JP2001012236A - エンジンの排気浄化器 - Google Patents

エンジンの排気浄化器

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JP2001012236A
JP2001012236A JP11180119A JP18011999A JP2001012236A JP 2001012236 A JP2001012236 A JP 2001012236A JP 11180119 A JP11180119 A JP 11180119A JP 18011999 A JP18011999 A JP 18011999A JP 2001012236 A JP2001012236 A JP 2001012236A
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cylindrical portion
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casing
case
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Yasuhiro Takada
康弘 高田
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Honda Motor Co Ltd
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    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N3/00Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust
    • F01N3/08Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous
    • F01N3/10Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous by thermal or catalytic conversion of noxious components of exhaust
    • F01N3/24Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous by thermal or catalytic conversion of noxious components of exhaust characterised by constructional aspects of converting apparatus
    • F01N3/28Construction of catalytic reactors
    • F01N3/2882Catalytic reactors combined or associated with other devices, e.g. exhaust silencers or other exhaust purification devices
    • F01N3/2885Catalytic reactors combined or associated with other devices, e.g. exhaust silencers or other exhaust purification devices with exhaust silencers in a single housing

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Abstract

(57)【要約】 【課題】エンジンからの排気ガスを導く排気管に接続さ
れるケーシングが備える円筒部内に、触媒を担持した触
媒担体を保持する円筒状の触媒ケースが配置され、前記
触媒ケースが支持部材を介して前記円筒部に支持される
エンジンの排気浄化器において、部品点数を低減した簡
単な構造で、触媒が外界温度の影響を受け難くしつつ触
媒ケースをケーシングの円筒部に支持する。 【解決手段】支持部材32は、触媒ケース31の長手方
向一端から長手方向中間部までを相対摺動可能に嵌合せ
しめるとともに一端が触媒ケース31の一端に固着され
る支持円筒部32aと、該支持円筒部32aの他端から
半径方向外方に張出すフランジ部32bとを備え、フラ
ンジ部32bの外周縁がケーシング24における円筒部
25の内面に固着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンからの排
気ガスを導く排気管に接続されるケーシングが備える円
筒部内に、触媒を担持した触媒担体を保持する円筒状の
触媒ケースが配置され、前記触媒ケースが支持部材を介
