JP4455229B2 - 画像表示装置 - Google Patents

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Description

発明は、電子放出素子を用いた画像表示装置に関する。
電子源として多数の電子放出素子を平面基板上に配列し、電子源から放出した電子ビームを対向する基板上の画像形成部材である蛍光体に照射し、蛍光体を発光させて画像を表示する平面状ディスプレイにおいては、電子源と画像形成部材を内包する真空容器の内部を高真空に保持する必要がある。真空容器内部にガスが発生し圧力が上昇すると、その影響の程度はガスの種類により異なるが、電子源に悪影響を及ぼして電子放出量を低下させ、明るい画像の表示ができなくなるためである。
特に平面状ディスプレイにおいては、画像表示部材から発生したガスが、画像表示エリア外に設置されたゲッタに到達する前に電子源近傍に集積し、局所的な圧力上昇とそれに伴う電子源劣化が特徴的な問題となる。特開平9−82245号公報(特許文献1)には、画像表示領域内にゲッタを配置し、発生したガスを即座に吸着して素子の劣化や破壊を抑制することが記載されている。また特開2000−133136号公報(特許文献2)では画像表示領域内に非蒸発型ゲッタを設置し、画像表示領域外に蒸発型ゲッタを配置する構成が示されている。さらに特開2000−315458(特許文献3)に示すように、真空チャンバー内で脱ガス、ゲッタ形成、封着(真空容器化)を一連の作業で行うことも考案されている。
ゲッタには、蒸発型ゲッタと非蒸発型ゲッタがあるが、蒸発型ゲッタは、水や酸素に対する排気速度はきわめて大きいけれども、アルゴン(Ar)のような不活性ガスは、蒸発型ゲッタと非蒸発型ゲッタ共に排気速度がほとんどない。アルゴンガスは電子ビームにより電離されてプラスイオンとなり、これが電子を加速するための電界で加速されて電子源に衝突することにより、電子源に損傷を与える。さらに、場合によっては内部で放電を生じさせる場合もあり、装置を破壊することもある。
一方、特開平5−121012号公報(特許文献4)には、平面ディスプレイの真空容器にスパッタイオンポンプを接続し、高真空を長時間維持する方法が記載されている。しかし、強力な磁石が必要であるため、磁界によってディスプレイの電子軌道が曲げられてしまい、画像に影響を与えてしまう場合がある。
特開平9−82245号公報 特開2000−133136号公報 特開2000−315458号公報 特開平5−121012号公報
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、イオンポンプを用いた場合において、磁界の影響を低減し、画像形成領域内での輝度むらが少なく、輝度の経時変化の少ない画像表示装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、複数の電子放出素子が配列された電子源基板と、この電子源基板と対向して配置され、蛍光膜とアノード電極膜を有する画像形成基板とを有して構成される真空容器を備える画像表示装置において、イオンポンプが、前記電子源基板または前記画像形成基板に形成された開口部に接続されており、前記イオンポンプの中心軸が前記開口部の中心軸よりも前記画像表示装置の画像表示領域から離れて位置し、前記イオンポンプの磁場形成手段を、前記電子源基板または前記画像形成基板に対して垂直に投影した際に形成される影が前記画像表示領域の外に存在することを特徴とする画像表示装置に関する。
この場合、前記と画像表示領域が、1mm以上離れていることが好ましい。
本発明の構成によれば、イオンポンプの磁場形成手段が画像表示領域の外側に位置するため、電子放出素子から蛍光体へ放出される電子の軌道に対する磁場の影響が極めて小さい。従って、イオンポンプ近傍の表示部でも、表示部中央に比べて輝度の低下の極めて少ない画像表示装置を提供することができる。
また、真空容器の開口部の中心軸とイオンポンプ本体の中心軸の位置とをずらすことにより、電子放出素子から蛍光体への電子軌道がイオンポンプの磁石の影響を受けにくくすることができる。この場合でも、イオンポンプの排気速度は十分取れるために、画像表示装置の寿命も十分確保できるようになる。
また、かさ上げ部材を用いて連通路を形成した場合は、イオンポンプの位置と開口部の位置を大きくずらすことができ、容易にイオンポンプの磁石の影響を低減することができる。この場合、かさ上げ部材により、イオンポンプまでのコンダクタンスを落とさないでイオンポンプによる排気が可能である。また、かさ上げ部材を使っても最大かさ上げ分しか、画像表示装置の奥行きが増えないため、コンパクトで軽量、高信頼性の画像表示装置を提供できる。
以下図面を参考にして好ましい実施態様例を詳細に説明する。本発明の画像表示装置を図1から図7を用いて説明する。以下の説明で、電子源基板をリアプレート、画像形成基板をフェースプレートとして説明する。
<イオンポンプ設置位置の説明>
図1から図3は、本発明の画像表示装置の構成を示す概略図の一例である。図1に示すように、リアプレート101は、透明なガラス基板の内側に形成された上配線102、下配線103、電子放出部が形成された電子放出部材である表面伝導型電子放出素子(電子源)120を有し、フェースプレート201は透明なガラス基板の内側に塗布された蛍光体膜202とアノード電極膜であるメタルバック膜203とゲッタ膜204を有し、支持枠105はリアプレート101にフリットガラス106で接続されている。イオンポンプ209はリアプレート101の排気口107にフリットガラス106で接続されており、支持枠105とフェースプレート201をインジウム205等の金属を用いて真空中で加熱封着し、真空容器である外囲器が構成される。
イオンポンプ209は、アノード電極108、カソード電極109、アノード接続端子110、カソード接続端子111を有し、これらがイオンポンプ筐体112の内部に固定されて内包され、筐体112の外側に磁石208が備えられている。アノード接続端子110とカソード接続端子111はイオンポンプ駆動用のイオンポンプ電源(図不示)に配線接続されている。磁石208は磁場形成手段であり、この例では永久磁石を用いているが、電磁石のような磁場形成手段を用いてもよい。
