JP5838715B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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本発明は、画像処理装置に係り、特にFBS(Flat Bed Scanner)方式及びADF(Automatic Document Feeder)方式によって原稿の画像を読み取り、読み取った原稿の画像を画像記録部によって記録紙に記録(印刷)して排出することが可能な画像処理装置に関する。
従来、複写機,スキャナ,プリンタ,ファクシミリ等の機能を備えた複合機においては、A3サイズまでの大きさの原稿を画像読取部で読み取り、A3サイズ以下の大きさの記録紙に読み取り画像を印刷出力可能としたタイプ(以下、「A3機」という)が使用されている。A3機では、原稿を載置するための原稿読取面はA3サイズに対応した大きさに設定されており、使用者はFBS方式を用いて最大でA3サイズの原稿の画像を画像読取部に読み取らせることができる。また、A3機では、使用者はADF(Automatic Document Feeder)を利用して原稿の画像を画像読取部に読み取らせることができる(ADF方式)。
また、FBS方式によって読み取り可能な最大原稿サイズがA4サイズであり、同サイズ以下の大きさの記録紙に印刷出力可能とした複合機も知られている(以下、「A4機」という)。このようなA4機は、原稿読取面がA4サイズに対応した大きさに設定されている。
オフィス等で使用される原稿及び記録紙は、ほとんどがA4サイズであり、A3サイズの原稿及び記録紙は使用される頻度が極めて低い。しかしながら、頻度は低いながらもA3サイズの原稿及び記録紙を使用する機会があるので、A3機が比較的よく使用されている。
一方、小規模なオフィスや家庭では、使用頻度の低いA3サイズのために、大きな設置面積を要するA3機を設置する余裕がない場合がある。したがって、小さな設置面積で済むA4機への需要も同様に存在する。
このようなA3機及びA4機には、画像記録部から排出された記録紙を処理するためのフィニッシャー装置が設けられる場合がある。このフィニッシャー装置により、排出原稿の仕分け、ステープラー留め、孔空け等の処理を行うことができる。
従来のA3機にフィニッシャー装置を設ける場合、A3機の設置面積に加えてフィニッシャー装置の設置面積が必要である。このため、装置が更に大型化してしまい、小規模なオフィスや家庭内には導入し難いという問題があった。
これに対して、特許文献1に記載の装置は、フィニッシャー装置を装置内に備えた構成となっている。すなわち、特許文献1の装置では、大サイズの記録紙(例えばA3サイズ)を収容する給紙カセットの上に、小サイズの記録紙(例えばA4サイズ)を収容する複数の給紙カセットの積層構造と、フィニッシャー装置とが、並列に配置されており、これらの上部に感光ドラムを含む画像記録部が設けられ、さらに画像記録部の上に大サイズの記録紙に対応する原稿読取面が形成されている。このような構成により、特許文献1の装置では、フィニッシャー装置を含めた装置全体の設置面積を比較的小さくすることができる。
特開平8−106192号公報
FBS方式で読み取り可能な複写機能を有する複合機では、記録(印刷)できる最大記録紙サイズが、FBS方式で読み取り可能な最大原稿サイズまでであった。例えば、従来のA3機及びA4機では、それぞれA3サイズ,A4サイズが最大記録紙サイズである。このため、最大記録紙サイズをA3サイズに設定すると、FBS方式で用いる原稿読取面もA3サイズに対応した大きさにしなければならなかった。
また、上述のようにオフィス等で使用される原稿及び記録紙は、ほとんどがA4サイズである。したがって、従来のA3機や特許文献1の装置のように、A3サイズの原稿に対応したFBS方式用の原稿読取面及び画像読取部を設けることは、A3サイズの原稿読取の頻度を考慮に入れると、製品コストが高くなるという問題があった。
また、特許文献1の装置では、フィニッシャー装置の上に原稿読取面及び画像読取部が設けられるので、フィニッシャー装置の高さが、小サイズ(A4サイズ)の記録紙用の給紙トレイの積層構造の高さに制限される。このため、フィニッシャー装置内に充分な数の排紙トレイを確保できなかったり、フィニッシャー装置の機能が制限されたりするという問題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、フィニッシャー装置を備えた画像処理装置において、狭い設置面積を維持しつつ、製品コストを低減し、且つ、フィニッシャー装置に充分な機能を持たせることが可能な画像処理装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、原稿読取面に載置された原稿の画像、及び、原稿読取面の上部に配置された自動原稿送り装置から搬送された原稿の画像を読み取る画像読取部と、所定サイズの複数の記録紙を積層状態で収容する給紙カセットと、画像読取部で読み取られた画像を給紙カセットから供給される記録紙に記録する画像記録部と、を備えた画像処理装置であって、給紙カセットは、原稿読取面に載置して読み取り可能な原稿の最大原稿サイズと同じ第1のサイズまでの大きさの記録紙を収容可能な第1の給紙カセットと、最大原稿サイズよりも大きな第2のサイズまでの大きさの記録紙を収容可能な第2の給紙カセットと、を少なくとも備え、この第2の給紙カセットが、平面視で画像読取部及び画像記録部を含む装置本体よりも水平方向に突出する突出部分を構成し、この突出部分の上部に、画像記録部から排出された記録紙を処理するためのフィニッシャー装置が設けられていることを特徴としている。
