JP4626201B2 - 電磁式クラッチ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁石によって発生する磁束によってクラッチプレートを摩擦係合させる電磁式クラッチ装置に関するものである。
従来、電磁式クラッチ装置には、例えば特許文献1に記載される四輪駆動車両の駆動力伝達装置が公知である。この特許文献1に記載された電磁式クラッチ装置では、特許文献1の図1に示される如く、摩擦クラッチ14のアウタクラッチプレート14bおよびインナクラッチプレート14aをフロントハウジング11aの円筒部内周面および第1カム部材17に夫々回転を規制して軸線方向に移動可能に係合し、大径磁性部材および小径磁性部材を非磁性金属性の筒体11b1で結合したリアハウジング11bを摩擦クラッチ14を挟んでアーマチュア15と対向してフロントハウジング11aの開口端部に固定している。アーマチュア15を吸引して摩擦クラッチ14を係合させる電磁石13を大径磁性部材および小径磁性部材の後端部に対向して配置し、摩擦クラッチ14の伝達トルクに基づく第2カム部材18と第1カム部材17との相対回転によるカム機構10eの作動により第2カム部材18を軸線方向に移動させて摩擦クラッチ14の伝達トルクを増幅してメインクラッチ機構10cを圧接し、このメインクラッチ機構10cの摩擦係合力によってフロントハウジング11aとインナシャフト11bとの間でトルク伝達している。
かかる形式の電磁式クラッチ装置においては、特許文献1の図2に示される如く、摩擦クラッチ14を構成するインナクラッチプレート14aとアウタクラッチプレート14bの一方もしくは両方の側面に微細な間隔の溝部14b5を形成し、摩擦係合力を低下させる油膜の形成を阻止している。この溝部14b5の形成には、ダイヤモンド工具を用いて切削加工によって溝部(微細溝)14b5を形成する手段と、プレス成形によって溝部14b5を形成する手段がある。プレス成形によって溝部14b5を形成する手段では、ダイヤモンド工具を用いて溝部14b5を形成する手段と比較し、より間隔の狭い溝部14b5を形成でき、大量生産が可能なことから、現在は、プレス成形によって溝部14b5を形成する手段が採用されている。
特許3009382号公報(段落番号[0036]から[0040]、図1、図2)
ところが、かかる微細な間隔の溝部14b5をプレス成形によって形成した場合には、図6および図7に示すように、インナクラッチプレート14aの内周面および外周面の周縁部にダレ部βが形成されるとともに、磁束の短絡を防止するために形成された貫通穴14a3の周縁部にもダレ部αが形成されることになる。図7(b)は、図7(a)に示すインナクラッチプレート14aのA−A断面における表面形状を測定したデータである。図7(b)ではクラッチプレートの径方向寸法の縮尺と厚さ方向寸法の縮尺が40倍異なっており、径方向に圧縮した状態で表されている。このグラフによれば、ダレ部βの径方向長さは1.1mm、端部におけるダレの厚さ方向深さは8μmである。このダレ部α、βは、図6、図7(b)に示すように、クラッチプレート14a、14bの側面の肉厚に対して薄肉であり、隣接するクラッチプレート14a、14b、リアハウジング11bおよびアーマチャア15の摩擦係合面と接触せずにエアギャップが形成される。このため、磁路面積が減少され、設計上の吸引力が得られない恐れがあった。また、長期間の使用によりクラッチプレートの表面が磨耗すると、当初ダレ部α、βであった部分が相手部材と接触するようになるため、磁路面積が変化することになり、電磁石によるクラッチプレート14a、14bの摩擦係合力が変化してしまう問題があった。なお、クラッチプレート14a、14bの側面にラップ加工等の研磨を行い、ダレ部α、βのない平坦な面を形成することも考えられるが、この場合、溝部が研磨により消滅してしまうため、研磨を行ってダレ部α、βを除去することはできない。
