JPH01501363A - 真核細胞発現系 - Google Patents

真核細胞発現系

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JPH01501363A JP63501181A JP50118188A JPH01501363A JP H01501363 A JPH01501363 A JP H01501363A JP 63501181 A JP63501181 A JP 63501181A JP 50118188 A JP50118188 A JP 50118188A JP H01501363 A JPH01501363 A JP H01501363A
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ドーナー,アンドリュー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 真核細胞発現系 発明の背景 本発明は真核細胞からの異種タンパク質の発現および分泌における改良に関する 。
分泌されたタンパク質の運命を決定する情報はその一次構造に含まれており、こ の情報の多くは適切な翻訳後修飾および正確なコンホメーションを指令すること に関係している。哺乳動物細胞における膜結合/分泌タンパク質のプロセッシン グおよび輸送のエキソサイト−シス通路の諸段階はすでに開示されている(再検 討のために、Farquhar+ A%s、Rev、Ce1l Biol、+  1985 ;Kornfgld & Kornfald+ Ann、 Rev、  Bioehgm、 +1985を参照されたい)。多数の研究により、細胞表 面へ行(よう運命づげられたタンパク質は、初めにその形成期ペプチド鎖のアミ ン末端またはその近傍にあるシグナル配列によって仲介された小胞体(#%do plαBmicデatiaslst淋; ERと略す)の腔へ翻訳と同時に移行 することが知られているCElobal & Dobbgrataint /。
Ca1l Eiol、 、1975 ;Falterら、Ce11.1984を 参照)。小胞体の内部でシグナル配列は通常除去され、高マンノース含量のオリ ゴmコア単位が配列:Aan−X−5sデ/Thデ (ここでXは恐らくプロリ ンを除くいずれかのアミノ酸である)中のアスパラギン残基に移動する。
このN結合コアグリコジル化は翻訳と同時に起こり、グリコジル化効率はペプチ ド鎖が小胞体へ入るときのその適当なコンホメーションの提示に依存すると思わ れる。
タンパク質が折りたたまれた後では、潜在的N結合グリコジル化部位はもはや利 用することができないCKornfeLd & Korsfald )。
タンパク質は小胞体からゴルジ装置へ移動し、そこで高マンノース含量オリゴ糖 鎖の硫酸化およびプロセッシングが起こって複雑な形体となり、その後タンパク 質はそれらの然るべき目的地へ導かれるCD5qり五ν4 Roth−mas、 Ca1l、1985)。ERからゴルジ装置への移動は、細胞内輸送の律速段階 であると確認された( Lodiah ら、 Natsra * 1 983  、+ Fitting & Kabat+JBC,1982、およびJ、Ca1 l Eiol、、 1985)。
ERに残存する少数のタンパク質は、その区画を通過する分泌タンパク質とそれ らとの相互作用について十分に研究されている。
熱ショックのような環境ストレスは、原核および真核細胞内での一群の高度に保 存された熱シヨツクタンパク質の合成を誘導するC3ehlaai*gar+  7. Ca1r Biol、+1986)。kap70は誘導されたこれらのタ ンパク質のうちで最も豊富である。hap’IOと関連したタンパク質はストレ スを受けない哺乳動物細胞に見られる。哺乳動物hap70ミル70様タンパク 主群して次の3種類:hap70、Aac70およびGRP’1Bが含まれるC Pa1hatlL+ Ca1ls 1986 )o熱ショック後、hap70の 合成が誘導され、そしてこのタンパク質は核へ移動して、核内の小体(仁)とし っかりと結合する。hap 70はi%ν1troにおいてATPの添加により この結合から解離される。hsp70はATp依存性機構によって熱損傷タンパ ク質を分解して、熱シ冒ツクからの回復を促進すると仮定されたCLgwia  & P#lham、EMBOJ。
1985)。hac 70は生長しつつある細胞中に高い基底レベルで存在し、 はんのわずかに熱誘導が可能であるCP#1hatn*Ca1l* 1986  )、 hat 70は最近、ATP依存反応において被覆小胞からクラスリン・ トリスケリオンCclathrin triakalio*)を放出する構成的 に発現された酵素“アンコーティングATpアーゼ(5ncoati*g AT P ass )″として同定されたCChαp−pailら、Ca11.198 6:U%ggwickel l * EMBO/、1985)。
GRP7Bは初めにヒヨコの線維芽細胞においてグルコース飢餓により合成が誘 導される2種類のタンパク質のうちの1種であると報告された( 5kisら、 PNAS、1977)。その合成はまたツニカマイシンJグルコサミンまたは2 −デオキシグルコースのようなN結合グリコジル化阻害剤によっても誘導される ( 014g%ら、PNAS * 1 979 ; Posyasagsr ら 、 CeLl、1977>。
GRP7gは熱誘導されず、その基底レベルは分泌細胞において高い。GRP7 B遺伝子の転写活性化に関するいくつかの研究が報告されているCLi%ら、M o1.CgllEiol 、 + 1986 ; Re5a九degら、JIo l、Ca1l Biol、+1985 ; Changら、Proc、Natl 、Acad、Set、11987)。近年、GRp78は免疫グロブリン重鎖結 合p7パク質CBiP)と同じでないにしても類似していることが分かった(A iwnroおよびPglham+ Ca1l +1986)。従って、GRP7 Bは以後Bip/GRp78または単にB i Pと呼ぶことにする。BiPは 初めに前B細胞(pre −B call)内での免疫グロブリン重鎖との結合 について開示された(Hαα8およびWa b l g +Natttra、  1983 )。BiPは分泌ハイブリドーマの小胞体内で免疫グロブリン重鎖と 一時的に複合体を形成する。
軽鎖との組立てが起こるとき、E i Pはその複合体から解離する。軽鎖の不 在下では、B i Pは重鎮と結合したままであり、そしてこの複合体は小胞体 からゴルジ装置へ輸送されないCBoleら、J、 Ca1l Biol、 、  1986 )。
これらの細胞下分画の研究は、BtPが主として小胞体に局在化されることを示 した。重鎮−B i p複合体はATPの存在下で解離され、このことは熱ショ ックを受けた核小体におけるhsp70複合体と機能的に類似〔ていることを示 唆する。CMsnro & Illham、 Ca1l 、 1986 )。
我々は、B i P/ G RP 78が分泌細胞において小胞体内のグリコジ ル化の不十分なタンパク質または不適当に折りたたまれたタンパク質と結合し、 そして核内のhop 70の仮定された役割に類似してそれらを取り除くのに役 立つと考えるCPa1約扁、Cm!j、1986)。このような機能は、N結合 グリコジル化を破壊する条件下でGRP78の合成レベルが増加することと一致 する。
