JP3256942B2 - 駆動力伝達装置 - Google Patents

駆動力伝達装置

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JP3256942B2 JP14269797A JP14269797A JP3256942B2 JP 3256942 B2 JP3256942 B2 JP 3256942B2 JP 14269797 A JP14269797 A JP 14269797A JP 14269797 A JP14269797 A JP 14269797A JP 3256942 B2 JP3256942 B2 JP 3256942B2
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充 大葉
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の駆動軸と従
動軸間等両回転部材間に配設されて、両回転部材間のト
ルク伝達を行う駆動力伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】駆動力伝達装置の一形式として、実開平
5−12763号公報に示されているように、互いに同
軸的かつ相対回転可能に位置する内外両回転部材間に配
設されて摩擦係合によりこれら両回転部材間のトルク伝
達を行うメインクラッチ機構と、通電により作動して摩
擦係合する電磁式のパイロットクラッチ機構と、前記メ
インクラッチ機構と前記パイロットクラッチ機構間に位
置し同パイロットクラッチ機構の摩擦係合力を前記メイ
ンクラッチ機構に対する押圧力に変換するカム機構を備
えた駆動力伝達装置がある。
【0003】当該駆動力伝達装置においては、パイロッ
トクラッチ機構を構成する電磁石のコイルに通電すると
により磁路が形成されて、磁気誘導作用によりパイロッ
トクラッチ機構が作動してメインクラッチ機構を作動さ
せ、両回転部材間でトルク伝達がされるように構成され
ている。
【0004】ところで、当該形式の駆動力伝達装置にお
いて、両回転部材間でのトルク伝達特性は、パイロット
クラッチ機構に生じる磁路の磁束密度に関係するが、磁
束密度は、パイロットクラッチ機構を構成する構成部
材、メインクラッチ機構を構成する構成部材、およびカ
ム機構を構成する構成部材等、多くの構成部材の寸法精
度、および組付精度に大きく影響され、構成部材の寸法
精度、および組付精度が駆動力伝達装置のトルク伝達特
性にバラツキを生じさせる大きな原因となっている。
【0005】これに対処すべく、上記公報にて示されて
いる駆動力伝達装置においては、パイロットクラッチ機
構を構成する電磁石の支持部材とハウジング間に、最適
な厚みのシムを介在させ、これにより、電磁石と磁路形
成部材のエアギャップを調整して磁路の磁束密度を設定
した値に調整し、トルク伝達特性を安定化させる手段を
採っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな調整手段を採る場合には、予め厚みの異なる多数の
シムを用意しなければならず、また電磁石と磁路形成部
材のエアギャップを精度よく調整するには、幾種類もの
シムを交換して組付ける作業が必要で、調整作業が極め
て面倒である。従って、本発明の目的は、これらの問題
に対処することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いに同軸的
かつ相対回転可能に位置する内外両回転部材間に配設さ
れて摩擦係合によりこれら両回転部材間のトルク伝達を
行うメインクラッチ機構と、通電により作動して摩擦係
合する電磁式のパイロットクラッチ機構と、前記メイン
クラッチ機構と前記パイロットクラッチ機構間に位置し
同パイロットクラッチ機構の摩擦係合力を前記メインク
ラッチ機構に対する押圧力に変換するカム機構を備えた
駆動力伝達装置であって、前記パイロットクラッチ機構
を構成する電磁石と磁路形成部材間に磁路面積を調整す
る磁路調整部材を介在させたものである。
【0008】本発明に係る駆動力伝達装置においては、
前記パイロットクラッチ機構を、前記両回転部材間に配
設された摩擦クラッチと、同摩擦クラッチの一側に配設
された磁路形成部材と、同磁路形成部材に組付けられた
