JP7308892B2 - Fc領域含有ポリペプチドの精製を効率化するための方法 - Google Patents
Fc領域含有ポリペプチドの精製を効率化するための方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7308892B2 JP7308892B2 JP2021150873A JP2021150873A JP7308892B2 JP 7308892 B2 JP7308892 B2 JP 7308892B2 JP 2021150873 A JP2021150873 A JP 2021150873A JP 2021150873 A JP2021150873 A JP 2021150873A JP 7308892 B2 JP7308892 B2 JP 7308892B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polypeptide
- resin
- region
- protein
- polypeptide chain
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K1/00—General methods for the preparation of peptides, i.e. processes for the organic chemical preparation of peptides or proteins of any length
- C07K1/14—Extraction; Separation; Purification
- C07K1/16—Extraction; Separation; Purification by chromatography
- C07K1/22—Affinity chromatography or related techniques based upon selective absorption processes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K16/00—Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
- C07K16/18—Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans
- C07K16/36—Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans against blood coagulation factors
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K16/00—Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K16/00—Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
- C07K16/06—Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies from serum
- C07K16/065—Purification, fragmentation
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K16/00—Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
- C07K16/40—Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against enzymes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K2317/00—Immunoglobulins specific features
- C07K2317/10—Immunoglobulins specific features characterized by their source of isolation or production
- C07K2317/14—Specific host cells or culture conditions, e.g. components, pH or temperature
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K2317/00—Immunoglobulins specific features
- C07K2317/30—Immunoglobulins specific features characterized by aspects of specificity or valency
- C07K2317/31—Immunoglobulins specific features characterized by aspects of specificity or valency multispecific
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K2317/00—Immunoglobulins specific features
- C07K2317/50—Immunoglobulins specific features characterized by immunoglobulin fragments
- C07K2317/52—Constant or Fc region; Isotype
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K2317/00—Immunoglobulins specific features
- C07K2317/50—Immunoglobulins specific features characterized by immunoglobulin fragments
- C07K2317/52—Constant or Fc region; Isotype
- C07K2317/526—CH3 domain
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K2317/00—Immunoglobulins specific features
- C07K2317/50—Immunoglobulins specific features characterized by immunoglobulin fragments
- C07K2317/52—Constant or Fc region; Isotype
- C07K2317/528—CH4 domain
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
- Biophysics (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Immunology (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Hematology (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
Description
〔1〕プロテインAカラムクロマトグラフィーにおける、Fc領域含有ポリペプチドのプロテインAレジンに対する動的結合容量を増加させる方法。
〔2〕前記Fc領域の第一のポリペプチド鎖及び第二のポリペプチドとして前記レジンへの結合力が互いに異なる第一のポリペプチド鎖及び第二のポリペプチド鎖を用意する工程を含む、〔1〕に記載の方法。
〔3〕前記Fc領域の第一のポリペプチド鎖として前記レジンに結合する第一のポリペプチド鎖を用意し、前記Fc領域の第二のポリペプチド鎖として前記レジンに結合しないか若しくは(前記第一のポリペプチド鎖に比べ前記レジンへの)結合が弱い第二のポリペプチド鎖を用意する工程を含む、〔1〕または〔2〕に記載の方法。
〔4〕前記Fc領域含有ポリペプチドのFc領域を、該Fc領域の第一のポリペプチド鎖は前記レジンに結合するが、該Fc領域の第二のポリペプチド鎖は前記レジンに結合しないか若しくは(前記第一のポリペプチド鎖に比べ前記レジンへの)結合が弱い、Fc領域となるよう改変する工程を含む、〔1〕~〔3〕のいずれかに記載の方法。
〔5〕前記Fc領域の第一のポリペプチド鎖はIgG1、IgG2又はIgG4のCH3を含み、前記Fc領域の第二のポリペプチド鎖はIgG3のCH3を含む、〔1〕~〔4〕のいずれかに記載の方法。
〔6〕前記Fc領域の第一のポリペプチド鎖のEUナンバリング435番目のアミノ酸はHisであり、第二のポリペプチド鎖のEUナンバリング435番目アミノ酸はArgである、〔1〕~〔5〕のいずれかに記載の方法。
〔7〕前記結合容量の増加が5 g/Lレジン以上である、〔1〕~〔6〕のいずれかに記載の方法。
〔8〕前記増加後の動的結合容量が45 g/Lレジン以上である、〔1〕~〔7〕のいずれかに記載の方法。
〔9〕前記Fc領域含有ポリペプチドが抗体である、〔1〕~〔8〕のいずれかに記載の方法。
〔10〕前記抗体が二重特異性抗体である、〔9〕に記載の方法。
〔11〕〔1〕~〔10〕に記載の方法を用いたFc領域含有ポリペプチドの精製方法。
〔12〕〔11〕に記載の方法で精製されたFc領域含有ポリペプチド。
〔13〕プロテインAカラムクロマトグラフィーにおけるFc領域含有ポリペプチドのプロテインAレジンに対する動的結合容量が45 g/Lレジン以上である、Fc領域含有ポリペプチドが結合したプロテインAレジン。
〔14〕プロテインAカラムクロマトグラフィーにおける、プロテインAレジンに対する動的結合容量が増加したFc領域含有ポリペプチド。
〔15〕以下の工程を含む、プロテインAレジンを用いてFc領域含有ポリペプチドを製造する方法:
(a)該レジンへの結合力が互いに異なるFc領域の第一のポリペプチド鎖と第二のポリペプチド鎖とを用意する工程、
(b)プロテインAカラムクロマトグラフィーにおける、工程(a)の該Fc領域含有ポリペプチドのプロテインAレジンに対する動的結合容量を、プロテインAカラムクロマトグラフィーにおける、該レジンへの結合力が実質的に同じである2本のポリペプチド鎖を含む Fc領域含有ポリペプチドのプロテインAレジンに対する動的結合容量と比較する工程、
(c)Fc領域の第一のポリペプチド鎖を含有するポリペプチドおよびFc領域の第二のポリペプチド鎖を含有するポリペプチドを含む試料を該レジンに接触させる工程;ならびに
(d)該レジンに結合した、Fc領域の第一のポリペプチド鎖を含有するポリペプチドおよびFc領域の第二のポリペプチド鎖を含有するポリペプチドのヘテロ体を含有するFc領域含有ポリペプチドを回収する工程。
〔16〕前記工程(a)が、前記Fc領域の第一のポリペプチド鎖として前記レジンに結合する第一のポリペプチド鎖を用意し、前記Fc領域の第二のポリペプチド鎖として前記レジンに結合しないか若しくは(前記第一のポリペプチド鎖に比べ前記レジンへの)結合が弱い第二のポリペプチド鎖を用意する工程である、〔15〕に記載の方法
〔17〕前記工程(a)が、精製対象である前記Fc領域含有ポリペプチドのFc領域を、該Fc領域の第一のポリペプチド鎖は前記レジンに結合するが、該Fc領域の第二のポリペプチド鎖は前記レジンに結合しないか若しくは(前記第一のポリペプチド鎖に比べ前記レジンへの)結合が弱い、Fc領域となるよう改変する工程である、〔15〕または〔16〕に記載の方法。
〔18〕前記工程(c)に記載の試料が、前記Fc領域の第一のポリペプチド鎖を含有するポリペプチドおよび前記Fc領域の第二のポリペプチド鎖を含有するポリペプチドの両方に結合能を与え得る共通のL鎖ポリペプチドを含む、〔15〕~〔17〕のいずれかに記載の方法。
〔19〕前記Fc領域含有ポリペプチドが抗体である、〔11〕に記載の精製方法。
〔20〕前記抗体が二重特異性抗体である、〔19〕に記載の精製方法。
〔21〕〔19〕に記載の方法で精製された抗体。
〔22〕〔20〕に記載の方法で精製された二重特異性抗体。
〔23〕〔13〕に記載のレジンを含むカラム。
本発明で使用されるFc領域含有ポリペプチドは抗体のFc領域を含んでいればよく、Fc領域と他のポリペプチドが融合したポリペプチド、例えば抗体などが含まれる。
Fc領域は、IgG1、IgG2、IgG3、Fc領域含有モノクローナル抗体等をペプシン等の蛋白質分解酵素にて部分消化した後に、プロテインAレジンに吸着された画分を再溶出することによって好適に取得され得る。かかる蛋白質分解酵素としてはpH等の酵素の反応条件を適切に設定することにより制限的にFabやF(ab')2を生じるように全長抗体を消化し得るものであれば特段の限定はされず、例えば、ペプシンやパパイン等が例示できる。
Fc領域としてはヒトIgGタイプのFcを挙げることができ、例えばIgG1、IgG2、IgG3、IgG4のアイソタイプのいずれであってもよい。
本発明のFc領域は、第一の前記ポリペプチド鎖及び第二の前記ポリペプチド鎖を含む。
本実施形態において、プロテインAカラムクロマトグラフィーにおける、Fc領域含有ポリペプチドの前記レジンに対する動的結合容量の増加は、前記レジンに結合するFc領域含有ポリペプチドのFc領域を、該Fc領域の第一のポリペプチド鎖と該Fc領域の第二のポリペプチド鎖の前記レジンへの結合力が互いに異なる、Fc領域となるように改変することによっても達成することができる。
本発明の別の実施形態において、プロテインAカラムクロマトグラフィーにおける、Fc領域含有ポリペプチドの前記レジンに対する動的結合容量の増加は、前記レジンに結合するFc領域含有ポリペプチドのFc領域を、該Fc領域の第一のポリペプチド鎖は前記レジンに結合するが、該Fc領域の第二のポリペプチド鎖は前記レジンに結合しないか若しくは前記第一のポリペプチド鎖に比べ結合が弱い、Fc領域となるように改変することによっても達成することができる。
当該改変としては、Fc領域の第一および第二のポリペプチド鎖が上に例示したようなCH3領域を含むように、例えば上に例示したような特定の位置における特定のアミノ酸残基を含むようにする改変が挙げられるが、それらに限定されない。
ホモ体としては、一又は二以上の単一又は同じ抗原結合活性を有するホモ体である(すなわち、当該Fc領域含有ポリペプチドが抗原結合分子である場合、一又は二以上の単一又は同じ抗原結合活性を有する抗原結合分子、例えば同一の二つの抗原結合部位を有するIgG型抗体である)。
ヘテロ体としては、好ましくは、異なる抗原結合活性を有するヘテロ体である(すなわち、当該Fc領域含有ポリペプチドが二重特異性抗原結合分子、例えば二重特異性抗体である)。本発明で使用されるFc領域含有ポリペプチドが二重特異性抗体である場合、H鎖はヘテロ体であるがL鎖は共通であってもよく、当該共通L鎖は好ましくは両H鎖に結合能を与え得る共通L鎖である。尚、二重特異性抗体はIgG型の場合、ヘテロなH鎖二本と同一の共通L鎖二本から構成される。
・LC装置;GEヘルスケア社製AKTA AVANT25
・ソフトウェア;GEヘルスケア社製Unicorn version6.1
・Protein A樹脂;GEヘルスケア社製Mab Select SuRe (Cat No.17-5438-05
)またはHitrap Mab Select SuRe (Cat No. 11-0034-93)
・使用緩衝液;
平衡化/前洗浄...20 mmol/L Na-phosphate, pH 7.5
溶出...50 mmol/L Acetic acid
再生...0.1 mol/L NaOH
上記使用機器、ソフトウェア、及び樹脂を用いて、以下の手順でクロマトグラフィー操作によりDBCを算出する。以下に5%BTを指標とする場合の計算方法を示す。
(1) 負荷画分(IgG濃度P g/Lとする)をいったんカラムを通さずにLC装置に流し、100%漏出(=100%BT)時のOD280 nmの値を確認した。この値をaとする。
(2) aに0.05を掛けた値を、5%BT時のOD280 nm定義する。この値をb5%とする。
(3) 負荷画分を平衡化された一定量の樹脂(r Lとする)に流し続け、OD280 nmの値がb5%となった時の負荷画分の容量をクロマトグラムから読み取る。この値をc5% Lとする。
(4) 計算式(P x c5%)/rで得られる値を、5%BT時の動的結合容量、DBC5%として算出する。
DBC5% = (P x c5%)/r (単位;g/L resin)
DBC10%を求める際は、同じ要領でc10%を求め、算出することができる。
本発明の特定の実施形態において、プロテインAカラムクロマトグラフィーにおける、Fc領域含有ポリペプチドのプロテインAレジンに対する動的結合容量の増加分は、5%BTを基準にみると接触時間3.4分において、少なくとも5 g/Lレジンであり、好ましくは10 g/Lレジン以上、15 g/Lレジン以上、20 g/Lレジン以上、25 g/Lレジン以上である。
本発明の特定の実施形態において、本発明の方法によれば、プロテインAカラムクロマトグラフィーにおける、Fc領域含有ポリペプチドのプロテインAレジンに対する動的結合容量は少なくとも、5%BTを基準に見ると、接触時間3.4分において、50 g/Lレジン以上であり、好ましくは51 g/Lレジン以上、52 g/Lレジン以上、53 g/Lレジン以上、54 g/Lレジン以上、55 g/Lレジン以上である。
本発明の一つの実施形態において、Fc領域含有ポリペプチドはイムノアドヘシンであってもよい。
本発明で使用されるモノクローナル抗体としては、ヒト、マウス、ラット、ハムスター、ウサギ、ヒツジ、ラクダ、サル等の動物由来のモノクローナル抗体だけでなく、キメラ抗体、ヒト化抗体(再構成(reshaped)ヒト抗体ともいう)、二重特異性抗体(bispecific抗体)など人為的に改変した遺伝子組み換え型抗体も含まれる。さらに、血中滞留性や体内動態の改善を目的とした抗体分子の物性の改変(具体的には、等電点(pI)改変、Fc受容体の親和性改変等)を行うために抗体の定常領域等を人為的に改変した遺伝子組み換え型抗体も含まれる。
モノクローナル抗体を産生するハイブリドーマは、基本的には公知技術を使用し、以下のようにして作製できる。すなわち、所望の抗原や所望の抗原を発現する細胞を感作抗原として使用して、これを通常の免疫方法にしたがって免疫し、得られる免疫細胞を通常の細胞融合法によって公知の親細胞と融合させ、通常のスクリーニング法により、モノクローナルな抗体産生細胞(ハイブリドーマ)をスクリーニングすることによって作製できる。ハイブリドーマの作製は、たとえば、ミルステインらの方法(Kohler. G. and Milstein, C., Methods Enzymol. (1981) 73: 3-46 )等に準じて行うことができる。
アミノ酸残基の改変は、後述のようにポリペプチドをコードするDNAにおいて1又は複数の塩基を改変し、当該DNAを宿主細胞で発現させることによって行うことが出来る。当業者であれば、改変後のアミノ酸残基の種類に応じて、改変すべき塩基の数や位置、種類を容易に決定することが出来る。
本発明において改変とは、置換、欠損、付加、挿入のいずれか、又はそれらの組み合わせを意味する。
・二重特異性抗体の2種類のH鎖のヘテロ会合率を高めるためのアミノ酸の改変
・第1の抗原結合活性を有するポリペプチドと第2の抗原結合活性を有する又は抗原結合活性を有しないポリペプチド間のジスルフィド結合を安定化させるためのアミノ酸改変
・抗体の血漿中滞留性を改善するためのアミノ酸改変
・酸性条件下における安定性向上のための改変
・ヘテロジェニティー低減のための改変
・脱アミド化反応抑制のための改変
・2種類のポリペプチド間に等電点の差異を導入するための改変
・Fcγレセプターへの結合性を変化させるための改変
