JP3306342B2 - 駆動力伝達装置 - Google Patents

駆動力伝達装置

Info

Publication number
JP3306342B2
JP3306342B2 JP18410497A JP18410497A JP3306342B2 JP 3306342 B2 JP3306342 B2 JP 3306342B2 JP 18410497 A JP18410497 A JP 18410497A JP 18410497 A JP18410497 A JP 18410497A JP 3306342 B2 JP3306342 B2 JP 3306342B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch mechanism
driving force
cam
transmission device
main clutch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18410497A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1130248A (ja
Inventor
直之 小久保
浩一 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyoda Koki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Toyoda Koki KK filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP18410497A priority Critical patent/JP3306342B2/ja
Publication of JPH1130248A publication Critical patent/JPH1130248A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3306342B2 publication Critical patent/JP3306342B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の駆動軸と従
動軸間等両回転部材間に配設されて、両回転部材間のト
ルク伝達を行う駆動力伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】駆動力伝達装置の一形式として、特開平
3−282019号公報にて連結装置として提案されて
いるように、互いに同軸的かつ相対回転可能に位置する
内外両回転部材間に配設されて作動時にこれら両回転部
材間のトルク伝達を行うメインクラッチ機構と、通電に
より動作して同メインクラッチ機構に対する作動力を発
生する電磁式のパイロットクラッチ機構と、前記メイン
クラッチ機構と前記パイロットクラッチ機構間に位置し
同パイロットクラッチ機構で発生する作動力を前記メイ
ンクラッチ機構に伝達する伝達機構を備えた形式の駆動
力伝達装置がある。
【0003】当該駆動力伝達装置においては、パイロッ
トクラッチ機構を構成する電磁石のコイルに通電すると
により磁路が形成されて、磁気誘導作用によりパイロッ
トクラッチ機構が動作して作動力を発生し、この作動力
が伝達機構を介してメインクラッチ機構に伝達されて同
メインクラッチ機構を動作させ、これにより、両回転部
材間でトルク伝達がなされるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、当該駆動力
伝達装置においては、パイロットクラッチ機構の耐振性
がよくないためパイロットクラッチ機構では振動が発生
することがあり、パイロットクラッチ機構で振動が発生
した場合、伝達機構を介してそのままメインクラッチ機
構に、または増幅されてメインクラッチ機構に伝達さ
れ、両回転部材間でのトルク伝達時のトルク変動として
顕在化する。
【0005】この結果、当該駆動力伝達装置を搭載した
車両、その他の装置においては、振動、きしみ等、所謂
ジャダーが発生するおそれがある。従って、本発明の目
的は、パイロットクラッチ機構で発生する振動のメイン
クラッチ機構への伝達を抑制して、ジャダーの発生を防
止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いに同軸的
かつ相対回転可能に位置する内外両回転部材間に配設さ
れて作動時にこれら両回転部材間のトルク伝達を行うメ
インクラッチ機構と、通電により動作して同メインクラ
ッチ機構に対する作動力を発生する電磁式のパイロット
クラッチ機構と、前記メインクラッチ機構と前記パイロ
ットクラッチ機構間に位置し同パイロットクラッチ機構
で発生する作動力を前記メインクラッチ機構に伝達する
伝達機構を備えた駆動力伝達装置において、前記メイン
クラッチ機構と前記パイロットクラッチ機構間の作動力
伝達経路に振動減衰手段を介在させているものである。
【0007】しかして、本発明にかかる駆動力伝達装置
においては、前記伝達機構を、前記パイロットクラッチ
機構で発生する作動力により互いに相対回転する一対の
カム部材と、これら両カム部材間に介在して両カム部材
