JP3685994B2 - シート後処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機等の画像形成機器から排出されるシートに対し、ステープル処理やパンチング処理等の後処理を施すためのシート後処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の複写機は、自動原稿送り装置やシート後処理装置と組み合わせて使用されるようになっている。これは、複写作業の自動化や、複写後のシートに対する後処理を自動化するためである。
ここで、上記したシート後処理装置とは、複写機から排出された所定枚数のシートに対して、後処理(ステープル処理やパンチング処理等)を行うためのものである。
【0003】
このようなシート後処理装置では、通常、所定枚数のシートを後処理トレイにスタックしてシート束を形成し、このシート束に対してステープル処理等の後処理を行った後、排出トレイに排出するように設定されている。
【0004】
ところが、後処理装置でのシート搬送の際、装置内部の搬送路において、シートがジャムを起こす場合がある。従って、搬送路が開放可能となっていなければ、ジャムを起こしたシートの取り出し(ジャム処理)に不便である。
そこで、従来、シート後処理装置に関し、ジャム処理を容易にするための技術が開発されている。
【0005】
例えば、特開平10−129920号公報には、ステープルユニットを、装置本体から外部に引き出せるように設定されているシート後処理装置が開示されている。
このステープルユニットは、ステープルトレイ(後処理トレイ)やステープラを含むユニットである。このため、このユニットを引き出せば、ステープルトレイ上を開放した状態でジャム処理を行える。さらに、ステープラに対する針ジャムの処理や針の補給作業も効率よく行える。
【0006】
また、特開平11−143158号公報には、ステープルトレイの上方に空間を形成することの可能なシート後処理装置が開示されている。
すなわち、この装置では、ステープルトレイの上方に位置するシートガイドを、装置内部で移動させられるように設定されている。そして、このガイドをステープルトレイから遠ざける方向に移動させることで、ステープルトレイ上に、ジャム処理を行える程度に広い作業空間(ジャム処理空間)を形成できる。これにより、ユーザーは、装置内部に手を差し入れて、ステープルトレイ上でのジャム処理を行える。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した公報の従来技術には、それぞれ次のような問題がある。すなわち、特開平10−129920号公報の装置では、ジャム処理時に、ステープルトレイを含むユニットを移動させるため、トレイ上にスタックされたシート束の整合性を崩してしまう(ステープルトレイの移動・停止の際、トレイ上のシート束が慣性力によって移動方向にずれてしまう)。
従って、この装置では、ジャム処理後におけるステープル処理の出来ばえを悪くしてしまうという問題がある。
【0008】
なお、この装置では、ステープルトレイ上に、シート束の整合性を図るためのジョガーが設けられている。しかしながら、このジョガーは、トレイの移動方向と平行に移動できるようになっている。このため、トレイの移動・停止の際にシート束とともにずれてしまうので、シート束の整合性を維持できない。
また、ステープルトレイを装置内部に戻した後に、ジョガーによってシート束を再整合した場合でも、もともとの整合性を取り戻すことは困難である(特に、シート全体が移動した際に顕著である)。
【0009】
また、特開平11−143158号公報の装置は、シートガイドを移動させて、装置内部に作業空間を形成する構成である。このため、装置内部に、シートガイドを移動させるための空間、および、作業空間となる空間をあらかじめ設けておく必要があり、装置を大型化させてしまう。
【0010】
本発明は、上記のような従来の問題点を解決するために成されたものである。そして、その目的は、ステープルトレイ上に載置されたシート束の整合性を失うことなくジャム処理を行うことの可能な、小型のシート後処理装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のシート後処理装置(本後処理装置)は、画像形成機器から排出されるシートを後処理トレイに載置し、載置したシートに対して後処理を施すシート後処理装置において、後処理トレイに対向するトレイ対向部位を装置の外部方向に移動させる移動機構を有しており、後処理を施さない状態のシートを排紙トレイに排出する際に使用される第1搬送路と、後処理を施した状態でシートを排出する際に使用されるとともに、後処理トレイにシートを搬送する第2搬送路とを有し、トレイ対向部位は、後処理トレイの上部に位置する上記第1搬送路の一部、および、上記排紙トレイを含み、上記移動機構は、上記第1搬送路の一部、および、上記排紙トレイを装置の外部方向に移動させるものであることを特徴としている。
【0012】
本後処理装置は、複写機やプリンター,ファクシミリ等の画像形成機器に備えられ、画像形成後のシート(記録紙等)に対して後処理を行うためのものである。ここで、後処理とは、複数のシートを綴じるためのステープル処理や、シートの端部にパンチ穴をあけるパンチング処理等のことである。
【0013】
また、本後処理装置は、シートに後処理を施すための台となる、後処理トレイを備えている。すなわち、本後処理装置では、後処理トレイに載置した状態のシートに対して、後処理を施すように設定されている。
【0014】
そして、特に、本後処理装置では、この後処理トレイに対向する部位(トレイ対向部位)を、本画像処理装置の外部に移動するための、移動機構を備えている。
【0015】
ここで、トレイ対向部位とは、例えば、後処理トレイまでシートを搬送するための搬送部材、本後処理装置の筐体の一部、後処理トレイを介さずにシートを排出する搬送路等、後処理トレイのシート載置面に対向して設けられている部材(あるいはその一部)のことである。
【0016】
また、トレイ対向部位を外部に移動するとは、トレイ対向部位(少なくともその一部)を、通常位置(本後処理装置が駆動状態(後処理を行える状態)にある場合での、トレイ対向部位の位置)から本後処理装置の外部(外側)に移動させる(装置の外部側に向かって移動させる、装置の外側にずらす)ということである。
【0017】
また、本後処理装置の外部とは、駆動状態にある本後処理装置の外形よりも外側(外形の外部)にある領域のことである。なお、駆動状態にある本情報処理装置は、トレイ対向部位が装置の外部に移動されていない、閉成状態にある。
【0018】
このように、本後処理装置では、上記のようなトレイ対向部位を装置の外部に移動できるため、後処理トレイの前面を開放して空間(ジャム処理空間)を設けることが可能となっている。
従って、本後処理装置では、後処理トレイの近傍においてジャム(シート詰まり等)の生じた場合、トレイ対向部位を外部に移動させて形成されるジャム処理空間を利用することで、ジャムを起こしたシートの取り出し(ジャム処理)を非常に容易に行えるようになっている。
【0019】
また、本後処理装置では、ジャム処理空間を形成するために、後処理トレイを移動させずに、トレイ対向部位を移動させるようになっている。これにより、後処理トレイに載置されているシートに悪影響(整合性の低下等)を与えることを防止できる。従って、ジャム処理後であっても、品質(出来ばえ)のよい後処理を行える。
【0020】
また、本後処理装置では、ジャム処理空間を形成するために、トレイ対向部位を、装置の外部に移動させるように設定されている。すなわち、装置の一部であるトレイ対向部位を外側に突出させ、トレイ対向部位の占めていた空間をジャム処理空間とする構成である。このため、ジャム処理空間となるべきスペースを装置内部にあらかじめ設けておく必要がない。従って、装置の小型化を実現しやすくなっている。
【0021】
なお、トレイ対向部位を外部に移動させるときに、トレイ対向部位の全体を外部に突出させる必要はない。後処理トレイの前面に十分なジャム処理空間を設けられる程度に、トレイ対向部位の一部分を外部に突出させるように設定すればよい。
【0022】
また、本後処理装置は、画像形成後のシートを容易に入力できるように、画像形成機器に隣接した状態で設置されていることが好ましい。また、この場合には、上記の移動機構は、画像形成機器の設置位置とは異なる方向に、トレイ対向部位を移動するように設定されていることが好ましい。
これにより、ジャム処理空間を形成するために、本後処理装置と画像形成機器との配置を変えることなく、トレイ対向部位を移動できる。
【0023】
また、この構成では、後処理トレイと画像形成機器との間にトレイ対向部位が位置することを回避するように、本後処理装置および画像形成機器を配置することが好ましい。これにより、トレイ対向部位における移動方向の制限を小さくできる。
【0024】
また、上記の移動機構は、トレイ対向部位を、後処理トレイの斜め下方に移動させるように設定されていることが好ましい。これにより、本後処理装置の上方(トレイ対向部位の上方)に他の機器(スキャナ等)を配置することが容易となる。