抗体遺伝子を一旦単離し、適当な宿主に導入して抗体を作製する場合には、適当な宿主と発現ベクターの組み合わせを使用することができる。真核細胞を宿主として使用する場合、動物細胞、植物細胞、真菌細胞を用いることができ、動物細胞としては、哺乳類細胞、例えば、CHO, COS,ミエローマ、BHK (baby hamster kidney),HeLa,Veroなどを用いることができる。これらの細胞に、目的とする抗体遺伝子を形質転換により導入し、形質転換された細胞をin vitroで培養することにより抗体が得られる。
組換え細胞培養物からポリペプチドを回収し精製するには、硫酸アンモニウム又はエタノール沈殿、酸抽出、アニオン又はカチオン交換クロマトグラフィー、ホスホセルロースクロマトグラフィー、疎水性相互作用クロマトグラフィー、アフィニティクロマトグラフィー、ヒドロキシルアパタイトクロマトグラフィー及びレクチンクロマトグラフィーを含めた公知の方法を用いることができる。本発明においてはプロテインAアフィニティクロマトグラフィーが好ましい。尚、本明細書において、カラムを用いた精製方法、カラムを用いた分離方法及びクロマトグラフィーは同義に用いられる場合がある。
プロテインAレジンを用いたカラムとしては、POROS A(Applied Biosystems製), rProtein A Sepharose F. F. (GE製)、ProSep vA(Millipore製)等が挙げられるがこれらに限定されない。また、プロテインAアフィニティクロマトグラフィーには、インタクトなプロテイン Aからアミノ酸配列等を改変したリガンドを結合させたレジン(樹脂)を用いることもできる。このような改変プロテイン A樹脂を用いた場合も、本発明のアミノ酸改変により、その結合力に差が生じ、目的のポリペプチド多量体を分離・精製することが可能である。改変プロテイン Aを結合させたレジンとしては、例えば、mabSelect SuRE(GE Healthcare製) Hitrap MabSelect Sure(GE Healthcare製)が挙げられるがこれに限定されない。尚、本明細書において、プロテインAレジンが充填されたカラム、プロテインAレジンを用いたカラム、プロテインAレジンカラム及びプロテインAカラムは同義である。また、プロテインAレジンを用いた精製方法、プロテインAカラムを用いた精製方法も同義に用いられる場合がある。
また、本発明の特定の実施形態は、5%BTを基準に見ると接触時間3.4分において、プロテインAカラムクロマトグラフィーにおけるFc領域含有ポリペプチドのプロテインAレジンに対する動的結合容量が50 g/Lレジン以上である、Fc領域含有ポリペプチドが結合したプロテインAレジン及び当該レジンを含むカラムである。Fc領域含有ポリペプチドの当該レジンおよびそれを含むカラムに対する動的結合容量は5%BTを基準に見ると、接触時間3.4分において、好ましくは51 g/Lレジン以上、52 g/Lレジン以上、53 g/Lレジン以上、54 g/Lレジン以上、55 g/Lレジン以上である。
より具体的には一つの実施形態においてFc領域含有ポリペプチドは抗体であり、また別の一つの実施形態においてFc領域含有ポリペプチドは二重特異性抗体である。
本発明における一つの実施形態において、プロテインAカラムクロマトグラフィーにおける、Fc領域含有ポリペプチドのプロテインAレジンに対する動的結合容量の増加分は、5%BTを基準に見ると、少なくとも5 g/Lレジンであり、好ましくは10 g/Lレジン以上、15 g/Lレジン以上、20 g/Lレジン以上、25 g/Lレジン以上である。
本発明の特定の実施形態において、プロテインAカラムクロマトグラフィーにおける、Fc領域含有ポリペプチドのプロテインAレジンに対する動的結合容量の増加分は、5%BTを基準にみると接触時間3.4分において、少なくとも5 g/Lレジンであり、好ましくは10 g/Lレジン以上、15 g/Lレジン以上、20 g/Lレジン以上、25 g/Lレジン以上である。
プロテインAカラムクロマトグラフィーにおける、プロテインAレジンに対する動的結合容量が増加したFc領域含有ポリペプチドは、当該Fc領域に含まれる第一のポリペプチド鎖と第二のポリペプチド鎖はプロテインAレジンへの結合力が異なっていることが好ましく、例えば、第一のポリペプチド鎖としてプロテインAレジンに結合するポリペプチド鎖を用いる場合、第二のポリペプチド鎖としては第一のポリペプチド鎖に比べ、プロテインAレジンに弱く結合するか、若しくは結合しないポリペプチド鎖を用いることが出来る。そのような第一のポリペプチド鎖としてはIgG1、IgG2又はIgG4のCH3を含むポリペプチド鎖を用いることができ、第二のポリペプチド鎖としてはIgG3のCH3を含むポリペプチド鎖を用いることができる。この際、IgG1、IG2、IgG3及びIgG4は天然型でもよく、本発明の目的を達成できる範囲で変異を含んでいてもよい。また、そのような第一のポリペプチド鎖としてはEUナンバリング435位がHis(H)であるポリペプチド鎖を用いることができ、第二のポリペプチド鎖としてはEUナンバリング435位がArg(R)であるポリペプチド鎖を用いることができる。また、そのような第一のポリペプチド鎖としてはEUナンバリング435位がHis(H)、436位がTyr(Y)であるポリペプチド鎖を用いることができ、第二のポリペプチド鎖としてはEUナンバリング435位がArg(R)、436位がPhe(F)であるポリペプチド鎖を用いることができる。尚、EUナンバリング435位又は436位以外のポジションは天然型IgGと同じであってもよく、また天然型IgGとは異なっていてもよい。
(a)該レジンへの結合力が互いに異なるFc領域の第一のポリペプチド鎖と第二のポリペプチド鎖とを用意する工程;
(b)プロテインAカラムクロマトグラフィーにおける、工程(a)のFc領域含有ポリペプチドのプロテインAレジンに対する動的結合容量を、プロテインAカラムクロマトグラフィーにおける、該レジンへの結合力が実質的に同じである2本のポリペプチド鎖を含む Fc領域含有ポリペプチドのプロテインAレジンに対する動的結合容量と比較する工程、
(c)Fc領域の第一のポリペプチド鎖を含有するポリペプチドおよびFc領域の第二のポリペプチド鎖を含有するポリペプチドを含む試料を該レジンに接触させる工程;ならびに
(d)該レジンに結合した、Fc領域の第一のポリペプチド鎖を含有するポリペプチドおよびFc領域の第二のポリペプチド鎖を含有するポリペプチドのヘテロ体を含有するFc領域含有ポリペプチドを回収する工程。
上記工程(a)は、前記Fc領域の第一のポリペプチド鎖として前記レジンに結合する第一のポリペプチド鎖を用意し、前記Fc領域の第二のポリペプチド鎖として前記レジンに結合しないか若しくは(前記第一のポリペプチド鎖に比べ前記レジンへの)結合が弱い第二のポリペプチド鎖を用意する工程であってよい。また上記工程(a)は精製対象である前記Fc領域含有ポリペプチドのFc領域を、該Fc領域の第一のポリペプチド鎖は前記レジンに結合するが、該Fc領域の第二のポリペプチド鎖は前記レジンに結合しないか若しくは(前記第一のポリペプチド鎖に比べ前記レジンへの)結合が弱い、Fc領域となるよう改変する工程であってもよい。当該改変は、上記のような特徴を有するFc領域を得るための改変であれば特に限定されないが、例えば、第一のポリペプチド鎖がIgG1、IgG2又はIgG4のCH3を含むポリペプチド鎖になるようにする改変、および、第二のポリペプチド鎖がIgG3のCH3を含むポリペプチド鎖になるようにする改変が挙げられる。そのような改変としては、例えば、第一のポリペプチド鎖のEUナンバリング435位がHis(H)であり、かつ第二のポリペプチド鎖のEUナンバリング435位がArg(R)であるようにする改変が挙げられる。また、別の改変として、第一のポリペプチド鎖のEUナンバリング435位がHis(H)、436位がTyr(Y)であり、かつ第二のポリペプチド鎖のEUナンバリング435位がArg(R)、436位がPhe(F)であるようにする改変が挙げられる。尚、EUナンバリング435位又は436位以外のポジションは天然型IgGと同じであってもよく、また天然型IgGとは異なっていてもよい。
前記工程(b)において、2本のポリペプチド鎖は該レジンへの結合力が実質的に同じであればいかなるポリペプチド鎖でもよく、2本のポリペプチド鎖同士の相同性の程度は高くても低くてもよい。例えば「該レジンへの結合力が実質的に同じである2本のポリペプチド鎖を含むFc領域含有ポリペプチド」は2本の前記第一のポリペプチド鎖を含む Fc領域含有ポリペプチド、又は二本の前記第二のポリペプチド鎖を含む Fc領域含有ポリペプチドである。また、プロテインAレジンへの結合力が互いに実質的に同じである2本のポリペプチド鎖とは、例えば、2本のポリペプチド鎖がいずれもIgG1、IgG2又はIgG4のCH3のいずれかを含むポリペプチド鎖、2本のポリペプチド鎖がいずれもIgG3のCH3を含むポリペプチド鎖、2本のポリペプチド鎖のEUナンバリング435位がいずれもHis(H)である、またはいずれもArg(R)であるポリペプチド鎖、2本のポリペプチド鎖のいずれもEUナンバリング435位がHis(H)、436位がTyr(Y)であるポリペプチド鎖、2本のポリペプチド鎖のいずれもEUナンバリング435位がArg(R)、436位がPhe(F)であるポリペプチド鎖を挙げることができる。
「実質的に同じ」とは、本発明の目的を達成する範囲内であれば、必ずしも全く同一である必要はなく、また「同じ」場合を含む意である。
本発明の一つの実施形態において、前記工程(b)において「比較する」とは、プロテインAカラムクロマトグラフィーにおける、工程(a)のFc領域含有ポリペプチドのプロテインAレジンに対する動的結合容量が、プロテインAカラムクロマトグラフィーにおける、該レジンへの結合力が実質的に同じである二本のポリペプチド鎖を含む Fc領域含有ポリペプチドのプロテインAレジンに対する動的結合容量よりも「高いことを確認する」工程であってもよい。
尚、動的結合容量を比較又は確認することで、抗体製造時にプロテインAレジンカラムに添加することができる最大抗体量を知ることができ、効率的な抗体製造が可能となる。
前記工程(c)に記載の試料は、前記Fc領域の第一のポリペプチド鎖を含有するポリペプチドのH鎖および前記Fc領域の第二のポリペプチド鎖を含有するポリペプチドのH鎖の両方に結合能を与え得る共通のL鎖ポリペプチドを含んでもよいし、二つの異なるL鎖ポリペプチドを含んでもよい。
本発明の一つの実施形態において、前記Fc領域含有ポリペプチドを精製する方法において、Fc領域含有ポリペプチドは抗体であり、また別の一つの実施形態においてFc領域含有ポリペプチドは二重特異性抗体である。
尚、前記工程(a)~(d)は必ずしもこの順番である必要はなく、また各工程が複数回含まれていてもよい。
本発明の一つの実施形態は、前記(a)~(d)の工程を含む、プロテインAレジンを用いてFc領域含有ポリペプチドを精製する方法である。
以下、実施例を用いて本発明をさらに具体的に説明する。ただし、本発明の技術的範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。
本実施例では、WO2012/067176に記載されたFVIII機能代替活性を有する抗FIXa/FX二重特異性抗体(H1鎖/H2鎖/L鎖:配列番号1/2/3)を用いた(以下、「BiAb」といい、いわゆるヘテロ体である)。なお、当該BiAbは3種類の4本の鎖からなり、二種類のH1鎖及びH2鎖をそれぞれ一本、一種類の共通L鎖二本からなる。当該抗体はWO2012/067176に記載された方法で取得した。抗体遺伝子を、動物細胞発現ベクターに組み込み、それをCHO細胞へトランスフェクションすることで、二重特異性抗体を発現させた。また、前記L鎖二本とH1鎖二本からなるQ homo、前記L鎖二本とH2鎖二本からなるJ homoを上記の方法で取得した。
本抗体はIgG4型であり、H1鎖のFc領域におけるEUナンバリング435番目のHisはArgに置換されている。尚、この置換はFc領域のプロテインAレジンへの結合力を減弱若しくは失わせる。
一般にDBCの検証には、UV検出器を連結した精製装置を用いたUVモニタリングにより、継続負荷されたタンパク質がカラムから漏出する様子をブレークスルーカーブ(以下BTC)としてクロマトグラムに描くことにより行われる。一例として図1にBiAbを用いたときのBTCクロマトグラムを示した。
今回は、それぞれの抗体分子及びその混合液に対して、5%ブレークスルーポイント(BT point)の負荷量を比較することでDBCを評価した。
DBCの計算には以下の装置等を用いた。
・LC装置;GEヘルスケア社製AKTA AVANT25
・ソフトウェア;GEヘルスケア社製Unicorn version6.1
・Protein A樹脂;GEヘルスケア社製Mab Select SuRe (Cat No.17-5438-05
)またはHitrap Mab Select SuRe (Cat No.11-0034-93)
・使用緩衝液;
平衡化/前洗浄...20 mmol/L Na-phosphate, pH 7.5
溶出...50 mmol/L Acetic acid
再生...0.1 mol/L NaOH
DBCの計算方法は以下の通りに行った。
上記使用機器、ソフトウェア、及び樹脂を用いて、以下の手順でクロマトグラフィー操作によりDBCを算出した。
(1) 負荷画分(IgG濃度P g/Lとする)をいったんカラムを通さずにLC装置に流し、100%漏出(=100%BT)時のOD280 nmの値を確認した。この値をaとした。
(2) aに0.05を掛けた値を、5%BT時のOD280 nm定義した。この値をb5%とした。
(3) 負荷画分を平衡化された一定量の樹脂(r Lとする)に流し続け、OD280 nmの値がb5%となった時の負荷画分の容量をクロマトグラムから読み取った。この値をc5% Lとした。
(4) 計算式(P x c5%)/rで得られる値を、5%BT時の動的結合容量、DBC5%として算出した。
DBC5% = (P x c5%)/r (単位;g/L resin)
DBC10%を求める際は、同じ要領でc10%を求め、算出した。
Q homo, J homo及びBiAbそれぞれ単独のDBCを以下の条件で検証した。
・Column:Hitrap MabSelect Sure(以下、MSSという)(GEヘルスケア)、
0.7 x 2.5 cm
・Load material:各抗体精製標準品を用いて、実際の負荷CMのIgG濃度、
pH、導電率を模したもの。
IgG濃度約2 g/L、pH7.5、Conductivity 1.2 S/m
J homo 約80%、Q homo約85%、BiAb約95%純度のもの
を使用
・Contact time:3.4min(43.75 cm/h)
その結果を表1に示した。
次に、BiAb単独で、負荷溶液のpH、及び樹脂に対する接触時間を変化させた時のDBCを確認し、両者のパラメータの影響を検証した。
条件を以下に示した。
・Column:MabSelect Sure(GEヘルスケア)、1.0 x 20 cm
・Load material:BiAb精製標品を希釈調製しCMを模したもの(BiAb 95%)
2g/L、pH6.5-8.0(検証)、Conductivity 1.2 S/m
・Contact time:3-8 min(検証)
その結果を表2に示した。
実際のプロテインA樹脂に負荷する培養上清(以下HCCF)は、BiAbと両homoが混在している。即ち、目的物質であるBiAbを回収するという視点では、両homoはBiAbの競合物質と捉えられる。したがって、実製造を見据えた場合、両homoがHCCF中にある程度存在する状況でのBiAbのDBCを検証することは有意義である。このことを検証するため、以下の条件で試験を行った。
・Column:Hitrap MabSelect Sure(MSS)(GEヘルスケア)、0.7 x 2.5cm
・Load Material:BiAb/Homo精製標品を混合し、CMを模したもの
2 g/L、pH 7.5、Cond 1.2 S/m
Control BiAb(95%) J homo:BiAb:Q homo= 5:95:0
Mimic A J homo:BiAb:Q homo= 10:83:7
Mimic B J homo:BiAb:Q homo= 10:68:22
・Contact time:3.4 min(43.75 cm/h)
・BTCのLoadを分画し、Analytical CIECで各BT PointsのBiAb/Homo比を確認
Analytical CIECの条件は以下の通りに行った。
・HPLC装置;Waters社製Alliance 2695/2487
・ソフトウェア;Waters社製Empower3
・CIECカラム;Thermo scientific社製ProPac WCX-10、Product No.054993
・カラム温度;30 degC
・注入量;30 μg/shot
・使用緩衝液;
移動相A...9.6 mmol/L Tris, 6.0 mmol/L piperazine, 11.0 mmol/L
imidazole, pH 6.0
移動相B...9.6 mmol/L Tris, 6.0 mmol/L piperazine, 11.0 mmol/L
imidazole, 150 mmol/L NaCl, pH 10.1
・グラジエント条件;
時間(min) 流速(mL/min) %A %B
0.0 1.0 100 0
1.0 1.0 100 0
20.0 1.0 0 100
35.0 1.0 0 100
その結果を表3に示した。
・DBC;J homo ≒ Q homo < BiAb
・MSSへの親和力;Q homo < BiAb < J homo
・BiAb DBCにおけるパラメータの影響;
pH...6.5-8.0の範囲において、低いほどDBCは高い傾向があるものの、インパクトは小さい。
接触時間...3-8分の範囲において、長いほどDBCは高くなる傾向があるものの、3分ですらQ homo及びJ homoのDBCを下回ることはない。
MSSへの親和力に関しては、本発明の構成を反映した結果であり、そのことは実施例5におけるリークの順序にも表れている。
一方、DBCについては、MSS樹脂への親和力の違いとリガンドの有効利用性が働いて、このような結果になったと推察している。即ち、J homoはMSSリガンドに強く結合する配列を2か所持っているため、2か所でMSS樹脂に結合している。つまり、J homoが空間的に占める範囲内に存在するMSSリガンドは、利用できなくなる。一方、BiAbはMSSに強く結合する配列を一か所しか持たないため、空間的な自由度がJ homoより高く、より多くのMSSリガンドを有効活用して、高いDBCを実現できたと考えられる。Q homoのDBCが低いのは、単に分子全体としての結合力が低いためと考えられる。また、Q homo及びJ homoはBiAbのMSSへの結合を競合阻害していると考えられる。
Claims (3)
- 以下の工程を含む、IgGタイプのFc領域を含有する第一及び第二のポリペプチドのヘテロ体の、プロテインAカラムクロマトグラフィーを用いた精製方法:
(a) 第一のポリペプチド及び第二のポリペプチドを用意する工程であって、
前記Fc領域はIgGタイプのFc領域であり、
前記第一のポリペプチドのFc領域はEUナンバリング435番目のアミノ酸がHisであり、第二のポリペプチドのFc領域はEUナンバリング435番目アミノ酸がArgであり、
前記第一のポリペプチド及び前記第二のポリペプチドの前記プロテインAレジンへの結合力が互いに異なるものである前記工程、
(b) 前記第一のポリペプチド及び前記第二のポリペプチドからなるヘテロ体の前記プロテインAレジンに対する動的結合容量を、前記第一のポリペプチドのホモ体の前記プロテインAレジンに対する動的結合容量、前記第二のポリペプチドのホモ体の前記プロテインAレジンに対する動的結合容量と比較する工程、
(c) プロテインAレジンに対する動的結合容量が増加された前記工程(b)のヘテロ体を、プロテインAレジンに接触させて、プロテインAカラムクロマトグラフィーを行う工程、