ERから移動できない異常タンパク質に関する最近の研究は、GRP78とE  i pとの同一性が論じられたけれども、BipがER内でそれらの異常タンパ ク質と結合するように解釈されCGathingら、CsJ!、1986;Sh armaら、EMBOJ、1985)、そしてこのような結合の程度は特に明ら かにされなかった。B、iP/GRP78はまた部分的に組立てられたタンパク 質と結合し、そして免疫グロブリン重鎖のプロセッシングの場合ノヨうに、組立 ておよびプロセッシングが完了するまでそれら−1(ER内にとどめておくCE ol−ら、J、Ca1l Eiolx1986)。
上記のBiPに関する研究とは独立して、我々は遺伝子工学的に操作された宿主 細胞による糖タンパク質(第11因子を含む)の生産についての十分な研究を行 った。この研究の過程で、我々は驚いたことに、有意な割合の第ぶ)並びにin  vitro (例えばCHO細胞内)で産生されたtPA類似体が培地中に分 泌されないことを見出した。我々は今や驚いたことに、第■因子および他のタン パク質の分泌レベルがB i Pの細胞内レベルを上げることによって減少し、 そしてBiPの細胞内レベルを下げることによって増加することを見出した。
本発明は、GRP78タンパク質CBiP)をコードするm RNAに相補的な m RA’ Aの転写を導くことができるアンチセンス(cL1%ti−sen se )発現ベクターを提供する。こうして、アンチセンス発現ベクターは真核 宿主細胞の内因性GRP78/EiP コード化惧RNAの一部または全部とハ イブリダイズし得る1アンチセンス”m RA’ Aの転写を支配し、それによ ってGRP78/B1Pm RA’ Aの翻訳レベル、ひいては本発明のアンチ センス発現ベクターで形質転換またはトランスフェクションされた宿主細胞中の Bib/GRp7f3タンパク質のレベルを抑制または減少させる(好ましくは 、有意に減少させる)。アンチセンス発現ベクターは、アンチセンスm RNA の転写を可能にする発現調節配列に対して逆方向に連結されたGRP78タンパ ク質の一部または全部tコードするDNA配列もしくはその発現調節配列乞含む 。発現調節配列はプロモーター、場合によりそのプロモーターが応答しうるエン ハンサ−1およびその他の任意の遺伝要素から成り、これらは全て当分野でよく 知らレテイル。アンチセンス発現ベクター中のアンチセンスtph RNAおよ び対応するDNAは、アンチセンスmRA’AカG RP 78 /B i P  m RN 、4の翻訳レベルを抑制または減少させる(好ましくは、有意に減 少させる)に足る宿主細胞のGRP78/B1PmRNA の部分とハイブリダ イズする限り、(1)全長である必要はない、すなわち宿主細胞のBiPコード 化m RNAまたはDNAよりも少数の塩基または塩基対を含む、モして/また (11)突然変異を誘発されるか、さもなければ、自然界に存在する塩基に代わ って多数の置換塩基または塩基対を含むことができる。翻訳の抑制または減少は 以後で説明する方法により有利に測定できる。アンチセンス発現ベクターはサラ ニ慣用方法による遺伝子コピー数の増幅を可能にする1つ以上の増幅マーカー、 1つ以上の選択マーカー、および発現ベクターにおいて有用であることが以前に よく知られたその他の要素を含むことができ、これらは以後でより詳しく説明す る。
本明細書中でより詳しく説明される適当なアンチセンス発現ベクターは、当分野 でよく知られた技術により合成される。細菌レプリコン、選択遺伝子、増幅マー カー、エンハンサ−、プロモーターなどのベクターの構成成分は天然源から得ら れるか、あるいは既知方法により合成できる。Kas/wasら、1982、J  、 No l 、 Bs o l −eい。BiPアンチセンスm RA’  AをコードするDNA配列は以後で記載するようにして得られるか、または合成 される。
本発明はさらに第■因子zL−PAsフオン・ビルプラント因子CVWF>;エ リトロポエチン;GM−C5F。
他のC5F類、11−2.11−3のようなリンフ才力イン;など、またはそれ らの類似体のような異種夕/パり質を発現するための改良された真核宿主細胞を 包含する。第■因子類似体は、例えば、国際出願PCT/US87101299 およびPCT/US 87100033および米国特許出願第068865号( 1987年7月2日付)に記載されており、これらの技術内容は参照によりここ に引用される。t−FA類似体は、例えば、米国特許出願第861699号、同 第853781号、同第825104号および同第882051号、並びにPC T/US 87100257に記載されており、これらの技術内容は参照により ここに引用される。本発明の改良された宿主細胞は、本発明のアンチセンス発現 ベクターで形質転換またはトランスフェクションされた宿主細胞もしくはその子 孫から成る。改良された宿主細胞は細菌、酵母、真菌、植物、昆虫または哺乳動 物の細胞もしくは細胞株であり得、好ましくは1乳動物細胞または細胞株である 。
樹立された細胞株(形質転換された細胞株を含む)は宿主として適している。通 常の二倍体細胞、inνitr。
−次組織培養から誘導された細胞株、および−次外植片(造血幹細胞のような比 較的未分化な細胞を含む)もまた適している。候補細胞は、選択遺伝子が優勢に 作用する限り、選択遺伝子を欠損している必要はない。
宿主細胞は好ましくは樹立された咽乳動物細胞株であるだろう。染色体DNAへ のベクターDNAの安定した組込みのために、および組込まれたベクターDNA のその後の増幅のために(両方とも慣用方法による)、目下のところCHOCチ ャイニーズ・ハムスター卵巣)細胞が好適である。これとは別に、ベクターDN Aはクシパピローマウィルスゲノムの全部首たは一部乞含むことができ(Lus kyら、1984、Cg1136二391−401)、そして安定したエピソー ム因子としてC127マウス細胞のような細胞株に取り込まれる。その他の使用 可能な鴫乳動物細胞株にはHaLα、cos−1サル細胞、Bcnuea細胞の ような黒色腫細胞株、マウスL−929細胞、5w1ss、Ealb−cまたは N I B ?ウス由来の373株、EHKまたはEAICハムスター細胞株な どが含まれる。
改良された宿生細胞またはその子孫は、目的とするタンパク質の発現を導(こと ができる1つ以上の発現ベクターでさらに形質転換またはトランスフェクション される。これは、本発明のアンチセンスベクターによる宿主細胞の形質転換また はトランスフェクションの前あるいは後に、目的タンパク質をコードする発現ベ クターで宿主細胞またはその子孫を形質転換もしくはトランスフェクションする ことにより、直接的に達成される。別法として、これは、アンチセンスベクター で形質転換またはトランスフェクションした細胞あるいはそれらの子孫と、目的 タンパク質をコードするベクターで形質転換またはトランスフェクションした細 胞と、の融合によって、に適したベクターは当分野で知られており、広く入手可 能であるか、あるいは常法に従って合成することができる。例えば、次のタンパ ク質をコードするDNAを含むベクターはメリーランド州ロックビルのアメリカ ン・タイプ・カルチャー・コレクションCATCC)に寄託されている:第■因 子CpSP64−■、ATCC39812);′ 581個のアミノ酸を欠失し ている第■因子類似体”LA”CpDにR−2,ATCC53100); t− FAおよびその類似体(例えば、1987年8月13日発行の国際特許出願WO 87104722を参照);A7’Q()Rfl−4,ATCC39940;p dEPVMMTna。