【0025】
また、この構成では、トレイ対向部位における水平方向の移動量を大きく設定しなくても、トレイ対向部位を後処理トレイよりも下方に移動させることで、ジャム処理空間を大きく取れる。さらに、トレイ対向部位の水平方向への移動量を低減できるため、装置の実質の床占有面積(トレイ対向部位を外部に移動させた状態での占有面積)を低下させられる。
【0026】
また、この構成では、上記移動機構が、後処理トレイに対向する通常位置にトレイ対向部位を固定するロック部と、このロック部材によるトレイ対向部位の固定を解除するロック解除部と、トレイ対向部位の位置を、通常位置と、通常位置の斜め下方に設定されたジャム処理位置との間に制御する移動制御部とを有していることが好ましい。
【0027】
上記したように、通常位置とは、本後処理装置が駆動状態(後処理を行える状態)にある場合での、トレイ対向部位の位置のことである。また、ジャム処理位置とは、ジャム処理空間を形成した場合でのトレイ対向部位の位置のことであり、通常位置の斜め下方の位置である。
【0028】
上記の構成では、ジャム処理空間を形成する際には、ロック解除部によって、ロック部によるトレイ対向部位の固定を解除する。そして、移動制御部による制御を受けながら、トレイ対向部位を、斜め下方のジャム処理位置まで移動させるように設定される。これにより、通常位置にあるトレイ対向部位をジャム処理位置まで容易に移動させられるので、ジャム処理空間を簡単に形成できる。
【0029】
また、本後処理装置では、移動機構が、トレイ対向部位を略水平方向に移動させるように設定されていてもよい。この構成においても、本後処理装置の上方に他の機器を容易に配置できる。
【0030】
また、この場合には、トレイ対向部位の移動方向が水平であるため、移動機構の構造を簡略化できる。すなわち、例えば、移動機構を、装置本体に固定したスライドホルダーと、このホルダー内をスライドさせるための、トレイ対向部位に固定したスライダーとから構成できる。あるいは、装置本体に固定したレールと、このレール上を滑走させるための、トレイ対向部位に固定した車輪との組み合わせからも構成できる。
【0031】
また、本後処理装置において、装置全体のサイズを小さくするためには、後処理トレイの傾斜角度を大きくして、後処理トレイ(シート載置面)をほぼ鉛直方向に沿った状態とすることが好ましい。
しかしながら、このような構成では、トレイ対向部位だけを移動させても、後処理トレイの状態を十分に視認できない場合がある。従って、この場合には、移動機構は、トレイ対向部位とともに、後処理トレイの上部に位置する上部部位を外部に移動させるように設定されていることが好ましい。
【0032】
ここで、上記した上部部位とは、例えば、後処理トレイまでシートを搬送するための搬送部材、本後処理装置の筐体の一部、後処理トレイを介さずにシートを排出する搬送路等、後処理トレイの上部に位置する部材(あるいはその一部)のことである。
【0033】
この構成では、後処理トレイの上方の空間も開放できるため、後処理トレイの視認性を高められる。また、トレイ対向部位の移動量を大きくとらなくても、ジャム処理空間を大きく取れる。
【0034】
さらに、斜め上方より後処理トレイ近傍(ジャム処理すべき場所)を見下ろせるので、ジャム処理を行いやすい。例えば、後処理トレイの対向部位側(前面側)から手を入れて、ジャムを起こしたシートを掴み、上方側から引っ張り出すような処理を行える。すなわち、ジャムを起こしたシートを除去する作業を、対向部位側と上方側との2方向から行えるので、ジャム処理を容易に行える。
【0035】
また、本後処理装置では、移動機構が、トレイ対向部位とともに、後処理トレイの側部に位置する側部部位を装置の外部に移動させるように設定されていることも好ましい。ここで、側部部位とは、通常、筐体の一部(側壁)や上記した搬送部材・搬送路等、後処理トレイの側部に位置する部材(あるいはその一部)のことである。
【0036】
この構成では、後処理トレイの側方の空間を開放できるため、トレイ対向部位の移動量を大きくとらなくても、ジャム処理空間を大きく取れる。また、ジャムを起こしたシートを除去する作業を、対向部位側と側方側との2方向から行えるので、ジャム処理を容易に実行できる。
【0037】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態について説明する。
図2は、本実施の形態にかかるデジタル複合機1の構成を示す説明図である。このデジタル複合機1は、複写機,プリンターおよびファクシミリ装置としての機能を有するものであり、この図に示すように、プリント部2,スキャナ部3,シート後処理装置5,多段給紙ユニット6が、システムラック7に収納されて構成されている。
【0038】
スキャナ部3は、原稿画像を読み取るものであり、透明ガラスからなる原稿載置台32,RADF31,スキャナユニット(SU)33を有している。
RADF31は、両面自動原稿送り装置(RADF;Reversing Automatic Document Feeder )であり、原稿搬送部34,原稿トレイ35,排紙トレイ36を備えている。
【0039】
原稿搬送部34は、原稿トレイ35にセットされた原稿を、一枚毎に原稿載置台32に搬送するとともに、読み取り後の原稿を排紙トレイ36に搬出する機能を有している(自動読み取りモード)。
また、原稿搬送部34は、読み取り後の原稿を裏返し、再び原稿載置台32に搬送することもできる。これにより、スキャナ部3では、原稿における両面の画像を読み取れるようになっている。
【0040】
また、RADF31は、装置の奥側に設けられたヒンジ(図示せず)によって原稿載置台32上に取り付けられており、このヒンジを中心にRADF31を回動させることで、原稿載置台32を、装置の手前側から開放させられる。従って、スキャナ部3では、原稿載置台32に対する原稿の載置を手動(マニュアル操作)で行うこともできる(手動読み取りモード)。
【0041】
SU33は、原稿載置台32上の原稿画像を1ライン毎に読み取るものであり、第1・第2走査ユニット37a・37b,光学レンズ38およびCCD(光電変換素子)39を有している。
【0042】
第1走査ユニット37aは、原稿載置台32に沿って左から右に一定速度Vで移動しながら原稿を露光するものであり、光源と、原稿の反射光を第2走査ユニット37bに導く第1反射ミラーとを有している。
第2走査ユニット37bは、第1走査ユニット37aに追随してV/2の速度で移動するようになっており、第1反射ミラーからの光を光学レンズ38・CCD39に導く第2・第3反射ミラーを備えている。
【0043】
光学レンズ38は、第2走査ユニット37bからの反射光を、CCD39上で結像させるものである。CCD39は、光学レンズ38からの光をアナログの電気信号に変換するものである。なお、この電気信号は、後述する画像制御部25によってデジタルの画像データに変換される。
【0044】
プリント部2は、画像データに基づいてシート(記録用紙)に画像を形成するものであり、プリント制御部24,画像制御部25,電源ユニット26,レーザー書き込みユニット(LSU)27,電子写真プロセス部28,シート搬送機構29を備えている。
電源ユニット26は、プリント部2の各部材に対して電力を供給するためのものである。
【0045】
プリント制御部24は、デジタル複合機1における全ての処理を制御するものである。そして、電子写真プロセスを制御するプロセスコントロールユニット(PCU)基板と、外部の装置から画像データを受信可能なインターフェイス基板とを有している(両基板とも図示せず)。
【0046】
画像制御部25は、スキャナ部3から出力されるアナログの画像データを、デジタル複合機1において処理可能なデジタルの画像データに変換するものである。また、画像制御部25は、外部装置から受信した画像データを、同様のデジタル画像データに変換する機能も有している。そして、画像制御部25は、これらの画像データに対して所定の画像処理を施し、LSU27に伝達するためのイメージコントロールユニット(ICU;図示せず)基板を備えている。
【0047】
LSU27は、レーザーダイオード,コリメータレンズ,f−θレンズ,ポリゴンミラー,折り返しミラーを備えている。そして、画像制御部25から出力された画像データに基づいて、電子写真プロセス部28における感光体ドラムに対し、レーザー光を照射して静電潜像を形成するものである。
【0048】
電子写真プロセス部28は、感光体ドラム21と、その周囲に設けられた帯電器,現像器,転写器,クリーニング器(全て図示せず)とを備えている。そして、感光体ドラム21上の静電潜像を現像してトナー像を生成し、シートに静電転写する機能を有している。
【0049】
シート搬送機構29は、電子写真プロセス部28にシートを供給するとともに、シートに転写された画像を定着させ、さらに、シートを外部に排出する機能を有している。そして、図1に示すように、給紙カセット22,搬送部23,定着器41,再供給経路42,切り換えゲート45,排紙ローラ43,両面複写ユニット10,排出トレイ44,中継搬送ユニット8を備えている。
【0050】
搬送部23は、電子写真プロセス部28における所定の転写位置(転写器の配置されている位置)にシートを搬送するためのものである。
給紙カセット(シート供給部)22は、シートを収納するための収容トレイ(シート収容トレイ)210と、このトレイ210から、シートを1枚毎に送り出す(分離供給する)ためのピックアップローラ(分離供給手段)211とを備えており、シートを搬送部23に送り込む機能を有している。なお、この給紙カセット22は、シートの補給を容易に行えるように、デジタル複合機1の正面側に引き出せるように設けられている。
【0051】
定着器41は、シートを加熱圧着することにより、シートに転写されたトナー像を定着させるものである。
両面複写ユニット10は、後述する再供給経路42および排出トレイ85等とともに、シートの両面に印刷を行うための装置である。すなわち、この両面複写ユニット10は、定着器41によるトナー像の定着後、シートの裏面に画像を形成するために、シートを搬送部23に再供給するためのものである。
【0052】
再供給経路42は、画像定着後のシートを、両面複写ユニット10に搬送するための経路である。
切り換えゲート45は、再供給経路42上に設けられており、定着後のシートを中継搬送ユニット8側に排出する第1状態(実線)と、中継搬送ユニット8側から引き戻されたシートを両面複写ユニット10に挿入する第2状態(破線)とに切り替わるように設定されている。
【0053】
排紙ローラ43は、正逆双方向に回転可能に設定されており、定着器41から排出されたシートを、排出トレイ44,再供給経路42あるいは後述する中継搬送ユニット8に供給する搬送ローラである。排出トレイ44は、中継搬送ユニット8を取り外しているときに使用するトレイである。
【0054】
中継搬送ユニット8は、プリント部2から排出されたシートをシート後処理装置5に導入するための搬送ユニットである。また、この中継搬送ユニット8は、シートの裏面に印刷を行うために、表面印刷後のシートを一時的に保持する機能も有している。そして、切り換えゲート81,第1搬送路83,第2搬送路84,排出トレイ85を備えている。
【0055】
第1搬送路83は、定着後のシートを排出トレイ85に向けて搬送するための経路である。一方、第2搬送路84は、定着後のシートをシート後処理装置5に向けて搬送するための経路である。また、切り換えゲート81は、シートの搬送経路(第1搬送路83あるいは第2搬送路84)を切り換えるためのものである。
【0056】
排出トレイ(両面複写用トレイ)85は、定着後のシートを排出するためのトレイであり、中継搬送ユニット8の上面85bと、シート後処理装置5の上面85aとから構成されている。また、この排出トレイ85は、シートの反転搬送路として使用されるようにもなっており、両面複写ユニット10,再供給経路42等とともに、シートの両面への画像形成を実現するものである。
【0057】
また、プリント部2の下面には、多段給紙ユニット6から送られてくるシートをシート搬送機構29内に送り込むための、シート受入口46が設けられている。
多段給紙ユニット6は、プリント部2の下部に備えられた外付けのシート供給装置であって、3つのシート供給部61・62・63と、シート排出口64,移動コロ69および固定部68とを備えている。
【0058】
各シート供給部61・62・63は、それぞれシート収容トレイ610・620・630と、ピックアップ装置(分離給送部)611・621・631とを有している。シート収容トレイ610・620・630は、ユーザーの所望とする種類・サイズのシートを収納するためのトレイである。
【0059】
ピックアップ装置611・621・631は、これらシート収容トレイ610・620・630のいずれかに収納されているシートを、ユニットの上面に設けられたシート排出口64(シート受入口46に連通)を介して、プリント部2のシート搬送機構29に伝達するものである。
【0060】
なお、デジタル複合機1では、稼働時、所望とするサイズのシートを収容したシート供給部61・62・63が選択的に動作するように設定されている。また、シート供給部61・62・63へのシートの補給は、多段給紙ユニット6の正面側にシート収容トレイ610・620・630を引き出すことで行われるようになっている。さらに、シート供給部62・63には、同一サイズのシートが収納されるように設定されている。
【0061】
固定部68および移動コロ69は、多段給紙ユニット6の設置位置を制御するものである。すなわち、固定部68を上昇させて床面から離し、移動コロ69によって多段給紙ユニット6を支えるようにすることで、多段給紙ユニット6を移動させられる。また、固定部68を下降させて床面に接触させることで、多段給紙ユニット6を固定できるようになっている。
これにより、デジタル複合機1では、多段給紙ユニット6を、上部にプリント部2,シート後処理装置5を載置したまま、システムラック7の所定位置に配置できるように設定されている。
【0062】
次に、デジタル複合機1の特徴的な構成である、シート後処理装置5について説明する。
シート後処理装置5は、プリント部2と並んで配置された筐体装置である。このシート後処理装置5は、中継搬送ユニット8を介してプリント部2から排出されたシートに対し、ステープル処理等の後処理を施すものである。
【0063】
図3は、このシート後処理装置5を詳細に示す説明図である。図1および図3に示すように、シート後処理装置5は、搬入ローラ50,切り換えゲート52,第1・第2搬送路53・54,第1・第2排出ローラ55・57,第1・第2排出トレイ56・59,ステープル処理部58およびジャム処理機構71を有している。
【0064】
搬入ローラ(ローラ対)50は、中継搬送ユニット8を介してプリント部2から送られてくるシートを、シート後処理装置5内に搬入(導入)するものである。搬入ローラ50の下流側に設けられた切り換えゲート52は、搬入されたシートを、第1・第2搬送路53・54(図1参照)のいずれかの搬送路に送り込むものである。
【0065】
第1搬送路53は、ステープル処理を施さない状態でシートを排出する際に使用される搬送路である。また、第1排出ローラ55は、第1搬送路53の端部に設けられており、第1搬送路53を搬送されてきたシートを第1排出トレイ56に排出するものである。すなわち、第1排出トレイ56は、ステープル処理を施さないシートを積載するためのトレイである。
【0066】
第2搬送路54は、ステープル処理を施した状態でシートを排出する際に使用される搬送路である。第2排出ローラ57は、第2搬送路54の端部に設けられており、第2搬送路54を搬送されてきたシートをステープル処理部58に導入させるものである。
【0067】
ステープル処理部58は、第2搬送路54を介して送り込まれたシートに対し、ステープル処理を施すものである。また、第2排出トレイ59は、ステープル処理部58によって処理されたシートを積載するためのトレイである。
【0068】
ジャム処理機構71は、シート後処理装置5内でシートがジャムを起こした場合に、ユーザーによるジャム処理作業を容易とするように、シート後処理装置5の形状を変形させる機構である。なお、ジャム処理機構71の詳細な構成については後述する。
【0069】
次に、シート後処理装置5におけるステープル処理部58の構成について詳細に説明する。
図3に示すように、ステープル処理部58は、ステープルトレイ581,整合板582,ローラ・ベルト対搬送部583,突き当て用ガイド584,ステープラ585,排出用ガイド586,排出ローラ587を備えている。
【0070】
ステープルトレイ581は、ステープル処理を施すためのシートを束ねて積層(スタック)するためのトレイであり、ほぼ鉛直方向に沿った状態で設置されている。
【0071】
ローラ・ベルト対搬送部583は、第2排出ローラ57から導入されたシートをステープルトレイ581上に積載するための搬送部材である。また、ローラ・ベルト対搬送部583は、ステープル処理後のシート束を排出ローラ587に向けて排出する機能も有している。
【0072】
整合板582は、ステープルトレイ581上で、シート束の側端部(搬送方向に直交する方向でのシート端部)を揃えるためのものである。突き当て用ガイド584は、同じくステープルトレイ581上で、シート束の下端部(搬送方向における下流側の端部)を揃えるためのガイドである。
ステープラ585は、ステープルトレイ581上に積層され、整合板582,突き当て用ガイド584によって整合されたシート束に対し、ステープル処理を施すものである。
【0073】
排出用ガイド586は、ステープル処理後のシートを、排出ローラ587に導くためのガイドである。排出ローラ(排出ローラ対)587は、ステープル処理後のシートを排出トレイ59に排出するためのものである。また、排出ローラ587では、上側のローラがソレノイド589に接続されている。ソレノイド589は、排出ローラ587における2つのローラ間のサイズ(排出サイズ)を制御するものである。
【0074】