電磁石と、前記摩擦クラッチの他側に配設されて前記電
磁石の吸引作用により移動して前記摩擦クラッチを摩擦
係合させるアーマチャにて構成して、前記磁路形成部材
と前記電磁石との間に環状凹所を設けて、同環状凹所に
リング状の磁路調整部材を、磁路面積が調整できるよう
に進退可能に組付けたことを特徴とするものである
【0009】
【発明の作用・効果】本発明に係る駆動力伝達装置にお
いては、磁路面積を磁路調整部材により調整して磁束密
度を設定された値に調整することができ、これにより、
パイロットクラッチ機構を構成する構成部材、メインク
ラッチ機構を構成する構成部材、およびカム機構を構成
する構成部材等、多くの構成部材の寸法精度、および組
付精度の如何に関わらず、一定のトルク伝達特性に設定
することができ、かつ所望のトルク伝達特性に変更する
ことができる。この場合、面倒な調整作業を要すること
なく、トルク伝達特性を容易に設定し、かつ容易に変更
することができる。
【0010】本発明に係る駆動力伝達装置においては、
パイロットクラッチ機構を、両回転部材間に配設された
摩擦クラッチと、摩擦クラッチの一側に配設された磁路
形成部材と、磁路形成部材に組付けられた電磁石と、摩
擦クラッチの他側に配設されて電磁石の吸引作用により
移動して摩擦クラッチを摩擦係合させるアーマチャにて
構成して、磁路調整部材を磁路形成部材と電磁石との間
に位置調整可能に介在させる構成とし、また、磁路形成
部材と電磁石との間に環状凹所を設けるとともに同凹所
にリング状の磁路調整部材を進退可能に組付けて、磁路
形成部材と前記電磁石の前記凹所内での磁気的接続を前
記磁路調整部材を介して行う構成とすることができる。
【0011】これらの構成により、この種形式の既存の
駆動力伝達装置に対しては、磁路調整部材の追加、およ
び磁路調整部材の組付け部位の構造の変更を除き、同駆
動力伝達装置の構成部材、構成部位を全くまたはほとん
ど変更することなく、安定したトルク伝達特性、および
/または所望のトルク伝達特性の駆動力伝達装置とする
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に基づいて説明
すると、図1には本発明に係る駆動力伝達装置の一例が
示されている。当該駆動力伝達装置10は、図6に示す
ように、四輪駆動車における後輪側への駆動力伝達経路
に配設される。
【0013】当該四輪駆動車において、トランスアクス
ル21はトランスミッションとトランスファを一体に備
えているもので、エンジン22の駆動力をフロントデフ
ァレンシャル23を介して両アクスルシャフト24aに
出力して前輪24bを駆動させるとともに、第1プロペ
ラシャフト25に出力する。第1プロペラシャフト25
は、駆動力伝達装置10を介して第2プロペラシャフト
26に連結しており、これら両プロペラシャフト25,
26がトルク伝達可能に連結された場合には、駆動力は
リアデファレンシャル27に伝達され、同デファレンシ
ャル27から両アクスルシャフト28aへ出力されて両
後輪28bを駆動させる。
【0014】しかして、駆動力伝達装置10は、図1に
示すように、外側回転部材であるアウタハウジング10
a、内側回転部材であるインナシャフト10b、メイン
クラッチ機構10c、パイロットクラッチ機構10d、
およびカム機構10eを備えている。
【0015】アウタハウジング10aは、有底筒状のケ
ース部11aとカバー体11bとからなるもので、ケー
ス部11aはステンレスにて形成されていている。ま
た、カバー体11bは、ケース部11aの開口部に螺着
されて同開口部を液密的に覆蓋するもので、カバー体1
1bは鉄にて形成されていて、径方向の中間部には、筒
状のステンレス製の非磁性体が埋設されていて、非磁性
部位11b1が形成されている。ケース部11aの先端
部には、第1プロペラシャフト25の後端部がトルク伝
達可能に連結される。
【0016】インナシャフト10bは、カバー体11b
の中央部を液密的に貫通してアウタハウジング10a内
に挿入されていて、軸方向の移動を規制された状態でケ
ース部11aとカバー体11bに回転可能に支持されて
いる。インナシャフト10bには、第2プロペラシャフ
ト26の先端部が挿入されてトルク伝達可能に連結され
る。
【0017】メインクラッチ機構10cは、湿式多板式
