JP2877705B2 - 無水オフセット印刷のための印刷機械 - Google Patents
無水オフセット印刷のための印刷機械Info
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- JP2877705B2 JP2877705B2 JP6271532A JP27153294A JP2877705B2 JP 2877705 B2 JP2877705 B2 JP 2877705B2 JP 6271532 A JP6271532 A JP 6271532A JP 27153294 A JP27153294 A JP 27153294A JP 2877705 B2 JP2877705 B2 JP 2877705B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printing
- cylinder
- printing machine
- plate
- temperature
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F7/00—Rotary lithographic machines
- B41F7/20—Details
- B41F7/24—Damping devices
- B41F7/37—Damping devices with supercooling for condensation of air moisture
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F13/00—Common details of rotary presses or machines
- B41F13/08—Cylinders
- B41F13/22—Means for cooling or heating forme or impression cylinders
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
- Rotary Presses (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無水オフセット印刷の
ための印刷機械に関する。
ための印刷機械に関する。
【0002】
【従来の技術】DE 42 02 544 A1 号明細書には、無水オ
フセット印刷を行なう際に、印刷版を冷却する空気噴射
式冷却装置が開示されている。この装置においては、版
胴に沿うように空気噴射ロッドが設置されている。この
空気噴射ロッドは、水冷されている熱交換器を通して、
ファンにより空気を吸入するとともにこの空気を版胴に
吹き付ける。
フセット印刷を行なう際に、印刷版を冷却する空気噴射
式冷却装置が開示されている。この装置においては、版
胴に沿うように空気噴射ロッドが設置されている。この
空気噴射ロッドは、水冷されている熱交換器を通して、
ファンにより空気を吸入するとともにこの空気を版胴に
吹き付ける。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような印刷機械に
は、ブラン胴が高温になるという欠点がある。この熱
は、ゴムブランケットの大きな摺動運動によって発生さ
れ、隣接するローラへの熱伝達があまり良くないのでわ
ずかしか放散されない。高温のブラン胴にはインキが蓄
積し、印刷点ではインキが過剰となる。このため、印刷
者は、機械の停止時間において頻繁にゴムブランケット
を洗う必要がある。そうしない場合には、印刷が不鮮明
になる。さらに、ゴムブランケットに蓄積するインキ
は、ブラン胴が版胴および圧胴に押圧されたときに、そ
の圧力を上昇させ、ゴムブランケット自身を破壊するこ
とにもなる。また、ゴムブランケットあるいは端部を有
する印刷版を張り付けるための溝は、機械振動を引起こ
すとともに、印刷のために利用できる版胴あるいはブラ
ン胴の表面積を減少させる。さらに、端部を有する印刷
版を交換するには時間がかかる。
は、ブラン胴が高温になるという欠点がある。この熱
は、ゴムブランケットの大きな摺動運動によって発生さ
れ、隣接するローラへの熱伝達があまり良くないのでわ
ずかしか放散されない。高温のブラン胴にはインキが蓄
積し、印刷点ではインキが過剰となる。このため、印刷
者は、機械の停止時間において頻繁にゴムブランケット
を洗う必要がある。そうしない場合には、印刷が不鮮明
になる。さらに、ゴムブランケットに蓄積するインキ
は、ブラン胴が版胴および圧胴に押圧されたときに、そ
の圧力を上昇させ、ゴムブランケット自身を破壊するこ
とにもなる。また、ゴムブランケットあるいは端部を有
する印刷版を張り付けるための溝は、機械振動を引起こ
すとともに、印刷のために利用できる版胴あるいはブラ
ン胴の表面積を減少させる。さらに、端部を有する印刷
版を交換するには時間がかかる。
【0004】本発明の目的は、無水オフセット印刷を行
なう際に、ゴムブランケットにインキが蓄積するのを防
止して、印刷物の品質を改善することにある。さらに、
上位概念の目的は、印刷機械の動的特性を改善すること
である。
なう際に、ゴムブランケットにインキが蓄積するのを防
止して、印刷物の品質を改善することにある。さらに、
上位概念の目的は、印刷機械の動的特性を改善すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、版胴
と、ブラン胴と、圧胴と、版胴に設置されたインキング
装置と、温度調節装置とを有して構成され、これらのシ
リンダが印刷機械の両方の側壁にそれぞれ端部が軸受け
されている、(湿し装置を有さない)無水オフセット印
刷のための印刷機械において、それぞれの側壁には、温
度センサが取り付けられ、前記両方の側壁が同じ温度を
有するように、前記温度センサから得られる情報を基に
して、駆動側の側壁のギヤボックス内の潤滑剤に対する
温度調節装置(冷却装置)が制御され、さらに、別の少
なくとも1つの温度センサが、前記版胴および/あるい
は前記ブラン胴に取り付けられ、前記別の温度センサか
ら得られる情報を基にして、少なくとも1つのシリンダ
に連結された別の温度調節装置(冷却装置)が制御可能
となっている。 版胴および/あるいはブラン胴には、こ
れらシリンダの温度調節(冷却)のために、該シリンダ
表面に対して幅方向に延びる空気噴射装置が設置されて
いてもよい。 本発明の印刷機械によれば、空気噴射装置
による送風がブラン胴および版胴に吹き付けられるよう
に、前記空気噴射装置が配置されていてもよい。 版胴ま
たはブラン胴には、それぞれスリーブ型の印刷版または