342−12CBPV型ベクター)、ATCC37224);およびGM−C5 FCpC5F−1,ATCC39754)。
こうして、異穐タンパク質(例えば第■因子など)を生産するための改良方法が 提供される。この方法は、異種タンパク質の発現を導くことができるベクターで 形質転換された真核宿主細胞またはその子孫であって、さらに(a1本発明のア ンチセンスGRP78/EiPベクター:(6)下記の異種DNA配列と実質的 に同じDNA配列、または一般にEiP発現を誘導する条件下でE i P 誘 導を減少もしくは抑制することのできる下記DNA配列の一部:(単純化するた めに、一本のコード鎖のみを示す)、あるいはそれらに少なくとも約70%相同 なりNA配列を含み、好ましくは多コピー数に増幅しうるベクター:もしくは( c)ベクター(α)および(6)の両方:で形質転換またはトランスフェクショ ンされた上記の宿主細胞またはその子孫を培養することから成っている。
ベクター(bl中のDNA挿入物は、恐ら<BiP誘導条件に応答して宿主細胞 によってもたらされる内因性のトランス作用性転写調節因子と結合することによ る、GRP78遺伝子の転写の誘導に必要とされる調節要素を含むと考えられる 。その因子は通常内因性BiP遺伝子に連結された内因性転写調節要素と結合し 、それによってBiP誘導条件下でB1PmRNAレベルを増加させると考えら れる。ベクター(b)(好ましくは、多コピー数へ増幅されるもの)の存在は、 転写開始因子との結合に対して内因性転写調節配列と競合し、その結果Bip誘 導経路を遮断すると考えられる。
この方法は、低下したレベルのBiP’l含む真核(好ましくは哺乳動物)宿主 細胞を用いて、高レベルでの異種タンパク質の生産を可能にする。本明細薔中で 用いる“低下したレベルのB i P″なる表現は、グルコース飢餓、第■因子 過剰発現、ツニカマイシンまたは、423187による処理などのBip誘導条 件下におけるCEO細胞中のBiPレベルよりも低い、好ましくは少なくとも2 0%低い、より好ましくは少なくとも50%低い、より一層好ましくは少なくと も75%低いBiPレベルを意味する。
BiPレベルはBiPまたはB i P−異種タンパク質複合体に対する抗体を 用いる免疫検定のような標準方法により都合よ(測定できる。別法として、B  t pレベルはノザンまたはサザンプロツテイングのような標準方法を用いて、 B i p fコードするRNAの内在レベルを測定することにより間接的に測 定しうる。
この方法は、(α)の場合には、宿主細胞の内因性BiPコード化mRNAの翻 訳レベルの低下によってBiPのERレベルが低下するために;(b)の場合に は、宿主細胞の内因性BiP遺伝子の誘導レベルが低下するために;そして(c lの場合には、BiPの誘導および翻訳レベルが低下するために、さもなげれば ER内で強固に結合される異種タンパク質を回収可能な高収量で生産できると考 えられる。当分野で習熟した者が考えつくような、内因性BiPレベルを低下さ せる他の方法は、ここに記載した特定方法よりも多かれ少なかれ効果的であるこ とが期待され、それ故に均等方法と見なされるべきである。
本発明の実施に際して、上記改良方法で使用するために作られた安定した形質転 換体またはそれらの子孫は、標準免役検定または酵素検定により、EtPの低下 した発現および/または異種タンパク質の発現についてスクリーニングされる。
アンチセンス、nRNA、または異種り/バク質?コードするm RA’ Aお よび/iたは異種タンパク質をコードするDNA、もしくは上記ベクター(cL )および/または(b)中のDNA配列、の存在はそれぞれノザンまたはサザン プロツテイングのような標準方法により検出できる。CO5−1サル細胞へのベ クターの導入後数日間にわたるアンチセンスベクターおよび/または異種タンパ ク質をコードするDNAの一時的発現は、培地中のタンパク質の活性または免疫 検定により測定される。
異種タンパク質をコードするDNAの発現後、その生産されたタンパク質は既知 方法によって分離・精製され、かつ/また同定される。
本発明はまた発現調節配列に連結されたGRP78/B i pをコードするD NA配列を含む1センス”GRP78/E i P発現ベクターを包含する。− 例としてのGRP78/EiP発現ベクターの構築を以下に詳しく説明するが、 他のBiP発現ベクターも、以後に述べる本発明ベクターの他の例と同様に、G RP877BiP コードイψNA配列および容易に入手しうるか又は合成でき る成分を用いることにより、慣用方法で簡単に炸裂できることを理解すべきであ る。
本発明はまたG RP 87 /E i P発現ベクターで形質転換またはトラ ンスフェクションされた上記のような真核宿主細胞を包含する。この種の遺伝子 操作された宿主細胞またはその子孫は、上記のような異種タンパク質の転写を導 (ことができる発現ベクターでさらに形質転換される。得られた細胞またはその 子孫はその後異種タンパク質を生産するための改良方法において培養され、その 際不適切にグリコジル化されたり又は折りたたされた異種タンパク質は培地中に 分泌されず、その代わり細胞内E i Pと結合することによって宿主細胞内に 保持される。
我々は、安定したチャイニーズ・ハムスター卵巣<CEO)細胞株のような真核 宿主細胞において、ヒト第■因子(ハ1)およびその類似体、ヒト組織プラスミ ノーゲン活性化因子CtPA)およびその類似体、並びにヒトフオン・ビルプラ ント因子(τWF)を含めたいろいろなタンパク質のプロセッシングおよび分泌 におけるBib/GRP7Bの役割を調べた。Fllは約250Kdの一本鎖前 駆体として合成され、その後約200Kdの“重鎖”と約80Kdの”軽鎖”ダ ブレットにプロセッシングされる。F■は多数の潜在的N結合グリコジル化部位 を有する。25個のグリコジル化部位のうち20個がBドメインとして画定され たその分子の部分の−の中央部分に存在する(Too!−ら、Natsra +  1984 )。Fllの”LA″変異聾ヲもたらすこのドメインの欠失は、比 較的高いレベルでFtiv分泌させるCToolaら、PNAS。
1986)。tpAは分子量が約68000Kdであり、4つの潜在的N結合グ リコジル化部位を含み、そのうち3つが一般にグリコジル化されるCPohlら 、Eioeha慣。
1984)。vFFは小胞体内で二量体を形成する約260.000Kdの前駆 体として合成される大きな糖タンパク質であり、その後ゴルジ体およびゴルジ体 以降の区画において約100.000Kdと220,000Kdの形体にプロセ ッシングされる<Bo九thronら、Natsrm*1986)。プロセッシ ングを受けたこれらの形体は二量体間ジスルフィド結合により高分子量マルチマ ーを形成するCWagngr & Mardir+ J、 Ca1l Btol 、 + 1984 )。
我々の結果は、タンパク質上のN結合グリコジル化部位の占有がEiP結合度に おいである役割を演じていることを示す。タンパク質のグリコジル化が不十分で あると、BiP結合および細胞内部への残留が起こる。分泌に対するこのブロッ クは発現レベルに依存しうる。我々は、BiP/GRP78が分泌される糖タン パク質のプロセッシングおよび輸送において主要な役割を演じていると考分泌経 路でのBtP/GRP78の役割を定性的に評価するために、我々はパルス・チ ェイス実験Cpslsg a%dchasm experiment )Kよっ ているいろなCEO細胞株を試験した。F■とBiPとの結合の時間経過は、B  i Pに特異的なモノクローナル抗体との免疫沈降により検出されたF■の量 と、Flllに特異的なモノクローナル抗体により沈降したF■の量とを、比較 することにより分析した。ss5メチオニンによる1時間のパルス後、抗BiP 免疫沈降により示されたFlllと抗F■モノクローナル抗体によって沈降した Flllとを比較したとき、約85%の野生型(wt)j”1NがB i Pと の複合体中に検出された。
250KDの一本領形のみがB i Pと結合することが分かった。プロセッシ ングを受けた80KD形は、この時点で細胞中に存在していたが、抗B(Pモノ クローナル”抗体によって沈降しなかった。BiPは80KDダブレツトよりも わずかに速く泳動することが観察された。
4時間のチェイス時点で、プロセッシングを受げた2 00KDの重鎖と80K Dの軽鎖ダブレットが調整培地中に検出される。その調整培地の免疫沈降はわず かな量のBib?:検出した。しかしながら、結合したF■は全く観察されなか った。細胞内において、BiPと結合したF■の量は、その分子が細胞を通って 輸送されるにつれて、50%以下に減少した。20時間のチェイス時点では、B ip結合F■対非結合F Slの比が変化した。−重鎖F■は、ゲル電気泳動に より分析したとき250KDバンドの流れC3tn−αring ) によって 示されるように、分解し始めた。そして、長時間のチェイス後に細胞内にとどま ったF■のほとんど全部はE i Pと複合体を形成していることが判明した。
この時間経過の間中、調整培地中のBiP量は増加したが、分泌FXlとの結合 は検出されながらだ。20時間のチェイス期間?通して、細胞内のGRp7Bの 量が有意に変化しないということに注意を払う価値がある。それは遅い速度で損 傷細胞から分泌または放出され、20時間以上の半減期をもつ安定した細胞タン パク質であると考えられる。
その後、我々は同様の時間経過でLAとB i Pとの結合について調べた。L AはylFXlが25個の潜在的N結合グリコジル化部位をもつのに対してたっ た7個だけをもつF■の欠失体である。1時間のパルス時点で、約60%の一本 鎖LAがB i Pと結合する。−重鎖LAは約150fdのダブレットである と思われる。w t F Slと同様に、80Kd形はB i Pと複合体を形 成しないことが観察された。
4時間のチェイス期間中、LAとBiPの結合は初期時点と比べて有意に減少し た。−重鎖、90KD付近に不明瞭なバンドとして泳動するプロセッシングされ た重鎖、および80KDの軽鎖ダブレットは、抗F■モノクローナル抗体との免 疫沈降により、4時間の調整培地中に検出される。また、培地中には微量の非結 合BiPも見られる。20時間のチェイス時点では、少量のLAが細胞内に残存 し、BiPと結合したLAの割合はわずかである。
これらの実験は、LAが細胞内でE i Pと一時的に結合し、モしてwtF■ とは対照的に、B i pと複合体を形成した状態で細胞内に保持されないこと を示した。このことは、LAにおける高グリコジル化領域の欠失がwtF■より も低い程度にEiFと結合するタンパク質をもたらしたので、wtF■のグリコ ジル化の複雑性がBiP結合度に影響を及ぼしうろことを示唆した。これに関し て、GRP78はグルコース飢餓またはツニカマイシン処理のようなN結合グリ コジル化に影響を与えろ条件下に置かれたCBO細胞において高レベルで誘導さ れることに注意すべきである。
LAとBiPの結合に対するツニカマイシンの影響wtF■分子の集団が長時間 のチェイス後にB t Pと結合した状態で細胞内に滞まるのに対し、LAは一 時的な結合を示すという観察から、我々はLAのグリコジル化の破壊がより多く のBtpとの結合?もたらすかどうかについて調べた。この考えを明らかにする ために、LA産生細胞をlOμf/−のツニカマイシンで一晩処理した。この処 理はN結合グリコジル化を阻害し、GRP7Bの合成レベルを増加させると報告 されたCMxnroおよびPalham、 1986 )。315メチオニンに よる1時間のパルス後、未処理細胞と処理細胞の抽出物を抗F1Nモノクローナ ル抗体または抗EiPモノクローナル抗体と免疫沈降させた。ツニカマイシンの 不在下では、はんの少量の150Kd−重鎖LAがBiPと結合した。ツニカマ イシンの存在下では、LAダブレットの分子量が減少し、そしてこの非グリコジ ル化LAのほとんど全部が今やBiPと結合した。従って、GRP78のレベル を増加させる条件下でのLAのグリコジル化の破壊は、普通にグリコジル化され たLAと比べてBiPとの結合を増大させる。
このことは、FXlの不適当なグリコジル化がBiPとの結合に影響を及ぼしう ろことを示唆した。
抗B4Fモノクローナル抗体との免疫沈降によってBiPと同定されたタンパク 質と共泳動する、ツニカマイシン処理により誘導されたタンパク質の検出は特に 興味がもたれる。BiPの分子量はツニカマイシン処理後に変化せず、このこと はそれが通常N結合グリコジル化されていないことを示す。
CEO細胞はいくつかの面でその分泌経路を欠き、そうして複雑な糖タンパク質 を適切にプロセッシングできないということが起こり得た。これを検討するため に、我々はパルス−チェイス実験で安定なCHO細胞株におけるvFFのプロセ ッシングを調べた。νWFの前駆体はその分子に沿って広がった17個のN結合 グリコジル化部位を有する。1時間のパルス時点で、260KDのvFF前駆体 タンパク質はCEOa胞の内部に観察される。このタンパク質の約10%がBi Pと結合した状態で存在する。4時間のチェイス時点で、260KD前駆体の約 90%が細胞抽出物から消失し、調整培地が275KDと220KDのプロセッ シングされた形体を含むというように、vFFは効率よ(しかも速やかに分泌さ れる。プロセッシングを受けたこれらの形体は有意な程度に細胞内に観察されず 、このことは260LD前駆体の275および220KD形へのプロセッシング がνWF分泌経路の後期に速やかに起こるという観察と一致する。
4時間のチェイス時点と20時間のチェイス時点の両方において、vFFの大部 分が細胞から分泌された。4時間の時点で、若干のvFFがB i pとまだ結 合したままであるが、20時間のチェイス時点では、B i P −vWF複合 体が観察されるにしてもほんのわずかである。vFFは複雑な糖タンパク質であ るという事実にもかかわらず、BtPとの結合は一時点であり、大部分のタンパ ク質はCll0細胞から効率よ(分泌される。これはwtF■の場合と対照的で あり、CBO細胞が複雑な糖タンパク質を効率よく分泌する能力を持ち合わせて いることを示す。
タンパク質分泌およびBiP結合に対するグリコジル化の役割をさらに分析する ために、我々はCEO細胞におけるグリコジル化形および非グリコジル化形のt −PAのプロセッシングを調べた。t−PAは4つの潜在的N結合グリコジル化 部位を有し、そのうちの3つが利用される。t−PAは3個のグリコジル化部位 のうちの1個の利用可変性ゆえに、ダブレットまたは約68KD形として存在す る。t−PA3%は遺伝子工学的に操作された変異型であり、この変異型では通 常利用される3個のN結合グリコジル化部位が正規の認識部位配列中のA a  sコドンをGJ%コドンへ変えることにより除かれている。
国際出願pCT/US 8710 O257を参照されたい。
