JP4648790B2 - 小型車両の排気装置 - Google Patents

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Description

本発明は、小型車両の排気装置の改良に関するものである。
従来の排気装置として、エンジンの下方に、マフラとは別のケースとした触媒ケースを配置したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、自動二輪車の排気装置に消音器及び触媒を設けたものが知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開昭59−183019号公報 特開平6−10659号公報
特許文献1の第1図には、自動二輪車のエンジン1の前部から排気管2を下方そして後方へ延ばし、この排気管2に接続管5を介して排気マフラ4を接続し、接続管5をエンジン1の下方に配置したことが記載されている。また、特許文献1の第2図には、接続管5内に触媒ケース6を設け、この触媒ケース6内にハニカム触媒8を収容したことが記載されている。
特許文献2の図1には、自動二輪車1に搭載したエンジン3の前部下部から排気管5を車体後方へ延ばし、この排気管5の後端部にマフラー6を連結したことが記載されている。また、特許文献2の図2及び図3には、排気管5の管5b内に第1副触媒10aを設け、マフラー6の外殻16内を第1遮熱板14及び第2遮熱板15で仕切って第1膨張室A、第2膨張室B及び第3膨張室Cを形成し、第1膨張室Aと第2膨張室Bとを連通させるように主触媒18を設けたことが記載されている。
特許文献1では、ハニカム触媒8を収容した接続管5は、排気マフラ4とほぼ同じ外径を有するために嵩張り、その配置が制限され、また、自動二輪車の最低地上高に影響を及ぼす。更に、接続管5は外部に露出するため、例えば、接続管5に遮熱板を設置する場合、その遮熱板の配置に設計上の配慮が必要になる。
そこで、特許文献2では、排気管5内に第1副触媒10aを配置し、マフラー6内に主触媒18を配置する。
しかし、主触媒18はマフラー6内に配置されるから、マフラー6が大型化し、自動二輪車1の後部の車幅が大きくなる。即ち、車体後部の大型化を招く。このような小型の車両では、利用できるスペースが制限されるから、よりコンパクトにすることが望まれる。また、マフラー6内の上部に主触媒18を配置することで、マフラー6の重心位置が高くなり、ひいては、車体の重心が高くなる。
例えば、主触媒18のケースをマフラー6の外殻16とは別体にして他のスペース、例えばエンジン3の上方のスペースを使用して配置すれば、自動二輪車1のスペースを効率よく利用することが可能になる。
また、排気管5は、所定のエンジン回転数での排気音を低減するために長くして所定の排気管長を確保する必要がある。ただし、排気管長を単に前後に長くすれば、車体の前後長が大きくなる。
更に、排気管5及びマフラー6内の排気経路に第1副触媒10a、第2副触媒10b、主触媒18を設けると、排気経路の排気ガスの流れの抵抗になり、エンジン出力が低下するため、出力を向上させるために、例えば、排気管5及びマフラー6内の排気通路抵抗を下げることが必要となる。
本発明の目的は、小型車両の排気装置及び揺動車両の排気装置を改良することで、車両のスペースを有効に利用でき、車体の小型化・コンパクト化及び低重心化を図り、排気管長を確保するとともに排気前後長を抑え、エンジンの必要な出力特性が容易に得られるようにすることにある。
請求項1に係る発明は、エンジンのシリンダヘッドから下方へ延ばした後に上へ延ばし更に車体後方へ延ばした排気管の途中に、排気ガスを浄化する触媒を収納した触媒室を配置し、この触媒室から延ばされた排気管に繋がれ排気音を消音する消音室とを配置してなる小型車両の排気装置であって、
シリンダヘッドは車体前方へ延びており、
このシリンダヘッドと、このシリンダヘッド後方に一体的に連結する変速機とからなるパワーユニットが備えられており、
このパワーユニットの上方にシリンダヘッドへ吸気を供給する吸気装置が配置され、
触媒室は、車体を側面から見たときにシリンダヘッドに重なる位置にて、ほぼ上方へ指向するように配置され、
消音室は、パワーユニットの後部上方に配置され、
触媒室と消音室とを結ぶ排気管は、車体を側面から見たときに触媒室からほぼ上へ延びた後に車体後方へ延びて変速機の上方を通った後に後方斜め下へ延びて消音器に接続されることを特徴とする。
媒室と消音室とを別々のケースで構成することで、消音室の嵩が増大せず、これとともにエンジン側から延びて触媒室と消音室とを連通させる排気管の全長を確保できる。更に、消音室をエンジンの後方に配置したことによっても排気管の全長を確保できる。また更に、比較的重量のある消音室の位置を下げることで、車体の低重心化が図れ、更に車体後部の外形を絞り込むことができる。
請求項に係る発明は、触媒室から排出される排気ガスを消音室へ導入する経路を複数設け、これらの経路のうちの主経路を消音室の最上流の1室に、他の経路を消音室の最上流の1室よりも下流の室に開口することを特徴とする。
触媒室から排出される排気ガスを消音室へ導入する複数の経路によって排気ガスの通路断面積が大きくなり、排気ガスの排気抵抗が小さくなる。
請求項に係る発明は、触媒室と消音室とを連結する排気管を多重管とし、この多重管内の複数の通路で複数の経路を形成したことを特徴とする。
排気管を多重管として排気ガスの経路をコンパクトにする。また、多重管で触媒室と消音室とを連結するため、連結が確実に行える。
請求項に係る発明は、触媒室を、エンジンで駆動する左右一対の後輪間に設けたことを特徴とする。
触媒室を左右の後輪間に設け、後輪間のスペースを有効に利用する。
請求項に係る発明は、左右の後輪の上方を覆う一体のカバー内に触媒室を設けたことを特徴とする。
触媒室をカバーで覆い、外観性を向上させる。
請求項6に係る発明は、吸気装置は、吸気管と、この吸気管(95)の端部に接続したスロットルボディ(96)と、このスロットルボディ(96)の吸い込み口側に接続したコネクティングチューブ(97)と、このコネクティングチューブ(97)に接続したエアクリーナ(98)とからなることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、エンジンから延びてこれらの触媒室と消音室とを連通させる排気管の全長を大きくすることができ、排気管長を容易に確保することができる。
更に、消音室をエンジンの後方に配置することによっても排気管が長くなって排気管長を確保することができる。
また更に、消音器の位置が下がるため、車体後部の外形を絞り込むことができて、車体後部の小型化を図ることができ、更に、比較的重量のある消音室の位置を下げることで、車体の重心を低くすることができる。
請求項に係る発明では、触媒室から排出される排気ガスを消音室へ導入する複数の経路によって排気ガスの通路断面積を大きくすることができ、排気ガスの排気抵抗を小さくすることができて、排気浄化、消音性能を確保しながら必要な出力特性を容易に得ることができる。
請求項に係る発明では、排気管を多重管としたので、排気ガスの経路をコンパクトにすることができ、また、触媒室と消音室との連結を確実に行うことができる。
請求項に係る発明では、触媒を収納する触媒室と、排気音を消音する消音室とを別々のケースで構成し、触媒室を、エンジンで駆動する左右一対の後輪間に設けたので、左右の後輪間のスペースを有効に利用することができる。
請求項に係る発明では、左右の後輪の上方を覆う一体のカバー内に触媒室を設けたので、触媒室がカバーで覆われ、外観性を向上させることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る揺動三輪車(第1実施形態)の側面図であり、揺動三輪車10は、1つの前輪11を操舵するバーハンドル12、運転者が着座するシート13を備えた前車体14と、左右一対の後輪16,16、これらの後輪16,16を駆動するパワーユニット17を備えた後車体18とを揺動機構21を介して連結することで、前車体14に対して後車体18を上下スイング自在及び左右ローリング自在に連結した車両である。
前車体14は、バーハンドル12の前方にフロントカバー23を設け、このフロントカバー23の上部に、ワイパー24を備えるウインドスクリーン26を取付け、バーハンドル12とシート13との間の下方にステップフロア27を設け、シート13の後方から左右一対のポスト28,28(手前側の符号28のみ示す。)を立ち上げ、ウインドスクリーン26とポスト28,28とにルーフ31を渡し、シート13の後方に荷室32を配置したものである。なお、35は前輪11の上方を覆うフロントフェンダ、36はバックミラー、37はヘッドランプ、38はシート13の下方に設けた燃料タンク、41は燃料タンク38内に設けた燃料ポンプ、42は前車体18側の車体フレームと揺動機構21との間に渡した緩衝用のクッションユニットである。
後車体18は、パワーユニット17に吸気装置51及び排気装置52を接続し、これらのパワーユニット17、吸気装置51、排気装置52、他の機能部品及び後輪16,16を一体のカバー53で覆ったものである。
揺動機構21は、前車体14の車体フレーム下部に前後スイング自在に一端を取付けた取付けたリンク55と、このリンク55の他端に前端をスイング自在に取付けるとともに後端を後車体18のパワーユニット17にブラケット56を介して取付けたジョイントケース57とからなる。
ジョイントケース57は、ケース本体61と、このケース本体61内に回転自在に挿入するとともに後部をパワーユニット17側に取付けたジョイント軸62と、これらのケース本体61及びジョイント軸62のそれぞれの間に介在させたダンパ部63とからなる。
ダンパ部63は、ジョイント軸62から径方向に延ばした複数の押圧部材とケース本体61との間に複数の円柱状のラバーを介在させ、押圧部材とケース本体61との相対回転によりラバーを押し縮めることでダンパ作用を発揮する、いわゆる「ナイトハルトダンパ」である。
図2は本発明に係る揺動三輪車(第1実施形態)の後車体を示す側面図(一部断面図)であり、揺動機構21を構成するジョイント軸62にボルト66,66でブラケット56を取付け、このブラケット56にパワーユニット17の下部をボルト67,67で取付け、パワーユニット17を構成するシリンダヘッド68の上部に吸気装置51を取付け、シリンダヘッド68の下部に排気装置52を取付け、また、パワーユニット17の上部に、カバー53を支持するステー部材71を取付けたことを示す。なお、図中の矢印(FRONT)は車両前方を表す(以下同じ。)。 図中の73はパワーユニット17の右側面側に配置したラジエータである。
パワーユニット17は、エンジン76と、このエンジン76に一体的に連結した無段変速機77とからなり、クランク軸81の回転を、ベルト82を介して従動軸83に伝え、この従動軸83から図示せぬギヤを介して出力軸84に伝えて、出力軸84に取付けた左右の後輪16,16(図1参照)を駆動する。なお、86はヘッドカバー、87はシリンダブロック、88は変速機ケースである。
シリンダヘッド68は、吸気通路に燃料を噴射する燃焼噴射弁91を固定した吸気管95を取付けたものであり、燃料噴射弁91には、燃料タンク38(図1参照)の燃料ポンプ41(図1参照)から延びる樹脂製の燃料ホース92を接続する。
吸気装置51は、吸気管95と、この吸気管95の端部に接続したスロットルボディ96と、このスロットルボディ96の吸い込み口側に接続したコネクティングチューブ97と、このコネクティングチューブ97に接続したエアクリーナ98とからなり、スロットルボディ96、エアクリーナ98共にパワーユニット17の上方に位置し、エアクリーナ98をステー部材71で支持する。なお、101はスロットルボディ96内に設けたスロットルバルブを開閉するためにバーハンドル12(図1参照)側のスロットルグリップから延ばしたスロットルケーブルである。
排気装置52は、シリンダヘッド68の下部に一端をボルト104,104及びナット105,105で取付けるとともにシリンダヘッド68の左側方をほぼ上方に延ばした前部排気管106と、この前部排気管106の他端に接続するとともにやや後下がりに後方へ延ばした触媒管107と、この触媒管107の後部に接続するとともに後方斜め下方に延ばした後部排気管108と、この後部排気管108の後端部に接続した消音器111と、この消音器111から後方斜め下方に延ばしたテールパイプ112とからなり、消音器111を触媒管107よりも低い位置に配置するとともに、変速機ケース88から突出させた突出部88aにブラケット114を介して消音器111を取付けたものである。
前部排気管106のシリンダヘッド68への取付部から後部排気管108までを一本の排気管と見なすと、前部排気管106はシリンダヘッド68の下部からほぼ上方に延び、触媒管107はほぼ水平に後方へ延び、後部排気管108は後方斜め下方に延びるから、後車体18におけるカバー53内の限られたスペースで一本の排気管の全長、即ち排気管長をより大きくすることができる。
ステー部材71は、パワーユニット17に取付けて立ち上げたステー本体117と、このステー本体117の上端部に取付けたフレーム部材118と、このフレーム部材118に取付けたカバー支持ブラケット121とからなる。
ステー本体117は、前部ステー124,125と、後部ステー127とからなり、後部ステー127は、エアクリーナ98と消音器111との間に位置し、消音器111で発生する熱がエアクリーナ98等に伝わらないように遮熱する遮熱板128を取付けた部材である。
カバー支持ブラケット121は、前部に設けた左右一対の前部ブラケット131,131(手前側の符号131のみ示す。)と、後部に設けた左右一対の後部ブラケット132,132(手前側の符号132のみ示す。)とからなり、一体のカバー53をラバーを介してボルト133で取付けた部材である。
カバー53は、前部にヘッドカバー86側を車体前方に臨ませる前部開口136を設け、カバー53の内外を通気するために上部にラビリンス構造とした通気口137を設け、後部に後部開口138を設けた部材である。
上記した吸気装置51の構成部品、排気装置52の構成部品及び燃料噴射弁91は、機能部品であり、これらの機能部品とパワーユニット17(即ち、エンジン76及び無段変速機77)とは、後輪16,16を駆動する駆動部130を構成する。
以上に示したように、本発明は、エンジン76の排気ガスを浄化する触媒を収納した触媒管107と、排気音を消音する消音器111とを別々のケース170、ケース190で分離して構成する小型車両としての揺動三輪車の排気装置52において、触媒管107をエンジン76より上方に配置し、消音器111をエンジン76の後方に且つ触媒管107より下方に配置したことを特徴とする。
エンジン76より上方に触媒管107を配置したので、エンジン76より上方のスペース155を有効に利用することができる。
また、触媒管107のケース170と消音器111のケース190とを別々に構成するから、エンジン76から延びてこれらの触媒管107と消音器111とを連通させる排気管の全長を大きくすることができ、排気管長を容易に確保することができる。
更に、消音器111をエンジン76の後方に且つ触媒管107より下方に配置することによっても排気管が長くなって排気管長を確保することができる。
また更に、消音器111の位置が下がるため、車体後部の外形を絞り込むことができて、車体後部の小型化を図ることができ、更に、比較的重量のある消音器111の位置を下げることで、車体の重心を低くすることができる。
また、本発明は、左右の後輪16,16の上方を覆う一体のカバー53内に触媒管107を設けたことを特徴とする。
触媒管107がカバー53で覆われ、後車体16の外観性を向上させることができる。
図3は本発明に係る揺動三輪車(第1実施形態)の要部平面図であり、左右の後輪16,16間にパワーユニット17を配置し、吸気装置51を構成するスロットルボディ96を車体前後方向に延びる車体中心線140上に配置し、スロットルボディ96の後方にエアクリーナ98を配置し、排気装置52を構成する触媒管107を車体前後方向に延ばすとともに消音器111を車幅方向に延ばすことで触媒管107の長手方向と消音器111の長手方向とを直角に配置したことを示す。なお、141A,141Bは後輪16,16の車軸であり、これらの車軸141A,141Bは差動機構(不図示)を介して連結する。
スロットルボディ96は、シリンダヘッド68から後方に延びる吸気管95の後端に接続したものである。
エアクリーナ98は、井桁状に組んだフレーム部材118の後部に3箇所でボルト142にて取付けたものであり、エアクリーナ98を構成する平面視で車体前後方向に短く車幅方向に長い四角形状のエアクリーナケース143内を隔壁144で平面視三角形状のダクト室146と浄化室147とに分離し、ダクト室144の上方の上壁に三角形状の吸気口148を設け、エアクリーナケース143の上壁に、ダクト室144と浄化室147とを連通させる上部ダクト151を設けたものである。なお、図中のS1はエアクリーナ98の車体左右方向の幅、S2はエアクリーナ98の車体前後方向の長さであり、S1>S2の関係がある。152はコネクティングチューブ97に一体に設けた延長部であり、浄化室147内に配置した部分である。
触媒管107と消音器111とは、四角形状のスペース155の2辺を形成する。
スペース155は四角いから、後輪16,16間でより大きな面積を得ることができ、このスペース155内にスロットルボディ96、エアクリーナ98及びその他の多くの機能部品(例えば、燃料噴射弁91、電装品、バッテリ(不図示)等である。)を整然と密に並べて配置することが可能になり、コンパクト化を図ることができ、スペース155を有効に利用することができる。
フレーム部材118は、車幅方向に延ばすととも触媒管107の前端部上方を横切る前フレーム161と、この前フレーム161の後方に且つ前フレーム161に平行に配置した後フレーム162と、これらの前フレーム161の左端部よりも車体内方に且つ前フレーム161及び後フレーム162に直交するように連結した左フレーム163と、この左フレーム163の右方に且つ左フレーム163に平行になるように前フレーム161及び後フレーム162のそれぞれに連結した右フレーム164とからなり、左フレーム163と右フレーム164とにエアクリーナ98を取付けたものである。
後フレーム162は、ほぼV字形状の後部ステー127で支持した部材である。
ラジエータ73は、シリンダブロック87及び変速機ケース88の右側前部に図示せぬケースカバーを介して取付け、シリンダブロック87側から右側の後輪16の前方に突出するように配置したものである。なお、73aはラジエータキャップである。
二点鎖線で示したカバー53は、パワーユニット17、吸気装置51、排気装置52、後輪16,16、ステー部材71、ラジエータ73の上方を覆い、ラジエータ73の前方に走行風をカバー53の内部に取り入れる、特に走行風をラジエータ73に当てるためのルーバー166を設けたものである。
燃料ホース92は、燃料ポンプ41から燃料タンク38の上方を右方斜め後方に延び、そして後方に延び、更に、燃料タンク38の下方を車体前方に延び、Uターンして後方に延びた後に揺動機構21(図1参照)側に近づき、そして揺動機構21に沿って後方に延びて吸気管95に設けた燃料噴射弁91に接続した部材であり、細径の樹脂製で弾性変形するので、揺動三輪車への組付け性を向上させることができ、車体の揺動に追従できるものである。なお、168は燃料タンク38のフィラーキャップである。
以上に示したように、本発明は、触媒管107と消音器111とを、これらの触媒管107及び消音器111の各長手方向が平面視で直角になるように配置し、消音管107と触媒管111とを2辺とするスペース155にエンジン76の吸気装置51を構成するエアクリーナ98、スロットルボディ96等の構成部品を配置したことを特徴とする。
それぞれ別々のケース170,190で構成した触媒管107と消音器111とによって排気装置52の全長を確保しながら、例えば、触媒室107及び消音器111の一方をその長手方向が車両前後方向に延びるように配置し、他方をその長手方向が車幅方向に延びるように配置することで、排気装置52の前後長を抑えることができる。
また、消音器111と触媒管107とを2辺とする四角いスペースを形成することができるため、その四角いスペースの面積をより大きくすることができるとともに、四角いスペースに構成部品を効率良く配置することができ、コンパクト化を図ることができる。
更に、本発明は、エンジン76の排気ガスを浄化する触媒を収納した触媒管107と、排気音を消音する消音器111とを別々のケース170、ケース190で分離して構成する揺動三輪車の排気装置52において、触媒管107を、エンジン76で駆動する左右一対の後輪16,16間に設けたことを特徴とする。
触媒管107を、エンジン76で駆動する左右一対の後輪16,16間に設けたので、左右の後輪16,16間のスペース155を有効に利用することができる。
図4は図3の4−4線断面図(第1実施形態)であり、触媒管107は、前部排気管106に接続した内筒171と、この内筒171の周囲を空間172を介して覆う外筒173と、これらの内筒171及び外筒173のそれぞれの端部を連結する端部連結部材174,176とからなる。上記した外筒173及び端部連結部材174,176はケース170を構成する部材である。
内筒171は、内部にハニカム構造(図中のクロスハッチングを施した部分である。)を有するともにハニカムの表面に触媒を付着させて支持した触媒支持部177と、この触媒支持部177の両側に取付けた前部管178及び後部管181とからなる。