ここで、シート後処理装置5におけるステープル処理の流れについて説明する。第2搬送路54からステープルトレイ581に導かれたシートは、まず、ローラ・ベルト対搬送部583に接触する。そして、このローラ・ベルト対搬送部583が、突き当て用ガイド584にシートの下端部を突き当てる。次に、整合板582が、シートの側端部を整合する。
そして、ステープルトレイ581に所定枚数のシートが積層されてシート束となると、ステープラ585が、このシート束にステープル処理を施す。
【0075】
ステープル処理後、まず、ステープラ585が、図3において破線で示す位置まで回動する。次に、排出用ガイド586が破線で示す位置まで移動して、排出ローラ587までの搬送路を形成する。その後、突き当て用ガイド584が破線で示す位置まで移動することにより、シートが排出ローラ587まで導かれるようになっている。
【0076】
なお、デジタル複合機1では、図示しないセンサにより、ステープル処理されたシート束の厚さを測定するようになっている。そして、シート束の厚さが所定値よりも小さい(薄い)と検知された場合には、排出サイズが通常値(デフォルト値)に設定されている排出ローラ587によって、そのままシートを排出する。
【0077】
一方、シート束が所定値よりも厚い場合、図示しない制御部によって、ソレノイド589がONとなる。これにより、排出ローラ587における上側のローラが持ち上げられ、排出サイズが大きくなる。
【0078】
その後、ローラ・ベルト対搬送部583が、シート束を排出ローラ587によって噛み込める位置まで搬送する。そして、上記の制御部が、ソレノイド589をOFFとする。その後、シート束は、排出ローラ587に噛み込まれて搬送され、排出トレイ59に排出される。
なお、上記したシート束の厚さに関する所定値とは、通常サイズの排出ローラ587によって挟み込める厚さのことである。
【0079】
次に、シート後処理装置5における特徴的な構成である、ジャム処理機構71について説明する。
【0080】
図4および図5は、シート後処理装置5におけるジャム処理時の状態(ジャム処理状態)を示す説明図である。これらのうち、図4は、第2搬送路54上で発生したジャム(ステープルトレイ581に搬送される途中のシートPのジャム)を処理する際のジャム処理状態を示している。また、図5は、第1搬送路53上でのジャム(ステープル処理されずにそのまま排出されるシートPのジャム)を処理する際のジャム処理状態を示す図である。
【0081】
これらの図に示すように、シート後処理装置5では、ジャム処理の際、ステープルトレイ581の上部に位置する第1搬送路53を、2つに分割できるようになっている。
【0082】
そして、ステープルトレイ581に対向する部分(図中、ステープルトレイ581より左側にある部分)、すなわち、第1搬送路53の一部,シート後処理装置5の側面の一部および第1排出トレイ56からなる移動部70を、ステープルトレイ581のシート載置面から遠ざけるように、ステープルトレイ581の傾斜方向に沿って(斜め下方に)、その一部を装置の外部に突出させるように移動できるように設定されている。
これにより、シート後処理装置5では、ジャム処理の際、ステープルトレイ581におけるシート載置面の対向部位(前面および上部)を開放できるようになっている。
【0083】
以下に、上記のような移動部の移動を実現させるジャム処理機構71について説明する。
【0084】
図6は、ジャム処理機構71の構成を示す説明図である。この図に示すようにジャム処理機構71は、シート後処理装置5の側面に設けられたリンク機構72と、同じく上部に設けられたロック機構73とから構成されている。
図6に示すように、リンク機構72は、リンク部材76,第1・第2可動壁74・75とからなっている。
【0085】
まず、リンク部材76について説明する。リンク部材76は、シート後処理装置5の本体と移動部70(図4参照)との双方に接続され、移動部70の移動を制御する機能を有するものである。すなわち、図6に示すように、リンク部材76の上端部76aは、移動部70のフレーム(図示せず)に回転自在に支持される一方、同じく下端部76bは、シート後処理装置5の本体フレーム(図示せず)に回転自在に支持されている。
【0086】
また、リンク部材76の下端部76bの近傍には、リンク部材76の反時計方向への回転を制御するストッパー(図示せず)が設けられている。これにより、リンク部材76は、図4または図5に示す状態では、下端部76bを中心にA方向だけに所定角度だけ回動する。さらに、移動部70が、ステープルトレイ581におけるシート載置面の対向部位を開放する位置で停止するようになる。なお、図6に示す状態では、リンク部材76における時計方向の回転は、後述するロック機構73により阻止される。
【0087】
第1・第2可動壁74・75は、シート後処理装置5の側壁をなすものである。第1可動壁74の上端部74aは、移動部70のフレームF1に回転自在に支持されている。また、第2可動壁75の下端部75bは、シート後処理装置5の本体フレームF2に回転自在に支持されている。
さらに、第1可動壁74の下端部74bと第2可動壁75の上端部75aとは、相互に回動自在に連結されている。
【0088】
次に、ロック機構73について説明する。図7は、ロック機構73を拡大して示す説明図である。この図に示すように、ロック機構73は、ロック解除レバー77,フック部材78およびピン79から構成されている。
【0089】
ロック解除レバー(ロック解除把持部)77は、移動部70における頂部70aの側面に設けられており、回動軸77aを中心に回転可能に設定されている。フック部材(第1ロック部材)78は、ロック解除レバー77と一体に形成されており、ロック解除レバー77の回転に応じて、回動軸77aを中心に、図7に示すC・D方向に回転するようになっている。
【0090】
さらに、回動軸77aには、フック部材78をD方向(反時計方向)に付勢する付勢部材(図示せず)が設けられている。これにより、フック部材78は、シート後処理装置5の本体頂部に設けられたピン(第2ロック部材)79に係合するように設定されている。
すなわち、これらフック部材78とピン79とを係合させることにより、移動部70がシート後処理装置5の本体に固定できる。これにより、シート後処理装置5は、プリント部2から排出されるシートに後処理を施す稼働状態(通常状態)となる。
【0091】
このようなジャム処理機構71を有するシート後処理装置5では、ロック解除レバー77を手動で上方に回動すると、ロック解除レバー77に一体的に設けられたフック部材78が、回動軸77aを中心にしてC方向(時計方向)に回動する。これにより、フック部材78とピン79との係合が解除される。
【0092】
この状態で、移動部70を図6に示すE方向(斜め左下方向)に手で誘導すると、リンク部材76がA方向に回動するとともに、図1に示すように、第1・第2可動壁74・75が反時計方向に回動(傾倒)する。
すなわち、移動部70が、ほぼ同一の姿勢でE方向に移動し、その一部を装置の外部に突出させた位置(ジャム処理位置)に配置される。これにより、ステープルトレイ581におけるシート載置面の前面および上方の空間が拡開され、シート後処理装置5は、ステープルトレイ581上を開放したジャム処理状態となる。
【0093】
一方、シート後処理装置5をジャム処理状態から通常状態に戻す際には、移動部70をF方向(斜め右上方)に手で移動させる。この移動により、移動部70がほぼ元の位置に戻ると、フック部材78がピン79に係合して、移動部70がシート後処理装置5の本体に固定(係止)される。
【0094】
以上のように、シート後処理装置5では、ステープルトレイ581に対向する移動部70の一部を装置の外部に移動するための、ジャム処理機構71備えている。
すなわち、シート後処理装置5では、上記のような移動部70を装置の外部に移動できるため、ステープルトレイ581の前面を開放して空間(ジャム処理空間)を設けることが可能となっている。
【0095】
従って、シート後処理装置5では、ステープルトレイ581の近傍においてジャムの生じた場合、移動部70を外部に移動させて形成されるジャム処理空間を利用することで、ジャム処理を非常に容易に行えるようになっている。
【0096】
また、シート後処理装置5では、ジャム処理空間を形成するために、ステープルトレイ581を移動させずに、移動部70を移動させるようになっている。これにより、ステープルトレイ581に載置されているシートに悪影響(整合性の低下等)を与えることを防止できる。従って、ジャム処理後であっても、品質(出来ばえ)のよい後処理を行える。
【0097】
また、シート後処理装置5では、ジャム処理空間を形成するために、移動部70を、装置の外部に移動させるように設定されている。すなわち、装置の一部である移動部70を外側に突出させ、移動部70の占めていた空間をジャム処理空間とする構成である。このため、ジャム処理空間となるべきスペースを装置内部にあらかじめ設けておく必要がない。従って、装置の小型化を実現しやすくなっている。
【0098】
