JP5567954B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

鞍乗り型車両 Download PDF

Info

Publication number
JP5567954B2
JP5567954B2 JP2010205714A JP2010205714A JP5567954B2 JP 5567954 B2 JP5567954 B2 JP 5567954B2 JP 2010205714 A JP2010205714 A JP 2010205714A JP 2010205714 A JP2010205714 A JP 2010205714A JP 5567954 B2 JP5567954 B2 JP 5567954B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
exhaust
muffler
crankcase
oil pan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010205714A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012062786A (ja
Inventor
健生 中澤
美名子 伏見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2010205714A priority Critical patent/JP5567954B2/ja
Publication of JP2012062786A publication Critical patent/JP2012062786A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5567954B2 publication Critical patent/JP5567954B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Exhaust Silencers (AREA)

Description

この発明は、自動2輪車等の鞍乗り型車両に係り、特に、クランクケース下方を通って後方に延びる排気管と、この排気管とクランクケース下方で接続されるマフラーとを備え、車体マスの集中化と排気管長の確保を行いながら、排気系部品のコストを下げるとともに、配置の自由度を高められるようにした排気系部品の配置構造に関する。
従来の自動2輪車における排気系部品の配置構造として、エンジンのシリンダが後傾して設け、この背面に開口する排気ポートに連結される排気管を、後方へ延出後、略180°屈曲させて前方斜め下がりに延ばし、クランクケースの前方へ出てから下方へ延ばし、さらに後方へ屈曲させてクランクケースのミッション部の下方に配置されたマフラーへ接続し、さらにマフラーへ入った排気をその後方に接続されたテールパイプから外気へ排出するようにした構造が開示されている。ここで、排気管は、車幅方向における中心(以下車体中心という)上に、車体中心と平行する配置になっている。
特開2009−162096号公報
上記従来例の構造によれば、マスの集中化と排気管長の確保を両立することができる。しかしながら、従来例では、テールパイプが排気管と別部品で、かつマフラーとほぼ同じ径を有しており大きいため、重量が増大し、コストが高くなる。
一方、従来例よりもコストを安くしたい場合は、排気管をテールパイプと一体化することが考えられるが、従来例構造では排気管が車体中心上に配されるため、マフラーを出た後のテールパイプは急に大きく屈曲させなければならず、出力の低下が懸念された。
そこで、本発明は、上記課題を解決するため、従来例同様にマスの集中化と排気管長の確保を行いながら、排気系部品のコストを下げるとともに、配置の自由度を高められるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため鞍乗り型車両の排気構造に係る請求項1の発明は、前後輪間にシリンダ(10)とクランクケース(9)を備えたエンジン(8)を配置し、前記シリンダ(10)に吸気系部品及び排気系部品をそれぞれ接続し、この排気系部品が前記シリンダ(10)前方から前記クランクケース(9)下方を通って後方に延びる排気管(19)と、この排気管(19)と前記クランクケース(9)下方で接続されるマフラー(20)とを備えた鞍乗り型車両において、
前記排気管(19)はその一部が前記マフラー(20)を貫通するインナーパイプ(60)をなし、
記マフラー(20)の排気下流側かつ前記インナーパイプ(60)の排気下流側端部が位置する車幅方向の一側に、排気を大気に放出するテールパイプ(21)が一体的に設けられるとともに、
前記インナーパイプ(60)は、直線状をなし、その軸線(L)が車幅方向の中心線(C)に対して排気上流側から排気下流側にかけて車幅方向の他側から前記一側へとわたるように斜めに配され、
前記インナーパイプ(60)の排気下流側端部と前記テールパイプ(21)の排気上流側端部とが接続し、
前記インナーパイプ(60)と前記テールパイプ(21)が連続する1本になり、
かつ、前記インナーパイプ(60)の排気下流側端部とこれに接続する前記テールパイプ(21)の排気上流側端部がそれぞれ前記マフラー(20)に対して傾斜していることを特徴とする。
請求項2の発明は上記請求項1において、前記排気管(19)の前記クランクケース(9)よりも下方、かつ前記マフラー(20)よりも排気上流部分が、前記車幅方向他側から一旦前記車幅方向一側へと配管された後、さらに前記車幅方向他側へと配管されることを特徴とする。
請求項3の発明は上記請求項1において、前記排気管(19)は前記クランクケース(9)前方で前記車幅方向他側に配管され、
前記鞍乗り型車両は車両の前方から側方にかけて覆う車体カバー(34)を備え、
前記クランクケース(9)前方下部にはオイルパン(9a)が下方に突出して設けられ、
