JP3320387B2 - 電子源の製造装置及び製造方法 - Google Patents
電子源の製造装置及び製造方法Info
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- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J1/00—Details of electrodes, of magnetic control means, of screens, or of the mounting or spacing thereof, common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
- H01J1/02—Main electrodes
- H01J1/30—Cold cathodes, e.g. field-emissive cathode
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J9/00—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
- H01J9/02—Manufacture of electrodes or electrode systems
- H01J9/022—Manufacture of electrodes or electrode systems of cold cathodes
- H01J9/027—Manufacture of electrodes or electrode systems of cold cathodes of thin film cathodes
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Description
及び製造方法に関する。
熱電子放出素子と冷陰極電子放出素子を用いた2種類の
ものが知られている。冷陰極電子放出素子には、電界放
出型、金属/絶縁層/金属型や表面伝導型電子放出素子
等がある。
れた小面積の薄膜に、膜面に並行に電流を流すことによ
り、電子放出が生ずる現象を利用するものである。本出
願人は、新規な構成を有する表面伝導型電子放出素子と
その応用に関し、多数の提案を行っている。その基本的
な構成、製造方法などは、例えば特開平7−23525
5号公報、特開平8−171849号公報などに開示さ
れている。
向する一対の素子電極と、該一対の素子電極に接続され
その一部に電子放出部を有する導電性膜とを有してなる
ことを特徴とするものである。また、上記導電性膜の一
部亀裂が形成されている。
素化合物の少なくとも一方を主成分とする堆積膜が形成
されている。
配置し、各電子放出素子を配線で結ぶことにより、複数
個の表面伝導型電子放出素子を備える電子源を作成する
ことができる。
ることにより、画像形成装置の表示パネルを形成するこ
とができる。
以下のように行われていた。
板上に、導電性膜及び該導電性膜に接続された一対の素
子電極からなる素子を複数と、該複数の素子を接続した
配線とが形成された電子源基板を作成する。次に、作成
した電子源基板全体を真空チャンバ内に設置する。次
に、真空チャンバ内を排気した後、外部端子を通じて上
記各素子に電圧を印加し各素子の導電性膜に亀裂を形成
する。更に、該真空チャンバ内に有機物質を含む気体を
導入し、有機物質の存在する雰囲気下で前記各素子に再
び外部端子を通じて電圧を印加し、該亀裂近傍に炭素あ
るいは炭素化合物を堆積させる。
板上に、導電性膜及び該導電性膜に接続された一対の素
子電極からなる素子を複数と、該複数の素子を接続した
配線とが形成された電子源基板を作成する。次に、作成
した電子源基板と蛍光体が配置された基板とを支持枠を
挟んで接合して画像形成装置のパネルを作成する。その
後、該パネル内をパネルの排気管を通じて排気し、パネ
ルの外部端子を通じて上記各素子に電圧を印加し各素子
の導電性膜に亀裂を形成する。更に、該パネル内に該排
気管を通じて有機物質を含む気体を導入し、有機物質の
存在する雰囲気下で前記各素子に再び外部端子を通じて
電圧を印加し、該亀裂近傍に炭素あるいは炭素化合物を
堆積させる。
れていたが、第1の製造方法は、とりわけ、電子源基板
が大きくなるに従い、より大型の真空チャンバ及び高真
空対応の排気装置が必要になる。また、第2の製造方法
は、画像形成装置のパネル内空間からの排気及び該パネ
ル内空間への有機物質を含む気体の導入に長時間を要す
る。
な電子源の製造装置を提供することを目的とする。
産性に適した電子源の製造方法を提供することを目的と
する。
子源を製造し得る電子源の製造装置及び製造方法を提供
することを目的とする。
造装置は、導電体が形成された基板を支持する支持体
と、気体の導入口及び気体の排気口を有し、前記基板面
の一部の領域を覆う容器と、前記気体の導入口に接続さ
れた、前記容器内に気体を導入する手段と、前記気体の
排気口に接続された、前記容器内を排気する手段と、前
記導電体に電圧を印加する手段と、を備えることを特徴
とする。
上記の電子源の製造装置において、前記支持体は、当該
支持体上に前記基板を固定する手段を備えている。
上記の電子源の製造装置において、前記支持体は、前記
基板と当該支持体とを真空吸着させる手段を備えてい
る。
上記の電子源の製造装置において、前記支持体は、前記
基板と当該支持体とを静電吸着させる手段を備えてい
る。
上記の電子源の製造装置において、前記支持体は、熱伝
導部材を備えている。
上記の電子源の製造装置において、前記支持体は、前記
基板の温度調節機構を備えている。
上記の電子源の製造装置において、前記支持体は、発熱
手段を備えている。
上記の電子源の製造装置において、前記支持体は、冷却
手段を備えている。
上記の電子源の製造装置において、前記容器は、当該容
器内に、導入された気体を拡散させる手段を備えてい
る。
上記の電子源の製造装置において、更に、前記導入され
る気体を加熱する手段を備えている。
上記の電子源の製造装置において、更に、前記導入され
る気体中の水分を除去する手段を備えている。
と該導電体に接続された配線とが形成された基板を支持
体上に配置する工程と、前記配線の一部分を除き、前記
基板上の導電体を容器で覆う工程と、前記容器内を所望
の雰囲気とする工程と、前記一部分の配線を通じて前記
導電体に電圧を印加する工程とを有することを特徴とす
る。
上記の電子源の製造方法において、前記容器内を所望の
雰囲気とする工程は、当該容器内を排気する工程を含
む。
上記の電子源の製造方法において、前記容器内を所望の
雰囲気とする工程は、当該容器内に気体を導入する工程
を含む。
上記の電子源の製造方法において、更に、前記基板を前
記支持体上に固定する工程を有する。
上記の電子源の製造方法において、前記基板を前記支持
体上に固定する工程は、当該基板と当該支持体とを真空
吸着させる工程を含む。
上記の電子源の製造方法において、前記基板を前記支持
体上に固定する工程は、当該基板と当該支持体とを静電
吸着させる工程を含む。
上記の電子源の製造方法において、前記基板を前記支持
体上に配置する工程は、当該基板と当該支持体との間に
熱伝導部材を配置して行われる。
上記の電子源の製造方法において、前記導電体に電圧を
印加する工程は、前記基板の温度調節を行う工程を含
む。
上記の電子源の製造方法において、前記導電体に電圧を
印加する工程は、前記基板を加熱する工程を含む。
上記の電子源の製造方法において、前記導電体に電圧を
印加する工程は、前記基板を冷却する工程を含む。
一対の電極と該一対の電極間に配置された導電性膜とを
備える素子の複数と、該複数の素子を接続する配線とが
形成された基板を支持体上に配置する工程と、前記配線
の一部分を除き、前記基板上の複数の素子を容器で覆う
工程と、前記容器内を所望の雰囲気とする工程と、前記
一部分の配線を通じて前記複数の素子に電圧を印加する
工程とを有することを特徴とする。
一対の電極と該一対の電極間に配置された導電性膜とを
備える素子の複数と、該複数の素子をマトリクス配線し
た、複数のX方向配線と複数のY方向配線とが形成され
た基板を支持体上に配置する工程と、前記複数のX方向
配線及び前記複数のY方向配線の一部分を除き、前記基
板上の複数の素子を容器で覆う工程と、前記容器内を所
望の雰囲気とする工程と、前記一部分のX方向配線及び
Y方向配線を通じて前記複数の素子に電圧を印加する工
程とを有することを特徴とする。
上記の電子源の製造方法において、前記容器内を所望の
雰囲気とする工程は、当該容器内を排気する工程を含
む。
上記の電子源の製造方法において、前記容器内を所望の
雰囲気とする工程は、当該容器内に気体を導入する工程
を含む。
上記の電子源の製造方法において、更に、前記基板を前
記支持体上に固定する工程を有する。
上記の電子源の製造方法において、前記基板を前記支持