グリコジル化された非修飾t−PACすなわち、野生型″’t−pAwt”)は 高生産性CEO細胞株のt−PAwt細胞株により効率よくプロセッシングされ て分泌された。パルス時点でt−pAwtはB i Pとのわずかな結合を示し た。1時間および3時間のチェイス期間中に、大部分のt−PAwtは培地に分 泌され、これらの時点でE t pとの結合が細胞内に検出されたとしてもほん のわずかであった。従って、高い細胞内濃度のg−pAwtは正しくプロセッシ ングされて、E i Pとの検出しうる結合なしに分泌された。次に、我々は、 t−PA3X中のN結合グリコジル化の不在が、LAに関する我々の観察と類似 して、その効率のよい分泌を妨げるかどうかを調べるために、低生産性細胞株の t−PA3X−4におけるt−PA3Xのプロセッシングを調べた。この非グリ コジル化形のt−PAはBiPとの結合をほとんど示さず、効率よ(培地に分泌 された。細胞を通過する時間経過は、t−pAwtの場合に観察されたものと似 かよっている。大部分のタンパク質は1時間と3時間のチェイス時点までに細胞 から放出され、このことはt−PA3xが分泌経路のブロックに出合わないこと t示している。従って、グリコジル化の不在下でもt−FAはBiPとの結合を ほとんど示さない分泌能力をもつ形体のままで存在する。
しかしながら、高生産性t−PA3X細胞株のt−PA3X−13の実験は、t −PA3XとB i F との結合が発現レベルに依存することを示した。t− PA3X−13はt−PA3X−4よりも約200倍高いレベルのt−PA3X Y生産する。高い発現レベルにおいてt−FA3×は、t−PA3X−4細胞株 の場合に観察されたものときわめて対照的に、BiPとの有意な結合?示す。B  i Pと結合したt−PA3xの量は、パルス時点と1時間のチェイス時点と の間にわずかに減少する。しかしながら、BiPと結合した状態で存在するt− pA3Xの量は1時間と3時間のチェイス時点の間では同じままである。目立っ たこととして、BiPと結合したt−PA3xの割合は、3時間のチェイス時点 で細胞内に残存するt−PA3Xの大部分がBiPと結合した状態にあるという ように、時間の経過を通して増加した。この実験の間中、t−pA3Xは細胞か ら分泌されるが、効率のよい分泌能力をもたず明らかにBiPとの安定した複合 体を形成する分子集団が存在する。
この場合は上記のwtハlの場合に観察されたものを思い出させる。t−pA3 Xの場合には、非グリコジル化タンパク質の分泌効率およびBiP結合度が発現 レベルによって影響を受けた。
非グリコジル化形のt−PA?:調べる別の方法は、ツニカマイシン処理によっ てN結合グリコジル化?妨げることである。免疫螢光分析は、t−PAwt産生 細胞のツニカマイシン処理が小胞体にt−PAY蓄積させることt示した。t− pAwt細胞株を10μ?/ゴのツニカマイシンで1時間処理すると、非グリコ ジル化t−PAとBtpとの結合がt −PAwt と比較して有意に増加する 。
t−PA−BtP複合体はチェイス時点に検出され、若干の分泌阻害が認められ る。t−PA3X−13細胞株の同様な処理は、未処理細胞と比較して、B i  Pと結合したt−PA3Xの量に変化をおこさず、そのタンパク質な分泌させ 、一方細胞内t−PA の分画はBiPと結合したままである。ツニカマイシン 処理したt−FA3<−137jal胞におけるタンバク質プロセッシングのこ のパターンは、未処理の時間経過に類似していると思われる。このことは、t− PAwt分泌に対するツニカマイシン処理の影響が、ツニカマイシンの間接的作 用によるのではなく、分子それ自体におけるグリコジル化の不在に起因すること を示した。
ツニカマイシンで処理したt−PAwtのプロフィールは、高発現レベルでのt −pA3Xのプロフィールと非常によく似ていると思われる。両方の場合に、同 程度の割合の非グリコジル化分子が明らかに効率のよい分泌能力をもたず、Bt Pと細胞内で結合したままである。比較的低い発現レベルでは、t −P A  38に’!、BiPとの有意な結合を示さない。低発現レベルでのt−pAwt は高生産性細胞株よりもツニカマイシン処理によって影響を受ける度合が少ない 。従って、非グリコジル化t−PAとBiPとの結合はt−PA の細胞内レベ ルによって左右される。
非グリコジル化t−PAはこれらの実験においてダブレットとして存在する。t −FAはそのアミノ末端に12〜15個のアミノ酸から成るプロペプチドをもつ 形で合成される( Pgnxicaら、Na t sr # I 1983 )  6恐らく、高分子量バンドは非切断プロt−PA前駆体を表し、そして低分子 量バンドはプロセッシングを受けてアミノ末端プロペプチドを除去された成熟体 を表すのであろう。
フロペプチドの切断はゴルジ体およびゴルジ体以降の区画で起こり、モしてBi Pは小胞体に局在化されるので、プロt−PA前駆体のみがBiPと同じ区画に 存在するはずである。この解釈は、ダブレットの高分子量物質のみがEiPと結 合した状態で存在し、低分子量の物質のみが分泌されるという観察に合致してい る。
チャイニーズハムスターGRP78f)eDNA :! )’配列を発現ベクタ ーpmT2(p9x023bの誘導体)に挿入し、この発現ベクター、MTGR P7BをwtF■(、MT2〜1)またはLA(pMT2LA)発現ベクターと 共にCOS細胞に同時トランスフェクションし、それによりF■分泌に対するG RP7B の過剰発現の結果を調べた。FXlの一時的発現はF■活性について ii4整培地を検定することにより監視した。GRP78の発現は抗EiPモノ クローナル抗体との免疫沈降により検出した。、MT2は以下に詳述するように 9M72−νIF(ATCC67122”)から得られる。
CO5細胞によるGRP78とF■の同時発現は一貫して、調整培地中の1%1 活性レベルを6〜lO倍減少させた(以下の表])。同一細胞内の2種類の異な る複製ベクターの存在は両ベクターの発現の低下をもたらす。この現象を補償す るために、FXMまたはLAベクターは常KpcsF−1と同時トランスフェク ションされた。pcsF−1は、MT2と同様の複製および転写因子を保有する GM−C5Fの発現ベクターである(F、、、ら、5cience1985)。
C05lid胞にLるLAおLびGRP78 f)同時発現は培地中のLA活性 レベルを2〜3倍減少させた。LAおよびwtF■活性の減少の度合は、CHO 細胞内のF■およびLAとBiPとの結合の度合に一致する。
高度にグリコジル化されたwtF■は一時的CO5系においてLAよりもGRP 78 発現によって強く影響を受け、また安定したCHO細胞株内でB iPと のより強い結合を示す。このデータは、高レベルのGRP7BがF■の分泌を妨 害することを示し、そしてEiPとGRP78が機能的および荷造的に類似して いることを示唆する。
どのGRP78 eDNAを使用するかは選択の問題である。例えば、Legら 、JRC,1983に記載されるようにして得られるチャイニーズ・ハムスター  cDNAクローン、p3C5または以下で述べるチャイニーズ・ハムスター  e DNAを用いることができる。これとは別に、ラット6DNAクローンもA ftsro & P#lham*Cgl l *1986に記載されるようにし て得られる。塩基配列分析はこれらのクローンがともにGR? 78 と同定さ れた同じタンパク質をコードすることを示した。アミノ酸レベルで、ラットおよ びハムスターのタンパク質は99.4チ相同である。機能的GRP78 cDN Aのクロー二/グは、発表されたGRP 78 の配列から誘導された1つ以上 のオリゴヌクレオチド、およびLc らまたはMunr。
&Pa1hα惰の上記文献に記載される慣用方法を用いて行われる。また、クロ ーン化したラットe D A’ AはMRCLaboratory of Mo 1acslar Biology(Hills Road*Cambridge  CE 2 2 QH* England )のIllham博士から入手でき る。さらに、所望のGRP78をコードするDNA配列は、例えば重複するオリ ゴヌクレオチド(−緒になって所望の配列を形成する)を使用して、合成するこ とができる。
チャイニーズ・ハムスターGRP78 eDNAは唾乳動物発現ベクターpM7 2に挿入した。このベクターは991023Bの誘導体であり、アメリカン・タ イプ・カルチャー・コレクションにATCC67122として寄託された9M7 2−1WFのEcoRI 消化により得られる。
EcoRI消化はpMT2−vWF中に存在するe D A’ A挿入物を切除 して線状の、MT 2 も生成する。これは連結して、大腸菌HBIO1または DH5をアンピシリン耐性へ形質転換するために使用した。その後、プラスミド pM72 DNAは慣用方法によって調製される。ハムスターGRP7B をコ ードする1962ヌクレオチドのオーフン・リーティングeフレームはPstl およびEeO1’lV消化により切り出した。さフタ−はEcORIで消化し、 そのEco RI末端をK l a%ow断片を用いて修復し、その後ベクター なPstlで消化した。
ハムスタークローンからの7ラグメ/トは上記のように調製したpMT2 ベク ターに連結した。しかしながら、先に示したように、他の真核発現ベクターも使 用することができる。得られたプラスミド、JiTGRP78はアデノウィルス −VA遺伝子、SV40複製起点(エンハンサ−を含む)、アデノウィルス主要 後期プロモーター(NLP)(3分節リーダーを含む)、5′供与スプライス部 位、3′受容スプライス部位、GRP78 の発現のためにNLPに対して適当 な方向のGRP78 CDNA挿入物、DHFRCDNA挿入物、5V4Q初期 ポリアデニル化部位および、BR322配列を含む。
pMTGRP78はDEAEデキストラン法(Kasbfma、yPNAS、1 985)を用いて、F■発発現ベクター中T2■またはpMT2LA(Tool eら、pNAs、1986)と共にCO5−1細胞に同時トランスフェクション した。トランスフェクションの48時間後から開始し℃適当な時間に調整培地を 収穫し、Toolsら、A’otsrs+1984に記載のととくF■活性につ いて検定した。これらの実験の結果を表■に要約する。
以前の研究は、2つの異なる発現ベクターの同時トランスフェクションが単一ベ クターのトランス7エクシヨ/に比べて発現レベルを低下させることを示した。
この現象を補償するために、F■発現ベクターはGM−CSFら、5ciatt ea、 1985 )と同時トランスフェクションした。pC5F−1はアメリ カン・タイプ・カルチャー・コレクションから大腸菌MC1061中にATCC 39754として入手可能である。表■の結果は、1%1またはLAとGM−C 5Fの同時発現と比較したとき、GRP7BとF■の同時発現が分泌されたF■ の活性レベルを約6〜10倍低下させ、かつGRP78とLAの同時発現が約2 〜3倍低下させることを示した。、MTLAおよび、MTGRP78、または’ JJMT2LAおよび、csp−1で同時トランスフェクションし、その後パル ス/チェイス355メチオニ/標識にかげたco5.州胞抽出物の分析は、pM TGRP7Bを発現する細胞中のLAが1.C3F−1で同時トランスフェクシ ョンした細胞において観察されたものよりも、チェイス後にBiP/GRP7B とより多く結合した状態にあることを示した。これらの結果は、GRP7Bの過 剰発現がFXlとGi?P78の細胞内結合およびMi胞内への複合体の保持に よりFllの分泌を妨げることを示した。このことは、他の細胞では分泌能力を もつF■が高レベルのGRAS8を発現する細胞ではその内部に捕捉されるので 、GRP78レベルを低下させればFXlおよび他の分泌タンパク質の分泌が促 進されるであろうことを示唆した。
チャイニーズ・ハムスターGRP78 eDNAは上記発現ベクターの方向とは 反対の方向で、MT2 に挿入した。
1962ヌクレオチドのオープン・リーディング・フレームは次のようにして切 り出した。ノームスターGRP7BクローンはE、、RVで消化し、P、を夏リ ンカ−を平滑A’ e o RV末端に連結した。その後DNA ftPst  Iで切断して1962 hpのオープン・リーディング11フレームを得た。ベ クターpM72はpst■で消化することにより調製した。ノ・ムスター由米リ フラグメンFをpMT 2のPat■部位へ連結した。得られたプラスミド、M TαB2は制限消化マツピングにより分析し、このベクターはGRP78 cD NAの3′末端がアデノウィルス主要後期プロモーターに最も近接する方向でG RP78 aDNA配列を含むことが決定された。
この方向において、アデノウィルス主要後期プロモーターから発現される転写物 は、GRP7Bコード配列の相補配列を含む。このようなRNAは通常アンチセ ンスRNAと呼ばれている。アンチセンスRNAは細胞内でその相補的センスm RNAと相互作用して、コードされたタンパク質の合成を遮断することが報告さ れている(f<惰およびFold、Ca11.1985 )。
pMT2αB2は米国20852メリーランド州ロツクビル、パークローンドラ イブ12301のアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクションに寄託番号A TCC40387として寄託された。CDNA挿入物はPatI消化により切り 取り、その切り取ったeDNAは、必要に応じて合成リンカ−を用いて、別の発 現ベクター中のいずれかの方向で再挿入されることに注意すべきである。
切り取ったcDNAはまた、BiPタンパク質をコードする他のDNA分子また は(ゲノムライブラリーを検索することにより>BiPタンパク質の転写調節ヌ クレオチド配列を含む他のDNA分子を、慣用方法で同定し、クローニングする ためのハイブリダイゼーションプローブとして使用することができる。
、MTαB2はDEAEデキストラフ法を用いて、F■発現ベクターと共にC0 5−x細胞に同時トランスフェクションした。調整培地はトランスフェクション の48時間後から開始し工適当な時間に収穫し、F〜1活性について検定した。
これらの実験の結果を表■に要約する。この実験において、F■とアンチセンス GRP78 配列の同時発現は、7%11とGM−C5Fの同時発現と比較して 、調整培地中の1%l活性を50%増加させた。このデータは、アンチセンスベ クターを導入してGRP7B の細胞内レベルを低下させると、F■の分泌レベ ルが上昇することを示している。
表 I C05−1細胞でのFllおよびGRP7B発現ベクターの同時トランスフェク ション 色素原活性(ミリ単位/m1) DNAなし 0 0 0 0 μMT2X’M/pcsF−167933030μMT2X’L’pMTGRP 78 10 19 0 5、MT2LA/pcsF−1290−536436p MT2LA7pMTaRp78 90 − 240 217本 別々に行った4 回の実験の結果を示す。表示したプラスミドはCO5−1細胞に同時トランスフ ェクションし、調整培地はKabi Coataat F(1m) ’C法によ る検定のために回収した。
表 ■ CO5−1m胞でのF(■)およびアンチセンスGRP78発現ベクターの同時 トランスフェクション色素原活性(ミリ単位/rnl) pMTXV、C3F−190 p MT X’l/ p MTαB2 135DNAなし 0 表示したプラスミドはCO5−1fd胞に同時トランスフェクションし、調整培 地はKabi Coatgxt F(X]I) :C法による検定のために回収 した。
D、EiP/G RP 78レベルが低下したCHO細胞株の形1)BiP/G RP78レベルが低下したCHO細胞の形成りHPR欠損チャイニーズ・ノーム スター卵巣ccBO)細胞株、CHC” (DUKX −B11 )G! 10 1/I++/’fツ+7)F−ミジン、デオキシアデノシンおよびアデノシンを 補給したアルファ培地中で増殖させた。細胞はリン竣カルシウム共沈法(Kas tfmasら、1M13.1982)を用いて、MTαB2(20μ?)および p S V 2 A’ g o (,4T CC37149)(2μり)で同時 トランスフェクションした。
psV2Ngo は抗生物質0418耐性をコードする(P。
Sosthgrn & Berg P、、1982 、 J、Mo1.Appl 、Ggngt。
1 327−341)。 トランスフェクションの48時間後、上記のようにヌ クレオシド類を補給しさらにSF3゜N−o発現について選択す仝ために1 m l / mlの0418を含むアルファ培地に細胞をまいた。、MTαB2はア ンチセンスGRP78 転写物の3′領域に完全なりHFRコード領域を含む。
こうして、0418耐性形質転換細胞は続いてこの、BRNAからのDHFR発 現にりいて選択された。ヌクレオシド類を含まずlO%透析クシ胎児血清を含む アルファ培地での増殖はDHFR+コローーをもたらした。5個のコロニーをプ ールしてA6E株を得た。この株はその後0.02μMの濃度の葉酸類似体メ) )レキセードの存在下で生育について選択することにより増殖させた。
0.02pMのメトトレキセートに8回通過させた後、ABB株におけるEiP /GRP78レベルは、放射性標識細胞抽出物と抗BiPモノクローナル抗体と の免疫沈降おxrjsDs−pAGEtcLる分析tr用いて、CHODUKX と比較した。さらに、BiP/ GRP 78のレベルは抗BiPモノクローナ ル抗体を用いるウェスター/分析により測定した。A6BはもとのCHO株と比 較したときB iP/GRP78レベルの低下を示した。さらに、これらの細胞 におけるpMTαB2白米のアンチセンスGRP78RNAのレベルはノザン分 析により測定した。
2)B9とBiP/G RP 78レベル低下細胞株との融合A6B細胞株は生 育不能にさせるべくそれらをDEPCで処理した後、標準的なポリエチレングリ コール法を用いてF■産生細胞株H9と融合させた( FEWr i g A  t *chap、5. ”″生化学的阻讐剤ヨードアセトアミドおよびジエチル ピロカルボネートを用いるヘテロカリオンおよび細胞ハイブリッドの選択”、T ach%iqsga is SumαtieCall Genetics、 J W 5hay !i果、プレナムプレス)。
細胞融合の2日後、細胞なl pHメトトレキセートおよび1 q/ml G  418を含む培地にまいた。B9は1μMメトトレキセート中で生育し、モして G418はA6B細胞由米のアンチセンスGRP7B配列を含む染色体を選別す る。11日間生育させた後、22個のコロニーをプールしてHg x A 6  B −9と呼ばれる細胞株を得た。
HgxA6E−9によって調整培地中に分節されたF■の凝固活性レベルの測定 は、この細胞株かもとの19株よりも2倍以上の活性をもたらすことを示した。
3) t−PA−3x細胞株とBiP/GRP78レベルが低下した細胞株との 融合 もう1つの細胞株は次のようにして作った。上記のCHODUKXid5胞株は リン駿カルシウム共沈法によって、MTαB2(20μ2)および、5V2Ad A(2μ2)で同時トランスフェクションした。psV2AdAはアデノシンデ アミナーゼをコードし、細胞毒濃度のアデノシンおよび薬物デオキシコホルマイ シン(dCF)の存在下で細胞を生育させることができる。トランスフェクショ ンの48時間後、デオキシアデノシン、チミジン、ウリジンCU)、アラノシン CA)、アデノシン(A)および0.03pM dCFを補給したアルファ培地 に細胞をまいた。
AAUおよびdCF中での生育はADA発現を選択する。
コロニーをプールしてCBB株を得た。この株は続いて0.111Mおよびlp M dCF中での生育について選択することKより増殖させた。BiP/G R P 78タンパク質レベルは放射性標識した細胞抽出物の免疫沈降お↓び抗Bi P モノクローナル抗体を用いるウェスター/分析により測定した。cxp78 /E4PのRNAレベルもノザン分析によって測定した。CeE株はCHODU KXと比較してBiP/GRP7f3タンパク質およびRNAのレベルを低下さ せた。
11’MdCF中で生育するC5B株はt−PA−3x産生細胞法tPA3x− 9と融合させた。fiI胞融合の2日後、AAU%1pMdCFおよび0.02 μMメトトレキセートを含むアルファ培地に細胞をまいた。tPA3x−9は0 .02μMメトトレキセート中で生育し、 dcFはア/テセンスGRP7B  配列を含む染色体を選択する。11日間の生育後、9個のコロニーをプールして laE株を得た。調整培地中に分泌さnたt−PAの活性レベルの測定は、この 細胞株かもとのtPA3x−9株よりも2〜5倍大きい活性をもたらすことを示 した。
および使用 EiP/G RP 78調節要素を含むDNA配列はpUC291R(Linら 、Mo1.Cgll Biol、、1986)を5fncLIIおよびHinc Hで消化することにより取り出した。このようにして得られたDNAフラグメン トは、ラットGRP78遺伝子の誘導に必要とされる詞ys素を保有する2 9 1 (SmaI/5tsI)ヌクレオチド配列を含む。別法として、先に示した 360ヌクレオチドまたはその一部は慣用方法により、例えば重複するオリゴヌ クレオチド(−緒になって所望の配列を形成する)の合成を経て、合成すること ができる。他の動物種から誘導される対応GRP7B調節配列もそれがゲノムD NΔライブラリ一本発明において使用できることを理解すべきである。トランス 作用性因子はこのようにして得られたDNAフラグメント内の調節配列と結合し て、GRP 7 g 転写の誘導を仲介すると考えられる。このようなりNA7 ラグメントはin vivo で仮定されたトランス作用性因子について競合し うろことが報告された( Linら、Mo1.Ca1lEio1.、1986) 。
使用すべき調節フラグメントの使用可能性は、Li?&ら、Mo1.Ce1l  Biol、、 1986に記載されるような方法を用いて都合よく検定できる。
その後、使用すべき調節D A’ A配列は、真核細胞(好ましくは唾乳動物細 胞)用の通常の発現ベクターに、直接あるいは所望により合成リンカ−を用いて 挿入される。
例えば、調節配列は発現ベクターp、vr2のEcoR1部位に合成EeoRI リンカ−を用いて挿入される。pMT2は米国メリーランド州ロックビルのアメ リカン・タイプ轡カルチャー・コレクションに寄託番号ATCC67122とし て寄託された(1986年5月29日)pMT2−v JF FのEcoRI消 化により得られる。EcoRI消化は、MT2−JF中に存在するcDNA挿入 物を切除して、線状の1M12をもたらし、これは連結後大腸MHEIOIまた はDH−5をアンピシリン耐性へ形質転換するために使用される。プラスミド、 MT2 DNA慣用方法により作製できる。もちろん、当分野で知られた他の発 現ベクターも、必要に応じて過当なリンカ−を用いて1.MT2の代わりに使用 される。