の回転力を推力に変換するカムフォロアーと、前記両カ
ム部材の一方と前記メインクラッチ機構間に介在し軸方
向に移動して前記推力を前記メインクラッチ機構に伝達
するピストンにより構成し、同ピストンと前記一方のカ
ム部材間に振動減衰手段を介在させていることを特徴と
するものであり、前記振動減衰手段として、弾性体また
は圧縮スプリンクを採用することができるものである
【0008】
【発明の作用・効果】かかる構成の駆動力伝達装置にお
いては、パイロットクラッチ機構の動作時に発生する作
動力は伝達機構を介してメインクラッチ機構へ伝達され
て、同メインクラッチ機構を作動して両回転部材間でト
ルク伝達がなされる。この間、パイロットクラッチ機構
で発生した振動はメインクラッチ機構に伝達される間
に、振動減衰手段により減衰される。
【0009】このため、パイロットクラッチ機構で発生
した振動はメインクラッチ機構へ伝達されることは全
く、または殆どなく、かかる振動に起因する両回転部材
間でのトルク伝達時のトルク変動は発生せず、当該駆動
力伝達装置を装備した車両、その他の装置でのジャダー
の発生を防止し、または抑制することができる。
【0010】本発明に係る駆動力伝達装置においては、
特に、前記伝達機構を、パイロットクラッチ機構で発生
する作動力により互いに相対回転する一対のカム部材
と、これら両カム部材間に介在して両カム部材の回転力
を推力に変換するカムフォロアーと、両カム部材の一方
と前記メインクラッチ機構間に介在し軸方向に移動して
推力をメインクラッチ機構に伝達するピストンにより構
成し、同ピストンと一方のカム部材間に振動減衰手段を
介在させる構成とし、また、振動減衰手段として、弾性
体または圧縮スプリンクを採用しているものである
【0011】これにより、当該駆動力伝達装置において
は、伝達機構としてカム機構を備えた従来のこの種の駆
動力伝達装置に容易に実施することができるとともに、
カム機構で倍力されてメインクラッチ機構へ伝達される
振動を効果的に減衰させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に基づいて説明
すると、図1には本発明に係る駆動力伝達装置の一例が
示されている。当該駆動力伝達装置10は、図4に示す
ように、四輪駆動車における後輪側への駆動力伝達経路
に配設される。
【0013】当該四輪駆動車において、トランスアクス
ル21はトランスミッションとトランスファを一体に備
えているもので、エンジン22の駆動力をフロントデフ
ァレンシャル23を介して両アクスルシャフト24aに
出力して前輪24bを駆動させるとともに、第1プロペ
ラシャフト25に出力する。第1プロペラシャフト25
は、駆動力伝達装置10を介して第2プロペラシャフト
26に連結しており、これら両プロペラシャフト25,
26がトルク伝達可能に連結された場合には、駆動力は
リアデファレンシャル27に伝達され、同デファレンシ
ャル27から両アクスルシャフト28aへ出力されて両
後輪28bを駆動させる。
【0014】しかして、駆動力伝達装置10は、図1に
示すように、外側回転部材であるアウタハウジング10
a、内側回転部材であるインナシャフト10b、メイン
クラッチ機構10c、パイロットクラッチ機構10d、
および伝達機構10eを備えている。
【0015】アウタハウジング10aは、有底筒状のケ
ース部11aとカバー体11bとからなるもので、ケー
ス部11aはステンレスにて形成されていている。ま
た、カバー体11bは、ケース部11aの開口部に螺着
されて同開口部を液密的に覆蓋するもので、カバー体1
1bは鉄にて形成されて、径方向の中間部には、筒状の
ステンレス製の非磁性体が埋設されていて、非磁性部位
11b1が形成されている。ケース部11aの先端部に
は、第1プロペラシャフト25の後端部がトルク伝達可
能に連結される。
【0016】インナシャフト10bは、カバー体11b
の中央部を液密的に貫通してアウタハウジング10a内
に挿入されていて、軸方向の移動を規制された状態でケ
ース部11aとカバー体11bに回転可能に支持されて
いる。インナシャフト10bには、第2プロペラシャフ
ト26の先端部が挿入されてトルク伝達可能に連結され
る。
【0017】メインクラッチ機構10cは、湿式多板式
の摩擦クラッチであって多数のクラッチプレート(イン
ナクラッチプレート12a、アウタクラッチプレート1
2b)を備えていて、ケース部11aの奥壁側に配設さ
れている。摩擦クラッチを構成する各インナクラッチプ
レート12aは、インナシャフト10bの外周にスプラ
イン嵌合して軸方向へ移動可能に組付けられ、かつ、各
アウタクラッチプレート12bは、アウタハウジング1
0aのケース部11aの内周にスプライン嵌合して軸方
向へ移動可能に組付けられている。各インナクラッチプ
レート12aと各アウタクラッチプレート12bとは交
互に位置して、互いに当接して摩擦係合するとともに、
互いに離間して自由状態になる。
【0018】パイロットクラッチ機構10dは、電磁石
13、摩擦クラッチ14、およびアーマチャ15を備え
ている。電磁石13は環状を呈しているもので、支持部
材13aに嵌着された状態でカバー体11bの環状凹所
11b2に嵌合されて、ケース部11aおよびカバー体