(d) 前記工程(c)によってプロテインAレジンに結合した前記ヘテロ体を回収する工程。 - 以下の工程を含む、プロテインAレジンに対する動的結合容量が増加された、IgGタイプのFc領域を含有する第一及び第二のポリペプチドのヘテロ体を製造する方法:
(a) 第一のポリペプチド及び第二のポリペプチドを用意する工程であって、
前記Fc領域はIgGタイプのFc領域であり、
前記第一のポリペプチドのFc領域はEUナンバリング435番目のアミノ酸がHisであり、第二のポリペプチドのFc領域はEUナンバリング435番目アミノ酸がArgであり、
前記第一のポリペプチド及び前記第二のポリペプチドの前記プロテインAレジンへの結合力が互いに異なるものである前記工程、
(b) 前記第一のポリペプチド及び前記第二のポリペプチドからなるヘテロ体の前記プロテインAレジンに対する動的結合容量を、前記第一のポリペプチドのホモ体の前記プロテインAレジンに対する動的結合容量、前記第二のポリペプチドのホモ体の前記プロテインAレジンに対する動的結合容量と比較する工程、
(c) プロテインAレジンに対する動的結合容量が増加された前記工程(b)のヘテロ体を、プロテインAレジンに接触させて、プロテインAカラムクロマトグラフィーを行う工程、
(d) 前記工程(c)によってプロテインAレジンに結合した前記ヘテロ体を回収する工程。 - 前記Fc領域を含有する第一のポリペプチドはIgG1、IgG2又はIgG4のCH3を含み、前記Fc領域を含有する第二のポリペプチドはIgG3のCH3を含む、請求項1または2に記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015255726 | 2015-12-28 | ||
JP2015255726 | 2015-12-28 | ||
JP2017559189A JP7219005B2 (ja) | 2015-12-28 | 2016-12-27 | Fc領域含有ポリペプチドの精製を効率化するための方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017559189A Division JP7219005B2 (ja) | 2015-12-28 | 2016-12-27 | Fc領域含有ポリペプチドの精製を効率化するための方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021193136A JP2021193136A (ja) | 2021-12-23 |
JP7308892B2 true JP7308892B2 (ja) | 2023-07-14 |
Family
ID=59224731
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017559189A Active JP7219005B2 (ja) | 2015-12-28 | 2016-12-27 | Fc領域含有ポリペプチドの精製を効率化するための方法 |
JP2021150873A Active JP7308892B2 (ja) | 2015-12-28 | 2021-09-16 | Fc領域含有ポリペプチドの精製を効率化するための方法 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017559189A Active JP7219005B2 (ja) | 2015-12-28 | 2016-12-27 | Fc領域含有ポリペプチドの精製を効率化するための方法 |
Country Status (13)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11649262B2 (ja) |
EP (1) | EP3398965A4 (ja) |
JP (2) | JP7219005B2 (ja) |
KR (1) | KR20180091918A (ja) |
CN (1) | CN108368166B (ja) |
AU (1) | AU2016381992B2 (ja) |
BR (1) | BR112018009312A8 (ja) |
CA (1) | CA3004288A1 (ja) |
HK (1) | HK1251237A1 (ja) |
IL (1) | IL259247B2 (ja) |
MX (1) | MX2018007781A (ja) |
SG (1) | SG11201803989WA (ja) |
WO (1) | WO2017115773A1 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1870459B1 (en) | 2005-03-31 | 2016-06-29 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Methods for producing polypeptides by regulating polypeptide association |
DK2009101T3 (en) | 2006-03-31 | 2018-01-15 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | Antibody modification method for purification of a bispecific antibody |
DK2006381T3 (en) | 2006-03-31 | 2016-02-22 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | PROCEDURE FOR REGULATING ANTIBODIES BLOOD PHARMACOKINETICS |
HUE029635T2 (en) | 2007-09-26 | 2017-03-28 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | A method for modifying an isoelectric point of an antibody by amino acid substitution in CDR |
SG193868A1 (en) | 2007-09-26 | 2013-10-30 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | Modified antibody constant region |
TWI682995B (zh) | 2009-03-19 | 2020-01-21 | 日商中外製藥股份有限公司 | 抗體恆定區域改變體 |
WO2011108714A1 (ja) | 2010-03-04 | 2011-09-09 | 中外製薬株式会社 | 抗体定常領域改変体 |
RU2620071C2 (ru) | 2010-11-17 | 2017-05-22 | Чугаи Сеияку Кабушики Каиша | Мультиспецифическая связывающая антиген молекула, которая обладает альтернативной функцией к функции фактора свертывания крови viii |
TW202323302A (zh) | 2010-11-30 | 2023-06-16 | 日商中外製藥股份有限公司 | 細胞傷害誘導治療劑 |
CA2925256C (en) | 2013-09-27 | 2023-08-15 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Method for producing polypeptide heteromultimer |
EP3279216A4 (en) | 2015-04-01 | 2019-06-19 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | PROCESS FOR PREPARING POLYPEPTIDE HETERO OLIGOMER |
EP3398965A4 (en) | 2015-12-28 | 2019-09-18 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | METHOD FOR PROMOTING THE EFFICACY OF PURIFYING A POLYPEPTIDE CONTAINING AN FC REGION |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011078332A1 (ja) | 2009-12-25 | 2011-06-30 | 中外製薬株式会社 | ポリペプチド多量体を精製するためのポリペプチドの改変方法 |
JP2012531439A (ja) | 2009-06-26 | 2012-12-10 | リジェネロン・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド | 天然の免疫グロブリン形式を有する容易に単離される二重特異性抗体 |
JP2015510764A (ja) | 2012-03-13 | 2015-04-13 | ノビミューン エスアー | 天然の免疫グロブリン形式を有する容易に単離される二重特異性抗体 |
Family Cites Families (348)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5144499B1 (ja) | 1970-08-29 | 1976-11-29 | ||
JPS5334319B2 (ja) | 1971-12-28 | 1978-09-20 | ||
JPS5717624B2 (ja) | 1974-04-17 | 1982-04-12 | ||
US4208479A (en) | 1977-07-14 | 1980-06-17 | Syva Company | Label modified immunoassays |
US4474893A (en) | 1981-07-01 | 1984-10-02 | The University of Texas System Cancer Center | Recombinant monoclonal antibodies |
US4444878A (en) | 1981-12-21 | 1984-04-24 | Boston Biomedical Research Institute, Inc. | Bispecific antibody determinants |
JPH06104071B2 (ja) | 1986-08-24 | 1994-12-21 | 財団法人化学及血清療法研究所 | 第▲ix▼因子コンホメ−シヨン特異性モノクロ−ナル抗体 |
JP3101690B2 (ja) | 1987-03-18 | 2000-10-23 | エス・ビィ・2・インコーポレイテッド | 変性抗体の、または変性抗体に関する改良 |
US5004697A (en) | 1987-08-17 | 1991-04-02 | Univ. Of Ca | Cationized antibodies for delivery through the blood-brain barrier |
US5670373A (en) | 1988-01-22 | 1997-09-23 | Kishimoto; Tadamitsu | Antibody to human interleukin-6 receptor |
US5322678A (en) | 1988-02-17 | 1994-06-21 | Neorx Corporation | Alteration of pharmacokinetics of proteins by charge modification |
US6010902A (en) | 1988-04-04 | 2000-01-04 | Bristol-Meyers Squibb Company | Antibody heteroconjugates and bispecific antibodies for use in regulation of lymphocyte activity |
US5126250A (en) | 1988-09-28 | 1992-06-30 | Eli Lilly And Company | Method for the reduction of heterogeneity of monoclonal antibodies |
IL89491A0 (en) | 1988-11-17 | 1989-09-10 | Hybritech Inc | Bifunctional chimeric antibodies |
DE3920358A1 (de) | 1989-06-22 | 1991-01-17 | Behringwerke Ag | Bispezifische und oligospezifische, mono- und oligovalente antikoerperkonstrukte, ihre herstellung und verwendung |
JPH0341033A (ja) | 1989-07-07 | 1991-02-21 | Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd | 安定なモチリン類含有製剤 |
GB8916400D0 (en) | 1989-07-18 | 1989-09-06 | Dynal As | Modified igg3 |
DE68928946T2 (de) | 1989-12-11 | 1999-10-21 | Immunomedics, Inc. | Verfahren zum aufspüren von diagnostischen oder therapeutischen mitteln durch antikörper |
US5859205A (en) | 1989-12-21 | 1999-01-12 | Celltech Limited | Humanised antibodies |
TW212184B (ja) | 1990-04-02 | 1993-09-01 | Takeda Pharm Industry Co Ltd | |
JPH05184383A (ja) | 1990-06-19 | 1993-07-27 | Dainabotsuto Kk | 二重特異性抗体 |
GB9015198D0 (en) | 1990-07-10 | 1990-08-29 | Brien Caroline J O | Binding substance |
JPH05199894A (ja) | 1990-08-20 | 1993-08-10 | Takeda Chem Ind Ltd | 二重特異性抗体および抗体含有薬剤 |
DK0628639T3 (da) | 1991-04-25 | 2000-01-24 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | Rekonstitueret humant antistof mod human interleukin-6-receptor |
JPH05304992A (ja) | 1991-06-20 | 1993-11-19 | Takeda Chem Ind Ltd | ハイブリッド・モノクローナル抗体および抗体含有薬剤 |
US5637481A (en) | 1993-02-01 | 1997-06-10 | Bristol-Myers Squibb Company | Expression vectors encoding bispecific fusion proteins and methods of producing biologically active bispecific fusion proteins in a mammalian cell |
US6136310A (en) | 1991-07-25 | 2000-10-24 | Idec Pharmaceuticals Corporation | Recombinant anti-CD4 antibodies for human therapy |
ES2241710T3 (es) | 1991-11-25 | 2005-11-01 | Enzon, Inc. | Procedimiento para producir proteinas multivalentes de union a antigeno. |
US6025165A (en) | 1991-11-25 | 2000-02-15 | Enzon, Inc. | Methods for producing multivalent antigen-binding proteins |
US5667988A (en) | 1992-01-27 | 1997-09-16 | The Scripps Research Institute | Methods for producing antibody libraries using universal or randomized immunoglobulin light chains |
JPH05203652A (ja) | 1992-01-28 | 1993-08-10 | Fuji Photo Film Co Ltd | 抗体酵素免疫分析法 |
JPH05213775A (ja) | 1992-02-05 | 1993-08-24 | Otsuka Pharmaceut Co Ltd | Bfa抗体 |
US6749853B1 (en) | 1992-03-05 | 2004-06-15 | Board Of Regents, The University Of Texas System | Combined methods and compositions for coagulation and tumor treatment |
GB9206422D0 (en) | 1992-03-24 | 1992-05-06 | Bolt Sarah L | Antibody preparation |
US6129914A (en) | 1992-03-27 | 2000-10-10 | Protein Design Labs, Inc. | Bispecific antibody effective to treat B-cell lymphoma and cell line |
US5744446A (en) | 1992-04-07 | 1998-04-28 | Emory University | Hybrid human/animal factor VIII |
US5639641A (en) | 1992-09-09 | 1997-06-17 | Immunogen Inc. | Resurfacing of rodent antibodies |
ZA936260B (en) | 1992-09-09 | 1994-03-18 | Smithkline Beecham Corp | Novel antibodies for conferring passive immunity against infection by a pathogen in man |
CA2126967A1 (en) | 1992-11-04 | 1994-05-11 | Anna M. Wu | Novel antibody construct |
CA2150262C (en) | 1992-12-04 | 2008-07-08 | Kaspar-Philipp Holliger | Multivalent and multispecific binding proteins, their manufacture and use |