転写版(ゴムスリーブ)が取り付けられるとともに内部
冷却装置が備えられ、また、前記版胴またはブラン胴は
張り溝を有しない軽量構造化して製造され、前記スリー
ブ型の印刷版または転写版が、印刷機械の側壁に形成さ
れた開口部を通して、前記版胴または前記ブラン胴に装
着あるいは、前記版胴または前記ブラン胴から取り外さ
れるようにできる。 シリンダのジャーナルには、冷媒を
供給あるいは排出するための接続部が取り付けられ、さ
らに、前記ジャーナルには、供給管および排出管が設け
られていてもよい。 シリンダ本体の表面にはラジアル孔
が設けられ、シリンダ本体の表面あるいは端面には圧縮
空気用の接続孔が設けられ、接続孔に圧縮空気用の接続
シューが取り付けられていてもよい。 インキ練りローラ
(9,10,11,12,13,14)またはインキつ
ぼローラ(7,8)には、内部冷却装置が備えられるよ
うにすることができる。 インキ練りローラ、および/ま
たは版胴、および/またはブラン胴、および/またはイ
ンキつぼローラには、それぞれに温度センサが設置さ
れ、それぞれの温度センサが、調整器を介して、それぞ
れが影響を与えるローラの内部冷却装置へ冷媒を供給す
るためのそれぞれの調節弁に接続されている構成にして
もよい。 空気噴射装置の熱交換器および内部冷却装置
が、1つあるいは複数の冷却ステーションに接続され、
該冷却ステーションでは、冷媒の温度が選択的に暖めら
れ、そして徐々に下げられるようにしてもよい。 インキ
の転移経路が短いインキング装置、例えばアニロックス
インキング装置により、版胴にインキが着けられるよう
に構成してもよい。 他の印刷機構内のブラン胴が、圧胴
として機能することができる。 巻取紙が、版胴とブラン
胴との間に引込まれ、これら相対して設置されたシリン
ダによりいわゆる直接石版印刷方法を用いて印刷される
ようにしてもよい。 巻取紙を印刷するシリンダの前方お
よび/または後方にて、蓄積された静電気を除去するた
めの電離棒が巻取紙に対して設置されるようにしてもよ
い。 本発明の印刷方法によれば、無水オフセット印刷を
実行する際に、印刷機械の両方の側壁にそれぞれ端部が
軸受けされた印刷機構内のシリンダを所定の温度で駆動
させる方法において、シリンダの長さ方向に沿った温度
を一定に保持するために、両方の側壁を同じ温度に保持
する。
と、ブラン胴と、圧胴と、版胴に設置されたインキング
装置と、温度調節装置とを有して構成され、これらのシ
リンダが印刷機械の両方の側壁にそれぞれ端部が軸受け
されている、(湿し装置を有さない)無水オフセット印
刷のための印刷機械において、それぞれの側壁には、温
度センサが取り付けられ、前記両方の側壁が同じ温度を
有するように、前記温度センサから得られる情報を基に
して、駆動側の側壁のギヤボックス内の潤滑剤に対する
温度調節装置(冷却装置)が制御され、さらに、別の少
なくとも1つの温度センサが、前記版胴および/あるい
は前記ブラン胴に取り付けられ、前記別の温度センサか
ら得られる情報を基にして、少なくとも1つのシリンダ
に連結された別の温度調節装置(冷却装置)が制御可能
となっている。 版胴および/あるいはブラン胴には、こ
れらシリンダの温度調節(冷却)のために、該シリンダ
表面に対して幅方向に延びる空気噴射装置が設置されて
いてもよい。 本発明の印刷機械によれば、空気噴射装置
による送風がブラン胴および版胴に吹き付けられるよう
に、前記空気噴射装置が配置されていてもよい。 版胴ま
たはブラン胴には、それぞれスリーブ型の印刷版または
転写版(ゴムスリーブ)が取り付けられるとともに内部
冷却装置が備えられ、また、前記版胴またはブラン胴は
張り溝を有しない軽量構造化して製造され、前記スリー
ブ型の印刷版または転写版が、印刷機械の側壁に形成さ
れた開口部を通して、前記版胴または前記ブラン胴に装
着あるいは、前記版胴または前記ブラン胴から取り外さ
れるようにできる。 シリンダのジャーナルには、冷媒を
供給あるいは排出するための接続部が取り付けられ、さ
らに、前記ジャーナルには、供給管および排出管が設け
られていてもよい。 シリンダ本体の表面にはラジアル孔
が設けられ、シリンダ本体の表面あるいは端面には圧縮
空気用の接続孔が設けられ、接続孔に圧縮空気用の接続
シューが取り付けられていてもよい。 インキ練りローラ
(9,10,11,12,13,14)またはインキつ
ぼローラ(7,8)には、内部冷却装置が備えられるよ
うにすることができる。 インキ練りローラ、および/ま
たは版胴、および/またはブラン胴、および/またはイ
ンキつぼローラには、それぞれに温度センサが設置さ
れ、それぞれの温度センサが、調整器を介して、それぞ
れが影響を与えるローラの内部冷却装置へ冷媒を供給す
るためのそれぞれの調節弁に接続されている構成にして
もよい。 空気噴射装置の熱交換器および内部冷却装置
が、1つあるいは複数の冷却ステーションに接続され、
該冷却ステーションでは、冷媒の温度が選択的に暖めら
れ、そして徐々に下げられるようにしてもよい。 インキ
の転移経路が短いインキング装置、例えばアニロックス
インキング装置により、版胴にインキが着けられるよう
に構成してもよい。 他の印刷機構内のブラン胴が、圧胴
として機能することができる。 巻取紙が、版胴とブラン
胴との間に引込まれ、これら相対して設置されたシリン
ダによりいわゆる直接石版印刷方法を用いて印刷される
ようにしてもよい。 巻取紙を印刷するシリンダの前方お
よび/または後方にて、蓄積された静電気を除去するた
めの電離棒が巻取紙に対して設置されるようにしてもよ
い。 本発明の印刷方法によれば、無水オフセット印刷を
実行する際に、印刷機械の両方の側壁にそれぞれ端部が
軸受けされた印刷機構内のシリンダを所定の温度で駆動
させる方法において、シリンダの長さ方向に沿った温度
を一定に保持するために、両方の側壁を同じ温度に保持
する。
【0006】
【作用】スリーブ型の印刷版および転写版を利用するこ
とで、機械に振動が発生することを防止する。これによ
り、印刷の品質が改善され、印刷機械の性能が向上され
る。さらに、連続印刷が可能となり、前記スリーブの交
換を迅速に行える。
とで、機械に振動が発生することを防止する。これによ
り、印刷の品質が改善され、印刷機械の性能が向上され
る。さらに、連続印刷が可能となり、前記スリーブの交
換を迅速に行える。
【0007】スリーブを利用することにより、ブラン胴
あるいは版胴には、ゴムブランケットあるいは印刷版を
張るための溝が不要になる。これにより、これらのロー
ラの軽量構造化を構想することができる。また、これら
のローラに、効率的に冷却することができる内部冷却装
