JP6306482B2 - 鞍乗型車両のレゾネータ取付構造 - Google Patents
鞍乗型車両のレゾネータ取付構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6306482B2 JP6306482B2 JP2014193107A JP2014193107A JP6306482B2 JP 6306482 B2 JP6306482 B2 JP 6306482B2 JP 2014193107 A JP2014193107 A JP 2014193107A JP 2014193107 A JP2014193107 A JP 2014193107A JP 6306482 B2 JP6306482 B2 JP 6306482B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust pipe
- resonator
- exhaust
- mounting structure
- seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
そこで、本願発明は、エンジン周りにスペースが少ない場合でも排気管にレゾネータをコンパクトに配置することを目的とする。
前記排気管は、左右に並んで2本設けられ、後輪の上方かつシートの下方をこのシート(38)の下面に沿って配置され、
前記レゾネータは前記2本の排気管の間に後面視で2本並んで配置されるとともに、
これらのレゾネータ(60・61)は、それぞれ前端部で前記各排気管(22・23)の一方へ連結され、この連結部から前記排気管に沿って後方へ向けて配置されていることを特徴とする。
前記レゾネータ(60・61)の下面は、前記排気管(22・23)の管下面より前記後輪28から離れるように扁平に配置されることを特徴とする。
前記排気管(22・23)は、前記シート(38)に沿って左右一方側から他方側上方に伸び、
前記レゾネータの後端部の後方で、かつ、前記リアカウルの立ち上がり部(53)下側で
交差するように配置したことを特徴とする。
また、レゾネータを排気管に沿わせる形で配置することで、シート下の空間を有効活用しつつ、容量の大きなレゾネータを配置することができる。そのうえ、後方排気管の排出口に向けて排気管に沿わせて設置しているため、車体中央部に配置しているサスペンション等のメンテナンス性も向上している。
図1は自動2輪車の側面図である。この自動2輪車は、車体フレーム10の前端部に設けたヘッドパイプ12にフロントフォーク14が回動自在に支持されている。
フロントフォーク14の下端部には前輪16が支持され、フロントフォーク14の上部に設けられたハンドル18により操向される。
車体フレーム10の上方にはエアクリーナ24と、燃料タンク25が支持される。
リアクッション30は上端が、左右のセンター部11の上端部間に架け渡されたクロスメンバ(図示省略)から後方へ突出するステー11aに支持され、下端部はリアスイングアーム26の前部下方に配置されたクッションリンク26aに支持され、上下方向へほぼ直立状に配置されている。
このシリンダヘッド21の背面に設けられた排気口21aより左排気管22及び右排気管23(図3参照)が左右横並びで後方へ延出している。但し、側面視では右排気管23は左排気管22の下側に重なっているため見えない。
左排気管22と横並び配置の後述する右排気管23も、同様に、シリンダヘッド21へ接続する右前部排気管41とその後端部へ接続する右後部排気管43で構成され、左サイレンサ44へ接続している(図3参照)。
なお、右排気管23も同様であって、右前部排気管41がシートサポートフレーム32の内側かつシート38の下方空間を通って斜め上がり後方へ延出し、シート38の後端部近傍にて右後部排気管43へ接続し、さらにこの右後部排気管43は後方へ延びてから、左後部排気管42と交差し、左サイレンサ44へ接続している(図3参照)。
リヤカウル52は横断面が下方へ開放された略コ字状をなし、前端部側は、燃料タンク25の側方を通ってメイン部10aまで延び、後方側はシート38の後端部から左後部排気管42のクロス部42a近傍まで延び、テール部54へ接続している。テール部54は左サイレンサ44の上部を覆う部品である。
シートサポートフレーム32は下部がリヤカウル52の下端から下方へ出て露出し、左前部排気管40の側方と重なっている。ただし、左前部排気管40も全体がシートサポートフレーム32は重ならず、一部は下方へ出ている。左後部排気管42も同様に一部がリヤカウル52が重なっており、他の部分は露出している。
リヤカウル52及び左排気管40は予め後輪28のサスペンションストロークを確保して配置されている。
テール部54は、左サイレンサ44の上面を覆い、左サイレンサ44の上部に溶接されたステー55により左サイレンサ44と連結されている。テール部54の前端はリヤカウル52の後端と接続して連結されている。
図3を参照し、排気部は、左排気管22及び右排気管23並びに左サイレンサ44及び右サイレンサ45さらに後述する左レゾネータ60,右レゾネータ61からなる部分の総称である。
図3は排気部の平面図であり、フロントカウル50、燃料タンク25及びリヤカウル52、テール部54を仮想線で示してある。
右排気管23は、右前部排気管41と右後部排気管43からなり、右後部排気管43は左サイレンサ44へ接続している。
ねじれるように湾曲して湾曲部42aをなし、ここで右側へ移り、右サイレンサ45へ接続している。
右後部排気管43は、後方へ向かって次第に管径を太くしつつ、立ち上がり部53部分でねじれて湾曲部43aをなし、ここで左側へ移り、左サイレンサ44へ接続している。