本発明は、かかる従来の問題点を改善するためになされたもので、クラッチプレートに微細溝をプレス成形し、ダレ部が成形されていても必要な磁路面積および摩擦係合面積が確保され、かつ経年変化によって磁路面積および摩擦係合面積が変化することのない電磁式クラッチ装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明の構成上の特徴は、同軸上に配置され互いに相対回転可能な第1および第2回転部材を備え、前記第1および第2回転部材の回転中心を中心とする円弧状の貫通穴をほぼ全周に渡って穿設した環状の第1および第2クラッチプレートを交互に配置し、前記第1クラッチプレートを第1または第2回転部材の一方に相対回転を規制して軸線方向に摺動可能に係合し、前記第2クラッチプレートを第1または第2回転部材の他方に相対回転を規制して軸線方向に摺動可能に係合し、大径磁性部材と該大径磁性部材に内包される小径磁性部材とを前記大径磁性部材と前記小径磁性部材との間に配置される非磁性の環状体によって一体に結合した磁路形成部材を前記第1回転部材に固着し、磁性金属製のアーマチャを前記第1回転部材に相対回転を規制して軸線方向に摺動可能に係合し、前記磁路形成部材の前端面に形成されたクラッチ当接面と前記アーマチュアとの間に前記第1および第2クラッチプレートを介在し、前記磁路形成部材および前記アーマチャと当接する第1クラッチプレートの側面に微細溝をプレス成形し、前記磁路形成部材の後端部に前記大径磁性部材と小径磁性部材との間に磁束を発生させる電磁石を配置した電磁式クラッチ装置において、前記微細溝のプレス成形の際に前記貫通穴の内側円弧の周縁にダレ部が形成される場合に前記磁路形成部材と当接する前記第1クラッチプレートに形成された前記貫通穴の内側円弧の半径を前記環状体の内径より大きくし、および/または、前記微細溝のプレス成形の際に前記貫通穴の外側円弧の周縁にダレ部が形成される場合に前記第1クラッチプレートに形成された前記貫通穴の外側円弧の半径を前記環状体の外径より小さくし、前記第2クラッチプレートに形成された前記貫通穴の内側円弧の半径を前記環状体の内径と同径にし、かつ、前記第2クラッチプレートに形成された前記貫通穴の外側円弧の半径を前記環状体の外径と同径にしたことである。
請求項2に係る発明の構成上の特徴は、請求項1において、第1クラッチプレートに形成された貫通穴の内側円弧の半径と環状体の内周の半径との差は、微細溝のプレス成形の際に貫通穴の内側円弧の周縁に形成されるダレ部の径方向長さに相当することである。
請求項3に係る発明の構成上の特徴は、請求項1において、第1クラッチプレートに形成された貫通穴の外側円弧の半径と環状体の外周の半径との差は、微細溝のプレス成形の際に貫通穴の外側円弧の周縁に形成されるダレ部の径方向長さに相当することである。
請求項4に係る発明の構成上の特徴は、同軸上に配置され互いに相対回転可能な第1および第2回転部材を備え、第1および第2回転部材の回転中心を中心とする円弧状の貫通穴をほぼ全周に渡って穿設した環状の第1および第2クラッチプレートを交互に配置し、第1クラッチプレートを第1または第2回転部材の一方に相対回転を規制して軸線方向に摺動可能に係合し、第2クラッチプレートを第1または第2回転部材の他方に相対回転を規制して軸線方向に摺動可能に係合し、大径磁性部材と大径磁性部材に内包される小径磁性部材とを大径磁性部材と小径磁性部材との間に配置される非磁性の環状体によって一体に結合した磁路形成部材を第1回転部材に固着し、磁性金属製のアーマチャアを第1回転部材に相対回転を規制して軸線方向に摺動可能に係合し、磁路形成部材の前端面に形成されたクラッチ当接面とアーマチュアとの間に第1および第2クラッチプレートを介在し、磁路形成部材および前記アーマチャアと当接する第1クラッチプレートの両側面に微細溝をプレス成形し、磁路形成部材の後端部に大径磁性部材と小径磁性部材との間に磁束を発生させる電磁石を配置した電磁式クラッチ装置において、前記微細溝のプレス成形の際に前記第1クラッチプレートの前記第1回転部材と係合する係合部から径方向反対側の円周面の周縁にダレ部が形成され、アーマチュアと当接する第1クラッチプレートの第1回転部材と係合する係合部から径方向反対側の円周面までの幅を、アーマチュアの第1回転部材と係合する係合部から径方向反対側の円周面までの幅より大きくしたことである。

請求項5に係る発明の構成上の特徴は、請求項1において、アーマチュアと当接する第1クラッチプレートの第1回転部材と係合する係合部から径方向反対側の円周面までの幅を、アーマチュアの第1回転部材と係合する係合部から反対側の円周面までの幅より大きくしたことである。