このように構成された本発明によれば、大きな第2のサイズ(例えばA3サイズ)の記録紙を収容する第2の給紙カセットよりも原稿読取面のサイズ(第1のサイズ、例えばA4サイズに対応)を小さく設定することにより、第2の給紙カセット上にスペースが生じるので、このスペースにフィニッシャー装置を配置することができる。これにより、装置の設置面積を拡大することなく、装置本体にフィニッシャー装置を併設することができる。
また、本発明では、原稿読取面を第2のサイズよりも小さく設定したことによって、第2のサイズの原稿をFBS方式によって読み取ることができなくなるが、自動原稿送り装置(ADF)を用いることにより、第2のサイズの原稿も読み取ることが可能である。したがって、FBS方式で読み取ることができる第1のサイズの原稿を、通常使用する書類のサイズに適合させることにより、通常使用するサイズの書類を処理するときには不便が生じることない。また、ADF方式で読み取ることができる第2のサイズの原稿を、通常は頻繁に使用しないサイズの書類に適合させることにより、このサイズの書類も不便なく処理することができる。更には、FBS方式に係る画像読取部の構成がコンパクトになるので、製品コストを低減することができる。
また、本発明において好ましくは、第2の給紙カセットは、画像読取部が自動原稿送り装置から搬送された最大原稿サイズよりも大きな第2のサイズの原稿の画像を読み取った場合に、画像記録部に第2のサイズの記録紙を供給可能に構成されている。
このように構成された本発明によれば、ADFを用いて第2のサイズの原稿の画像を読み取った場合には、第2の給紙カセットから第2のサイズの記録紙を供給して、第2のサイズの記録紙に読取画像を記録することもできる。
なお、本発明において、第2のサイズの原稿を縮小コピーする場合には、第1の給紙カセット又は第2の給紙カセットから所望のサイズの記録紙を供給するように構成することができる。
また、本発明において好ましくは、原稿読取面は、原稿読取面の長手方向が、使用時に使用者が立つ画像処理装置の正面から背面へ向かう奥行き方向に沿うように配置されており、突出部分は、画像処理装置の正面に向かって装置本体の左右方向の一方側に突出している。
このように構成された本発明によれば、装置本体とフィニッシャー装置とを装置の左右方向に併設することができる。
また、本発明において好ましくは、第1のサイズはA4サイズであり、第2のサイズはA3サイズである。
このように構成された本発明によれば、A3機のサイズでありながら、フィニッシャー装置をも含むことができる。また、高い頻度で使用されるA4サイズの書類にFBS方式が適合しており、低い頻度でしか使用されないA3サイズの書類はADF方式で読み取ることができるので、読取処理の機能の低下を招くことなく、製品コストを低減することができる。
また、本発明において好ましくは、自動原稿送り装置及びフィニッシャー装置は共に、装置本体の正面に向かって左右方向の同じ側に配置されている。
このように構成された本発明によれば、装置本体の同一側で自動原稿送り装置とフィニッシャー装置からの原稿と記録紙を取り出すことができる。
また、本発明において好ましくは、自動原稿送り装置が、装置本体の正面に向かって左右方向の一端側に配置されると共に、画像記録部から排出された記録紙を収容するための胴内排出空間が、装置本体内の他端側に設けられている。
このように構成された本発明によれば、装置本体のうち、胴内排出空間が形成されていない剛性が高い部分の上部に自動原稿送り装置を配置することができるので、装置全体の剛性を高く維持することが可能となる。
また、本発明において好ましくは、自動原稿送り装置が、装置本体の正面に向かって左右方向の一端側に配置されると共に、フィニッシャー装置が、他端側に配置されている。
また、本発明において好ましくは、自動原稿送り装置は、少なくとも給紙トレイ及び/又は排紙トレイを有し、フィニッシャー装置は、給紙トレイ及び/又は排紙トレイの原稿載置領域を延長するための延長給紙トレイ及び/又は延長排紙トレイを有する。
原稿読取面に対応する第1のサイズの原稿よりも大きな原稿を自動原稿送り装置によって読み取る場合には、読取原稿が装置本体からはみ出るおそれがある。しかしながら、本発明によれば、装置本体から突出する、第2の給紙カセットの突出部分の上にフィニッシャー装置を設けたので、フィニッシャー装置に延長給紙トレイ及び/又は延長排紙トレイを設けることができる。これにより、本発明では、延長給紙トレイ及び延長排紙トレイによって、第1のサイズよりも大きなサイズの原稿を安定的に保持することができる。
また、本発明において好ましくは、フィニッシャー装置は、排紙トレイを備え、この排紙トレイは、記録紙の排紙方向の下流側端部が開放されている。
本発明の画像処理装置によれば、狭い設置面積を維持しつつ、製品コストを低減し、且つ、フィニッシャー装置に充分な機能を持たせることができる。
本発明の第1の実施形態の画像処理装置の正面図である。 本発明の第1の実施形態の画像処理装置の構成を示す正面側から見た説明図である。 本発明の第1の実施形態の画像処理装置の構成を示す右側から見た説明図である。 本発明の第1の実施形態の画像処理装置の平面図である。 本発明の第1の実施形態の給紙カセットの説明図である。 本発明の第2の実施形態の画像処理装置の正面図である。 本発明の第3の実施形態の画像処理装置の正面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
