JP4726702B2 - 自動二輪車 - Google Patents
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Description
消音器の前端部は、排気バルブよりも前方に配置され、車体フレームと後輪を懸架するリヤスイングアームとの間に介在されるリヤクッションユニットを後輪の前方で長手方向を上下に指向させて配置し、消音器は、車体前方より、第1室、第2室及び第3室に区分され、排気管は第2室に接続されるとともに、車体フレームを側方から見たときに、排気バルブは、第1室と重なる位置に配置されていることを特徴とする。
従って、車両マスの集中化を図ることができる。
また、排気管は、消音器の第2室に接続されるとともに、排気バルブは、消音器の第1室と重なる位置に配置されているので、排気管全体の長さを抑制しながらも効率良く消音することができる。
さらにまた、排気バルブを消音器に近接させながらも、消音器の温度が最も高いところを避けて、排気バルブを配置することができる。
また、排気バルブの軸線は、バンク角を確保するために、車両前面視で、上外側に指向しているので、車両の低重心化を図ることができる。
また、消音器は、リヤクッションユニットの前方まで膨出して配置されているので、車両長手方向で、消音器を車両中心に近づけて配置することができる。消音器を車両の中心に近づけて配置するので、車両マスの一層の集中化を図ることができる。
さらにまた、排気バルブは、リヤクッションユニットの下方に配置されているので、車両の低重心化を図ることができる。
図1は本発明に係る自動二輪車の側面図であり、自動二輪車10は、車体フレーム11の前端部11aに設けられるヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12に回動可能に設けられる操舵ハンドル13と、この操舵ハンドル13に連結されるフロントフォーク14及び前輪15と、ヘッドパイプ12から車体の後方に延設されるメインフレーム16L、16R(図手前側の16Lのみ示す。)と、このメインフレーム16L、16Rに懸架されるエンジン17と、このエンジン17から延設される排気管18と、この排気管18に連結される消音器19と、メインフレーム16L、16Rの後部且つ下部に設けられるピボット軸21と、このピボット軸21を軸として後方に延設されるリヤスイングアーム22と、このリヤスイングアーム22と前記メインフレーム16L、16Rとの間にリンク機構23を介して設けられるリヤクッションユニット24と、リヤスイングアーム22の後端部に取り付けられる駆動輪としての後輪25と、メインフレーム16L、16Rの後端部より斜め上方に延設されるシートレール26L、26R(図手前側の26Lのみ示す。)と、を主要構成とする車両である。
エンジン17の本体は、クランクケース41と、このクランクケース41の上に設けられるシリンダブロック42と、このシリンダブロック42の上に設けられるシリンダヘッド43と、からなる直列横置きの水冷4気筒エンジンである。シリンダヘッド43の後側面には燃料供給装置44が配置され、シリンダヘッド43の前側面には排気管18が連結されている。45はシリンダヘッドカバーである。
メインフレーム16Rから後方にブラケット57が延出され、このブラケット57に消音器19のステー58が取り付けられている。
従って、車両マスの集中化を図ることができる。
ここで、消音器19は、車体フレーム11と後輪25を懸架するリヤスイングアーム22との間に介在させるリヤクッションユニット24の前方まで膨出して配置されている。
消音器19は車両の右側に配置されている。
消音器は、その内側の輪郭に屈曲部69を有するとともに膨出部70を有するので、消音器19の容量を確保しながら車両マスの集中化を図ることができる。
膨出部70に排気管18が連結されており、排気管18の開口部である排気ガス出口123に容量をもたせることができるので、排気抵抗を抑えることが可能となる。
図中、リヤクッションユニット24の軸線に平行な線77と排気バルブ61の軸線78に平行な線間のなす角度をθ1とし、リヤクッションユニット24の軸線に平行な線77と消音器19の軸線に平行な線79間のなす角度をθ2とするとき、これらの角度θ1、θ2をリヤクッションユニット24の軸線に平行な線77に対して左右に振り分けることにより、バンク角を確保できるとともに車両の低重心化を図ることができる。
なお、本実施例においては、θ2とθ1の絶対角度を概ね同一とし、最大バンク角よりやや小さくしている。これにより、バンク角の確保と低重心化がより容易になる。
ステー58は、前部ステー82と、この前部ステー82の後方に設けられる後部ステー83と、からなる。図中、85はO2センサーが取り付けられるジョイント部である。
