JP5674502B2 - 自動二輪車の排気装置 - Google Patents
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Description
また、自動二輪車では、車長中央にマス(質量)を集中させることが望まれるが、消音器(31、32)が車両後方へ膨出すると、マスの集中が図れなくなる。
加えて、第1外筒に、第2枝管の直線部に配置された前側パンチング部を覆うメンテナンスリッドが設けられている。第2枝管は、緩衝器と後輪との間を通る管であるため、第2枝管の直線部は、第1外筒の中央付近に配置される。すなわち、メンテナンスリッドは、第1外筒の中央付近に設けられるので、第1外筒内に吸音材を容易に充填できる。したがって、組付けが容易な排気装置を提供することができる。
図1に示されるように、自動二輪車10は、メインフレーム11の前部に設けたヘッドパイプ12にフロントフォーク13を転舵自在に取付け、このフロントフォーク13の上端にステアリングハンドル14を取付け、フロントフォーク13の下端に前輪15を回転自在に取付け、メインフレーム11に単気筒エンジン16を懸架し、このエンジン16をヘッドパイプ12から下方へ延ばしたダウンチューブ17で囲い、このダウンチューブ17の後端をメインフレーム11の後端から下方へ延ばしたピボットプレート41の下端に連結し、このピボットプレート41にピボット軸18でスイングアーム19を上下揺動自在に取付け、このスイングアーム19の後端に後輪21を回転自在に取付け、この後輪21に付属したスプロケット22にエンジン16の動力を伝えるチェーン23を巻掛け、メインフレーム11の前部に燃料タンク24を取付け、メインフレーム11の中間部上側からシートレール25を延ばし、ピボットプレート41の後部75とシートレール25をリヤパイプ26で接続し、シートレール25に後輪21の上方に配置されるようにシート27を載せてなる。
湾曲部164、169内では、排気ガスが通るとき遠心力等により排気流れに偏りが生じる。このような偏りが生じる部分に、前側パンチング部を配置しないようにしたため、吸音材(図5、符号174)に均一的に音圧を拡散できる。
さらに、枝管90、100及びインナーパイプ110、120の各々に、パンチング部が設けられている。このパンチング部から排気ガスが吸音材に流れることで、排気の音響エネルギーが吸収される。次にパンチング部の穴径を図7で説明する。
図5において、排気ガスは、矢印(1)のように分岐部82から第1枝管90へ流入し、次に矢印(2)のように前側右パンチング部183の穴189を通って第1吸音材174に流入する。排気の音響エネルギーが先ず第1吸音材174で吸収される。
この空間212は自動二輪車(図1、符号10)に備わる空き部位であり、この空き部位に第1外筒133を配置することで、消音器50Aを自動二輪車に小型に配置することができる。
増加させてもよい。
排気装置40Bでは、消音器50Bは、第1外筒260(詳細後述)と、第2右外筒(後述)と、第2左外筒280(詳細後述)と、第1外筒260内に充填される第1吸音材(後述)と、第2右外筒内に充填される第2右吸音材(後述)と、第2左外筒280内に充填される第2左吸音材(後述)とからなる。
第1外筒260は、車体幅方向に沿った左右に分岐している分岐部240と、この分岐部240の右端部に接続されている第1枝管90と、分岐部240の左端部に接続されている第2枝管250とを覆っている。また、第1外筒260は、車体幅方向右側に位置する右半体261と、この右半体261が嵌められ車体幅方向左側に位置する左半体262とからなる。
第2右外筒270は、第1枝管90の後端部に取付けられ第1インナーパイプ110の前端部を覆う右前カバー271と、右筒部139と、右後カバー141とからなる。
右半体261の前端穴263から分岐部240の湾曲部材264が差込まれ、この湾曲部材264の右接続穴265に短管266が溶接で接続される。右半体261の後端穴267から第1枝管90が挿入され、この第1枝管90の前端158が短管266の右後端穴268に差込まれる。右半体261内に第1吸音材174が充填される。
図14において、排気ガスは、矢印(11)のように第1枝管90へ流入し、次に矢印(12)のように前側右パンチング部183の穴189を通って第1吸音材174に流入する。排気の音響エネルギーが先ず第1吸音材174で吸収される。
加えて、排気管後部81(図4及び図13参照)は、実施例では緩衝器58(図4参照)の右側方に配置したが、緩衝器の左側方に配置してもよい。
Claims (8)