11bに対して回転可能に組付けられている。
【0019】摩擦クラッチ14は、複数のクラッチプレ
ート(インナクラッチプレート14a,アウタクラッチ
プレート14b)からなり、各インナクラッチプレート
14aは、後述する伝達機構10eを構成する第1カム
部材16の外周にスプライン嵌合して軸方向へ移動可能
に組付けられ、かつ、各アウタクラッチプレート14b
は、アウタハウジング10aのケース部11aの内周に
スプライン嵌合して軸方向へ移動可能に組付けられてい
る。各インナクラッチプレート14aと各アウタクラッ
チプレート14bとは交互に位置して、互いに当接して
摩擦係合するとともに、互いに離間して自由状態にな
る。
【0020】各インナクラッチプレート14aおよび各
アウタクラッチプレート14bには、図2に示すよう
に、周方向に延びる長孔14a1,14b1が、周方向に
所定間隔を保持して複数形成されている。各インナクラ
ッチプレート14aの長孔14a1と、各アウタクラッ
チプレート14bの長孔14b1は、互いに対向し得る
部位に位置し、かつ各インナクラッチプレート14aは
互いの長孔14a1同士を対向させて、かつ各アウタク
ラッチプレート14bは互いの長孔14b1同士を対向
させて組付けられている。また、長孔14a1,14b1
は、カバー体11bの非磁性部位11b1の先端面に対
向し得る位置にある。
【0021】アーマチャ15は環状を呈するもので、ア
ウタハウジング10aのケース部11aの内周にスプラ
イン嵌合して軸方向へ移動可能に組付けられていて、摩
擦クラッチ14の一側に位置して対向している。
【0022】パイロットクラッチ機構10dにおいて
は、電磁石13のコイルへの通電により、支持部材13
a、カバー体11b、摩擦クラッチ14、アーマチャ1
5、およびカバー体11b間に、1点鎖線で示す磁路が
形成される。なお、電磁石13のコイルへの通電の断続
はスイッチのオン、オフ操作によりなされるが、スイッ
チは車室内の運転席の近傍に配設されていて、運転者が
容易に操作し得るようになっている。
【0023】しかして、伝達装置10eは、図1および
図2に示すように、第1カム部材16、第2カム部材1
7、およびカムフォロアー18からなるカム手段と、ピ
ストン19aと、振動減衰手段であるゴム製の弾性リン
グ19bにて構成されている。
【0024】第1カム部材16および第2カム部材17
は、対向面に互いに対向するカム溝16a,17aを備
えているもので、各カム溝16a,17aは周方向に所
定間隔を保持して複数形成されている。
【0025】第1カム部材16は、インナシャフト10
bの外周に回転可能に嵌合されて、カバー体11bに回
転可能に支承されており、その外周に摩擦クラッチ14
の各インナクラッチプレート14aがスプライン嵌合し
ている。第2カム部材17は、インナシャフト10bの
外周にスプライン嵌合されて一体回転可能に組付けられ
ていて、カム溝17aが第1カム部材16のカム溝16
aに対向している。これら両カム溝16a,17a間に
は、カムフォロアー18が介在している。
【0026】ピストン19aは、第2カム部材17にお
けるメインクラッチ機構10c側へ延びる筒部17bと
アウタハウジング10a間にて回転可能に配設されて、
メインクラッチ機構10cのインナクラッチプレート1
2aに対向しているとともに、第2カム部材17におけ
る外向フランジ部17cに一部で対向している。弾性リ
ング19bは、第2カム部材17の外向フランジ部17
cとピストン19aの対向面間に介在して、両者17
c,19aの対向面に固着されている。
【0027】かかる構成の駆動力伝達装置10において
は、パイロットクラッチ機構10dを構成する電磁石1
3のコイルへの通電がなされていない場合には磁路は形
成されず、摩擦クラッチ14は非係合状態にある。この
ため、パイロットクラッチ機構10dは非作動の状態に
あって、伝達機構10eを構成する第1カム部材16
は、カムフォロアー18を介して第2カム部材17と一
体回転可能であり、メインクラッチ機構10cは非作動
の状態にある。このため、車両は二輪駆動の駆動モード
を構成する。
【0028】一方、電磁石13のコイルへ通電される
と、パイロットクラッチ機構10dには磁路が形成され
て、電磁石13はアーマチャ15を吸引する。このた
め、アーマチャ15は摩擦クラッチ14を押圧して摩擦
係合させ、伝達機構10eの第1カム部材16をインナ
シャフト10b側へ連結させて、第2カム部材17との
間に相対回転を生じさせる。この結果、伝達機構10e
では、カムフォロアー18が両カム部材16,17を互
いに離間する方向へ押圧する。
【0029】この結果、第2カム部材17は、弾性リン
グ19bを介してピストン19aをメインクラッチ機構
10c側へ押圧し、メインクラッチ機構10cは摩擦ク
ラッチ14の摩擦係合力に応じて摩擦係合して、アウタ
ハウジグ10aとインナシャフト10b間のトルク伝達
を行う。このため、車両は両プロペラシャフト25,2
6が非直結状態の四輪駆動の駆動モードを構成する。
【0030】また、電磁石13のコイルへの印加電流を
所定の値に高めると、電磁石13のアーマチャ15に対
する吸引力が増大し、アーマチャ15は強く吸引されて
摩擦クラッチ14の摩擦係合力を増大させ、両カム部材
