
行うことができる。
上記実施例においては、アーマチュア27を板ばね28
で移動自在に支持し、固定部材12を円筒部13と環状
部14とから構成した例について説明したが本考案はこ
れに限定されるものではなく、アーマチュア27を従動
軸21に設けたスプラインに嵌合させ、圧縮コイルばね
で環状部14方向に押圧するように構成したり、固定部
材12を非磁性材から円筒部13と環状部14とが一体
化されたカップ状に形成することもできる。また、固定
部材12の両端に設けたいんろう部は、モータB,減速
機cに設けられたいんろう部の形状に応じて適宜変更す
ることができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、ロータを回転自在
に支持するフィールドコアと、このフィールドコアを保
持しロータの摩擦面と軸線方向に間隔をおいて対向する
摩擦面を有しかつ従動軸をモータ軸と同軸状に回転自在
に支持する固定部材と、前記両摩擦面間に臨むアーマチ
ュアとを備え、前記固定部材をフィールドコアに対して
進退自在に設け、この固定部材を固定する固定手段を設
けると共に、固定部材のモータ側端部にモータのいんろ
う部が嵌合されるいんろう部を設けたから、固定部材を
フィールドコアに対して進退させることによって、ロー
タとアーマチュアとの間隙を調整することができる。ま
た、間隙の調整後はいんろう部の嵌合によってモータに
取付けることができる。
したがって、電磁連結装置単体においてロータとアーマ
チュアとの間隙調整が行え、従来のように調整に際して
電磁連結装置をモータに取付けたり、モータから取外し
たりする必要がないから容易に間隙調整を行うことがで
きる。しかも、調整後はいんろう部で容易にモータに取
付けることができるから、モータへの組付性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案に係る電磁連結装置を示す半断面図である。 1……フィールドコア、2……電磁コイル、4……ロー
タ、12……固定部材、13……円筒部、14……環状
部、16……固定ボルト、17……無頭ねじ、27……
アーマチュア。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】いんろう部が設けられたモータに取付けら
    れる電磁連結装置において、モータ軸が回転方向に係合
    された状態で挿抜自在に嵌合される軸孔を有するロータ
    と、このロータを回転自在に支持するフィールドコア
    と、このフィールドコアを保持しロータの摩擦面と軸線
    方向に間隔をおいて対向する摩擦面を有しかつ従動軸を
    モータ軸と同軸状に回転自在に支持する固定部材と、前
    記両摩擦面間に臨み一方に駆動面を有し他方に制動面を
    有し従動軸上に軸線方向に移動自在に支持されたアーマ
    チュアと、このアーマチュアを常時固定部材に押圧する
    制動ばねと、前記アーマチュアをロータに磁気吸着する
    磁束を発生させる電磁コイルとを備え、前記固定部材を
    フィールドコアに対して進退自在に設け、この固定部材
    を固定する固定手段を設けると共に、固定部材のモータ
    側端部にモータのいんろう部が嵌合されるいんろう部を
    設けたことを特徴とする電磁連結装置。
JP13751387U 1987-09-10 1987-09-10 電磁連結装置 Expired - Lifetime JPH0613386Y2 (ja)

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JP13751387U JPH0613386Y2 (ja) 1987-09-10 1987-09-10 電磁連結装置

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JP13751387U JPH0613386Y2 (ja) 1987-09-10 1987-09-10 電磁連結装置

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Publication Number Publication Date
JPS6443230U JPS6443230U (ja) 1989-03-15
JPH0613386Y2 true JPH0613386Y2 (ja) 1994-04-06

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ID=31399003

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JP13751387U Expired - Lifetime JPH0613386Y2 (ja) 1987-09-10 1987-09-10 電磁連結装置

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JP2520866Y2 (ja) * 1990-01-11 1996-12-18 栃木富士産業株式会社 電磁クラッチ

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JPS6443230U (ja) 1989-03-15

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