本発明では、イオンポンプ209の磁石208は、画像表示領域から離れた位置に設置され、画像表示領域の上方、下方のリアプレートまたはフェースプレートのいずれにも存在しない。即ち、図1に示すように、磁石208をリアプレートおよびフェースプレートに対して垂直に投影したときに、その影が画像表示領域150内に入らないようになっている。ここで画像表示領域とは、電子源およびそれに対応する蛍光体膜が設けられている領域であり、発光して画像を表示する領域である。また、垂線151は磁石208をリアプレートおよびフェースプレートに垂直に投影した時に最も画像表示領域に近いものである。
画像表示領域150と垂線151との最短距離をDとしたとき、Dは好ましくは1mm以上、特に好ましくは5mm以上である。しかし、距離を大きくすると基板のサイズが大きくなるので、通常は25mm以下、好ましくは20mm以下とする。
イオンポンプの磁石を画像表示領域から離すための一つの方策としては、真空容器内で画像表示領域から十分に離した位置に開口部を設けることが挙げられる。しかし、この場合、真空容器内で画像表示に係わらない空間が増大し重量増および真空維持の点で無駄が多い。
そこで、本発明は、前記真空容器に設けた開口部107に対して、イオンポンプの中心を画像表示領域と反対側にずらす。図1では、開口部107に連通路220を設けることで、真空容器とイオンポンプを接続している。連通路を設けることで、開口部107に対して、イオンポンプの中心を大きく画像表示領域と反対側にずらすことができる。特に図1および図9(図1の紙面に垂直な面で切った断面図)に示すように、連通路としてはリアプレートまたはフェースプレート(図1ではリアプレート101の例を示している。)の基板裏面を一方の壁面として利用し、残りの3方をかさ上げ部材210により囲んで、連通する空間を形成することが好ましい。連通路を長くすることで、開口部107の垂直方向には、かさ上げ部材210が対応するようになり、磁場形成手段の位置を、画像表示領域から大きく離すことができる。リアプレートまたはフェースプレートとかさ上げ部材で構成される連通路の導路は、排気のコンダクタンス等を考慮して適宜決めることができる。例えば、図9において連通路内部高さは、3mm〜20mmが好ましく、特に5mm〜10mmが好ましい。
このように連通路により接続することにより、真空容器内の空間を増大させなく済み、必要によりリアプレートまたはフェースプレートの一方のみのサイズを大きくすればよい。また、かさ上げ部の高さがわずかに増大するだけで装置の奥行きが増大は最小限で済む。
かさ上げ部材とイオンポンプ筐体112は一体で作ることも可能であるし、一体化されたかさ上げ部材とイオンポンプ筐体112の中にイオンポンプの電極部を作りこむことも可能であるので、画像表示装置の奥行きを増やさないで、かさ上げ部材を用いることもできる。
本発明において、イオンポンプ筐体および連通路を構成するかさ上げ部材の材料は、ガラス、セラミックス、金属等から適宜選択することができる。フリットガラスでリアプレートまたはフェースプレートに接合できる材料が好ましく、軽量化、小型化の観点から成型ガラス、ガラス板をフリットガラスで接合したガラス構成体等が好適に用いられる。
本発明の異なる態様では、磁場形成手段である磁石がヨーク(継鉄)を備えている。例えば、図2(a)に示すように、磁気回路を形成できるヨーク211でイオンポンプを覆う。例えば、図10に模式的に示すように、ヨーク211でイオンポンプ全体を5方から覆っても良いし、一方向だけブリッジ構造にして3方から覆っても良い。尚、図10では、アノード接続端子、カソード接続端子の図示は省略した。ヨークを設置することにより、磁束の広がりを制限することができるので、磁石の端からリアプレートまたはフェースプレートに下ろした垂線151が画像表示領域150内に入らなければ、画像に対する影響は少ない。またヨークにより有効部の磁束密度を上げることができるので、磁石を薄くすることもできる。ヨークの材質としては、鉄等の強磁性体を使用することができる。ヨークを設けたときには、Dは好ましくは3mm以上、特に好ましくは7mm以上である。しかし、距離を大きくすると基板のサイズが大きくなるので、通常は30mm以下、好ましくは20mm以下とする。さらに、ヨークに関しても、その電子源基板または画像形成基板に対して垂直に投影した際に形成される影が、画像表示装置の画像表示領域の範囲外になるように、ヨークも含めて画像表示領域から離すことが好ましい。ヨークからの垂線の足の位置と表示領域の最短の距離をD’とすると、D’は、好ましくは1mm以上、特に好ましくは5mm以上である。しかし、距離を大きくすると基板のサイズが大きくなるので、通常は30mm以下、好ましくは20mm以下とする。
図2(b)は、前記真空容器に設けた開口部107の中心軸とイオンポンプ209の中心軸からずらした形態を示す図である。この図では、図2(a)と比べると、開口部107が、画像表示部の近くに設けられている。ヨーク211を設置することにより、画像表示領域への磁力の影響を少なくすることができるが、画像表示領域の直下に磁石がある場合は、磁力の影響を著しく受けることになるため、イオンポンプ209の中心線を開口部107の中心軸からずらすことで、ヨーク端部からのリアプレートまたはフェースプレートへの垂線の足が画像表示領域外に位置する構成となっている。画像領域と開口部を近接させることで、真空容器の内部空間を減少させることができる。尚、図2(a)の開口部と画像表示部の位置関係において、開口部107の中心軸からイオンポンプの中心軸をずらすようにすれば、より画像表示部から離れるので、さらに画像に対する磁場の影響を低減することができる。
さらに、支持枠105の位置が電子放出素子(電子源)120に近い場合は、図1のようにイオンポンプ209本体を開口部107と離すために、連通路によりイオンポンプ筐体112空間への通路を設けることもできる。
イオンポンプを複数用いても良いし、フェースプレート側につけても良いことは無論である。
<画像表示装置の全体説明>
以下、画像表示装置全体について説明する。図3において、容器外端子(不図示)から変調信号入力を下配線103を通じ、走査信号入力を上配線102を通じ電圧印加し、高圧端子Hv(不図示)で高圧を印加して画像を表示するものである。イオンポンプ209は排気口107で真空容器と接続されており、イオンポンプ電源(不図示)で駆動することにより放出ガスの排気を行う。同図において、120は電子源である表面伝導型電子放出素子であり、102、103は表面伝導型放出素子の一対の素子電極と接続された上配線(Y方向配線)及び下配線(X方向配線)である。
