JP3834419B2 - クラッチプレートおよびこれを用いた電磁式摩擦クラッチ - Google Patents

クラッチプレートおよびこれを用いた電磁式摩擦クラッチ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クラッチプレート、およびこれを用いた電磁式摩擦クラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
電磁式摩擦クラッチは、特開平7−71563号公報に示されているように、インナクラッチプレートとアウタクラッチプレートを備え、磁力の作用にて前記両クラッチプレートを摩擦係合させるものであり、両クラッチプレートには、磁束の短絡を防止するため、同一円周上に所定間隔を保持して形成されて円周方向に延びる複数の円弧状貫通穴が形成されている。
【0003】
また、これら両クラッチプレートの摩擦係合面間には摺接する摩擦係合面を潤滑するために潤滑油が供給されるが、両クラッチプレートの少なくとも一方の摩擦係合面には潤滑溝が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、かかる形式の摩擦クラッチを構成するクラッチプレートの摩擦係合面の潤滑溝は、クラッチプレートにプレス加工を施すことにより格子状に形成されるが、この潤滑溝を形成するプレス加工の際に生じる余肉が各潤滑溝の両側に流動するため、全体として、クラッチプレートの中央部に位置する各円弧状貫通穴を区画する区画部が他の部位に比較してわずかに盛り上がって摩擦係合面より突出する。
【0005】
また、クラッチプレートは、プレス加工後にはベルト研磨、ローラ研磨等表面研磨がなされるが、この研磨ではクラッチプレートの内周縁側および外周縁側に応力が集中するため、内周縁側および外周縁側が研磨され易く、その中央部は研磨され難く、この点からもクラッチプレートの区画部が他の部位に比較してわずかに突出することになる。
【0006】
このため、摩擦クラッチの作動時、互いに相対回転するインナクラッチプレートとアウタクラッチプレートの区画部が交差する際に干渉し合い、この結果トルク変動を惹起させることになる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の問題に対処するため、円盤状のプレート本体の摩擦係合面に潤滑油が流動する格子状の潤滑溝をプレス加工によってその周方向に沿って形成したクラッチプレートであって、前記プレート本体の半径方向の中間部位にて同一円周上に位置する複数の円弧状貫通穴を所定間隔にて離間して形成し、これら円弧状貫通穴を区画する各区画部には前記潤滑溝を形成しないことにより同区画部を前記潤滑溝の形成部分より窪んだ状態に形成して、前記プレート本体の摩擦係合面に表面研磨を施したとき前記円弧状貫通穴の各区画部が表面研磨された摩擦係合面から突出しないようにしたことを特徴とする湿式摩擦クラッチに用いられるクラッチプレートを提供するものである。
【0008】
上記のように構成したクラッチプレートは、電磁式湿式摩擦クラッチにおいて磁力の作用により摩擦係合するインナクラッチプレートとアウタクラッチプレートの少なくとも一方のクラッチプレートとして採用するのに適している。
【0010】
【発明の作用・効果】
上記のように構成した本発明によるクラッチプレートにおいては、その摩擦係合面の潤滑溝が各円弧状貫通穴を区画する区画部を除く部位に形成されていて、各区画部には存在していないため、各区画部では潤滑溝をプレス加工によって形成する際に生じる余肉に起因して盛り上って突出するようなことがなく、また摩擦係合面の表面研磨によっても各区画部が表面研磨された摩擦係合面から突出するようなこともない。
【0011】
従って、上記の本発明によるクラッチプレートを電磁式湿式摩擦クラッチにおいて磁力の作用により摩擦係合するインナクラッチプレートとアウタクラッチプレートの少なくとも一方に採用した場合には、当該摩擦クラッチの作動時に互いに相対回転するインナクラッチプレートとアウタクラッチプレートが何れか一方のクラッチプレートに形成した円弧状貫通穴の各区画部にて干渉し合うことがなく、各区画部の干渉に起因するトルク変動が発生することはない。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づいて説明すると、図1には、本発明に係る電磁式摩擦クラッチをパイロットクラッチ機構として採用した駆動力伝達装置が示されている。駆動力伝達装置10は、図3に示すように、四輪駆動車における後輪側への駆動力伝達経路に搭載される。なお、当該駆動力伝達装置は軸線に対して略対称の構成であるため、図1においては略半分の部位を省略している。