また、シート後処理装置5でプリント部2の設置位置とは異なる方向に、移動部70を移動するように設定されている。これにより、ジャム処理空間を形成するために、シート後処理装置5とプリント部2との配置を変えることなく、移動部70を移動できる。
【0099】
また、シート後処理装置5では、ステープルトレイ581とプリント部2との間に移動部70が位置することを回避し、移動部70における移動方向の制限を小さくしている。
【0100】
また、上記のジャム処理機構71は、移動部70を、ステープルトレイ581の斜め下方に移動させるように設定されている。これにより、シート後処理装置5の上方(移動部70の上方)にある他の装置(スキャナ部3等)の作業性や設置状態に影響を与えることなく、ジャム処理を行える。
【0101】
また、移動部70をステープルトレイ581よりも下方に移動させているので、移動部70における水平方向の移動量を大きく設定しなくても、ジャム処理空間を大きく取れるとともに、装置の実質の床占有面積(移動部70を移動させた状態での占有面積)を低下させられる。
【0102】
また、ジャム処理機構71は、ステープルトレイ581に対向する通常位置に移動部70を固定するフック部材78・ピン79と、これらによる移動部70の固定を解除するロック解除レバー77とを備えている。さらに、ジャム処理機構71は、移動部70の位置を、通常位置と、通常位置の斜め下方に設定されたジャム処理位置との間に制御するリンク機構72とを有している。これにより、通常位置にある移動部70をジャム処理位置まで容易に移動させられるので、ジャム処理空間を簡単に形成できる。
【0103】
また、シート後処理装置5では、移動部70に、ステープルトレイ581の上部に位置する部位が含まれている。従って、ステープルトレイ581の上方の空間も開放できるため、ステープルトレイ581の視認性を高められる。また、移動部70の移動量を大きく設定しなくても、ジャム処理空間を大きく確保することが可能となっている。
【0104】
さらに、斜め上方よりステープルトレイ581近傍(ジャム処理すべき場所)を見下ろせるので、ジャム処理を行いやすくなっている。従って、ステープルトレイ581の対向部位側(前面側)から手を入れて、ジャムを起こしたシートを掴み、上方側に手を移動して、搬送路の搬送方向に沿う方向に、搬送路からシートを引っ張り出すような処理を行える。
すなわち、ジャムを起こしたシートを除去する作業を、対向部位側と上方側との2方向から行えるので、ジャム処理を容易に行える(搬送路の搬送方向に直交する方向にシートを引っ張り出すことは困難である)。
【0105】
なお、本実施の形態では、シート後処理装置5のジャム処理機構71における移動部70を、図1のE方向に移動させるとしている。しかしながら、これに限らず、移動部70を水平方向に移動させるように、ジャム処理機構71を構成してもよい。図8は、水平移動可能な移動部70を備えたジャム処理機構71を有するシート後処理装置5を示す説明図である。
【0106】
この構成では、移動部70は、シート後処理装置5の本体に対し、3つのスライド機構によって接続されるようになる。すなわち、この構成では、図8に示すように、移動部70の奥側の側面における高さの異なる位置に、第1・第2スライダー91・92が備えられる。また、移動部70における正面側の側面には、第2スライダーと同様の高さの位置に、第3スライダー(図示せず)が備えられる。
【0107】
一方、シート後処理装置5本体には、上記の第1・第2スライダー91・92に対応する位置に、第1・第2スライドガイド94・95が備えられるとともに、第3スライダーに対応する位置に、第3スライドガイド(図示せず)が備えられる。そして、各スライダーをスライドガイド内でスライドさせることで、移動部70を水平方向に移動させ、ステープルトレイ581のシート載置面上を開放できるように設定される。
【0108】
この構成においても、シート後処理装置5の上方に他の装置を容易に配置できる。また、この場合には、移動部70の移動方向が水平であるため、ジャム処理機構71の構造を簡略化できる。
【0109】
また、本実施の形態では、ジャム処理の際、ステープルトレイ581の上部および前面(対向部位)に位置する移動部70を移動させるとしている。しかしながら、これに限らず、シート後処理装置5の側部(図1等での正面側・奥側の部分)にある部材(あるいはその一部;シート後処理装置5のフレームや筐体等)についても、外部に移動させるようにしてもよい。
【0110】
この構成では、ステープルトレイ581の側方の空間を開放できるため、移動部70の移動量を大きくとらなくても、ジャム処理空間を大きく取れる。また、ジャムを起こしたシートを除去する作業を、対向部位側と側方側との2方向から行えるので、ジャム処理を容易に実行できる。
【0111】
また、シート後処理装置5において、移動部70を外部に移動させるときには、移動部70の全体を外部に突出させてもよいし、移動部70の一部だけを外部に突出させてもよい。シート後処理装置5では、ステープルトレイ581の前面に十分なジャム処理空間を設けられる程度に、移動部70の一部分を外部に突出させればよい。
【0112】
また、本実施の形態では、シート後処理装置5を、ステープル処理部58を備えた、シートにステープル処理を施すための装置であるとしている。しかしながら、これに限らず、シート後処理装置5を、他の後処理(パンチング処理等)を施すための装置としてもよい。
【0113】
また、本実施の形態では、ステープル処理後のシート束を排出する際、その厚さをセンサによって検知し、検知結果に従ってソレノイド589(排出サイズ)を制御するとしている。しかしながら、これに限らず、上記のセンサに代えて、シート束を構成するシートの枚数を計測するカウンターを設けるようにしてもよい。そして、シート枚数が所定枚数よりも少ない場合に、排出ローラ587によって、シート束をそのまま排出トレイ59に排出するようにしてもよい。また、この構成では、シート束が所定枚数よりも多い場合には、ソレノイド589によって排出サイズを大きくするように設定される。
【0114】
また、本発明のシート後処理装置を、画像形成機器から排出されるシートを後処理トレイに積層し、積層したシートに対して後処理を施すシート後処理装置において、後処理トレイを含む本体部分と、後処理トレイに対向する部位からなる対向部分(移動部70)とからなり、この対向部分が、装置外部に移動できるように設定されている(対向部分を装置外部に移動させる移動機構(ジャム処理機構71)を有している)構成である、と表現することもできる。
【0115】
さらに、本発明のシート後処理装置を、画像形成機器から排出されるシートを後処理トレイに載置し、載置したシートに対して後処理を施すシート後処理装置において、後処理トレイに対向するトレイ対向部位(移動部70)を装置外部のジャム処理位置に移動させる移動機構(ジャム処理機構71)を有している構成である、と表現することもできる。
【0116】
さらに、本発明のシート後処理装置を、画像形成機器から排出されるシートを後処理トレイに載置し、載置したシートに対して後処理を施すシート後処理装置において、後処理トレイに対向するトレイ対向部位の少なくとも一部を、閉成時における装置の外形の外部に移動させる移動機構を有している構成である、と表現することもできる。さらに、画像形成機器から排出されるシートを後処理トレイに載置し、載置したシートに対して後処理を施すシート後処理装置において、後処理トレイに対向するトレイ対向部位を、閉成時における装置の外部側に向かって移動させる移動機構を有している構成である、と表現することもできる。なお、閉成時とは、トレイ対向部位が装置の外部に移動されていない場合(シート後処理装置が通常の状態にある場合)のことである。
【0117】
また、シート後処理装置は、複写機から排出されてくるシートに対し、所定枚数のシートによって構成される一部のシート毎に、ステープルあるいはパンチング作業等の後処理を行うものであるともいえる。
【0118】
また、特開平10−129920号公報の技術は、ステープラを含んだステープルユニットを、シート後処理装置の手前側に引き出し可能に構成して、ステープラの針ジャム時や針補給時の作業性を向上させているといえる。また、後処理トレイであるステープルトレイもステープルユニットに含まれているため、ステープルトレイも装置の手前側に引き出し可能であるため、シートのジャム時にも同様に、装置の手前側に引き出して作業できるといえる。
【0119】
また、この装置では、ジャム処理時に、ステープルユニットを手前側および奥行側に移動させるため、ユニットの停止と共にトレイが停止した際、トレイ上に載置されたシート全体が、その慣性により、手前側又は奥行側に移動する。これは、トレイ上でのシートの手前側及び奥行側の位置規制は、手前側及び奥行側に移動可能なジョガーにより行われているので、シートの慣性により押されて、シートの移動を許してしまう。例え、ユニットが装置内に装着された後で、ジョガーを移動させて再度整合したとしても、やはりシートの整合性は劣る(特に、シート全体が移動した際に顕著である)。
【0120】