請求項6に係る発明の構成上の特徴は、請求項1または5において、第1クラッチプレートの第1回転部材と係合する係合部から径方向反対側の円周面までの幅と前記アーマチュアの第1回転部材と係合する係合部から径方向反対側の円周面までの幅との差は、微細溝のプレス成形の際に前記第1クラッチプレートの円周面の周縁に形成されるダレ部の径方向長さに相当することである。
請求項7に係る発明の構成上の特徴は、請求項1乃至請求項6のいずれか1項において、第1回転部材に同軸的かつ相対回転可能に配置された回転軸と、第1回転部材と回転軸との間に位置し摩擦係合により第1回転部材と回転軸間のトルク伝達を行うメインクラッチと、電磁石への通電により前記アーマチュアを吸引して第1および第2クラッチプレートを摩擦係合させるパイロットクラッチ機構と、パイロットクラッチ機構の摩擦係合力を前記メインクラッチに伝達して該メインクラッチを摩擦係合させるカム機構とを備えたことである。
請求項8に係る発明の構成上の特徴は、請求項1乃至請求項7のいずれか1項において、微細溝が円形状または楕円形状に同心円的に形成されているか、あるいは螺旋状に形成されていることである。
上記のように構成した請求項1に係る発明においては、第1クラッチプレートの円弧状に形成された貫通穴の外側円弧の周縁に、プレス成形により発生したダレ部および/または、内側円弧の周縁に、プレス成形により発生したダレ部が環状体と対向するように位置し、第2クラッチプレートに形成された貫通穴の内側円弧および外側円弧の半径を環状体の内径および外径とそれぞれ同径にしたことから、磁路形成部材と当接する第1クラッチプレートは、磁路形成部材を構成する大径磁性部材および/または、小径磁性部材との接触面積がダレ部によって変化せず、磁路面積を確保することができる。また、経年変化によって第1クラッチプレートが磨耗ても、大径磁性部材および/または、小径磁性部材との接触面積は変わらないから、磁路面積が変化することがない。このため、使用当初の吸引力を維持できる。
上記のように構成した請求項2に係る発明においては、第1クラッチプレートの円弧状に形成された貫通穴の内側円弧の周縁に形成されるダレ部が、環状体と確実に対向するようになることから、磁路形成部材を構成する小径磁性部材の内周縁まで第1クラッチプレートが密着するので、第1クラッチプレートと小径磁性部材の磁路面積を大きく確保することができる。
上記のように構成した請求項3に係る発明においては、第1クラッチプレートの円弧状に形成された貫通穴の外側円弧の周縁に形成されるダレ部が、環状体と確実に対向するようになることから、磁路形成部材を構成する大径磁性部材の内周縁まで第1クラッチプレートが密着するので、第1クラッチプレートと大径磁性部材の磁路面積を大きく確保することができる。
上記のように構成した請求項4に係る発明においては、アーマチャアと当接する第1クラッチプレートの円周面の周縁にプレス成形によりダレ部が形成され、このダレ部がアーマチャアの円周面から径方向にはみ出すように位置することになる。このため、アーマチャアと当接する第1クラッチプレートは、アーマチャアの周縁まで密着でき、磁路面積を確保することができる。また、経年変化によって第1クラッチプレートの摺動面が磨耗しても、従来のもののように、摺動面の面積が変わることがないから、使用開始当初の摩擦力を維持できる。
上記のように構成した請求項5に係る発明においては、第1クラッチプレートの円弧状に形成された貫通穴の外側円弧および内側円弧の周縁に、プレス成形により発生したダレ部が環状体と対向するように位置するようになることから、磁路形成部材と当接する第1クラッチプレートは、磁路形成部材を構成する大径磁性部材の内周縁および小径磁性部材の外周縁まで密着できる。さらに、アーマチャアと当接する第1クラッチプレートの円周面の周縁にプレス成形によりダレ部が形成され、このダレ部がアーマチャアの円周面から径方向にはみ出すように位置する。従ってアーマチャアと当接する第1クラッチプレートは、アーマチャアの周縁まで密着でき、磁路面積を確保することができる。また、経年変化により、第1クラッチプレートが磨耗して本来の第1プレートの厚みとダレ部の圧みが同じになっても、ダレ部が形成されていた部位は、アーマチャア、大径磁性部材および小径磁性部材に接触せず、磁路面積を変化させることがないことから、使用当初の吸引力を維持できる。