すなわち、湾曲部42aと湾曲部43aは上下に重なって絡み合うようにしてクロスして左右を入れ替えている。
右側の排気部と左側の排気部は、車体中心CLを挟んでほぼ左右対称に配置される(左後部排気管42、右後部排気管43部分を除く)。
この図に示すように、左レゾネータ60及び右レゾネータ61は、先端ジョイント42bより前方側において、側面視でほぼ左後部排気管42の後ろに隠される。
左レゾネータ60及び右レゾネータ61は、左後部排気管42と右後部排気管43の間へ収容可能となる。
この図に示すように、右前部排気管41は先端ジョイント部41aにおける排気下流側の屈曲部41cにて、車体中心と略平行するように曲がって直線部41dとなり、さらにその後端部が先端ジョイント43bに接続する後端41eとなる。
中間部61bは下側が上方へ凸の円弧により上下方向幅が狭くなるように変化して、後輪28のストロークを確保するための逃げ部を形成している。また、右レゾネータ61の下面を右前部排気管41の下面より上方に配置し、かつ扁平になっている。
の後端部が先端ジョイント43bに接続するジョイント部41eとなる。
左レゾネータ60は横断面形状を縦長の楕円形状(後端部を除く)とし、右前部排気管41との連結部から、後方の排出口(後端41e)に向けて、右前部排気管41に沿わせて後半側へ配置されている。このため、リアクッション30が配置されている右前部排気管41の前半側には配置されないようになっている。
また、左排気管22及び右排気管23の中間部からこれらに沿って後方の排出口に向けて設置しているため、各排気管の前方側には配置されず、その結果、車体中央部に配置されないので、この部分に配置されているリアクッション30等のメンテナンス空間を確保できるので、メンテナンス性を向上させることができる。
したがって、シート38の下の狭いスペースに高さを増やさず、かつ後輪28とのクリアランスを確保しつつ、サスペンションストロークを確保できる。
41の前半側には配置されないようになっている。
また、本願発明を適用する車両は、自動2輪車に限らず、各種の鞍乗り型車両が可能である。
Claims (5)
- エンジンから後方へ延出した排気管にレゾネータが連結され、このレゾネータと前記排気管が左右に並んで配置されている鞍乗り型車両のエンジン排気装置において、
前記排気管は、左右に並んで2本設けられ、後輪の上方かつシートの下方をこのシート(38)の下面に沿って配置され、
前記レゾネータは前記2本の排気管の間に後面視で2本並んで配置されるとともに、
これらのレゾネータ(60・61)は、それぞれ前端部で前記各排気管(22・23)の一方へ連結され、この連結部から前記排気管に沿って後方へ向けて配置されていることを特徴とする鞍乗り型車両のレゾネータ取付構造。 - 前記レゾネータ(60・61)の下面は、前記排気管(22・23)の管下面より前記後輪(28)から離れるように扁平に配置されることを特徴とする請求項1に記載した鞍乗り型車両のレゾネータ取付構造。
- 前記レゾネータ(60・61)は、側面視でリアカウル(52)の側面部と前記排気管(22・23)とで覆われる部分に配置することを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載した鞍乗り型車両のレゾネータ取付構造。
- 前記レゾネータ(60・61)の横断面は湾曲面によって形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載した鞍乗り型車両のレゾネータ取付構造。
- 前記リアカウル(52)は、前記シート(38)の後端より上方に伸びる立ち上がり部(53)が形成されており、
前記排気管(22・23)は、前記シート(38)に沿って左右一方側から他方側上方に伸び、
前記レゾネータの後端部の後方で、かつ、前記リアカウルの立ち上がり部(53)下側で
交差するように配置したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載した鞍乗り型車両のレゾネータ取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014193107A JP6306482B2 (ja) | 2014-09-22 | 2014-09-22 | 鞍乗型車両のレゾネータ取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014193107A JP6306482B2 (ja) | 2014-09-22 | 2014-09-22 | 鞍乗型車両のレゾネータ取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016065458A JP2016065458A (ja) | 2016-04-28 |
JP6306482B2 true JP6306482B2 (ja) | 2018-04-04 |
Family
ID=55805105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014193107A Active JP6306482B2 (ja) | 2014-09-22 | 2014-09-22 | 鞍乗型車両のレゾネータ取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6306482B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11332211B2 (en) | 2019-10-28 | 2022-05-17 | Zhejiang CFMOTO Power Co., Ltd. | Straddle-type vehicle |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6605424B2 (ja) | 2016-09-30 | 2019-11-13 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗り型車両 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49127624U (ja) * | 1973-02-23 | 1974-11-01 | ||