さらに、特開平11−143158号公報の技術は、ステープルトレイでのジャム処理の際に、ステープルトレイのシート載置面の上方に位置するシートガイドを移動させることによって、シート後処理装置の内部に形成されるジャム処理空間にシート後処理装置の手前側から手を差し入れて、ジャムしたシートを取り除く構成であるといえる。また、この装置では、シートガイドを移動させるだけで、ジャム処理のための作業空間を生成する構成となっているため、シート後処理装置の内部に、シートガイドが移動してジャム処理の作業空間を形成するための空間を予め備えておかねばならず、その分装置が大型化してまう。
【0121】
また、本発明の目的は、ジャム処理作業時のステープルトレイの移動によりステープルトレイ上のシートの整合性が低下してステープルの品質を低下することを防止したり、ジャム処理の作業空間を形成するための空間を予め装置内部に備えた分だけ装置が大型化したりすること防止することであるともいえる。
【0122】
また、図2は、デジタル複合機1の縦断面図であり、デジタル複合機1は、プリント部2を核に、スキャナ部3,シート後処理装置5,多段給紙ユニット6、中継搬送ユニット8および両面複写ユニット10が接続され、機能が拡張されているといえる。また、スキャナ部3は、システムラック7上に支持されることで、プリント部2およびシート後処理装置5の上方に配置されている。
【0123】
また、プリント部2は、スキャナ部3にて読み込まれた画像の記録出力はもとより、パーソナルコンピュータなどの画像処理装置が接続されると、この外部接続機器からの画像データを記録出力するものである。このプリント部2において、装置本体の略中央右側には、感光体ドラム21を中心とする電子写真プロセス部28が配置されている。
【0124】
また、プリント部2本体の下面には、周辺機器として準備されている多段給紙ユニット6等から送られてくるシートを受け入れ、電子写真プロセス部28の感光体ドラム21と転写ユニットとの間に向かって順次供給するための用紙受口27が設けられている。
【0125】
また、定着器41は、電子写真プロセス部28の上方に配置されており、画像の転写されたシートを順次受け入れて、シート上に転写された現像剤を加熱定着して定着器41外へとシートを送り出すものである。なお、画像の記録されたシートは、排紙ローラ43からプリント部2の上面の中継搬送ユニット8に受け渡される。
【0126】
また、プリント制御部24,画像制御部25,電源ユニット26は、LSU27の上下空間部に設けられているといえる。また、画像制御部25は、インターフェイス基板から受け入れられた画像データに対して所定の画像処理を施し、LSU27により画像として走査記録させるためのイメージコントロールユニット(ICU)基板を備えたものであるといえる。
【0127】
また、多段給紙ユニット6は、上部にプリント部2とシート後処理装置5とを載置するように構成されているが、この状態で移動してシステムラック7の間に固定して配置可能なように、下部に移動コロ69および固定部68を備えているといえる。移動時には、固定部68を回転して上昇することで固定部68を床面から離間し、固定時には、固定部68を回転して下降することで固定部68を床面に接触させて、多段給紙ユニット6を固定する。
【0128】
また、本実施の形態では、多段給紙ユニット6に、3つのシート供給部61・62・63を備えるとしている。デジタル複合機1は、給紙カセット22を含めて、同一サイズのシートを収納するシート供給部が複数設けられる構成であることが好ましい。
【0129】
また、シート後処理装置5は、該装置の上部で中継搬送ユニット8またはプリント部2から排出される画像の記録されたシートを搬入ローラ50で導き入れて、シートに対して後処理(ステープル処理)を施すものである。
【0130】
また、中継搬送ユニット8は、プリント部2の頂部に設けられた排出トレイ44の上部に装着された搬送ユニットであり、シート後処理装置5は、プリント部2の下流側に位置しているといえる。
【0131】
また、この中継搬送ユニット8の第2搬送路84の途中で、シートを該ユニットの上面とシート後処理装置5の上面とで形成された排出トレイ85にシートを導く別の第1搬送路83が分岐しているといえる。さらに、切り換えゲート81は、搬送路の分岐部に配置されている。
【0132】
また、排出トレイ85は、シートの反転搬送路として使用されるようにもなっており、外付けの両面複写ユニット10と合わせて、シートの両面への画像形成を実現するものである。
【0133】
また、給紙カセット22,シート供給部61・62・63から電子写真プロセス部28および定着器41への搬送路(搬送部23)には、定着器41の下流側にゲート45が設けられている。
【0134】
また、定着の終了したシートは、切り換えゲート45が図1の実線側に切り換わっていると、シート後処理装置5または前記排出トレイ85へ排出される。そして、排出トレイ85が反転搬送路として使用される場合には、シートが引き戻され、破線側に切り換わっている切り換えゲート45を介して、両面複写ユニット10に反転搬送される。
【0135】
また、シート後処理装置5では、図示しないセンサによってシート束が所定厚さよりも薄いと検知される場合、又は、図示しないシート枚数のカウンターによりシート束が所定枚数よりも少ないと検出される場合には、そのまま、シートを排出ローラ587にかませて下段の排出トレイ59に排出してもよい。一方、上記センサによりシート束が所定厚さよりも厚いと検知される場合、又は、上記カウンターによりシート束が所定枚数よりも多いと検出される場合に、図示しない制御部がソレノイド589をONしてもよい。これにより、排出ローラ587の上側ローラが持ち上げられる。その後、ローラ・ベルト対搬送部583によって、シートが排出ローラ587にかみこまれる位置まで搬送された後、上記制御部がソレノイド589をOFFする。その後、排出ローラ587にかまれたシートは、下段の排出トレイ59に排出される。
【0136】
また、シート後処理装置5における切り換えゲート52は、ユーザーにて指定されたモードに応じて、シートの搬送路を、ステープル処理を実施しない第1搬送路53と、ステープル処理部58に繋がる第2搬送路54との間で、選択的に切り換えるものである。また、切り換えゲート52の案内によって、第1搬送路53に搬入されたシートは、第1排出ローラ55の作用で、そのまま何の処理も施されることなく、上段の排紙トレイ56上に排出される。一方、切り換えゲート52の案内によって第2搬送路54に搬入されたシートは、この搬送路54上に配置された第2排出ローラ57によって、ステープル処理部58に導かれる。また、整合板582は、搬送方向に直交する方向ヘシートを揃えるための整合板であるともいえる。
【0137】
また、図4および図5に示すように、シート後処理装置5では、切り換えゲート52を含まない第2搬送路54において、ステープルトレイ581のシート載置面に対向する部分のシート搬送部(移動部)が、ステープルトレイ581のシート載置面から遠ざかるように、ステープルトレイ581の傾斜方向に(斜め下方に)移動可能であるといえる。
【0138】
また、シート後処理装置5の本体と移動部70との間にはリンク機構が設けられているといえる。また、リンク部材76の図6中の反時計方向の回転は、リンク部材76の下端部76bが支持されている付近の本体フレームに設けた図示しないストッパーにより、阻止されるようになっている。
【0139】
また、ジャム処理機構71を、移動部70の頂部70aに設けたロック解除レバー77を手で把持すると、ロック解除レバー77の回動軸77aに一体的に設けられたフック部材78が、回動軸77aを中心にして図6において時計方向に回動して、本体フレームに設けられたピン79との係合が解除されるようにしてもよい。さらに、この状態で、手で移動部70を斜め左下方向に誘導すると、移動部70はほぼ同一の姿勢で移動して、ステープルトレイ581のシート載置面の上方の空間を拡開して、ジャム処理空間を形成できる。
【0140】
また、回動軸77aの端部に、移動部70のフレームとの間に、フック部材78を図中で反時計方向に付勢する付勢部材を設けてもよい。これにより、移動部70を元に戻す際には、移動部70を斜め右上方に手で移動し、ほぼ元の位置になるとフック部材78がピン79に係合して、移動部70はシート後処理装置5本体に係止される。
【0141】
また、移動部70を水平方向に移動させる構成では、移動部と装置本体とは、奥側(図8の奥側)が、第1スライドガイド94および第2スライドガイド95を介して接続されており、手前側(図8の手前側)は、第2スライドガイド95とほぼ同じ高さに設けられた第3スライドガイド(図示せず)により接続されるようにしてもよい。この構成でも、移動部70を移動させることにより、ジャム処理時に、シート後処理装置5の上部に配置されているスキャナ部3の作業性を悪くすることなく、ジャム処理を行える。
【0142】
また、移動部70をステープルトレイ581のシート載置面に対向する部分のシート搬送部としてもよい。さらに、これらの部分に加えて、シート後処理装置5の前面部分も同時に開放できる構成とすることも可能である。これにより、斜め上方からジャム処理する空間を見られるので、ジャム処理を行いやすい。つまり、ジャム紙を上からだけでなく横からも掴めるので、ジャム紙を引き出しやすいという効果を得られる。
【0143】
また、シート後処理装置5では、移動部70はステープルトレイの傾斜方向に移動するので、水平方向の移動量が大きくなくても、ステープルトレイのシート載置面上方のジャム処理空間を大きくとれる。
【0144】
これにより、ステープルトレイ上のジャム紙および搬送路中のジャム紙の両方を容易に取り除くことができる。また、装置の実質の床占有面積も小さくすることができる。さらに、ステープルトレイの長さの分だけの空間をとることも可能となる。また、切り換えゲート52を移動部70と共に移動せず、本体側に残す構成なので、移動部が移動して、ジャム処理空間が形成されたときに、移動部のジャム処理空間が形成された側に、切り換えゲート52があるために、ジャム処理作業が行いにくくなるといった問題を解消できる。
【0145】
また、本発明を、以下の第1〜第7のシート後処理装置として表現することもできる。すなわち、第1のシート後処理装置は、画像形成機器から排出されるシートを後処理トレイにスタックし、スタックされたシートに対して後処理(ステープル処理、パンチ処理、糊付け綴じ処理等)を行い、その後、後処理後のシートを排出トレイに排出するシート後処理装置において、後処理トレイのシート載置面に対向して配置されたシート搬送部を、後処理トレイのシート載置面から遠ざかる方向に移動させ、後処理トレイのシート載置面近傍の空間をジャム処理空間として拡開する構成である。
【0146】
この構成は、ジャム処理作業時に後処理トレイごと移動させるものではないので、後処理トレイの移動により後処理トレイ上のシートの整合性が低下してステープル等の後処理の品質を低下することを防止できる。さらに、この構成では、後処理トレイのシート載置面に対向して配置されたシート搬送部を移動させることによりジャム処理空間を形成するので、ジャム処理のための作業空間を形成するための空間をあらかじめ装置内部に設けておく必要がなく、装置の小型化を実現できる。
【0147】
また、第2のシート後処理装置は、第1のシート後処理装置において、上記後処理トレイのシート載置面は上記排出トレイ側に向いており、上記後処理トレイのシート載置面に対向して配置されたシート搬送部は、上記後処理トレイのシート載置面よりシートの排出方向側に設けられている構成成分を有して、装置本体に対し移動する構成である。
【0148】
後処理トレイのシート載置面が、画像形成機器本体に近接配置されているシート後処理装置の入紙側(例えば入紙ローラ側)を向くように、後処理トレイを配置した場合、後処理トレイのシート載置面に対向して配置されたシート搬送部とは、入紙ローラ側の搬送部となる。
【0149】
この場合、入紙ローラ側の搬送部を移動するように構成しようとすると、入紙ローラ側の搬送部を移動する前に、シート後処理装置本体を画像形成機器本体から離間させる必要がある。従って、ジャム処理時の作業数が増え、また、大きなシート後処理装置本体を移動するので作業性が劣る。
【0150】
さらに、この場合に、入紙ローラ側の搬送部を上方に移動するように構成すると、入紙ローラ側の搬送部が移動した後の空間がジャム処理の作業空間になるので、自ずと装置の下方側からジャム処理をすることになり、窮屈な姿勢でのジャム処理作業になり、作業性が低下するか、或いは、入紙ローラ側の搬送部の移動量をかなり大きくする必要があり、移動機構も複雑になり大型化する。
【0151】
これに対して、第2のシート後処理装置のように、シート載置面を排出トレイ側に向けることにより、簡単な移動機構でシート載置面に対向して配置されたシート搬送部の移動を実現できて、ジャム処理作業も行いやすくなる。
【0152】
また、第3のシート後処理装置は、第1のシート後処理装置の構成において、シート後処理装置の上部に他の装置が配置される場合、後処理トレイのシート載置面に対向して配置されたシート搬送部が、略水平又は斜め下方に移動する構成である。
【0153】
この構成は、後処理トレイのシート載置面に対向して配置されたシート搬送部を上方に移動させる構成ではないため、シート後処理装置の上部に他の装置(スキャナ等)が配置されたとしても、上部に配置された他の装置の作業性を悪くすることはない。さらに、この構成により、ジャム処理の際に、シート載置面に対向して配置されたシート搬送部が移動可能となる空間を十分にとれるので、ジャム処理空間を広く形成できる。
【0154】
また、第4のシート後処理装置は、第1のシート後処理装置において、後処理トレイのシート載置面に対向して配置されたシート搬送部が、斜め下方に移動する構成である。
【0155】
この構成においては、後処理トレイのシート載置面に対向して配置されたシート搬送部は、後処理トレイの傾斜方向に移動する。従って、水平方向の移動量が大きくなくても、後処理トレイ上方のジャム処理空間を大きく取れる。これにより、後処理トレイのジャム処理および搬送路のジャム処理の両方のジャム処理が行いやすい。
【0156】
また、後処理トレイの傾斜方向に移動するので、後処理トレイの長さ分だけの移動可能な空間をとれる。さらに、後処理トレイのシート載置面に対向して配置されたシート搬送部の移動量が小さくて済むので、装置の実質の床占有面積(ジャム処理等の作業時に装置が占める床面積)を低下させられる。さらに、排出方向から見ると、入紙ローラとの間に段差が生じるので、入紙ローラ付近のジャム処理がより簡易になる。
【0157】
また、第5のシート後処理装置は、第1のシート後処理装置において、後処理トレイのシート載置面に対向して配置されたシート搬送部の移動により、後処理トレイの上方側と後処理トレイの後処理装置前面側が同時に拡開される構成である。
【0158】
この構成では、斜め上方よりジャム処理すべき場所を見下ろせるので、ジャム処理が行いやすい。例えば、前面側から手を入れてジャムしたシートの横を手で把持し、上方側にシートを引き出すと言った具合に、ジャムしたシートを除去する作業が手前側と上方側の2方向でできるので、ジャム処理が容易である。
【0159】
また、第6のシート後処理装置は、第1のシート後処理装置において、後処理トレイのシート載置面に対向して配置されたシート搬送部を水平方向の成分を有して移動する場合、後処理トレイの下側綴じで後処理トレイの下側から綴じ束排出として、後処理トレイのシート載置面に対向して配置されたシート搬送部が、入紙ローラ側により接近した構成である。
【0160】
この構成では、後処理トレイのシート載置面に対向して配置されたシート搬送部の移動量が小さくて済むので、装置の実質の床占有面積(ジャム処理等の作業時に装置が占める床面積)が低下できる。
【0161】
また、第7のシート後処理装置は、第1のシート後処理装置において、シート搬送部を移動する場合、ゲート手段を、装置本体側に残しておく構成である。ゲート手段がシート搬送部とともに移動しないので、シート搬送部の装置本体側にゲート手段が位置して、ジャム処理作業を行いにくくなることを防止することが可能となる。
【0162】
【発明の効果】
以上のように、本発明のシート後処理装置(本後処理装置)は、画像形成機器から排出されるシートを後処理トレイに載置し、載置したシートに対して後処理を施すシート後処理装置において、後処理トレイに対向するトレイ対向部位を装置の外部方向に移動させる移動機構を有しており、後処理を施さない状態のシートを排紙トレイに排出する際に使用される第1搬送路と、後処理を施した状態でシートを排出する際に使用されるとともに、後処理トレイにシートを搬送する第2搬送路とを有し、トレイ対向部位は、後処理トレイの上部に位置する上記第1搬送路の一部、および、上記排紙トレイを含み、上記移動機構は、上記第1搬送路の一部、および、上記排紙トレイを装置の外部方向に移動させるものである構成である。
【0163】
本後処理装置では、後処理トレイに対向する部位(トレイ対向部位)を装置の外部に移動するための、移動機構を備えている。すなわち、本後処理装置では、上記のようなトレイ対向部位を装置の外部に移動できるため、後処理トレイの前面を開放して空間(ジャム処理空間)を設けることが可能となっている。
【0164】
従って、本後処理装置では、後処理トレイの近傍においてジャム(シート詰まり等)の生じた場合、トレイ対向部位を外部に移動させて形成されるジャム処理空間を利用することで、ジャムを起こしたシートの取り出し(ジャム処理)を非常に容易に行えるようになっている。
【0165】
また、本後処理装置では、ジャム処理空間を形成するために、後処理トレイを移動させずに、トレイ対向部位を移動させるようになっている。これにより、後処理トレイに載置されているシートに悪影響(整合性の低下等)を与えることを防止できる。従って、ジャム処理後であっても、品質(出来ばえ)のよい後処理を行える。
【0166】