上記のように構成した請求項6に係る発明においては、アーマチャアと当接する第1クラッチプレートの円周面の周縁にプレス成形によりダレ部が形成され、このダレ部がアーマチャアの円周面から径方向にはみ出すように位置する。従ってアーマチャアと当接する第1クラッチプレートは、アーマチャアの周縁まで側面全体に密着でき、磁路面積を確保することができる。
上記のように構成した請求項7に係る発明においては、パイロットクラッチ機構において、磁路面積を確保することができ、かつ使用当初の吸引力を維持できることから、メインクラッチのトルク伝達特性を向上させることができる。
上記のように構成した請求項8に係る発明においては、微細溝を同心円的あるいは螺旋状に形成したことにより、必要以上の潤滑油を第1クラッチプレートから排除することができるので、クラッチプレートの摩擦係合力を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態に係る電磁クラッチを図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態としての電磁式クラッチ装置1の断面図である。電磁式クラッチ装置1は、例えばエンジンの駆動力を制御して後輪側に伝達するために、プロペラシャフトの途中に介在されている。2は電磁式クラッチ装置1を覆うクラッチケースで、電磁式クラッチ装置1の有底円筒状のハウジング(第1回転部材)3がクラッチケース2に軸受4によって回転軸線O回りに回転可能に支承されている。ハウジング3の開口端部には磁路形成部材であるリアハウジング5が螺着され、ハウジング3内に密封されたクラッチ収納室6を画成している。ハウジング3の底部に形成された凹部とリアハウジング5の内周孔にはインナシャフト7の両端部が軸受8,9によって回転軸線O回りに回転可能に軸承されている。ハウジング3の前端面にはネジ部材10が立設され、前方プロペラシャフトに連結されるようになっている。インナシャフト7の後端に形成されたスプライン穴に後方プロペラシャフトがスプライン嵌合されている。
クラッチ収納室6内にはメインクラッチ12が配設され、メインクラッチ12は複数のメインアウタクラッチプレート13およびメインインナクラッチプレート14を備えている。メインアウタクラッチプレート13はクラッチ収納室6内周面に形成されたスプライン歯(係合部)6aにスプライン嵌合し相対回転を規制して軸線方向に移動可能に係合し、メインインナクラッチプレート14はインナシャフト7の中央部に形成された係合部7aの外周にスプライン嵌合し相対回転を規制して軸線方向に移動可能に係合している。メインアウタクラッチプレート13とメインインナクラッチプレート14は交互に配置されており、係合時は互いに当接して摩擦係合し、離脱時は互いに離間して非係合状態となる。
カム機構15は、メインクラッチ12の後方に配設され、第2回転部材である第1カム部材16、第2カム部材17および複数のカムフォロア18とからなっている。第2カム部材17は、インナシャフト7の係合部外周にスプライン嵌合して係合した状態で、一端面がメインクラッチ12と当接し、カム機構15によりメインクラッチ12を押圧するようになっている。第1カム部材16は、複数のカムフォロア18を挟んで第2カム部材17の後方でインナシャフト7に遊嵌され、後述するパイロットクラッチ20の半径内周側に位置している。複数のカムフォロア18は、第1、第2カム部材16,17の対向面に形成されているカム溝に介装されている。パイロットクラッチ20は、パイロットアウタクラッチプレート(第1クラッチプレート)21とパイロットインナクラッチプレート(第2クラッチプレート)22とからなり、第2カム部材17の後方に配置され、パイロットアウタクラッチプレート21はクラッチ収納室6内周面に形成されたスプライン歯6aにスプライン嵌合し相対回転を規制して軸線方向に移動可能に係合し、パイロットインナクラッチプレート22は第1カム部材16の外周面にスプライン嵌合し相対回転を規制して軸線方向に移動可能に係合している。