図4(a)は、リアプレート101上に設置された表面伝導型電子放出素子120、及び、同電子源を駆動するための配線などの一部を示した概略図である。同図において103は下配線、102は上配線、401は上配線102と下配線103を電気的に絶縁する層間絶縁膜を示している。
図4(b)は図4(a)の表面伝導型電子放出素子120の構造をAからA’の断面を拡大して示し、402、403は素子電極、405は導電性薄膜、404は電子放出部である。
まず、表面伝導型電子放出素子を用いた画像表示装置例について述べる。
図2及び図3の構成において、リアプレート101としてソーダガラス、ホウケイ酸ガラス、石英ガラス、SiO2を表面に形成したガラス基板及び、アルミナ等のセラミック基板等の絶縁性基板が用いられ、フェースプレート201としては透明なソーダガラス等のガラス基板が用いられる。
表面伝導型電子放出素子120の素子電極(図4の402,403に相当)の材料としては、一般的導電体が用いられ、例えば、Ni、Cr、Au、Mo、W、Pt、Ti、Al、Cu、Pd等の金属或いは合金、及び、Pd、Ag、Au、RuO2、Pd−Ag等の金属或いは金属酸化物とガラス等から構成される印刷導体、In23−SnO2等の透明導電体及び、ポリシリコンなどの半導体材料等から適宜選択される。
素子電極の作成法は真空蒸着法、スパッタ法、化学気相堆積法等を用いる事で上記電極材料を成膜でき、フォトリソグラフィ技術(エッチング、リフトオフなどの加工技術も含む)等によって所望の形状に加工するか、その他の印刷法によっても作製可能である。要するに前記の素子電極材料の形状を所望の形状に形成できればよく、特に製法は問わない。
図4(a)に示す素子電極間隔Lは好ましくは数百nmから数百μmである。再現性良く作製する事が要求されるため、より好ましい素子電極間Lは数μmから数十μmである。素子電極長さWは電極の抵抗値、電子放出特性等から数μmから数百μmが好ましく、又素子電極402、403の膜厚は数十nmから数μmが好ましい。尚、図4(b)に示した構成だけでなく、リアプレート101上に導電性薄膜405、素子電極402、403の電極の順に形成させた構成にしてもよい。
導電性薄膜405は良好な電子放出特性を得るためには、微粒子で構成された微粒子膜が特に好ましく、その膜厚は、素子電極402、403へのステップカバレージ、素子電極402、403間の抵抗値及び、後述する通電フォーミング条件などによって設定されるが、好ましくは0.1nmから数百nmで、特に好ましくは1nmから50nmである。その抵抗値は、Rsが102〜107Ω/□の値である。尚Rsは、厚さがt、幅がw、長さがlの薄膜の抵抗Rを、R=Rs(l/w)とおいたときに現れる量である。
又、導電性薄膜405を構成する材料は、Pd,Pt,Ru,Ag,Au,Ti,In,Cu,Cr,Fe,Zn,Sn,Ta,W,Pb等の金属、PdO,SnO2,In23,PbO,Sb23等の酸化物、HfB2,ZrB2,LaB6,CeB6,YB4,GdB4等の硼化物、TiC,ZrC,HfC,TaC,SiC,WC等の炭化物、TiN,ZrN,HfN等の窒化物、Si,Ge等の半導体、カーボンなどをあげられる事が出来る。
尚、ここで述べる微粒子膜とは、複数の微粒子が集合した膜であり、その微細構造として、微粒子が個々に分散配置した状態のみならず、微粒子が互いに隣接、或いは重なり合った状態(島状も含む) の膜を指しており、微粒子の直径は0.1nmから数百nmであり、好ましくは、1nmから20nmである。
導電性薄膜405の作製法は素子電極402、403を設けたリアプレート101に、有機金属溶液を塗布して乾燥させる事により有機金属薄膜を形成する。ここで言う有機金属溶液とは、前述の導電性薄膜405を形成する金属を主元素とする有機金属化合物の溶液の事を言う。
その後、有機金属薄膜を加熱焼成処理し、リフトオフ、エッチング等によりパターニングし、導電性薄膜405を形成する。尚、導電性薄膜405の形成法として、有機金属溶液の塗布法により説明したが、これに限るものでなく真空蒸着法、スパッタ法、化学気相堆積法、分散塗布法、ディッピング法、スピンナー法等によって形成される場合もある。
電子放出部404は導電性薄膜405の一部に形成された高抵抗の亀裂であり、通電フォーミングと呼ばれる処理により形成される。通電フォーミングは素子電極402、403間に不図示の電極より通電を行い、導電性薄膜405を局所的に破壊、変形もしくは変質せしめ、構造を変化形成させるものである。通電時の電圧波形は特にパルス波形が好ましく、パルス波高値が一定の電圧パルスを連続的に印加する場合とパルス波高値を増加させながら、電圧パルスを印加する場合とがある。フォーミング処理は通電処理に限るものではなく、導電性薄膜405に亀裂等の間隔を生じさせて高抵抗状態を形成する処理を用いても良い。
通電フォーミングが終了した素子に活性化と呼ぶ処理を施す事が望ましい。活性化処理とは、素子電流(素子電極402、403間に流れる電流)、放出電流(電子放出部404より放出される素子電流)を著しく変化させる処理である。例えば、有機物質ガスなどの炭素化合物ガスを含有する雰囲気下で、通電フォーミングと同様に、パルスの印加を繰り返すことで行うことができる。この時の好ましい有機物質の圧力は、素子を配置する真空容器の形状や、有機物質の種類などにより異なる為、場合に応じ適宜設定される。
活性化処理により、雰囲気中に存在する有機物質から、炭素或いは炭素化合物からなる有機薄膜が導電性薄膜405上に堆積する。
活性化処理は素子電流と放出電流を測定しながら、例えば、放出電流が飽和した時点で終了する。印加する電圧パルスは画像表示時の動作駆動電圧か、それよりも大きな電圧で行う事が好ましい。
形成された亀裂内には、0.1nmから数十nmの粒径の導電性微粒子を有する事もある。導電性微粒子は導電性薄膜405を構成する物質の少なくとも一部の元素を含んでいる。又、電子放出部404及び、その近傍の導電性薄膜405は炭素及び、炭素化合物を有する事もある。
尚、表面伝導型電子放出素子120としてリアプレート101の面上に平面状に表面伝導型電子放出素子120を形成した平面型の他、リアプレート101に垂直な面上に形成した垂直型でもよく、更には、熱カソードを用いた熱電子源、電界放出型電子放出素子等、要するに電子放出素子を用いた画像表示装置を例にするならば、電子を放出する素子であれば、特に制限はされない。
次に図3及び図4を用いて、表面伝導型電子放出素子120の配列、及び、同素子に画像表示用の電気(電力)信号を供給する配線に付いて説明する。
配線の例としてそれぞれ直交した二つの配線(Y:上配線102、及び、X:下配線103、これを単純マトリクス配線と呼ぶ)を用いる事ができ、表面型電子放出素子120の素子電極402、403のそれぞれに、上配線102からは素子電極402を通して、下配線103からは素子電極403と接続する。上配線102、及び、下配線103は真空蒸着法、スクリーン印刷法、オフセット印刷法などの印刷法、スパッタ法等を用いて形成された導電性金属等で構成することができ、その材料、膜厚、幅は適宜設計される。中でも製造コストが安く、取り扱いが容易な印刷法を用いるのが好適である。
使用する導電性ペーストは、Ag,Au,Pd,Pt等の貴金属、Cu,Ni等の卑金属の単独、ないしは、これらを任意に組み合わせた金属を含み、印刷機で配線パターンを印刷後、500℃以上の温度で焼成する。形成された上下印刷配線などの厚さは、数μm 〜数百μm程度である。更に少なくとも上配線102と下配線103が重なるところには、ガラスペーストを印刷、焼成(500℃以上)した厚さ数〜数百μm程度の層間絶縁膜401を挟み、電気的な絶縁をとる。
Y方向の上配線102の端部は表面伝導型電子放出素子120のY側の行を入力信号に応じて走査するための画像表示信号である走査信号を印加するため、走査側電極駆動手段としての駆動回路部と電気的に接続されることになる。一方、X方向の下配線の端部は、表面伝導型電子放出素子120の列の各列を入力信号に応じて変調するための画像表示信号である変調信号を印加するため、変調信号駆動手段としての駆動回路部と電気的に接続されることになる。
フェースプレート201の内側に塗布された蛍光体膜202はモノクロームの場合は単一の蛍光体のみからなるが、カラー画像を表示する場合、赤、緑、青の三原色を発光する蛍光体を黒色導電材で分離した構造とする。黒色導電材はその形状により、ブラックストライプ、ブラックマトリックスなどと呼ばれる。作製法としては蛍光体スラリーを用いたフォトリソグラフィー法、或いは印刷法があり、所望の大きさの画素にパターニングし、それぞれの色の蛍光体を形成する。
蛍光体膜202上にはアノード電極膜であるメタルバック膜203が形成されている。メタルバック膜203はAl等の導電性薄膜により構成されている。メタルバック膜203は、蛍光体膜202で発生した光のうち、電子源となるリアプレート101の方向に進む光を反射して輝度を向上させるものである。更に、メタルバック膜203はフェースプレート201の画像表示領域に導電性を与えて電荷が蓄積されるのを防ぎ、リアプレート101の表面伝導型電子放出素子120に対してアノード電極の役割を果たすものである。
メタルバック膜203はフェースプレート201、画像表示装置内に残留したガスが電子線で電離されて生成するイオンにより、蛍光体膜202が損傷することを防ぐなどの機能も有している。
メタルバック膜203には高電圧を印加するため、高圧印加装置と電気的に接続されることになる。
支持枠105はフェースプレート201とリアプレート101との間の空間を気密封止するものである。支持枠105はフェースプレート201に対してはIn(インジウム)205を用いて接続され、リアプレート101に対して、フリットガラス106によって接続されることで外囲器としての密封容器が構成される。尚、リアプレート101と支持枠105をInで接続することも可能である。支持枠105はフェースプレート201とリアプレート101と同材質、或いはそれらとほぼ同程度の熱膨張率を持つガラス、セラミックス、又は、金属などを使用する事が出来る。
支持枠105とイオンポンプ筐体112の接続は電子放出部404が形成される前、即ちフォーミング・活性化する前にリアプレート101にフリットガラス106で接続しておくのがよい。尚、支持枠105をフェースプレート101にInで接続する場合は、フェースプレート201とリアプレート101と支持枠105で密封容器を作成する時に接続するのが好ましい。例えば、フリットガラス106で支持枠105をリアプレート101に接続する。
フリットガラスには、その成分系からSiO2系、Te系、PbO系、V25系、Zn系があり、これに酸化物フィラーを混入することで、熱膨張係数αを調節したフリットガラスから適宜用いることができる。前記耐火物フィラーとしては、PbTiO3、ZrSiO4、Li2O−Al23−2SiO2、2MgO−2Al23―5SiO2、Li2O―Al23―4SiO3、Al23―TiO2、2ZnO―SiO2、SiO2、SnO2等の一種類または数種類混合したフリットガラスを適宜用いることができる。
真空雰囲気における焼成では発泡を伴い、接着強度、機密性が確保できないので、大気雰囲気中で仮焼成を行ない、真空雰囲気中で加熱しフリットガラスを脱泡した後で、接合するのが好ましい。
フリットガラスは粉末である為、有機バインダーを用いてペースト化し、接続部に塗布して用いる。ペースト化したフリットガラスの塗布方法としては、エアー圧を用いたディスペンス法が一般的であるが、ディッピング法、印刷法などを適宜用いることができる。また予めリング状及び短冊状のシートに形成し、仮焼成及び脱ガスを施したプリフォーム品も用いることができる。
フリットガラスの焼成時には、フリットガラスが焼成温度で硬い水飴状になる為、これを押しつぶす為の押し付け圧力が必要であり、0.5g/mm2以上の押し付け圧力が好適に用いられる。
イオンポンプ筐体112も支持枠105と同様にフリットガラス106でリアプレート101に接続する。イオンポンプ筐体112も、真空シール性が良好であれば、様々な材料、および接着方法が適応できる。
支持枠105及びイオンポンプ筐体112を接続したリアプレート101、フェースプレート201を準備した後、基板の電子線洗浄、ゲッタ膜204の蒸着形成、外囲器としての密封容器の形成(支持枠105及びイオンポンプ筐体112を接続したリアプレート101とフェースプレート201との接続)を、真空雰囲気を維持した状態で実施する。