置を設置することも可能である。
あるいは版胴には、ゴムブランケットあるいは印刷版を
張るための溝が不要になる。これにより、これらのロー
ラの軽量構造化を構想することができる。また、これら
のローラに、効率的に冷却することができる内部冷却装
置を設置することも可能である。
【0008】さらに、空気噴射装置は、印刷版および転
写版を冷却する。これにより、転写版にインキが蓄積す
ることがなくなる。また、通常のゴムブランケットの洗
浄サイクルを維持しながらよい印刷品質が得られるとと
もに、ゴムブランケットが保護される。さらに有効な実
施例は、従属項および明細書によって明示される。
写版を冷却する。これにより、転写版にインキが蓄積す
ることがなくなる。また、通常のゴムブランケットの洗
浄サイクルを維持しながらよい印刷品質が得られるとと
もに、ゴムブランケットが保護される。さらに有効な実
施例は、従属項および明細書によって明示される。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。図1は、2つの印刷機構を有する無水オ
フセット印刷のための印刷機械を示す側面図である。図
2は、インキ練りローラ、インキつぼローラ、ブラン
胴、および版胴の内部冷却装置を示す図である。図3
は、版胴を示す断面図である。図4は、側壁の温度調節
を行なう装置を備えた印刷機械を示す平面図である。図
5は、3胴式の印刷機械を示す図である。
いて説明する。図1は、2つの印刷機構を有する無水オ
フセット印刷のための印刷機械を示す側面図である。図
2は、インキ練りローラ、インキつぼローラ、ブラン
胴、および版胴の内部冷却装置を示す図である。図3
は、版胴を示す断面図である。図4は、側壁の温度調節
を行なう装置を備えた印刷機械を示す平面図である。図
5は、3胴式の印刷機械を示す図である。
【0010】図1において、印刷機械は印刷機構1およ
び2を有してなる。それぞれの印刷機構1、2は、、そ
れぞれ1つのブラン胴3、4および1つの版胴5、6を
有してなる。それぞれの版胴5、6には、インキング装
置が設置されている。1つのインキング装置には、イン
キつぼ、および種々のインキローラの他に、1つのイン
キつぼローラ7、8および3つのインキ練りローラ9な
いし14が含まれている。ブラン胴と版胴3、5および
4、6には、それぞれ1つの空気噴射装置15、16が
配置されている。つまり、噴射装置の開口部17は、ブ
ラン胴と版胴3、5および4、6に向けられている。そ
れぞれの空気噴射装置15、16には、冷媒の供給管1
9および排出管20が連結された熱交換器18が備えら
れている。この冷媒は、図示しない冷却ステーションか
ら供給される。
び2を有してなる。それぞれの印刷機構1、2は、、そ
れぞれ1つのブラン胴3、4および1つの版胴5、6を
有してなる。それぞれの版胴5、6には、インキング装
置が設置されている。1つのインキング装置には、イン
キつぼ、および種々のインキローラの他に、1つのイン
キつぼローラ7、8および3つのインキ練りローラ9な
いし14が含まれている。ブラン胴と版胴3、5および
4、6には、それぞれ1つの空気噴射装置15、16が
配置されている。つまり、噴射装置の開口部17は、ブ
ラン胴と版胴3、5および4、6に向けられている。そ
れぞれの空気噴射装置15、16には、冷媒の供給管1
9および排出管20が連結された熱交換器18が備えら
れている。この冷媒は、図示しない冷却ステーションか
ら供給される。
【0011】印刷の際には、両方のブラン胴3、4が互
いに接触され、その間に巻取紙21を通すことで印刷が
なされる。この際、版胴5、6に張られた印刷版の印刷
画像にインキが塗られ、その後このインキがブラン胴
3、4に移され、そしてブラン胴から巻取紙21の両面
に移される。空気噴射装置15、16は、ファンによ
り、吸入口22、および冷媒が流通される熱交換器18
を通して空気を吸入する。この空気は、吸入過程におい
て冷却され、その後ブラン胴3あるいは4、および版胴
5あるいは6に吹き付けられる。
いに接触され、その間に巻取紙21を通すことで印刷が
なされる。この際、版胴5、6に張られた印刷版の印刷
画像にインキが塗られ、その後このインキがブラン胴
3、4に移され、そしてブラン胴から巻取紙21の両面
に移される。空気噴射装置15、16は、ファンによ
り、吸入口22、および冷媒が流通される熱交換器18
を通して空気を吸入する。この空気は、吸入過程におい
て冷却され、その後ブラン胴3あるいは4、および版胴
5あるいは6に吹き付けられる。
【0012】冷却手段としては、以下に記載される別の
手段を利用することも可能である。この手段は、特に、
より速い印刷速度を有する輪転印刷に適用される。ブラ
ン胴および版胴に対して別々の空気噴射装置を設置する
ことができる。また、ブラン胴、版胴、インキ練りロー
ラ、およびインキつぼローラに内部冷却装置、例えば水
冷式冷却装置を設置することができる。その1つの実施
例が図2に示されている。図において、冷媒のための供
給管23は、分岐するとともに、それぞれ調節弁24な
いし26、41を介在させて、2つのインキつぼローラ
7、8、6つのインキ練りローラ9ないし14、2つの
ブラン胴3、4、および2つの版胴5、6に連結され
る。供給管23とそれぞれのローラとは、ローラのジャ
ーナルにおいて連結される。また、ジャーナルには、排
出管27が連結されている。調節弁24ないし26、4
1は、調整器を介在させて温度センサ、例えば赤外線セ
ンサの信号をもとに制御される。そのため、インキつぼ
ローラ7、インキ練りローラ10、ブラン胴3、および
版胴5には、それぞれ1つの温度センサ28ないし31
が接続されている。温度センサ28は調節弁24、温度
センサ29は調節弁25、温度センサ30は調節弁2
6、および温度センサ31は調節弁41にそれぞれ接続
されている。これらの調整器は、制御装置42(図2)
に備えられている。さらに、温度センサ31は、温度セ
ンサ29と共に共通の調整器に接続されている。
手段を利用することも可能である。この手段は、特に、
より速い印刷速度を有する輪転印刷に適用される。ブラ
ン胴および版胴に対して別々の空気噴射装置を設置する
ことができる。また、ブラン胴、版胴、インキ練りロー
ラ、およびインキつぼローラに内部冷却装置、例えば水
冷式冷却装置を設置することができる。その1つの実施
例が図2に示されている。図において、冷媒のための供
給管23は、分岐するとともに、それぞれ調節弁24な
いし26、41を介在させて、2つのインキつぼローラ
7、8、6つのインキ練りローラ9ないし14、2つの
ブラン胴3、4、および2つの版胴5、6に連結され
