JPH0219630Y2 - - Google Patents

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JPH0219630Y2
JPH0219630Y2 JP17017686U JP17017686U JPH0219630Y2 JP H0219630 Y2 JPH0219630 Y2 JP H0219630Y2 JP 17017686 U JP17017686 U JP 17017686U JP 17017686 U JP17017686 U JP 17017686U JP H0219630 Y2 JPH0219630 Y2 JP H0219630Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばモータのリヤハウジングある
いは各種機械の機枠より突出する回転軸を制動す
る場合に使用して好適な電磁ブレーキに関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の電磁ブレーキは実公昭61−6337
号として開示され、第3図に示すように構成され
ている。これを同図に基づいて説明すると、同図
において、符号1で示す電磁ブレーキは、モータ
用のハウジング2より突出する回転軸3の先端部
にキー嵌合されたプーリ4を制動するものであ
る。5は磁性材からなる円板で、前記ハウジング
2内にその一端面が外部に露呈するように埋設さ
れている。6は励磁コイル7を内蔵する環状溝8
を有するフイールドコアで、前記回転軸3の周囲
に進退自在に設けられ、かつ前記ハウジング2と
前記プーリ4との間に介装されており、プーリ側
にはピン孔9を有するフランジ10が設けられて
いる。11はコア案内用のピンで、前記ハウジン
グ2に固定され、かつ前記ピン孔9に挿通されて
いる。12は前記フイールドコア6をプーリ側に
付勢するコイルスプリングで、前記ピン11の周
囲に設けられ、かつ前記ハウジング2と前記フラ
ンジ10との間に弾装されている。また、13お
よび14は前記プーリ4を抜け止めするための当
て板とボルト、15および16はフエーシングで
ある。なお、前記フイールドコア6と前記ハウジ
ング2との間には、前記励磁コイル7の通電前に
おいてギヤツプgが形成されている。
したがつて、制動トルクを得るには励磁コイル
7への通電を停止する。このとき、フイールドコ
ア6がコイルスプリング12の弾撥力によつてフ
エーシング15を介しプーリ4に摩擦係合され
る。
一方、フイールドコア6とプーリ4との摩擦係
合を解除するには、励磁コイル7に通電する。こ
のとき、フイールドコア6が円板5側にコイルス
プリング12の弾撥力に抗して吸引される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、この種の電磁ブレーキにおいては、
被制御部材としてのプーリ4が回転軸3に固定さ
れているため、制動時にコイルスプリング12の
弾撥力によつて移動するフイールドコア6がフエ
ーシング15を介してプーリ4に摩擦係合する
と、回転中の回転軸3がそのスラスト方向に外力
を直接受ける。この結果、制動時には回転軸3の
軸受(図示せず)に加わる負荷が大きくなり、ブ
レーキ使用機器の耐久性が低下するという問題が
あつた。
本考案はこのような事情に鑑みなされたもの
で、制動時に回転軸の軸受に加わる負荷を抑制す
ることができ、もつてブレーキ使用機器の耐久性
を向上させることができる電磁ブレーキを提供す
るものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る電磁ブレーキは、カバーの内部に
設けられかつ回転軸の貫通端部に固定され回転軸
先端側にフランジを有するハブと、このハブの外
周面とハウジングの筒部の外周面に環状の空間を
介して設けられたスリーブと、このスリーブおよ
びハブに両端部が係止されかつ環状の空間内に設
けられた第1のスプリングと、このスプリングと
同一の軸線上に進退自在に設けられかつスリーブ
とカバーとの間に介装され励磁コイルを内蔵する
フイールドコアと、このフイールドコアとカバー
との間に弾装されフイールドコアをハウジング側
に付勢する第2のスプリングとを備えたものであ
る。
〔作用〕
本考案においては、制動時に第2のスプリング
の弾撥力によつてフイールドコアがスリーブに、
またスリーブがハウジングに圧接し、第1のスプ
リングがハブの外周面およびハウジングの筒部に
巻き付くことにより制動トルクを得ることができ
る。
〔実施例〕
第1図は第2図の−断面図、第2図は本考
案に係る電磁ブレーキをシヤツタ開閉装置用モー
タのリヤハウジングに使用した例を示す側面図で
ある。同図において、符号21で示すものはモー
タ用のハウジングで、その中央部には段付き回転
軸22が貫通する貫通孔23および筒部24が設
けられている。25はカツプ状のカバーで、前記
ハウジング21に前記段付き回転軸22の貫通端
部を覆うように固定されており、全体が磁性材に
よつて形成されている。26は前記筒部24の開
口端面に対接する段部26aを有するハブで、前
記カバー25の内部に収納され、かつ前記回転軸
22の貫通端部に固定されており、その外周面の
回転軸先端側にはノツチ27aを有するフランジ
27が一体に設けられている。このハブ26の外
径は前記筒部24の外径より僅かに大きい寸法に
設定されており、これにより回転軸22の回転中
に後述する第1のコイルスプリングと筒部24の
外周面との摩擦接触を阻止している。28はハウ
ジング側にノツチ28aを有するスリーブで、前
記ハブ26のフランジ27の外周面に嵌合されて
いる。このスリーブ28の内周面と前記ハブ26
の外周面間およびスリーブ28の内周面と前記筒
部24の外周面間には、環状の空間が形成されて
いる。29は第1のコイルスプリングで、両端部
が各々前記フランジ27のノツチ27aと前記ス
リーブ28のノツチ28aに係止され、かつ前記
環状の空間内に設けられており、制動時に前記ハ
ブ26および前記筒部24の外周面に巻き付くよ
うに構成されている。30は前記回転軸22の先
端部がその内部に臨む孔30aを有するフイール
ドコアで、前記コイルスプリング29と同一の軸
線上に進退自在に設けられ、かつ前記スリーブ2
8と前記カバー25との間に介装されており、そ
の外周面には複数のピン孔31aを有するフラン
ジ31が一体に設けられている。そして、このフ
イールドコア30には内フランジ32aを有する
コイルボビン32を取り付ける環状溝33が形成
されており、この環状溝33内のコイルボビン3
2には励磁コイル34が巻回されている。35は
前記フイールドコア30を軸線方向に案内する複
数のピンで、前記カバー25に同一の周方向に所
定の間隔を隔てて植設され、かつ前記フランジ3
1のピン孔31aに挿通されている。36は第2
のコイルスプリングで、前記カバー25と前記コ
イルボビン32の内フランジ32aとの間に弾装
されており、前記フイールドコア30をハウジン
グ側に常時付勢するように構成されている。な
お、37および38は前記回転軸22上のハブ2
6を抜け止めするためのキーとスナツプリング、
39は前記貫通孔23内に取り付けられ前記回転
軸22を回転自在に支承する軸受、40は前記ハ
ウジング21に前記カバー25を固定するボルト
である。また、41は解放用レバー、42はレバ
ー戻し用のスプリング、43はレバーピン、44
はスナツプリングである。
このように構成された電磁ブレーキにおいて
は、励磁コイル34への通電を停止することによ
り、第1図中に符号T1,T2で示す位置でスリー
ブ28およびハウジング21が第2のコイルスプ
リング36の弾撥力を受けて制動トルクを得るこ
とができる。すなわち、励磁コイル34への通電
を停止すると、第2のコイルスプリング36の弾
撥力によつてフイールドコア30がスリーブ28
に、またスリーブ28がハウジング21に圧接
し、第1のコイルスプリング29がハブ26の外
周面およびハウジング21の筒部24に巻き付い
て回転中の回転軸22が停止することになる。
一方、励磁コイル34に通電すると、フイール
ドコア30が第2のコイルスプリング36の弾撥
力に抗してカバー25の底面側に吸引されるか
ら、回転軸22の制動状態を解除することができ
る。
なお、本実施例においては、カバー25の全体
を磁性材によつて形成する例を示したが、本考案
はこれに限定されるものではなく、フイールドコ
ア30が対接する部位に所定の断面積を有する磁
性板が固着された非磁性材からなるカバー25を
使用しても差し支えない。すなわち要するに、カ
バー25は少なくとも一部が磁性材によつて形成
されていればよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、回転軸の
貫通端部に固定されたハブの外周面およびハウジ
ングの筒部の外周面との間に環状の空間を形成し
たスリーブと、このスリーブおよびハブに両端部
が係止されかつ環状の空間内に設けられた第1の
スプリングと、このスプリングと同一の軸線上に
進退自在に設けられかつスリーブとカバーとの間
に介装され励磁コイルを内蔵するフイールドコア
と、このフイールドコアとカバーとの間に弾装さ
れフイールドコアをハウジング側に付勢する第2
のスプリングとを備えたので、制動時に第2のス
プリングの弾撥力によつてフイールドコアがスリ
ーブに、またスリーブがハウジングに圧接し、第
1のスプリングをハブの外周面およびハウジング
の筒部に巻き付けることにより制動トルクを得る
ことができる。したがつて、従来のように制動時
にコイルスプリングの弾撥力によつて回転軸がス
ラスト方向に外力を直接受けることがないから、
回転軸の軸受に加わる負荷を抑制することがで
き、ブレーキ使用機器の耐久性を確実に向上させ
ることができる。またスプリングブレーキである
から、摩擦板式ブレーキと比較して大きいブレー
キトルクを得ることができるばかりか、制動時の
摩擦による騒音を小さくすることができる。さら
に、制動時に第2のコイルスプリングの弾撥力が
直接には制動力を得るために作用するものではな
いから、第2のコイルスプリングとしてばね定数
の比較的小さいスプリングを使用することがで
き、励磁コイルに通電する際に必要な電力量を低
減することができるといつた利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図の−断面図、第2図は本考
案に係る電磁ブレーキをシヤツタ開閉装置用モー
タのリヤハウジングに使用した例を示す側面図、
第3図は従来の電磁ブレーキを示す断面図であ
る。 21……ハウジング、22……回転軸、23…
…貫通孔、24……筒部、25……カバー、26
……ハブ、27……フランジ、28……スリー
ブ、29……第1のコイルスプリング、30……
フイールドコア、34……励磁コイル、36……
第2のコイルスプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸が貫通する貫通孔および筒部をその中央
    部に有するハウジングと、このハウジングに前記
    回転軸の貫通端部を覆うように固定され少なくと
    も一部が磁性材によつて形成されたカバーと、こ
    のカバーの内部に設けられかつ前記回転軸の貫通
    端部に固定され回転軸先端側にフランジを有する
    ハブと、このハブの外周面と前記ハウジングの筒
    部の外周面に環状の空間を介して設けられたスリ
    ーブと、このスリーブおよび前記ハブに両端部が
    係止されかつ前記環状の空間内に設けられた第1
    のスプリングと、このスプリングと同一の軸線上
    に進退自在に設けられかつ前記スリーブと前記カ
    バーとの間に介装され励磁コイルを内蔵するフイ
    ールドコアと、このフイールドコアと前記カバー
    との間に弾装されフイールドコアをハウジング側
    に付勢する第2のスプリングとを備えたことを特
    徴とする電磁ブレーキ。
JP17017686U 1986-11-07 1986-11-07 Expired JPH0219630Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP17017686U JPH0219630Y2 (ja) 1986-11-07 1986-11-07

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17017686U JPH0219630Y2 (ja) 1986-11-07 1986-11-07

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Publication Number Publication Date
JPS6375636U JPS6375636U (ja) 1988-05-20
JPH0219630Y2 true JPH0219630Y2 (ja) 1990-05-30

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