調節配列を含む発現ベクターはその後、当分野でよく知られた1つ以上の選択マ ーカーおよび増幅マーカーをもつ所望の宿主細胞に同時形質転換または同時トラ ンスフェクションされる。そして、異種DNAの遺伝子コピー数は所望により慣 用方法を用いて増幅される。細胞ゲノム中の多コピー数の調節配列の存在は、N M合グリコジル化の阻止、F■:Cまたはその類似体の過剰発現などの条件によ る誘導後にトランス作用性因子との結合について、内因性のGRP78発現調節 配列と競合するであろう。トランス作用性因子に対するこのような競合はメタロ チオネインI遺伝子について報告されており(Sgtisit@ら、Natsr m* 1984 )、そして熱シヨツクタンパク質についても示唆されている( McGarvyおよびLindqsist+Proa、Natl、Acad、S ai、+ 1986 )。内因性BiP遺伝子の転写誘導、並びに得られた細胞 およびそれらの子孫におけるBiP タンパク質の誘導レベルはそれ故に有意に 低下するであろう。好ましくは、誘導されたB iP転写レベル対正常のBiP 転写レベルの比は約20以下、より好ましくは約10以下、より一層好ましくは 約5以下、そして特に好ましくは約1以下である。
ベクターによって運ばれた調節配列を含む形質転換またはトランスフェクション された細胞またはそれらの子孫は、さらに目的の異種タンパク質の合成を導くこ とができる発現ベクターで形質転換またはトランスフェクションされる。別法と して、それらは目的の異種タンパク質の合成を導き得る発現ベクターで前もって 形質転換またはトランスフェクションされた他の細胞と融合させることができる 。異種タンパク質の合成誘導き得る適当なベクターは当分野で知られており、以 前に論じられている。
F、E i P / G RP 78結合実験の結論上記のものを含む実験から 、我々は次の結論を引き出した。
1、wtF■はBiPと結合し、決して分泌されることのないF%lの大部分は EiPと結合したままである。25個のNM合グリコジル化部位のうち20個は F■タンパク質の三方の−の中央部分に集中し又いる。
2、集中している20個のグリコジル化部位のうち18個が除去されたF■の欠 失体LAはwtF■よりも効率よく分泌され、BiPとの一時的結合を示す。
3、LAとBiPの結合は、細胞をN結合グリコジル化阻害剤ツニカマイシンで 処理することにより有意に増加される。
4、CHO細胞によって効率よく分泌される複雑な糖タンパク質のνFFはBi Pとの一時的結合の&を示す。
νWFの17個のグリコジル化部位は、sat F■のように集中しているので はなく、分子に沿って間隔を取って配置されている。
5、t−FAはBiPとのわずかな一時的結合のみを示す。しかしながら、ツニ カマイシンによるN結合グリコジル化の阻害は、B i/’と結合した状態で若 干の非グリコシル化分子を細胞内にとどまらせる。
6.7#%fG1%で置換することによって3個の潜在的N結合グリコジル化部 位が除去さnたt−PAの変異型を−pA3×は、低発現レベルにおいてBiP とのわずかな結合を示すにすぎない。しかしながら、高発現レベルでは、プロセ ッシングを受けないタンパク質の分画がBiPとの安定した結合を示し、明らか に効率よく分泌されない。この行動はグリコジル化が阻害されたときの5att −PAについて観察されたものと似ている。
?、BtPと結合した状態での非グリコジル化t−PAの細胞内保持は発現レベ ルに依存している。低発現レベルでのt−PA3x はEiPと結合せず、効率 よく分泌される。200倍高い発現レベルでは、有意な割合のt−PA3xがB iPと結合する。この細胞内保持は、N粘合グリコジル化が阻害されたときの高 生産性wt t−PA 細胞株について観察されたものと類似している。低生産 性wtt−PA 細胞株H12B では、N結合グリコジル化の阻害の影響が高 生産性細胞はど顕著ではない。このことは、非グリコジル化t−PAがER中に 高濃度で存在するとき果合して、BiPと結合することを示唆している。
8、BiPは不適切にグリコジル化された又は折りたたまれたタンパク質と小胞 体内で結合し、それらの分泌を妨げる。EiPは恐らく熱ショックを受けた核小 体内のhsp70と類似した機能で、集合タンパク質を小胞体から除去する働き をしている。ER内でのタンパク質の集合または不溶化の問題は、今や組換えD NA発現技術によ□って達成しうる高発現レベルにより一層悪化している。
そして、FXMのようないくつかの槍タンパク質の場合は、集合およびその結果 起こるEiPとの結合が高レベル分泌に対するバリヤーとなるだろう。
9、wt FXMの中央部分に集中した20個のグリコジル化部位は効率悪くグ リコジル化されて、不適切に折りたたまれた分子の集合およびBiPとの安定し た結合をもたらす。この高度にグリコジル化されたドメインは、たとえN結合グ リコジル化が適切であるとしても、BiPが異常として認識するコンホメーショ ンをとる可能性もある。この場合に、分泌能力をもつ分子はBiPと結合した状 態で捕捉され、それ故にEiPレベルの低下はより高い分泌レベルをもたらすで あろう。
10、 F〜1産生細胞株におけるBiPレベルの低下は、調整培地へのF4m 活性の分泌を増加させる。従って、BiPレベルが低下したCHO細胞株はいく つかの複雑な糖タンパクの発現に投置つかも知れない。
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Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.DNA配列の転写がGRP78をコードするmRNAとハイブリダイズし得 るアンチセンスmRNAをもたらすように、発現調節配列に対して逆方向に連結 されたGRP78タンパク質またはその一部をコードするDNA配列を含むアン チセンス発現ベクター。
  2. 2.請求の範囲第1項のベクターで形質転換された真核宿主細胞から成る、異種 タンパク質を発現させるための改良された真核宿主細胞またはその子孫。
  3. 3.請求の範囲第2項の酵母、真菌、昆虫、植物または哺乳動物宿主細胞。
  4. 4.異種タンパク質の発現を導くことができるベクターでさらに形質転換された 請求の範囲第2項の改良された宿主細胞またはその子孫。
  5. 5.異種タンパク穴は第VIII因子またはその類似体である、請求の範囲第4 項の改良された宿主細胞。
  6. 6.異種タンパク質の発現を導くことができるベクターで形質転換され、さらに a.請求の範囲第1項のベクター; b.次のDNA配列: 【配列があります】 またはその一部を含むベクター; c.(b)のDNA配列に少なくとも70%相同なDNA配列を含むベクター; および d.ベクター(a)、(b)および/または(c)の組合わせ;から成る群より 選ばれたベクターで形質転換された宿主細胞またはその子孫を培養することから 成る、異種タンパク質を生産するための改良方法。
  7. 7.異種タンパク質は第VIII:c因子またはその類似体である、請求の範囲 第6項の改良方法。
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