前部管178は、前部排気管106に接続し、後部管181は後部排気管108に接続した部材である。後部管181は小径筒部181aを備え、この小径筒部181aに複数の通気穴181bを開けた部分である。
端部連結部材176は、複数の通気穴176aを備える。
後部排気管108は、内管183と外管184とからなる二重管であり、内管183を触媒管107の後部管181に接続し、外管184を端部連結部材176の外周部に接続する。なお、186は外管184に備える端部管、187は内管183と外管184との間に出来る排気ガスの排気通路である。
図5は図2の5−5線断面図(第1実施形態)であり、消音器111は、二重管からなる筒部191の両端部にそれぞれキャップ部192、キャップ部193を取付け、これらの筒部191、キャップ部192,193で囲まれるスペースを隔壁194,196で隔てることで、中央に出来る第1室197と、この第1室197の両側の第2室198、第3室199とを形成し、キャップ部193に取付けた後部排気管108の内管183にL字形状のL形管202の一端を接続するとともにL形管202を隔壁196に貫通させ且つL形管202の他端を第1室197内に配置し、隔壁196に第1連通管203の一端を塞ぐように取付けるとともに第1連通管203を隔壁194に貫通させ且つ第1連通203の他端を第2室198内に配置し、2つの隔壁194,196に第2連通管204を貫通させることで第2連通管204の一端を第2室198に配置するとともに第2連通管204の他端を第3室199に配置し、テールパイプ112をキャップ部193に貫通させることで第3室199を外部に連通させ、前述の後部排気管108の外管184の先端を第3室199内に配置したことを示す。上記の筒部191、キャップ部192,193は、ケース190を構成する部材である。
筒部191は、隔壁194,196を取付けた内筒体206と、キャップ部192を取付けるために内筒体206の一端に取付けた端部管207と、この端部管207及び内筒体206の他端のぞれぞれに取付けた外筒体208と、この外筒体208の側面に取付けたブラケット114とからなり、内筒体206を複数の穴を開けたパンチングプレートとし、内筒体206及び端部管207と、外筒体208との間に出来る空気層210にグラスウールを満たすことで、空気層210によって消音効果を高めるとともに、消音器111の内部の熱が外筒体208に伝わり難くしたものである。
第1連通管203は、排気ガスが通る複数の通気穴203aを形成した部材である。
以上に述べた触媒管107及び消音器111の排気ガスの流れを以下に説明する。
図6(a),(b)は本発明に係る触媒管及び消音器の排気ガスの流れを示す作用図(第1実施形態)である。
(a)に示す触媒管107において、エンジン側から矢印Aのように前部排気管106内を流れてきた排気ガスは、触媒支持部177(矢印B参照)→小径筒部181a〜内管183(矢印C,D参照)、及び小径筒部181a→通気穴181b(矢印E参照)→空間172→通気穴176a(矢印F参照)→排気通路187(矢印G参照)のように流れる。
(b)に示す消音器111において、触媒管側から矢印Hのように後部排気管108の内管183内を流れてきた排気ガスは、L形管202(矢印J参照)→第1室197(矢印K参照)→通気穴203a(矢印M参照)→第1連通管203(矢印N参照)→第2室198(矢印P参照)→第2連通管204(矢印Q参照)→第3室199(矢印R参照)→テールパイプ112(矢印S参照)→消音器111外、のように流れ、また、触媒管側から矢印Tのように後部排気管108の排気通路187内を流れてきた排気ガスは、第3室199→テールパイプ112(矢印U参照)のように流れる。
上記した後部排気管108内の内管183が排気ガスの第1経路(主経路)、排気通路187が排気ガスの第2通路(他の経路)である。
図7は本発明に係る揺動三輪車(第2実施形態)の後車体を示す側面図(一部断面図)、図8は本発明に係る揺動三輪車(第2実施形態)の要部平面図、図9は本発明に係る揺動三輪車(第2実施形態)の後車体を示す正面図である。なお、図1〜図6に示した第1実施形態に対して同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