消音器19は、本体部81と、この本体部81の内部を複数室に仕切る第1仕切板86と、この第1仕切板86の後方に配置される第2仕切板87と、この第2仕切板87の後方に配置される支持板88と、を備える。支持板88には開口90が備えられ、この開口90によって支持板88の前方の空間と後方の空間とが連通されている。
リリーフ弁99は、第2室92内の排気ガス圧力が所定以上の圧力となったときに、第2室92内の排気ガスを第3室93に逃がすために設けられる弁である。
また、排気バルブ61を消音器19に近接させながらも、消音器19の温度が最も高いところを避けて、排気バルブ61を配置することができる。
図3に戻って、導入排気管54が有する排気ガス出口123の内径は、導入排気管54の内径よりも大きく形成されており、排気ガスをスムーズに膨張させることができる。
リリーフ弁99は、第2仕切板87に開けた開口穴101に取り付けられており、ホルダ部材102と、このホルダ部材102に取り付けられるばね部材103と、このばね部材103とホルダ部材102間に配置される弁体104と、からなる。
図9は自動二輪車に備える排気系の作用図である。
(a)において、第2室92内の圧力が所定値に達しないときの作用図であり、導入排気管54から消音器19に流量A1で第2室92に流入した排気ガスは、第1内管94を通過して流量A1で第1室91に入り、第1室91から流量A2で第2内管95を通過するとともに流量A3で第3内管96を通過して、第3室93に入り、第3室93で混合される。ここで、流量の関係は、A1=A2+A3である。
ここで、流量の関係は、A2+A3=A4+A5である。
流量の関係は、A1=A11+A12である。
流量の関係は、A11=A21+A31である。
流量の関係は、A21+A31+A12=A4+A5である。
従って、車両マスの集中化を図ることができる。
Claims (4)
- 車体フレーム(11)に前輪(15)と後輪(25)とが設けられ、前記前輪(15)と前記後輪(25)との間にエンジン(17)が設けられ、このエンジン(17)から延設された排気管(18)に消音器(19)が設けられ、前記排気管(18)に前記エンジン(17)の排気ガスの流量を制御する排気バルブ(61)が設けられている自動二輪車であって、
前記消音器の前端部(19a)は、前記排気バルブ(61)よりも前方に配置され、
前記車体フレーム(11)と前記後輪(25)を懸架するリヤスイングアーム(22)との間に介在されるリヤクッションユニット(24)を前記後輪(25)の前方で長手方向を上下に指向させて配置し、
前記消音器(19)は、車体前方より、第1室(91)、第2室(92)及び第3室(93)に区分され、前記排気管(18)は前記第2室(92)に接続されるとともに、前記車体フレーム(11)を側方から見たときに、前記排気バルブ(61)は、前記第1室(91)と重なる位置に配置されていることを特徴とする自動二輪車。 - 車体フレーム(11)に前輪(15)と後輪(25)とが設けられ、前記前輪(15)と前記後輪(25)との間にエンジン(17)が設けられ、このエンジン(17)から延設された排気管(18)に消音器(19)が設けられ、前記排気管(18)に前記エンジン(17)の排気ガスの流量を制御する排気バルブ(61)が設けられている自動二輪車であって、
前記消音器の前端部(19a)は、前記排気バルブ(61)よりも前方に配置され、
前記車体フレーム(11)と前記後輪(25)を懸架するリヤスイングアーム(22)との間に介在されるリヤクッションユニット(24)を前記後輪(25)の前方で長手方向を上下に指向させて配置し、
前記排気バルブ(61)は、前記リヤクッションユニット(24)の下方で、且つ、車両前面視で、このリヤクッションユニット(24)の下方で、その外幅の延長線の範囲内に重なるように配置し、
前記排気バルブの軸線(78)は、バンク角を確保するために、車両前面視で、上外側に指向していることを特徴とする自動二輪車。 - 前記排気バルブ(61)は、前記車体フレーム(11)を側方から見たときに、前記消音器(19)と重なる位置に配置され、
前記消音器(19)は、前記リヤクッションユニット(24)の前方まで膨出して配置されており、
前記排気バルブ(61)は、前記リヤクッションユニット(24)の下方に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動二輪車。 - 車両前面視で、前記消音器の軸線(79)と前記リヤクッションユニットの軸線(77)とのなす角度(θ2)は、前記排気バルブの軸線(78)と前記リヤクッションユニットの軸線(77)とのなす角度(θ1)と略同一であり、これらの角度(θ1、θ2)は、各々、車両の最大バンク角より小さいことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の自動二輪車。
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