図6は本発明で用いる真空処理装置の全体概念図を示す。ロード室602は基板を搬入、搬出するために用いられ、真空処理室603においてベーキング、ゲッタ成膜、封着等の処理を行う。ゲートバルブ605はロード室602と真空処理室603を仕切るためのもので、搬送治具604により基板を搬送する。排気手段1(606)によりロード室602を真空排気し、排気手段2(607)により真空処理室603を真空排気する。搬出入口601により基板を搬出入する。
図7は真空処理室603で実施される工程概念図を示し、706は上ホットプレート、707は下ホットプレートを示し、他の構成部材は前述する番号と同一のものは同一の部
材を示す。
図6に示すように、蛍光体膜202、メタルバック膜203が形成されたフェースプレート201と、支持枠105及びイオンポンプ筐体112を接続したリアプレート101とを一緒に、大気開放されたロード室602の搬出入口601を開け、搬送治具604にこれらの基板を載せ、圧力を10-4Pa以下程度まで排気する。次に、予め圧力を排気手段2(607)で10-5Pa程度まで排気しておいた真空処理室603に通じるゲートバルブ605を開け真空処理室603に搬送治具604を搬送後、ゲートバルブ605を閉める。
ゲッタ膜の材料としてはBa、Mg、Ca、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、W等の金属及びこれらの合金を用いることができるが、好ましくは蒸気圧が低く取り扱い易いアルカリ土類金属であるBa、Mg、Ca及びこれらの合金が適宜用いられる。中でも安価でゲッター材料を保持している金属製カプセルから容易に蒸発できるといった工業的にも製造が容易なBa又はBaを含む合金が好ましい。
次に、真空処理室603で実施される製造工程の概要を図7に示す。図に示すように、真空処理室603に搬入されたフェースプレート201とリアプレート101を上ホットプレート706と下ホットプレート707で夫々保持し、ベーキング加熱することで脱ガス処理する。この時、リアプレート101は上ホットプレート706側に有り、リアプレート101の裏面に接続されたイオンポンプ筐体112が壊れないように逃げ部708が上ホットプレート706に形成されている。ベーキング温度は50℃から400℃まで適宜選択することができ、部材の耐熱性が許す限り高温で処理したほうが良い。次に、ホットプレートを上下に逃がしながら同時にリアプレート101も上昇させ、フェースプレート201上面に空間を設ける。この空間に片側の蓋状冶具703をフェースプレート201上に移動する。外部の電源からゲッタブラシ状接触電極705、ゲッタ配線端子704、ゲッタ配線702を通して電流を供給し、ゲッタを加熱することでフラッシュさせフェースプレート201上にゲッタ膜204をフェースプレート201の半面に成膜する。
同様に残りの半面にもゲッタ膜204を成膜する。次に、蓋状冶具である703を逃がし、再び上ホットプレート706と下ホットプレート707の間の所定の位置にIn合金などを充填したフェースプレート201と予め支持枠105とイオンポンプ筐体112を接続してあるリアプレート101を挟み込み、加熱しながら加重を加えることでIn合金を溶融し、フェースプレート201とリアプレート101と支持枠105に囲まれた真空容器(真空外囲器)を作成する。
尚、カラー表示の画像表示装置の場合は表面伝導型電子放出素子104と蛍光体膜202の画素(不図示)を一対一に対応させるため、フェースプレート201とリアプレート101の位置合わせを行い真空封着する。その後、室温程度まで冷却する。次に、再び上ホットプレート706と下ホットプレート707を夫々上下に逃がし、密封容器をロード室602に搬送し、搬出入口601より外に取り出す。
以上の工程により、リアプレート101、支持枠105、フェースプレート201で囲まれる空間は、大気圧以下の圧力に密封維持可能な真空容器として形成される。次に、イオンポンプ筐体112に磁石208を取り付け、場合によってはヨーク211を取り付ける。さらに、イオンポンプ電源(不図示)とアノード接続端子110及びカソード接続端子111を配線接続する。
上述した一連の処理により、真空容器は画像表示装置となる。上述したように作製した画像表示装置において、イオンポンプ電源(不図示)の電源を入れ、イオンポンプ209を稼動する。次に、上配線102に接続された走査駆動手段、下配線103に接続された変調駆動手段より、各表面伝導型電子放出素子104に画像信号である走査信号と変調信号を提供する。
それらの差電圧として駆動電圧すなわち電気信号が印加され、導電性薄膜405を電流が流れ、その一部が亀裂である電子放出部404より電子が前記電気信号に従った電子ビームとなって放出され、メタルバック膜203、蛍光体膜202に印加された高電圧(1〜10KV)によって加速され、蛍光体膜202に衝突し蛍光体を発光させ、画像を表示する。
尚、ここでのメタルバック膜203の目的は、蛍光体のうち内面側への光をフェースプレート201側へ鏡面反射する事により輝度を向上する事、電子ビーム加速電圧を印加するための電極として作用する事、前記密封容器内で発生した負イオンの衝突によるダメージからの蛍光体膜202の保護などである。
イオンポンプ209は印加電圧が1KV前後から動作をはじめ、印加電圧が上がるほど排気能力が増大する。印加電圧が上がると消費電力が大きくなることや、絶縁対策を確実に施さねばならないといった弊害が大きくなる。そこで、効率よくイオンポンプ209を駆動する電圧としては2〜5KVが好適に用いられる。
画像が表示されると、電子が放出され画像表示装置内の部材からガスが放出される。これらのガスの内電子放出素子にダメージを与え易いH2、O2、CO、CO2などのガスはゲッタ膜204に吸着される。一方、不活性ガスであるArは、ゲッタ膜204に吸着されないが、リアプレート101に取り付けられたイオンポンプ209により排気され、Ar分圧が素子に影響のある圧力である10-6Pa以下に抑えることができ、Arによる素子へのダメージ(主に電離したArイオンスパッタによる素子破壊)が抑えられる。従って、長時間画像表示をしても輝度劣化の無い長寿命の画像表示装置が得られる。