先ず、本発明の第1の実施形態を図1−図5を参照して説明する。図1は画像処理装置の正面図、図2は画像処理装置の構成を示す正面側から見た説明図、図3は画像処理装置の構成を示す右側から見た説明図、図4は画像処理装置の平面図、図5は給紙カセットの説明図である。
図1−図3に示す本実施形態の画像処理装置1は、複写機能,スキャナ機能,プリンタ機能,ファクシミリ機能等を備えた複合機である。本実施形態の画像処理装置1は、A4サイズの原稿の画像の読み取り、及び、A4サイズの記録紙への記録(印刷)に適合されている。図2に示すように、画像処理装置1は、画像読取部10と、画像記録部20と、原稿送出部30と、給紙部40と、排出部50と、操作部60と、フィニッシャー装置70を備えている。また、図1に示すように、画像読取部10の一部,画像記録部20,給紙部40の一部,排出部50は、略直方体の形状の筐体(装置本体)2内に収容されている。
操作部60は、原稿サイズ,記録紙サイズ,拡大縮小倍率,複写枚数,FAX番号等を入力及び表示するための操作パネルである。
画像読取部10は、原稿の画像を読み取るためのものであり、図2に示すように、原稿載置板11と、原稿載置板11を覆う原稿台カバー12と、原稿載置板11の下部に配置された原稿読取ユニット13を備えている。
原稿載置板11は、FBS方式によって原稿を読み取る際に原稿をその上に載置するための透明な板状の部材であり、装置本体2の最上面に配置されている。原稿載置板11の原稿載置面が原稿読取面11a(図4参照)であり、最大でA4サイズの原稿を読み取り可能とする大きさに適合されている。本実施形態では、原稿載置板11は、平面視で矩形であり、短辺が左右方向(A方向)に平行に配置され、長辺が奥行き方向(図4のB方向)に平行に配置されている。
原稿台カバー12は、装置本体2の上部に配置されている。原稿台カバー12は、原稿載置板11上に載置された原稿を原稿載置板11との間に固定状態で挟み込むように構成されており、装置本体2の上面の背面側端部に設けられたヒンジ(図示せず)を回動中心として回動可能となっている。
なお、本明細書で、複合機1の正面とは図1で示されている側面(すなわち、操作部60が設けられ、使用者が使用時に立つ側の側面)を意味し、複合機1の背面とは正面に対して反対側の側面を意味する。また、幅方向又は左右方向とは図1における左右方向であり、奥行き方向とは図1における紙面に直交する方向(すなわち、正面から背面に向かう方向)である。また、複合機1の左側及び右側は、それぞれ図1の左側及び右側を意味する。
原稿読取ユニット13は、装置本体2の最上部にわたって配置されており、原稿に光を照射する光源14と、原稿からの反射光の光路の経路を変更するミラー15a,15b,15cと、光源14及びミラー15a,15b,15cを読取副走査方向(左右方向A)に移動させる移動機構(図示せず)と、ミラー15cからの光を収束させる集光レンズ16と、集光レンズ16からの光に基づいて原稿の画像を読み取る撮像素子(CCD)17を備えている。撮像素子17で読み取られた画像データは、画像メモリ(図示せず)で記憶される。
本実施形態では、読取処理時に、原稿読取ユニット13は、原稿のサイズに応じて選択された読取領域内の原稿の画像データを取得する。詳しくは、図示しない制御部からの駆動信号に基づいて、原稿読取ユニット13は、移動機構によって、載置された原稿の短辺方向の一端側から他端側まで読取副走査方向Aに沿ってミラー15a及び光源14を移動させる。この間、移動機構は、ミラー15b及び15cを、ミラー15aの移動距離の半分の距離だけ読取副走査方向Aに移動させる。
そして、原稿読取ユニット13は、ミラー15aが読取副走査方向Aに移動する間、載置された原稿の長辺方向の一端側から他端側まで、読取主走査方向(図4の奥行き方向B)に原稿を単位ピクセル毎に走査し、撮像素子17によって単位ピクセル毎の部分的な原稿の画像データを取得することを繰り返す。これにより、ミラー15aの読取副走査方向Aへの移動が完了した時点で、多数のピクセルからなる原稿全体の画像データが得られる。
なお、主走査により、原稿の画像の部分を構成する画素(ピクセル)毎の画像データが主走査方向に順次に取得(又は印刷)され、副走査により、主走査の位置が紙送り方向又はスキャナヘッドの送り方向(すなわち副走査方向)に移動される。
なお、本実施形態では、縮小光学方式の読取方式を採用しているが、これに限らず、CISセンサを用いた等倍光学方式(密着センサ方式)を採用してもよい。また、本実施形態では、2キャリッジ方式の光学系移動方式を採用しているが、密着センサ方式の場合には1キャリッジ方式を採用することができる。
画像記録部20は、外周面に光導電膜を有し回転軸21aを中心として回動する感光ドラム21と、この感光ドラム21の光導電膜を所定電位に一様帯電させる帯電器22と、感光ドラム21上に静電潜像を形成する露光器23と、感光ドラム21上の静電潜像にトナーを供給して、静電潜像を現像する現像器24と、トナー画像を感光ドラム21上から記録紙上に転写させる転写ローラ25と、記録紙上のトナー画像を加熱定着させる定着ローラ26と、給紙部40から記録紙を感光ドラム21に送り出す給紙ローラ27a,27b,27cと、記録紙の向きを整えるレジストローラ28と、記録紙を排出部50へ排出する排出ローラ29を備えている。