このオイルパン(9a)の一側面に冷却フィン(84)が側方に延びるように突出形成され、
さらに、前記車体カバー(34)の前記オイルパン(9a)より前方の面に、走行風を導入する走行風導入口(90)が設けられ
この走行風導入口(90)は、正面視にて、前記冷却フィン(84)の少なくとも一部に重なることを特徴とする。
請求項4の発明は上記請求項3において、前記車体カバー(34)の前記走行風導入口(90)から前記オイルパン(9a)の冷却フィン(84)へ走行風を案内するダクト(36)が設けられることを特徴とする。
請求項5の発明は上記請求項1〜4のいずれかにおいて、前記マフラー(20)が、前記排気管の一部をなして前記マフラー内を貫通する部分であるインナーパイプ(60)の周囲を囲む部材であり、内部のインナーパイプ(60)と内外二重管構造をなすサイレンサーであって、車体中心(C)と平行に配置される筒状の本体部(70)と、その前端開口を覆うフロントキャップ部(71)と、後端開口を覆うエンドキャップ部(72)を備えることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、従来例同様にマスの集中化と排気管長の確保を行いながら、排気管(19)をテールパイプ(21)まで1本で構成することで、排気系部品のコストを下げるとともに、排気管(19)をテールパイプの出口(21a)側に寄せて配管することで、テールパイプ(21)の急な屈曲を緩和でき、出力の向上が図られるとともに配置の自由度を高めることができる。
請求項2に記載した発明によれば、マフラー(20)に接続する直前で排気管を車幅方向いずれか側へ向け、さらにその後他側へ向けたので、排気管長を可及的に長くすることができ、出力を向上することができる。
請求項3に記載した発明によれば、排気管(19)がクランクケース(9)の前方を車幅方向他側から配置され、車幅方向一側側にオイルパン(9a)の冷却フィン(84)が形成され、車体カバー(34)に冷却フィン(84)と走行風を流す走行風導入口(90)を設けたため、冷却フィンに、排気管に当たっ走行風をなるべく流さないことで、オイルパン(9a)をより効率よく冷却することも可能となる。
請求項4に記載した発明によれば、車体カバー(34)の走行風導入口(90)から冷却フィン(84)へ走行風を導くダクト(36)を設けることで、より冷却フィン(84)へと走行風を当てることが可能となり、冷却効率が向上する。
請求項5に記載した発明によれば、マフラー(20)は、インナーパイプ(60)と内外二重管構造のサイレンサーを構成するとともに、インナーパイプ(60)は排気管(19)の一部をなしてマフラー内を貫通し、マフラー(20)はインナーパイプ(60)と、その周囲を囲み、車体中心(C)と平行に配置される筒状の本体部(70)と、その前端開口を覆うフロントキャップ部(71)と、後端開口を覆うエンドキャップ部(72)を備えることにより、簡単な構成でサイレンサーを構成できる。
実施形態に係る自動2輪車の外観側面図 上記車両の要部左側面図 図2と同様部位の反対側を示す右側面図 エンジンの正面視を示す図 排気系部品の配置を示す車体の底面図 排気管の上部に係る側面視図 マフラーを中心とする排気系要部の一部を断面にした側面図 図7同様部位の一部を断面にした平面図 排気系後部(マフラー及びテールパイプ部分)の背面図 右ケースカバーの側面図 図10の11−11線断面図
以下、図面に基づいて一実施例を説明する。図1は本願発明が適用された鞍乗り型車両の一例である自動2輪車における車体カバーを装着した状態の外観左側面図、図2は車体カバー等の外観部品の一部を省略した車体要部の左側面図、図3は車体カバー等の外観部品の一部を仮想線にして示す車体要部の右側面図である。
これらの図において、1は前輪であり、フロントフォーク2を介してヘッドパイプ3へ回動自在に支持され、ハンドル4により操舵される。
ヘッドパイプ3は車体フレーム5の前端に設けられ、その後方へ斜め下がりに左右一対で延びるメインフレーム6の上には燃料タンク7が支持され、下方にはエンジン8が支持される。
エンジン8はクランクケース9と、その上に後傾したシリンダ10を備える。クランクケース9は前部下方が最も大きく下方へ突出するオイルパン9aをなし、その後方にミッション部9bが形成されている。ミッション部9bの下面における地上高はオイルパン9aよりも高くなっている。
ミッション部9bはクランクケース9のオイルパン9aよりも段差をなして高くなっており、その下方に比較的太径で大容量のマフラー20が位置している。
シリンダ10は後傾して燃料タンク7の下方に位置し、シリンダ10の上端部(ヘッドカバー)は燃料タンク7の底面へ接近している。
シリンダ10の前方には吸気ボックス11が位置する。吸気ボックス11はその前方に位置するラジエタ12とシリンダ10の間に挟まれ、かつ上端を燃料タンク7の底面に押さえられて固定されている。
吸気ボックス11の上部には吸気ダクト13が設けられ、その先端の導風口14はラジエタ12の上方から前方へ張り出し、ラジエタ12の前方から走行風を吸気ボックス11内へ取り込む。
ラジエタ12は車幅方向(左右方向)へ横断して配置され、左右方向中間部が最も後方へ突出する湾曲面をなし、上部をメインフレーム6に支持され、下部をクランクケース9の前面から突出するステー9cに支持されている。
吸気ボックス11内には公知のスロットルボディ(図示省略)が収容され、シリンダ10の前面に上向きに指向して形成された吸気ポート17へ接続し、スロットルボディを介して前方から吸気するようになっている。
スロットルボディには後述する燃料ポンプより燃料が供給され、吸気ポート17内へ電子制御により燃料噴射される。