また、本後処理装置では、ジャム処理空間を形成するために、トレイ対向部位を、装置の外部に移動させるように設定されている。すなわち、装置の一部であるトレイ対向部位を外側に突出させ、トレイ対向部位の占めていた空間をジャム処理空間とする構成である。このため、ジャム処理空間となるべきスペースを装置内部にあらかじめ設けておく必要がない。従って、装置の小型化を実現しやすくなっている。
【0167】
なお、トレイ対向部位を外部に移動させるときに、トレイ対向部位の全体を外部に突出させる必要はない。後処理トレイの前面に十分なジャム処理空間を設けられる程度に、トレイ対向部位の一部分を外部に突出させるように設定すればよい。
【0168】
また、本後処理装置は、画像形成後のシートを容易に入力できるように、画像形成機器に隣接した状態で設置されていることが好ましい。また、この場合には、上記の移動機構は、画像形成機器の設置位置とは異なる方向に、トレイ対向部位を移動するように設定されていることが好ましい。
これにより、ジャム処理空間を形成するために、本後処理装置と画像形成機器との配置を変えることなく、トレイ対向部位を移動できる。
【0169】
また、この構成では、後処理トレイと画像形成機器との間にトレイ対向部位が位置することを回避するように、本後処理装置および画像形成機器を配置することが好ましい。これにより、トレイ対向部位における移動方向の制限を小さくできる。
【0170】
また、上記の移動機構は、トレイ対向部位を、後処理トレイの斜め下方に移動させるように設定されていることが好ましい。これにより、本後処理装置の上方(トレイ対向部位の上方)に他の装置(スキャナ等)を配置することが容易となる。
【0171】
また、この構成では、トレイ対向部位における水平方向の移動量を大きく設定しなくても、トレイ対向部位を後処理トレイよりも下方に移動させることで、ジャム処理空間を大きく取れる。さらに、トレイ対向部位の水平方向への移動量を低減できるため、装置の実質の床占有面積(トレイ対向部位を外部に移動させた状態での占有面積)を低下させられる。
【0172】
また、この構成では、上記移動機構が、後処理トレイに対向する通常位置にトレイ対向部位を固定するロック部と、このロック部材によるトレイ対向部位の固定を解除するロック解除部と、トレイ対向部位の位置を、通常位置と、通常位置の斜め下方に設定されたジャム処理位置との間に制御する移動制御部とを有していることが好ましい。
【0173】
上記の構成では、ジャム処理空間を形成する際には、ロック解除部によって、ロック部によるトレイ対向部位の固定を解除する。そして、移動制御部による制御を受けながら、トレイ対向部位を、斜め下方のジャム処理位置まで移動させるように設定される。これにより、通常位置にあるトレイ対向部位をジャム処理位置まで容易に移動させられるので、ジャム処理空間を簡単に形成できる。
【0174】
また、本後処理装置では、移動機構が、トレイ対向部位を略水平方向に移動させるように設定されていてもよい。この構成においても、本後処理装置の上方に他の装置を容易に配置できる。
【0175】
また、この場合には、トレイ対向部位の移動方向が水平であるため、移動機構の構造を簡略化できる。すなわち、例えば、移動機構を、装置本体に固定したスライドホルダーと、このホルダー内をスライドさせるための、トレイ対向部位に固定したスライダーとから構成できる。あるいは、装置本体に固定したレールと、このレール上を滑走させるための、トレイ対向部位に固定した車輪との組み合わせからも構成できる。
【0176】
また、本後処理装置において、装置全体のサイズを小さくするためには、後処理トレイの傾斜角度を大きくして、後処理トレイ(シート載置面)をほぼ鉛直方向に沿った状態とすることが好ましい。
しかしながら、このような構成では、トレイ対向部位だけを移動させても、後処理トレイの状態を十分に視認できない場合がある。従って、この場合には、移動機構は、トレイ対向部位とともに、後処理トレイの上部に位置する上部部位を外部に移動させるように設定されていることが好ましい。
【0177】
この構成では、後処理トレイの上方の空間も開放できるため、後処理トレイの視認性を高められる。また、トレイ対向部位の移動量を大きくとらなくても、ジャム処理空間を大きく取れる。
【0178】
さらに、斜め上方より後処理トレイ近傍(ジャム処理すべき場所)を見下ろせるので、ジャム処理を行いやすい。例えば、後処理トレイの対向部位側(前面側)から手を入れて、ジャムを起こしたシートを掴み、上方側から引っ張り出すような処理を行える。すなわち、ジャムを起こしたシートを除去する作業を、対向部位側と上方側との2方向から行えるので、ジャム処理を容易に行える。
【0179】
また、本後処理装置では、移動機構が、トレイ対向部位とともに、後処理トレイの側部に位置する側部部位を装置の外部に移動させるように設定されていることも好ましい。
【0180】
この構成では、後処理トレイの側方の空間を開放できるため、トレイ対向部位の移動量を大きくとらなくても、ジャム処理空間を大きく取れる。また、ジャムを起こしたシートを除去する作業を、対向部位側と側方側との2方向から行えるので、ジャム処理を容易に実行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるシート後処理装置のジャム処理状態を示す説明図である。
【図2】上記したシート後処理装置を有するデジタル複合機の構成を示す説明図である。
【図3】上記したシート後処理装置の構成を詳細に示す説明図である。
【図4】ステープル処理を施すシートがジャムを起こした場合における、シート後処理装置のジャム処理状態を示す説明図である。
【図5】ステープル処理を施さないシートがジャムを起こした場合における、シート後処理装置のジャム処理状態を示す説明図である。
【図6】上記したシート後処理装置におけるジャム処理機構を詳細に示す説明図である。
【図7】図6に示したジャム処理機構に含まれるロック機構を詳細に示す説明図である。
【図8】上記したシート後処理装置における、他のジャム処理状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 デジタル複合機(画像形成機器)
2 プリント部(画像形成機器)
5 シート後処理装置
58 ステープル処理部
581 ステープルトレイ(後処理トレイ)
585 ステープラ
70 移動部
71 ジャム処理機構(移動機構)
72 リンク機構(移動機構,移動制御部)
73 ロック機構(移動機構)
74 第1可動壁(移動機構,移動制御部)
75 第2可動壁(移動機構,移動制御部)
76 リンク部材(移動機構,移動制御部)
77 ロック解除レバー(移動機構,ロック解除部)
78 フック部材(移動機構,ロック部)
79 ピン(移動機構,ロック部)
Claims (7)
- 画像形成機器から排出されるシートを後処理トレイに載置し、載置したシートに対して後処理を施すシート後処理装置において、
後処理トレイに対向するトレイ対向部位を装置の外部方向に移動させる移動機構を有しており、
後処理を施さない状態のシートを排紙トレイに排出する際に使用される第1搬送路と、
後処理を施した状態でシートを排出する際に使用されるとともに、後処理トレイにシートを搬送する第2搬送路とを有し、
トレイ対向部位は、後処理トレイの上部に位置する上記第1搬送路の一部、および、上記排紙トレイを含み、
上記移動機構は、上記第1搬送路の一部、および、上記排紙トレイを装置の外部方向に移動させるものであることを特徴とするシート後処理装置。 - 上記画像形成機器に隣接して配置されているとともに、
上記移動機構が、画像形成機器の設置位置とは異なる方向にトレイ対向部位を移動するように設定されていることを特徴とする請求項1に記載のシート後処理装置。 - 上記移動機構は、トレイ対向部位を、後処理トレイの斜め下方に移動させるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載のシート後処理装置。
- 上記移動機構が、
後処理トレイに対向する通常位置にトレイ対向部位を固定するロック部と、
このロック部材によるトレイ対向部位の固定を解除するロック解除部と、
トレイ対向部位の位置を、通常位置と、通常位置の斜め下方に設定されたジャム処理位置との間に制御する移動制御部とを有していることを特徴とする請求項3に記載のシート後処理装置。 - 上記移動機構は、トレイ対向部位を略水平方向に移動させるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載のシート後処理装置。
- 上記後処理トレイがほぼ鉛直方向に沿った状態で設置されており、
上記移動機構が、トレイ対向部位とともに、後処理トレイの上部に位置する上部部位を外部方向に移動させるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載のシート後処理装置。 - 上記移動機構が、トレイ対向部位とともに、後処理トレイの側面に位置する側部部位を装置の外部方向に移動させるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載のシート後処理装置。
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