る。供給管23とそれぞれのローラとは、ローラのジャ
ーナルにおいて連結される。また、ジャーナルには、排
出管27が連結されている。調節弁24ないし26、4
1は、調整器を介在させて温度センサ、例えば赤外線セ
ンサの信号をもとに制御される。そのため、インキつぼ
ローラ7、インキ練りローラ10、ブラン胴3、および
版胴5には、それぞれ1つの温度センサ28ないし31
が接続されている。温度センサ28は調節弁24、温度
センサ29は調節弁25、温度センサ30は調節弁2
6、および温度センサ31は調節弁41にそれぞれ接続
されている。これらの調整器は、制御装置42(図2)
に備えられている。さらに、温度センサ31は、温度セ
ンサ29と共に共通の調整器に接続されている。
【0013】温度センサ28ないし31が出力する信号
値とその目標値との偏差に応じて、それぞれに接続され
る調節弁24ないし26、41が開閉され、これにより
対応するローラへ供給される冷媒の量が増減される。こ
の冷媒は、低温、例えば12度の冷却ステーションから
供給される。インキング装置は約25度から27度に、
印刷版は約28度から30度に、ブラン胴は約34度か
ら35度に、それぞれ冷却される。インキつぼローラの
温度は、特にインキング装置よりも高い温度、例えば2
8度から30度に保たれる。そうしないと、インキが糸
を引いて、インキの転送が阻害される。この方式は、独
立した制御循環系によって、可能とされている。インキ
ング装置による版胴の部分的な冷却は、厚いインキ層を
有するローラおよびインキの転送自体によりなされてい
る。したがって、版胴の温度調節には、温度センサ29
だけでなく、温度センサ31も使用される。
値とその目標値との偏差に応じて、それぞれに接続され
る調節弁24ないし26、41が開閉され、これにより
対応するローラへ供給される冷媒の量が増減される。こ
の冷媒は、低温、例えば12度の冷却ステーションから
供給される。インキング装置は約25度から27度に、
印刷版は約28度から30度に、ブラン胴は約34度か
ら35度に、それぞれ冷却される。インキつぼローラの
温度は、特にインキング装置よりも高い温度、例えば2
8度から30度に保たれる。そうしないと、インキが糸
を引いて、インキの転送が阻害される。この方式は、独
立した制御循環系によって、可能とされている。インキ
ング装置による版胴の部分的な冷却は、厚いインキ層を
有するローラおよびインキの転送自体によりなされてい
る。したがって、版胴の温度調節には、温度センサ29
だけでなく、温度センサ31も使用される。
【0014】ブラン胴および版胴における内部冷却装置
の使用は、スリーブが使用されたときに特に有効であ
る。スリーブを使用すれば、ローラにチャッキング溝が
必要なくなり、ローラを壁の薄い軽量構造にできるから
である。図3にこのような版胴43の構造を示す。この
際、ブラン胴も同様の構造を有することができる。版胴
43は、ジャーナル44、45により側壁46、47に
軸受けされている。ジャーナル44、45には、筒状の
管50内部に収容されるフランジ48、49が設けられ
ている。さらに、フランジ48、49には、仕切管51
および供給管52が取付けられている。仕切管51と筒
状の管50とにより冷却室53が構成され、仕切管51
と供給管52とにより圧力室54が構成される。冷却室
53は、フランジ48に形成された貫通孔55により供
給管52に連結され、フランジ49に形成された貫通孔
56により排出管57に連結される。供給管52および
排出管57は、駆動側のジャーナル45を通り、ジャー
ナル45に連結された接続部58へ達する。さらに、ジ
ャーナル45には、ローラを駆動するのに用いられる平
歯車59が取付けられている。
の使用は、スリーブが使用されたときに特に有効であ
る。スリーブを使用すれば、ローラにチャッキング溝が
必要なくなり、ローラを壁の薄い軽量構造にできるから
である。図3にこのような版胴43の構造を示す。この
際、ブラン胴も同様の構造を有することができる。版胴
43は、ジャーナル44、45により側壁46、47に
軸受けされている。ジャーナル44、45には、筒状の
管50内部に収容されるフランジ48、49が設けられ
ている。さらに、フランジ48、49には、仕切管51
および供給管52が取付けられている。仕切管51と筒
状の管50とにより冷却室53が構成され、仕切管51
と供給管52とにより圧力室54が構成される。冷却室
53は、フランジ48に形成された貫通孔55により供
給管52に連結され、フランジ49に形成された貫通孔
56により排出管57に連結される。供給管52および
排出管57は、駆動側のジャーナル45を通り、ジャー
ナル45に連結された接続部58へ達する。さらに、ジ
ャーナル45には、ローラを駆動するのに用いられる平
歯車59が取付けられている。
【0015】版胴43には、その表面78の駆動側の縁
に、圧縮空気を導入するための接続孔60が形成されて
いる。これは、管路61を介して圧力室54に連結され
ている。圧力室54から延びる管路62は、リングナッ
ト63に達し、リングナット63から表面78の操作側
の縁までラジアル孔64が形成されている。接続部58
には、冷媒のための供給管65および排出管66が連結
されている。冷媒は、供給管52を通り、貫通孔55を
介して冷却室53へ流入する。そして、そこから貫通孔
56および排出管57を通り、接続部58において版胴
43から排出される。
に、圧縮空気を導入するための接続孔60が形成されて
いる。これは、管路61を介して圧力室54に連結され
ている。圧力室54から延びる管路62は、リングナッ
ト63に達し、リングナット63から表面78の操作側
の縁までラジアル孔64が形成されている。接続部58
には、冷媒のための供給管65および排出管66が連結
されている。冷媒は、供給管52を通り、貫通孔55を
介して冷却室53へ流入する。そして、そこから貫通孔
56および排出管57を通り、接続部58において版胴
43から排出される。
【0016】冷媒は、冷却室53を通るときに筒状の管
50を効率よく冷却する。冷却室53内の冷媒の循環状
態は、特に図示しない螺旋状のじゃま板により決められ
る。スリーブ型の印刷版67を版胴43に装着、あるい
は版胴43から抜脱するのを支援するために、ラジアル
孔64を通して圧縮空気を流通させる。この圧縮空気
は、接続孔60に連結されている接続シュー68によ
り、版胴43に流通される。また、圧縮空気流通部をロ
ーラの端面に形成することも可能である。印刷版を交換
するために、印刷機械の操作側の側壁46には、分離可
能な軸受部が形成されている。この軸受部の動きは、二