体上に固定する工程は、当該基板と当該支持体とを真空
吸着させる工程を含む。
上記の電子源の製造方法において、前記基板を前記支持
体上に固定する工程は、当該基板と当該支持体とを静電
吸着させる工程を含む。
上記の電子源の製造方法において、前記基板を前記支持
体上に配置する工程は、当該基板と当該支持体との間に
熱伝導部材を配置して行われる。
上記の電子源の製造方法において、前記素子に電圧を印
加する工程は、前記基板の温度調節を行う工程を含む。
上記の電子源の製造方法において、前記素子に電圧を印
加する工程は、前記基板を加熱する工程を含む。
上記の電子源の製造方法において、前記素子に電圧を印
加する工程は、前記基板を冷却する工程を含む。
一対の電極と該一対の電極間に配置された導電性膜とを
備える素子の複数と、該複数の素子を接続する配線とが
形成された基板を支持体上に配置する工程と、前記配線
の一部分を除き、前記基板上の複数の素子を容器で覆う
工程と、前記容器内を第1の雰囲気とする工程と、前記
一部分の配線を通じて前記複数の素子に、前記第1の雰
囲気下にて電圧を印加する工程と、前記容器内を第2の
雰囲気とする工程と、前記一部分の配線を通じて前記複
数の素子に、前記第2の雰囲気下にて電圧を印加する工
程とを有することを特徴とする。
一対の電極と該一対の電極間に配置された導電性膜とを
備える素子の複数と、該複数の素子をマトリクス配線し
た、複数のX方向配線と複数のY方向配線とが形成され
た基板を支持体上に配置する工程と、前記複数のX方向
配線及び前記複数のY方向配線の一部分を除き、前記基
板上の複数の素子を容器で覆う工程と、前記容器内を第
1の雰囲気とする工程と、前記一部分のX方向配線及び
Y方向配線を通じて前記複数の素子に、前記第1の雰囲
気下にて電圧を印加する工程と、前記容器内を第2の雰
囲気とする工程と、前記一部分のX方向配線及びY方向
配線を通じて前記複数の素子に、前記第2の雰囲気下に
て電圧を印加する工程とを有することを特徴とする。
上記の電子源の製造方法において、前記容器内を第1の
雰囲気とする工程は、当該容器内を排気する工程を含
む。
上記の電子源の製造方法において、前記容器内を第2の
雰囲気とする工程は、当該容器内に炭素化合物を含む気
体を導入する工程を含む。
上記の電子源の製造方法において、更に、前記基板を前
記支持体上に固定する工程を有する。
上記の電子源の製造方法において、前記基板を前記支持
体上に固定する工程は、当該基板と当該支持体とを真空
吸着させる工程を含む。
上記の電子源の製造方法において、前記基板を前記支持
体上に固定する工程は、当該基板と当該支持体とを静電
吸着させる工程を含む。
上記の電子源の製造方法において、前記基板を前記支持
体上に配置する工程は、当該基板と当該支持体との間に
熱伝導部材を配置して行われる。
上記の電子源の製造方法において、前記素子に電圧を印
加する工程は、前記基板の温度調節を行う工程を含む。
上記の電子源の製造方法において、前記素子に電圧を印
加する工程は、前記基板を加熱する工程を含む。
上記の電子源の製造方法において、前記素子に電圧を印
加する工程は、前記基板を冷却する工程を含む。
形成された基板を支持するための支持体と、該支持体に
て支持された該基板上を覆う容器とを具備する。ここ
で、該容器は、該基板表面の一部の領域を覆うもので、
これにより該基板上の導電体に接続され該基板上に形成
されている配線の一部分が該容器外に露出された状態で
該基板上に気密な空間を形成し得る。また、該容器に
は、気体の導入口と気体の排気口が設けられており、こ
れら導入口及び排気口にはそれぞれ該容器内に気体を導
入するための手段及び該容器内の気体を排出するための
手段が接続されている。これにより該容器内を所望の雰
囲気に設定することができる。また、前記導電体が予め
形成された基板とは、電気的処理を施すことで該導電体
に電子放出部を形成し電子源となす基板である。よっ
て、本発明の製造装置は、更に、電気的処理を施すため
の手段、例えば、該導電体に電圧を印加する手段をも具
備する。以上の製造装置にあっては、小型化が達成さ
れ、上記電気的処理における電源との電気的接続などの
操作性の簡易化が達成される他、上記容器の大きさや形
状などの設計の自由度が増し容器内への気体の導入、容
器外への気体の排出を短時間で行うことが可能となる。
と該導電体に接続された配線とが予め形成された基板を
支持体上に配置し、前記配線の一部分を除き前記基板上
の導電体を容器で覆う。これにより、該基板上に形成さ
れている配線の一部分が該容器外に露出された状態で、
前記導電体は、該基板上に形成された気密な空間内に配
置されることとなる。次に、前記容器内を所望の雰囲気
とし、前記容器外に露出された一部分の配線を通じて前
記導電体に電気的処理、例えば、前記導電体への電圧の
印加がなされる。ここで、前記所望の雰囲気とは、例え
ば、減圧された雰囲気、あるいは、特定の気体が存在す
る雰囲気である。また、前記電気的処理は、前記導電体
に電子放出部を形成し電子源となす処理である。また、
上記電気的処理は、異なる雰囲気下にて複数回なされる
場合もある。例えば、前記配線の一部分を除き前記基板
上の導電体を容器で覆い、まず、前記容器内を第1の雰
囲気として上記電気的処理を行う工程と、次に、前記容
器内を第2の雰囲気として上記電気的処理を行う工程と
がなされ、以上により前記導電体に良好な電子放出部が
形成され電子源が製造される。ここで、上記第1及び第
2の雰囲気は、好ましくは、後述する通り、第1の雰囲
気が減圧された雰囲気であり、第2の雰囲気が炭素化合
物などの特定の気体が存在する雰囲気である。以上の製
造方法にあっては、上記電気的処理における電源との電
気的接続などが容易におこなうことが可能となる。ま
た、上記容器の大きさや形状などの設計の自由度が増す
ので容器内への気体の導入、容器外への気体の排出を短
時間で行うことができ、製造スピードが向上する他、製
造される電子源の電子放出特性の再現性、とりわけ複数
の電子放出部を有する電子源における電子放出特性の均
一性が向上する。
施の形態を示す。
子源の製造装置を示しており、図1、図3は断面図、図
2は図1における電子源基板の周辺部分を示す斜視図で
ある。図1、図2、図3において、6は電子放出素子と
なる導電体、7はX方向配線、8はY方向配線、10は
電子源基板、11は支持体、12は真空容器、15は気
体の導入口、16は排気口、18はシール部材、19は
拡散板、20はヒーター、21は水素、または有機物質
ガス、22はキャリアガス、23は水分除去フィルタ
ー、24はガス流量制御装置、25a〜25fはバル
ブ、26は真空ポンプ、27は真空計、28は配管、3
0は取り出し配線、32は電源及び電流制御系からなる
駆動ドライバー、31は電子源基板の取り出し配線30
と駆動ドライバーとを接続する配線、33は拡散板19
の開口部、41は熱伝導部材である。
固定するもので、真空チャッキング機構、静電チャッキ
ング機構若しくは固定冶具などにより、機械的に電子源
基板10を固定する機構を有する。支持体11の内部に
は、ヒーター20が設けられ、必要に応じて電子源基板
10を熱伝導部材41を介して加熱することができる。
れ、電子源基板10を保持して固定する機構の障害にな
らないように、支持体11と電子源基板10の間で挟持
されるか、あるいは、支持体11に埋め込まれるように
設置されていてもよい。
吸収し、電子源基板への電気的処理工程における発熱
を、確実に支持体、あるいは、後述する副真空容器へ伝
え、放熱することができ、電子源基板のクラック、破損
の発生を防ぐことができ、歩留まりの向上に寄与でき
る。
く、確実に放熱することにより、温度分布による導入ガ
スの濃度分布の低減、基板熱分布が影響する素子の不均
一性の低減に寄与でき、均一性に優れた電子源の製造が
可能となる。
や、シリコンオイル、ジェル状物質等の粘性液状物質を
使用することができる。粘性液状物質である熱伝導部材
41が支持体11上を移動する弊害がある場合は、支持
体11に、粘性液状物質が所定の位置及び領域、すなわ
ち、少なくとも電子源基板10の導電体6形成領域下で
滞留するように、その領域に合わせて、支持体11に滞
留機構を設置してあってもよい。これは、例えば、O−
リングや、あるいは、耐熱性の袋に粘性液状物質を入
れ、密閉した熱伝導部材とした構成とすることができ
る。
留させる場合において、基板との間に空気層ができて正
しく接しない場合は、空気抜けの通孔や、電子源基板設
置後に粘性液状物質を基板と支持体の間に注入する方法
も採ることができる。図3は、粘性液状物質が所定の領
域で滞留するように、O−リングと粘性液状物質導入口
とを設けた装置の概略断面図である。
の中に温調媒体が封入される。なお、図示しないが、こ
の粘性液状物質を支持体11及び電子源基板10間で挟
持し、かつ温度制御を行いながら循環させる機構が付与
されれば、ヒーター20に替わり、電子源基板10の加
熱手段、あるいは、冷却手段となる。また、目的温度に
対する温度調節が行える、例えば、循環型温度調節装置
と液状媒体などからなる機構を付与することができる。
い。弾性部材の材料としては、テフロン樹脂などの合成
樹脂材料、シリコンゴム等のゴム材料、アルミナなどの
セラミック材料、銅やアルミの金属材料等を使用するこ
とができる。これらは、シート状、あるいは、分割され
たシート状で使用されていてもよい。あるいは、図15
及び図16に示すように、円柱状、角柱状等の柱状、電
子源基板の配線に合わせたX方向、あるいは、Y方向に
伸びた線状、円錐状などの突起状、球体や、ラグビーボ
ール状(楕円球状体)などの球状体、あるいは、球状体
表面に突起が形成されている形状の球状体などが支持体
上に設置されていてもよい。
の熱伝導部材の構成概略図である。ここでは、ゴム材料
の部材等の変形し易い微少球状物と、この微少球状物の
直径よりも直径が小さな球状物(ゴム材料の部材よりも
変形し難い球状物質)とを電子源基板10と支持体11
との間に散布し、挟持することで、熱伝導部材41を構
成している。
概略図である。セラミック部材、金属部材等の硬質部材
で中心部材を構成し、この熱伝導部材の球状物表面をゴ
ム部材で被覆したものを用いることで熱伝導部材41を
構成している。支持体11上を移動し易い球状物質など
を使用する際には、粘性液状物質を使用する場合につい
て記述したような、支持体11上に滞留機構がある構成
が望ましい。
る面に凹凸の形状が形成されていてもよい。凹凸形状は
前述した柱状、線状、突起状、球状(半球状)などが好
ましい。具体的には、図15に示すような、電子源基板
のX方向配線、あるいは、Y方向配線の位置に略々合わ
せた線状の凹凸形状や、図16に示すように、各素子電
極の位置に略々合わせた柱状の凹凸形状、または、図示
しないが、半球状の凹凸形状が熱伝導部材の面に形成さ
れていることが好ましい。
容器であり、容器からの放出ガスの少ない材料からなる
ものが好ましい。真空容器12は、電子源基板10の取
り出し配線部を除き、導電体6が形成された領域を覆
い、かつ、少なくとも、1.33×10-1Pa(1×1
0-3Torr)から大気圧の圧力範囲に耐えられる構造
のものである。
容器12との気密性を保持するためのものであり、Oリ
ングやゴム性シートなどが用いられる。
素子の活性化に用いられる有機物質、または、有機物質
を窒素、ヘリウム、アルゴンなどで希釈した混合気体が
用いられる。また、後述するフォーミングの通電処理を
行う際には、導電性膜への亀裂形成を促進するための気
体、例えば、還元性を有する水素ガス等を真空容器12
内に導入することもある。このように他の工程で気体を
導入する際には、導入配管、バルブ部材25eを用い
て、真空容器12を配管28に接続すれば、使用するこ
とができる。
機物質としては、アルカン、アルケン、アルキンの脂肪
族炭化水素類、芳香族炭化水素類、アルコール類、アル
デヒド類、ケトン類、アミン類、ニトリル類、フェノー
ル、カルボン、スルホン酸等の有機酸類などを挙げるこ
とができる。より具体的には、メタン、エタン、プロパ
ンなどのCnH2n+2で表される飽和炭化水素、エチレ
ン、プロピレンなどのCnH2n等の組成式で表される不
飽和炭化水素、ベンゼン、トルエン、メタノール、エタ
ノール、アセトアルデヒド、アセトン、メチルエチルケ
トン、メチルアミン、エチルアミン、フェノール、ベン
ゾニトリル、アセトニトリル等が使用できる。
ある場合にはそのまま使用でき、有機物質が常温で液
体、または、固体の場合は、容器内で蒸発または昇華さ
せて用いる、或いは更にこれを希釈ガスと混合するなど
の方法で用いることができる。キャリアガス22には、
窒素またはアルゴン、ヘリウムなどの不活性ガスが用い
られる。
は、一定の割合で混合されて、真空容器12内に導入さ
れる。両者の流量及び、混合比は、ガス流量制御装置2
4によって制御される。ガス流量制御装置24は、マス
フローコントローラ及び電磁弁等から構成される。これ
らの混合ガスは、必要に応じて配管28の周囲に設けら
れた図示しないヒータによって適当な温度に加熱された
後、導入口15より、真空容器12内に導入される。混
合ガスの加熱温度は、電子源基板10の温度と同等にす
ることが好ましい。
ター23を設けて、導入ガス中の水分を除去するとより
好ましい。水分除去フィルター23には、シリカゲル、
モレキュラーシーブ、水酸化マグネシウム等の吸湿材を
用いることができる。
気口16を通じて、真空ポンプ26により一定の排気速
度で排気され、真空容器12内の混合ガスの圧力は一定
に保持される。本発明で用いられる真空ポンプ26は、
ドライポンプ、ダイヤフラムポンプ、スクロールポンプ
等、低真空用ポンプであり、オイルフリーポンプが好ま
しく用いられる。
が、本実施形態において、上記混合気体の圧力は、混合
気体を構成する気体分子の平均自由行程λが真空容器1
2の内側のサイズに比べて十分小さくなる程度の圧力以
上であることが、活性化工程の時間の短縮や均一性の向
上の点で好ましい。これは、いわゆる粘性流領域であ
り、数百Pa(数Torr)から大気圧の圧力である。
子源基板10との間に拡散板19を設けると、混合気体
の流れが制御され、基板全面に均一に有機物質が供給さ
れるため、電子放出素子の均一性が向上し好ましい。拡
散板19としては、図1及び図3に示したように、開口
部33を有する金属板などが用いられる。拡散板19の
開口部33の形成方法は、図19及び図20に示すよう
に、導入口近傍と、導入口から遠い領域での開口部の面
積を変えるか、あるいは、開口部の数を変えて形成する
ことが好ましい。
に、導入口から遠いほど、開口部の面積が大きいか、あ
るいは、図示してはいないが、開口部の数が多い、ある
いは、開口部の面積が大きく、その数が多いように形成
すると、真空容器12内を流れる混合気体の流速が略々
一定となり、均一性向上の点でより好ましい。ただし、
拡散板19は、粘性流の特徴を考慮した形状にすること
が重要で、この明細書中で述べる形状に限定されるもの
ではない。
でかつ円周方向に等角度間隔で形成し、かつ、該開口部
の開口面積を下式の関係を満たすように設定するとよ
い。ここでは、基体の導入口からの距離に比例して開口
面積が大きくなるように設定している。これにより、電
子源基板表面により均一性良く導入物質を供給すること
ができ、電子放出素子の活性化を均一性よく行うことが
できる。
点からの距離 L:気体の導入口の中心部から、気体の導入口の中心部
からの延長線と拡散板との交点までの距離 Sd:気体の導入口の中心部からの延長線と拡散板との
交点からの距離dにおける開口面積 S0:気体の導入口の中心部からの延長線と拡散板との
交点における開口面積 気体の導入口15と排気口16の位置は、本実施の形態
に限定されず、種々の態様を取ることができるが、真空
容器12内に有機物質を均一に供給するためには、気体
の導入口15と排気口16の位置は、真空容器12にお
いて、図1及び図3に示すように、上下に、もしくは、
図6に示すように、左右に異なる位置にあることが好ま
しく、かつ、略々対称の位置にあることがより好まし
い。
器12の外部にあり、TAB配線やプローブなどを用い
て配線30と接続し、駆動ドライバー32に接続する。
おいても同様であるが、真空容器は、電子源基板上の導
電体6のみを覆えばよいため、装置の小型化が可能であ
る。また、電子源基板の配線部が真空容器外に有るた
め、電子源基板と電気的処理を行うための電源装置(駆
動ドライバ)との電気的接続を容易に行うことができ
る。
質を含む混合ガスを流した状態で、駆動ドライバー32
を用い、配線31を通じて基板10上の各電子放出素子
にパルス電圧を印加することにより、電子放出素子の活
性化を行うことができる。
についての述べる。本実施形態は、主として上記第1の
実施の形態における電子源基板10の支持方法を変えた
ものであり、その他の構成は第1の実施の形態と同様に
することができる。図4及び図5は、本発明の好ましい
第2の実施の形態を示したものである。図4及び図5に
おいて、13は真空容器、14は副真空容器、17は副
真空容器14の排気口である。その他、図1から図3と
同じ物については、同じ番号を示している。
サイズが大きい場合においては、電子源基板10の表面
側と裏面側とでの圧力差、すなわち、真空容器12内の
圧力と大気圧との圧力差による該電子源基板10の破損
を防ぐために、電子源基板10の厚みを圧力差に耐えら
れる厚みにするか、あるいは、電子源基板10の真空チ
ャッキング方法を併用することで圧力差を緩和できるよ
うにしている。
んでの圧力差を無くすか、問題にならないほど小さくす
ることを念頭に置いた実施の形態であり、この実施の形
態においては、電子源基板10の厚みを薄くでき、この
電子源基板10を画像形成装置に適用した場合、該画像
形成装置の軽量化を図ることができる。この実施の形態
は、真空容器12と副真空容器14との間に電子源基板
10を挟んで保持するものであり、第1の実施の形態に
おける支持体11に代わる副真空容器14内の圧力を真
空容器12の圧力と略々等しく保つことにより、電子源
基板10を水平に保つものである。
力は、それぞれ真空系27a、27bにより設定され、
副真空容器14の排気口のバルブ25gの開閉度を調節
することにより、両真空容器12,14内の圧力を略々
等しくすることができる。
子源基板10の熱伝導部材として、シール材18と同じ
材質で作成されたシート状の第1の熱伝導部材41と、
電子源基板10からの発熱を熱伝導部材41を介して、
より効率よく、副真空容器14を介して外部へ放熱でき
るように、熱伝導率の大きな金属製の第2の熱伝導部材
42とが設置されている。なお、図4及び図5において
は、装置の概略をより理解し易いように、副真空容器1
4の厚みを実際よりも大きく記載している。
0を加熱できるように、内部にヒーターが埋め込まれて
おり、図示しない制御機構により外部より温度制御を行
うことができる。
体を保持、あるいは、循環できるような管状の密閉容器
を内蔵し、外部よりこの流体の温度を制御することによ
り、電子源基板10を、第1の熱伝導部材41を介して
冷却、または、加熱することもできる。また、副真空容
器14の底部にヒーターを設置し、または、底部の内部
に埋め込み、外部より温度制御する図示しない制御機構
を設け、第2の熱伝導部材42、第1の熱伝導部材41
を介して、電子源基板10を加熱することができる。あ
るいは、第2の熱伝導部材42の内部と、副真空容器1
4の両方に、上記のような加熱手段を設けて、電子源基
板10の加熱、または、冷却などの温度調節をすること
も可能である。
1,42を用いているが、熱伝導部材は、1種類の熱伝
導部材、あるいは、3種類以上の熱伝導部材によって構
成されていてもよく、本実施の形態に限定されるもので
はない。
本実施の形態に示したものに限定されず、種々の態様を
取ることができる。しかし、真空容器12内に有機物質
を均一に供給するためには、気体の導入口15と排気口
16の位置は、真空容器12において、図4及び図5に
示すように、上下、若しくは、実施の形態1で示した図
6に示すような態様の真空容器であって、左右異なる位
置にあることが好ましく、略対称の位置にあることがよ
り好ましい。
施の形態と同様に、真空容器12内に気体を導入する工
程を有する場合、第1の実施の形態で述べた拡散板19
を、該第1の実施の形態と同様の形態で用いることが好
ましい。また、有機物質を含む混合ガスを流した状態
で、駆動ドライバー32を用い、配線31を通じて電子
源基板10上の各電子放出素子にパルス電圧を印加する
ことにより、電子放出素子の活性化工程も上記第1の実
施の形態と同様に行うことができる。
の形態と同様に、フォーミング処理工程や、真空容器1
2内に有機物質を含む混合ガスを流した状態で、駆動ド
ライバー32を用い、配線31を通じて電子源基板10
上の各電子放出素子にパルス電圧を印加することによ
り、電子放出素子の活性化を行うことができる。次に、
本発明の第3の実施形態を図14を参照して説明する。
本実施形態では、前述した、基板の表裏の圧力差による
基板の変形や破損を防ぐために、基板ホルダー207に
静電チャック208を具備するものである。静電チャッ
クによる基板の固定は、該静電チャックの中に置かれた
電極209と基板10との間に電圧を印加して静電力に
より基板10を基板ホルダー208に吸引するものであ
る。基板10に所定の電位を所定の値に保持するため、
基板の裏面にはIT0膜などの導電性膜を形成する。な
お、静電チャック方式による基板の吸着のためには、電
極209と基板の距離が短くなっている必要があり、い
ったん別の方法で基板10を静電チャック208に押し
付けることが望ましい。図14に示す装置では、静電チ
ャック208の表面に形成された溝211の内部を排気
して基板10を大気圧により静電チヤックに押し付け、
高圧電源210により電極209に高電圧を印加するこ
とにより、基板を十分に吸着する。この後真空チャンバ
ー202の内部を排気しても基板にかかる圧力差は静電
チャックによる静電力によりキャンセルされて、基板が
変形したり、破損することが防止できる。更に、該静電
チャック208と基板10の間の熱伝導を大きくするた
めに、上述の様にいったん排気した溝211内に熱交換
のための気体を導入することが望ましい。気体として
は、Heが好ましいが、他の気体でも効果がある。熱交
換用の気体を導入することで、溝211のある部分での
基板10と静電チャック208の間の熱伝導が可能とな
るのみならず、溝のない部分でも単に機械的接触により
基板10と静電チャック208が熱的に接触している場
合に比べ、熱伝導が大きくなるため、全体としての熱伝
導は大きく改善される。これにより、フォーミングや活
性化などの処理の際、基板10で発生した熱が容易に静
電チャック208を介して基板ホルダー207に移動し
て、基板10の温度上昇や局所的な熱の発生による温度
分布の発生が抑えられるほか、基板ホルダーにヒーター
212や冷却ユニット213などの温度制御手段を設け
ることにより、基板の温度をより精度良く制御できる。
造方法の具体例に関しては、以下の実施例にて詳述す
る。
ることにより、図21に示すような画像形成装置を形成
することができる。図21は画像形成装置の概略図であ
る。図21において、69は電子放出素子、61は電子
源基板10を固定したリアプレート、62は支持体、6
6はガラス基板63、メタルバック64及び蛍光体65
からなるフェースプレート、67は高圧端子、68は画
像形成装置である。
は、容器外端子Dx1乃至Dxm、Dy1乃至Dynを通じ、走
査信号及び変調信号を図示しない信号発生手段によりそ
れぞれ印加することにより、電子を放出させ、高圧端子
67を通じ、メタルバック65、あるいは、図示しない
透明電極に5kVの高圧を印加し、電子ビームを加速
し、蛍光体膜64に衝突させ励起、発光させることで画
像を表示する。
を兼ねて、1枚基板で構成される場合もある。また、走
査信号配線は、例えば、Dx1の容器外端子に近い電子放
出素子と遠い電子放出素子との間で印加電圧降下の影響
の無い素子数であれば、図21で示すような、片側走査
配線で構わないが、素子数が多く、電圧降下の影響があ
る場合には、配線幅を広くするか、配線厚を厚くする
か、あるいは、両側から電圧を印加する手法等を採るこ
とができる。
く説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の目的が達成される範囲内での各要素
の置換や設計変更がなされたものをも包含する。
造装置を用いて図22、23に示される表面伝導型電子
放出素子を複数備える図24に示される電子源を製造す
るものである。尚、図22〜24において101は基
板、2、3は素子電極、4は導電性膜、29は炭素膜、
5は炭素膜29の間隙、Gは導電性膜4の間隙である。
SiO2層を形成したガラス基板(サイズ350×30
0mm、厚さ5mm)上にオフセット印刷法によりPt
ペーストを印刷し、加熱焼成して、図25に示される厚
み50nmの素子電極2、3を形成した。また、スクリ
ーン印刷法により、Agペーストを印刷し、加熱焼成す
ることにより、図25に示されるX方向配線7(240
本)及びY方向配線8(720本)を形成し、X方向配
線7とY方向配線8の交差部には、スクリーン印刷法に
より、絶縁性ペーストを印刷し、加熱焼成して絶縁層9
を形成した。
方式の噴射装置を用いて、パラジウム錯体溶液を滴下
し、350℃で30分間加熱して酸化パラジウムの微粒
子からなる図25に示される導電性膜4を形成した。導
電性膜4の膜厚は、20nmであった。以上のようにし
て、一対の素子電極2、3及び導電性膜4からなる導電
体の複数がX方向配線7及びY方向配線8にてマトリク
ス配線された電子源基板10を作成した。
ろ、基板そのものが持っていた反り、うねり及び上記ま
での加熱工程によって生じたと思われる基板の反り、う
ねりによって、基板中央部に対して、0.5mmほど周
辺が反った状態であった。
に示した製造装置の支持体11上に固定した。支持体1
1と電子源基板10との間には、厚さ1.5mmの熱伝
導性ゴムシート41が挟持される。
を介してステンレス製真空容器12を取り出し配線30
が該真空容器12の外に出るようにして、図2に示すよ
うに電子源基板10上に設置した。電子源基板10上に
は、図19及び図20に示すような開口部33を形成し
た金属板を拡散板19として設置した。
容器12内を真空ポンプ26(ここではスクロールポン
プ)で1.33×10-1Pa(1×10-3Torr)程
度に排気した後、排気装置の配管や、電子源基板に付着
していると考えられる水分を除去するため、図示しない
配管用のヒーターと電子源基板10用のヒーター20を