シリンダ10の背面側には後方を指向する排気ポート18が設けられ、ここから排気管19により排出される。排気管19は第1屈曲部19aで排気ポート18から一度後方へ延出してから直後に略180°屈曲してクランクケース9の左側方を前方斜め下がりに横切って延び、第2屈曲部19bでクランクケース9の前方へ出てから下方へ曲がってその前面に沿って下方へ延び、さらに第3屈曲部19cで後方へ屈曲して、側面視でオイルパン9aの最も下方へ突出する先端部を巻くようにして、オイルパン9a後方に段差をなして上方に位置するクランクケース9の下方へ回り込み、ミッション部9bの下方に配置されたマフラー20へ接続する。
このように排気管19はシリンダ10及びクランクケース9に対して側面視で略S字状をなして巻き付くように形成され、マスの顕著な集中を図るとともに、シリンダ10の後傾と相まって出力向上に必要十分な排気管長を実現している。シリンダ10の後傾程度は必要とされる排気管長に応じて任意に定まるが、直立時と比べて後傾する程、排気管長を長くすることができる。
排気管19からマフラー20へ入った排気は、マフラー20の後方に接続されたテールパイプ21から外気へ排出される。テールパイプ21は車体右側へ略90°屈曲し、さらに上方へ曲がって立ち上がり、排気下流側先端の排気口21aはリヤアーム28及び後輪31の側方にて車体後方へ向かって開口している。
メインフレーム6の後端部6aは上下方向に延びるセンターフレーム22が接続され、その上端部から斜め上がり後方へ突出するステー23が設けられる。このステー23の上端からは、斜め上がり後方へ延出するシートレール24が設けられ、ここに燃料タンク7の後端部とシート25(図1)が支持される。符号26はステー23の下部とシートレール24を結ぶリヤステーである。センターフレーム22、ステー23、シートレール24及びリヤステー26は左右一対で設けられる。
センターフレーム22はクランクケース9の後部であるミッション部9bの後部に沿って斜め上下に延び、その上下方向中間部でピボット部27によりリヤアーム28の前端部が支持されている。リヤアーム28の前部は下部に設けられたリンク29を介してクッションユニット30によりステー23と連結される。ステー23はシートレール24を支持するとともにクッションユニット30の支持部材でもある。
リヤアーム28の後端部には後輪31が支持され、エンジン8によりチェーン駆動される。
車体は車体カバーで覆われる。図1及び3に示すように、車体カバーは、ヘッドパイプ3の前方からラジエタ12、吸気ボックス11及びシリンダ10の側方を覆う上部カバー33と、ラジエタ12より下方となるエンジン8の下部側面を覆う下部カバー34を備える。上部カバー33と下部カバー34は車体側面で、前方へ斜め下がりの分割ラインで上下に分割されている。
下部カバー34は排気管19の第2屈曲部19b近傍部より下方の排気系部品を覆う。下部カバー34の前部には、前面から後方のオイルパン9a近傍部まで延びるオイル冷却用ダクト36が一体に設けられ、下部カバー34の前面に形成された開口から走行風を取り込んでオイルパン9aへ導くことによりオイルを冷却するようになっている。
下部カバー34の後端部は後輪31の側面へ重なる程度に延出する延出部35を備える。延出部35の上方にはステップ37が位置する。ステップ37はセンターフレーム22から後方へ略V字状をなして突出するステップホルダ38の後端部に設けられている。
ステップ37の下方かつ後方に排気口21aが位置し、排気口21aは後方へ外側方かつ斜め上向きを指向して開口している。この延出部35に前部側を覆われたテールパイプ21は略クランク状に曲がって、後端部(上端部)は延出部35より上方へ延び出して後輪31及びリヤアーム28の側面に重なる位置で後方へ屈曲し、ここから排気が後方へ排出される(図3参照)。
このように、図2及び図5に示す如く、シリンダ10を後傾させ、シリンダ10の後方へ出した排気管19を曲がり返してシリンダ10の左側方を斜めに前方下方へ横切らせ、その後、シリンダ10の前方で下方へ曲げ、さらにクランクケース9の前部に下方へ突出するオイルパン9aを巻くように曲げて、クランクケース9のミッション部9b下方に配置されたマフラー20へ接続したので、排気管19を後傾したシリンダ10へ巻き付けるように配置することでマスの集中を図ることができ、マフラー20のクランクケース下方配置により低重心化できる。しかも、マフラー20をクランクケース9のミッション部9b下方へ配置することで懸念される排気管長を、シリンダ10の後傾並びにシリンダ10及びクランクケース9へ巻き付くような排気管19の配置により、上記懸念を払拭して、必要十分な長さを確保でき、エンジンの出力を向上させることができる。
さらに、図2に示すように、エンジン8のクランクケース9下方にオイルパン9aを設け、このオイルパン9aをその後方側のクランクケース下部部分であるミッション部9bよりも下方へ突出させたので、オイルパン9aの後方から後輪31の間においてミッション部9b下方にマフラー20を配置する空間を確保してここにマフラー20を配置できる。したがって、エンジン8の最も低い位置へマフラー20を配置することにより、低重心化を図ることができるとともに、エンジン8の重心が位置するクランクケース9の略中央部近くへマフラー20を近接配置できるのでマスの集中化を図ることができる。
以下、排気系、特に排気管及びマフラーについて詳細に説明する。まず、図1〜3において、排気ポート18は、車体中心近傍に位置し、第1屈曲部19aから第2屈曲部19b間は後方かつ前方へ向かって次第に外側方(左方)へ張り出し、第2屈曲部19bから車幅方向の中心である車体中心(図4参照)へ向かって曲がり、第3屈曲部19cは車体中心上に位置し、その後車体中心に沿って、かつ車体中心上に位置するマフラー20に接続する。
排気管19は第1屈曲部19aがシリンダ10の背面とクランクケース9のミッション部9b上面との間に形成される空間内で湾曲し、エンジン8の側面をシリンダ10とクランクケース9の接続部に沿って前方に延び、第2屈曲部19bにてラジエタ12の下端とオイルパン9aの前方下部との間に形成される空間内へ入り、第3屈曲部19cでクランクケース9の下方へ入り込んでおり、各部品間に形成される間隙を利用して配設されている。