図7において、揺動三輪車220は、シリンダヘッド68の下部に排気装置221を取付け、吸気装置51のエアクリーナ98と排気装置221との間に、排気装置221内のCO、HCを酸化させる2次空気を排気装置221へ供給する2次空気供給装置222を設けたものである。
排気装置221は、シリンダヘッド68の下部に一端をボルト104,104及びナット105,105で取付けるとともにシリンダヘッド68の左側方をほぼ上方に延ばした前部排気管225と、この前部排気管225の他端に接続するとともにほぼ上方に延ばした第1触媒管226と、この第1触媒管226の上部に接続するとともにほほ上方に延ばしそして後方に延ばした中間部排気管227と、この中間部排気管227の後端に接続するとともに後方へ延ばした第2触媒管228と、この第2触媒管228の後部に接続するとともに後方へ延ばしそして後方斜め下方に延ばした後部排気管229と、この後部排気管229の後端に接続した消音器111と、テールパイプ112とからなる。
第1触媒管226は、還元触媒を収納したものであり、還元触媒によりNOxの還元処理を行う。第2触媒管228は、酸化触媒を収納したものであり、酸化触媒によりCO、HCの酸化反応を促進させる。
図8において、第1触媒管226、中間部排気管227、第2触媒管228及び後部排気管229を車両前後方向に一直線状に配置し、第1触媒管226をシリンダヘッド68の左側方に配置し、第2触媒管228をスロットルボディ96の左側方に配置したことを示す。
2次空気供給装置222は、一端をエアクリーナ98の浄化室147に接続した第1ホース232と、この第1ホース232の他端に接続したソレノイドバルブ233と、このソレノイドバルブ233に一端を接続した第2ホース234と、この第2ホース234の他端に接続した逆止弁であるリードバルブ236と、このリードバルブ236に一端を接続するとともに他端を中間部排気管227に接続した金属製パイプ237とからなる。
エンジンコントロールユニット(不図示)からの信号により、ソレノイドバルブ233を開けると、中間部排気管227内が排気脈動によって負圧になったときにリードバルブ236も開き、エアクリーナ98の浄化室147内の空気が、その負圧で引かれて2次空気供給装置222を通って排気装置221内に供給される。
図9において、前部排気管225を、シリンダヘッド68の下部からほぼU字状にシリンダヘッド68の側方に位置する第1触媒管226まで延ばし、エンジン76の左右方向に延ばした第2ホース234の先端を、前部排気管225のほぼ側方に位置するリードバルブ236に接続し、リードバルブ236から金属製パイプ237を中間部排気管227の下方を通ってUターンするように中間部排気管227の内側面に接続したことを示す。
第2実施形態によれば、比較的安価な触媒で、また一つの触媒室の嵩は小さくなり、コンパクトに且つ効率の良い排気浄化装置を備えた小型車両とすることができる。
以上の図4及び図5に示したように、本発明は、エンジン76の排気ガスを浄化する触媒を収納した触媒管107と、排気音を消音する多室構造の消音器111とを別々のケース170、ケース190で分離して構成する揺動三輪車の排気装置52において、触媒管107から排出される排気ガスを消音器111へ導入する経路を複数設け、これらの経路のうちの主経路(即ち、内管183内の排気通路である。)を消音器111の最上流の第1室197に、他の経路(即ち、排気通路187である。)を消音器111の最上流の第1室197よりも下流の第3室199に開口することを特徴とする。
触媒管107から排出される排気ガスを消音器111へ導入する複数の経路によって排気ガスの通路断面積を大きくすることができ、排気ガスの排気抵抗を小さくすることができて、排気浄化、消音性能を確保しながら必要な出力特性を容易に得ることができる。
また、本発明は、触媒管107と消音器111とを連結する連結管としての後部排気管108を多重管とし、この多重管内の複数の通路で複数の経路を形成したことを特徴とする。
後部排気管108を多重管としたので、排気ガスの経路をコンパクトにすることができ、また、触媒管107と消音器111との連結を確実に行うことができる。
尚、本発明では、触媒室をエンジンより上方に配置したが、これに限らず、図2に示したシリンダヘッド68の下部から上方に延びる前部排気管106に代えて触媒室を配置する、即ち、触媒室をエンジン76、詳しくは、シリンダヘッド68の側方に配置してもよい。これにより、触媒室がシリンダヘッド68に近くなり、触媒温度をより高めて触媒反応を促進させることが可能になる。