画像記録部20は、画像メモリから読み込んだ画像データを記録紙に印刷するように構成されている。画像データには、画像読取部10で取得された画像データ、送受信装置(図示せず)を介して外部(ファクシミリ、PC等)から受信した画像データが含まれる。
画像記録部20は、感光ドラム21に対して記録紙を記録副走査方向に移動させながら、感光ドラム21の回転軸21aの延びる方向に沿った記録主走査方向における部分的な画像の記録を繰り返すことによって、画像データに基づく全画像を記録紙に記録(印刷)する。
画像記録部20を構成する上記部品は、後述する胴内排出空間51を避けるため、現像器24等を除いて、主に装置本体2内の右側空間に積み上げられるように配置されている。すなわち、装置本体2内の右側に重量物が配置されている。このため、装置本体2は、これら重量物を支持するように、右側の剛性が高くなるように構成されている。
なお、本実施形態では、電子写真方式のプリンタ(レーザスキャン方式又はLEDヘッド方式)を採用しているが、これに限らず、インクジェット方式のプリンタや、サーマルプリンタ等を採用してもよい。
原稿送出部(ADF)30は、複数の原稿を載置可能な給紙トレイ31と、給紙トレイ31上の原稿を下流側へ給紙するピックアップローラ32と、給紙トレイ31上の原稿を1枚ずつ分離供給する分離ローラ33と、分離された原稿の向きを整えるレジストローラ34と、原稿を下流側へ送り出す搬送ローラ35と、送り出された原稿が上面を通過する幅狭で細長い透明な透光板36と、排出された原稿を収容する排紙トレイ37を備えている。原稿送出部30は、ADF(自動原稿送り装置)を構成している。
原稿送出部30は、主に原稿台カバー12に一体に取付けられているが、透光板36は、原稿載置板11の左側の端部に沿って僅かに離間して配置されている。
給紙部40は、所定の最大記録紙サイズ(本例ではA4サイズ)以下のサイズの複数の記録紙3を積層状態で収容する給紙カセット41と、上記最大記録紙サイズよりも大きな所定の拡張サイズ(本例ではA3サイズ)以下のサイズの記録紙を収容可能な手差しトレイ43と、最大原稿サイズよりも大きい拡張サイズ(A3サイズ)の大きさの記録紙を収容する第2の給紙カセット45を備えている。本実施形態では、記録紙3はロール紙ではなく規定のサイズに裁断されたカット紙である。なお、本実施形態では、給紙カセットが2つ設けられているが、これに限らず、より多くの給紙カセットを設けてもよい。
給紙カセット41は、画像記録部20の積層配置された構成部品を避けるように、装置本体2内で最下部に配置されている。給紙カセット41は、装置本体2の正面側から背面側へ向けて装置本体2内へ挿入可能となっている。
また、手差しトレイ43は、装置本体2の右側に配置されており、収納及び展開可能に構成されている。手差しトレイ43は、装置本体2内に収容された状態では、装置本体2の右側の側壁の一部を構成する。図2では、手差しトレイ43は、折り畳まれて装置本体2内に収容された状態である。
第2の給紙カセット45は、給紙カセット41の下部に取付けられている。給紙カセット41は最大原稿サイズであるA4サイズまでの大きさの記録紙を収容するが、第2の給紙カセット45は、最大原稿サイズよりも大きい拡張サイズ(A3サイズ)の大きさの記録紙を収容することができる。したがって、第2の給紙カセット45は、給紙カセット41よりもサイズが大きい。
詳しくは、第2の給紙カセット45は、収納するA3サイズの記録紙の短辺方向が装置本体2の奥行き方向Bに沿い、長辺方向が装置本体2の左右方向Aに沿うように記録紙を収容する。したがって、給紙カセット41及び45がそれぞれ収納可能な最大サイズの記録紙を収容した状態において、第2の給紙カセット45内の記録紙3aの奥行き方向Bの長さ(A3の短辺)は、給紙カセット41内の記録紙3の奥行き方向Bの長さ(A4の長辺)と同じである。よって、給紙カセット41及び45の奥行き方向Bの長さは同じに構成されている。
一方、給紙カセット41及び45がそれぞれ収納可能な最大サイズの記録紙を収容した状態において、第2の給紙カセット45内の記録紙3aの左右方向Aの長さ(A3の長辺)は、給紙カセット41内の記録紙3の左右方向Aの長さ(A4の短辺)の2倍である。よって、第2の給紙カセット45の左右方向Aの長さは、給紙カセット41の左右方向Aの長さよりも長い。このため、図1に示された複合機1Aでは、第2の給紙カセット45が、給紙カセット41及び装置本体2よりも平面視で左方向に突出している。フィニッシャー装置70は、装置本体2よりも左右方向Aに突出した第2の給紙カセット45の突出部分46に載置されている。
なお、本実施形態では、第2の給紙カセット45は装置本体2とは別体の構成であるが、第2の給紙カセット45が装置本体2の一部を構成し、且つ、側方に突出する構成であってもよい。
排出部50は、画像記録部20で印刷された記録紙を収容するように、装置本体2内に設けられた胴内排出空間51を有する。この胴内排出空間51は、縦方向に積層配置された画像記録部20の左側、且つ、画像読取部10と給紙カセット41との間の空間である。そして、胴内排出空間51は、原稿読取ユニット13の下側壁51aと、画像記録部20の上側壁51b及び縦壁51cによって、画像読取部10及び画像記録部20から仕切られており、且つ、装置本体2の正面側壁と左側側壁が開放されている。排出部50は、胴内排出部を構成している。
また、排出部50の胴内排出空間51内の上側部分に、中継ユニット55が取り付けられている。この中継ユニット55は、図2に示すように、画像記録部20の排出ローラ29から排出される記録紙をフィニッシャー装置70へ搬送するものであり、モータ駆動される複数の搬送用ローラ56を備えている。
本実施形態の複合機1では、画像記録部20から排出される記録紙を、胴内排出空間51へ、又は中継ユニット55を介してフィニッシャー装置70へ、選択的に搬送することができるように構成されている。
フィニッシャー装置70は、画像記録部20から排出され、中継ユニット55を介して搬送された記録紙を処理する。フィニッシャー装置70は、外形略矩形の縦長な筐体71と、筐体71内に垂直方向に配列された複数の排紙トレイ73と、複数の排紙トレイ73に排紙原稿を振り分ける切替ガイド機構75を備えている。筐体71の上面は、装置本体2の上面(すなわち、原稿載置板11の上面)と略同じ高さに設定されている。
切替ガイド機構75は、駆動ローラ75aと、切替ガイド75bと、各排紙トレイ73に対応した複数の排出ローラ75cを備えており、これらはモータ駆動される。切替ガイド75bと各排出ローラ75cとの間には搬送経路が形成されている。
フィニッシャー装置70は、原稿が搬送されてくると、制御部からの駆動信号に基づいて切替ガイド機構75が作動する。切替ガイド機構75は、切替ガイド75bが排紙原稿毎に排紙原稿を送り込む搬送経路を切り替えることにより、所望の排紙トレイ73へ排紙原稿を送り込む。
なお、図1及び図2の実施形態では、理解の容易のため、排紙トレイ73が2つのみの場合を示したが、これに限らず、3つ又はそれ以上の排紙トレイを備えてもよい。
また、本実施形態では、ADF30が装置本体2の上面の左端部に配置されているが、フィニッシャー装置70の上部には位置していない。換言すると、ADF30は、少なくとも排紙トレイ73の上方方向の昇降動作を妨げる位置に配置されていない。したがって、本実施形態では、排紙トレイ73が固定された高さに維持されるが、これに限らず、多段構成の排紙トレイ73が上下方向に昇降することにより、排紙原稿を振り分ける構成とすることができる。このような昇降式の振り分け機構を設ける場合、多段構成の排紙トレイ73のうち、少なくとも上方の排紙トレイ73が、原稿載置板11を越えて上方に移動するように構成することができる。
また、本実施形態では、フィニッシャー装置70は、排出原稿の仕分け機能を備えているが、これに限らず、ステープラー留め、孔空け等の機能を備えたものであってもよい。
次に、図4を参照して、本実施形態の複合機1における読取主走査方向及び読取副走査方向について説明する。
図4に示すように、FBS方式で用いる原稿載置板11と、ADF方式で用いる長尺な透光板36は、装置本体2の最上面を構成しており、互いに並列して配置されている。
原稿載置板11は、本例ではA4サイズの原稿に対応した大きさに適合されており、FBS方式での最大読取領域を規定している。すなわち、最大読取領域内で読み取り可能な最大原稿サイズはA4サイズである。この最大読取領域は矩形であり、短辺が装置本体2の左右方向Aと平行であり、長辺が装置本体2の奥行き方向Bと平行である。また、図4に示すように、この最大読取範囲は、原稿載置板11の長辺長さ(読取最大主走査長Lm)と、原稿載置板11の短辺長さ(読取最大副走査長Lv)によって規定されている。
一方、細長い形状の透光板36は、原稿載置板11の長辺長さと同じ長さを有しており、原稿載置板11の長辺に沿って奥行き方向Bと平行に配置されている。
上述のように、画像読取部20のミラー15a及び光源14は、最大読取範囲を走査可能なように、装置本体2内で左右方向Aに移動するように構成されている。よって、FBS方式における読取副走査方向は方向Aであり、読取主走査方向は方向Bである。
また、ADF方式によって原稿が読み取られる場合、原稿送出部(ADF)30によって原稿は、透光板36上を通過する。このとき、ミラー15a及び光源14は静止状態で透光板36の下部に位置しており、画像読取部10は透光板36を通して原稿の画像を読み取る。よって、ADF方式による読取主走査方向及び読取副走査方向は、それぞれFBS方式と同様に方向B及び方向Aである。
次に、図3及び図5を参照して、本実施形態の複合機1における記録主走査方向と記録副走査方向について説明する。
図5に示すように、給紙部40の給紙カセット41は、収容可能な最大記録紙サイズの記録紙3の長辺が装置本体2の奥行き方向Bと平行であり、短辺が装置本体2の左右方向Aと平行であるように記録紙3を収容している。記録紙3は、矢印Cで示すように、短辺方向に沿って給紙ローラ27aによって画像記録部20へ給紙される。本実施形態では、最大記録紙サイズは、最大原稿サイズと同じサイズである。
図3に示されているように、画像記録部20の感光ドラム21は、その回転軸21aが装置本体2の奥行き方向Bと平行になるように配置されている。また、回転軸21aの延びる方向は、給紙カセット41に収容された最大記録紙サイズの記録紙3の長辺方向と平行である。
したがって、最大記録紙サイズの記録紙3は、画像記録部20に供給されるとき、両短辺が進行方向に沿った状態で、一方の長辺側から感光ドラム21と接触する。そして、記録紙3は、感光ドラム21と転写ローラ25との間を通過して画像が転写され、その後定着ローラ26によって画像が定着される。したがって、給紙カセット41から送り込まれた最大記録紙サイズの記録紙3は、長辺方向(すなわち、回転軸21aの延びる方向)が記録主走査方向であり、短辺方向(すなわち、紙送り方向)が記録副走査方向である。また、記録紙3の記録最大主走査長lmは長辺長さであり、記録最大副走査長lvは短辺長さである。
よって、本実施形態では、読取主走査方向と記録主走査方向が平行に設定されている。
なお、電子写真方式以外の方式を採用する場合、例えばインクジェット方式を採用する場合は、記録時にインクジェットヘッドが移動する方向が回転軸21aの延びる方向と一致するので、上記と同様に、最大記録紙サイズの記録紙3の長辺方向が記録主走査方向となる。
なお、図3では第2の給紙カセット45の図示が省略されているが、第2の給紙カセット45に収容された記録紙3aは、制御部の駆動信号によって給紙ローラ27cが作動することにより、第2の給紙カセット45から取り出されて画像記録部20へ送り込まれる。
次に、本実施形態の複合機1の作用について説明する。
先ず、使用者がA4サイズ(最大原稿サイズ)の原稿をFBS方式で複写する場合について説明する。この場合、使用者がA4サイズの原稿を原稿読取面11aに載置し、操作部60を操作することにより、複写機1は原稿の画像の読取処理、及び、記録処理を実行する。
制御部は、原稿のサイズを原稿サイズセンサ(図示せず)によって判定し、原稿読取ユニット13を作動させて原稿の画像を読み取り、読み取った画像データを画像メモリに取り込む。
このとき、本実施形態では、読取主走査方向が原稿の長辺に沿っており、読取副走査方向が原稿の短辺に沿っているので、ミラー等を副走査方向に向けて移動させる距離が短くなる。このため、読取処理に掛かる時間を短縮し、迅速に処理を行うことができる。更に、光源14や移動機構の作動時間(原稿1枚当たり)が短くて済むので、光源14や機械部品の交換やメンテナンスの頻度を低減することができる。
画像データの取り込みと略同時に、制御部は、画像記録部20を作動させ、給紙カセット41からA4サイズの記録紙を画像記録部20へ送り込ませ、記録紙に画像を印刷させる。
このとき、本実施形態では、記録主走査方向が記録紙の長辺に沿っており、記録副走査方向が記録紙の短辺に沿っているので、記録紙が画像記録部20の感光ドラム21を通過する時間が短くなる。このため、記録紙が画像記録部20で処理される時間を短縮し、記録処理を迅速に行うことができる。更に、感光ドラム21と記録紙との接触時間又は接触長さが記録紙1枚当たりで短くなり、また、駆動機構の作動時間が短くて済むので、感光ドラム21や駆動機構の交換やメンテナンスの頻度を低減することができる。
本実施形態では、FBS方式は、最大原稿サイズ(本例ではA4)までのサイズの原稿の画像読取処理に対応している。これは、一般に使用されるほとんどの原稿のサイズが、最大原稿サイズ(A4サイズ)であるからであり、最大原稿サイズを超えるサイズ(例えば、A3サイズ)の原稿の読取処理は、通常不要であるからである。このように、本実施形態では、FBS方式による原稿読取処理をA4サイズに限定することにより、装置のサイズを小さくすることができる。
上述のように一般に使用される原稿のサイズは、ほとんどがA4サイズであるが、低い頻度でA3サイズの原稿を複写する必要性が生じる場合がある。この場合、本実施形態の複写機1では、以下に述べるようにADF方式によって、A3サイズの原稿の複写を可能としている。
使用者がA3サイズの原稿をADF方式で複写する場合について説明する。この場合、使用者がA3サイズの原稿をADF30の給紙トレイ31に載置し、且つ、手差しトレイ43を展開してA3サイズの記録紙を手差しトレイ43に載置した後、操作部60を操作することにより、複写機1は原稿の画像の読取処理、及び、記録処理を実行する。なお、A3サイズの記録紙は、第2の給紙カセット45から供給してもよい。
制御部は、原稿のサイズを原稿サイズセンサ(図示せず)によって判定し、ADF30及び原稿読取ユニット13を作動させて原稿の画像を読み取り、読み取った画像データを画像メモリに取り込む。
画像データの取り込みと略同時に、制御部は、手差しトレイ43又は第2の給紙カセット45からA3サイズの記録紙を画像記録部20へ送り込み、画像記録部20で記録紙に画像を印刷する。
本実施形態では、FBS方式によって読み取り可能な最大原稿サイズはA4であるが、ADF方式によってA4サイズよりも大きいA3サイズの原稿を読み取ることができ、A3サイズの原稿を手差しトレイ43から供給されるA3サイズの記録紙に複写することができる。したがって、本実施形態では、FBS方式で用いられる原稿読取面11aのサイズに比べて、より大きなサイズの原稿を複写することができる。すなわち、本実施形態の複合機1は、A3サイズの読取処理に対応しつつ、装置本体2はA4サイズに対応したコンパクトなサイズとすることができる。
なお、上記説明では、同一の倍率で原稿から記録紙に複写する場合を説明したが、これに限らず、操作部60の設定により、拡大又は縮小倍率で複写するように構成してもよい。この場合、本実施形態の複合機1では、給紙カセット41,45又は手差しトレイ43から読取原稿と異なるサイズの記録紙が供給され、この記録紙に拡大又は縮小画像を記録(印刷)することができる。
また、上記説明では、ADF方式でA3サイズの原稿を読み取る場合について説明したが、これに限らず、最大原稿サイズ(A4サイズ)の原稿を含む他のサイズの原稿をADF方式で読み取るように構成することができる。