重矢印で示される。この分野の標準的な当業者は、従来
技術によりこの軸受部に関する問題の解決方法を知って
いる。同じく、ジャーナル44が軸受けから取外された
際に、版胴43を支持する固定装置69に関しても従来
技術により解決方法を知っているので、ここでは詳細な
説明を省略する。印刷版67は、ジャーナルが軸受けか
ら取外された後、あるいは側壁46に開口部が形成され
た後に、交換可能となる。同様の方法で、スリーブ型の
転写版をブラン胴に装着、あるいはブラン胴から抜脱す
ることができる。
50を効率よく冷却する。冷却室53内の冷媒の循環状
態は、特に図示しない螺旋状のじゃま板により決められ
る。スリーブ型の印刷版67を版胴43に装着、あるい
は版胴43から抜脱するのを支援するために、ラジアル
孔64を通して圧縮空気を流通させる。この圧縮空気
は、接続孔60に連結されている接続シュー68によ
り、版胴43に流通される。また、圧縮空気流通部をロ
ーラの端面に形成することも可能である。印刷版を交換
するために、印刷機械の操作側の側壁46には、分離可
能な軸受部が形成されている。この軸受部の動きは、二
重矢印で示される。この分野の標準的な当業者は、従来
技術によりこの軸受部に関する問題の解決方法を知って
いる。同じく、ジャーナル44が軸受けから取外された
際に、版胴43を支持する固定装置69に関しても従来
技術により解決方法を知っているので、ここでは詳細な
説明を省略する。印刷版67は、ジャーナルが軸受けか
ら取外された後、あるいは側壁46に開口部が形成され
た後に、交換可能となる。同様の方法で、スリーブ型の
転写版をブラン胴に装着、あるいはブラン胴から抜脱す
ることができる。
【0017】図4において、駆動側の側壁33のギヤボ
ックス32内で循環される潤滑剤は、熱交換器34内を
流通する。また、冷媒も熱交換器34内を流通するよう
になっている。冷媒の循環系の上流部には、調整器37
によって制御される調節弁36が設けられている。この
調整器37の入力側には、2つの温度センサ38、39
からの信号が入力される。これらの温度センサのうち、
1つは駆動側の側壁33に、他の1つは操作側の側壁4
0に設置されている。温度センサとしては、特に抵抗温
度計が用いられている。プラチナ(Pt100)は、そ
の抵抗値が温度に比例して変化するから、特によく用い
られる。
ックス32内で循環される潤滑剤は、熱交換器34内を
流通する。また、冷媒も熱交換器34内を流通するよう
になっている。冷媒の循環系の上流部には、調整器37
によって制御される調節弁36が設けられている。この
調整器37の入力側には、2つの温度センサ38、39
からの信号が入力される。これらの温度センサのうち、
1つは駆動側の側壁33に、他の1つは操作側の側壁4
0に設置されている。温度センサとしては、特に抵抗温
度計が用いられている。プラチナ(Pt100)は、そ
の抵抗値が温度に比例して変化するから、特によく用い
られる。
【0018】前記制御システムは、駆動側の側壁33と
操作側の側壁40とを同じ温度に保つように機能する。
通常は、ギヤボックス32内のギヤの摩擦損失による熱
のため、駆動側の側壁33は操作側の側壁40より高い
温度になる。その結果、側壁33および40に軸受けさ
れているローラの長さ方向における温度分布が一様でな
くなる。したがって、軸受けされているローラの温度状
況を、その全長にわたって最適に設定することができな
い。調整器37は、駆動側の側壁33の温度が操作側の
側壁40の温度より高い場合、調節弁36を開き、適当
な量の冷媒を熱交換器34に通すことによりギヤボック
ス32の潤滑剤を冷却する。そして、この潤滑剤が循環
することで、駆動側の側壁33の温度が操作側の側壁4
0の温度まで下げられる。両方の側壁の温度が同じにな
ることで、印刷機構のローラの長さ方向においての等温
状態が維持される。これにより、全印刷幅にわたって高
い印刷品質の印刷を行なうための前提条件が満たされ
る。
操作側の側壁40とを同じ温度に保つように機能する。
通常は、ギヤボックス32内のギヤの摩擦損失による熱
のため、駆動側の側壁33は操作側の側壁40より高い
温度になる。その結果、側壁33および40に軸受けさ
れているローラの長さ方向における温度分布が一様でな
くなる。したがって、軸受けされているローラの温度状
況を、その全長にわたって最適に設定することができな
い。調整器37は、駆動側の側壁33の温度が操作側の
側壁40の温度より高い場合、調節弁36を開き、適当
な量の冷媒を熱交換器34に通すことによりギヤボック
ス32の潤滑剤を冷却する。そして、この潤滑剤が循環
することで、駆動側の側壁33の温度が操作側の側壁4
0の温度まで下げられる。両方の側壁の温度が同じにな
ることで、印刷機構のローラの長さ方向においての等温
状態が維持される。これにより、全印刷幅にわたって高
い印刷品質の印刷を行なうための前提条件が満たされ
る。
【0019】本発明の利用においては、冷媒が、1つあ
るいは複数、つまりいくつの冷却ステーションからそれ
ぞれの循環路に供給されるかということは重要ではな
い。また、前記印刷機械に高費用を要する独立の制御シ
ステムを設置することもできる。逆に、費用を節約する
ために印刷機構1の制御装置に追加の印刷機構を接続す
るだけでも良好な結果が得られる。さらに、空気噴射装
置における冷媒の供給量および送風出力も制御可能であ
る。冷媒としては、特に水が用いられる。
るいは複数、つまりいくつの冷却ステーションからそれ
ぞれの循環路に供給されるかということは重要ではな
い。また、前記印刷機械に高費用を要する独立の制御シ
ステムを設置することもできる。逆に、費用を節約する
ために印刷機構1の制御装置に追加の印刷機構を接続す
るだけでも良好な結果が得られる。さらに、空気噴射装
置における冷媒の供給量および送風出力も制御可能であ
る。冷媒としては、特に水が用いられる。
【0020】冷媒を循環させることで、印刷の準備期間
において印刷機械を暖めることも可能である。そのため
には、先ず適当に暖められた冷媒が供給される。これに
より、印刷開始時におけるインキの脱落、およびこれに
付随するインキング装置における紙粒子の蓄積を防止す
ることができる。このことは、無水オフセット印刷機が
紙粒子を印刷機構から除去できる湿し印刷機構を有さな
いので、非常に大事である。この際、冷却ステーション
は、連続印刷中に冷媒の温度が徐々に下がるように温度
調節される。印刷者は、印刷機械の予熱のために図1お
よび図2に示された上記の冷媒の循環路を利用し、図示
しない冷却ステーションのサーモスタットの設定温度を