さらに、イオンポンプ209の磁石等の磁場形成手段が画像表示領域から離れているため、電子ビームの軌道が磁気により曲げられることが少ない、良好な画像表示特性を維持できるようになる。
また、小型で軽量のイオンポンプがフリットガラスでリアプレートに直接接続されているので、画像表示装置は薄くて、軽量なものとなる。また、イオンポンプに連通する開口部とイオンポンプの位置をずらすために、かさ上げ部材により連通路を設けた場合でも、排気管を用いて外側にイオンポンプを取り付けた場合より、短い奥行きの画像表示装置が提供できる。
上述した電子源として表面伝導型電子放出素子のほか、電界放出型電子放出素子を用いたものや、単純マトリクス型のほか、電子源から出た電子ビームを制御電極(グリッド電極配線)を用いて制御し画像を表示する画像表示装置などにおいても、本発明の画像表示装置の構成は有効である。
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明するが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の要旨に反しない限り適宜変更できるものである。
<実施例1>
画像表示装置において、イオンポンプ209の磁石208が電子放出素子(電子源)120と電子線が当たる蛍光体膜202からは離れた位置に設置した画像表示装置を図1を用い、該画像表示装置としての真空容器の作成方法について、図2から図7を使って説明する。
まず、画像表示装置としての密封容器の作成方法について述べる。リアプレート101として厚さ2.8mm、大きさ240mm×320mm、フェースプレート201として厚さ2.8mm、大きさ190mm×270mmのソーダガラス(SL:日本板硝子製)を用い、リアプレート101には画像領域外でガラス枠105の内側になる場所に8mmφの排気口107を開けたものを用いた。
電子源である表面伝導型電子放出素子120の素子電極402及び403は、リアプレート101上に、白金を蒸着法によって成膜し、フォトリソグラフィ技術(エッチング、リフトオフ法等の加工技術を含む)によって加工し、膜厚100nm、電極間隔L=2μm、素子電極長さW=300μmの形状に加工した。
次に、リアプレート101に上配線102(100本)の幅は500μm、厚さ12μm、下配線103(600本)の幅は300μm、厚さは8μmであり、それぞれAgペーストインキを印刷、焼成し形成した。外部の駆動回路への引き出し端子も同様に作成した。層間絶縁層401はガラスペーストを印刷、焼成(焼成温度550℃)し、厚さは20μmとした。
次に、前記リアプレート101を洗浄し、DDS(ジメチルジエトキシシラン:信越化学社製)のエチルアルコール希釈溶液で、スプレー法にて散布し、120℃で加熱乾燥した。導電性薄膜405として水85%、イソプロピルアルコール15%からなる水溶液に、パラジウム−プロリン錯体0.15Wt%を溶解し、有機パラジウム含有液を、インクジェット塗布装置で塗布した後、350℃で10分間の加熱処理をして、PdO(酸化パラジウム)からなる微粒子膜を形成し、φ60μmの導電性薄膜104とした。
支持枠105の形状は、厚さ2mm、外形150mm×230mm、幅10mm、材質はソーダガラス(SL;日本板硝子製)を用いた。リアプレート101に接続する面に、フリットガラスであるLS7305(日本電気硝子社製)をディスペンサーを用いて塗布した。430℃、30分間加熱し焼成を行った。
本実施例で用いたイオンポンプは2極型スパッタイオンポンプであり、円筒形状のアノード電極108と円筒の平板部と対向する平板状のカソード電極109とがSUSからなり、カソード電極の中心部はTi電極113がカソード電極109と接続されている。カソード電極108とアノード電極109夫々に配線されたカソード接続端子110とアノード接続端子111を該イオンポンプ筐体112の外側に有する構成である。
イオンポンプ筐体112は、前記カソード電極108と前記アノード電極109収納できる大きさ(W20mm×D25mm×H25mm)で成型加工したガラス製(PD−200:旭ガラス社製)で、カソード接続端子110とアノード接続端子111はジメット線で外部に取り出せる構造になっている。カソード接続端子110とアノード接続端子111はイオンポンプ筐体112とフリットで固定され真空シールされており、外側から電流導入できる。
さらに、イオンポンプに通じる連通路を形成するための台枠状のかさ上げ部材210をガラス(PD−200:旭ガラス社製)で成型加工して作製した。具体的には、W40mm×D25mm×H7.5mm(板厚2.5mm)で5方向2.5mm厚のガラス板で覆われたものを、上面にイオンポンプ筐体112の内径でくりぬいた部材を作成した。
イオンポンプ筐体112とかさ上げ部材210を同様にフリットで接合した。このように製作したイオンポンプ209も支持枠105と同様にリアプレート101に接続する面に、フリットガラスであるLS7305(日本電気硝子社製)をディスペンサーを用いて塗布した。その後430℃、30分間加熱し焼成を行った。
次に、フリットガラス106を塗布した支持枠105と、かさ上げ部材(台枠)210をつけたイオンポンプ筐体112を、それぞれを押さえる支持台に取り付け、この支持台に荷重を与えながら、オーブンで390℃に加熱し、80分間保持して、リアプレート101に、支持枠105、かさ上げ部材(台枠)210をつけたイオンポンプ筐体112を接着した。
以上のように作成したリアプレート101を図5に示す真空排気装置を用いて、以下のフォーミングと活性化を行った。先ず、図5に示すように、基板ステージ503上に設置されたリアプレート101の取り出し電極(不図示)を除く領域をOリング502によりシールし、真空容器501によって覆った。基板ステージ503には、イオンポンプ筐体112が当たらないように逃げ部(不図示)が形成されており、リアプレート101をステージ上に固定する為の静電チャック504を有していて、リアプレート101の裏面に形成されたITO膜510と静電チャック内部の電極間に1kVを印加して、リアプレート101をチャックした。
次に真空容器内部を磁気浮上型ターボモレキュラ-ポンプ505で排気し、フォーミング工程以降の工程を以下のように行った。
先ず、真空容器内部を10-4Paまで排気し、パルス幅1msecの矩形波形をスクロール周波数10Hzで順次、上配線102に印加し、電圧は12Vとした。また、下配線103はグランドに設置した。真空容器内部には水素と窒素の混合ガス(2%H2、98%N2)を導入し、圧力は1000Paに保った。ガス導入はマスフローコントローラ508によって制御し、一方真空容器からの排気流量は、排気装置と流量制御用のコンダクタンスバルブ507によって制御した。導電性薄膜405に流れる電流値がほぼ0になったところで、電圧印加を中止した。真空容器内部のH2とN2の混合ガスを排気して、フォーミングを完了させ、リアプレート101のすべての導電性薄膜405に亀裂を形成することで電子放出部404を作成した。
次に活性化工程を行った。真空容器501内を10-5Paまで排気した後、真空容器内にトルニトリル(分子量:117)を分圧にして1×10-3Paまで導入した。上配線102を10ラインに時分割(スクロール)で電圧を印加した。電圧印加条件は波高値は±14V、パルス幅1msecの両極の矩形波を用い全ての素子を活性化した。
活性化終了後、真空容器501に残存するトルニトリルを排気した後で、大気圧に戻しリアプレート101を取り出した。
次に、支持枠105上にはInを塗布し、上配線102上に、20ライン毎にスペーサ206を設置した。スペーサ206は画像表示エリア外に絶縁性の台を設け、アロンセラミックW(東亞合成社製)で接着固定した。
一方フェースプレート201には、蛍光体膜202はストライプ状の蛍光体(R、G、B)と黒色導電材(ブラックストライプ)とが交互に形成されたものに、アルミニウム薄膜よりなるメタルバック膜203として厚さ200nm作製した。次に、フェースプレート201周縁部に予め設けられた銀ペーストパターン上にInを塗布した。
前記支持枠105とイオンポンプ209をフリット接続したリアプレート101と、Inを塗布したフェースプレート201を搬送冶具604にセットし、図6に示す真空処理装置の搬出入口601を開け、大気圧のロード室602に投入する。搬出入口601を閉めた後、ロード室602を3×10-5Pa程度まで圧力を下げ、ゲートバルブ605を開いて搬送冶具604を予め1×10-5Pa程度に排気手段2である607で圧力を下げてある真空処理室603に搬入し、ゲートバルブ605を閉めた。搬送冶具604が所定の位置に収まった後、図7に示すようにリアプレート101に上ホットプレート706、フェースプレート201に下ホットプレート707を密着させ、300℃で1時間加熱した。
次に、リアプレート101とそれを支持する搬送冶具604の一部を、上ホットプレート706と共に上方向に30cm程上昇させた。次に、リアプレート101とフェースプレート201の間の空間に、一方の蓋状冶具703をフェースプレート201上に移動した。蓋状冶具703内側天井に設置されているBaゲッタのコンテナに12Aの電流を10秒間づつ順次印加し、Ba膜をフェースプレート201のメタルバック膜203上に50nm付着させた。蓋状冶具である703を元に戻し、他方の蓋状冶具703についても同様な操作を行った。
次に、蓋状冶具703を元の位置に戻し、リアプレート101と搬送冶具604の一部である支持具と上側ホットプレート706を下げ、上ホットプレート706及び下ホットプレート707を180℃に加熱した。180℃で3時間保持した後、リアプレート101と搬送冶具604の一部である支持具と上側ホットプレート706を更に下げ、リアプレート101とフェースプレート201と支持枠105に60Kg/cm2の加重をかけた。
この状態で加熱を止め、自然冷却し室温まで温度を下げ封着を完了した。
ゲートバルブ605を開け、真空処理室603からロード室602に真空容器を搬出し、ゲートバルブ605を閉めた後、ロード室602を大気まで圧力を戻してから、搬出入口601から密封容器を搬出した。上述のように作製した、密封容器にはクラックや割れ等は全く発生していなかった。
この密封容器を画像表示可能なように電圧印加装置と高圧印加装置とケーブルで接続し、更にイオンポンプ筐体112のアノード接続端子110とカソード接続端子111を配線でイオンポンプ電源(不図示)と配線接続し、イオンポンプの外側に、磁石208を装着して画像表示装置を組み立てた。
このとき、磁石208の端面のリアプレートに下ろした垂線の足と画像表示領域(最も近い電子源の距離)との距離は10mmである。
次に、イオンポンプ電源に3KVの電圧をかけイオンポンプ209を駆動した。又、画像表示装置に接続された電圧印加装置から画像信号を電子放出素子に供給し、同時に高圧印加装置により10KVの高圧を印加し表面伝導型電子放出素子104を発光させ、画像表示装置を画像表示させた。
この画像表示装置の輝度分布を測定したところ、イオンポンプの近傍においても表示領域の中央と比較して、輝度の低下は8%以下であった。
比較例として第8図に示したように、画像表示領域の下に磁石がくるようにイオンポンプを配置した場合は、イオンポンプの近傍において、最大で60%の輝度の低下がみられた。理由は磁石の磁場の影響で電子ビームの起動が曲げられたために蛍光体の所望の位置に電子が十分当たらなかったためであると考えられる。
また、寿命評価のために画像表示装置を連続表示させ、輝度が半分になるまでの時間を測定したところ15000時間であった。また、イオンポンプ近傍でムラも発生しなかった。
以上のように、本実施例で作成した画像表示装置は、輝度のばらつきが少なく均一な表示を示す。また、かさ上げ部材を用いて連通路を設けてもイオンポンプの効果により寿命が長い。またイオンポンプがリアプレート裏面にフリットにて接合されたガラスハウジング内に内包されており、リークの発生が無い、小型、軽量、高信頼性、である上に、低コストで、イオンポンプの取り付けが容易にできる特徴がある。
参考例1
イオンポンプを図2(a)で示したように、イオンポンプ筐体112を直接リアプレート101にフリットガラス106を用いて接着を行った。それ以外は、実施例1と同様に画像表示装置、およびイオンポンプを作りこんだ。
磁石の外側には鉄製で厚さ2mmのヨーク211を設置し磁力線ができるだけヨーク内を通るようにした。磁石とヨークは電子放出素子(電子源)120の直下にはないようにした。本実施例では磁石の端から至近の電子源まで10mm離して配置した。
磁石とヨークの端と電子源までの距離をとるために、通常より大きな支持枠105と