アーマチャア23は環状をなし、パイロットクラッチ20と第2カム部材17との間に配置され、クラッチ収納室6内周面のスプライン歯6aにスプライン嵌合し相対回転を規制して軸線方向に移動可能に係合している。アーマチャア23は、後述する電磁石24を基点として形成される磁束により吸引されて、パイロットクラッチ20を圧接するようになっている。
リアハウジング5はパイロットクラッチ20の後方でハウジング3の開口端部に固着されている。リアハウジング5は、磁性金属製の大径リアハウジング部26(大径磁性部材)、同じく磁性金属製の小径リアハウジング部27(小径磁性部材)および非磁性金属製の中間部材28(環状体)とからなっている。円筒状の大径リアハウジング部26はハウジング3の開口端部内周面に螺合され、リアハウジング5がメインクラッチ12を予圧接した状態でハウジング3に固着されている。小径リアハウジング部27は段付き円筒形状で、インナシャフト7をニードルベアリング9により回転可能に支承している。大径リアハウジング部26の内周面と小径リアハウジング部27の外周面との間に環状の中間部材28が介在されている。
リアハウジング5は、中間部材28外周縁と大径リアハウジング部26内周縁との間および中間部材28内周縁と小径リアハウジング部27外周縁との間が前端面側から溶接され、磁性金属の鉄等で形成された大径リアハウジング部26および小径リアハウジング部27が前端部で非磁性金属のステンレス等で形成された中間部材28を介して一体に結合されて形成されている。大径および小径リアハウジング部26,27および中間部材28に囲まれた位置には、端子を介して通電される環状の電磁石24がヨーク32に固着されている。ヨーク32は大径および小径リアハウジング部26,27と微小隙間を保ってインナシャフト7に軸受33によって回転可能に支承され、クラッチケース2の後端面に突設されたピンに係合して回り止めされている。このように、磁性金属製の大径磁性部材および小径磁性部材である大径および小径リアハウジング部26,27が前端部で非磁性金属製の環状体である中間部材28によって一体に結合されて磁路形成部材であるリアハウジング5が形成されている。
パイロットクラッチ20を構成するアウタクラッチプレート21は、図2に示すように環状を呈するもので、外周縁部にフロントハウジング3のスプライン歯6aに嵌合する係合部であるスプライン21aが形成され、かつ、側面の中間部に磁束の短絡を阻止する複数の貫通穴21bが形成されている。この貫通穴21bは、回転軸線Oを中心とする円弧状に、ほぼ全周に渡って複数個(6個)が穿設されている。この貫通穴21bの内側円弧21b1の半径Aは、図3に示すようにリアハウジング5の中間部材28の内径Bより大きく形成され、貫通穴21bの外側円弧21b2の半径Cは、リアハウジング5の中間部材28の外径Dより小さく形成されている。スプラインが形成された外周縁部21cと径方向に逆側に位置する内側円周面21dの半径Eは、環状のアーマチャア23の内側内周面23aの半径Fより回転軸線O側に位置するように、すなわちアウタクラッチプレート21の内側円周面21dの半径Eがアーマチャア23の内側内周面23aの半径Fより小さく形成されている。
パイロットクラッチ20を構成するインナクラッチプレート22は、アウタクラッチプレート21と同様に環状を呈するもので、内周縁部に第1カム部材16のスプラインに嵌合するスプライン22aが形成され、かつ、中間部に磁束の短絡を阻止する複数の円弧状の貫通穴22bがアウタクラッチプレート21の貫通穴21bと同位相形成されている。このインナクラッチプレート22に形成された貫通穴22bは、内側円弧の半径が中間部材28の内径Bと同径に形成され、外側円弧の半径が中間部材28の外径Dと同径に形成されている。また、両クラッチプレート21,22の両側面は所定の面粗度の摩擦係合面に形成されている。