このように、本実施形態の複合機1は、A4機と同じサイズの原稿読取面11aを備えながら、A3機と同様にA3サイズまでの大きさの原稿の読み取りを行うことが可能であり、小規模なオフィス等の実情に即して小型化を図りつつ、充分な実用性を備えることができる。
また、本実施形態の複合機1は、A3機との部品の共通化を図ることができるので、製造コストを低減することができる。
また、本実施形態の複写機1は、矩形の原稿読取面11aの短辺が装置本体2の左右方向Aに沿っており、長辺が奥行き方向Bに沿っている。そして、読取主走査方向が奥行き方向Bに沿い、読取副走査方向が左右方向Aに沿っている。更に、この読取副走査方向に原稿を送り込むように、ADF30を、装置本体2の左右方向の端部に沿って配置することができる。このように構成されているので、ADF30で紙詰まりが生じた場合、使用者は正面側からADF30に容易にアクセスして紙詰まり状況を解消することができ、良好なメンテナンス性を確保することが可能となる。なお、本例では、ADF30が左端部に配置されているが、右端部に配置してもよい。
なお、原稿読取面11aの長辺が装置本体2の左右方向に沿うように構成され、且つ、読取主走査方向が原稿読取面11aの長辺方向に設定される場合には、ADF30は、装置本体2の背面側端部に配置されることになる。この場合、ADF30で紙詰まりが生じると、使用者はADF30にアクセスし難く、メンテナンス性が劣悪となってしまう。
また、上記実施形態では、複合機1は、原稿読取面11aのサイズがA4サイズに適合されているが、これに限らず、原稿読取面11aのサイズを他のサイズに適合させてもよい。すなわち、原稿読取面11aのサイズを、例えば、Letterサイズ(8.5×11インチ),Legalサイズ(8.5×14インチ),Ledgerサイズ(11×17インチ),B4サイズ,A3サイズ等に適合させるように、本実施形態の複写機1を構成してもよい。この場合、いずれのサイズにおいても、原稿読取面11aは、記録紙の長辺が奥行き方向Bに沿い、且つ、短辺が左右方向Aに沿うように構成することができる。
なお、上述のように最大原稿サイズがLetterサイズ,B4サイズであるように構成した場合は、ADF方式によって、それぞれLedgerサイズ,B3サイズの原稿を読み取り可能となる。
また、本実施形態では、最大記録紙サイズ(A4サイズ)よりも大きな拡張サイズ(A3サイズ)の記録紙を収容する第2の給紙カセット45を設けたことにより、装置本体2から突出する部分46が生じるが、この突出部分46にフィニッシャー装置70を載置することができる。すなわち、本実施形態の複合機1は、A3機と同等な設置面積であるにもかかわらずフィニッシャー装置70を備えることができる。
したがって、本実施形態の複合機1では、従来のA3機のようにフィニッシャー装置を追加することにより、更に設置面積が大きくなることがなく、装置全体をコンパクトに構成することができる。
また、本実施形態の複合機1は、A3機と同等な設置面積であり、A3サイズの原稿の読取処理も行うことができるにもかかわらず、画像読取部10のサイズをA4機と同等のサイズにすることができる。これにより、製造コストを低減することが可能となる。
また、本実施形態の複合機1では、装置本体2と独立したフィニッシャー装置70を隣接して配置することができるので、フィニッシャー装置70の高さが装置本体2によって制限されることがない。このため、フィニッシャー装置70は、高さ制限のために各種機能や排紙トレイの数が限定されることもなく、充分な機能を備えることができる。
また、本実施形態の複合機1では、ADF30とフィニッシャー装置70が、共に装置本体2の左右方向の同じ側(本例では左側)に配置されているので、装置本体2の同一側でADF30とフィニッシャー装置70から原稿や記録紙を取り出すことができる。なお、ADF及びフィニッシャー装置70を装置本体2の右側に配置した構成としてもよい。
次に、図6を参照して、第2の実施形態について説明する。
図6に示す複合機1Aは、装置本体2Aが、上記実施形態の複合機1の装置本体2(画像読取部10を除いて)と左右対称に構成されている。排出部50A,中継ユニット55Aも、排出部50,中継ユニット55とそれぞれ左右対称に構成されている。
また、同様に、給紙部40A(給紙カセット41A,第2の給紙カセット45A)が、給紙部40(給紙カセット41,第2の給紙カセット45)と左右対称に構成されている。このため、突出部分46Aが装置本体2Aの右側に位置し、フィニッシャー装置70A(フィニッシャー装置70と左右対称)も装置本体2Aの右側に位置する。
本実施形態では、ADF30と排出部50Aの胴内排出空間51Aとが、装置本体2Aの左右方向の反対側にそれぞれ配置されている(本例では、ADF30が左側、胴内排出空間51Aが右側)。このため、装置本体2Aの剛性の高い構造体部分の上部にADF30が配置されることになるので、装置全体の剛性を高めることができる。なお、ADFを右側、胴内排出空間を左側に配置した構成としてもよい。
次に、図7を参照して、第3の実施形態について説明する。
図7に示す複合機1Bは、図6に示した複合機1Aを更に改良したものである。この複合機1Bは、フィニッシャー装置70Aの筐体71Aの上部に延長排紙トレイ37Aを備えている。この延長排紙トレイ37Aは、ADF30が有する排紙トレイ37に隣接し、これと連続するように配置されている。延長排紙トレイ37Aは、その原稿載置面の傾きが排紙トレイ37の原稿載置面の傾きと同角度になるように配置されており、排紙トレイ37の原稿載置領域を延長するように構成されている。