フェースプレート201基板を用いた。
参考例1で作った画像表示装置の輝度分布を測定したところ、イオンポンプの近傍でも表示部中央と比較して輝度の低下が10%以下になっていた。
さらに、寿命評価のために画像表示装置を連続表示させ、輝度を測定したところ15000時間経っても輝度が半分まで落ちなかった。また、イオンポンプ近傍でムラも発生しなかった。
本参考例のようにヨークを使えば、磁石の厚みを薄くしても、同様にイオンポンプを働かせることもできる。また、実施例1と同様に、リークの発生が無く、小型、軽量、高信頼性、低コストで、イオンポンプの取り付けが容易にできる特徴がある。
<実施例
イオンポンプを図2(b)で示したようにイオンポンプの中心軸を開口部107の中心軸と画像領域から反対側の方向にずらした。こうすることにより、支持枠105とフェースプレート201基板も実施例1と同様のものを用いることができた。それ以外は、実施例1と同様に画像表示装置、およびイオンポンプを作りこんだ。磁石の外側には鉄製で厚さ2mmのヨーク211を設置し磁力線ができるだけヨーク内を通るようにした。磁石とヨークは電子放出素子(電子源)120の直下にはないようにした。本実施例では磁石の端から至近の電子源まで10mm離して配置した。
実施例で作った画像表示装置の輝度分布を測定したところ、イオンポンプの近傍でも表示部中央と比較して輝度の低下が10%以下になっていた。
さらに、寿命評価のために画像表示装置を連続表示させ、輝度を測定したところ15000時間以上経っても輝度が半分まで落ちなかった。また、イオンポンプ近傍でムラも発生しなかった。また、実施例1と同様に、リークの発生が無く、小型、軽量、高信頼性、低コストで、イオンポンプの取り付けが容易にできる特徴がある。
<実施例
実施例1の画像表示装置に参考例1と同様にヨーク211を設置した以外は、実施例1と同様に画像表示装置、およびイオンポンプを作りこんだ。
実施例で作った画像表示装置の輝度分布を測定したところ、イオンポンプの近傍でも表示部中央と比較して輝度の低下が5%以下になっていたことから、ヨークの効果も認められた。本発明の実施例で作成した画像表示装置は、輝度のばらつきが少なく寿命が長く、また、実施例1と同様に、リークの発生が無く、小型、軽量、高信頼性、低コストで、イオンポンプの取り付けが容易にできる特徴がある。
本発明による画像表示装置の1態様を示す構成断面図である。 (a)は参考例としての画像表示装置の1態様を示す構成断面図であり、(b)は本発明による画像表示装置の1態様を示す構成断面図である。 本発明が適用される画像表示装置の構成概略図である。 電子源を説明する図である。 フォーミング・活性化工程を説明する図である。 画像表示装置の製造を行う真空処理装置の構成概略図である。 真空処理室におけるベーキング、ゲッタフラッシュ、封着工程を説明する図である。 比較例の構成を説明する図である。 連通路の断面を示す図である。 磁石にヨークを取り付けたイオンポンプを示す図である。
符号の説明
101 リアプレート
102 上配線
103 下配線
104、405 導電性薄膜
105 支持枠
106 フリットガラス
107 開口部
108 アノード電極
109 カソード電極
110 アノード接続端子
111 カソード接続端子
112 イオンポンプ筐体
113 Ti電極
120 表面伝導型電子放出素子
150 画像表示領域
151 垂線
201 フェースプレート
202 1001 蛍光体膜
203 メタルバック膜
204 ゲッタ膜
205 インジウム
206 スペーサ
208 磁石
209 イオンポンプ
210 イオンポンプのかさあげ部材
211 ヨーク
220 連通路
401 層間絶縁層
402 403 素子電極
404 電子放出部
501 1006 真空容器
502 Оリング
503 基板ステージ
504 静電チャック
505 レギュラーポンプ
506 電源
507 コンダクタンスバルブ
508 マスフローコントローラ
509 溝
510 ITO膜
601 搬出入口
602 ロード室
603 真空処理室
604 搬送冶具
605 ゲートバルブ
606 排気手段1
607 排気手段2
701 支持柱
702 ゲッタ配線
703 蓋状冶具
704 ゲッタ配線端子
705 ゲッタブラシ状接触電極
706 上ホットプレート
707 下ホットプレート

Claims (6)

  1. 複数の電子放出素子が配列された電子源基板と、この電子源基板と対向して配置され、蛍光膜とアノード電極膜を有する画像形成基板とを有して構成される真空容器を備える画像表示装置において、
    イオンポンプが、前記電子源基板または前記画像形成基板に形成された開口部に接続されており、
    前記イオンポンプの中心軸が前記開口部の中心軸よりも前記画像表示装置の画像表示領域から離れて位置し、
    前記イオンポンプの磁場形成手段を、前記電子源基板または前記画像形成基板に対して垂直に投影した際に形成される影が前記画像表示領域の外に存在することを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記影と画像表示領域が、1mm以上離れていることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  3. 前記開口部と前記イオンポンプの筐体が連通路を介して接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装置。
  4. 前記連通路は、前記イオンポンプが接続される前記電子源基板または前記画像形成基板の表面を一つの壁面とすることを特徴とする請求項記載の画像表示装置。
  5. 前記磁場形成手段が永久磁石または電磁石であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  6. 前記磁場形成手段にはヨークが備えられており、前記ヨークを前記電子源基板または前記画像形成基板に対して垂直に投影した際に形成される影が、前記画像表示領域の外に存在することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像表示装置。
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