第1屈曲部19aは平面視並びに側面視で略U字状をなして3次元形状に曲がるとともに、シリンダ10の側面へ回り込んだ19eでそれ以降の第2屈曲部19bへ向かう部分がシリンダ10の側面へ沿うようになっており、この屈曲部19eも第1屈曲部19aの一部とする。
排気管19の排気ポート18へ接続する排気上流側端部19dは、車体中心近傍(若干右側へ寄っている)に位置し、第1屈曲部19aから第2屈曲部19b間は後方かつ前方へ向かって次第に外側方(左方)へ張り出し、第2屈曲部19bから車体中心へ向かって曲がり、第3屈曲部19cは車体中心上に位置し、その後車体中心に沿って、マフラー20に接続する。
排気管19は第1屈曲部19aがシリンダ10の背面とクランクケース9のミッション部9b上面との間に形成される空間内で湾曲し、エンジン8の側面をシリンダ10とクランクケース9の接続部に沿って前方に延び、第2屈曲部19bにてラジエタ12の下端とオイルパン9aの前方下部との間に形成される空間内へ入り、第3屈曲部19cでクランクケース9の下方へ入り込んでおり、各部品間に形成される間隙を利用して配設されている。
図4はクランクケース9及び排気系部分を車体前方から示す図である。
第2屈曲部19bはクランクケース9の左側における最大側方突出部よりもさらに外側方へ張り出して位置する。第2屈曲部19bから第3屈曲部19cにかけての部分は、ほぼ直線状に車体中心C側へ向かって、上方の第2屈曲部19bから下方の第3屈曲部19cへ斜めに配置され、第3屈曲部19c及びマフラー20は車体中心C上に位置する。この傾斜は、ほぼ下部カバー34の側面傾斜に近いものになっている。
排気管19は第1屈曲部19aから第2屈曲部19bまでの排気上流側部分である上部40と、第2屈曲部19bからマフラー20までの排気下流側部分である前部50と、その排気下流側をなすとともにマフラー20を貫通するインナーパイプ60と、さらにその排気下流側に接続されたテールパイプ21とに分割されている。
上部40と前部50は第2屈曲部19b近傍にて着脱自在に接続されている。このように第2屈曲部19bの近傍かつ第1屈曲部19a側で分割することにより、排気管19が屈曲の多い構造を採用したにもかかわらず、ほぼ逆方向へ曲がる曲がりがきつい部分である上部40と前部50をそれぞれ別個に製造できるので、これらの排気管各部を製造容易とし、さらに第1屈曲部19aから第2屈曲部19b間における略直線部で接続するので組立も容易になり、組付け性が向上する。
前部50とインナーパイプ60及びテールパイプ21はそれぞれ溶接にて一体化されている。このように、排気管19をマフラー20のインナーパイプ60及びテールパイプ21まで連続して1本で構成すると、排気系部品のコストを下げることができる。
図5は排気系部分を主とする車体要部の底面図である。マフラー20はインナーパイプ60の回りを囲む筒状部材であって、インナーパイプ60とともに内外二重管構造をなすサイレンサであり、その軸線を車体中心Cと一致させて、車体の底部中央に前後方向へ長く配置されている。マフラー20の後方には後輪31が位置する。この後輪31は車体中心C上にあり、かつ前端がマフラー20の後端部及びテールパイプ21に近接している。
一方、排気管19は前部50が、第3屈曲部19cにて第4パイプ54の排気下流側部分がクランクケース9の底部及びオイルパン9aに重なり、この部分と第5パイプ55がほぼ車体中心Cに重なるように後方へ延びてマフラー20を貫通し、マフラー20の後方にてテールパイプ21に接続する。
インナーパイプ60は底面視(平面視)で直線状をなし、車体中心Cに対して斜めに交差している。すなわち排気上流側端部はほぼ車体中心C上にあり、排気下流側はここから車幅方向一側(本実施形態では車体側)向かって斜めに延びる。以下、一側及び他側を実施形態に即して表現すると、排気下流側端部は車体中心Cから右側へずれて位置し、インナーパイプ60の軸線Lは車体中心Cに対してθなる傾きをなす。この傾きθは仕様等により任意に設定できる。
この底面視(平面視)にて、テールパイプ21は車体中心C近傍から右方向へ湾曲して後方へ延び、リヤアーム28の右側方へ出たところで後方へ屈曲し直している。このときテールパイプ21の後述する溶接ライン65近傍部が後輪31の前端部に重なって見えるが、図2、3に明らかなように、この溶接ライン65近傍部は後輪31の下方に位置するため干渉しない。換言すれば、このように後輪31と近接する位置にテールパイプ21を配管することができるようになっている。
また、テールパイプ21の接続するインナーパイプ60の排気下流側端部が車体中心Cより右側へずれて、テールパイプ21の出口である排気口21a側に寄せて配管してあるため、マフラー20の後端部と後輪31の間隔が短く、テールパイプ21を急に曲げる必要がある場合でも、テールパイプ21の急な屈曲を緩和でき、比較的緩やかに曲げることができるので、排気をスムーズにしてエンジンの出力の向上を図ることができるとともに、テールパイプ21を狭い範囲で無理矢理屈曲させずに余裕を持って配置できるので、テールパイプ21の配置における自由度を高めることができる。
さらに、排気管19のクランクケース底部及びオイルパン9aに重なる部分は車体中心Cに対して湾曲してインナーパイプ60へ接続している。すなわち、第4パイプ54は右側へ湾曲し、第5パイプ55が逆に左側へ湾曲し直してからインナーパイプ60へ接続する。
このようにすれば、マフラー20に接続する直前で排気管長を可及的に長くすることができる。
以下、図6〜8により排気管19の構成各部についてさらに詳細を説明する。排気管19は複数に分割された金属パイプを接続して組み立てられたものである。
図6は上部40を示し、Aは側面視、Bは平面視である。上部40は、排気上流側から順に、第1パイプ41,第2パイプ42及び第3パイプ43の3部分で構成され、各部分を接続して溶接により一体化されている。
第1パイプ41には排気ポート18との接続端19d近傍に取付フランジ44が設けられている。第1パイプ41は図6のBに示すように略半円状に後方へ凸に湾曲し、図6のAに示すように側面視で第1パイプ41の排気下流側端部は取付フランジ44近傍に重なる位置まで曲がり返している。第1パイプ41の排気下流側端部は外開き方向かつ斜め下向きに延びる。
第2パイプ42は比較的短いパイプであり、排気上流側及び排気下流側の両端が第1パイプ41の排気下流側端部と、第3パイプ43の排気上流側端部とに重なり、溶接で一体化される。46,47は溶接ラインである。
第3パイプ43は排気上流側端部が屈曲部19eをなし、ここから排気上流側が内側かつ斜め上方へ屈曲し、第2パイプ42の排気下流側端部と接続して溶接される。屈曲部19eは第1屈曲部19aの一部をなし、ここより排気下流側は、ほぼストレートに斜め下がりに前方かつ若干外側へ開いて延びている。
このように、第1パイプ41,第2パイプ42,第3パイプ43との3分割構造にすることにより、比較的屈曲の強いパイプ形状の上部40を構成できる。48は第3パイプ43の側面に設けられた接続部はバネで引っ張るためのバネ掛け用フックである。
図7は前部50並びにマフラー20、インナーパイプ60及びテールパイプ21についての側面図であり、マフラー20部分を断面にしてある。図8はその平面図であり、やはりマフラー20部分を断面にしてある。図9はマフラー20及びテールパイプ21部分の後方視を示す。
前部50は排気上流側から順に、第1パイプ51,第2パイプ52,第3パイプ53,第4パイプ54及び第5パイプ55に分割構成され、各部分を接続して溶接により一体化されている。56、57、58、59は溶接ラインである。
第1パイプ51は上部40における第3パイプ43の排気下流側端部が差し込み接続される部分である。第1パイプ51の排気下流側端部は第2パイプ52の排気上流側端部に重なり溶接一体化されている。
第2パイプ52は第2屈曲部19bにて側面視略くの字状に曲がり(図7)、平面視では第2屈曲部19bの排気下流側にて、第3パイプ53の排気上流側端部と溶接される。
52aは引っ張りスプリング係止用フックである。また、第3パイプ53の溶接ライン58近傍にはブラケット53aが設けられ、クランクケースから突出するステー9cに設けられたステー9dへ防振支持されている(図4参照)。
第3パイプ53は排気下流側へ次第に径が太くなるテーパー状のストレート管として形成され、側面視で上下方向、平面視で排気下流側が車体内方となるよう斜めに配置され、排気下流側端部は第4パイプ54の排気上流側端部へ溶接される。
第4パイプ54は第3屈曲部19cにおいて、側面視で上方から後方へ向くように湾曲し、平面視で外側方から内方へ向かって横向きに延びた状態から後方へ向くよう湾曲する。このとき、第3屈曲部19cより排気下流側ではさらに緩やかに平面視で車体右側へ凸に湾曲し、排気下流側端部が第5パイプ55の排気上流側端部へ溶接される。
第5パイプ55は平面視で車体左側へ凸に湾曲し、前端部(排気上流側端部)が第4パイプ54の後端部(排気下流側端部)と溶接される。後端部(排気下流側端部)はマフラー20のインナーパイプ60へ接続される。
このように、前部50を第1パイプ51〜第5パイプ55に分割構成することにより、第2屈曲部19b,第3屈曲部19cを含む複雑形状を容易に実現できる。
インナーパイプ60は、マフラー20の内部を前後方向に貫通するパイプ部材であり、直線状をなしてマフラー20の内部へ収容される部分であり、パンチング加工された板材を管状に巻いて、さらにその外側に金属メッシュを巻き付けて形成される。
前端部(排気上流側端部)にはカラー61が外嵌され、このカラー61の前端側に第5パイプ55の後端を嵌合して溶接することによりインナーパイプ60が前部50側と連結一体化される。
インナーパイプ60の後端部(排気下流側端部)にはカラー62が外嵌され、このカラー62の後端側にテールパイプ21の前端部(排気上流側端部)を嵌合して溶接することによりテールパイプ21とインナーパイプ60が連結一体化される。
テールパイプ21は前側パイプ63と後側パイプ64に分割され、溶接により一体化されている65は溶接ラインである。
前側パイプ63はマフラー20から後方へ延出してテールパイプ21の前半部を構成する部分であり、平面視で車体左側へ凸、かつ側面視で下方へ凸に湾曲し、排気下流側端部が後側パイプ64の排気上流側端部と溶接される。
前端部(排気上流側端部)はカラー62へ嵌合されて溶接される。
後側パイプ64はテールパイプ21の後半部を構成し、前側パイプ63と共に連続するテールパイプ21を構成する。
図9の後方視にも明らかなように、後側パイプ64の排気上流側端部は車体中心方向へ湾曲して前側パイプ63を介してマフラー20の後端部へ接続し、中間部は車体右側へ斜め上がりに延びるとともに、平面視で車体右側へ凸、かつ側面視で方へ凸に湾曲し、排気下流側端部が斜め後方を指向して開口する排気口21aをなしている。
マフラー20は、インナーパイプ60の周囲を囲む筒状の部材であり、内部のインナーパイプ60と内外二重管構造をなすサイレンサーであって、図8に示すように、車体中心Cと平行な本体部70と、その前端開口を覆うフロントキャップ部71と、後端開口を覆うエンドキャップ部72を備える。符号73は、本体部70の外周へ溶接されたステーであり、これをセンターフレーム下端部へ取付けることにより、マフラー20を車体へ支持させるようになっている。
フロントキャップ部71はコーン状をなし、前方へ突出する先端中央部に設けられた貫通穴にカラー61が貫通して溶接一体化されている。カラー61にインナーパイプ60の前端部を嵌合することにより、インナーパイプ60の前端部がカラー61を介してフロントキャップ部71に支持される。フロントキャップ部71の後端部は本体部70の前端部外周に嵌合され、リベット74で固着されている。
エンドキャップ部72もコーン状をなし、後方へ突出する先端中央部に設けられた貫通穴にカラー62が貫通して溶接一体化されている。カラー62にインナーパイプ60の後端部を嵌合することにより、インナーパイプ60の後端部がカラー62を介してエンドキャップ部72に支持される。エンドキャップ部72の前端部は本体部70の後端部外周に嵌合され、リベット74で固着されている。
マフラー20の本体部70とインナーパイプ60との間に形成される空間は膨張室75をなし、ここにグラスウール等公知の吸音材76が充填されている。前部50側からインナーパイプ60へ入った排気は、外周部に形成されたパンチ穴から金属メッシュ及び吸音材76を通過して膨張室75内へ膨張することにより、排気騒音を十分に低減させてからテールパイプ21を通って車外へ排出される。
なお、図9に示すように、例えば、十文字状等の放射状に配置された帯状の支持部材77によりカラー62は傾かないようにエンドキャップ部72へ確実に支持されている。カラー61側も同様である。
また、本体部70は横断面が上下方向に扁平をなす楕円形状に形成され、大容量を確保できかつ最低地上高を確保するようになっている。
図10はクランクケース9の右ケース80を車体右側から示す図であり、図11は図10の11−11線断面図である。これらの図において、右ケース80の前部には底部から下方へ突出するオイルパン部81が一体に設けられている。このオイルパン部81は側面視で略直角三角形状をなし、側面視における前辺相当部82は略垂直に下方へ延びる。後方側の斜辺相当部83は斜め後方上がりに傾斜し、背面壁9e(図2、3)を構成する。
オイルパン部81のいずれか一側面(本実施形態では右側面)から一体に多数の冷却フィン84が側方へ突出形成されている。
図11に明らかなように、オイルパン部81における割り面85をなす左側面と冷却フィン84が設けられている右側面(フィンを除く)間における最大幅aに対して、冷却フィン84の突出長さbが同程度の長さになっており、大きな冷却フィン84を設けることによってオイルパン9aの冷却効率を高めるようになっている。
再び図4において、クランクケース9は割り面85にて右ケース80と左ケース86に左右分割されている。割り面85は車体の車幅方向における中間線である車体中心線Cに平行し、若干車体右側へ偏って位置する。割り面85に沿う分割線で右ケース80と左ケース86が合わさり、右ケース80側からボルト87で締結一体化される。このとき、左右のオイルパン部81及び88が合わさってオイルパン9aをなす。
左側のオイルパン部88は左ケース86の前側下部へ一体に形成され、正面視で略長方形をなす大容量部分であり、外側の面が第3パイプ53の溶接ライン58と交差する位置まで外方へ張り出して、オイルパン9aの容量主体部になっている。
一方、右側のオイルパン部81は扁平であり、車体中心線Cから、ボルト87で締結される右ケース80は左ケース86の各ボス部89a及び89bの合計長さ程度車体右側へ出ているだけであり、右側のオイルパン部81はオイルパン9aの蓋及び空冷冷却部として主体的に機能する。
さらに、下部カバー34の前面下部に形成された開口である走行風導入口90が正面視で冷却フィン84の少なくとも一部と重なる位置に形成されている。
走行風導入口90は長穴状をなし、下部は右側のオイルパン部81の下端部近傍で溶接ライン59より上方にて前部50と重ならない位置にあり、上端側は車体右側外方へ向かって斜め上がりに形成され、オイルパン部81の概ね下部カバー34の右側面側輪郭並びにテールパイプ21の傾斜部に平行するとともに、上端部はオイルパン部81よりも上方のラジエタ12の下端近傍まで達し、ほぼ前部の冷却フィン84に重なっている。
また、右ケース80のオイルパン部81よりも上方で右側方へ張り出す上部80aの下方かつオイルパン部81の右側方には空間91が形成され、この空間91に冷却フィン84が突出するとともに、この空間91内に走行風導入口90から一体に後方へ延びるオイル冷却用ダクト36が配置され、このオイル冷却用ダクト36の後端部はオイルパン部81の前部近傍に開口している(図3参照)。
オイル冷却用ダクト36は、車幅方向と平行に切った横断面における通路断面形状がほぼ走行風導入口90の形状をなす筒状部材であり、走行風導入口90から取り込んだ走行風をオイル冷却用ダクト36の後端開口からほぼ全部の冷却フィン84へ流すことによりオイルパン9aを空冷して内部のオイルを効率的に冷却する。
空間91は右側から下方にかけて下部カバー34の側面で閉じられる。また、この下部カバー34の側面に沿ってテールパイプ21が斜めに配置されている。正面視にて走行風導入口90の下端部がマフラー20及びテールパイプ21と部分的に重なっているが、これらはオイルパン9aの後方に位置するため、これらと関係なく冷却風をオイルパン9aへ導くことができる。
また、空間91は後方へ開放されており、この上に走行風導入口90が重なっているから、走行風導入口90から入った走行風を空間91より車体後方へ通過させることができるので、走行風の通り抜け性を向上させて、オイルパン9aのみならず周囲のクランクケース9やマフラー20及びテールパイプ21も効率的に冷却させることができる。
なお、本願の発明は、自動2輪車のみならず、4輪バギー車のような鞍乗り型車両にも適用できる。
また、テールパイプ21の出口である排気口21aを設ける位置は、車体の右側又は左側のいずれでもよい。
8:エンジン、9:クランクケース、9a:オイルパン、9b:ミッション部、19:排気管、19a:第1屈曲部、19b:第2屈曲部、19c:第3屈曲部、20:マフラー、21:テールパイプ、34:下部車体カバー、31:後輪、36:ダクト、40:上部、50:前部、60:インナーパイプ、70:マフラーの本体部、84:冷却フィン、90:走行風導入口
本発明は、自動2輪車用や4輪バギー車のような鞍乗り型車両における排気系の配置に好適である。

Claims (5)

  1. 前後輪間にシリンダ(10)とクランクケース(9)を備えたエンジン(8)を配置し、前記シリンダ(10)に吸気系部品及び排気系部品をそれぞれ接続し、この排気系部品が前記シリンダ(10)前方から前記クランクケース(9)下方を通って後方に延びる排気管(19)と、この排気管(19)と前記クランクケース(9)下方で接続されるマフラー(20)とを備えた鞍乗り型車両において、
    前記排気管(19)はその一部が前記マフラー(20)を貫通するインナーパイプ(60)をなし、
    記マフラー(20)の排気下流側かつ前記インナーパイプ(60)の排気下流側端部が位置する車幅方向の一側に、排気を大気に放出するテールパイプ(21)が一体的に設けられるとともに、
    前記インナーパイプ(60)は、直線状をなし、その軸線(L)が車幅方向の中心線(C)に対して排気上流側から排気下流側にかけて車幅方向の他側から前記一側へとわたるように斜めに配され、
    前記インナーパイプ(60)の排気下流側端部と前記テールパイプ(21)の排気上流側端部とが接続し、
    前記インナーパイプ(60)と前記テールパイプ(21)が連続する1本になり、
    かつ、前記インナーパイプ(60)の排気下流側端部とこれに接続する前記テールパイプ(21)の排気上流側端部がそれぞれ前記マフラー(20)に対して傾斜していることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記排気管(19)の前記クランクケース(9)よりも下方、かつ前記マフラー(20)よりも排気上流部分が、前記車幅方向他側から一旦前記車幅方向一側へと配管された後、さらに前記車幅方向他側へと配管されることを特徴とする請求項1に記載した鞍乗り型車両。
  3. 前記排気管(19)は前記クランクケース(9)前方で前記車幅方向他側に配管され、
    前記鞍乗り型車両は車両の前方から側方にかけてを覆う車体カバー(34)を備え、
    前記クランクケース(9)前方下部にはオイルパン(9a)が下方に突出して設けられ、
    このオイルパン(9a)の一側面に冷却フィン(84)が側方に延びるように突出形成され、
    さらに、前記車体カバー(34)の前記オイルパン(9a)より前方の面に、走行風を導入する走行風導入口(90)が設けられ
    この走行風導入口(90)は、正面視にて、前記冷却フィン(84)の少なくとも一部に重なることを特徴とする請求項1に記載した鞍乗り型車両。
  4. 前記車体カバー(34)の前記走行風導入口(90)から前記オイルパン(9a)の冷却フィン(84)へ走行風を案内するダクト(36)が設けられることを特徴とする請求項3に記載した鞍乗り型車両。
  5. 前記マフラー(20)は、前記排気管の一部をなして前記マフラー内を貫通する部分であるインナーパイプ(60)の周囲を囲む部材であり、内部のインナーパイプ(60)と内外二重管構造をなすサイレンサーであって、車体中心(C)と平行に配置される筒状の本体部(70)と、その前端開口を覆うフロントキャップ部(71)と、後端開口を覆うエンドキャップ部(72)を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載した鞍乗り型車両。
JP2010205714A 2010-09-14 2010-09-14 鞍乗り型車両 Active JP5567954B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010205714A JP5567954B2 (ja) 2010-09-14 2010-09-14 鞍乗り型車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010205714A JP5567954B2 (ja) 2010-09-14 2010-09-14 鞍乗り型車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012062786A JP2012062786A (ja) 2012-03-29
JP5567954B2 true JP5567954B2 (ja) 2014-08-06

