JPH066293Y2 - 電磁ブレ−キ - Google Patents

電磁ブレ−キ

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JPH066293Y2
JPH066293Y2 JP9794387U JP9794387U JPH066293Y2 JP H066293 Y2 JPH066293 Y2 JP H066293Y2 JP 9794387 U JP9794387 U JP 9794387U JP 9794387 U JP9794387 U JP 9794387U JP H066293 Y2 JPH066293 Y2 JP H066293Y2
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JP
Japan
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iron plate
movable iron
electromagnet
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yoke
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JP9794387U
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JPS643133U (ja
Inventor
千秋 福永
Original Assignee
神鋼電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、例えば工作機械等に用いられる電磁ブレー
キに関する。
[従来の技術] 従来、回転運動する被制動軸はもとより、直線運動する
被制動軸にも直接制動をかけることができる無励磁作動
形の電磁ブレーキとして第3図および第4図に示す電磁
ブレーキが考案されている。
これらの図において、21は内周方に向って開口する断
面コ字状の環状継鉄22と、この継鉄22の凹所内に収
納されたコイル23から成る電磁石部である。この電磁
石部21は、継鉄22の一側面に複数個設けられたねじ
孔24を用いて当該ブレーキの使用機器(図示略)の適
所に固定される。25は継鉄22の内周面でもある両磁
極面にわたり、これらの磁極面との間に空隙を隔てて外
周面を対向させた円弧状のアーマチュアである。このア
ーマチュア25の一端は、継鉄22にボルト31、31
によって固定された板ばね26にボルト32によって取
り付けられており、板ばね26の可撓性によって径方向
に開動可能となっている。28は継鉄22の磁極部に径
方向に穿設された孔に挿入された制動ばねであり、アー
マチュア25を、その先端部において軸心に向って押
し、当該アーマチュアの内周面に固着された摩擦材29
を被制動軸30の外周に押し付けている。アーマチュア
25は制動ばね28等とともに複数個(この場合4個)
継鉄22の内周部に等間隔に設けられる。
以上の構成により、コイル23に電流が供給されていな
いときには各制動ばね28によって各アーマチュア25
は軸心部に向って押され、これによって各アーマチュア
25の摩擦材29は被制動軸30の外周面に圧接せら
れ、この被制動軸30に制動がかけられている。コイル
23に電流が供給されると、各アーマチュア25は電磁
吸引力を受け制動ばね28の力に抗して開動せられ、被
制動軸30に対する制動は解除せられる。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、上述したように従来の電磁ブレーキにおいて
は、被制動軸30と同一軸心の電磁石部21の内周部に
内周方向に付勢してアーマチュア25を設け、さらにア
ーマチュア25の内周部に摩擦材29を取り付けて構成
し、すなわち電磁石部21およびアーマチュア25の内
奥部に位置する摩擦材29を直接、直線運動あるいは回
転運動する被制動軸30に圧接して該制動軸30を制動
するようにした無励磁作動形の電磁ブレーキであるの
で、電磁石部21を励磁できない停電時や組み付け時に
おいて、被制動軸30から摩擦材29を離間させること
が容易ではなく、停電時や組み付け時にブレーキ解放が
必要な場合にブレーキ解放ができないという問題があっ
た。
この考案は、上記の事情に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、停電時や組み付け時においても容
易にブレーキ解放を行うことができる無励磁作動形の電
磁ブレーキを提供することにある。
[問題点を解決するための手段] この考案は、一側面に磁極が設けられた環状の電磁石
と、前記電磁石の内周に内周方向に付勢され、かつ外周
方向に開動可能に取り付けられた複数個の円弧状の開動
部材と、前記電磁石の一側面に対向して、かつ軸方向に
移動可能に配置された円環状の可動鉄板であって、前記
開動部材の各一端に対向して内周側に突出部が設けられ
た円環状の可動鉄板と、前記開動部材の内周に取り付け
られ、被制動軸の外周に圧接する摩擦部材とを具備し、
前記可動鉄板の突出部または該突出部と対向する前記開
動部材の一端のいずれかあるいは両方のテーパを設けた
ことを特徴とする。
[作用] この考案によれば、電磁石を励磁していない場合は、開
動部材が内周方向に付勢されており、これにより摩擦材
が被制動軸に圧接されてブレーキがかかっている。この
状態で、通常時にブレーキを解放する場合は、電磁石を
励磁して可動鉄板を軸方向に吸着し、これにより、可動
鉄板の突出部が開動部材の一端を軸方向に押し、可動鉄
板または開動部材の一端あるいはその両方に設けられた
テーパにしたがって可動鉄板の突出部が開動部材を外周
方向に押し開く、これにより摩擦材が被制動軸から離間
してブレーキを解放することができる。また、電磁石を
励磁できない停電時や組み付け時には、可動鉄板を軸方
向に手動で押すことにより、上記と同様に可動鉄板の突
出部または開動部材の一端あるいはその両方のテーパに
したがって可動鉄板の突出部が開動部材を外周方向に押
し開き、ブレーキを解放することができる。
[実施例] 第1図および第2図はこの考案の一実施例の構成を示す
上部の縦断面図および側面図である。これらの図におい
て、1は環状の電磁石であり、一方の側方(図における
左方)に向って開口した断面コ字状の環状継鉄2と、こ
の継鉄2の凹所内に収納されたコイル3とから構成され
ている。この電磁石1は、他の側面に複数個設けられた
ねじ孔4を用いて当該ブレーキの使用機器(図示略)の
適所に固定される。また、電磁石1の継鉄2の内周面に
は、該継鉄2の内周面と空隙を隔てて外周面を対向させ
た円弧状の開動部材5が複数個(この実施例においては
4個)配列されている。この開動部材5の一端は継鉄2
にボルト6によって固定された板ばね7にボルト8によ
って取り付けられ、板ばね7の可撓性によって開動自在
となっている。この開動部材5の一端(図における左
端)にはテーパ5aが形成されている。また、継鉄2の
内周に穿設された穴には制動ばね9が挿入されており、
この制動ばね9によって開動部材5が内周方向に付勢さ
れている。また、開動部材5の内周には摩擦材10が取
り付けられており、この摩擦材10は開動部材5に作用
する付勢力により被制動軸30の外周に圧接されてい
る。また、11は継鉄2の磁極が設けられた側面(図に
おける左面)と空隙を隔てて対向配置された円環状の可
動鉄板であり、ばね12によって左方に付勢されてい
る。この可動鉄板11の内周には開動部材5と空隙を隔
てて対向した突出部13が形成されている。この可動鉄
板11の突出部13は軸方向に突出しており、その先端
には開動部材5のテーパ5aと同じ傾きのテーパ13a
が形成されている。
上記の構成において、電磁石1のコイル3に電流が供給
されていない場合は、可動鉄板11は継鉄2と空隙を隔
てて位置しており、可動鉄板11の突出部13は開動部
材5と空隙を隔てている。また、開動部材5は制動ばね
9によって内周方に付勢され、これにより摩擦材10が
被制動軸30に圧接されて、被制動軸30に制動がかけ
られている。
この状態で、コイル3に電流が供給されると、継鉄2が
励磁され、可動鉄板11と継鉄2との間に電磁吸引力が
作用する。この結果、可動鉄板11が継鉄2に吸引され
て図における右方に移動する。可動鉄板11が右方に移
動すると、これにより、可動鉄板11の突出部13が開
動部材5に当接し、両テーパ13aおよび5aが係合す
る。さらに可動鉄板11が右方に移動して継鉄2に吸着
されると、開動部材5は可動鉄板11の突出部13に押
圧され、開動部材5が両テーパ13a、5aの傾斜にし
たがい、制動ばね9の付勢力に抗して外周方向に開動す
る。これにより、被制動軸30から摩擦材10が離間
し、被制動軸30の制動が解かれる。
また、停電時や組み付け時にコイル3に電流を供給でき
ない時に、ブレーキを解放する場合は、可動鉄板11を
左方から軸方向に押すと、上記と同様に可動鉄板11の
突出部13が開動部材5に当接してテーパ13aとテー
パ5aが係合し、このテーパ13a、5aの傾斜にした
がって開動部材5が外周方向に開動される。この結果、
上記と同様に摩擦材10が被制動軸30から離間して制
動が解かれる。
なお、上記の実施例においては、可動鉄板11の突出部
13および開動部材5の両方にテーパを設けたが、突出
部13または開動部材5のいずれか一方にテーパを設け
るように構成してもよく、更に他方にボールまたはロー
ラを取り付ければ一層効果的である。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、一側面に磁極
が設けられた環状の電磁石と、前記電磁石の内周に内周
方向に付勢され、かつ外周方向に開動可能に取り付けら
れた複数個の円弧状の開動部材と、前記電磁石の一側面
に対向して、かつ軸方向に移動可能に配置された円環状
の可動鉄板であって、前記開動部材の各一端に対向して
内周側に突出部が設けられた円環状の可動鉄板と、前記
開動部材の内周に取り付けられ、被制動軸の外周に圧接
する摩擦部材とを具備し、前記可動鉄板の突出部または
該突出部と対向する前記開動部材の一端のいずれかある
いは両方にテーパを設けたので、停電時または組み付け
時にも容易に手動解放を行うことができ、また、サーボ
モータ等の円筒状内に組み付けた場合においても軸方向
から容易に手動解放を行うことができるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、この考案の一実施例の構成を示
す上部縦断面図および側面図、第3図および第4図は従
来の電磁ブレーキの構成を示す上部縦断面図および側面
図である。 1…電磁石、5…開動部材、5a…テーパ、10…摩擦
材、11…可動鉄板、13…突出部、13a…テーパ、
30…被制動軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一側面に磁極が設けられた環状の電磁石
    と、前記電磁石の内周に内周方向に付勢され、かつ外周
    方向に開動可能に取り付けられた複数個の円弧状の開動
    部材と、前記電磁石の一側面に対向して、かつ軸方向に
    移動可能に配置された円環状の可動鉄板であって、前記
    開動部材の各一端に対向して内周側に突出部が設けられ
    た円環状の可動鉄板と、前記開動部材の内周に取り付け
    られ、被制動軸の外周に圧接する摩擦部材とを具備し、
    前記可動鉄板の突出部または該突出部と対向する前記開
    動部材の一端のいずれかあるいは両方にテーパを設けた
    ことを特徴とする電磁ブレーキ。
JP9794387U 1987-06-26 1987-06-26 電磁ブレ−キ Expired - Lifetime JPH066293Y2 (ja)

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JP9794387U JPH066293Y2 (ja) 1987-06-26 1987-06-26 電磁ブレ−キ

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JP9794387U JPH066293Y2 (ja) 1987-06-26 1987-06-26 電磁ブレ−キ

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JPS643133U JPS643133U (ja) 1989-01-10
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JP9794387U Expired - Lifetime JPH066293Y2 (ja) 1987-06-26 1987-06-26 電磁ブレ−キ

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