DE69327229T2 (de) | 1992-12-11 | 2000-03-30 | The Dow Chemical Co., Midland | Multivalente einkettige Antikörper |
EP0660937A1 (en) | 1993-07-01 | 1995-07-05 | Dade International Inc. | Process for the preparation of factor x depleted plasma |
UA40577C2 (uk) | 1993-08-02 | 2001-08-15 | Мерк Патент Гмбх | Біспецифічна молекула, що використовується для лізису пухлинних клітин, спосіб її одержання, моноклональне антитіло (варіанти), фармацевтичний препарат, фармацевтичний набір (варіанти), спосіб видалення пухлинних клітин |
IL107742A0 (en) | 1993-11-24 | 1994-02-27 | Yeda Res & Dev | Chemically-modified binding proteins |
DE122009000068I2 (de) | 1994-06-03 | 2011-06-16 | Ascenion Gmbh | Verfahren zur Herstellung von heterologen bispezifischen Antikörpern |
US5945311A (en) | 1994-06-03 | 1999-08-31 | GSF--Forschungszentrumfur Umweltund Gesundheit | Method for producing heterologous bi-specific antibodies |
US8017121B2 (en) | 1994-06-30 | 2011-09-13 | Chugai Seiyaku Kabushika Kaisha | Chronic rheumatoid arthritis therapy containing IL-6 antagonist as effective component |
CA2194369C (en) | 1994-07-11 | 2004-08-31 | Philip E. Thorpe | Methods and compositions for the specific coagulation of vasculature |
WO1996004925A1 (en) | 1994-08-12 | 1996-02-22 | Immunomedics, Inc. | Immunoconjugates and humanized antibodies specific for b-cell lymphoma and leukemia cells |
US6451523B1 (en) | 1994-09-14 | 2002-09-17 | Interneuron Pharmaceuticals, Inc. | Detection of a leptin receptor variant and methods for regulating obesity |
US6309636B1 (en) | 1995-09-14 | 2001-10-30 | Cancer Research Institute Of Contra Costa | Recombinant peptides derived from the Mc3 anti-BA46 antibody, methods of use thereof, and methods of humanizing antibody peptides |
ES2384222T3 (es) | 1994-10-07 | 2012-07-02 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Inhibición del crecimiento anómalo de células sinoviales utilizando un antagonista de IL-6 como principio activo |
CN100350973C (zh) | 1994-10-21 | 2007-11-28 | 岸本忠三 | 用于治疗il-6产生所致疾病的药物组合物 |
EP1241264A1 (en) | 1994-12-02 | 2002-09-18 | Chiron Corporation | Monoclonal antibodies to colon cancer antigen |
US6485943B2 (en) | 1995-01-17 | 2002-11-26 | The University Of Chicago | Method for altering antibody light chain interactions |
WO1996026648A1 (en) | 1995-02-28 | 1996-09-06 | The Procter & Gamble Company | Preparation of noncarbonated beverage products having superior microbial stability |
US5731168A (en) | 1995-03-01 | 1998-03-24 | Genentech, Inc. | Method for making heteromultimeric polypeptides |
US5641870A (en) | 1995-04-20 | 1997-06-24 | Genentech, Inc. | Low pH hydrophobic interaction chromatography for antibody purification |
DE69636015T2 (de) | 1995-05-03 | 2007-01-04 | Bioenhancementsments Ltd. | Bispezifische antikörper in denen die bindungsfähigkeit durch eine mittels licht spaltbare gruppe reversibel inhibiert wird |
KR100259828B1 (ko) | 1995-09-11 | 2000-06-15 | 히라타 다다시 | 인체 인터루킨 5 수용체 알파-사슬에 대한 항체 |
AU721129B2 (en) | 1996-01-08 | 2000-06-22 | Genentech Inc. | WSX receptor and ligands |
MA24512A1 (fr) | 1996-01-17 | 1998-12-31 | Univ Vermont And State Agrienl | Procede pour la preparation d'agents anticoagulants utiles dans le traitement de la thrombose |
FR2745008A1 (fr) | 1996-02-20 | 1997-08-22 | Ass Pour Le Dev De La Rech En | Recepteur nucleaire de glucocorticoides modifie, fragments d'adn codant pour ledit recepteur et procedes dans lesquels ils sont mis en oeuvre |
US20020147326A1 (en) | 1996-06-14 | 2002-10-10 | Smithkline Beecham Corporation | Hexameric fusion proteins and uses therefor |
AU720232B2 (en) | 1996-07-19 | 2000-05-25 | Amgen, Inc. | Analogs of cationic proteins |
JPH10165184A (ja) | 1996-12-16 | 1998-06-23 | Tosoh Corp | 抗体、遺伝子及びキメラ抗体の製法 |
US5990286A (en) | 1996-12-18 | 1999-11-23 | Techniclone, Inc. | Antibodies with reduced net positive charge |
US6323000B2 (en) | 1996-12-20 | 2001-11-27 | Clark A. Briggs | Variant human α7 acetylcholine receptor subunit, and methods of production and uses thereof |
CA2284665C (en) | 1997-03-20 | 2010-08-17 | David Fitzgerald | Recombinant antibodies and immunoconjugates targeted to cd-22 bearing cells and tumors |
US6306393B1 (en) | 1997-03-24 | 2001-10-23 | Immunomedics, Inc. | Immunotherapy of B-cell malignancies using anti-CD22 antibodies |
US6183744B1 (en) | 1997-03-24 | 2001-02-06 | Immunomedics, Inc. | Immunotherapy of B-cell malignancies using anti-CD22 antibodies |
US7365166B2 (en) | 1997-04-07 | 2008-04-29 | Genentech, Inc. | Anti-VEGF antibodies |
US6884879B1 (en) | 1997-04-07 | 2005-04-26 | Genentech, Inc. | Anti-VEGF antibodies |
US20030207346A1 (en) | 1997-05-02 | 2003-11-06 | William R. Arathoon | Method for making multispecific antibodies having heteromultimeric and common components |
US20020062010A1 (en) | 1997-05-02 | 2002-05-23 | Genentech, Inc. | Method for making multispecific antibodies having heteromultimeric and common components |
DK0979281T3 (da) | 1997-05-02 | 2005-11-21 | Genentech Inc | Fremgangsmåde til fremstilling af multispecifikke antistoffer med heteromultimere og fælles bestanddele |
DE19725586C2 (de) | 1997-06-17 | 1999-06-24 | Gsf Forschungszentrum Umwelt | Verfahren zur Herstellung von Zellpräparaten zur Immunisierung mittels heterologer intakter bispezifischer und/oder trispezifischer Antikörper |
AU8296098A (en) | 1997-07-08 | 1999-02-08 | Board Of Regents, The University Of Texas System | Compositions and methods for homoconjugates of antibodies which induce growth arrest or apoptosis of tumor cells |
US5980893A (en) | 1997-07-17 | 1999-11-09 | Beth Israel Deaconess Medical Center, Inc. | Agonist murine monoclonal antibody as a stimulant for megakaryocytopoiesis |
US6207805B1 (en) | 1997-07-18 | 2001-03-27 | University Of Iowa Research Foundation | Prostate cell surface antigen-specific antibodies |
US20020187150A1 (en) | 1997-08-15 | 2002-12-12 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Preventive and/or therapeutic agent for systemic lupus erythematosus comprising anti-IL-6 receptor antibody as an active ingredient |
US6342220B1 (en) | 1997-08-25 | 2002-01-29 | Genentech, Inc. | Agonist antibodies |
ES2293691T3 (es) | 1997-10-03 | 2008-03-16 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Anticuerpo humano natural. |
US6723319B1 (en) | 1998-03-17 | 2004-04-20 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Method of treating inflammatory intestinal diseases containing as the ingredient IL-6 receptors antibodies |
ATE512225T1 (de) | 1998-04-03 | 2011-06-15 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | Humanisierter antikörper gegen den menschlichen gewebefaktor (tf) und verfahren für die konstruktion eines solchen humanisierten antikörpers. |
DE19819846B4 (de) | 1998-05-05 | 2016-11-24 | Deutsches Krebsforschungszentrum Stiftung des öffentlichen Rechts | Multivalente Antikörper-Konstrukte |
GB9809951D0 (en) | 1998-05-08 | 1998-07-08 | Univ Cambridge Tech | Binding molecules |
US7081360B2 (en) | 1998-07-28 | 2006-07-25 | Cadus Technologies, Inc. | Expression of G protein-coupled receptors with altered ligand binding and/or coupling properties |
JP2002522063A (ja) | 1998-08-17 | 2002-07-23 | アブジェニックス インコーポレイテッド | 増加した血清半減期を有する改変された分子の生成 |
WO2000018806A1 (de) | 1998-09-25 | 2000-04-06 | Horst Lindhofer | Bispezifische und trispezifische antikörper, die spezifisch mit induzierbaren oberflächenantigenen als operationelle zielstrukturen reagieren |
MXPA01005515A (es) | 1998-12-01 | 2003-07-14 | Protein Design Labs Inc | Anticuerpos humanizados para gamma-interferon. |
US6737056B1 (en) | 1999-01-15 | 2004-05-18 | Genentech, Inc. | Polypeptide variants with altered effector function |
US7183387B1 (en) | 1999-01-15 | 2007-02-27 | Genentech, Inc. | Polypeptide variants with altered effector function |
KR101155191B1 (ko) | 1999-01-15 | 2012-06-13 | 제넨테크, 인크. | 효과기 기능이 변화된 폴리펩티드 변이체 |
US6897044B1 (en) | 1999-01-28 | 2005-05-24 | Biogen Idec, Inc. | Production of tetravalent antibodies |
US6972125B2 (en) | 1999-02-12 | 2005-12-06 | Genetics Institute, Llc | Humanized immunoglobulin reactive with B7-2 and methods of treatment therewith |
CO5280147A1 (es) | 1999-05-18 | 2003-05-30 | Smithkline Beecham Corp | Anticuerpo humano monoclonal |
SK782002A3 (en) | 1999-07-21 | 2003-08-05 | Lexigen Pharm Corp | FC fusion proteins for enhancing the immunogenicity of protein and peptide antigens |
AT411997B (de) | 1999-09-14 | 2004-08-26 | Baxter Ag | Faktor ix/faktor ixa aktivierende antikörper und antikörper-derivate |
SE9903895D0 (sv) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | Active Biotech Ab | Novel compounds |
US20020028178A1 (en) | 2000-07-12 | 2002-03-07 | Nabil Hanna | Treatment of B cell malignancies using combination of B cell depleting antibody and immune modulating antibody related applications |
JP2003515323A (ja) | 1999-11-18 | 2003-05-07 | オックスフォード バイオメディカ(ユーケイ)リミテッド | 抗 体 |
EP1238080A2 (en) | 1999-12-14 | 2002-09-11 | The Burnham Institute | Bcl-g polypeptides, encoding nucleic acids and methods of use |
WO2001064713A2 (en) | 2000-03-01 | 2001-09-07 | Christoph Gasche | Mammalian interleukin-10 (il-10) receptor variants |
TWI242043B (en) | 2000-03-10 | 2005-10-21 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | Polypeptide inducing apoptosis |
ATE382055T1 (de) | 2000-03-22 | 2008-01-15 | Curagen Corp | Wnt-1 verwandte polypeptide und dafür kodierende nukleinsäuren |
CN1441677A (zh) | 2000-03-31 | 2003-09-10 | Idec药物公司 | 抗细胞因子抗体或拮抗剂与抗-cd20在b细胞淋巴瘤治疗中的联合应用 |
JP2004505609A (ja) | 2000-04-03 | 2004-02-26 | オックスフォード グリコサイエンシズ(ユーケー) リミテッド | 核酸分子、ポリペプチド、ならびにアルツハイマー病の診断および処置を含むそれらの使用 |
WO2001079494A1 (fr) | 2000-04-17 | 2001-10-25 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Anticorps agonistes |
WO2001082899A2 (en) | 2000-05-03 | 2001-11-08 | Mbt Munich Biotechnology Ag | Cationic diagnostic, imaging and therapeutic agents associated with activated vascular sites |
EP1299419A2 (en) | 2000-05-24 | 2003-04-09 | Imclone Systems, Inc. | Bispecific immunoglobulin-like antigen binding proteins and method of production |
AU2001268363B2 (en) | 2000-06-20 | 2006-08-17 | Biogen Idec Inc. | Treatment of B cell associated diseases |
IL153764A0 (en) | 2000-07-12 | 2003-07-06 | Idec Pharma Corp | Treatment of b cell malignancies using combination of b cell depleting antibody and immune modulating antibody related applications |
WO2002006838A1 (fr) | 2000-07-17 | 2002-01-24 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Methode de criblage d'un ligand dote d'une activite biologique |
CA2422076A1 (en) | 2000-09-18 | 2002-03-21 | Idec Pharmaceutical Corporation | Combination therapy for treatment of autoimmune diseases using b cell depleting/immunoregulatory antibody combination |
DE60139944D1 (de) | 2000-10-12 | 2009-10-29 | Genentech Inc | Niederviskose konzentrierte proteinformulierungen |
AU1091702A (en) | 2000-10-20 | 2002-04-29 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | Degraded tpo agonist antibody |
CN1308447C (zh) | 2000-10-20 | 2007-04-04 | 中外制药株式会社 | 低分子化的激动剂抗体 |
AU2002210918B2 (en) | 2000-10-20 | 2006-03-16 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Degraded agonist antibody |
ATE391174T1 (de) | 2000-10-20 | 2008-04-15 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | Modifizierter tpo-agonisten antikörper |
AU2000279625A1 (en) | 2000-10-27 | 2002-05-15 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Blood mmp-3 level-lowering agent containing il-6 antgonist as the active ingredient |
DE60143544D1 (de) | 2000-12-12 | 2011-01-05 | Medimmune Llc | Moleküle mit längeren halbwertszeiten, zusammensetzungen und deren verwendung |
MXPA03008031A (es) | 2001-03-07 | 2003-12-04 | Merck Patent Gmbh | Tecnologia de expresion para proteinas que contienen porcion de anticuerpo isotipo hibrida. |
UA80091C2 (en) | 2001-04-02 | 2007-08-27 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | Remedies for infant chronic arthritis-relating diseases and still's disease which contain an interleukin-6 (il-6) antagonist |
AU2002307062A1 (en) | 2001-04-02 | 2002-10-15 | Purdue Pharma L.P. | Thrombopoietin (tpo) synthebody for stimulation of platelet production |
CN1294148C (zh) | 2001-04-11 | 2007-01-10 | 中国科学院遗传与发育生物学研究所 | 环状单链三特异抗体 |
KR100927670B1 (ko) | 2001-04-13 | 2009-11-20 | 바이오겐 아이덱 엠에이 인코포레이티드 | Vla-1에 대한 항체들 |
PT1411118E (pt) | 2001-06-22 | 2008-12-09 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | Inibidores da proliferação celular contendo um anticorpo anti-glipicano 3 |
DK1399484T3 (da) | 2001-06-28 | 2010-11-08 | Domantis Ltd | Dobbelt-specifik ligand og anvendelse af denne |
US6833441B2 (en) | 2001-08-01 | 2004-12-21 | Abmaxis, Inc. | Compositions and methods for generating chimeric heteromultimers |
US20030049203A1 (en) | 2001-08-31 | 2003-03-13 | Elmaleh David R. | Targeted nucleic acid constructs and uses related thereto |
IL161418A0 (en) | 2001-10-15 | 2004-09-27 | Immunomedics Inc | Direct targeting binding proteins |
HUP0600342A3 (en) | 2001-10-25 | 2011-03-28 | Genentech Inc | Glycoprotein compositions |
US20030190705A1 (en) | 2001-10-29 | 2003-10-09 | Sunol Molecular Corporation | Method of humanizing immune system molecules |
DE10156482A1 (de) | 2001-11-12 | 2003-05-28 | Gundram Jung | Bispezifisches Antikörper-Molekül |
US20030224397A1 (en) | 2002-02-11 | 2003-12-04 | Genentech, Inc. | Antibody variants with faster antigen association rates |
US20040002587A1 (en) | 2002-02-20 | 2004-01-01 | Watkins Jeffry D. | Fc region variants |
US20040110226A1 (en) | 2002-03-01 | 2004-06-10 | Xencor | Antibody optimization |
US8188231B2 (en) | 2002-09-27 | 2012-05-29 | Xencor, Inc. | Optimized FC variants |
US20040132101A1 (en) | 2002-09-27 | 2004-07-08 | Xencor | Optimized Fc variants and methods for their generation |
US7736652B2 (en) | 2002-03-21 | 2010-06-15 | The Regents Of The University Of California | Antibody fusion proteins: effective adjuvants of protein vaccination |
US8030461B2 (en) | 2002-04-15 | 2011-10-04 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Methods for constructing scDb libraries |
DK1495055T3 (da) | 2002-04-18 | 2013-11-11 | Genencor Int | Produktion af funktionelle antistoffer i filamentøse svampe |
EP1505148B1 (en) | 2002-04-26 | 2009-04-15 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Methods of screening for agonistic antibodies |
EP1510943A4 (en) | 2002-05-31 | 2007-05-09 | Celestar Lexico Sciences Inc | INTERACTION PREDICTION DEVICE |
JP2004086862A (ja) | 2002-05-31 | 2004-03-18 | Celestar Lexico-Sciences Inc | タンパク質相互作用情報処理装置、タンパク質相互作用情報処理方法、プログラム、および、記録媒体 |
WO2003104425A2 (en) | 2002-06-07 | 2003-12-18 | The Government Of The United States Of America, As Represented By The Secretary Of The Department Of Health And Human Services | Novel stable anti-cd22 antibodies |
AU2003256266A1 (en) | 2002-06-12 | 2003-12-31 | Genencor International, Inc. | Methods and compositions for milieu-dependent binding of a targeted agent to a target |
EP2135879A3 (en) | 2002-06-28 | 2010-06-23 | Domantis Limited | Ligand |
SI1523496T1 (sl) | 2002-07-18 | 2011-11-30 | Merus B V | Rekombinantno proizvajanje zmesi protiteles |
AU2003264009A1 (en) | 2002-08-15 | 2004-03-03 | Epitomics, Inc. | Humanized rabbit antibodies |
EP1541165A4 (en) | 2002-08-27 | 2009-06-24 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | METHOD FOR STABILIZING PROTEIN PREPARATION |
US20060235208A1 (en) | 2002-09-27 | 2006-10-19 | Xencor, Inc. | Fc variants with optimized properties |
DE60324700D1 (de) | 2002-10-11 | 2008-12-24 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | Zelltod-induzierender wirkstoff |
US7217797B2 (en) | 2002-10-15 | 2007-05-15 | Pdl Biopharma, Inc. | Alteration of FcRn binding affinities or serum half-lives of antibodies by mutagenesis |
GB0224082D0 (en) | 2002-10-16 | 2002-11-27 | Celltech R&D Ltd | Biological products |
PL218660B1 (pl) | 2002-10-17 | 2015-01-30 | Genmab As | Izolowane ludzkie przeciwciało monoklonalne wiążące ludzki CD20, związane z tym przeciwciałem transfektoma, komórka gospodarza, transgeniczne zwierzę lub roślina, kompozycja, immunokoniugat, cząsteczka bispecyficzna, wektor ekspresyjny, kompozycja farmaceutyczna, zastosowanie medyczne, zestaw oraz przeciwciało antyidiotypowe i jego zastosowanie |
SI1575517T1 (sl) | 2002-12-24 | 2012-06-29 | Rinat Neuroscience Corp | Protitelesa proti ĺ˝iväśnemu rastnemu dejavniku in metode njihove uporabe |
WO2004060919A1 (ja) | 2002-12-26 | 2004-07-22 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | ヘテロ受容体に対するアゴニスト抗体 |
JP4477579B2 (ja) | 2003-01-21 | 2010-06-09 | 中外製薬株式会社 | 抗体の軽鎖スクリーニング方法 |
CA2515081A1 (en) | 2003-02-07 | 2004-08-19 | Protein Design Labs, Inc. | Amphiregulin antibodies and their use to treat cancer and psoriasis |
EP1598074B1 (en) | 2003-02-28 | 2019-01-02 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Stabilized protein-containing formulations |
US20090010920A1 (en) | 2003-03-03 | 2009-01-08 | Xencor, Inc. | Fc Variants Having Decreased Affinity for FcyRIIb |
US8388955B2 (en) | 2003-03-03 | 2013-03-05 | Xencor, Inc. | Fc variants |
EP1616880A4 (en) | 2003-03-13 | 2006-07-26 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | LIGAND WITH AGONISTIC ACTIVITY AGAINST A MUTED RECEPTOR |
US20070003556A1 (en) | 2003-03-31 | 2007-01-04 | Masayuki Tsuchiya | Modified antibodies against cd22 and utilization thereof |
JP2004321100A (ja) * | 2003-04-25 | 2004-11-18 | Rikogaku Shinkokai | IgGのFc領域を含むタンパク質の変異体 |
GB2400851B (en) | 2003-04-25 | 2004-12-15 | Bioinvent Int Ab | Identifying binding of a polypeptide to a polypeptide target |
GB2401040A (en) | 2003-04-28 | 2004-11-03 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | Method for treating interleukin-6 related diseases |
AU2004242614B2 (en) | 2003-05-30 | 2011-09-22 | Merus N.V. | Fab library for the preparation of anti vegf and anti rabies virus fabs |
ES2537738T3 (es) | 2003-06-05 | 2015-06-11 | Genentech, Inc. | Terapia de combinación para trastornos de células B |
WO2004111233A1 (ja) | 2003-06-11 | 2004-12-23 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | 抗体の製造方法 |
EP1636264A2 (en) | 2003-06-24 | 2006-03-22 | MERCK PATENT GmbH | Tumour necrosis factor receptor molecules with reduced immunogenicity |
US20050033029A1 (en) | 2003-06-30 | 2005-02-10 | Jin Lu | Engineered anti-target immunoglobulin derived proteins, compositions, methods and uses |
US7297336B2 (en) | 2003-09-12 | 2007-11-20 | Baxter International Inc. | Factor IXa specific antibodies displaying factor VIIIa like activity |
JP2005101105A (ja) | 2003-09-22 | 2005-04-14 | Canon Inc | 位置決め装置、露光装置、デバイス製造方法 |
US20060134105A1 (en) | 2004-10-21 | 2006-06-22 | Xencor, Inc. | IgG immunoglobulin variants with optimized effector function |
WO2005035753A1 (ja) | 2003-10-10 | 2005-04-21 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | 機能蛋白質を代替する二重特異性抗体 |
EP2311945A1 (en) | 2003-10-14 | 2011-04-20 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Bispecific antibodies substituting for functional proteins |
WO2005063815A2 (en) | 2003-11-12 | 2005-07-14 | Biogen Idec Ma Inc. | Fcϝ receptor-binding polypeptide variants and methods related thereto |
WO2005047327A2 (en) | 2003-11-12 | 2005-05-26 | Biogen Idec Ma Inc. | NEONATAL Fc RECEPTOR (FcRn)-BINDING POLYPEPTIDE VARIANTS, DIMERIC Fc BINDING PROTEINS AND METHODS RELATED THERETO |
EP1701979A2 (en) | 2003-12-03 | 2006-09-20 | Xencor, Inc. | Optimized antibodies that target the epidermal growth factor receptor |
PT1711207E (pt) | 2003-12-10 | 2013-02-13 | Medarex Inc | Anticorpos alfa interferão e seus usos |
EP2865687A1 (en) | 2003-12-10 | 2015-04-29 | E. R. Squibb & Sons, L.L.C. | IP-10 antibodies and their uses |
TW200530269A (en) | 2003-12-12 | 2005-09-16 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | Anti-Mpl antibodies |
WO2005056605A1 (ja) | 2003-12-12 | 2005-06-23 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | 3量体以上の受容体を認識する改変抗体 |
AR048210A1 (es) | 2003-12-19 | 2006-04-12 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | Un agente preventivo para la vasculitis. |
CA2550996A1 (en) | 2003-12-22 | 2005-07-14 | Centocor, Inc. | Methods for generating multimeric molecules |
KR101200188B1 (ko) | 2003-12-25 | 2012-11-13 | 교와 핫꼬 기린 가부시키가이샤 | 항 cd40 항체의 변이체 |
JP2008502317A (ja) | 2003-12-30 | 2008-01-31 | メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフトング | Il−7融合タンパク質 |
US20050266425A1 (en) | 2003-12-31 | 2005-12-01 | Vaccinex, Inc. | Methods for producing and identifying multispecific antibodies |
PE20051053A1 (es) | 2004-01-09 | 2005-12-12 | Pfizer | ANTICUERPOS CONTRA MAdCAM |
US7276585B2 (en) | 2004-03-24 | 2007-10-02 | Xencor, Inc. | Immunoglobulin variants outside the Fc region |
AR048335A1 (es) | 2004-03-24 | 2006-04-19 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | Agentes terapeuticos para trastornos del oido interno que contienen un antagonista de il- 6 como un ingrediente activo |
WO2005112564A2 (en) | 2004-04-15 | 2005-12-01 | The Government Of The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Department Of Health And Human Services | Germline and sequence variants of humanized antibodies and methods of making and using them |
TW200605906A (en) | 2004-05-11 | 2006-02-16 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | Remedy for thrombopenia |
SG188175A1 (en) | 2004-06-03 | 2013-03-28 | Novimmune Sa | Anti-cd3 antibodies and methods of use thereof |
KR100620554B1 (ko) | 2004-06-05 | 2006-09-06 | 한국생명공학연구원 | Tag-72에 대한 인간화 항체 |
AR049390A1 (es) | 2004-06-09 | 2006-07-26 | Wyeth Corp | Anticuerpos contra la interleuquina-13 humana y usos de los mismos |
US20060019342A1 (en) | 2004-06-25 | 2006-01-26 | Medimmune, Inc. | Increasing the production of recombinant antibodies in mammalian cells by site-directed mutagenesis |
NZ579543A (en) | 2004-07-09 | 2011-07-29 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | Anti-glypican 3 antibody |
SI2471813T1 (sl) | 2004-07-15 | 2015-03-31 | Xencor, Inc. | Optimirane Fc variante |
EP2213683B1 (en) | 2004-08-04 | 2013-06-05 | Mentrik Biotech, LLC | Variant Fc regions |
AU2005282700A1 (en) | 2004-09-02 | 2006-03-16 | Genentech, Inc. | Heteromultimeric molecules |
MX2007002883A (es) | 2004-09-13 | 2007-06-15 | Macrogenics Inc | Anticuerpos humanizados contra el virus de nilo occidental y usos terapeuticos y profilacticos del mismo. |
US20080233131A1 (en) | 2004-09-14 | 2008-09-25 | Richard John Stebbings | Vaccine |
US20060074225A1 (en) | 2004-09-14 | 2006-04-06 | Xencor, Inc. | Monomeric immunoglobulin Fc domains |
US7563443B2 (en) | 2004-09-17 | 2009-07-21 | Domantis Limited | Monovalent anti-CD40L antibody polypeptides and compositions thereof |
TWI380996B (zh) | 2004-09-17 | 2013-01-01 | Hoffmann La Roche | 抗ox40l抗體 |
JP4958555B2 (ja) | 2004-09-22 | 2012-06-20 | 協和発酵キリン株式会社 | 安定化されたヒトIgG4抗体 |
WO2006047350A2 (en) | 2004-10-21 | 2006-05-04 | Xencor, Inc. | IgG IMMUNOGLOBULIN VARIANTS WITH OPTIMIZED EFFECTOR FUNCTION |
KR101370253B1 (ko) | 2004-10-22 | 2014-03-05 | 암젠 인크 | 재조합 항체의 재접힘 방법 |
US7462697B2 (en) | 2004-11-08 | 2008-12-09 | Epitomics, Inc. | Methods for antibody engineering |
CA2587766A1 (en) | 2004-11-10 | 2007-03-01 | Macrogenics, Inc. | Engineering fc antibody regions to confer effector function |
WO2006065208A1 (en) | 2004-12-14 | 2006-06-22 | Ge Healthcare Bio-Sciences Ab | Purification of immunoglobulins |
US20090061485A1 (en) | 2004-12-22 | 2009-03-05 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Method of Producing an Antibody Using a Cell in Which the Function of Fucose Transporter Is Inhibited |
US8728828B2 (en) | 2004-12-22 | 2014-05-20 | Ge Healthcare Bio-Sciences Ab | Purification of immunoglobulins |
CA2592015A1 (en) | 2004-12-27 | 2006-07-06 | Progenics Pharmaceuticals (Nevada), Inc. | Orally deliverable and anti-toxin antibodies and methods for making and using them |
US8993319B2 (en) | 2004-12-28 | 2015-03-31 | Innate Pharma S.A. | Monoclonal antibodies against NKG2A |
US8716451B2 (en) | 2005-01-12 | 2014-05-06 | Kyowa Hakko Kirin Co., Ltd | Stabilized human IgG2 and IgG3 antibodies |
CA2595169A1 (en) | 2005-01-12 | 2006-07-20 | Xencor, Inc. | Antibodies and fc fusion proteins with altered immunogenicity |
US7700099B2 (en) | 2005-02-14 | 2010-04-20 | Merck & Co., Inc. | Non-immunostimulatory antibody and compositions containing the same |
EP1870459B1 (en) | 2005-03-31 | 2016-06-29 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Methods for producing polypeptides by regulating polypeptide association |
EP1870458B1 (en) | 2005-03-31 | 2018-05-09 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | sc(Fv)2 STRUCTURAL ISOMERS |
AU2006230413B8 (en) | 2005-03-31 | 2011-01-20 | Xencor, Inc | Fc variants with optimized properties |
CA2603264C (en) | 2005-04-08 | 2017-03-21 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Antibody substituting for function of blood coagulation factor viii |
KR101259655B1 (ko) | 2005-04-15 | 2013-04-30 | 제넨테크, 인크. | Hgf 베타 사슬 변이체 |
US8008443B2 (en) | 2005-04-26 | 2011-08-30 | Medimmune, Llc | Modulation of antibody effector function by hinge domain engineering |
CA2607281C (en) | 2005-05-05 | 2023-10-03 | Duke University | Anti-cd19 antibody therapy for autoimmune disease |
TW200718780A (en) | 2005-06-10 | 2007-05-16 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | Sc(Fv)2 site-directed mutant |
CA2610987C (en) | 2005-06-10 | 2013-09-10 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Stabilizer for protein preparation comprising meglumine and use thereof |
US20070110757A1 (en) | 2005-06-23 | 2007-05-17 | Ziping Wei | Antibody formulations having optimized aggregation and fragmentation profiles |
CA2614766A1 (en) | 2005-07-11 | 2007-01-18 | Macrogenics, Inc. | Methods of treating autoimmune disease using humanized anti-cd16a antibodies |
WO2007021841A2 (en) | 2005-08-10 | 2007-02-22 | Macrogenics, Inc. | Identification and engineering of antibodies with variant fc regions and methods of using same |
SI1915397T1 (sl) | 2005-08-19 | 2015-05-29 | Wyeth Llc | Antagonistična protitelesa proti GDF-8 in uporabe pri zdravljenju ALS in drugih obolenj, povezanih z GDF-8 |
US20070134234A1 (en) | 2005-09-29 | 2007-06-14 | Viral Logic Systems Technology Corp. | Immunomodulatory compositions and uses therefor |
CA2625773C (en) | 2005-10-14 | 2015-05-12 | Fukuoka University | Inhibition of interleukin-6 (il-6) receptor promotes pancreatic islet transplantation |
KR101239051B1 (ko) | 2005-10-21 | 2013-03-04 | 추가이 세이야쿠 가부시키가이샤 | 심장질환 치료제 |
WO2007060411A1 (en) | 2005-11-24 | 2007-05-31 | Ucb Pharma S.A. | Anti-tnf alpha antibodies which selectively inhibit tnf alpha signalling through the p55r |