本発明の排気装置は、小型車両及び揺動車両に好適である。
本発明に係る揺動三輪車(第1実施形態)の側面図である。 本発明に係る揺動三輪車(第1実施形態)の後車体を示す側面図である。 本発明に係る揺動三輪車(第1実施形態)の要部平面図である。 図3の4−4線断面図(第1実施形態)である。 図2の5−5線断面図(第1実施形態)である。 本発明に係る触媒管及び消音器の排気ガスの流れを示す作用図(第1実施形態)である。 本発明に係る揺動三輪車(第2実施形態)の後車体を示す側面図である。 本発明に係る揺動三輪車(第2実施形態)の要部平面図である。 本発明に係る揺動三輪車(第2実施形態)の後車体を示す正面図である。
符号の説明
10…小型車両、揺動車両(揺動三輪車)、16…後輪、51…吸気装置、52…排気装置、53…カバー、76…エンジン、96…スロットルボディ、98…エアクリーナ、107…触媒室(触媒管)、108…連結管(後部排気管)、111…消音室(消音器)、170…ケース、190…ケース、197…最上流の1室(第1室)、199…最上流の1室よりも下流の室(第3室)。

Claims (6)

  1. エンジン(76)シリンダヘッド(68)から下方へ延ばした後に上へ延ばし更に車体後方へ延ばした排気管(225、227、229)の途中に、排気ガスを浄化する触媒を収納した触媒室(226)を配置し、この触媒室(226)から延ばされた排気管(227、229)に繋がれ排気音を消音する消音室(111)を配置してなる小型車両の排気装置であって、
    前記シリンダヘッド(68)は車体前方へ延びており、
    このシリンダヘッド(68)と、このシリンダヘッド(68)後方に一体的に連結する変速機(77)とからなるパワーユニット(17)が備えられており、
    このパワーユニット(17)の上方に前記シリンダヘッド(68)へ吸気を供給する吸気装置(51)が配置され、
    前記触媒室(226)は、車体を側面から見たときに前記シリンダヘッド(68)に重なる位置にて、ほぼ上方へ指向するように配置され、
    前記消音室(111)は、前記パワーユニット(17)の後部上方に配置され、
    前記触媒室(226)と前記消音室(111)とを結ぶ排気管(227、229)は、車体を側面から見たときに前記触媒室(226)からほぼ上へ延びた後に車体後方へ延びて前記変速機(77)の上方を通った後に後方斜め下へ延びて前記消音器(111)に接続されることを特徴とする小型車両の排気装置。
  2. 記触媒室(226)から排出される排気ガスを前記消音室(111)へ導入する経路を複数設け、
    これらの経路のうちの主経路を前記消音室(111)の最上流の1室(197)に、他の経路を前記消音室(111)の前記最上流の1室(197)よりも下流の室(199)に開口させたことを特徴とする請求項1記載の小型車両の排気装置。
  3. 前記触媒室(226)と前記消音室(111)とを連結する排気(227、229)を多重管とし、この多重管内の複数の通路で前記複数の経路を形成したことを特徴とする請求項記載の小型車両の排気装置。
  4. 消音(111)を、前記エンジン(76)で駆動する左右一対の後輪(16,16)間に設けたことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の小型車両の排気装置。
  5. 左右の前記後輪(16,16)の上方を覆う一体のカバー(53)内に前記消音(111)を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の小型車両の排気装置。
  6. 前記吸気装置(51)は、吸気管(95)と、この吸気管(95)の端部に接続したスロットルボディ(96)と、このスロットルボディ(96)の吸い込み口側に接続したコネクティングチューブ(97)と、このコネクティングチューブ(97)に接続したエアクリーナ(98)とからなることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の小型車両の排気装置。
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