用いて、120℃まで昇温させ、2時間保持してから、
室温まで徐冷した。
配線31を介して取り出し配線30に接続された駆動ド
ライバー32を用いて、X方向配線7及びY方向配線8
を通じて、各電子放出素子6の素子電極2、3間に電圧
を印加し、導電性膜をフォーミング処理し、図23に示
す間隙Gを導電性膜4に形成した。
た。図1に示す気体供給用のバルブ25a乃至25d及
び気体の導入口15側のバルブ25eを開け、有機物質
ガス21とキャリヤガス22との混合気体を真空容器1
2内に導入した。有機ガス21には、1%エチレン混合
窒素ガスを用い、キャリヤガス22には、窒素ガスを用
いた。両者の流量は、それぞれ40sccm及び400sccm
とした。排気口16側の真空系27の圧力を見ながら、
バルブ25fの開閉度を調整し、真空容器12内の圧力
が133×102 Pa(100Torr)となるように
した。
動ドライバー32を用いて、X方向配線7及びY方向配
線8を通じて各電子放出素子6の電極2、3間に電圧を
印加して活性化処理を行った。電圧は10Vから17V
まで約25分で昇圧するように制御し、パルス幅は1m
sec、周波数は100Hzとし、活性化時間は30分と
した。なお、活性化は、Y方向配線8全部及び、X方向
配線7の非選択ラインを共通としてGnd(接地電位)
に接続し、X方向配線7の10ラインを選択し、1ライ
ンずつ1msecのパルス電圧を順次印加する方法で行
い、上記方法を繰り返すことにより、X方向の全ライン
に付いて活性化を行った。上記方法で行ったため、全ラ
インの活性化には12時間を要した。
出素子の素子電極間に流れる電流)を各X方向配線毎に
測定し、素子電流If値を比較したところ、その値は、
約1.35A乃至1.56A、平均で1.45A(1素
子当たり約2mAに相当)であり、その配線毎のバラツ
キは約8%であり、良好な活性化処理を行うことができ
た。
は、図22、23に示すように間隙5を隔てて炭素膜2
9が形成された。
動排気装置付きのマススペクトラム測定装置を用いて、
排気口16側のガス分析を行ったところ、上記混合ガス
導入と同時に、窒素及びエチレンのマスNo.28とエ
チレンのフラグメントのマスNo.26が瞬間的に増加
して飽和し、両者の値は活性化処理中一定であった。
10を、画像形成装置の概略図である図21に示すよう
な、リヤプレート61上に固定した後、電子源基板10
の5mm上方に、フェースプレート66を、支持枠62
及び内径10mm、外径14mmの図示しない排気管及
びゲッタ材料を介して配置し、フリットガラスを用いて
アルゴン雰囲気中で420℃にて封着を行い、図21に
示すような画像形成装置の形態を作成した上記のフォー
ミング処理工程、及び活性化処理工程を行う場合に比べ
て、製造工程に要する時間が短縮でき、電子源の各電子
放出素子の特性の均一性が向上する。
板の反りは、歩留まりの低下や、特性のバラツキを招き
易いが、実施例1による熱伝導部材の設置により、歩留
まりの向上と特性のバラツキ低減を実現することができ
た。
す電子源基板10を作成し、図1の製造装置に設置し
た。本実施例では、有機物質を含む混合気体を、配管2
8の周囲に設置したヒーターにより80℃に加熱した
後、真空容器12内に導入した。また、支持体11内の
ヒーター20を用い、熱伝導部材41を介して、電子源
基板10を加熱し、基板温度が80℃になるようにし
た。上記以外は実施例1と同様にして活性化処理を行
い、電子源を作成した。
は、図23、24に示すように間隙5を隔てて炭素膜2
9が形成された。
短時間で活性化処理を行うことができた。活性化処理終
了時の素子電流Ifを実施例1と同様に測定したとこ
ろ、実施例1に比べて約1.2倍に増加していた。ま
た、素子電流Ifのバラツキは約5%であり、均一性に
優れた活性化処理を行うことができた。
工程における発熱による温度分布を緩和し、さらに、加
熱することにより、活性化処理工程における化学的反応
を促進する効果が生じているものと、本発明者らは推測
している。
す電子源基板10を、図3に示す製造装置を用い、熱伝
導部材として、シリコンオイルを用いた以外は実施例1
と同様の方法で電子源を作成した。
導入管を用いて、基板下部にシリコンオイルを注入して
いく際に、基板下部と支持体間に空気が残らないよう
に、略々対角線状の位置で、素子電極領域の外側の位置
に、空気抜け用と粘性液状物質排出用を兼ねた図示しな
い通孔を設けている。活性化処理終了後の素子電流値は
実施例1と同様の結果であった。
造例である。厚さ3mmのSiO2層を形成したガラス
基板を用い、実施例1と同様にして作成した図25に示
す電子源基板10を、図4に示した製造装置の真空容器
12と副真空容器14との間に、それぞれシリコーンゴ
ム製のシール部材18、電子源基板10と接する面に円
柱状の突起を持つシート状のシリコーンゴム製熱伝導部
材41、及び、内部に埋め込みヒータを有するアルミニ
ウムで作成した熱伝導部材42を介して設置した。
例においては、拡散板19は設置せずに活性化処理を行
った。
及び副真空容器14の排気口17側のバルブ25gを開
け、真空容器12内及び副真空容器14内を真空ポンプ
26a、26b(ここではスクロールポンプ)で1.3
3×10-1Pa(1×10-3Torr)程度に排気し
た。
真空容器14内の圧力)の状態を保ちつつ排気した。こ
れにより、基板が圧力差により変形し、歪みが生じた場
合、副真空容器側に凸になって熱伝導部材に押し付けら
れて、熱伝導部材が、その変形を抑制し、基板10を支
持することになる。
電子源基板10の厚みが薄い場合、この状態が逆な場
合、すなわち、(真空容器12内の圧力)≦(副真空容
器14内の圧力)の状態を採り、真空容器12側へ凸状
態になると、真空容器12内には、圧力の差による電子
源基板10の変形を抑制し、支持する部材が無いため、
最悪の場合、基板が真空容器12内に向って破損してし
まう。すなわち、基板のサイズが大きく、基板の厚みが
薄いほど、本実施例の電子源の製造装置においては、基
板の支持部材の役割をも持つ熱伝導部材が重要になるわ
けである。
32を用いてX方向配線7及びY方向配線8を通じて各
電子放出素子6の電極2、3間に電圧を印加し、導電性
膜4をフォーミング処理し、図23に示す間隙Gを導電
性膜4に形成した。本実施例では、電圧印加開始と同時
に、導電性膜への亀裂の形成を促進させるために酸化パ
ラジウムに対して還元性を有する水素ガスを図示しない
別系統の配管より、533×102 Pa(約400To
rr)まで徐々に導入して、実施した。
った。気体供給用のバルブ25a乃至25d及び気体の
導入口15側のバルブ25eを開け、有機物質ガス21
とキャリヤガス22との混合気体を真空容器12内に導
入した。有機ガス21には、1%プロピレン混合窒素ガ
スを用い、キャリヤガス22には、窒素ガスを用いた。
両者の流量はそれぞれ、10sccm及び400sccmとし
た。なお、混合気体はそれぞれ水分除去フィルター23
を通した後、真空容器12内に導入した。排気口16側
の真空計27aの圧力を見ながらバルブ25fの開閉度
を調整して、真空容器12内の圧力が266×102 P
a(200Torr)となるようにした。同時に、副真
空容器14の排気口17側のバルブ25gの開閉度を調
整して、副真空容器14内の圧力も266×102 Pa
(200Torr)となるようにした。
2を用いてX方向配線7及びY方向配線8を通じて各電
子放出素子6の電極2、3間に電圧を印加して活性化処
理を行った。活性化処理時の素子電流Ifを、実施例1
と同様の方法で測定したところ、素子電流Ifは、1.
34A乃至1.53Aで、そのバラツキは、約7%であ
り、良好な活性化処理を行うことができた。
子には、図22、23に示すように、間隙5を隔てて炭
素膜29が形成された。
動排気装置付きのマススペクトラム測定装置を用いて、
排気口16側のガス分析を行ったところ、上記混合ガス
導入と同時に、窒素のマスNo.28とプロピレンのマ
スNo.42が瞬間的に増加して飽和し、両者の値は活
性化処理中一定であった。
た電子源基板10上に設置した真空容器12内に有機物
質を含む混合気体を圧力266×102 Pa(200T
orr)と言う粘性流領域で導入したため、短期間で容
器内の有機物質を一定にすることができた。そのため、
活性化処理に要する時間を大幅に短縮することができ
た。
内に、図19及び図20に示すような拡散板19を設置
した以外は、実施例4と同様の図4に示す装置を用い、
実施例4と同様にして、フォーミング処理による図23
に示す導電性膜への間隙Gの形成、及び、活性化処理を
実施し、電子源を作成した。
短時間で活性化処理を行うことができた。尚、活性化処
理が終了した電子放出素子には、図22、23に示すよ
うに間隙5を隔てて炭素膜29が形成された。活性化処
理終了時の素子電流Ifを実施例4と同様の方法で測定
したところ、素子電流Ifの値は、1.36Aから1.