して前記円筒部に支持されるエンジンの排気浄化器に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる排気浄化器は、たとえば実
開平4−87323号公報等により既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の排気浄化器
では、触媒ケースの長手方向両端部がそれぞれ支持部材
を介してケーシングの円筒部に保持されており、触媒ケ
ースを円筒部に支持するための支持部材が2つ必要であ
り、部品点数が少ないとは言い難く、また触媒ケースお
よび円筒部間の伝熱経路の伝熱面積が比較的大きくなっ
て触媒が外界温度の影響を受け易い。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、部品点数を低減した簡単な構造で、触媒が外
界温度の影響を受け難くしつつ触媒ケースをケーシング
の円筒部に支持し得るようにしたエンジンの排気浄化器
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、エンジンからの排気ガスを
導く排気管に接続されるケーシングが備える円筒部内
に、触媒を担持した触媒担体を保持する円筒状の触媒ケ
ースが配置され、前記触媒ケースが支持部材を介して前
記円筒部に支持されるエンジンの排気浄化器において、
前記支持部材は、前記触媒ケースの長手方向一端から長
手方向中間部までを相対摺動可能に嵌合せしめるととも
に一端が触媒ケースの一端に固着される支持円筒部と、
該支持円筒部の他端から半径方向外方に張出すフランジ
部とを備え、前記フランジ部の外周縁が前記円筒部の内
面に固着されることを特徴とする。
【0006】このような構成によれば、円筒部に固着さ
れる支持部材が備える支持円筒部の一端に触媒ケースの
一端が固着され、前記支持円筒部に、触媒ケースの長手
方向一端から長手方向中間部までが相対摺動可能に嵌合
されるので、触媒ケースの熱膨張による変形を許容しつ
つ単一の支持部材で触媒ケースをケーシングの円筒部に
支持することができ、しかも支持部材は簡単な形状のも
のであるので、部品点数の低減を図り、コスト低減を図
ることができる。また触媒ケースの長手方向中間部に対
応する位置で支持円筒部の他端から半径方向外方に張出
すフランジ部の外周縁がケーシングの円筒部に固着され
るので、触媒担体および触媒ケースの重心位置に近い箇
所で支持部材が前記円筒部に固着されることになり、触
媒担体および触媒ケースの振動によって支持部材に及ぶ
応力の影響を最少限に抑えることができる。さらにケー
シングの円筒部および触媒ケース間の伝熱経路の伝熱面
積が、複数の支持部材を用いる従来のものに比べて小さ
くなるので、触媒が外界温度の影響を受け難くなり、特
に触媒ケースのうち支持部材の支持円筒部に嵌合されて
いない部分での触媒担体に担持された触媒への外界温度
の影響はより小さくなり、触媒温度をより安定化するこ
とができる。
【0007】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明の構成に加えて、前記ケーシング内をその軸
線方向に複数の膨張室に区画して消音器が構成され、前
記フランジ部で、前記触媒担体の上流端を臨ませる膨張
室と、前記触媒担体の下流端を臨ませる他の膨張室とが
区画されることを特徴とし、かかる構成によれば、ケー
シングが、排気浄化器および消音器に共通のものであ
り、排気浄化器が消音器の一部を構成することになり、
消音器の部品点数低減および小型、軽量化を図ることが
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明す
る。
【0009】図1〜図5は本発明の一実施例を示すもの
であり、図1は自動二輪車の右側面図、図2は排気浄化
器および消音器の縦断面図、図3は図2の要部拡大図、
図4は図3の4ー4線断面図、図5は接続管での絞り比
による触媒中心温度の変化を示す図である。
【0010】先ず図1において、このバックボーン型自
動二輪車の車体フレームFは、後下がりに傾斜した鋼管
製のバックボーン5と、該バックボーン5の後端に溶接
される鋼板製のリヤフレーム6とから成るものであり、
バックボーン5の前端に設けられるヘッドパイプ7に前
輪WFを軸支するフロントフォーク8が操向可能に枢支
され、該フロントフォーク8の上端に操向ハンドル9が
連結される。またリヤフレーム6には、後輪WRを軸支
するリヤフォーク10が枢支され、該リヤフォーク10
およびリヤフレーム6間にリヤクッション11が設けら
れる。さらにリヤフレーム6の上面にはサドル12が取
付けられており、該サドル12の直下でリヤフレーム6
内に燃料タンク13が収納、保持される。またリヤフレ
ーム6の前端部においてバックボーン5との結合部の下
方には、エンジンEのクランクケース14が取付けられ
る。
【0011】バックボーン5の前端部にはエアクリーナ
15が取付けられる。エンジンEのシリンダヘッド16
に設けられる吸気ポート(図示せず)には、前記エアク
リーナ15がホーン管17、スロットルボディ18およ
び吸気管19を介して接続され、吸気管19の中間部に
は、前記吸気ポートに向けて燃料を噴射する燃料噴射弁
20が取付けられる。
【0012】前記シリンダヘッド16の下部に設けられ
た排気ポート(図示せず)には、エンジンEからの排気
ガスを導く排気管21の上流端が接続され、該排気管2
1の下流端は、車体フレームFの後部右側に配置される
排気浄化器22および消音器23に共通であるケーシン
グ24に接続される。
【0013】図2および図3において、ケーシング24
は、円筒部25と、該円筒部25の一端が大径端に同軸
に連設されるテーパ部26と、前記円筒部25の他端に
固着される端末壁27とから成るものであり、排気浄化
器22は、ケーシング24の一端寄りの部分内に、触媒
担体28が円筒部25と同軸に配置されて成る。
【0014】図4をさらに併せて参照して、触媒担体2
8は、たとえばステンレス鋼から成る平板29および波
板30を重ね合わせて螺旋状に巻くことで、円形外面を
有してケーシング24と同軸に延びるハニカム筒状に構
成されるものであり、図示しない触媒が、該触媒担体2
8に担持される。
【0015】触媒担体28は、触媒担体28と同一の材
料たとえばステンレス鋼から成る触媒ケース31に収
容、保持される。すなわち触媒ケース31は、触媒担体
28よりも長い円筒状に形成されており、触媒担体28
は、その両端が触媒ケース31の両端よりも内方に位置
するようにして触媒ケース31内に嵌合され、その嵌合
状態で触媒担体28が触媒ケース31に溶接される。触
媒ケース31は、その長手方向一端をテーパ部26内に
突入させるようにして円筒部25内にたとえば同心に配
置され、支持部材32により前記円筒部25に支持され
る。
【0016】支持部材32は、触媒ケース31の長手方
向一端から長手方向中間部までを相対摺動可能に嵌合せ
しめる支持円筒部32aと、該支持円筒部32aの他端
から半径方向外方に張出すフランジ部32bと、フラン
ジ部32bの外周縁に連設されて円筒部25の内面に嵌
合される取付円筒部32cとを一体に有し、前記触媒担
体28および触媒ケース31と同一の材料たとえばステ
ンレス鋼により形成される。
【0017】支持円筒部32aの一端は触媒ケース31
の一端に溶接、固着される。この際、触媒担体28の一
端から突出した触媒ケース31の一端に、支持円筒部3
2aの一端を溶接することで、溶接時の熱影響が触媒担
体28に担持された触媒に及ぶことを極力回避すること
ができる。また前記取付円筒部32cすなわちフランジ
部32bの外周縁部はケーシング24における円筒部2
5の内面に溶接、固着される。
【0018】ところで、相互に溶接、固着される前記支
持円筒部32aおよび前記触媒ケース31の一端は、排
気ガスの温度が比較的高温になる場合は、この実施例の
ように上流端に設定されることが望ましいのに対し、排
気ガスの温度が触媒の活性化温度をわずかに超える程度
の比較的低温にしかならない場合には下流端に設定され
ることが望ましい。すなわちエンジンEの始動に伴って
エンジンEから排出される排気ガスが触媒担体28を上
流側から下流側に流通すると、触媒が活性化温度に達し
たときの触媒反応により、触媒担体28の温度が上流端
側から順次高温となり、触媒ケース31も上流端側から
順次高温となっていくことになる。この際、支持部材3
2の支持円筒部32aの一端が触媒ケース31の上流端
に溶接、固着されることで、その溶接、固着部に熱膨張
差に伴なう過大な応力が作用しないようにすることがで
きる。したがって排気ガスが比較的高温になる場合に
は、支持円筒部32aの一端が触媒ケース31の上流端
に溶接、固着される。一方、支持部材32により触媒ケ
ース31からケーシング24への熱伝達作用が生じるの
で、排気ガスの温度が活性化温度をわずかに超える程度
の比較的低温にしかならない場合に支持円筒部32aの
一端が触媒ケース31の上流端に溶接、固着されている
と、支持部材32によるケーシング24側への伝熱によ
り触媒の温度上昇が遅れ、触媒反応の開始が遅れてしま
うので、支持円筒部32aの一端が触媒ケース31の下
流端に溶接、固着されることが望ましいのである。
【0019】ケーシング24におけるテーパ部26の小
径端にはキャップ33が設けられ、このキャップ33を
介してテーパ部26の小径端部に接続管34が同軸に接
続される。而して排気管21の下流端は接続管34に同
軸に接続される。
【0020】キャップ33は小径円筒部33aを有して
段付きの円筒状に形成されており、小径円筒部33aを
テーパ部26から外方に突出させるようにしてテーパ部
26の小径端に同軸に溶接、固着される。
【0021】接続管34は、アウターパイプ35と、該
アウターパイプ35の両端から両端を外方に突出させる
ようにしてアウターパイプ35に挿入されるインナーパ
イプ36とが相互に溶接、固着されて成るものである。
