JP6478937B2 - エレベータ用電磁ブレーキ装置 - Google Patents

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本発明は、エレベータ装置における巻上機と組み合わせて使用されるエレベータ用電磁ブレーキ装置に関する。
従来、この種のエレベータ用電磁ブレーキ装置に関連する周知技術として、開放時および釈放時に発生する衝突音を低減した「電磁ブレーキ装置」(特許文献1参照)が挙げられる。
特開2005−180626号公報
上述した特許文献1の電磁ブレーキ装置は、電磁コイルを内蔵した鉄心と、制動対象のディスクと鉄心との間に往復動自在に配置されて電磁コイルから発生する電磁力によって鉄心の側に吸引されるアマチュアと、ディスクに相対向して配置されてアマチュアに連結されたブレーキパッドと、アマチュアと鉄心との間に装着されてアマチュアをディスク側に抑圧する制動ばねと、備え、電磁コイルが非励磁状態にあるときに制動ばねの付勢力によってブレーキパッドをディスクに押し付け、電磁コイルが励磁状態にあるときには電磁力によってブレーキパッドをディスクから離間させる構造において、圧縮された状態でアマチュアと鉄心との間に緩衝材を装着したものである。
ところが、特許文献1記載の電磁ブレーキ装置の構造によれば、制動ばねが電磁コイルの外周部に形成された外磁極面のそのものに配置されるため、電磁コイルの外周部に形成される外磁極面の外形が大きくなってしまうことにより、アマチュアの応答性が低下してしまうという問題がある。
本発明は、このような問題点を解決すべくなされたもので、その技術的課題は、電磁コイルの外周部に形成される外磁極面の外形を大きくせずに簡単な構造でアマチュアの応答性を向上させることができるエレベータ用電磁ブレーキ装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、電磁コイルを内蔵した鉄心と、前記電磁コイルから発生する電磁力によって前記鉄心の側に吸引されるアマチュアと、前記鉄心における前記電磁コイルの外周部に離散的に凹部として設けられた複数の制動ばね装着用穴と、前記複数の制動ばね装着用穴の内部にそれぞれ装着されると共に、前記アマチュアと前記鉄心との間に装着されて当該アマチュアを当該鉄心から離反する方向に付勢する制動ばねと、を備えたエレベータ用電磁ブレーキ装置において、前記鉄心には、外周部に前記電磁コイルが通電された励磁状態の電磁力作用時に前記アマチュアと接触されないように略環状凹部の非接触部が形成され、当該非接触部の内側と前記電磁コイルの外周部との間に略環状の外磁極面が形成され、前記複数の制動ばね装着用穴は、前記外磁極面の円周方向に流れる渦電流を減少するように前記鉄心における当該外磁極面の局部を抉り込むように形成されて当該外磁極面の面積が小さくされ、かつ、前記複数の制動ばね装着用穴は、それぞれ、各制動ばね装着用穴における前記鉄心の中心側に位置する部分を、前記外磁極面の外周部よりも前記電磁コイルの外周側に近接させた上、前記非接触部と前記外磁極面とに跨がるように形成されたことを特徴とする。
本発明によれば、上記構成により、電磁コイルの外周部に形成される外磁極面の外形を大きくせずに簡単な構造でアマチュアの応答性を向上させることができるようになる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例に係るエレベータ用電磁ブレーキ装置の基本構造を一部透視して側面方向から示した図である。 図1に示すエレベータ用電磁ブレーキ装置に備えられる鉄心を正面方向から部材組み付け前状態で示した図である。
以下に、本発明のエレベータ用電磁ブレーキ装置について、実施例を挙げ、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係るエレベータ用電磁ブレーキ装置の基本構造を一部透視して側面方向から示した図である。また、図2はこの電磁ブレーキ装置に備えられる鉄心2を正面方向から部材組み付け前状態で示した図である。
図1及び図2を参照すれば、実施例に係る電磁ブレーキ装置は、エレベータ装置における巻上機と組み合わせて使用されるもので、基本構造として、円盤状の中心軸部に貫通孔4が形成されると共に、貫通孔4の外周側に同心状に電磁コイル1を収納する収納凹部5が形成された鉄心2と、鉄心2の収納凹部5に収納されることで鉄心2に内蔵された電磁コイル1と、鉄心2に対向して配置されると共に、電磁コイル1から発生する電磁力によって鉄心2側に吸引されるアマチュア3と、鉄心2における電磁コイル1(収納凹部5)の外周部に離散的に円筒状凹部として設けられた複数の制動ばね装着用穴9A〜9Fと、制動ばね装着用穴9A〜9Fの内部にそれぞれ装着されると共に、アマチュア3と鉄心2との間に装着されてアマチュア3を鉄心2から離反する方向に付勢する制動ばね10と、を備えている。
このうち、アマチュア3は、図示されない巻上機のシーブに連結された制動対象のディスクと鉄心2との間に配置される。アマチュア3に対するディスクを含む取り付け構造を簡単に云えば、アマチュア3とディスクとの対向面は貫通孔4の内部に挿入配置したロッド11により連結され、ロッド11の先端には一方のブレーキパッドが連結され、一方のブレーキパッドはディスクを間にして他方のブレーキパッドと相対向して配置されるもので、更に他方のブレーキパッドが巻上機を駆動するためのモータ等を固定するベースに微小揺動自在に支持されるボディに固定される。こうした構造により、アマチュア3がロッド11の軸方向に沿って往復動自在に配置されると共に、電磁コイル1が通電された励磁状態では電磁コイル1からの電磁力によって鉄心2の側に移動し、電磁力が解除された非励磁状態ときには制動ばね10からの付勢力によってディスクの側に移動する。
実施例に係る電磁ブレーキ装置では、鉄心2におけるアマチュア3側の面構造が工夫されている。具体的に云えば、鉄心2には、外周部に電磁コイル1が通電された励磁状態の電磁力作用時にアマチュア3と接触されないように略環状凹部の非接触部6が形成され、この非接触部6の内側と電磁コイル1の外周部との間に略環状の外磁極面7が形成されると共に、電磁コイル1の内側には環状の内磁極面8が形成されている。ここでの外磁極面7は特許文献1を含めた一般的な外磁極面と比べて面積が小さくされている。また、ここでの外磁極面7及び内磁極面8は、電磁コイル1が通電された励磁状態の電磁力作用時にアマチュア3と接触するように非接触部6よりもアマチュア3の側に突出している。このような構造とすることにより、励磁状態の電磁力作用時での動作が安定して行われ、アマチュア3の応答性を向上させることができる。
更に、鉄心における電磁コイル1の外周部に離散的に凹部として設けられた複数の制動ばね装着用穴9A〜9Fは、外磁極面7の外周部から離れた外側に形成されるのではなく、中心部の貫通孔4側に向いた内側が外磁極面7の局部を抉り込むように切削して形成され、外磁極面7の面積を一層小さくできるようにしている。制動ばね装着用穴9A〜9Fの望ましい形成パターンの形態としては、図2に示されるように制動ばね装着用穴9A〜9Fにおける鉄心2の中心側に位置する部分を外磁極面7の外周部よりも電磁コイル1(収納凹部5)の外周側に近接させた上、非接触部6と外磁極面7とに跨がるように形成する場合を例示できる。このような構造とすることにより、アマチュア3の応答性を一層向上させることができる上、渦電流を減少させることができる。
実施例に係る電磁ブレーキ装置によれば、外磁極面7の形成パターンと制動ばね装着用穴9A〜9Fの形成パターンとの特徴的な構造により、外磁極面7の面積を環状で形成される場合よりも小さくしてその円周方向に流れる渦電流を減少させることができるため、電磁コイル1の外周部に形成される外磁極面7の外形を大きくせずに簡単な構造でアマチュア3の応答性を向上させることができる。
この電磁ブレーキ装置における基本動作として、ブレーキ開放時には、電磁コイル1が通電されて励磁状態に至り、電磁コイル1から発生する電磁力によってアマチュア3が鉄心2に吸着される。このとき、制動ばね10から発生する付勢力に抗してアマチュア3が鉄心2の側に移動し、アマチュア3が鉄心2に吸引される。このアマチュア3の移動によって、略図するディスクがブレーキパッドから離され、ディスクに対する制動解除状態になる。また、このときのアマチュア3の移動に伴い、貫通孔4の内部に挿入配置したロッド11によってアマチュア3が案内されて制動ばね10が圧縮される状態となる。これに対し、ブレーキ釈放時には、電磁コイル1への通電が遮断されて電磁コイル1が非励磁状態に至り、電磁コイル1から発生する電磁力が消滅して制動ばね10が持つ付勢力のみがアマチュア3に付与される。これにより、アマチュア3が略図するディスクの側に移動し、制動ばね10からの付勢力を制動力としてブレーキパッドにディスクが押し付けられて制動状態となる。
ところで、特許文献1の場合のような従来構造では、外磁極面7に対して制動ばね装着用穴9A〜9Fの全体を形成する形態であることにより、外磁極面7の外形(径方向幅)を制動ばね装着用穴9A〜9Fの外径以下にすることはできず、これによって外磁極面7の面積を小さくすることができずにアマチュアの応答性が低下するという問題を回避できなかったが、実施例に係る構造では、鉄心2の外周部にアマチュア3と接触しない略環状の非接触部6を形成し、非接触部6の内側と電磁コイル1の外周部との間に略環状の外磁極面7を形成していることにより、外磁極面7の外形(径方向幅)を小さくして面積を小にすることができるため、電磁コイル1が励磁状態になる開放時におけるアマチュア3の応答性が向上する。また、実施例に係る構造では、係る外磁極面7の形成パターンに加え、制動ばね装着用穴9A〜9Fを外磁極面7の円周方向に流れる渦電流を減少させるように外磁極面7の局部に及んで抉り込ませて形成しており、外磁極面7の面積を一層小さくした上、外磁極面7の円周方向に流れる渦電流を減少させることができるため、アマチュア3の応答性を一層向上させることができる。
尚、実施例に係る電磁ブレーキ装置は、鉄心2に総計6個の円筒状凹部としての制動ばね装着用穴9A〜9Fを外磁極面7の外周部よりも電磁コイル1(収納凹部5)の外周側に近接させて設けた場合を例示したが、係る形態はあくまでも一例であって、その形状や数、或いは形成パターンは様々に変更できるものであり、例えば総数については5個や7個以上にしても良いため、本発明のエレベータ用電磁ブレーキ装置は、実施例で開示した形態に限定されない。
1 電磁コイル
2 鉄心
3 アマチュア
4 貫通孔
5 収納凹部
6 非接触部
7 外磁極面
8 内磁極面
9A〜9F 制動ばね装着用穴
10 制動ばね
11 ロッド

Claims (2)

  1. 電磁コイルを内蔵した鉄心と、前記電磁コイルから発生する電磁力によって前記鉄心の側に吸引されるアマチュアと、前記鉄心における前記電磁コイルの外周部に離散的に凹部として設けられた複数の制動ばね装着用穴と、前記複数の制動ばね装着用穴の内部にそれぞれ装着されると共に、前記アマチュアと前記鉄心との間に装着されて当該アマチュアを当該鉄心から離反する方向に付勢する制動ばねと、を備えたエレベータ用電磁ブレーキ装置において、
    前記鉄心には、外周部に前記電磁コイルが通電された励磁状態の電磁力作用時に前記アマチュアと接触されないように略環状凹部の非接触部が形成され、当該非接触部の内側と前記電磁コイルの外周部との間に略環状の外磁極面が形成され
    前記複数の制動ばね装着用穴は、前記外磁極面の円周方向に流れる渦電流を減少するように前記鉄心における当該外磁極面の局部を抉り込むように形成されて当該外磁極面の面積が小さくされ、かつ、前記複数の制動ばね装着用穴は、それぞれ、各制動ばね装着用穴における前記鉄心の中心側に位置する部分を、前記外磁極面の外周部よりも前記電磁コイルの外周側に近接させた上、前記非接触部と前記外磁極面とに跨がるように形成されたことを特徴とするエレベータ用電磁ブレーキ装置。
  2. 請求項記載のエレベータ用電磁ブレーキ装置において、
    前記鉄心には、前記電磁コイルの内側に内磁極面が形成され、前記外磁極面及び前記内磁極面は、前記電磁コイルが通電された励磁状態の電磁力作用時に前記アマチュアと接触するように前記非接触部よりも当該アマチュアの側に突出して形成されたことを特徴とするエレベータ用電磁ブレーキ装置。
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