より高く、特にインキ練りローラの作動温度に適するよ
うに設定する。印刷者は、印刷中、印刷機械が高温にな
ることに対する冷却作用の必要性に応じて、冷媒の設定
温度を徐々に下げる。印刷機械の温度は、温度計により
表示される。予熱のための温度推移は、記憶装置に入力
されている温度−時間曲線、あるいは例えばインキ練り
ローラに設置されている温度センサとこれに連結される
調整器によって、調節可能である。例えば、温度センサ
29は、インキ練りローラ10の温度調節に利用可能で
ある。また、前記の記憶装置は、制御装置42に備えら
れている。
において印刷機械を暖めることも可能である。そのため
には、先ず適当に暖められた冷媒が供給される。これに
より、印刷開始時におけるインキの脱落、およびこれに
付随するインキング装置における紙粒子の蓄積を防止す
ることができる。このことは、無水オフセット印刷機が
紙粒子を印刷機構から除去できる湿し印刷機構を有さな
いので、非常に大事である。この際、冷却ステーション
は、連続印刷中に冷媒の温度が徐々に下がるように温度
調節される。印刷者は、印刷機械の予熱のために図1お
よび図2に示された上記の冷媒の循環路を利用し、図示
しない冷却ステーションのサーモスタットの設定温度を
より高く、特にインキ練りローラの作動温度に適するよ
うに設定する。印刷者は、印刷中、印刷機械が高温にな
ることに対する冷却作用の必要性に応じて、冷媒の設定
温度を徐々に下げる。印刷機械の温度は、温度計により
表示される。予熱のための温度推移は、記憶装置に入力
されている温度−時間曲線、あるいは例えばインキ練り
ローラに設置されている温度センサとこれに連結される
調整器によって、調節可能である。例えば、温度センサ
29は、インキ練りローラ10の温度調節に利用可能で
ある。また、前記の記憶装置は、制御装置42に備えら
れている。
【0021】石版印刷法により、巻取紙に印刷すること
も可能である。これに関する巻取紙の搬送経路は、図1
において破線で示される。巻取紙70は、ブラン胴4と
版胴6との間に引込まれ、版胴6により印刷される。次
に、巻取紙70は、ブラン胴4とブラン胴3との間を通
る際に印刷されて、巻取紙70の片面に2つめのインキ
が着けられるので、片面2色刷りが行われる。
も可能である。これに関する巻取紙の搬送経路は、図1
において破線で示される。巻取紙70は、ブラン胴4と
版胴6との間に引込まれ、版胴6により印刷される。次
に、巻取紙70は、ブラン胴4とブラン胴3との間を通
る際に印刷されて、巻取紙70の片面に2つめのインキ
が着けられるので、片面2色刷りが行われる。
【0022】前記の印刷機構は、他の印刷機構のブラン
胴と共に動作する代わりに、圧胴とともに動作すること
も可能である。図5は、このような3胴式の印刷機構を
示している。この印刷機構は、版胴71、ブラン胴7
2、および圧胴73を有してなる。インキの転移経路の
短いインキング装置、つまりアニロックスインキング装
置により、版胴71にインキが着けられる。このインキ
ング装置は、ドクター74によりインキが着けられるラ
スターローラ75および着けローラ76を有してなる。
着けローラ76は、版胴71の印刷版にインキを着け
る。この印刷版から、印刷画像がブラン胴72に転移さ
れ、ブラン胴72により印刷画像が巻取紙77に印刷さ
れる。図を簡略化するために、冷却装置は図示されてい
ない。
胴と共に動作する代わりに、圧胴とともに動作すること
も可能である。図5は、このような3胴式の印刷機構を
示している。この印刷機構は、版胴71、ブラン胴7
2、および圧胴73を有してなる。インキの転移経路の
短いインキング装置、つまりアニロックスインキング装
置により、版胴71にインキが着けられる。このインキ
ング装置は、ドクター74によりインキが着けられるラ
スターローラ75および着けローラ76を有してなる。
着けローラ76は、版胴71の印刷版にインキを着け
る。この印刷版から、印刷画像がブラン胴72に転移さ
れ、ブラン胴72により印刷画像が巻取紙77に印刷さ
れる。図を簡略化するために、冷却装置は図示されてい
ない。
【0023】無水オフセット印刷のための印刷機械にお
いて、蓄積された静電気を取り除くために、電離棒が設
置されている。図1に示される実施例では、巻取紙21
がブラン胴3と4との間を通過する後方において、巻取
紙21の両側に電離棒79、80が設置されている。な
お、電離棒を、巻取紙21を印刷するローラの前方の
み、あるいは前方と後方に配置することも可能である。
無水オフセット印刷を行なう際には、乾いた巻取紙が、
静電気をより強く蓄積させるので、周囲のちり粒子もよ
り強く引寄せられる。これらの粒子は、ブラン胴に付着
したのち、版胴に転移され、印刷の障害となる。電離棒
を用いることで、ちり粒子の付着が防止されるととも
に、同じくペイントミストも防止される。さらに、強い
電界にさらされると損傷あるいは破壊される可能性のあ
る電子部材が保護される。最後に、蓄積される静電気を
減少させることで、巻取紙を印刷を行なうローラから容
易に引離すことができる。これにより、巻取紙の張力が
減少した状態での印刷が可能となり、巻取紙が切断され
るリスクが低くなるので、さらに軽量の紙を使用するこ
とができる。
いて、蓄積された静電気を取り除くために、電離棒が設
置されている。図1に示される実施例では、巻取紙21
がブラン胴3と4との間を通過する後方において、巻取
紙21の両側に電離棒79、80が設置されている。な
お、電離棒を、巻取紙21を印刷するローラの前方の
み、あるいは前方と後方に配置することも可能である。
無水オフセット印刷を行なう際には、乾いた巻取紙が、
静電気をより強く蓄積させるので、周囲のちり粒子もよ
り強く引寄せられる。これらの粒子は、ブラン胴に付着
したのち、版胴に転移され、印刷の障害となる。電離棒
を用いることで、ちり粒子の付着が防止されるととも
に、同じくペイントミストも防止される。さらに、強い
電界にさらされると損傷あるいは破壊される可能性のあ
る電子部材が保護される。最後に、蓄積される静電気を
減少させることで、巻取紙を印刷を行なうローラから容
易に引離すことができる。これにより、巻取紙の張力が
減少した状態での印刷が可能となり、巻取紙が切断され
るリスクが低くなるので、さらに軽量の紙を使用するこ
とができる。
【0024】本発明は、ウェッブ輪転印刷機だけでな
く、例えば図5に示されている枚葉紙輪転印刷機にも適
用可能である。
く、例えば図5に示されている枚葉紙輪転印刷機にも適
用可能である。
【図1】2つの印刷機構を有する無水オフセット印刷の
ための印刷機械を示す側面図である。
ための印刷機械を示す側面図である。
【図2】インキ練りローラ、インキつぼローラ、ブラン
胴、および版胴の内部冷却装置を示す図である。
胴、および版胴の内部冷却装置を示す図である。
【図3】版胴を示す断面図である。
【図4】側壁の温度調節を行なう装置を備えた印刷機械
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図5】3胴式の印刷機械を示す図である。
3、4、72 ブラン胴 5、6、43、71 版胴 7、8 インキつぼローラ 9、10、11、12、13、14 インキ練りローラ 15、16 空気噴射装置 18、34 熱交換器 21、70、77 巻取紙 24、25、26、36、41 調節弁 28、29、30、31、38、39 温度センサ 32 ギヤボックス 33 駆動側側壁 37 調整器 40 操作側側壁 45 ジャーナル 52 供給管 57 排出管 58 接続部 60 接続孔 64 ラジアル孔 67 印刷版、転写版 68 接続シュー 78 表面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−237997(JP,A) 特開 昭62−218130(JP,A) 特開 平1−182048(JP,A) 特開 平3−63135(JP,A) 実開 昭64−48238(JP,U) 特公 平3−69307(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41F 7/00 - 7/18 B41F 13/00 B41F 13/08 - 13/40 B41F 23/00 B41F 31/26
Claims (16)
- 【請求項1】 版胴と、ブラン胴と、圧胴と、版胴に設
置されたインキング装置と、温度調節装置とを有して構
成され、これらのシリンダが印刷機械の両方の側壁にそ
れぞれ端部が軸受けされている、(湿し装置を有さな
い)無水オフセット印刷のための印刷機械において、 それぞれの側壁(33,40)には、温度センサ(3
8,39)が取り付けられ、 前記両方の側壁(33,40)が同じ温度を有するよう
に、前記温度センサ(38,39)から得られる情報を
基にして、駆動側の側壁(33)のギヤボックス(3
2)内の潤滑剤に対する温度調節装置(冷却装置)(3
4)が制御され 、さらに、別の少なくとも1つの温度セ
ンサ(30,31)が、前記版胴(5,6,43,7
1)および/あるいは前記ブラン胴(3,4,72)に
取り付けられ、 前記別の温度センサ(30,31)から得られる情報を
基にして、少なくとも1つのシリンダ(3,4,5,
6,43,71,72)に連結された別の温度 調節装置
(冷却装置)が制御可能となっていることを特徴とする
印刷機械。 - 【請求項2】 請求項1記載の印刷機械において、前記版胴(5,6)および/あるいは前記ブラン胴
(3,4)には、これらシリンダの温度調節(冷却)の
ために、該シリンダ表面に対して幅方向に延びる空気噴
射装置(15,16)が設置されていることを特徴とす
る印刷機械。 - 【請求項3】 請求項2記載の印刷機械において、 前記空気噴射装置(15,16)による送風が前記ブラ
ン胴(3,4)および前記版胴(5,6)に吹き付けら
れるように、前記空気噴射装置(15,16)が配置さ
れていることを特徴とする印刷機械。 - 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
の印刷機械において、 前記版胴(5,6,43,71)には、スリーブ型の印
刷版が取り付けられるとともに内部冷却装置が備えら
れ、また、前記版胴は張り溝を有しない軽量構造化して
製造され、 前記スリーブ型の印刷版(67)が、印刷機械の側壁
(46)に形成された開口部を通して、前記版胴(5,
6,43,71)に装着あるいは前記版胴から取り外さ
れることを特徴とする印刷機械。 - 【請求項5】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
の印刷機械において、 前記ブラン胴(3,4,72)には、スリーブ型の転写
版(ゴムスリーブ)が取り付けられるとともに内部冷却
装置が備えられ、また、前記ブラン胴は張り溝を有しな
い軽量構造化して製造され、 前記スリーブ型の転写版が、印刷機械の側壁(46)に
形成された開口部を通して、前記ブラン胴(3,4,7
2)に装着あるいは前記ブラン胴から取り外されること
を特徴とする印刷機械。 - 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載の印刷機
械において、 前記シリンダ(3,4,5,6,43,71,72)の
ジャーナル(45)には、冷媒を供給あるいは排出する
ための接続部(58)が取り付けられ、 さらに、前記ジャーナルには、供給管および排出管(5
2,57)が設けられ ていることを特徴とする印刷機
械。 - 【請求項7】 請求項4から請求項6のいずれかに記載
の印刷機械において、 シリンダ本体の表面(78)にはラジアル孔(64)が
設けられ、シリンダ本体の表面(78)あるいは端面に
は圧縮空気用の接続孔(60)が設けられ、接続孔(6
0)に圧縮空気用の接続シュー(68)が取り付けられ
ていることを特徴とする印刷機械。 - 【請求項8】 請求項1から請求項7のいずれかに記載
の印刷機械において、 インキ練りローラ(9,10,11,12,13,1
4)には、内部冷却装置が備えられていることを特徴と
する印刷機械。 - 【請求項9】 請求項1から請求項8のいずれかに記載
の印刷機械において、 インキつぼローラ(7,8)には、内部冷却装置が備え
られていることを特徴とする印刷機械。 - 【請求項10】 請求項4から請求項9のいずれかに記
載の印刷機械において、 インキ練りローラ(10)、および/または版胴
(5)、および/またはブラン胴(3)、および/また
はインキつぼローラ(7)には、それぞれに温度センサ
(29,31,30,28)が設置され、それぞれの温
度センサが、調整器を介して、それぞれが影響を与える
ローラの内部冷却装置へ冷媒を供給するためのそれぞれ
の調節弁(25,26,24,41)に接続されている
ことを特徴とする印刷機械。 - 【請求項11】 請求項2から請求項10のいずれかに
記載の印刷機械において、 前記空気噴射装置(15,16)の熱交換器(18)お
よび前記内部冷却装置が、1つあるいは複数の冷却ステ
ーションに接続され、該冷却ステーションでは、冷媒の
温度が選択的に暖められ、そして徐々に下げられること
を特徴とする印刷機械。 - 【請求項12】 請求項1から請求項7のいずれかに記
載の印刷機械において、 インキの転移経路が短いインキング装置、例えばアニロ
ックスインキング装置により、前記版胴(5,6,7
1)にインキが着けられることを特徴とする印刷機械。 - 【請求項13】 請求項1から請求項12のいずれかに
記載の印刷機械において、 他の印刷機構内の前記ブラン胴(3,4)が、圧胴とし
て機能することを特徴とする印刷機械。 - 【請求項14】 請求項1から請求項13のいずれかに
記載の印刷機械において、 巻取紙(70)が、前記版胴(5,6,71)と前記ブ
ラン胴(3,4,72)との間に引込まれ、これら相対
して設置されたシリンダによりいわゆる直接石版印刷方
法を用いて印刷されることを特徴とする印刷機械。 - 【請求項15】 請求項1から請求項14のいずれかに
記載の印刷機械において、 巻取紙(21,70,77)を印刷するシリンダ(3,
4,72,73)の前方および/または後方にて、蓄積
された静電気を除去するための電離棒が巻取紙(21,
70,77)に対して設置されることを特徴とする印刷
機械。 - 【請求項16】 無水オフセット印刷を実行する際に、
印刷機械の両方の側壁にそれぞれ端部が軸受けされた印
刷機構内のシリンダを所定の温度で駆動させる方法にお
いて、 シリンダの長さ方向に沿った温度を一定に保持するため
に、両方の側壁を同じ温度に保持することを特徴とする
印刷方法。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE9316932U DE9316932U1 (de) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | Druckwerk für wasserlosen Offsetdruck |
DE9316932.9 | 1994-09-01 | ||
DE4431188A DE4431188C2 (de) | 1993-11-05 | 1994-09-01 | Druckwerk für wasserlosen Offsetdruck |
DE4431188.5 | 1994-09-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07186360A JPH07186360A (ja) | 1995-07-25 |
JP2877705B2 true JP2877705B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=25939764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6271532A Expired - Fee Related JP2877705B2 (ja) | 1993-11-05 | 1994-11-04 | 無水オフセット印刷のための印刷機械 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US5595115A (ja) |
EP (1) | EP0652104B1 (ja) |
JP (1) | JP2877705B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
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FR2737154B1 (fr) * | 1995-07-25 | 1997-10-17 | Heidelberg Harris Sa | Cylindre comportant un revetement d'impression pour l'impression offset |
FR2740726B1 (fr) * | 1995-11-08 | 1998-01-23 | Heidelberg Harris Sa | Dispositif de refroidissement de la surface du blanchet d'un groupe d'impression d'une machine rotative a imprimer |
DE19750960C2 (de) * | 1996-11-26 | 2002-08-14 | Roland Man Druckmasch | Filmfarbwerk für eine Rotationsdruckmaschine |
DE19753931C2 (de) * | 1996-12-23 | 2003-07-31 | Roland Man Druckmasch | Verfahren und Vorrichtung zur Temperierung der gummibezogenen Farbtransportwalzen einer Offset-Rotationsdruckmaschine |
IL122953A (en) * | 1998-01-15 | 2000-11-21 | Scitex Corp Ltd | Printing member for use with a printing system and method of imaging the printing member |
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DE19836022A1 (de) * | 1998-08-10 | 2000-02-17 | Weitmann & Konrad Fa | Vorrichtung zum Bestäuben von bedruckten Bogen aus Papier o. dgl. |
US6505557B2 (en) * | 1999-07-22 | 2003-01-14 | Ted Desaulniers | Process temperature control system for rotary process machinery |
DE19937467A1 (de) * | 1999-08-07 | 2001-02-08 | Roland Man Druckmasch | Vorrichtung zum Temperieren von Beschichtungsmedien |
US6425327B1 (en) * | 1999-08-12 | 2002-07-30 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Method for forming a cylindrical photosensitive element |
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