JP5567954B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents
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Description
一方、従来例よりもコストを安くしたい場合は、排気管をテールパイプと一体化することが考えられるが、従来例構造では排気管が車体中心上に配されるため、マフラーを出た後のテールパイプは急に大きく屈曲させなければならず、出力の低下が懸念された。
そこで、本発明は、上記課題を解決するため、従来例同様にマスの集中化と排気管長の確保を行いながら、排気系部品のコストを下げるとともに、配置の自由度を高められるようにすることを目的とする。
前記排気管(19)はその一部が前記マフラー(20)を貫通するインナーパイプ(60)をなし、
前記マフラー(20)の排気下流側かつ前記インナーパイプ(60)の排気下流側端部が位置する車幅方向の一側に、排気を大気に放出するテールパイプ(21)が一体的に設けられるとともに、
前記インナーパイプ(60)は、直線状をなし、その軸線(L)が車幅方向の中心線(C)に対して排気上流側から排気下流側にかけて車幅方向の他側から前記一側へとわたるように斜めに配され、
前記インナーパイプ(60)の排気下流側端部と前記テールパイプ(21)の排気上流側端部とが接続し、
前記インナーパイプ(60)と前記テールパイプ(21)が連続する1本になり、
かつ、前記インナーパイプ(60)の排気下流側端部とこれに接続する前記テールパイプ(21)の排気上流側端部がそれぞれ前記マフラー(20)に対して傾斜していることを特徴とする。
前記鞍乗り型車両は車両の前方から側方にかけて覆う車体カバー(34)を備え、
前記クランクケース(9)前方下部にはオイルパン(9a)が下方に突出して設けられ、
このオイルパン(9a)の一側面に冷却フィン(84)が側方に延びるように突出形成され、
さらに、前記車体カバー(34)の前記オイルパン(9a)より前方の面に、走行風を導入する走行風導入口(90)が設けられ、
この走行風導入口(90)は、正面視にて、前記冷却フィン(84)の少なくとも一部に重なることを特徴とする。
これらの図において、1は前輪であり、フロントフォーク2を介してヘッドパイプ3へ回動自在に支持され、ハンドル4により操舵される。
ミッション部9bはクランクケース9のオイルパン9aよりも段差をなして高くなっており、その下方に比較的太径で大容量のマフラー20が位置している。
シリンダ10の前方には吸気ボックス11が位置する。吸気ボックス11はその前方に位置するラジエタ12とシリンダ10の間に挟まれ、かつ上端を燃料タンク7の底面に押さえられて固定されている。
スロットルボディには後述する燃料ポンプより燃料が供給され、吸気ポート17内へ電子制御により燃料噴射される。
リヤアーム28の後端部には後輪31が支持され、エンジン8によりチェーン駆動される。
第2屈曲部19bはクランクケース9の左側における最大側方突出部よりもさらに外側方へ張り出して位置する。第2屈曲部19bから第3屈曲部19cにかけての部分は、ほぼ直線状に車体中心C側へ向かって、上方の第2屈曲部19bから下方の第3屈曲部19cへ斜めに配置され、第3屈曲部19c及びマフラー20は車体中心C上に位置する。この傾斜は、ほぼ下部カバー34の側面傾斜に近いものになっている。
このようにすれば、マフラー20に接続する直前で排気管長を可及的に長くすることができる。
図6は上部40を示し、Aは側面視、Bは平面視である。上部40は、排気上流側から順に、第1パイプ41,第2パイプ42及び第3パイプ43の3部分で構成され、各部分を接続して溶接により一体化されている。
前部50は排気上流側から順に、第1パイプ51,第2パイプ52,第3パイプ53,第4パイプ54及び第5パイプ55に分割構成され、各部分を接続して溶接により一体化されている。56、57、58、59は溶接ラインである。
第2パイプ52は第2屈曲部19bにて側面視略くの字状に曲がり(図7)、平面視では第2屈曲部19bの排気下流側にて、第3パイプ53の排気上流側端部と溶接される。
前端部(排気上流側端部)にはカラー61が外嵌され、このカラー61の前端側に第5パイプ55の後端を嵌合して溶接することによりインナーパイプ60が前部50側と連結一体化される。
前側パイプ63はマフラー20から後方へ延出してテールパイプ21の前半部を構成する部分であり、平面視で車体左側へ凸、かつ側面視で下方へ凸に湾曲し、排気下流側端部が後側パイプ64の排気上流側端部と溶接される。
前端部(排気上流側端部)はカラー62へ嵌合されて溶接される。
図9の後方視にも明らかなように、後側パイプ64の排気上流側端部は車体中心方向へ湾曲して前側パイプ63を介してマフラー20の後端部へ接続し、中間部は車体右側へ斜め上がりに延びるとともに、平面視で車体右側へ凸、かつ側面視で上方へ凸に湾曲し、排気下流側端部が斜め後方を指向して開口する排気口21aをなしている。
また、本体部70は横断面が上下方向に扁平をなす楕円形状に形成され、大容量を確保できかつ最低地上高を確保するようになっている。
オイルパン部81のいずれか一側面(本実施形態では右側面)から一体に多数の冷却フィン84が側方へ突出形成されている。
一方、右側のオイルパン部81は扁平であり、車体中心線Cから、ボルト87で締結される右ケース80は左ケース86の各ボス部89a及び89bの合計長さ程度車体右側へ出ているだけであり、右側のオイルパン部81はオイルパン9aの蓋及び空冷冷却部として主体的に機能する。
走行風導入口90は長穴状をなし、下部は右側のオイルパン部81の下端部近傍で溶接ライン59より上方にて前部50と重ならない位置にあり、上端側は車体右側外方へ向かって斜め上がりに形成され、オイルパン部81の概ね下部カバー34の右側面側輪郭並びにテールパイプ21の傾斜部に平行するとともに、上端部はオイルパン部81よりも上方のラジエタ12の下端近傍まで達し、ほぼ前部の冷却フィン84に重なっている。
また、テールパイプ21の出口である排気口21aを設ける位置は、車体の右側又は左側のいずれでもよい。
Claims (5)
- 前後輪間にシリンダ(10)とクランクケース(9)を備えたエンジン(8)を配置し、前記シリンダ(10)に吸気系部品及び排気系部品をそれぞれ接続し、この排気系部品が前記シリンダ(10)前方から前記クランクケース(9)下方を通って後方に延びる排気管(19)と、この排気管(19)と前記クランクケース(9)下方で接続されるマフラー(20)とを備えた鞍乗り型車両において、
前記排気管(19)はその一部が前記マフラー(20)を貫通するインナーパイプ(60)をなし、
前記マフラー(20)の排気下流側かつ前記インナーパイプ(60)の排気下流側端部が位置する車幅方向の一側に、排気を大気に放出するテールパイプ(21)が一体的に設けられるとともに、
前記インナーパイプ(60)は、直線状をなし、その軸線(L)が車幅方向の中心線(C)に対して排気上流側から排気下流側にかけて車幅方向の他側から前記一側へとわたるように斜めに配され、
前記インナーパイプ(60)の排気下流側端部と前記テールパイプ(21)の排気上流側端部とが接続し、
前記インナーパイプ(60)と前記テールパイプ(21)が連続する1本になり、
かつ、前記インナーパイプ(60)の排気下流側端部とこれに接続する前記テールパイプ(21)の排気上流側端部がそれぞれ前記マフラー(20)に対して傾斜していることを特徴とする鞍乗り型車両。 - 前記排気管(19)の前記クランクケース(9)よりも下方、かつ前記マフラー(20)よりも排気上流部分が、前記車幅方向他側から一旦前記車幅方向一側へと配管された後、さらに前記車幅方向他側へと配管されることを特徴とする請求項1に記載した鞍乗り型車両。
- 前記排気管(19)は前記クランクケース(9)前方で前記車幅方向他側に配管され、
前記鞍乗り型車両は車両の前方から側方にかけてを覆う車体カバー(34)を備え、
前記クランクケース(9)前方下部にはオイルパン(9a)が下方に突出して設けられ、
このオイルパン(9a)の一側面に冷却フィン(84)が側方に延びるように突出形成され、
さらに、前記車体カバー(34)の前記オイルパン(9a)より前方の面に、走行風を導入する走行風導入口(90)が設けられ、
この走行風導入口(90)は、正面視にて、前記冷却フィン(84)の少なくとも一部に重なることを特徴とする請求項1に記載した鞍乗り型車両。 - 前記車体カバー(34)の前記走行風導入口(90)から前記オイルパン(9a)の冷却フィン(84)へ走行風を案内するダクト(36)が設けられることを特徴とする請求項3に記載した鞍乗り型車両。
- 前記マフラー(20)は、前記排気管の一部をなして前記マフラー内を貫通する部分であるインナーパイプ(60)の周囲を囲む部材であり、内部のインナーパイプ(60)と内外二重管構造をなすサイレンサーであって、車体中心(C)と平行に配置される筒状の本体部(70)と、その前端開口を覆うフロントキャップ部(71)と、後端開口を覆うエンドキャップ部(72)を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載した鞍乗り型車両。
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