而して該接続管34の下流端すなわちインナーパイプ3
6の下流端が触媒担体28の上流端に間隔Lをあけて対
向する位置まで、テーパ部26の小径端部からケーシン
グ24内に突入されるようにして、接続管34がキャッ
プ33の小径円筒部33を貫通し、アウターパイプ35
の中間部がキャップ33に溶接、固着される。
【0022】しかも前記インナーパイプ36の外径は排
気管21内に嵌合し得る程度に設定されており、排気管
21の下流端部には、インナーパイプ36の上流端部が
嵌合され、排気管21の下流端およびアウターパイプ3
5の上流端が相互に溶接、固着される。
【0023】ところで、接続管34の少なくとも下流
端、この実施例では接続管34の全長にわたる内径D1
すなわちインナーパイプ36の内径D1が、排気管21
の内径D2よりも小さく設定されており、排気管21か
らの排気ガスは接続管34で絞られてケーシング24内
に導入されることになる。
【0024】このように接続管34の少なくとも下流端
が絞られることにより、接続管34から触媒担体28の
中心部に向けて排気ガスが流れることになり、エンジン
Eの始動時に触媒担体28の中心部に担持された触媒の
温度を速やかに昇温させることができる。この際、(D
1/D2)を変化させたときの触媒担体28の中心部の
触媒温度は図5で示すようになり、D1/D2が0.0
5未満では排気ガスの流れを触媒担体28の中心部に集
中的に向ける効果が得られずに触媒中心温度の昇温が不
充分であり、またD1/D2が0.40を超えると排気
ガスを絞り過ぎて排気ガス量が減少することにより触媒
中心温度の昇温が不充分である。したがって0.05≦
D1/D2≦0.40に設定することが望ましい。
【0025】さらに接続管34の下流端および触媒担体
28の上流端間の間隔Lも小さ過ぎると触媒の局部的な
劣化を早める原因となり、また大き過ぎるとエンジンE
の始動時に触媒担体28の中心部に担持された触媒の温
度を速やかに昇温させる効果が得られなくなるので、現
実的には、0.5×D1〜5×D1、より好ましくはに
0.5×D1〜3×D1に間隔Lを定めることが望まし
い。
【0026】再び図2において、消音器23は、前記ケ
ーシング24内を、その軸線方向に沿って上流側から順
に、第1膨張室37、第2膨張室38、第4膨張室40
および第3膨張室39に区画して構成されるものであ
り、第1膨張室37は、触媒担体28の上流端を臨ませ
るようにしてテーパ部26および支持部材32のフラン
ジ部32b間でケーシング24内に形成される。
【0027】ケーシング24における円筒部25内の下
流側後半部には、該円筒部25の内面との間にわずかな
間隙を形成するようにして円筒体41が挿入されてお
り、該円筒体41の上流端部および下流端部にそれぞれ
複数ずつ突設される突部41a…,41b…が、円筒部
25の内面に溶接、固着される。
【0028】第2膨張室38は、円筒体41内を上流側
半部と下流側半部とに区画するようにして円筒体41の
略中央部内面に外周が固着される隔壁42と、前記支持
部材32との間でケーシング24内に形成されるもので
あり、触媒担体28の下流端が第2膨張室38に臨み、
支持部材32のフランジ部32bは、第1および第2膨
張室37,38間を隔てる隔壁の機能をも果すことにな
る。
【0029】第3膨張室39は、円筒体41の下流端寄
り内面に外周が固着される隔壁43と、端末壁27との
間でケーシング24内に形成され、第4膨張室40は前
記隔壁42,43間で円筒体41内に形成される。
【0030】第2および第3膨張室38,39間は、隔
壁42,43で両端部が支持される一対の連通管44…
で連通され、第3および第4膨張室39,40間は隔壁
43で支持される一対の連通管45…で連通される。ま
た上流端を第4膨張室40に開口せしめるとともに下流
端を外部に開口させた単一の排出管46が隔壁43およ
び端末壁27の中心部を貫通するようにして隔壁43お
よび端末壁27に固定支持されており、排気ガスは最終
的に排出管46から排出される。
【0031】次にこの実施例について説明すると、エン
ジンEからの排気ガスを導く排気管21に連なる接続管
34が、該接続管34の下流端が触媒担体28の上流端
に間隔をあけて対向する位置まで、ケーシング24のテ
ーパ部26における小径端部からケーシング24内に突
入されるので、触媒を活性化温度まで速やかに昇温すべ
くエンジンEから触媒担体までの距離を極力短く設定し
ても、テーパ部26の開き角を大きく設定することな
く、排気管21および接続管34の軸方向距離が短くな
ることを回避することができる。したがってエンジンE
の低速回転域での出力トルク低減を防止することが可能
になるとともに、テーパ部26が占める容積すなわち第
1膨張室37の容積を比較的大きくし、エンジンEの高
負荷運転時の緩衝室として利用するようにして触媒担体
28での通気抵抗悪化を防止することができる。
【0032】また接続管34の少なくとも下流端の内経