16,17間の相対回転を増大させる。この結果、カム
フォロアー18は、第2カム部材17に対する押圧力を
高めてメインクラッチ機構10cを結合状態とする。こ
のため、車両は両プロペラシャフト25,26が直結し
た四輪駆動の駆動モードを構成する。
【0031】このように、当該駆動力伝達装置10にお
いては、パイロットクラッチ機構10dで発生する摩擦
係合力は伝達機構10eを構成する第1カム部材16、
カムフォロアー18、および第2カム部材17からなる
カム手段から、弾性リング19bおよびピストン19a
を通してメインクラッチ機構10cに伝達される。この
結果、摩擦係合力の伝達経路に介在する弾性リング19
bは振動を減衰すべく機能し、パイロットクラッチ機構
10dで発生する振動は、メインクラッチ機構10cに
伝達される間に、弾性リング19bにより効果的に減衰
される。
【0032】このため、当該駆動力伝達装置10におい
ては、パイロットクラッチ機構10dで不可避的に発生
する振動はメインクラッチ機構10cへ伝達されること
は全く、または殆どなく、かかる振動に起因するアウタ
ハウジング10aとインナシャフト10b間でのトルク
伝達時のトルク変動は発生せず、当該駆動力伝達装置1
0を装備した車両におけるジャダーの発生が防止され、
または大幅に抑制される。
【0033】また、当該駆動力伝達装置10における伝
達機構10eは、既存のこの種の駆動力伝達装置が有す
るカム機構にピストン19aおよび弾性リング19bを
付加することにより構成されるため、既存の駆動力伝達
装置に対して容易に、かつ安価に実施することができ
る。
【0034】図3には、当該駆動力伝達装置10におい
て、振動減衰手段として、弾性リング19bに換えて圧
縮スプリング19cを採用した例が示されている。圧縮
スプリング19cは、第2カム部材17における外向フ
ランジ部17cとピストン19aの対向面間にて周方向
に複数配設されている。
【0035】従って、当該駆動力伝達装置10において
は、パイロットクラッチ機構10dで発生する摩擦係合
力は伝達機構10eを構成する第1カム部材16、カム
フォロアー18、および第2カム部材17からなるカム
手段から、各圧縮スプリング19cおよびピストン19
aを通してメインクラッチ機構10cに伝達される。こ
の結果、摩擦係合力の伝達経路に介在する各圧縮スプリ
ング19cは振動を減衰すべく機能し、パイロットクラ
ッチ機構10dで発生する振動は、メインクラッチ機構
10cに伝達される間に、各圧縮スプリング19cによ
り効果的に減衰される。
【0036】このため、当該駆動力伝達装置10によっ
ても、パイロットクラッチ機構10dで不可避的に発生
する振動はメインクラッチ機構10cへ伝達されること
は全く、または殆どなく、かかる振動に起因するアウタ
ハウジング10aとインナシャフト10b間でのトルク
伝達時のトルク変動は発生せず、当該駆動力伝達装置1
0を装備した車両におけるジャダーの発生が防止され、
または大幅に抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る駆動力伝達装置の一例を示す断面
図である。
【図2】同駆動力伝達装置を構成する伝達機構の配設部
位を拡大して示す断面図である。
【図3】同伝達装置の変形例を示す図2に対応する断面
図である。
【図4】同駆動力伝達装置を搭載した車両の概略説明図
である。
【符号の説明】
10…駆動力伝達装置、10a…アウタハウジング、1
0b…インナシャフト、10c…メインクラッチ機構、
10d…パイロットクラッチ機構、10e…伝達機構、
11a…ケース部、11b…カバー体、11b1…非磁
性部位、11b2…環状凹所、12a…インナクラッチ
プレート、12b…アウタクラッチプレート、13…電
磁石、13a…支持部材、14…摩擦クラッチ、14a
…インナクラッチプレート、14b…アウタクラッチプ
レート、14a1,14b1…長孔、15…アーマチャ、
16…第1カム部材、17…第2カム部材、16a,1
7a…カム溝、17b…筒部、17c…外向フランジ
部、18…カムフォロアー、19a…ピストン、19b
…弾性リング、19c…圧縮スプリング、21…トラン
スアクスル、22…エンジン、23…フロントデファレ
ンシャル、24a…アクスルシャフト、24b…前輪、
25…第1プロペラシャフト、26…第2プロペラシャ
フト、27…リアデファレンシャル、28b…後輪。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−159395(JP,A) 特開 平4−203627(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 47/00 - 47/06 B60K 17/28 - 17/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに同軸的かつ相対回転可能に位置する
    内外両回転部材間に配設されて作動時にこれら両回転部
    材間のトルク伝達を行うメインクラッチ機構と、通電に
    より動作して同メインクラッチ機構に対する作動力を発
    生する電磁式のパイロットクラッチ機構と、前記メイン
    クラッチ機構と前記パイロットクラッチ機構間に位置し