アウタクラッチプレート21においては、図2に示すように、その側面21eの摩擦係合面の全面に、微細な幅の溝部21e1が微小な間隔を保持して多数並列して設けられている。溝部21e1は、周方向に延びて互いに同心的に並列して設けられていて、その深さが10μm以上で、かつ、その隣り合う間隔が100μm以下に設定されている。これにより、各溝部21e1はクラッチの長期間の使用によっても残存し、内外両クラッチプレート間での油膜の形成を阻止する。なお、この溝部21e1は、側面21eの摩擦係合面の全面に螺旋状に形成するようにしてもよい。
このアウタクラッチプレート21の側面21eに多数の溝部21e1を形成する方法としては、プレス成形にて溝部21e1が成形される。各溝部21e1は円周方向に延びて形成されているため、各溝部21e1間では、オイルの楔作用が発生することがなくて油膜の形成は一層阻止されるとともに、必要最小限のオイルの保持により潤滑機能が保持され、作用する磁力が安定する。なお、インナクラッチプレート22の表面には、潤滑溝(図示せず)が形成されており、パイロットクラッチ機構20の潤滑および冷却が良好に行われるようになっている。
アウタクラッチプレート21の側面21eにはプレス成形によって多数の溝部21e1が形成されるが、これととともに、貫通穴21bおよび内側円周面21dの周縁部には図3に示すように肉厚が薄いダレ部α、βが形成されてしまう。このとき、上述したとおり貫通穴21bの内側円弧21b1の半径Aがリアハウジング5の中間部材28の内径Bより大きく形成され、貫通穴21bの外側円弧21b2の半径Cがリアハウジング5の中間部材28の外径Dより小さく形成されている。このとき、内側円弧21b1の半径Aと中間部材28の内径Bの差、および外側円弧21b2の半径Cと中間部材28の外径Dの差は、ダレ部αの円周方向の幅となるように調整されている。このため、リアハウジング5と対向するアウタクラッチプレート21の貫通穴21bの周縁部に形成されるダレ部αは中間部材28と対向するように位置することとなり、リアハウジング5の大径および小径リアハウジング部26,27の摩擦係合面全体が周縁部までアウタクラッチプレート21の側面(摺動面)21eと密着するため、磁路面積を大きくとることができる。
同様に、アーマチャア23と対向するアウタクラッチプレート21においても、内側円周面21dの半径Eが環状のアーマチャア23の内側内周面23aの半径Fより小さく形成されている。このとき、アウタクラッチプレート21の内側円周面21dの半径Eとアーマチャア23の内側内周面23aの半径Fとの差はダレ部βの円周方向の幅となるように調整されている。従って、アーマチャア23の側面全体が周縁部までアウタクラッチプレート21の側面21eと密着するため、磁路面積を大きくとることができる。図4は、貫通穴21cの内側円弧の半径Aとリアハウジング5の中間部材28の内径Bが等しく形成され、貫通穴の外側円弧の半径Cがリアハウジング5の中間部材28の外径Dと等しく形成されるとともに、アーマチャア23と対向するアウタクラッチプレート21の内側円周面21dの半径Eが環状のアーマチャア23の内側内周面23aの半径Fと等しく形成された従来のアウタクラッチプレート21を用いた電磁クラッチ装置1と本実施の形態における電磁クラッチ装置1のトルク特性の比較である。この図から明らかなように、本実施の形態におけるトルク特性が向上していることが確認できる。また、図5は、従来のアウタクラッチプレート21を用いた電磁式クラッチ装置1と本実施の形態における電磁式クラッチ装置1の経年変化によるトルク特性の変化量を示している。この図から明らかなように、本実施の形態における電磁式クラッチ装置1の経年変化によるトルク特性の変化量が減少していることが確認できる。
次に、上記のように構成した電磁式クラッチ装置1の作動について説明する。エンジンを始動すると、エンジンの駆動力が、前方プロペラシャフトによってハウジング3に伝達されハウジング3が回転駆動される。エンジンの始動時は、通常、電磁石24は非通電状態にあるので磁束は形成されず、パイロットクラッチ機構20は非係合状態にあり、第2カム部材17に押圧力が作用せず、メインアウタクラッチプレート13とメインインナクラッチプレート14とは圧接されない状態であり、メインアウタクラッチプレート13とメインインナクラッチプレート14とが相対回転し、ハウジング3からインナシャフト7に駆動力は伝達されない。