Family

ID=46058753

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010205714A Active JP5567954B2 (ja) 2010-09-14 2010-09-14 鞍乗り型車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5567954B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6237472B2 (ja) * 2014-05-28 2017-11-29 スズキ株式会社 車両の排気管構造
DE102016108501A1 (de) * 2016-05-09 2017-11-09 Eberspächer Exhaust Technology GmbH & Co. KG Abgasschalldämpfer zum Längseinbau in ein Fahrzeug

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01173330U (ja) * 1988-05-19 1989-12-08
JPH0523927Y2 (ja) * 1988-09-02 1993-06-18
JPH075225Y2 (ja) * 1989-12-27 1995-02-08 純一郎 森田 消音器
JP3333141B2 (ja) * 1998-11-02 2002-10-07 株式会社三五 消音器の製造方法
JP2000248920A (ja) * 1999-02-24 2000-09-12 Arugo Kenkyusho:Kk 自動車用消音装置
JP4627690B2 (ja) * 2005-06-27 2011-02-09 川崎重工業株式会社 車両の排気装置とこれを備えた自動二輪車
JP4579127B2 (ja) * 2005-10-25 2010-11-10 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両のエンジン冷却構造
JP4583439B2 (ja) * 2007-12-30 2010-11-17 本田技研工業株式会社 自動2輪車
JP2009162029A (ja) * 2008-01-10 2009-07-23 Mitsumachi Reiko 擁壁

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012062786A (ja) 2012-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4429826B2 (ja) マフラー装置
JP5093668B2 (ja) 自動二輪車の排気構造
JP4684916B2 (ja) 車両の排気装置
JP2006281913A (ja) 車体フレーム構造
JP4785557B2 (ja) 自動2輪車の排気構造
JP2008222078A (ja) 自動二輪車
US20100101886A1 (en) Exhaust system for motorcycle
JP5813737B2 (ja) 鞍乗り型車両の車体フレーム構造
US8701823B2 (en) Exhaust system for motorcycle
JP6665142B2 (ja) 鞍乗型車両の排気装置
US8256564B2 (en) Vehicle and vehicle exhaust pipe
JP4583439B2 (ja) 自動2輪車
JP5460376B2 (ja) 鞍乗型車両
JP5567954B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP5396152B2 (ja) 自動二輪車
CN101314390B (zh) 摩托车排气系统
JP5674502B2 (ja) 自動二輪車の排気装置
WO2020161904A1 (ja) 鞍乗り型車両の整流構造
JP6069232B2 (ja) 小型車両のマフラー取付構造
JP6612304B2 (ja) 鞍乗型車両
JP4520404B2 (ja) 自動二輪車の2次空気供給装置
WO2022210876A1 (ja) マフラー装置
JP6130262B2 (ja) 自動二輪車の排気装置
JP7258173B2 (ja) 鞍乗り型車両の消音器構造
JP6094904B2 (ja) 自動二輪車

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121127

A977 Report on retrieval

Effective date: 20130930

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20131008

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20140527

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20140620

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Country of ref document: JP

Ref document number: 5567954