【0013】
当該四輪駆動車において、トランスアクスル21は、トランスミッション、トランスファ、およびフロントディファレンシャルを一体に備えているもので、エンジン22の駆動力をトランスアクスル21のフロントディファレンシャル23を介して、両アクスルシャフト24aに出力して左右の前輪24bを駆動させるとともに、第1プロペラシャフト25側に出力する。第1プロペラシャフト25は、駆動力伝達装置10を介して第2プロペラシャフト26に連結されており、第1プロペラシャフト25と第2プロペラシャフト26がトルク伝達可能に連結された場合には、駆動力はリヤディファレンシャル27に伝達され、同ディファレンシャル27から両アクスルシャフト28aへ出力されて左右の後輪28bを駆動させる。
【0014】
駆動力伝達装置10は、第1プロペラシャフト25と第2プロペラシャフト26間に配設されているもので、図1に示すように、外側回転部材であるアウタケース10a、内側回転部材であるインナシャフト10b、メインクラッチ10c、パイロットクラッチ機構10d、およびカム機構10eを備えている。本発明に係る電磁式摩擦クラッチは、パイロットクラッチ機構10dとして採用されている。
【0015】
アウタケース10aは、有底筒状のフロントハウジング11aと、フロントハウジング11aの後端部に溶接された筒状のリヤハウジング11bと、リヤハウジング11bの開口部に嵌着されて同開口部を覆蓋するリヤカバー11cとからなり、フロントハウジング11aは磁性材料である鉄にて、リヤハウジング11bは非磁性材料であるステンレスにて、リヤカバー11cは磁性材料である鉄にてそれぞれ形成されている。なお、リヤカバー11cの径方向の中間部には、非磁性材料であるステンレス製の筒体11dが埋設されていて、筒体11dは環状の非磁性部位を形成している。
【0016】
インナシャフト10bは、リヤカバー11cの中央部を液密的に貫通してアウタケース10a内に挿入されていて、軸方向の移動を規制された状態でフロントハウジング11aとリヤカバー11cに回転可能に支持されている。インナシャフト10bには、第2プロペラシャフト26の先端部が挿入されてトルク伝達可能に連結される。なお、アウタケース10aにおけるフロントハウジング11aの前端部には、第1プロペラシャフト25がトルク伝達可能に連結される。
【0017】
メインクラッチ10cは、湿式多板式の摩擦クラッチであって、多数のクラッチプレート(インナクラッチプレート12a、アウタクラッチプレート12b)を備えており、フロントハウジング11a内に配設されている。摩擦クラッチを構成する各インナクラッチプレート12aは、インナシャフト10bの外周にスプライン嵌合して軸方向へ移動可能に組付けられ、かつ、各アウタクラッチプレート12bは、フロントハウジング11aの内周にスプライン嵌合して軸方向へ移動可能に組付けられている。各インナクラッチプレート12aと各アウタクラッチプレート12bとは交互に位置して、互いに当接して摩擦係合するとともに、互いに離間して自由状態になる。
【0018】
パイロットクラッチ機構10dは、本発明に係る電磁式摩擦クラッチにて構成されているもので、電磁石13、摩擦クラッチ14、およびアーマチャ15を備えている。電磁石13は環状を呈しているもので、ヨーク16に嵌着された状態でリヤカバー11cの環状凹所に嵌合されている。ヨーク16は、リヤカバー11cの後端部の外周に回転可能に支持された状態で車体側に固定されている。
【0019】
摩擦クラッチ14は、複数のクラッチプレート(アウタクラッチプレート14a,インナクラッチプレート14b)からなる湿式多板式の摩擦クラッチであり、各インナクラッチプレート14bは、後述するカム機構10eを構成する第1カム部材17の外周にスプライン嵌合して軸方向へ移動可能に組付けられ、かつ、各アウタクラッチプレート14aは、リヤハウジング11bの内周にスプライン嵌合して軸方向へ移動可能に組付けられている。各アウタクラッチプレート14aと各インナクラッチプレート14bとは交互に位置して、互いに当接して摩擦係合するとともに、互いに離間して自由状態になる。
【0020】
アーマチャ15は環状を呈するもので、リヤハウジング11bの内周にスプライン嵌合して軸方向へ移動可能に組付けられていて、摩擦クラッチ14の一側に位置して対向している。
【0021】
パイロットクラッチ機構10dの以上の構成においては、電磁石13の電磁コイルへの通電により、ヨーク16、リヤカバー11c、摩擦クラッチ14、アーマチャ15、摩擦クラッチ14、リヤカバー11c、およびヨーク16間を循環する磁路が形成される。なお、電磁石13の電磁コイルへの通電の断続はスイッチの切り替えによりなされ、後述する3つの駆動モードを選択できるようになっている。スイッチは、車室内の運転席の近傍に配設されていて、運転者が容易に操作し得るようになっている。 なお、駆動力伝達装置10を、後述する第2の駆動モードのみの構成とすれば、このようなスイッチは無くてもよい。
【0022】
カム機構10eは、第1カム部材17、第2カム部材18、およびカムフォロアー19にて構成されている。第1カム部材17および第2カム部材18には、対向面に互いに対向するカム溝が周方向に所定間隔を保持して複数形成されている。第1カム部材17は、インナシャフト10bの外周に回転可能に嵌合されていて、リヤカバー11cに回転可能に支承されており、その外周に摩擦クラッチ14の各インナクラッチプレート14bがスプライン嵌合している。
【0023】
第2カム部材18は、インナシャフト10bの外周にスプライン嵌合されて一体回転可能に組付けられていて、メインクラッチ10cのインナクラッチプレート12aに対向して位置している。この第2カム部材18と第1カム部材17の互いに対向するカム溝には、ボール状のカムフォロアー19が介在している。
【0024】
かかる構成の駆動力伝達装置10においては、パイロットクラッチ機構10dを構成する電磁石13の電磁コイルへの通電がなされていない場合には磁路は形成されず、摩擦クラッチ14は非係合状態にある。このため、パイロットクラッチ機構10dは非作動の状態にあって、カム機構10eを構成する第1カム部材17は、カムフォロアー19を介して第2カム部材18と一体回転可能であり、メインクラッチ10cは非作動の状態にある。このため、車両は二輪駆動の第1の駆動モードを構成する。
【0025】
一方、電磁石13の電磁コイルへ通電されると、パイロットクラッチ機構10dには磁路が形成されて、電磁石13はアーマチャ15を吸引する。このため、アーマチャ15は摩擦クラッチ14を押圧して摩擦係合させ、カム機構10eの第1カム部材17をアウタケース10a側へ連結させて、第2カム部材18との間に相対回転を生じさせる。この結果、カム機構10eでは、カムフォロアー19が両カム部材17,18を互いに離間する方向へ押圧する。
【0026】
この結果、第2カム部材18はメインクラッチ10c側へ押圧されて、メインクラッチ10cを摩擦クラッチ14の摩擦係合力に応じて摩擦係合させ、アウタケース10aとインナシャフト10b間のトルク伝達を行う。このため、車両は第1プロペラシャフト25と第2プロペラシャフト26が非結合状態〜直結状態の間での四輪駆動の第2の駆動モードを構成する。この駆動モードでは、走行状態に応じて、前後輪間の駆動力分配比を100:0(二輪駆動状態)〜50:50(直結四輪駆動状態)の範囲で制御することができる。
【0027】
また、電磁石13の電磁コイルへの印加電流を所定の値に高めると、電磁石13のアーマチャ15に対する吸引力が増大し、アーマチャ15は強く吸引されて摩擦クラッチ14の摩擦係合力を増大させ、両カム部材17,18間の相対回転を増大させる。この結果、カムフォロアー19は、第2カム部材18に対する押圧力を高めてメインクラッチ10cを結合状態とする。このため、車両は第1プロペラシャフト25と第2プロペラシャフト26が直結した四輪駆動の第3の駆動モードを構成する。
【0028】
しかして、駆動力伝達装置10においては、パイロットクラッチ機構10dの摩擦クラッチ14を構成するアウタクラッチプレート14aは環状を呈していて、図2に示すように、プレート本体14a1の外周縁部にリヤハウジング11bのスプラインに嵌合するスプライン14a2が形成され、かつ、中間部には磁束の短絡を阻止する複数の円弧状貫通穴14a3が同一円周上に所定間隔を保持して形成されている。
【0029】
なお、摩擦クラッチ14を構成するインナクラッチプレート14bは、アウタクラッチプレート14aと同様に環状を呈するもので、プレート本体の内周縁部に第1カム部材17のスプラインに嵌合するスプラインが形成され、かつ、中間部に磁束の短絡を阻止する複数の円弧状貫通穴が形成されている。また、両クラッチプレート14a,14bのプレート本体は所定の面粗度の摩擦係合面に形成されている。
【0030】
アウタクラッチプレート14aにおいては、図2によって明らかなとおり、そのプレート本体14a1の摩擦係合面に、所定溝幅の多数の潤滑溝14a4が格子状に形成されている。各円弧状貫通穴14a3は、所定間隔を保持して同一円周上に位置していて、各区画部14a5にて区画された状態にあり、潤滑溝14a4はプレート本体14a1の各区画部14a5を除く摩擦係合面の全ての部位に形成されている。アウタクラッチプレート14aにおいては、プレート本体14a1の区画部14a5を除く表面をプレス加工することにより格子状の潤滑溝14a4が形成されており、プレス加工後にはベルト研磨、ローラ研磨等により表面研磨がなされている。
【0031】
このように、パイロットクラッチ機構10dの摩擦クラッチ14を構成するアウタクラッチプレート14aにおいては、その摩擦係合面に潤滑油を排出するための多数の潤滑溝14a4が形成されているが、潤滑溝14a4は各円弧状貫通穴14a3を区画する各区画部14a5には形成されていない。このため、プレス加工により潤滑溝14a4を形成する際、各区画部14a5では潤滑溝14a4の形成に起因する盛り上りは存在せず、逆に、潤滑溝14a4が形成された各区画部14a5以外の他の部位が相対的に盛り上がる。つまり、アウタクラッチプレート14aを表面研磨する際に研磨され難い各区画部14a5が他の部位に比較して元々窪んだ状態となっている。このため、アウタクラッチプレート14aの表面研磨後に各区画部14a5が摩擦係合面より突出することがない。
【0032】
このようなアウタクラッチプレート14aにて構成される摩擦クラッチ14においては、その作動時、互いに相対回転するアウタクラッチプレート14aとインナクラッチプレート14bの区画部が交差する際に干渉し合うことがなく、区画部の干渉に起因するトルク変動が発生することはない。
【0033】
なお、摩擦クラッチ14においては、インナクラッチプレート14bにもアウタクラッチプレート14aと同様の潤滑溝を形成することが好ましく、この場合には、アウタクラッチプレート14aと同様に、各区画部を除く部位に潤滑溝を形成することが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例に係る電磁式摩擦クラッチをパイロットクラッチ機構として採用した駆動力伝達装置の部分断面図である。
【図2】同摩擦クラッチを構成するアウタクラッチプレートの正面図である。
【図3】同駆動力伝達装置を搭載した四輪駆動車の概略構成図である。
【符号の説明】
10…駆動力伝達装置、10a…アウタケース、10b…インナシャフト、10c…メインクラッチ、10d…パイロットクラッチ機構、10e…カム機構、11a…フロントハウジング、11b…リヤハウジング、11c…リヤカバー、11d…筒体、12a…インナクラッチプレート、12b…アウタクラッチプレート、13…電磁石、14…摩擦クラッチ、14a…アウタクラッチプレート、14a1…プレート本体、14a2…スプライン、14a3…円弧状貫通穴、14a4…潤滑溝、14a5…区画部、14b…インナクラッチプレート、15…アーマチャ、16…ヨーク、17…第1カム部材、18…第2カム部材、19…カムフォロアー、21…トランスアクスル、22…エンジン、23…フロントディファレンシャル、24a…アクスルシャフト、24b…前輪、25…第1プロペラシャフト、26…第2プロペラシャフト、27…リヤディファレンシャル、28a…アクスルシャフト、28b…後輪。

Claims (2)

  1. 円盤状のプレート本体の摩擦係合面に潤滑油が流動する格子状の潤滑溝をプレス加工によってその周方向に沿って形成したクラッチプレートであって、前記プレート本体の半径方向の中間部位にて同一円周上に位置する複数の円弧状貫通穴を所定間隔にて離間して形成し、これら円弧状貫通穴を区画する各区画部には前記潤滑溝を形成しないことにより同区画部を前記潤滑溝の形成部分より窪んだ状態に形成して、前記プレート本体の摩擦係合面に表面研磨を施したとき前記円弧状貫通穴の各区画部が表面研磨された摩擦係合面から突出しないようにしたことを特徴とする湿式摩擦クラッチに用いられるクラッチプレート。
  2. 請求項1に記載したクラッチプレートを、磁力の作用によって摩擦係合するインナクラッチプレートとアウタクラッチプレートの少なくとも何れか一方のクラッチプレートとして採用したことを特徴とする電磁式湿式摩擦クラッチ。
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