    同パイロットクラッチ機構で発生する作動力を前記メイ
    ンクラッチ機構に伝達する伝達機構を備えた駆動力伝達
    装置において、前記伝達機構を、前記パイロットクラッ
    チ機構で発生する作動力により互いに相対回転する一対
    のカム部材と、これら両カム部材間に介在して両カム部
    材の回転力を推力に変換するカムフォロアーと、前記両
    カム部材の一方と前記メインクラッチ機構間に介在し軸
    方向に移動して前記推力を前記メインクラッチ機構に伝
    達するピストンにより構成し、同ピストンと前記一方の
    カム部材間に振動減衰手段を介在させたことを特徴とす
    る駆動力伝達装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の駆動力伝達装置におい
    て、前記振動減衰手段として、弾性体または圧縮スプリ
    ンクを採用したことを特徴とする駆動力伝達装置。
JP18410497A 1997-07-09 1997-07-09 駆動力伝達装置 Expired - Fee Related JP3306342B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18410497A JP3306342B2 (ja) 1997-07-09 1997-07-09 駆動力伝達装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18410497A JP3306342B2 (ja) 1997-07-09 1997-07-09 駆動力伝達装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1130248A JPH1130248A (ja) 1999-02-02
JP3306342B2 true JP3306342B2 (ja) 2002-07-24

Family

ID=16147471

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18410497A Expired - Fee Related JP3306342B2 (ja) 1997-07-09 1997-07-09 駆動力伝達装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3306342B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5119650B2 (ja) * 2006-11-01 2013-01-16 株式会社ジェイテクト 駆動力伝達装置
JP4797008B2 (ja) 2007-09-26 2011-10-19 本田技研工業株式会社 多板クラッチ
JP5208628B2 (ja) * 2008-09-05 2013-06-12 本田技研工業株式会社 クラッチ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1130248A (ja) 1999-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0483918A (ja) クラッチ装置
JP3306342B2 (ja) 駆動力伝達装置
JP3256942B2 (ja) 駆動力伝達装置
US6983835B2 (en) Electromagnetically actuated dual clutch-brake combination
JP4200853B2 (ja) 駆動力伝達装置及びそのアンバランス確認方法
JP3128523B2 (ja) 駆動力伝達装置
JP2001304298A (ja) クラッチアセンブリ及びボールランプ機構
JP3588528B2 (ja) 駆動力伝達装置
JP3256737B2 (ja) 駆動力伝達装置
JP3586550B2 (ja) 車両用駆動力伝達装置
JP3243437B2 (ja) 駆動力伝達装置
JP3243438B2 (ja) 駆動力伝達装置
JP3834419B2 (ja) クラッチプレートおよびこれを用いた電磁式摩擦クラッチ
JP3027806B2 (ja) 駆動力伝達装置
JP3456887B2 (ja) 駆動力伝達装置
JPH10331873A (ja) 駆動力伝達装置
JP2003148517A (ja) 駆動力伝達装置
JP2992304B2 (ja) 連結装置
JP3890169B2 (ja) 電磁式作動機構を備えた駆動力伝達装置
JP3661484B2 (ja) 電磁パイロット機構を駆動部とする駆動力伝達装置
JP3574756B2 (ja) 電磁クラッチの磁路形成部材
JP3276340B2 (ja) 連結装置
JP5119650B2 (ja) 駆動力伝達装置
JP4244882B2 (ja) 電磁式作動機構を備えた駆動力伝達装置
EP1031749A1 (en) An electromagnetic clutch and a driving force transmission device using the same

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees