JPH0613891B2 - 電磁ブレ−キ - Google Patents
電磁ブレ−キInfo
- Publication number
- JPH0613891B2 JPH0613891B2 JP61260311A JP26031186A JPH0613891B2 JP H0613891 B2 JPH0613891 B2 JP H0613891B2 JP 61260311 A JP61260311 A JP 61260311A JP 26031186 A JP26031186 A JP 26031186A JP H0613891 B2 JPH0613891 B2 JP H0613891B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- armature
- field core
- ball
- leaf spring
- spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/14—Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2121/00—Type of actuator operation force
- F16D2121/18—Electric or magnetic
- F16D2121/20—Electric or magnetic using electromagnets
- F16D2121/22—Electric or magnetic using electromagnets for releasing a normally applied brake
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は工作機械や各種産業機械等において、回転軸の
制動に用いられるシュータイプの電磁ブレーキに関する
ものである。
制動に用いられるシュータイプの電磁ブレーキに関する
ものである。
この種の電磁ブレーキとして特開昭61−52430号
公報に開示されたものがある。これは、励磁コイルを有
するフィールドコアの外側にブレーキドラムをフィール
ドコアと同軸状に配設し、フィールドコアの外周面に円
弧状のアーマチュアを取付けたものであり、アーマチュ
アは一端を支持部材を介してフィールドコアに支持さ
れ、他端部を制動用のばねで常時外径方向へ付勢される
ことによって径方向に移動可能とされている。そして、
励磁コイルが無励磁状態のときは、制動用のばねでアー
マチュア外表面のブレーキライニングをブレーキドラム
に圧接させ、励磁コイルが励磁状態のときは、アーマチ
ュアを一端を支点としてフィールドコア側へ揺動させて
前記圧接を解除するように構成されている。
公報に開示されたものがある。これは、励磁コイルを有
するフィールドコアの外側にブレーキドラムをフィール
ドコアと同軸状に配設し、フィールドコアの外周面に円
弧状のアーマチュアを取付けたものであり、アーマチュ
アは一端を支持部材を介してフィールドコアに支持さ
れ、他端部を制動用のばねで常時外径方向へ付勢される
ことによって径方向に移動可能とされている。そして、
励磁コイルが無励磁状態のときは、制動用のばねでアー
マチュア外表面のブレーキライニングをブレーキドラム
に圧接させ、励磁コイルが励磁状態のときは、アーマチ
ュアを一端を支点としてフィールドコア側へ揺動させて
前記圧接を解除するように構成されている。
しかし、このような構造では、アーマチュアは一端を支
点として揺動するようにフィールドコアに吸着されるた
めに、支点側の部分においてフィールドコアとの間に間
隙が形成される。そのため、励磁コイルの周囲に形成さ
れる磁気回路において磁気抵抗が大きくなり、励磁コイ
ルの励磁力を有効に利用することができない不具合があ
った。すなわち、前記間隙は磁束を透しにくいばかりで
なく、磁束を迂回させて磁路の平均長さを長くするから
である。
点として揺動するようにフィールドコアに吸着されるた
めに、支点側の部分においてフィールドコアとの間に間
隙が形成される。そのため、励磁コイルの周囲に形成さ
れる磁気回路において磁気抵抗が大きくなり、励磁コイ
ルの励磁力を有効に利用することができない不具合があ
った。すなわち、前記間隙は磁束を透しにくいばかりで
なく、磁束を迂回させて磁路の平均長さを長くするから
である。
本発明はこのような事情に鑑みなされたもので、シュー
タイプであっても励磁コイルの励磁力を有効に利用する
ことができる電磁ブレーキを提供するものである。本発
明に係る電磁ブレーキは、フィールドコアに対向して軸
線方向に平行移動可能に支持されたアーマチュアと、そ
の外側に配設されたブレーキドラムと、ブレーキドラム
の内周面に沿って配列され表面にブレーキライニングを
有する板ばねとを備え、前記アーマチュアの外周部に傾
斜溝を設け、この傾斜溝と板ばねとの間にボールを介装
したものである。
タイプであっても励磁コイルの励磁力を有効に利用する
ことができる電磁ブレーキを提供するものである。本発
明に係る電磁ブレーキは、フィールドコアに対向して軸
線方向に平行移動可能に支持されたアーマチュアと、そ
の外側に配設されたブレーキドラムと、ブレーキドラム
の内周面に沿って配列され表面にブレーキライニングを
有する板ばねとを備え、前記アーマチュアの外周部に傾
斜溝を設け、この傾斜溝と板ばねとの間にボールを介装
したものである。
本発明においては、励磁コイルが無励磁状態のときは、
アーマチュアがフィールドコアから後退してボールが板
ばねを外径方向へ押圧するため、ブレーキライニングが
ブレーキドラムに圧接する。一方、励磁コイルが励磁さ
れると、アーマチュアが前進し、ボールが内径方向へ移
動するため、前記圧接が解除される。
アーマチュアがフィールドコアから後退してボールが板
ばねを外径方向へ押圧するため、ブレーキライニングが
ブレーキドラムに圧接する。一方、励磁コイルが励磁さ
れると、アーマチュアが前進し、ボールが内径方向へ移
動するため、前記圧接が解除される。
以下、その構成等を図に示す実施例により詳細に説明す
る。第1図は本発明に係る電磁ブレーキを示す縦断面
図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図は正面図
で、これらの図において符号1で示すものは、電磁ブレ
ーキを示し、例えばモータ2に取付けられ被制動軸とし
てのモータ軸3の制動に使用される。
る。第1図は本発明に係る電磁ブレーキを示す縦断面
図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図は正面図
で、これらの図において符号1で示すものは、電磁ブレ
ーキを示し、例えばモータ2に取付けられ被制動軸とし
てのモータ軸3の制動に使用される。
4は鉄などの磁性材からなる円形環状のフィールドコア
であり、外周部に等間隔をおいて3個穿設された取付用
孔5を貫通する図示しないボルトによって、前記モータ
2の背面側に前記モータ軸3と同軸状に取付けられて
る。このフィールドコア4のモータ2と反対側の端面に
は軸線方向へ開放された環状溝6が設けられており、こ
こに環状に巻回された励磁コイル7が装填されている。
8は前記フィールドコア4に対向する円板状のアーマチ
ュアである。このアーマチュア8は第4図に示すよう
に、中央部にモータ軸3が貫通する中央孔11を有し、
外周部に等間隔に3個設けたガイド孔12に前記取付用
孔5に圧入固定されたガイドカラー13を貫通させるこ
とによって、回転が規制された状態で軸線方向に平行移
動可能に支持されている。また、このアーマチュア8
は、フィールドコア4の外側端面に複数個穿設された凹
陥部14に、制動用の圧縮コイルばね15を凹陥部14
の底面とアーマチュア8の表面との間において圧縮変形
した状態で装填することによって、常時フィールドコア
4から離れる方向へ付勢されている。
であり、外周部に等間隔をおいて3個穿設された取付用
孔5を貫通する図示しないボルトによって、前記モータ
2の背面側に前記モータ軸3と同軸状に取付けられて
る。このフィールドコア4のモータ2と反対側の端面に
は軸線方向へ開放された環状溝6が設けられており、こ
こに環状に巻回された励磁コイル7が装填されている。
8は前記フィールドコア4に対向する円板状のアーマチ
ュアである。このアーマチュア8は第4図に示すよう
に、中央部にモータ軸3が貫通する中央孔11を有し、
外周部に等間隔に3個設けたガイド孔12に前記取付用
孔5に圧入固定されたガイドカラー13を貫通させるこ
とによって、回転が規制された状態で軸線方向に平行移
動可能に支持されている。また、このアーマチュア8
は、フィールドコア4の外側端面に複数個穿設された凹
陥部14に、制動用の圧縮コイルばね15を凹陥部14
の底面とアーマチュア8の表面との間において圧縮変形
した状態で装填することによって、常時フィールドコア
4から離れる方向へ付勢されている。
21は前記モータ軸3を制動するブレーキドラムで、有
底円筒状を呈し円周面に制動面21aが形成されてい
る。このブレーキドラム21はアーマチュア8およびフ
ィールドコア4と同軸状に配設され、周壁でアーマチュ
ア8およびフィールドコア4の外側を被覆している。ま
た、底部中央にはハブ22が設けられており、図示しな
いキーを介してモータ軸3と回転方向に結合されてい
る。一方、軸線方向については、スナップリング23に
よって移動が規制されている。なお、軸線方向について
の規制はスナップリングのほか、例えばねじ作用を利用
した規制手段でもよい。24は取付ボルトを外部から挿
入するための透孔で、ブレーキドラム21の底部に前記
取付用孔5に対応して穿設されている。
底円筒状を呈し円周面に制動面21aが形成されてい
る。このブレーキドラム21はアーマチュア8およびフ
ィールドコア4と同軸状に配設され、周壁でアーマチュ
ア8およびフィールドコア4の外側を被覆している。ま
た、底部中央にはハブ22が設けられており、図示しな
いキーを介してモータ軸3と回転方向に結合されてい
る。一方、軸線方向については、スナップリング23に
よって移動が規制されている。なお、軸線方向について
の規制はスナップリングのほか、例えばねじ作用を利用
した規制手段でもよい。24は取付ボルトを外部から挿
入するための透孔で、ブレーキドラム21の底部に前記
取付用孔5に対応して穿設されている。
31はフィールドコア4の外周面に取付けられた板ばね
であり、ブレーキドラム21の内周面に沿って前記圧縮
コイルばね15の外側に等間隔をおいて3個配列されて
いる。この板ばね31は第5図および第6図に正面図お
よび平面図を示すように、平面視略台形状の板材からな
り、両端部に形成され取付ねじ32が貫通する取付孔3
3を有する固定部31aと、中央部に形成されシュー3
4が固着されたシュー保持部31bとが容易に弾性変形
し得る円弧状の接続部31cによって連結されている。
すなわち、板ばね31は固定部31aが固定されても、
シュー保持部31bは接続部31cよって径方向に弾性
変形することができる。前記シュー34は溶着やあるい
はリベット等によってシュー保持部31bの外表面に固
着されている。35はこのシュー34上に固着されたブ
レーキライニング、36はシュー保持部31bの前端面
両側に一対の切込みを設けて折曲げ形成したフランジで
あり、後述するボールが抜け落ちるのを防止するもので
ある。
であり、ブレーキドラム21の内周面に沿って前記圧縮
コイルばね15の外側に等間隔をおいて3個配列されて
いる。この板ばね31は第5図および第6図に正面図お
よび平面図を示すように、平面視略台形状の板材からな
り、両端部に形成され取付ねじ32が貫通する取付孔3
3を有する固定部31aと、中央部に形成されシュー3
4が固着されたシュー保持部31bとが容易に弾性変形
し得る円弧状の接続部31cによって連結されている。
すなわち、板ばね31は固定部31aが固定されても、
シュー保持部31bは接続部31cよって径方向に弾性
変形することができる。前記シュー34は溶着やあるい
はリベット等によってシュー保持部31bの外表面に固
着されている。35はこのシュー34上に固着されたブ
レーキライニング、36はシュー保持部31bの前端面
両側に一対の切込みを設けて折曲げ形成したフランジで
あり、後述するボールが抜け落ちるのを防止するもので
ある。
41はボール受け金具であり、第7図、第8図、第9図
に正面図、平面図、側面図を示すように両側に一対の突
出部41aを有する略板状に形成されており、この突出
部41aを前記アーマチュア8の外周面に設けた切欠き
42に嵌合させることよって、アーマチュア8の板ばね
31の内側に対応する部位に軸線方向に移動自在に配設
されている。43は突出部41aの上面に形成された傾
斜面で、フィールドコア4から離れるにしたがって深く
なるように傾斜し、先端部にはボール係止壁43aが形
成されている。そして、この傾斜面43と、この両側に
位置している切欠き42の側面とによって、アーマチュ
ア8の外周部に傾斜溝が設けられている。
に正面図、平面図、側面図を示すように両側に一対の突
出部41aを有する略板状に形成されており、この突出
部41aを前記アーマチュア8の外周面に設けた切欠き
42に嵌合させることよって、アーマチュア8の板ばね
31の内側に対応する部位に軸線方向に移動自在に配設
されている。43は突出部41aの上面に形成された傾
斜面で、フィールドコア4から離れるにしたがって深く
なるように傾斜し、先端部にはボール係止壁43aが形
成されている。そして、この傾斜面43と、この両側に
位置している切欠き42の側面とによって、アーマチュ
ア8の外周部に傾斜溝が設けられている。
44は前記傾斜面43と板ばね31との間に介装された
6個のボールである。このボール44はボール受け金具
41をねじ止めしたアーマチュア8が圧縮コイルばね1
5で押圧されることによって、フランジ36に係合した
状態で外径方向へ移動しようとするため、板ばね31を
常時外径方向へ押圧し、ブレーキライニング35をブレ
ーキドラム21に圧接させる。
6個のボールである。このボール44はボール受け金具
41をねじ止めしたアーマチュア8が圧縮コイルばね1
5で押圧されることによって、フランジ36に係合した
状態で外径方向へ移動しようとするため、板ばね31を
常時外径方向へ押圧し、ブレーキライニング35をブレ
ーキドラム21に圧接させる。
51は前記ボール受け金具41をアーマチュア8に固定
する固定ねじ、52はアーマチュア8とフィールドコア
4との間隙を調整する一対の調整ねじである。前記固定
ねじ51はボール受け金具41の中央部に配された透孔
53を貫通しアーマチュア8のねじ孔54に螺着されて
いる。一方、調整ねじ52は第10図に要部の拡大断面
図を示すように、ボール受け金具41の両側部に配され
たねじ孔55を貫通しアーマチュア8の凹陥部56に当
接している。すなわち、これらねじはボール受け金具4
1をアーマチュア8に対して所定の位置に固定する固定
手段を構成している。ここで、調整ねじ52の首下の長
さはボール受け金具41の厚さと凹陥部56の深さとの
和よりも長く設定されている。
する固定ねじ、52はアーマチュア8とフィールドコア
4との間隙を調整する一対の調整ねじである。前記固定
ねじ51はボール受け金具41の中央部に配された透孔
53を貫通しアーマチュア8のねじ孔54に螺着されて
いる。一方、調整ねじ52は第10図に要部の拡大断面
図を示すように、ボール受け金具41の両側部に配され
たねじ孔55を貫通しアーマチュア8の凹陥部56に当
接している。すなわち、これらねじはボール受け金具4
1をアーマチュア8に対して所定の位置に固定する固定
手段を構成している。ここで、調整ねじ52の首下の長
さはボール受け金具41の厚さと凹陥部56の深さとの
和よりも長く設定されている。
このように構成された電磁ブレーキにおいては、励磁コ
イル7が励磁されてない無励磁状態においては、第11
図に拡大して示すように、圧縮コイルばね15の弾撥力
によってアーマチュア8はフィールドコア4の吸着面と
の間に間隙gを形成するように押圧されフィールドコア
4に対して後退する。このとき、ボール44はフランジ
36で係止されるので、傾斜面43上をフィールドコア
4側へ移動して板ばね31を外径方向へ押圧する。この
ため、ブレーキライニング35がブレーキドラム21に
圧接し、ブレーキドラム21の回転がブレーキライニン
グ35との摩擦力によって阻止されるので、モータ軸3
は制動される。
イル7が励磁されてない無励磁状態においては、第11
図に拡大して示すように、圧縮コイルばね15の弾撥力
によってアーマチュア8はフィールドコア4の吸着面と
の間に間隙gを形成するように押圧されフィールドコア
4に対して後退する。このとき、ボール44はフランジ
36で係止されるので、傾斜面43上をフィールドコア
4側へ移動して板ばね31を外径方向へ押圧する。この
ため、ブレーキライニング35がブレーキドラム21に
圧接し、ブレーキドラム21の回転がブレーキライニン
グ35との摩擦力によって阻止されるので、モータ軸3
は制動される。
一方、励磁コイル7に電圧が印加された励磁状態におい
ては、第12図に示すように、磁束Фが発生し、アーマ
チュア8は圧縮コイルばね15の弾撥力に抗してフィー
ルドコア4に吸着される。そのため、アーマチュア8が
前進し、ボール44が内径方向へ移動するため、前記圧
縮が解除される。すなわち、ブレーキドラム21とブレ
ーキライニング35との間には間隙sが形成される。こ
のとき、ボール44はボール係止壁43aに係止されて
いる。
ては、第12図に示すように、磁束Фが発生し、アーマ
チュア8は圧縮コイルばね15の弾撥力に抗してフィー
ルドコア4に吸着される。そのため、アーマチュア8が
前進し、ボール44が内径方向へ移動するため、前記圧
縮が解除される。すなわち、ブレーキドラム21とブレ
ーキライニング35との間には間隙sが形成される。こ
のとき、ボール44はボール係止壁43aに係止されて
いる。
したがって、アーマチュア8全体を後退させることによ
って、ブレーキドラム21の制動および解放状態とする
ことができるから、解放時にはアーマチュア8をフィー
ルドコア4に密着させることができる。その結果、励磁
コイル7の周囲に形成される磁気回路中に空隙が形成さ
れるのを阻止し磁気抵抗を小さくすることができるか
ら、起磁力を有効に利用することができる。
って、ブレーキドラム21の制動および解放状態とする
ことができるから、解放時にはアーマチュア8をフィー
ルドコア4に密着させることができる。その結果、励磁
コイル7の周囲に形成される磁気回路中に空隙が形成さ
れるのを阻止し磁気抵抗を小さくすることができるか
ら、起磁力を有効に利用することができる。
また、励磁時に固定ねじ51を緩め、調整ねじ52を締
まる方向へ回転すると第10図に示すように、固定ねじ
51の頭部とボール受け金具41との間隙g1 が小さく
なり、ボール受け金具41とアーマチュア8との間隙g
2 が大きくなる。このとき、第12図で示す間隙sが小
さくなると共に、前記傾斜面43の角度により任意な前
記間隙sに対する比率で、無励磁時におけるアーマチュ
ア8とフィールドコア4との間隙gが小さくなる。した
がって、間隙gの許容範囲内で間隙sが調整できるの
で、電磁ブレーキ1を機種の異なる機械へ組込む際に
は、調整ねじ52の締め方によってブレーキトルクを調
整することができる。ここで、換言すれば、間隙gの調
整を行えば間隙sは設計上自ずと決められるから、間隙
sの調整はブレーキドラム21をモータ軸3に結合する
前に行える。そのため、ブレーキドラム21に間隙調整
用の透孔を特別に穿設する必要がない。
まる方向へ回転すると第10図に示すように、固定ねじ
51の頭部とボール受け金具41との間隙g1 が小さく
なり、ボール受け金具41とアーマチュア8との間隙g
2 が大きくなる。このとき、第12図で示す間隙sが小
さくなると共に、前記傾斜面43の角度により任意な前
記間隙sに対する比率で、無励磁時におけるアーマチュ
ア8とフィールドコア4との間隙gが小さくなる。した
がって、間隙gの許容範囲内で間隙sが調整できるの
で、電磁ブレーキ1を機種の異なる機械へ組込む際に
は、調整ねじ52の締め方によってブレーキトルクを調
整することができる。ここで、換言すれば、間隙gの調
整を行えば間隙sは設計上自ずと決められるから、間隙
sの調整はブレーキドラム21をモータ軸3に結合する
前に行える。そのため、ブレーキドラム21に間隙調整
用の透孔を特別に穿設する必要がない。
なお、上記実施例においては、アーマチュア8と別体に
形成されたボール受け金具41によって傾斜溝を設け、
ボール44を2個ずつ3組等間隔に配置した例について
説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
傾斜溝をアーマチュア8と一体的に設けてよく、ボール
44の数は1個ずつ配置するなど適宜変更することがで
きる。また、比較的低いボール係止壁43aが設けられ
たボール受け金具41について説明したが、ボール係止
壁43aの高さは適宜変更することができる。
形成されたボール受け金具41によって傾斜溝を設け、
ボール44を2個ずつ3組等間隔に配置した例について
説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
傾斜溝をアーマチュア8と一体的に設けてよく、ボール
44の数は1個ずつ配置するなど適宜変更することがで
きる。また、比較的低いボール係止壁43aが設けられ
たボール受け金具41について説明したが、ボール係止
壁43aの高さは適宜変更することができる。
以上説明したように本発明によれば、フィールドコアに
対向して軸線方向に平行移動可能に支持されたアーマチ
ュアと、その外側に配設されたブレーキドラムと、ブレ
ーキドラムの内周面に沿って配列され表面にブレーキラ
イニングを有する板ばねとを備え、前記アーマチュアの
外周部に傾斜溝を設け、この傾斜溝と板ばねとの間にボ
ールを介装したから、アーマチュアがフィールドコアか
ら後退するとボールが外径方向へ移動し、アーマチュア
が前進するとボールが内径方向へ移動する。
対向して軸線方向に平行移動可能に支持されたアーマチ
ュアと、その外側に配設されたブレーキドラムと、ブレ
ーキドラムの内周面に沿って配列され表面にブレーキラ
イニングを有する板ばねとを備え、前記アーマチュアの
外周部に傾斜溝を設け、この傾斜溝と板ばねとの間にボ
ールを介装したから、アーマチュアがフィールドコアか
ら後退するとボールが外径方向へ移動し、アーマチュア
が前進するとボールが内径方向へ移動する。
したがって、シュータイプであってもアーマチュア全体
を進退させることによってブレーキドラムの制動および
解放状態とすることができ、解放時にはアーマチュアを
フィールドコアに密着させることができる。その結果、
励磁コイルの周囲に形成される磁気回路の抵抗を小さく
することができるから、起磁力を有効に利用することが
できる。
を進退させることによってブレーキドラムの制動および
解放状態とすることができ、解放時にはアーマチュアを
フィールドコアに密着させることができる。その結果、
励磁コイルの周囲に形成される磁気回路の抵抗を小さく
することができるから、起磁力を有効に利用することが
できる。
また、この電磁ブレーキを機種の異なる機械へ組込む際
は、アーマチュアの外周部に設けた傾斜溝の角度を変え
ることによりブレーキトルクが調整できる。
は、アーマチュアの外周部に設けた傾斜溝の角度を変え
ることによりブレーキトルクが調整できる。
第1図は本発明に係る電磁ブレーキを示す縦断面図、第
2図は第1図のII−II線断面図、第3図は正面図、第4
図はアーマチュアを示す正面図、第5図および第6図は
板ばねを示す正面図および平面図、第7図〜第9図はボ
ール受け金具を示す正面図、平面図、側面図、第10図
は要部の拡大断面図、第11図は無励磁状態における要
部の拡大断面図、第12図は励磁状態における要部の拡
大断面図である。 4……フィールドコア、8……アーマチュア、21……
ブレーキドラム、31……板ばね、35……ブレーキラ
イニング、41……ボール受け金具、42……切欠き、
43……傾斜面、44……ボール。
2図は第1図のII−II線断面図、第3図は正面図、第4
図はアーマチュアを示す正面図、第5図および第6図は
板ばねを示す正面図および平面図、第7図〜第9図はボ
ール受け金具を示す正面図、平面図、側面図、第10図
は要部の拡大断面図、第11図は無励磁状態における要
部の拡大断面図、第12図は励磁状態における要部の拡
大断面図である。 4……フィールドコア、8……アーマチュア、21……
ブレーキドラム、31……板ばね、35……ブレーキラ
イニング、41……ボール受け金具、42……切欠き、
43……傾斜面、44……ボール。
Claims (1)
- 【請求項1】励磁コイルを有するフィールドコアと、こ
のフィールドコアに対向し軸線方向に平行移動可能に支
持され制動用のばねで常時フィールドコアから離れる方
向へ付勢されたアーマチュアと、このアーマチュアおよ
びフィールドコアと同軸状に配設されこれら部材の外側
を被覆するブレーキドラムと、このブレーキドラムの内
周面に沿って配列され径方向に弾性変形可能に前記フィ
ールドコアに取付けられた板ばねと、この板ばねの外表
面に設けられたブレーキライニングとを備え、前記アー
マチュアの板ばねの内側に対応する部位にフィールドコ
アから離れるにしたがって深くなる傾斜溝を設けると共
に、この傾斜溝と前記板ばねとの間に板ばねを常時外径
方向へ押圧するボールを介装したことを特徴とする電磁
ブレーキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61260311A JPH0613891B2 (ja) | 1986-10-31 | 1986-10-31 | 電磁ブレ−キ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61260311A JPH0613891B2 (ja) | 1986-10-31 | 1986-10-31 | 電磁ブレ−キ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPS63115920A JPS63115920A (ja) | 1988-05-20 |
JPH0613891B2 true JPH0613891B2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
ID=17346262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP61260311A Expired - Lifetime JPH0613891B2 (ja) | 1986-10-31 | 1986-10-31 | 電磁ブレ−キ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH0613891B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6003991B2 (ja) * | 2012-08-27 | 2016-10-05 | 株式会社島津製作所 | 非可逆機構 |
-
1986
- 1986-10-31 JP JP61260311A patent/JPH0613891B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS63115920A (ja) | 1988-05-20 |
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