電磁石24への通電がなされると、電磁石24を基点として回転磁束が形成される。該回転磁束は小径リアハウジング部27、パイロットクラッチ機構20、アーマチャア23、大径リアハウジング部26、ヨーク32を循環、アーマチャア23を吸引してパイロットクラッチ機構20を圧接して摩擦係合するので、カム式増幅機構15の第1カム部材16と第2カム部材17との間に相対回転が生じ、カムフォロア18とカム溝の作用により、第2カム部材17が、メインクラッチ12のメインアウタクラッチプレート13とメインインナクラッチプレート14とを圧接する方向に移動し、メインクラッチ12にパイロットクラッチ機構20の摩擦係合力を増幅した伝達トルクが発生する。伝達トルクはインナシャフト7から後方プロペラシャフトに伝達され、デファレンシャル装置を介して自動車の後輪に伝達される。
上記実施の形態において、第1回転部材をハウジング5とし、第2回転部材を第1カム部材16として説明し、ハウジング5に第1クラッチプレートとしてアウタクラッチプレート21を係合し、第1カム部材16に第2クラッチプレートとしてアウタクラッチプレート22を係合するようにしたが、第1回転部材をハウジング5の代わりにインナシャフト7とし、インナシャフト7と第1カム部材16との間にパイロットクラッチ機構20を構成するようにしてもよい。
本発明の実施形態に係る電磁式クラッチ装置の縦断面図。 アウタクラッチプレートの正面図。 本発明の実施形態に係る電磁式クラッチ装置の要部を示す縦断面図。 従来の電磁式クラッチ装置と本発明の実施形態に係る電磁式クラッチ装置のトルク特性を示すグラフ。 従来の電磁式クラッチ装置と本発明の実施形態に係る電磁式クラッチ装置の経年変化によるトルク特性の変化量を示すグラフ。 従来の電磁式クラッチ装置の要部を示す縦断面図。 従来の電磁式クラッチ装置における実際のインナクラッチプレートのダレ部の測定データ。
符号の説明
1…電磁式クラッチ装置、2…クラッチケース、3…ハウジング、5…リアハウジング、6…クラッチ収納室、7…インナシャフト、9…軸端部、10…開口部、12…メインクラッチ、13…メインアウタクラッチプレート、14…メインインナクラッチプレート、15…カム機構、16…第1カム部材、17…第2カム部材、18…カムフォロア、20…パイロットクラッチ機構、21…アウタクラッチプレート、21c…貫通穴、22…インナクラッチプレート、23…アーマチャア、24…電磁石、26,37…大径リアハウジング部、27,38…小径リアハウジング部、39…中間部材。α、β…ダレ部

Claims (8)

  1. 同軸上に配置され互いに相対回転可能な第1および第2回転部材を備え、前記第1および第2回転部材の回転中心を中心とする円弧状の貫通穴をほぼ全周に渡って穿設した環状の第1および第2クラッチプレートを交互に配置し、前記第1クラッチプレートを第1または第2回転部材の一方に相対回転を規制して軸線方向に摺動可能に係合し、前記第2クラッチプレートを第1または第2回転部材の他方に相対回転を規制して軸線方向に摺動可能に係合し、大径磁性部材と該大径磁性部材に内包される小径磁性部材とを前記大径磁性部材と前記小径磁性部材との間に配置される非磁性の環状体によって一体に結合した磁路形成部材を前記第1回転部材に固着し、磁性金属製のアーマチャを前記第1回転部材に相対回転を規制して軸線方向に摺動可能に係合し、前記磁路形成部材の前端面に形成されたクラッチ当接面と前記アーマチュアとの間に前記第1および第2クラッチプレートを介在し、前記磁路形成部材および前記アーマチャと当接する第1クラッチプレートの側面に微細溝をプレス成形し、前記磁路形成部材の後端部に前記大径磁性部材と小径磁性部材との間に磁束を発生させる電磁石を配置した電磁式クラッチ装置において、
    前記微細溝のプレス成形の際に前記貫通穴の内側円弧の周縁にダレ部が形成される場合に前記磁路形成部材と当接する前記第1クラッチプレートに形成された前記貫通穴の内側円弧の半径を前記環状体の内径より大きくし、および/または、前記微細溝のプレス成形の際に前記貫通穴の外側円弧の周縁にダレ部が形成される場合に前記第1クラッチプレートに形成された前記貫通穴の外側円弧の半径を前記環状体の外径より小さくし、前記第2クラッチプレートに形成された前記貫通穴の内側円弧の半径を前記環状体の内径と同径にし、かつ、前記第2クラッチプレートに形成された前記貫通穴の外側円弧の半径を前記環状体の外径と同径にしたことを特徴とする電磁式クラッチ装置。