例えば、A3サイズの原稿をADF30で読み込む際に、排紙トレイ37だけでは排紙されたA3サイズの原稿を収容しきれない場合がある。このため、本実施形態では、フィニッシャー装置70Aの上部空間を有効利用して、この空間に延長排紙トレイ37Aを設けている。これにより、延長排紙トレイ37Aによって原稿載置領域が拡大されるので、A3サイズの原稿を確実に収容することができる。
なお、本実施形態では、フィニッシャー装置70Aの上に、延長排紙トレイ37Aが配置されているが、ADF30の給紙トレイ31の原稿載置領域を拡大するように延長給紙トレイを更に設けてもよいし、延長排紙トレイ37A及び延長給紙トレイの一方のみを設けてもよい。
1,1A,1B 画像処理装置(複合機)
2,2A 装置本体
3,3a 記録紙
10 画像読取部
11a 原稿読取面
13 原稿読取ユニット
20 画像記録部
21 感光ドラム
30 原稿送出部
36 透光板
40,40A 給紙部
41,41A (第1の)給紙カセット
43 手差しトレイ
45,45A (第2の)給紙カセット
46,46A 突出部分
50,50A 排出部
55,55A 中継ユニット
60 操作部
70,70A フィニッシャー装置
A 左右方向(副走査方向)
B 奥行き方向(主走査方向)

Claims (9)

  1. 原稿読取面に載置された原稿の画像、及び、前記原稿読取面の上部に配置された自動原稿送り装置から搬送された原稿の画像を読み取る画像読取部と、
    所定サイズの複数の記録紙を積層状態で収容する給紙カセットと、
    前記画像読取部で読み取られた画像を、前記給紙カセットから供給される記録紙に記録する画像記録部と、を備えた画像処理装置であって、
    前記給紙カセットは、前記原稿読取面に載置して読み取り可能な原稿の最大原稿サイズと同じ第1のサイズまでの大きさの記録紙を収容可能な第1の給紙カセットと、前記最大原稿サイズよりも大きな第2のサイズまでの大きさの記録紙を収容可能な第2の給紙カセットと、を少なくとも備え、前記原稿読取面は、読取最大主走査長を有する辺と読取最大副走査長を有する辺とによって規定されており、前記第1の給紙カセット内に収容された前記第1のサイズの記録紙と前記第2の給紙カセット内に収容された前記第2のサイズの記録紙は、前記原稿読取面の読取最大主走査長を有する辺と平行な方向における長さが同一であり、前記第2の給紙カセットが、平面視で前記画像読取部及び前記画像記録部を含む装置本体よりも水平方向に且つ前記原稿読取面の読取最大副走査長を有する辺と平行な方向に突出する突出部分を構成し、この突出部分の上部に、前記画像記録部から排出された記録紙を処理するためのフィニッシャー装置が設けられていることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第2の給紙カセットは、前記画像読取部が前記自動原稿送り装置から搬送された前記最大原稿サイズよりも大きな第2のサイズの原稿の画像を読み取った場合に、前記画像記録部に前記第2のサイズの記録紙を供給可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記原稿読取面は、前記原稿読取面の長手方向が、使用時に使用者が立つ前記画像処理装置の正面から背面へ向かう奥行き方向に沿うように配置されており、
    前記突出部分は、前記画像処理装置の正面に向かって前記装置本体の左右方向の一方側に突出していることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1のサイズはA4サイズであり、前記第2のサイズはA3サイズであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記自動原稿送り装置及び前記フィニッシャー装置は共に、前記装置本体の正面に向かって左右方向の同じ側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記自動原稿送り装置が、前記装置本体の正面に向かって左右方向の一端側に配置されると共に、前記画像記録部から排出された記録紙を収容するための胴内排出空間が、前記装置本体内の他端側に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記自動原稿送り装置が、前記装置本体の正面に向かって左右方向の一端側に配置されると共に、前記フィニッシャー装置が、他端側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記自動原稿送り装置は、少なくとも給紙トレイ又は排紙トレイを有し、
    前記フィニッシャー装置は、前記給紙トレイ又は前記排紙トレイの原稿載置領域を延長するための延長給紙トレイ又は延長排紙トレイを有することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記フィニッシャー装置は、排紙トレイを備え、この排紙トレイは、記録紙の排紙方向の下流側端部が開放されていることを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
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