D1が、排気管21の内径D2よりも小さく設定される
ので、接続管34から触媒担体28の中心部に向けて排
気ガスが流れることになり、エンジンEの始動時に触媒
担体28の中心部に担持された触媒の温度を活性化温度
まで速やかに昇温することができる。
【0033】さらにケーシング24が備える円筒部25
内に、触媒を担持した触媒担体28を保持する円筒状の
触媒ケース31がたとえば同心に配置され、触媒ケース
31を円筒部25に支持する支持部材32が、触媒ケー
ス31の長手方向一端から長手方向中間部までを相対摺
動可能に嵌合せしめるとともに一端が触媒ケース31の
一端に固着される支持円筒部32aと、該支持円筒部3
2aの他端から半径方向外方に張出すフランジ部32b
とを備えるものであり、フランジ部32bの外周縁(こ
の実施例では取付円筒部32c)が円筒部25の内面に
固着される。したがって触媒ケース31の熱膨張による
変形を許容しつつ単一の支持部材32で触媒ケース31
をケーシング24の円筒部25に支持することができ、
しかも支持部材32は簡単な形状のものであるので、触
媒ケース31の支持にあたっての部品点数の低減を図
り、コスト低減を図ることができる。
【0034】また触媒ケース31の長手方向中間部に対
応する位置で支持円筒部32aの他端から半径方向外方
に張出すフランジ部32bの外周縁がケーシング24の
円筒部25に固着されるので、触媒担体28および触媒
ケース31の重心位置に近い箇所で支持部材32が前記
円筒部25に固着されることになり、触媒担体28およ
び触媒ケース31の振動によって支持部材32に及ぶ応
力の影響を最少限に抑えることができる。
【0035】さらにケーシング24の円筒部25および
触媒ケース31間の伝熱経路の伝熱面積が、複数の支持
部材を用いる従来のものに比べて小さくなるので、触媒
が外界温度の影響を受け難くなり、特に触媒ケース31
のうち支持部材32の支持円筒部32aに嵌合されてい
ない部分での触媒担体28に担持された触媒への外界温
度の影響はより小さくなり、触媒温度をより安定化する
ことができる。
【0036】しかも消音器23は、ケーシング24内を
その軸線方向に複数の膨張室37〜40に区画して構成
されるものであり、支持部材32のフランジ部32b
で、触媒担体28の上流端を臨ませる第1膨張室37
と、触媒担体28の下流端を臨ませる第2膨張室38と
が区画されるので、ケーシング24を共通として排気浄
化器22が消音器23の一部を構成することになり、消
音器23の部品点数低減および小型、軽量化を図ること
ができる。
【0037】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0038】たとえば支持部材32の取付円筒部32c
を省略し、フランジ部32bの外周がケーシング24の
円筒部25内面に直接固着されるようにしてもよい。ま
た上記実施例では、触媒担体28が触媒ケース31に直
接溶接されるようにしたが、網状部材を介して触媒担体
28が触媒ケース31に保持されるようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、触媒ケースの熱膨張による変形を許容しつつ単一の
支持部材で触媒ケースをケーシングの円筒部に支持する
ことができ、部品点数の低減を図り、コスト低減を図る
ことができる。また触媒担体および触媒ケースの重心位
置に近い箇所で支持部材が前記円筒部に固着されること
になり、触媒担体および触媒ケースの振動によって支持
部材に及ぶ応力の影響を最少限に抑えることができる。
さらに触媒が外界温度の影響を受け難くなり、特に触媒
ケースのうち支持部材の支持円筒部に嵌合されていない
部分での触媒担体に担持された触媒への外界温度の影響
はより小さくなり、触媒温度をより安定化することがで
きる。
【0040】また請求項2記載の発明によれば、消音器
の部品点数低減および小型、軽量化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動二輪車の右側面図である。
【図2】排気浄化器および消音器の縦断面図である。
【図3】図2の要部拡大図である。
【図4】図3の4ー4線断面図である。
【図5】接続管での絞り比による触媒中心温度の変化を
示す図である。
【符号の説明】
21・・・排気管 22・・・排気浄化器 23・・・消音器 24・・・ケーシング 25・・・円筒部 28・・・触媒担体 31・・・触媒ケース 32・・・支持部材 32a・・・支持円筒部 32b・・・フランジ部 37〜40・・・膨張室 E・・・エンジン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年5月16日(2000.5.1
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】接続管34は、アウターパイプ35と、該