JPS5813059Y2 (ja) * | 1977-03-04 | 1983-03-14 | 川崎重工業株式会社 | オ−トバイのマフラ− |
JPS6398427U (ja) * | 1986-12-17 | 1988-06-25 | ||
JPH03182892A (ja) * | 1990-06-14 | 1991-08-08 | Honda Motor Co Ltd | 自動二輪車の排気管配設構造 |
JP2009287548A (ja) * | 2008-04-30 | 2009-12-10 | Yamaha Motor Co Ltd | 鞍乗型車両用の排気装置および鞍乗型車両 |
JP5789377B2 (ja) * | 2011-01-26 | 2015-10-07 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車の排気系構造 |
-
2014
- 2014-09-22 JP JP2014193107A patent/JP6306482B2/ja active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11332211B2 (en) | 2019-10-28 | 2022-05-17 | Zhejiang CFMOTO Power Co., Ltd. | Straddle-type vehicle |
US11919603B2 (en) | 2019-10-28 | 2024-03-05 | Zhejiang Cfmoto Power Co. Ltd. | Straddle-type vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016065458A (ja) | 2016-04-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4727503B2 (ja) | 排気管構造 | |
JP5345416B2 (ja) | 自動二輪車の消音管 | |
US7644800B2 (en) | Motorcycle exhaust structure | |
JP5406064B2 (ja) | 自動2輪車用排気装置 | |
JP6237472B2 (ja) | 車両の排気管構造 | |
JP4684916B2 (ja) | 車両の排気装置 | |
JP2013036422A (ja) | 内燃機関の排気管構造 | |
JP2005313671A (ja) | 自動二輪車の排気装置 | |
JP2010216340A (ja) | エンジンの排気装置 | |
JP5789377B2 (ja) | 自動二輪車の排気系構造 | |
JP6306482B2 (ja) | 鞍乗型車両のレゾネータ取付構造 | |
JP6256255B2 (ja) | 自動二輪車のマフラー構造 | |
JP2014145349A (ja) | 自動二輪車 | |
JP6122660B2 (ja) | 鞍乗り型車両の車体フレーム | |
JP6069232B2 (ja) | 小型車両のマフラー取付構造 | |
JP4726702B2 (ja) | 自動二輪車 | |
JP5674502B2 (ja) | 自動二輪車の排気装置 | |
JP3684234B2 (ja) | 自動2輪車の排気構造 | |
WO2016121264A1 (ja) | 排気装置 | |
JP2010174727A (ja) | 車両用マフラー | |
JP6695442B2 (ja) | 排気管 | |
JP5899017B2 (ja) | 自動二輪車の排気装置 | |
JP2008230491A (ja) | 自動二輪車 | |
JP6130262B2 (ja) | 自動二輪車の排気装置 | |
JP6458398B2 (ja) | 自動二輪車のマフラー構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161129 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170711 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170712 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170911 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180220 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180308 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6306482 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |