JP2532182B2 - スタック形キャパシタを用いるダイナミック形メモリ―セルの製造方法 - Google Patents
スタック形キャパシタを用いるダイナミック形メモリ―セルの製造方法Info
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- H10B12/00—Dynamic random access memory [DRAM] devices
- H10B12/30—DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells
- H10B12/31—DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells having a storage electrode stacked over the transistor
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Description
けるスタック形キャパシタを具備するダイナミックラン
ダムアクセスメモリー (Dynamic Random Access Memor
y;DRAM) に関するもので、その構造の中でも特にスト
レージ電極と接触する拡散層の構造に関するものであ
る。
つのトランジスタと一つのキャパシタとで形成される。
そして、このキャパシタに蓄積される電荷により論理状
態‘1’または‘0’の情報が記憶され、この情報の書
き込み及び読出し動作は、トランジスタを通して実行さ
れる。したがって、キャパシタに蓄積される電荷が大き
い程、メモリーセルに記憶された情報を確実に感知する
ことができる。
広い程、また、誘電膜が薄い程増加する。しかし、誘電
膜の薄膜化には限界があり、さらに、半導体装置の高集
積化の趨勢によりメモリー装置の占有面積も減少し、そ
のためキャパシタが占有できる面積も減少している。そ
の結果、平面形キャパシタでは充分な容量を確保するこ
とが難しくなった。そこで、半導体装置が高集積化され
てもメモリー動作に必要な充分な容量を確保するため
に、基板に溝を掘ってキャパシタを形成するトレンチ(t
rench)形と、基板の上面に層を積み重ねてキャパシタを
形成するスタック(stack) 形が提案されている。
導体メモリー装置のレイアウト図であって、横方向に伸
張されたアクティブ領域2と、アクティブ領域2に直交
して縦方向に伸張されたワード線4と、アクティブ領域
2の所定領域の上面に形成された第1及び第2接触領域
6、8と、第2接触領域8に接触して横方向に伸張され
たビット線10と、第1接触領域6に接触してアクティ
ブ領域2の上部に形成されたストレージ電極12と、ス
トレージ電極12の上部に、ストレージ電極12を覆う
ように形成されたキャパシタプレート14とを示してい
る。
あって、図4と同じ名称に該当するものは同じ番号を使
用している。同図には、素子領域間の分離のための素子
分離絶縁膜としてフィールド酸化膜21、22が形成さ
れた第1導電形の半導体基板20上に、チャネル領域に
よって相互に所定距離離隔された第1及び第2拡散領
域、すなわちソース及びドレイン領域16、18と、チ
ャネル領域の上面に形成された第1絶縁膜、すなわちゲ
ート絶縁膜24を中間層としてワード線に利用されるゲ
ート4と、第1及び第2接触領域6、8を除いた基板2
0の上面に形成された層間絶縁膜26と、第2接触領域
8と接触して金属層で形成されたビット線10と、第1
接触領域6に接触して第1多結晶シリコン層で形成され
た第1導電層であるストレージ電極12と、ストレージ
電極12を覆う第2絶縁膜である誘電膜28と、誘電膜
28の上面に形成された第2多結晶シリコン層で形成さ
れた第2導電層であるキャパシタプレート14とを具備
したメモリーセルを示しており、ソース及びドレイン領
域16、18及びゲート4によってMOSトランジスタ
が構成され、トランジスタのソース領域16と接触する
ストレージ電極12及びその上面に積層された誘電膜2
8及びキャパシタプレート14によってキャパシタが構
成されている。
工程マージン(process margin)が充分に大きい場合に
は、図5に示したように、第1接触領域6はソース領域
16内に形成され、多少第1接触領域6がずれたとして
も、工程マージンにより、ソース領域16からはみ出る
ことはない。しかし、メモリーセルの集積度が高くなる