50Aで、バラツキは約5%であり、より均一性に優れ
た活性化処理を行うことができた。
用した図4に示す装置で、熱伝導部材42の内部に埋め
込んだヒーター20を用い、外部制御装置よりこのヒー
ターを制御し、熱伝導部材42,41を介して、電子源
基板10を加熱し、基板温度が80℃になるようにし、
また、配管28周囲に設置したヒーターにより80℃に
加熱し、活性化処理を実施した以外は、実施例5と同様
にして活性化処理を行った。
22、23に示すように間隙5を隔てて炭素膜29が形
成された。
4と同様に測定したところ、1.37A乃至1.48A
で、そのバラツキは約4%であり、良好な活性化処理が
実施できた。
1として、分割されるとともに、基板と接する面に滑り
止め効果も併せ持たせるための溝が数本形成されて凹凸
状に加工されたシリコンゴムシートを用いた。さらに、
ステンレス製の熱伝導性ばね形状部材43を用いた図5
に示す装置を用い、副真空容器の下部に埋め込まれたヒ
ーター20を図示しない外部制御装置により制御し、熱
伝導ばね部材43と熱伝導部材41を介して電子源基板
10を加熱した以外は実施例6と同様の方法により電子
源を作成した。その結果、実施例6と同様の良好な電子
源が作成できた。
際に、10ライン毎に行っていた処理を2本同時に行
い、20本毎に行った以外は実施例7と同様の方法で電
子源を作成した。活性化終了時の素子電流Ifを実施例
7と同様の方法で測定したところ、素子電流Ifの値
は、1.36Aから1.50Aで、バラツキは若干大き
くなったものの、約5%であった。
り、熱がより多く発生し、熱分布が電子源の作成に影響
したためと本発明者らは推測している。
置においては、熱伝導部材が設けられていることによ
り、電子源基板の作成歩留まり、及び、特性向上にきわ
めて効果がある。
成される電子源を応用した図21に示されるような画像
形成装置の例である。実施例2と同様にして、フォーミ
ング、活性化処理を行った電子源基板10をリヤプレー
ト61上に固定した後、電子源基板10の5mm上方
に、フェースプレート66を支持枠62及び図示しない
排気管を介して配置し、フリットガラスを用いてアルゴ
ン雰囲気中で420℃にて封着を行った。
容器内を大気圧以下に排気しても、大気圧による容器の
破損が生じないように、電子源基板10と、フェイスプ
レート66との空間を維持するための図示しない部材
が、電子源基板10上に配置してある。
大気圧以下にした後、排気管を封止して、図10に示す
ような、画像形成装置を作成した。さらに、封止後の容
器内部の圧力を維持するために、容器内に設置された図
示しないゲッタ材料の高周波加熱法による処理を実施し
た。
おいて、各電子放出素子には、容器外端子Dx1乃至Dx
m、Dy1乃至Dynを通じ、走査信号及び変調信号を図示
しない信号発生手段によりそれぞれ印加することによ
り、電子を放出させ、高圧端子67を通じ、メタルバッ
ク65、あるいは、図示しない透明電極に5kVの高圧
を印加し、電子ビームを加速し、蛍光体膜64に衝突さ
せ、励起、発光させることで画像を表示した。この実施
例における画像形成装置においては、目視において輝度
ばらつきや色むらがなく、テレビジョンとして十部満足
できる良好な画像を表示することができた。
方法は、画像形成装置の製造に適用しても有効であり、
その表示画像の画質向上に寄与することができる。
法によれば、活性化工程における有機物質の導入時間を
短縮することができ、製造時間を短くすることができ、
歩留まりも向上することができる。また、係る製造装置
及び製造方法を用いることにより、均一性に優れた電子
源を提供することができる。
製造コストを低減することができる。さらに、係る製造
装置によれば、電子源基板上の電子放出素子部のみを覆
う小型の真空容器があれば良いため、装置の小型化が可
能である。
容器の外にあるため、電子源基板と駆動ドライバとの電
気的接続を容易に行うことができる。
れた電子源を用いることにより、均一性に優れた画像形
成装置を提供することができる。
る製造装置を用いて、図22、23に示される電子源を
製造した。
に、オフセット印刷法によりPtペーストを印刷し、加
熱焼成して、厚み50nmの図25に示される素子電極
2、3を形成した。次いで、スクリーン印刷法によりA
gペーストを印刷し、加熱焼成することにより、図25
に示されるX方向配線7およびY方向配線8を形成し、
X方向配線7とY方向配線8の交差部には、スクリーン
印刷法により絶縁性ペーストを印刷し、加熱焼成して絶
縁層9を形成した。
方式の噴射装置を用い、パラジウム錯体溶液を滴下し、
350℃で30分間加熱処理をして酸化パラジウムから
なる図25に示される導電性膜4を形成した。導電性膜
4の膜厚は20nmであった。以上のようにして一対の
素子電極2、3及び導電性膜4からなる導電体の複数が
X方向配線7及びY方向配線8にてマトリクス配線され
た電子源基板10を作成した。
を、図7および図8に示す製造装置の支持体11上に固
定した。次に、シリコーンゴム製のシール部材18を介
して、ステンレス製容器12を図8に示すように、取り
出し配線30が該真空容器12の外に出るようにして電
子源基板10上に設置した。電子源基板10上には、開
口部33を形成した金属板を拡散板19として設置し
た。拡散板19の開口部33は、中心部(気体の導入口
の中央部からの延長線と拡散板との交点)における開口
部を直径1mmの円形とし、同心円方向に5mm間隔
に、また、円周方向には5°間隔で、下式を満たすよう
に形成した。また、気体の導入口の中心部から、気体の
導入口の中心部からの延長線と拡散板との交点までの距
離Lは20mmとした。
交点からの距離 L :気体の導入口の中心部から、気体の導入口の中心
部からの延長線と拡散板との交点までの距離 Sd:気体の導入口の中心部からの延長線と拡散板との
交点からの距離dにおける開口面積 S0:気体の導入口の中心部からの延長線と拡散板との
交点における開口面積 排気口16側のバルブ25fを開け、容器12内を真空
ポンプ26(ここではスクロールポンプ)により、1×
10-1Pa程度に排気した後、駆動ドライバ32を用い
てX方向配線7およびY方向配線8を通じて、各電子放
出素子6の素子電極2、3間に電圧を印加し、導電性膜
4をフォーミング処理し、図23に示される間隙Gを導
電性膜4に形成した。
た。活性化処理工程では、図7に示す気体供給用のバル
ブ25a〜dおよび気体の導入口15側のバルブ25e
を開け、有機物質ガス21とキャリアガス22との混合
気体を容器12内に導入した。有機物質ガス21には、
1%エチレン混合窒素ガスを用い、キャリアガス22に
は窒素ガスを用いた。両者の流量は、それぞれ40sc
cmおよび400sccmとした。排気口16側の真空
計27の圧力を見ながらバルブ25fの開度を調整し
て、容器12内の圧力が1.3×104Paとなるよう
にした。
配線7およびY方向配線8を通じて、各電子放出素子6
の素子電極2、3間に電圧を印加して活性化処理を行っ
た。電圧は17V、パルス幅は1msec、周波数は1
00Hzとし、活性化時間は30分とした。なお活性化
は、Y方向配線8全部およびX方向配線7の非選択ライ
ンを共通としてGnd(接地電位)に接続し、X方向配
線7の10ラインを選択し、1ラインずつ1msecの
パルス電圧を順次印加する方法で行い、上記方法を繰り
返すことにより、X方向の全ラインについて活性化処理
を行った。
は、図22、23に示すように間隙5を隔てて炭素膜2
9が形成された。
出素子の素子電極間に流れる電流)を各X方向配線毎に
測定したところ、素子電流Ifのばらつきは約5%であ
り、良好な活性化処理を行うことができた。
きのマススペクトラム測定装置(不図示)を用いて、排
気口16側のガス分析を行ったところ、上記混合ガス導
入と同時に、窒素およびエチレンのマスNo.28とエ
チレンのフラグメントのマスNo.26が瞬間的に増加
して飽和し、両者の値は活性化処理工程中一定であっ
た。
設置した容器12内に有機物質を含む混合気体を圧力
1.3×104Paという粘性流領域で導入したため
に、短時間で容器12内の有機物質濃度を一定にするこ
とができた。そのため、活性化処理工程に要する時間を
大幅に短縮することができた。
を行う前の工程まで実施例10と同様にして作製した電
子源基板10を用い、この電子源基板10を図7の製造
装置に設置した。
を、配管28の周囲に設置したヒーターにより120℃
に加熱した後、容器12内に導入した。また、支持体1
1内のヒーター20を用いて電子源基板10を加熱し、
基板温度が120℃となるようにした。上記以外は、実
施例1と同様にして活性化処理を行った。
は、図22、23に示すように間隙5を隔てて炭素膜2
9が形成された。
短時間で活性化を行うことができた。活性化終了時の素
子電流If(電子放出素子の素子電極間に流れる電流)
を各X方向配線毎に測定したところ、素子電流Ifは、
実施例1に比べて約1.2倍に増加した。また素子電流
Ifのばらつきは約4%であり、均一性に優れた活性化
を行うことができた。
と同様にして導電性膜4を形成する工程まで作成した図
25に示す電子源基板10を、図9に示した製造装置の
第1の容器13と第2の容器14との間に、それぞれシ
リコーンゴム製のシール部材18を介して設置した。本
実施例においては、拡散板19は設置せずに活性化処理
を行った。
fおよび第2の容器14の排気口17側のバルブ25g
を開け、第1の容器13内および第2の容器14内を真
空ポンプ26a,26b(ここではスクロールポンプ)
で1×10-1Pa程度に排気した。次に、実施例1と同
様、駆動ドライバ32を用いてX方向配線7およびY方
向配線8を通して、各電子放出素子6の電極2、3間に
電圧を印加し、導電性膜4をフォーミング処理し、図2
3に示される間隙Gを導電性膜4に形成した。
た。活性化処理工程では、図9に示す気体供給用のバル
ブ25a〜dおよび気体の導入口15側のバルブ25e
を開け、有機物質ガス21とキャリアガス22の混合気
体を第1の容器13内に導入した。有機物質ガス21に
は1%プロピレン混合窒素ガスを用い、キャリアガス2
2には窒素ガスを用いた。両者の流量はそれぞれ10s
ccmおよび400sccmとした。なお混合気体は、
それぞれ水分除去フィルター23を通した後、第1の容
器13内に導入した。排気口16側の真空計27aの圧
力を見ながらバルブ25fの開度を調整して、第1の容
器13内の圧力が2.6×104Paとなるようにし
た。
バルブ25gの開度を調整して、第2の容器14内の圧
力を2.6×104Paとした。
32を用いてX方向配線7およびY方向配線8を通じ
て、各電子放出素子6の素子電極2、3間に電圧を印加
して活性化処理を行った。
は、図22、23に示すように間隙5を隔てて炭素膜2
9が形成された。
出素子の素子電極間に流れる電流)を各X方向配線毎に
測定したところ、素子電流Ifのばらつきは約8%であ
った。
きのマススペクトラム測定装置(不図示)を用いて、排
気口16側のガス分析を行ったところ、上記混合ガス導
入と同時に、窒素のマスNo.28とプロピレンのマス
No.42が瞬間的に増加して飽和し、両者の値は活性
化処理工程中一定であった。
た電子源基板10上に設置した第1の容器13内に有機
物質を含む混合気体を圧力2.6×104Paという粘
性流領域で導入したために、短時間で容器内の有機物質
濃度を一定にすることができた。そのため、活性化に要
する時間を大幅に短縮することができた。
性化処理の前まで行った電子源基板10を用い、この電
子源基板10を図9の製造装置に設置した。本実施例で
は、容器13内に、図10のような拡散板19を設置し
た以外は、実施例12と同様にして活性化処理を行っ
た。
た電子放出素子には、図22、23に示すように間隙5
を隔てて炭素膜29が形成された。
(気体の導入口の中央部からの延長線と拡散板との交
点)における開口部を直径1mmの円形とし、同心円方
向に5mm間隔に、また、円周方向には5°間隔で、下
式を満たすように形成した。また、気体の導入口の中心
部から、気体の導入口の中心部からの延長線と拡散板と
の交点までの距離Lは20mmとした。
交点からの距離 L :気体の導入口の中心部から、気体の導入口の中心
部からの延長線と拡散板との交点までの距離 Sd:気体の導入口の中心部からの延長線と拡散板との
交点からの距離dにおける開口面積 S0:気体の導入口の中心部からの延長線と拡散板との
交点における開口面積 本実施例においても、実施例12と同様の短時間で活性
化を行うことができた。また、活性化終了時の素子電流
If(電子放出素子の素子電極間に流れる電流)を各X
方向配線毎に測定したところ、素子電流Ifのばらつき
は約5%であり、より均一性に優れた活性化処理を行う
ことができた。
より作成される電子源を応用して図に示される画像形成
装置を作製した。
理、活性化処理を行った電子源基板10を図21に示さ
れるようにリアプレート61上に固定した後、基板の5
mm上方にフェースプレート66を支持枠62および排
気管(不図示)を介して配置し、フリットガラスを用い
てアルゴン雰囲気中で420℃にて封着を行った。次
に、容器内を排気した後、排気管を封止して図21に示
すような画像形成装置の表示パネルを作製した。
周波加熱法でゲッター処理を行った。
要な駆動手段を接続して画像形成装置を構成し、各電子
放出素子には、容器外端子Dx1〜Dxm、Dy1〜Dynを通
じ、走査信号及び変調信号を不図示の信号発生手段より
それぞれ印加することにより電子放出させ、高圧端子6
7を通じ、メタルバック65あるいは透明電極(不図
示)に5kVの高圧を印加し、電子ビームを加速し、蛍
光膜64に衝突させ、励起・発光させることで画像を表
示した。
において輝度ばらつきや色ムラがなく、テレビジョンと
して十分満足できる良好な画像を表示することができ
た。
よれば、活性化工程における有機物質の導入時間を短縮
することができ、製造時間を短縮することができる。ま
た、高真空排気装置が不要となり、製造コストを低減す
ることができる。
板上の電子放出素子部のみを覆う容器があればよいた
め、装置の小型化が可能である。また、電子源基板の取
り出し配線部が容器外にあるため、電子源基板と駆動ド
ライバとの電気的接続を容易に行うことができる。
り、均一性に優れた電子源および画像形成装置を提供す
ることができる。
伝導型電子放出素子がマトリクス配線された電子源を備
える画像形成装置を作製した。作製した電子源基板はX
方向に640画素、Y方向に480画素を単純マトリク
ス配置したもので各画素に対応した位置に蛍光体を配置
してカラー表示可能な画像形成装置とした。また、本実
施例における表面伝導型電子放出素子は上記実施例と同
様にPdO微粒子からなる導電性膜にフォーミング処理
及び活性化処理を施すことにより作製した。
法にてマトリクス構成の電子源基板を図11及び図12
に示す排気装置に接続し、1×10-5Paの圧力まで排
気した後に各ラインに電圧を印加しフォーミング処理を
行って、図23に示す間隙Gを導電性膜4に形成した。
フォーミング処理完了後、ガス導入ライン138からア
セトンを導入し、フォーミング処理同様各ラインに電圧
を印加して活性化処理を行い図22、23に示すように
間隙5を隔てて炭素膜4を形成して電子源基板を作製し
た。その後、X方向電極、及びY方向電極に適宜電圧を
印加して640×480素子の各々1素子に流れる電流
値を測定したところ5個の素子が電流の流れない状態で
あることが判明した。そこで、その不良個所に再度Pd
O導電性膜を形成し、上記と同様のフォーミング処理、
活性化処理の工程を行ったところ不良個所が再生され、
640×480の電子放出素子が無欠陥に電子源基板上
に形成することができた。こうして得られた電子源基板
を外囲器37となるガラス枠及び蛍光体を配置したフェ
ースプレートと位置合わせを行った上で低融点ガラスに
よって封着を行い、パネル化、真空排気、ベーキング、
封止工程を経て画像形成装置パネルを完成した。
装置の製造装置の概略図を図13に示す。同図において
110は素子形成基板、74は電子放出素子、153は
真空チャンバー、132は排気管、153はOリング、
166はベーキングヒータである。実施例15同様、複
数の表面伝導型電子放出素子がマトリクス配線された電
子源形成基板を表面、裏面から1×10-7Paの圧力ま
で真空排気した後フォーミング処理、活性化処理を行っ
た。活性化処理は1×10-4Paのベンゾニトリル雰囲
気下で順次通電することで行った。活性化処理終了後、
そのまま真空チャンバーに配置した加熱用のベーキング
ヒータによってチャンバー及び素子形成基板を250℃
でベーキングした。その後、フェースプレート、支持枠
との位置合わせ、封着により画像形成装置パネルを完成
した。
法及び製造装置によれば以下の効果が奏される。
組み立てる前に電子源基板の欠陥を検出することが可能
であり、欠陥部分を補修することで常に無欠陥な電子源
基板を包囲する外囲器を製造することができる。
空排気を行うことで電子源基板として薄いガラス基板を
用いることが可能となる。
2及び図23に示される表面伝導型電子放出素子の複数
が、図24に示されるようにマトリクス配線された電子
源を備える画像形成装置を作製した。
ッタ法により100nm形成した。前記ITO膜は、電
子源の製造時に静電チャックの電極として用いるもの
で、その抵抗率が109Ωcm以下であれば、その材質
には制限されず、半導体、金属等が使用できる。前記ガ
ラス基板表面に、前述した製造方法により、図24に示
されるような複数の行方向配線7、複数の列方向配線
8、及び、これら配線によりマトリクス配線された、素
子電極2、3及びPdOからなる導電性膜4を形成し、
素子形成基板10を作製した。次に、図14に示す製造
装置を用いて以後の工程を行った。
ー、203はO−リング、204は活性化ガスであるベ
ンゾニトリル、205は真空計である電離真空計、20
6は真空排気系、207は基板ホルダー、208は基板
ホルダー207に設置された静電チャック、209は静
電チャック208に埋め込まれた電極、210は電極2
09に直流高電圧を印加するための高圧電源、211は
静電チャック208の表面に刻まれた溝、212は電気
ヒーター、213は冷却ユニット、214は真空排気
系、215は素子形成基板10上の配線の一部に電気的
に接触可能なプローブユニット、216はプローブユニ
ット215に接続したパルス発生器、V1〜V3はバル
ブである。
に載せ、バルブV2を空け、溝211内を100Pa以
下に真空排気し、静電チャック208に真空吸着した。
この時、前記素子形成基板10の裏面ITO膜は、接触
ピン(不図示)により、高圧電源210の負極側と同電
位に接地した。更に、電極209に2kVの直流電圧を
高圧電源210(負極側を接地)より供給し、素子形成
基板10を静電チャック208に静電吸着させた。次
に、V2を閉じ、V3を開け、Heガスを、溝211に
導入し、500Paに維持した。Heガスは、素子形成
基板201と静電チャック208の間の熱伝導を向上さ
せる作用がある。尚、Heガスが最も好適であるが、N
2、Ar等のガスも使うことができ、所望の熱伝導が得
られればそのガス種には制限されない。次に、真空チャ
ンバ202をO−リング203を介して素子形成基板1
0上に、上記配線端部が真空チャンバ202の外に出る
ようにして載せ、真空チャンバ202内に真空気密な空
間を作り、同空間を真空排気系206により圧力が1×
10-5Pa以下になるまで、真空排気した。水温15℃
の冷却水を冷却ユニット213に流し、更に、温度制御
機能を有する電源(不図示)より、電気ヒーター212
に電力を供給し、素子形成基板10を50℃の一定温度
に維持した。
空チャンバ202の外に露出した、素子形成基板10上
の配線端部に電気的に接触させ、プローブユニット21
5に接続したパルス発生器216より、底辺1mse
c、周期10msec、波高値10Vの三角パルスを1
20sec間印加し、フォーミング処理工程を実施し
た。フォーミング処理時に流れる電流によって発生する
熱は、効率よく静電チャック208に吸収され、素子形
成基板10は一定温度50℃に保たれ、良好なフォーミ
ング処理を実施でき、また、熱応力による破損も防ぐこ
とができた。
示す間隙Gが導電性膜4に形成された。
調整し、素子形成基板10を60℃の一定温度に維持し
た。V1を開け真空チャンバ−202内に電離真空計2
05で圧力を測定しながら、圧力が2×10-4Paのベ
ンゾニトリルを導入した。パルス発生器216より、プ
ローブユニット215を通して、底辺1msec、周期
10msec、波高値15Vの三角パルスを60分間印
加して活性化処理を行った。フォーミング処理工程と同
様に、活性化処理時に流れる電流によって発生する熱
は、効率よく静電チャック208に吸収され、素子形成
基板10は一定温度60℃に保たれ、良好に活性化を実
施することができ、また、熱応力による破損も防ぐこと
ができた。
示すように、間隙5を隔てて炭素膜29が形成された。
は、ガラス枠及び蛍光体を配置したフェースプレートと
位置合わせを行い、低融点ガラスを用いて封着し、真空
外囲器を作製した。更に、前記外囲器内に真空排気、ベ
ーキング、封止工程等の工程を施し、図21に示す画像
形成パネルを作製した。
ミング処理、活性化処理工程時に静電チャック208及
びHeガスを用いたため、特性の揃った良好な表面伝導
型電子放出素子を形成でき、均一性が向上した画像性能
を有する画像形成パネルを作製でき、また、熱応力によ
る破損を防ぎ、歩留まりを向上することができた。
化が可能な電子源の製造装置を提供することができる。
上し量産性に適した電子源の製造方法を提供することが
できる。
れた電子源を製造し得る電子源の製造装置及び製造方法
を提供することができる。
画像形成装置を提供することができる。
面図である。
一部を破断して示す斜視図である。
態を示す断面図である。
有する構成を示す断面図である。
有する構成の他の形態を示す断面図である。
有する構成のさらに他の形態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
図である。
断面図である。
す模式図である。
活性化工程を行うための真空排気装置の模式図である。
である。
である。
である。
される熱伝導部材の形状を示す斜視図である。
される熱伝導部材の形状の他の形態を示す斜視図であ
る。
されるゴム材料の球状物質を用いた熱伝導部材の形態を
示す断面図である。
されるゴム材料の球状物質を用いた熱伝導部材の他の形
態を示す断面図である。
される拡散板の形状を示す断面図である。
される拡散板の形状を示す平面図である。
視図である。
図である。
2のB−B’断面図である。
めの平面図である。
子放出部、6:電子放出素子、7:X方向配線、8:Y
方向配線、9:絶縁層、10:電子源基板、11:支持
体、12:真空容器、13:真空容器、14:副真空容
器、15:気体の導入口、16,17:排気口、18:
シール部材、19:拡散板、20:ヒーター、21:有
機ガス物質、22:キャリヤガス、23:水分除去フィ
ルター、24:ガス流量制御装置、25:バルブ、2
6:真空ポンプ、27:真空計、28:配管、30:取
り出し配線、31:電子源基板の取り出し配線30と駆
動ドライバ32とを接続する配線、32:電源、電流測
定装置及び電流−電圧制御系装置からなる駆動ドライ
バ、33:拡散板19の開口部、41,42,43:熱
伝導部材、61:電子源基板10を固定したリヤプレー
ト、62:支持枠、63:ガラス基板、64:メタルバ
ック、65:蛍光体、66:フェースプレート、67:
高圧端子、68:画像形成装置
Claims (12)
- 【請求項1】 導電体が形成された基板を支持する支持
体と、気体の導入口及び気体の排気口を有し、前記基板
面の一部の領域を覆う容器と、前記気体の導入口に接続
された、前記容器内に気体を導入する手段と、前記気体
の排気口に接続された、前記容器内を排気する手段と、
前記導電体に電圧を印加する手段と、を備えることを特
徴とする電子源の製造装置。 - 【請求項2】 前記支持体は、当該支持体上に前記基板
を固定する手段を備えている請求項1に記載の電子源の
製造装置。 - 【請求項3】 前記支持体は、前記基板と当該支持体と
を真空吸着させる手段を備えている請求項1に記載の電
子源の製造装置。 - 【請求項4】 前記支持体は、前記基板と当該支持体と
を静電吸着させる手段を備えている請求項1に記載の電
子源の製造装置。 - 【請求項5】 前記支持体は、熱伝導部材を備えている
請求項1〜4のいずれかに記載の電子源の製造装置。 - 【請求項6】 前記支持体は、前記基板の温度調節機構
を備えている請求項1〜5のいずれかに記載の電子源の
製造装置。 - 【請求項7】 前記支持体は、発熱手段を備えている請
求項1〜5のいずれかに記載の電子源の製造装置。 - 【請求項8】 前記支持体は、冷却手段を備えている請
求項1〜5のいずれかに記載の電子源の製造装置。 - 【請求項9】 前記容器は、当該容器内に、導入された
気体を拡散させる手段を備えている請求項1〜8のいず
れかに記載の電子源の製造装置。 - 【請求項10】 更に、前記導入される気体を加熱する
手段を備えている請求項1〜9のいずれかに記載の電子
源の製造装置。 - 【請求項11】 更に、前記導入される気体中の水分を
除去する手段を備えている請求項1〜10のいずれかに
記載の電子源の製造装置。 - 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載の電
子源の製造装置を用いて電子源を製造することを特徴と
する電子源の製造方法。
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