の摩擦クラッチであって多数のクラッチプレート(イン
ナクラッチプレート12a、アウタクラッチプレート1
2b)を備えていて、ケース部11aの奥壁側に配設さ
れている。摩擦クラッチを構成する各インナクラッチプ
レート12aは、インナシャフト10bの外周にスプラ
イン嵌合して軸方向へ移動可能に組付けられ、かつ、各
アウタクラッチプレート12bは、アウタハウジング1
0aのケース部11aの内周にスプライン嵌合して軸方
向へ移動可能に組付けられている。各インナクラッチプ
レート12aと各アウタクラッチプレート12bとは交
互に位置して、互いに当接して摩擦係合するとともに、
互いに離間して自由状態になる。
【0018】パイロットクラッチ機構10dは、図1、
図3および図4に示すように、電磁石13、摩擦クラッ
チ14、およびアーマチャ15を備えている。電磁石1
3は環状を呈しているもので、支持部材13aに嵌着さ
れた状態でカバー体11bの環状凹所11b2に嵌合さ
れて、回転可能に組付けられている。従って、カバー体
11bは、本発明における磁路形成部材に該当する。
【0019】摩擦クラッチ14は、複数のクラッチプレ
ート(インナクラッチプレート14a,アウタクラッチ
プレート14b)からなり、各インナクラッチプレート
14aは、後述するカム機構10eを構成する第1カム
部材16の外周にスプライン嵌合して軸方向へ移動可能
に組付けられ、かつ、各アウタクラッチプレート14b
は、アウタハウジング10aのケース部11aの内周に
スプライン嵌合して軸方向へ移動可能に組付けられてい
る。各インナクラッチプレート14aと各アウタクラッ
チプレート14bとは交互に位置して、互いに当接して
摩擦係合するとともに、互いに離間して自由状態にな
る。
【0020】各インナクラッチプレート14aおよび各
アウタクラッチプレート14bには、周方向に延びる長
孔14a1,14b1が、周方向に所定間隔を保持して複
数形成されている。各インナクラッチプレート14aの
長孔14a1と、各アウタクラッチプレート14bの長
孔14b1は、互いに対向し得る部位に位置し、かつ各
インナクラッチプレート14aは互いの長孔14a1同
士を対向させて、かつ各アウタクラッチプレート14b
は互いの長孔14b1同士を対向させて組付けられてい
る。また、長孔14a1,14b1は、カバー体11bの
非磁性部位11b1の先端面に対向し得る位置にある。
【0021】各インナクラッチプレート14aにおいて
は、図5に示すように、内スプライン部に一対の欠歯部
14a2が形成されている。各欠歯部14a2は、周方向
に180度離間した部位に形成されて互いに対向して位
置している。各欠歯部14a2は、インナシャフト10
bの外スプライン部の欠歯部14a3に対応するもの
で、各インナクラッチプレート14aをインナシャフト
10bの外周に組付ける場合には、両欠歯部14a2,
14a3を互いに一致させない限り組付けられないよう
になっている。
【0022】かかる手段は、各インナクラッチプレート
14aをインナシャフト10bの外周に組付けた状態
で、各インナクラッチプレート14aの各長孔14a1
を正確に一致させる手段であり、これにより、各インナ
クラッチプレート14a間での磁路の部分的な切断を防
止している。かかる手段は、各アウタクラッチプレート
14bにも採用されている。
【0023】アーマチャ15は環状を呈するもので、ア
ウタハウジング10aのケース部11aの内周にスプラ
イン嵌合して軸方向へ移動可能に組付けられていて、摩
擦クラッチ14の他側に位置して対向している。
【0024】カム機構10eは、メインクラッチ機構1
0cとパイロットクラッチ機構10dとの間に配設され
ているもので、第1カム部材16、第2カム部材17、
カムフォロアー18を備えている。
【0025】第1カム部材16および第2カム部材17
は、図1および図2に示すように、対向面に互いに対向
するカム溝16a,17aを備えているもので、各カム
溝16a,17aは周方向に所定間隔を保持して複数形
成されている。
【0026】第1カム部材16は、図1、図3および図
4に示すように、インナシャフト10bの外周に回転可
能に嵌合されて、カバー体11bに回転可能に支承され
ており、その外周に摩擦クラッチ14の各インナクラッ
チプレート14aがスプライン嵌合している。第2カム
部材17は、インナシャフト10bの外周にスプライン
嵌合されて一体回転可能に組付けられていて、メインク
ラッチ機構10cとアーマチャ15との間に位置して、
カム溝17aが第1カム部材16のカム溝16aに対向
している。これら両カム溝16a,17a間には、カム
フォロアー18が介在している。
【0027】しかして、カバー体11bには、特に図3
および図4に拡大して示したように、環状凹所11b2
の開口端部が大径に形成されていて、支持部材13aの
外周側にネジを刻設した第2環状凹所11b3を形成し
ており、この第2環状凹所11b3の内周側に磁路面積
を調整するための磁路調整部材11cが螺着されて、支
持部材13aに対しては回転可能に組付けられている。
磁路調整部材11cはリング状のもので、第2環状凹所
11b3内を進退して、支持部材13aの外周面との摺
接面を増減させる。
【0028】パイロットクラッチ機構10dにおいて
は、電磁石13のコイルへの通電により、支持部材13
a、カバー体11b、摩擦クラッチ14、アーマチャ1
5、およびカバー体11b間に、1点鎖線で示す磁路が
形成される。この磁路は、調整部材11cを通して形成
されるため、磁路調整部材11cの内周と支持部材13
aの外周との摺接長さtに相当する面積が磁路面積に相
当する。
【0029】なお、電磁石13のコイルへの通電の断続
はスイッチのオン、オフ操作によりなされるが、スイッ
チは車室内の運転席の近傍に配設されていて、運転者が
容易に操作し得るようになっている。
【0030】かかる構成の駆動力伝達装置10において
は、パイロットクラッチ機構10dを構成する電磁石1
3のコイルへの通電がなされていない場合には磁路は形
成されず、摩擦クラッチ14は非係合状態にある。この
ため、パイロットクラッチ機構10dは非作動の状態に
あって、カム機構10eを構成する第1カム部材16
は、カムフォロアー18を介して第2カム部材と一体回
転可能であり、メインクラッチ機構10cは非作動の状
態にある。このため、車両は二輪駆動の駆動モードを構
成する。
【0031】一方、電磁石13のコイルへ通電される
と、パイロットクラッチ機構10dには磁路が形成され
て、電磁石13はアーマチャ15を吸引する。このた
め、アーマチャ15は摩擦クラッチ14を押圧して摩擦
係合させ、カム機構10eの第1カム部材16をインナ
シャフト10b側へ連結させて、第2カム部材17との
間に相対回転を生じさせる。この結果、カム機構10e
では、カムフォロアー18が両カム部材16,17を互
いに離間する方向へ押圧し、第2カム部材17をメイン
クラッチ機構10c側へ押動する。この結果、メインク
ラッチ機構10cは摩擦クラッチ14の摩擦係合力に応
じて摩擦係合して、アウタハウジング10aとインナシ
ャフト10b間のトルク伝達を行う。このため、車両は
両プロペラシャフト25,26が非直結状態の四輪駆動
の駆動モードを構成する。
【0032】また、電磁石13のコイルへの印加電流を
所定の値に高めると、アーマチャ15は強く吸引されて
摩擦クラッチ14の摩擦係合力を増大させ、両カム部材
16,17間の相対回転を増大させる。この結果、カム
フォロアー18は、第2カム部材17に対する押圧力を
高めてメインクラッチ機構10cを結合状態とする。こ
のため、車両は両プロペラシャフト25,26が直結し
た四輪駆動の駆動モードを構成する。
【0033】しかして、当該駆動力伝達装置10におい
ては、図3および図4に示すように、磁路調整部材11
cを軸方向へ進退させて摺接長さtを変化させることに
より、磁路面積を変化させることができる。このため、
電磁石13のアーマチャ15に対する吸引力が調整され
て、摩擦クラッチ14、およびメインクラッチ機構10
cの摩擦係合力が調整される。この結果、磁路調整部材
11cの進退操作により、当該駆動力伝達装置10のト
ルク伝達特性を設定された値に容易に調整することがで
きるとともに、トルク伝達特性を所望の値に調整するこ
とができる。
【0034】このように、当該駆動力伝達装置10にお
いては、調整部材11cの進退操作によりトルク伝達特
性を調整できるため、従来の駆動力伝達装置のごとき、
シムによるエアギャップの調整は不要であり、予め厚み
の異なる多数のシムを用意する必要は全くなく、かつ幾
度ものシムの交換作業も全く不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例に係る駆動力伝達装置の断面図で
ある。
【図2】同駆動力伝達装置における図1の矢印2−2線
に沿っう断面図である。
【図3】同駆動力伝達装置の部分拡大断面図である。
【図4】同駆動力伝達装置の部分拡大断面図である。
【図5】同駆動力伝達装置のパイロットクラッチ機構を
構成するインナクラッチプレートの正面図である。
【図6】同駆動力伝達装置を搭載した車両の概略説明図
である。
【符号の説明】
10…駆動力伝達装置、10a…アウタハウジング、1
0b…インナシャフト、10c…メインクラッチ機構、
10d…パイロットクラッチ機構、10e…カム機構、
11a…ケース部、11b…カバー体、11b1…非磁
性部位、11b2…環状凹所、11b3…第2環状凹所、
11c…磁路調整部材、12a…インナクラッチプレー
ト、12b…アウタクラッチプレート、13…電磁石、
13a…支持部材、14…摩擦クラッチ、14a…イン
ナクラッチプレート、14b…アウタクラッチプレー
ト、14a1,14b1…長孔、14a2,14a3…欠歯
部、15…アーマチャ、16…第1カム部材、17…第
2カム部材、16a,17a…カム溝、18…カムフォ
ロアー、21…トランスアクスル、22…エンジン、2
3…フロントデファレンシャル、24a…アクスルシャ
フト、24b…前輪、25…第1プロペラシャフト、2
6…第2プロペラシャフト、27…リアデファレンシャ
ル、28b…後輪。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 直行 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田 工機株式会社内 (72)発明者 島田 正幸 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田 工機株式会社内 (72)発明者 細川 隆司 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田 工機株式会社内 (72)発明者 鈴木 浩一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 大葉 充 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 池田 暁彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−25957(JP,A) 実開 平5−12763(JP,U) 実開 昭60−61528(JP,U) 実開 昭56−17422(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 27/10 B60K 17/34

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに同軸的かつ相対回転可能に位置する
    内外両回転部材間に配設されて摩擦係合によりこれら両
    回転部材間のトルク伝達を行うメインクラッチ機構と、
    通電により作動して摩擦係合する電磁式のパイロットク
    ラッチ機構と、前記メインクラッチ機構と前記パイロッ
    トクラッチ機構間に位置し同パイロットクラッチ機構の
    摩擦係合力を前記メインクラッチ機構に対する押圧力に
    変換するカム機構を備え、前記パイロットクラッチ機構
    が、前記両回転部材間に配設された摩擦クラッチと、同
    摩擦クラッチの一側に配設された磁路形成部材と、同磁
    路形成部材に組付けられた電磁石と、前記摩擦クラッチ
    の他側に配設されて前記電磁石の吸引作用により移動し
    て前記摩擦クラッチを摩擦係合させるアーマチャにて構
    成されている駆動伝達装置において、前記磁路形成部材
    と前記電磁石との間に環状凹所を設けて、同環状凹所に
    リング状の磁路調整部材を、磁路面積が調整できるよう
    に進退可能に組付けたことを特徴とする駆動力伝達装
    置。
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