  2. 請求項1において、
    前記第1クラッチプレートに形成された前記貫通穴の内側円弧の半径と前記環状体の内周の半径との差は、前記微細溝のプレス成形の際に前記貫通穴の内側円弧の周縁に形成されるダレ部の径方向長さに相当することを特徴とする電磁式クラッチ装置。
  3. 請求項1において、
    前記第1クラッチプレートに形成された前記貫通穴の外側円弧の半径と前記環状体の外周の半径との差は、前記微細溝のプレス成形の際に前記貫通穴の外側円弧の周縁に形成されるダレ部の径方向長さに相当することを特徴とする電磁式クラッチ装置。
  4. 同軸上に配置され互いに相対回転可能な第1および第2回転部材を備え、前記第1および第2回転部材の回転中心を中心とする円弧状の貫通穴をほぼ全周に渡って穿設した環状の第1および第2クラッチプレートを交互に配置し、前記第1クラッチプレートを第1または第2回転部材の一方に相対回転を規制して軸線方向に摺動可能に係合し、前記第2クラッチプレートを第1または第2回転部材の他方に相対回転を規制して軸線方向に摺動可能に係合し、大径磁性部材と該大径磁性部材に内包される小径磁性部材とを前記大径磁性部材と前記小径磁性部材との間に配置される非磁性の環状体によって一体に結合した磁路形成部材を前記第1回転部材に固着し、磁性金属製のアーマチャを前記第1回転部材に相対回転を規制して軸線方向に摺動可能に係合し、前記磁路形成部材の前端面に形成されたクラッチ当接面と前記アーマチュアとの間に前記第1および第2クラッチプレートを介在し、前記磁路形成部材および前記アーマチャと当接する第1クラッチプレートの両側面に微細溝をプレス成形し、前記磁路形成部材の後端部に前記大径磁性部材と小径磁性部材との間に磁束を発生させる電磁石を配置した電磁式クラッチ装置において、
    前記微細溝のプレス成形の際に前記第1クラッチプレートの前記第1回転部材と係合する係合部から径方向反対側の円周面の周縁にダレ部が形成され、
    前記アーマチュアと当接する第1クラッチプレートの前記第1回転部材と係合する係合部から径方向反対側の円周面までの幅を、前記アーマチュアの前記第1回転部材と係合する係合部から径方向反対側の円周面までの幅より大きくしたことを特徴とする電磁式クラッチ装置。
  5. 請求項1において、
    前記アーマチュアと当接する第1クラッチプレートの前記第1回転部材と係合する係合部から径方向反対側の円周面までの幅を、前記アーマチュアの前記第1回転部材と係合する係合部から反対側の円周面までの幅より大きくしたことを特徴とする電磁式クラッチ装置。
  6. 請求項1または5において、
    前記第1クラッチプレートの前記第1回転部材と係合する係合部から径方向反対側の円周面までの幅と前記アーマチュアの前記第1回転部材と係合する係合部から径方向反対側の円周面までの幅との差は、前記微細溝のプレス成形の際に前記第1クラッチプレートの円周面の周縁に形成されるダレ部の径方向長さに相当することを特徴とする電磁式クラッチ装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項において、
    前記第1回転部材に同軸的かつ相対回転可能に配置された回転軸と、前記第1回転部材と回転軸との間に位置し摩擦係合により前記第1回転部材と回転軸間のトルク伝達を行うメインクラッチと、前記電磁石への通電により前記アーマチュアを吸引して前記第1および第2クラッチプレートを摩擦係合させるパイロットクラッチ機構と、前記パイロットクラッチ機構の摩擦係合力を前記メインクラッチに伝達して該メインクラッチを摩擦係合させるカム機構とを備えたことを特徴とする電磁式クラッチ装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項において、
    前記微細溝が円形状または楕円形状に同心円的に形成されているか、あるいは螺旋状に形成されていることを特徴とする電磁式クラッチ装置。
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