- 車体(20)に取付ける内燃機関(16)のシリンダヘッド(39)前部に接続され、前記車体(20)両側方のうち一方にて前記車体(20)後方に向けて延びる排気管(80)と、この排気管(80)の後部(81)に接続され排気ガスを通すためにパンチング加工を施しているインナーパイプ(110、120)と、このインナーパイプ(110、120)と前記排気管(80)の後部(81)とを覆う外筒(130)及び前記外筒(130)内に充填される吸音材(174、176、178)で構成する消音器(50A)と、を備える自動二輪車(10)の排気装置(40A)において、
前記排気管(80)は、前記後部(81)にて、前記車体に設ける緩衝器(58)の後方で車体幅方向に沿い左右に分岐されると共に、前記車体(20)両側方の一方に延びる第1枝管(90)及び前記緩衝器(58)とこの緩衝器(58)に連結される後輪(21)との間を通って前記車体(20)両側方の他方に延びる第2枝管(100)を有し、
前記インナーパイプは、前記第1枝管(90)に接続される第1インナーパイプ(110)と、前記第2枝管(100)に接続される第2インナーパイプ(120)とからなり、
外筒(130)は、前記排気管後部(81)の分岐部(82)より前側の前側管部(84)から、この前側管部(84)の後方に配置される前記分岐部(82)、前記第1枝管(90)及び前記第1インナーパイプ(110)、前記第2枝管(100)及び前記第2インナーパイプ(120)までを、平面視でU字形状に一体で覆うように形成されることを特徴とする自動二輪車の排気装置。 - 前記第1枝管(90)の直線部(163)及び前記第2枝管(100)の直線部(166)に、排気ガスが通る前側パンチング部(183、184)が付設され、前記第1枝管(90)の湾曲部(164)及び前記第2枝管(100)の湾曲部(169)に、前記前側パンチング部(183、184)が付設されないようにしたことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の排気装置。
- 前記第2枝管(100)及び前記第2インナーパイプ(120)は、前記第1枝管(90)及び前記第1インナーパイプ(110)よりも大径に形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動二輪車の排気装置。
- 前記外筒(130)は、前記前側管部(84)及び前記分岐部(82)及び前記第1枝管(90)及び前記第2枝管(100)を覆う第1外筒(133)と、この第1外筒(133)に着脱自在に設けられ前記第1インナーパイプ(110)及び前記第2インナーパイプ(120)を覆う左右一対の第2外筒(135、137)とで形成され、前記第1外筒(133)に、前記第2枝管(100)の直線部(166)に配置された前記前側パンチング部(184)を覆うメンテナンスリッド(145)が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の自動二輪車の排気装置。
- 前記第1枝管(90)及び前記第1インナーパイプ(110)は、この第1インナーパイプ(110)の後端となる第1排気口(177)に向かうにつれ径が小さくなり、前記第2枝管(100)及び前記第2インナーパイプ(120)は、この第2インナーパイプ(120)の後端となる第2排気口(179)に向かうにつれ径が小さくなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の自動二輪車の排気装置。
- 前記第1インナーパイプ(110)及び前記第2インナーパイプ(120)に、前記前側パンチング部(183、184)よりも後方に位置して排気ガスが通る後側パンチング部(185、187)が付設され、
前記前側パンチング部(183)の穴径(d5)は、前記後側パンチング部(185)の穴径(d6)より小さくしたことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項記載の自動二輪車の排気装置。 - 前記第1外筒(133)は、側面視で扁平形状に形成され、前記第1外筒(133)の上面部(86)及び下面部(87)は、後上がりに形成されることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項記載の自動二輪車の排気装置。
- 前記第1枝管(90)及び前記第2枝管(100)は、側面視でS字状に湾曲した後、後斜め上方に延ばされることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の自動二輪車の排気装置。
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