EP1820513A1 (en) | 2006-02-15 | 2007-08-22 | Trion Pharma Gmbh | Destruction of tumor cells expressing low to medium levels of tumor associated target antigens by trifunctional bispecific antibodies |
TW200745163A (en) | 2006-02-17 | 2007-12-16 | Syntonix Pharmaceuticals Inc | Peptides that block the binding of IgG to FcRn |
CA2644663A1 (en) | 2006-03-23 | 2007-09-27 | Kirin Pharma Kabushiki Kaisha | Agonist antibody to human thrombopoietin receptor |
JP5474531B2 (ja) | 2006-03-24 | 2014-04-16 | メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 操作されたヘテロ二量体タンパク質ドメイン |
DK2009101T3 (en) | 2006-03-31 | 2018-01-15 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | Antibody modification method for purification of a bispecific antibody |
DK2006381T3 (en) | 2006-03-31 | 2016-02-22 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | PROCEDURE FOR REGULATING ANTIBODIES BLOOD PHARMACOKINETICS |
US9260516B2 (en) | 2006-04-07 | 2016-02-16 | Osaka University | Method for promoting muscle regeneration by administering an antibody to the IL-6 receptor |
MY159787A (en) | 2006-06-02 | 2017-01-31 | Regeneron Pharma | High affinity antibodies to human il-6 receptor |
JP2009539841A (ja) | 2006-06-06 | 2009-11-19 | トラークス,インコーポレイテッド | 自己免疫疾患の治療における抗cd3抗体の投与 |
AU2007255753B2 (en) | 2006-06-08 | 2013-01-17 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Preventive or remedy for inflammatory disease |
US20090182127A1 (en) | 2006-06-22 | 2009-07-16 | Novo Nordisk A/S | Production of Bispecific Antibodies |
US20100034194A1 (en) | 2006-10-11 | 2010-02-11 | Siemens Communications Inc. | Eliminating unreachable subscribers in voice-over-ip networks |
JPWO2008090960A1 (ja) | 2007-01-24 | 2010-05-20 | 協和発酵キリン株式会社 | ガングリオシドgm2に特異的に結合する遺伝子組換え抗体組成物 |
WO2008092117A2 (en) | 2007-01-25 | 2008-07-31 | Xencor, Inc. | Immunoglobulins with modifications in the fcr binding region |
CA2681974C (en) | 2007-03-29 | 2019-12-31 | Genmab A/S | Bispecific antibodies and methods for production thereof |
WO2008145141A1 (en) | 2007-05-31 | 2008-12-04 | Genmab A/S | Method for extending the half-life of exogenous or endogenous soluble molecules |
JP6071165B2 (ja) | 2007-05-31 | 2017-02-01 | ゲンマブ エー/エス | 安定なIgG4抗体 |
CA2691618A1 (en) | 2007-06-29 | 2009-01-08 | Schering Corporation | Mdl-1 uses |
EP2031064A1 (de) | 2007-08-29 | 2009-03-04 | Boehringer Ingelheim Pharma GmbH & Co. KG | Verfahren zur Steigerung von Proteintitern |
MX2010002683A (es) | 2007-09-14 | 2010-03-26 | Amgen Inc | Poblaciones de anticuerpos homogeneos. |
SG193868A1 (en) | 2007-09-26 | 2013-10-30 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | Modified antibody constant region |
CN101939425B (zh) | 2007-09-26 | 2014-05-14 | 中外制药株式会社 | 抗il-6受体抗体 |
HUE029635T2 (en) | 2007-09-26 | 2017-03-28 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | A method for modifying an isoelectric point of an antibody by amino acid substitution in CDR |
WO2009041734A1 (ja) | 2007-09-26 | 2009-04-02 | Kyowa Hakko Kirin Co., Ltd. | ヒトトロンボポエチン受容体に対するアゴニスト抗体 |
NZ584769A (en) | 2007-09-28 | 2011-09-30 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | Anti-glypican-3 antibody having improved kinetics in plasma |
JO3076B1 (ar) | 2007-10-17 | 2017-03-15 | Janssen Alzheimer Immunotherap | نظم العلاج المناعي المعتمد على حالة apoe |
JP5314033B2 (ja) | 2007-10-22 | 2013-10-16 | メルク セローノ ソシエテ アノニム | 突然変異IgGFcフラグメントと融合した単一IFN−ベータ |
KR101643005B1 (ko) | 2007-12-05 | 2016-07-28 | 추가이 세이야쿠 가부시키가이샤 | 항nr10 항체 및 그의 이용 |
NZ585959A (en) | 2007-12-18 | 2012-09-28 | Bioalliance Cv | Antibodies recognizing a carbohydrate containing epitope on cd-43 and cea expressed on cancer cells and methods using same |
US20090162359A1 (en) | 2007-12-21 | 2009-06-25 | Christian Klein | Bivalent, bispecific antibodies |
US8242247B2 (en) | 2007-12-21 | 2012-08-14 | Hoffmann-La Roche Inc. | Bivalent, bispecific antibodies |
PE20091174A1 (es) | 2007-12-27 | 2009-08-03 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | Formulacion liquida con contenido de alta concentracion de anticuerpo |
HUE028536T2 (en) | 2008-01-07 | 2016-12-28 | Amgen Inc | Method for producing antibody to FC heterodimer molecules using electrostatic control effects |
CA2713981C (en) | 2008-02-08 | 2016-11-01 | Medimmune, Llc | Anti-ifnar1 antibodies with reduced fc ligand affinity |
SI2274008T1 (sl) | 2008-03-27 | 2014-08-29 | Zymogenetics, Inc. | Sestavki in metode za zaviranje PDGFRBETA in VEGF-A |
DK2708559T3 (en) | 2008-04-11 | 2018-06-14 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | Antigen-binding molecule capable of repeatedly binding two or more antigen molecules |
EP2282769A4 (en) | 2008-04-29 | 2012-04-25 | Abbott Lab | DUAL VARIABLE DOMAIN IMMUNOGLOBULINS AND ITS USES |
JP2011519279A (ja) | 2008-05-01 | 2011-07-07 | アムジエン・インコーポレーテツド | 抗ヘプシジン抗体及び使用の方法 |
TWI440469B (zh) | 2008-09-26 | 2014-06-11 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | Improved antibody molecules |
EP2342231A1 (en) | 2008-09-26 | 2011-07-13 | Roche Glycart AG | Bispecific anti-egfr/anti-igf-1r antibodies |
WO2010048192A2 (en) * | 2008-10-20 | 2010-04-29 | Abbott Laboratories | Viral inactivation during purification of antibodies |
AR074438A1 (es) | 2008-12-02 | 2011-01-19 | Pf Medicament | Proceso para la modulacion de la actividad antagonista de un anticuerpo monoclonal |
WO2010064090A1 (en) | 2008-12-02 | 2010-06-10 | Pierre Fabre Medicament | Process for the modulation of the antagonistic activity of a monoclonal antibody |
DE202008016028U1 (de) | 2008-12-04 | 2010-04-15 | Melitta Haushaltsprodukte Gmbh & Co. Kg | Behälter zur Aufbewahrung von Gegenständen |
WO2010080065A1 (en) | 2009-01-12 | 2010-07-15 | Ge Healthcare Bio-Sciences Ab | Affinity chromatography matrix |
JP2012515556A (ja) | 2009-01-23 | 2012-07-12 | バイオジェン・アイデック・エムエイ・インコーポレイテッド | 低下したエフェクタ機能を有する安定化Fcポリペプチドおよび使用方法 |
RU2015132478A (ru) | 2009-03-05 | 2015-12-10 | Эббви Инк. | Связывающие il-17 белки |
JP2010210772A (ja) | 2009-03-13 | 2010-09-24 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 液晶表示装置の製造方法 |
JP5717624B2 (ja) | 2009-03-19 | 2015-05-13 | 中外製薬株式会社 | 抗体定常領域改変体 |
TWI682995B (zh) | 2009-03-19 | 2020-01-21 | 日商中外製藥股份有限公司 | 抗體恆定區域改變體 |
EP2233500A1 (en) | 2009-03-20 | 2010-09-29 | LFB Biotechnologies | Optimized Fc variants |
CA2757382A1 (en) | 2009-04-01 | 2010-10-21 | Kristi Elkins | Anti-fcrh5 antibodies and immunoconjugates |
WO2010115589A1 (en) | 2009-04-07 | 2010-10-14 | Roche Glycart Ag | Trivalent, bispecific antibodies |
US9067986B2 (en) | 2009-04-27 | 2015-06-30 | Oncomed Pharmaceuticals, Inc. | Method for making heteromultimeric molecules |
WO2011037158A1 (ja) | 2009-09-24 | 2011-03-31 | 中外製薬株式会社 | 抗体定常領域改変体 |
US10053513B2 (en) | 2009-11-30 | 2018-08-21 | Janssen Biotech, Inc. | Antibody Fc mutants with ablated effector functions |
PL2519543T3 (pl) | 2009-12-29 | 2016-12-30 | Białka wiążące heterodimery i ich zastosowania | |
EP2525822B1 (en) | 2010-01-20 | 2017-05-10 | Merck Sharp & Dohme Corp. | Immunoregulation by anti-ilt5 antibodies and ilt5-binding antibody fragments |
TWI609698B (zh) | 2010-01-20 | 2018-01-01 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | 穩定化的含抗體溶液製劑 |
EP2525813B1 (en) | 2010-01-20 | 2017-01-04 | Merck Sharp & Dohme Corp. | Anti-ilt5 antibodies and ilt5-binding antibody fragments |
CA2791652C (en) | 2010-03-02 | 2018-06-12 | Kyowa Hakko Kirin Co., Ltd. | Modified antibody composition |
WO2011108714A1 (ja) | 2010-03-04 | 2011-09-09 | 中外製薬株式会社 | 抗体定常領域改変体 |
KR20120138241A (ko) | 2010-03-11 | 2012-12-24 | 화이자 인코포레이티드 | pH 의존성 항원 결합을 갖는 항체 |
KR20130018256A (ko) | 2010-03-31 | 2013-02-20 | 제이에스알 가부시끼가이샤 | 친화성 크로마토그래피용 충전제 |
JP6040148B2 (ja) | 2010-04-20 | 2016-12-07 | ゲンマブ エー/エス | ヘテロ二量体抗体Fc含有タンパク質およびその産生方法 |
ES2617777T5 (es) | 2010-04-23 | 2022-10-13 | Hoffmann La Roche | Producción de proteínas heteromultiméricas |
JP6022444B2 (ja) | 2010-05-14 | 2016-11-09 | ライナット ニューロサイエンス コーポレイション | ヘテロ二量体タンパク質ならびにそれを生産および精製するための方法 |
CN107253992B (zh) | 2010-05-27 | 2022-03-11 | 根马布股份公司 | 针对her2的单克隆抗体 |
AU2011283694B2 (en) | 2010-07-29 | 2017-04-13 | Xencor, Inc. | Antibodies with modified isoelectric points |
EP2603526A1 (en) | 2010-08-13 | 2013-06-19 | Medimmune Limited | Monomeric polypeptides comprising variant fc regions and methods of use |
DK2635607T3 (da) | 2010-11-05 | 2019-11-18 | Zymeworks Inc | Stabilt heterodimert antistofdesign med mutationer i fc-domænet |
RU2620071C2 (ru) | 2010-11-17 | 2017-05-22 | Чугаи Сеияку Кабушики Каиша | Мультиспецифическая связывающая антиген молекула, которая обладает альтернативной функцией к функции фактора свертывания крови viii |
TW202323302A (zh) | 2010-11-30 | 2023-06-16 | 日商中外製藥股份有限公司 | 細胞傷害誘導治療劑 |
DK2698431T3 (da) | 2011-03-30 | 2020-11-30 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | Opretholdelse af antigen-bindende molekyler i blodplasma og fremgangsmåde til modifikation af immunogenicitet |