と、セル面積の減少によって各領域間の寸法は工程の最
小限界値にまで減少される。そのため、第1接触領域6
の側面とこれに隣接するフィールド酸化膜21との間の
距離Dもミクロン(micron)以下に短縮され、製造工程中
のマスク工程では、高精度のアラインメント(Alignmen
t) が要求されている。
製造工程においては、工程マージンの減少によるアライ
メントミスが発生して、第1接触領域6がソース領域1
6をはみ出して形成されてしまう場合が多い。
ライメントミスが発生した場合の断面図を示したもの
で、図4及び図5と同じ名称に該当するものは同じ番号
を使用している。同図から分かるように、アライメント
ミスが発生して、第1接触領域6aのパターンを形成す
るためのマスクが、フィールド酸化膜21の方に偏位し
てしまった場合、第1接触領域6aがソース領域16を
はみ出してフィールド酸化膜21の領域を侵犯して形成
される。そのため、ソース領域16をはみ出して形成さ
れた第1接触領域6aの一部は、低不純物濃度の第1導
電形の半導体基板20と直接接触してしまう。その結
果、第1接触領域6aの内、低不純物濃度の基板20と
接触している領域は、高不純物濃度のソース領域16と
接触している領域に比べて弱い接合領域を形成する。こ
の弱い接合領域を通じて漏洩電流が発生し、ストレージ
電極12に蓄積された電荷が減少して、メモリーセルの
リフレッシュ特性が低下してしまう問題点が発生してい
る。
用される封止材料の中に含まれるウラニウムやトリウム
から放射されるα線が、基板内に入射することにより、
基板内の格子と衝突して正孔と電子を発生させ、この内
の電子がストレージ領域に浸透して、記憶されているデ
ータの反転を発生させるソフトエラー(soft error)が、
半導体装置の微細化により増加して、メモリーセル動作
の信頼性が激減している問題点もある。
的は、スタック形キャパシタを用いた半導体メモリー装
置において、上記のようなマスクのアライメントミス等
が発生してもリフレッシュ特性が低下しない半導体メモ
リー装置や、また、ソフトエラーを抑制し得る半導体メ
モリー装置を提供することにある。
導体メモリー装置を提供するために本発明では、ストレ
ージ電極と第1拡散領域との接触領域を形成した後に、
第1拡散領域と同じ導電形の不純物をイオン注入する工
程を実施して、接触領域の下面を完全に覆う第3拡散領
域をさらに形成することを特徴としたメモリーセルの製
造方法を提供する。このようにすることで、マスク等の
アライメントミスによって発生した第1拡散領域からは
み出した接触領域も、完全に第3拡散領域で覆うことが
でき、漏洩電流を防止できる。加えて、上記のようにし
て形成された第3拡散領域の底面下部を覆うように、第
3拡散領域と反対の導電形(すなわち基板と同じ導電
形)の第4拡散領域をイオン注入でさらに形成すること
で、α線によって発生した電子がストレージ領域に達す
るのを防止してソフトエラーを抑制できるようになる。
説明する。図1は本発明によるメモリーセルの第1実施
例を示す断面図であって、図4に図示されたレイアウト
を有するDRAMメモリーセルの製造工程中に上述のよ
うなアライメントミスが発生した場合に対する実施例で
ある。
の上に、フィールド酸化膜31、32と、第2導電形の
第1ソース及びドレイン領域34、36と、ゲート絶縁
膜38と、ゲート40と、層間絶縁膜46とを形成した
後に、層間絶縁膜46に第1及び第2接触領域42、4
4のパターンを形成して、基板30の表面が露出するま
で層間絶縁膜46を食刻して第1及び第2接触領域4
2、44を形成する。
ライメント時に、アライメントミスによって第1接触領
域42の一部が第1ソース領域34からはみ出して形成
されてしまっている。
2導電形の不純物をイオン注入して第2ソース領域48
を形成する。このとき、第2ソース領域48の不純物濃
度及びイオン注入による拡散領域の深さは、第1ソース
領域34の不純物濃度及び深さと略同じに調節する。こ
のようにすれば、アライメントミスが発生しても第1接
触領域42の下面は同じ導電形の第1及び第2ソース領
域によって完全に覆われるようになる。
1及び第2ソース領域34、48の不純物濃度を各々1
014〜1016ions/cm3 、1018〜1021ions/cm
3 の範囲で実施している。
リコン層(ストレージ電極)50、誘電膜52、第2多
結晶シリコン層(キャパシタプレート)54で構成され
るスタック形キャパシタと、ビット線である金属層56
とを形成して半導体メモリー装置を完成する。
であって、第1実施例と同様のアライメントミスが発生
した場合の別の実施例である。図1と同じ名称に該当す
るものは同じ番号を使用している。
第1ソース領域34と所定領域が重なる第2ソース領域
48を形成する。その後、第2ソース領域48形成のた
めのイオン注入工程に連続して、第1接触領域42の上
部から第1導電形の不純物をイオン注入する。これによ
り、第2導電形の第2ソース領域48の底面を覆う第1
導電形の拡散領域58を形成する。
不純物濃度は、基板30の不純物濃度と第1及び第2ソ
ース領域34、48の不純物濃度の間になるようにす
る。第2実施例においては、1016〜1019ions/cm
3 の範囲で実施している。
領域58が障壁となって、基板30に入射したα粒子に
よって発生する正孔と電子の内の電子が、ストレージ領
域である第2ソース領域48に侵入するのを防止する。
したがって、α粒子によるソフトエラーを抑制すること
ができる。
Mメモリーセルの製造工程中で上記実施例のようなアラ
イメントミスが発生しなかった場合、または集積度があ
まり高くなくアライメントミスの心配がない場合を示し
た断面図である。尚、図1と同じ名称に該当するものは
同じ番号を用いている。
領域42がソース領域34aからはみ出していないの
で、図1及び図2のような第2ソース領域を形成しなく
てもよい。
ためのイオン注入工程に連続して、ソース領域34aと
反対の導電形を有する不純物をイオン注入することによ
って、第1導電形の拡散領域58aを形成する。このと
き、不純物の濃度は、ソース領域34aの不純物濃度よ
り低濃度であり、基板30の不純物濃度より高濃度であ
るように調節する。例えば、基板30の不純物濃度は1
014〜1016ions/cm3 、ソース領域34aの不純物
濃度は1018〜1021ions/cm3 、拡散領域58aの
不純物濃度は1016〜1019ions/cm3 で実施する。
パシタを用いた半導体メモリー装置において、ストレー
ジ電極と拡散領域との接触領域形成のためのマスクアラ
イメント等にアライメントミスが発生し、接触領域が拡
散領域からはみ出して形成されてしまった場合でも、接
触領域を形成した後に拡散領域と同じ導電形の不純物を
イオン注入する工程を実施して接触領域の下面を完全に
覆う拡散領域をさらに形成することで、拡散領域からは
み出した接触領域部分も完全に拡散領域で覆うことがで
き、漏洩電流を防止できる。したがって、メモリーセル
のリフレッシュ特性を改善する効果がある。
ン注入後、連続的に拡散領域と反対の導電形の不純物を
イオン注入して、接触領域下部の拡散領域底面を覆うよ
うに反対の導電形の拡散領域を形成する。
すなわち基板と同じ導電形の高濃度拡散領域が障壁とな
って、α粒子によって発生した電子がストレージ領域で
ある拡散領域に侵入することを防止することができる。
これにより、ソフトエラー率を大幅に減少できる効果が
ある。
エラー率が改善されることにより、高性能で信頼性の高
い半導体メモリー装置を提供することができる。
のメモリーセル部分の断面図である。
のメモリーセル部分の断面図である。
導体メモリー装置のメモリーセル部分の断面図である。
レイアウト図である。
面図である。
ライメントミスが発生した場合の断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 素子間分離絶縁膜を形成した半導体基板
にMOSトランジスタを形成した後に層間絶縁膜を形成
し、そしてMOSトランジスタをなす拡散領域上の層間
絶縁膜を食刻して接触領域を形成してから、この接触領
域を介して拡散領域と接触するストレージ電極を形成す
るようになった、スタック形キャパシタを用いるダイナ
ミック形メモリーセルの製造方法において、 層間絶縁膜の接触領域形成後にMOSトランジスタの拡
散領域と同じ導電形の不純物をイオン注入して前記接触
領域形成時のアライメントミスを補う拡散領域を形成
し、更にこの後に基板と同じ導電形の不純物をイオン注
入して前記アライメントミスを補う拡散領域の底面を覆
いソフトエラーを抑制する拡散領域を形成するようにし
たことを特徴とする製造方法。
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