アウターパイプ35の両端から両端を外方に突出させる
ようにしてアウターパイプ35に挿入されるインナーパ
イプ36とが相互に溶接、固着されて成るものである。
而して該接続管34の下流端すなわちインナーパイプ3
6の下流端が触媒担体28の上流端に間隔Lをあけて対
向する位置まで、テーパ部26の小径端部からケーシン
グ24内に突入されるようにして、接続管34がキャッ
プ33の小径円筒部33を貫通し、アウターパイプ3
5の中間部がキャップ33に溶接、固着される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】このように接続管34の少なくとも下流端
が絞られることにより、接続管34から触媒担体28の
中心部に向けて排気ガスが流れることになり、エンジン
Eの始動時に触媒担体28の中心部に担持された触媒の
温度を速やかに昇温させることができる。この際、
{(D2−D1)/D2を変化させたときの触媒担体
28の中心部の触媒温度は図5で示すようになり、
{(D2−D1)/D2が0.05未満では排気ガス
の流れを触媒担体28の中心部に集中的に向ける効果が
得られずに触媒中心温度の昇温が不充分であり、また
{(D2−D1)/D2が0.40を超えると排気ガ
スを絞り過ぎて排気ガス量が減少することにより触媒中
心温度の昇温が不充分である。したがって0.05≦
{(D2−D1)/D2≦0.40に設定することが
望ましい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
フロントページの続き Fターム(参考) 3G004 AA02 BA01 BA03 BA04 BA05 BA06 CA04 DA06 DA08 DA09 FA04 GA01 GA02 GA06 3G091 AA03 AA17 AA23 AA27 AB01 BA03 BA04 BA09 BA10 BA38 BA39 CB02 FA02 FA04 FA12 FA13 FB02 FC07 GA06 GA21 GB01X GB01Z HA01 HA04 HA05 HA27 HA29 HA31 HA46 HB01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(E)からの排気ガスを導く排
    気管(21)に接続されるケーシング(24)が備える
    円筒部(25)内に、触媒を担持した触媒担体(28)
    を保持する円筒状の触媒ケース(31)が配置され、前
    記触媒ケース(31)が支持部材(32)を介して前記
    円筒部(25)に支持されるエンジンの排気浄化器にお
    いて、前記支持部材(32)は、前記触媒ケース(3
    1)の長手方向一端から長手方向中間部までを相対摺動
    可能に嵌合せしめるとともに一端が触媒ケース(31)
    の一端に固着される支持円筒部(32a)と、該支持円
    筒部(32a)の他端から半径方向外方に張出すフラン
    ジ部(32b)とを備え、前記フランジ部(32b)の
    外周縁が前記円筒部(25)の内面に固着されることを
    特徴とするエンジンの排気浄化器。
  2. 【請求項2】 前記ケーシング(24)内をその軸線方
    向に複数の膨張室(37〜40)に区画して消音器(2
    3)が構成され、前記フランジ部(32b)で、前記触
    媒担体(28)の上流端を臨ませる膨張室(37)と、
    前記触媒担体(28)の下流端を臨ませる他の膨張室
    (38)とが区画されることを特徴とする請求項1記載
    のエンジンの排気浄化器。
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TW089109903A TW530115B (en) 1999-06-25 2000-05-23 Exhaust emission control device
IT2000TO000580A IT1320440B1 (it) 1999-06-25 2000-06-16 Dispositivo di controllo delle emissioni di scarico.
ES200001563A ES2181537B1 (es) 1999-06-25 2000-06-22 Dispositivo de control de emision de gases de escape.
MYPI20002823A MY136541A (en) 1999-06-25 2000-06-22 Exhaust emission control device
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JP4546352B2 (ja) * 2005-07-29 2010-09-15 本田技研工業株式会社 揺動三輪車

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