US20140112883A1 (en) | 2011-04-20 | 2014-04-24 | Liquidating Trust | Methods for reducing an adverse immune response to a foreign antigen in a human subject with anti-cd4 antibodies or cd4-binding fragments thereof or cd4-binding molecules |
AU2012328322A1 (en) | 2011-10-27 | 2014-06-12 | Genmab A/S | Production of heterodimeric proteins |
KR102168733B1 (ko) | 2011-10-31 | 2020-10-23 | 추가이 세이야쿠 가부시키가이샤 | 중쇄와 경쇄의 회합이 제어된 항원 결합 분자 |
HRP20211773T1 (hr) | 2011-11-04 | 2022-03-04 | Zymeworks Inc. | Stabilna heterodimerni dizajn antitijela s mutacijama u fc domeni |
WO2014067011A1 (en) | 2012-11-02 | 2014-05-08 | Zymeworks Inc. | Crystal structures of heterodimeric fc domains |
GB201203051D0 (en) | 2012-02-22 | 2012-04-04 | Ucb Pharma Sa | Biological products |
SG11201404481RA (en) | 2012-03-08 | 2014-09-26 | Hoffmann La Roche | Abeta antibody formulation |
EP2832856A4 (en) | 2012-03-29 | 2016-01-27 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | ANTI-LAMP5 ANTIBODIES AND USE THEREOF |
EA035344B1 (ru) | 2012-04-20 | 2020-05-29 | Мерюс Н.В. | Способ получения двух антител из одной клетки-хозяина |
US20140154270A1 (en) * | 2012-05-21 | 2014-06-05 | Chen Wang | Purification of non-human antibodies using kosmotropic salt enhanced protein a affinity chromatography |
MX363213B (es) | 2012-08-13 | 2019-03-15 | Regeneron Pharma | Anticuerpos anti-pcsk9 con características de unión dependientes del ph. |
JP6506554B2 (ja) * | 2012-09-10 | 2019-04-24 | 株式会社カネカ | 吸着体、及びそれを用いた精製方法 |
ES2773107T3 (es) | 2012-10-05 | 2020-07-09 | Kyowa Kirin Co Ltd | Composición de proteína heterodimérica |
ES2699599T3 (es) | 2013-03-15 | 2019-02-11 | Abbvie Biotherapeutics Inc | Variantes de Fc |
CA2925256C (en) | 2013-09-27 | 2023-08-15 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Method for producing polypeptide heteromultimer |
AU2014343636A1 (en) * | 2013-11-04 | 2016-06-02 | Glenmark Pharmaceuticals S.A. | Production of T cell retargeting hetero-dimeric immunoglobulins |
TWI831106B (zh) | 2014-06-20 | 2024-02-01 | 日商中外製藥股份有限公司 | 用於因第viii凝血因子及/或活化的第viii凝血因子的活性降低或欠缺而發病及/或進展的疾病之預防及/或治療之醫藥組成物 |
AR101262A1 (es) * | 2014-07-26 | 2016-12-07 | Regeneron Pharma | Plataforma de purificación para anticuerpos biespecíficos |
MA40764A (fr) | 2014-09-26 | 2017-08-01 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | Agent thérapeutique induisant une cytotoxicité |
JP6630036B2 (ja) | 2014-09-30 | 2020-01-15 | Jsr株式会社 | 標的物の精製方法、及び、ミックスモード用担体 |
EP3253778A1 (en) | 2015-02-05 | 2017-12-13 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Antibodies comprising an ion concentration dependent antigen-binding domain, fc region variants, il-8-binding antibodies, and uses therof |
EP3279216A4 (en) | 2015-04-01 | 2019-06-19 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | PROCESS FOR PREPARING POLYPEPTIDE HETERO OLIGOMER |
JP6962819B2 (ja) | 2015-04-10 | 2021-11-05 | アディマブ, エルエルシー | 親ホモ二量体抗体種からのヘテロ二量体多重特異性抗体の精製方法 |
CN107454906B (zh) | 2015-04-17 | 2022-05-27 | 豪夫迈·罗氏有限公司 | 使用凝固因子和多特异性抗体的联合治疗 |
JP2018123055A (ja) | 2015-04-24 | 2018-08-09 | 公立大学法人奈良県立医科大学 | 血液凝固第viii因子(fviii)の機能を代替する多重特異性抗原結合分子を含有する、血液凝固第xi因子(fxi)異常症の予防および/または治療に用いられる医薬組成物 |
EP3398965A4 (en) | 2015-12-28 | 2019-09-18 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | METHOD FOR PROMOTING THE EFFICACY OF PURIFYING A POLYPEPTIDE CONTAINING AN FC REGION |
JOP20170017B1 (ar) | 2016-01-25 | 2021-08-17 | Amgen Res Munich Gmbh | تركيب صيدلي يتضمن تركيبات جسم مضاد ثنائي الاختصاص |
MA44780A (fr) | 2016-04-28 | 2019-03-06 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | Préparation contenant un anticorps |
TW201836636A (zh) | 2017-03-31 | 2018-10-16 | 公立大學法人奈良縣立醫科大學 | 含有替代凝血因子viii功能之多特異性抗原結合分子之用於預防和/或治療凝血因子ix異常症的醫藥組合物 |
EP3619238A4 (en) | 2017-05-02 | 2021-02-24 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | CYTOTOXICITY INDUCING THERAPEUTIC |
US10246642B2 (en) | 2017-08-25 | 2019-04-02 | Saudi Arabian Oil Company | Process to produce blown asphalt |
UA128389C2 (uk) | 2017-09-29 | 2024-07-03 | Чугаі Сейяку Кабусікі Кайся | Мультиспецифічна антигензв'язувальна молекула, яка має активність заміщувати кофакторну функцію фактора коагуляції крові viii (fviii), та фармацевтичний склад, який містить згадану молекулу як активний інгредієнт |
CA3079053A1 (en) | 2017-11-01 | 2019-05-09 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Antibody variant and isoform with lowered biological activity |
KR20210011002A (ko) | 2018-05-16 | 2021-01-29 | 얀센 바이오테크 인코포레이티드 | 암을 치료하는 방법 및 t-세포 재유도 치료제의 효능을 향상시키는 방법 |
JPWO2021201202A1 (ja) | 2020-04-02 | 2021-10-07 |
-
2016
- 2016-12-27 EP EP16881748.4A patent/EP3398965A4/en active Pending
- 2016-12-27 WO PCT/JP2016/088820 patent/WO2017115773A1/ja active Application Filing
- 2016-12-27 US US16/061,454 patent/US11649262B2/en active Active
- 2016-12-27 CN CN201680069093.0A patent/CN108368166B/zh active Active
- 2016-12-27 AU AU2016381992A patent/AU2016381992B2/en active Active
- 2016-12-27 JP JP2017559189A patent/JP7219005B2/ja active Active
- 2016-12-27 KR KR1020187020141A patent/KR20180091918A/ko not_active Application Discontinuation
- 2016-12-27 CA CA3004288A patent/CA3004288A1/en active Pending
- 2016-12-27 SG SG11201803989WA patent/SG11201803989WA/en unknown
- 2016-12-27 MX MX2018007781A patent/MX2018007781A/es unknown
- 2016-12-27 BR BR112018009312A patent/BR112018009312A8/pt active Search and Examination
-
2018
- 2018-05-09 IL IL259247A patent/IL259247B2/en unknown
- 2018-08-16 HK HK18110553.8A patent/HK1251237A1/zh unknown
-
2021
- 2021-09-16 JP JP2021150873A patent/JP7308892B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012531439A (ja) | 2009-06-26 | 2012-12-10 | リジェネロン・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド | 天然の免疫グロブリン形式を有する容易に単離される二重特異性抗体 |
WO2011078332A1 (ja) | 2009-12-25 | 2011-06-30 | 中外製薬株式会社 | ポリペプチド多量体を精製するためのポリペプチドの改変方法 |
JP2015510764A (ja) | 2012-03-13 | 2015-04-13 | ノビミューン エスアー | 天然の免疫グロブリン形式を有する容易に単離される二重特異性抗体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
BR112018009312A8 (pt) | 2019-02-26 |
JP2021193136A (ja) | 2021-12-23 |
SG11201803989WA (en) | 2018-06-28 |
IL259247A (en) | 2018-07-31 |
BR112018009312A2 (ja) | 2018-11-06 |
JP7219005B2 (ja) | 2023-02-07 |
US20190330268A1 (en) | 2019-10-31 |
AU2016381992B2 (en) | 2024-01-04 |
CN108368166A (zh) | 2018-08-03 |
CN108368166B (zh) | 2023-03-28 |
CA3004288A1 (en) | 2017-07-06 |
WO2017115773A1 (ja) | 2017-07-06 |
JPWO2017115773A1 (ja) | 2018-10-18 |
HK1251237A1 (zh) | 2019-01-25 |
US11649262B2 (en) | 2023-05-16 |
IL259247B2 (en) | 2023-02-01 |
IL259247B (en) | 2022-10-01 |
MX2018007781A (es) | 2018-09-05 |
AU2016381992A1 (en) | 2018-05-17 |
EP3398965A4 (en) | 2019-09-18 |
KR20180091918A (ko) | 2018-08-16 |
EP3398965A1 (en) | 2018-11-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7308892B2 (ja) | Fc領域含有ポリペプチドの精製を効率化するための方法 | |
US9249182B2 (en) | Purification of antibodies using hydrophobic interaction chromatography | |
US10941178B2 (en) | Method of purifying an antibody | |
ES2717536T3 (es) | Cromatografía de sobrecarga y elución | |
US20160251425A1 (en) | Protein purification methods to reduce acidic species | |
TR201808458T4 (tr) | FC-reseptör bazlı afinite kromatografisi. | |
CA2886036A1 (en) | Purification of hetero-dimeric immunoglobulins | |
US20220259291A1 (en) | Antibody purification methods and compositions thereof | |
Gautam et al. | Immunoglobulin-M purification—Challenges and perspectives | |
WO2020172658A1 (en) | Methods of isolating a protein | |
KR20200056396A (ko) | 양이온 교환 크로마토그래피를 이용한 삼중-경쇄 항체 분리 | |
ES2705700T3 (es) | Elucidación de la optimización de entrada en cromatografía de intercambio iónico | |
CN110573626A (zh) | 抗体选择方法 | |
JP2022548394A (ja) | クロマトグラフィーの使用および再生のためのシステムおよび方法 | |
US20210382065A1 (en) | Method and chromatography system for determining amount and purity of a multimeric protein | |
JP2016504337A (ja) | イオン交換クロマトグラフィーを使用して高マンノースグリコフォームのレベルを制御する方法 | |
RU2795432C2 (ru) | Отделение антител с тремя легкими цепями при помощи катионообменной хроматографии | |
Williams et al. | Process design for bispecific antibodies |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211013 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211013 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220912 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20221108 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221219 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230306 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20230427 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230620 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230626 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230704 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7308892 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |