JP3653107B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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  • Element Separation (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、一般に半導体装置に関するものであり、より特定的には、リーク電流を減少させることができるように改良された半導体装置に関する。
【0002】
この発明は、さらに、そのような半導体装置の製造方法に関する。
【0003】
【従来の技術】
図52は、従来のダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)のメモリアレイの回路図である。図53は、従来のDRAMのアレイ動作の波形を示す図である。
【0004】
これらの図を参照して、従来のDRAMのメモリセルアレイは、ワード線(WL)、ビット線(BL)と、ビット線分離(BLI)と、センスドライブライン(SN)と、ビット線プリチャージ(VBL)、リストアドライブライン(SP)と、メモリセルと、Nチャネル−センスアンプ(Nch−SA)、エコライザ、Pチャネル−リストアアンプ(Pch−RA)とを備える。
【0005】
情報は、メモリセルに蓄積される。読出、書込を行なおうとする場所の指定は、ワード線の選択によって行なわれる。読出あるいは書込は、特定のビット線の選択によって行なわれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図54は、従来のDRAMのメモリセルの断面図である。P型半導体基板1の表面中に、その端部2aが活性領域3を取囲むことにより、該活性領域3を他の活性領域から分離するフィールド酸化膜2が設けられている。活性領域3の表面中には、不純物拡散層である活性層4が設けられている。活性領域3の上にはゲート電極(ワード線)5が設けられている。ゲート電極5を覆うように、半導体基板1の上に層間絶縁膜6が設けられている。層間絶縁膜6中には、活性層4の表面を露出させるためのコンタクトホール7が設けられている。コンタクトホール7内には、活性層4の表面に電気的に接続されるように、導電体であるストレージノード8が埋込まれている。ストレージノード8の表面を、誘電体膜9が被覆している。誘電体膜9をその間に介在させて、ストレージノード8を被覆するようにセルプレート電極10が設けられている。活性層11には、ビット線12が接続されている。
【0007】
DRAMのメモリセルにおいては、ストレージノード8とセルプレート10に挟まれる誘電体膜9に電荷を蓄積することによって、情報が保持される。
【0008】
ところで、この蓄積電荷は、時間の経過とともにリークして、減少する。減少の度合が大きくなると、正確な情報が読出せなくなり、誤動作を起こしてしまう。
【0009】
リーク電流の原因の多くは、半導体基板1中の欠陥に起因する。
このリーク電流について、さらに詳細に説明する。
【0010】
図55は、DRAMのレイアウト図である。図55中、輪郭13は、活性領域を形成するマスクの端部を表わしている。これについて、さらに詳細に説明する。
【0011】
すなわち、図57(a)を参照して、半導体基板の上に活性領域3を形成するために、活性領域3の上にシリコン窒化膜で形成されたマスク14を形成する。
【0012】
図57(b)を参照して、マスク14を用いて、半導体基板1の表面を熱酸化して、フィールド酸化膜2を形成する。このとき、フィールド酸化膜2の端部は、マスク14の下に潜込み、バーズビーク部分22が形成される。
【0013】
図57(c)を参照して、マスク14を除去すると、膜厚がほぼ一定にされた本体領域16と、活性領域3に向かう方向に膜厚が順次減少するバーズビーク領域15とに区分されたフィールド酸化膜2が形成される。
【0014】
図55において、輪郭13は、上述のマスク14の端部13を表わしている。言い換えると、図55と図57(c)を参照して、輪郭13は、本体領域16とバーズビーク領域15との境界線を表わしている。
【0015】
図55中、輪郭17は、ストレージノードコンタクトホールを形成するための、レジストマスクの開口部を表わしている。これについて、さらに詳細に説明する。すなわち、図58(a)を参照して、層間絶縁膜6中にコンタクトホールを形成するために、層間絶縁膜6の上に所定の開口部17を有するレジストマスク18を形成する。図58(b)を参照して、レジストマスク18を用いて、層間絶縁膜6をエッチングし、コンタクトホール7を形成する。輪郭17は、上述の開口部17の端部を表わしている。
【0016】
図56は、図55におけるA−A線方向と同一方向に沿って切ったメモリセルの断面図である。半導体基板1の表面中にフィールド酸化膜2が形成されている。活性領域3の表面中には、活性層4が形成されている。活性層4を覆うように、半導体基板1の上に層間絶縁膜6が形成されている。層間絶縁膜6中に、活性層4の表面を露出させるためのコンタクトホール7が形成されている。コンタクトホール7中に、ストレージノード8が埋込まれている。活性層4から、空乏層20が延びている。
【0017】
さて、上述したように、リーク電流の原因の多くは、半導体基板1中の欠陥21に起因する。フィールド酸化膜2を半導体基板1の表面中に形成する際、図57(b)を参照して、バーズビーク部分22の直下にストレスが多くかかるため、バーズビーク部分22と半導体基板1との境界付近で多数の欠陥21が形成される。この欠陥21に、半導体装置製造のプロセス中において生じた、金属イオンがトラップされる。図56を参照して、この欠陥21に活性層4から延びる空乏層20が接触すると、通常のPN接合の逆方向リーク電流以外のリーク電流成分が加わり、ひいては、メモリセル中の蓄積電荷を急速に減少させる。これが従来のDRAMの問題点である。
【0018】
それゆえに、この発明の目的は、リーク電流を抑制することができるように改良された半導体装置を提供することにある。
【0019】
この発明の他の目的は、基板中の欠陥に起因するリーク電流を抑制することができるように改良された半導体装置を提供することにある。
【0020】
この発明のさらに他の目的は、情報の保持時間を増大させることができるように改良されたダイナミックランダムアクセスメモリを提供することにある。
【0021】
この発明のさらに他の目的は、メモリセル中の蓄積電荷を減少させないように改良されたダイナミックランダムアクセスメモリを提供することにある。
【0022】
この発明のさらに他の目的は、上述した半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1の局面に従う半導体装置は、半導体基板を備える。上記半導体基板の上に、その端部が活性領域を取囲むことにより、該活性領域を他の活性領域から分離するフィールド酸化膜が設けられている。上記活性領域を覆うように上記半導体基板の上に層間絶縁膜が設けられている。上記層間絶縁膜中に、上記活性領域の表面の一部を露出させるためのコンタクトホールが設けられている。上記活性領域の表面に電気的に接続されるように、上記コンタクトホール内に導電体が埋め込まれている。上記フィールド酸化膜の上記端部は、上記半導体基板の表面に対して垂直又は垂直に近い面を有している。
【0024】
この発明の第2の局面に従う半導体装置は、半導体基板を備える。上記半導体基板の上に、その端部で活性領域を取囲み、該活性領域を他の活性領域から分離するためのフィールド酸化膜が設けられている。上記活性領域の表面中に活性層が設けられている。上記活性領域を覆うように上記半導体基板の上に層間絶縁膜が設けられている。上記層間絶縁膜中に、上記活性層の表面を露出させるためのコンタクトホールが設けられている。上記活性層に接触するように、上記コンタクトホール内に導電体が埋込まれている。上記活性層は、上記フィールド酸化膜の上記端部と接触しないように、上記フィールド酸化膜の上記端部から離されて形成されている。
【0025】
この発明の第3の局面に従う半導体装置は、半導体基板を備える。上記半導体基板の表面中であって、活性領域以外の部分に、凹部が設けられている。上記凹部内に、上記活性領域を他の活性領域から分離するための、化学気相成長法によって形成された絶縁膜が埋込まれている。上記活性領域の上にゲート電極が設けられている。上記ゲート電極を覆うように、上記半導体基板の上に層間絶縁膜が設けられている。上記層間絶縁膜中に、上記活性領域の表面の一部を露出させるためのコンタクトホールが設けられている。上記コンタクトホール中に埋込まれるように、上記半導体基板の上に導電体が設けられている。
【0026】
この発明の第4の局面に従う半導体装置の製造方法においては、まず、半導体基板の表面中に、その端部で活性領域を取囲み、該活性領域を他の活性領域から分離するためのフィールド酸化膜を形成する。上記活性領域の上にゲート電極を形成する。上記ゲート電極を覆うように、上記半導体基板の上に層間絶縁膜を形成する。上記層間絶縁膜を選択的にエッチングし、それによって、上記層間絶縁膜中に、上記活性領域の表面の一部を露出させるためのコンタクトホールを形成し、かつ、これと同時に、上記フィールド酸化膜の上記端部をエッチング除去する。上記コンタクトホール中に、上記活性領域に接続されるように導電体を埋込む。
【0027】
この発明の第5の局面に従う半導体装置の製造方法においては、まず、半導体基板の表面中に、その端部で活性領域を取囲み、該活性領域を他の活性領域から分離するためのフィールド酸化膜を形成する。上記フィールド酸化膜の前記端部をエッチング除去する。上記半導体基板の上にゲート絶縁膜のもとになる酸化膜と、ゲート電極のもとになる導電体層を順次形成する。上記酸化膜と上記導電体層をパターニングし、それによって、ゲート絶縁膜とゲート電極とを形成する。上記ゲート電極を覆うように上記半導体基板の上に層間絶縁膜を形成する。上記層間絶縁膜中に上記活性領域の表面を露出させるためのコンタクトホールを形成する。上記コンタクトホール中に、上記活性領域の表面に接触するように導電体を埋込む。
【0028】
この発明の第6の局面に従う半導体装置の製造方法においては、まず、半導体基板の表面中であって、活性領域以外の部分に凹部を形成する。上記凹部内に絶縁膜を埋込む。上記活性領域の上にゲート電極を形成する。上記ゲート電極を覆うように上記半導体基板の上に層間絶縁膜を形成する。上記層間絶縁膜中に上記活性領域の表面の一部を露出させるためのコンタクトホールを形成する。上記コンタクトホール中に、上記活性領域の表面に電気的接続される導電体を埋込む。
【0029】
【作用】
この発明の第1の局面に従う半導体装置によれば、フィールド酸化膜の端部が、半導体基板の表面に対して垂直又は垂直に近い面を有している。このような構造は、フィールド酸化膜の端部を、半導体基板の表面に対して垂直な方向からエッチング除去することによって得られる。このエッチングにより、フィールド酸化膜の端部が除去されると同時に、フィールド酸化膜の端部の直下に存在していた欠陥の多くが除去される。
【0030】
この発明の第2の局面に従う半導体装置によれば、活性層が、フィールド酸化膜の端部と接触しないように、フィールド酸化膜の端部から離されて形成されているので、活性層はフィールド酸化膜の端部の直下に存在している欠陥と接触しない。
【0031】
この発明の第3の局面に従う半導体装置によれば、活性領域を他の活性領域から分離するための絶縁膜を、化学気相成長法により形成しているので、基板に対して与えられるストレスが少なくなるため、絶縁膜の直下には欠陥が生じない。
【0032】
この発明の第4の局面に従う半導体装置の製造方法によれば、層間絶縁膜中にコンタクトホールを形成するときに、フィールド酸化膜の端部も同時にエッチング除去する。フィールド酸化膜の端部のエッチング除去時に、該フィールド酸化膜の端部の直下に存在していた欠陥の多くが除去される。
【0033】
この発明の第5の局面に従う半導体装置の製造方法によれば、フィールド酸化膜の端部をエッチング除去するときに、フィールド酸化膜の端部の直下に存在していた欠陥の多くが同時に除去される。
【0034】
この発明の第6の局面に従う半導体装置の製造方法によれば、活性領域以外の部分に凹部を形成し、この凹部内に絶縁膜を埋込む。活性領域は、凹部内に埋込まれた絶縁膜によって、他の活性領域から分離される。絶縁膜を凹部内に埋込むとき、半導体基板にはストレスが与えられないため、絶縁膜の下には欠陥は生じない。
【0035】
【実施例】
以下、この発明の実施例を図について説明する。
【0036】
実施例1
図1は、この発明の一実施例に係る半導体装置の断面図である。
【0037】
当該半導体装置は、P型半導体基板1を備える。半導体基板1は、たとえばシリコン半導体基板である。半導体基板1の表面中には、その端部が活性領域3を取囲むことにより、該活性領域3を他の活性領域から分離するフィールド酸化膜2が設けられている。活性領域3の表面には活性層4が設けられている。活性層4から空乏層20が広がっている。活性層4を覆うように、半導体基板1の上に層間絶縁膜6が設けられている。層間絶縁膜6中に、活性層4の表面を露出させるためのコンタクトホール7が設けられている。活性層4の表面に電気的に接続されるようにコンタクトホール7内に、ダイナミックランダムアクセスメモリのストレージノード8が埋込まれている。本実施例において、フィールド酸化膜2の端部は、半導体基板1の表面に対して垂直な面2eを有している。フィールド酸化膜2の端部の垂直な面2eは、後述するように、フィールド酸化膜2の端部を、半導体基板1の表面に対して垂直な方向からエッチング除去することによって得られる。このエッチングにより、フィールド酸化膜2の端部の直下に存在していた欠陥21の多くが除去される。したがって、リーク電流を増大させる欠陥の数が減少するため、リーク電流が少なくなり、ひいては、情報の保持時間が増大したダイナミックランダムアクセスメモリが得られる。
【0038】
実施例2
図2は、実施例2に係る半導体装置の断面図である。実施例2は、以下の点を除いて、実施例1と同様であるので、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明を繰返さない。フィールド酸化膜2は、一般に、膜厚がほぼ一定にされた本体領域16と、活性領域3に向かう方向に膜厚が順次減少するバーズビーク領域15に区分される。本実施例では、フィールド酸化膜の端部の垂直面2eは、本体領域16内にまで後退して形成されている。このような構造は、図2と図57と図58を参照して、コンタクトホール7を形成するとき、マスク14の端部13の位置まで層間絶縁膜6をエッチングすることによって形成される。フィールド酸化膜2を、マスク14の端部の位置まで削ることによって、同時に、フィールド酸化膜の端部の直下に存在していた欠陥の多くが取除かれる。したがって、リーク電流を増大させる欠陥の数が減少するため、リーク電流が少なくなり、ひいては、情報の保持時間が増大したダイナミックランダムアクセスメモリが得られる。
【0039】
なお、上記垂直な面2eは、完全に垂直でなくても良く、若干の傾斜を有する場合、すなわち、垂直に近い面を含む。エッチング手法によっては、若干の傾斜を有することがあるからである。
【0040】
実施例3
図3は、実施例3に係る半導体装置の断面図である。
【0041】
実施例3は、以下の点を除いて、実施例2と同様であるので、同一または相当する部分には、同一の参照番号を付し、その説明を繰返さない。
【0042】
実施例3においても、実施例2と同様に、フィールド酸化膜2の端部の垂直面2eは、フィールド酸化膜2の本体領域16内にまで後退して形成されている。
【0043】
実施例2では、コンタクトホールの径を拡大することによって、同様の構造を得た。しかし実施例3では、図57と図58を参照して、マスク14の領域を、コンタクトホール7の領域よりも小さくすることによって、このような構造を得ている。実施例3においても、酸化膜のエッチングと同時に欠陥のほとんどが取除かれる。したがって、リーク電流を増大させる欠陥の数を減少させられるため、情報の保持時間を増大させることができる。
【0044】
実施例4
図4は、実施例4に係る半導体装置のレイアウト図である。図中、輪郭13は、図57のマスク14の端部13を表わしている。輪郭17は、図58を参照して、レジスト18の開口部17を表わしている。輪郭23は、図4と図57(c)を参照して、活性領域3の輪郭を表わしている。
【0045】
図4と図57(c)を参照して、フィールド酸化膜2は、膜厚がほぼ一定にされた本体領域16と、活性領域3に向かう方向に膜厚が順次減少するバーズビーク領域15とに区分される。実施例4では、フィールド酸化膜2の端部の垂直面2eは、バーズビーク領域15内にまで後退して形成されている。フィールド酸化膜2の端部の垂直面2eは、活性領域3の周囲に沿って連続的に形成されている。このような構造は、フィールド酸化膜2の端部を、活性領域3の周囲に沿って、半導体基板の表面に対して垂直な方向からエッチングすることによって形成される。このエッチングによって、リーク電流を増大させる欠陥の数を減少させられるため、情報の保持時間を増大させることができる。
【0046】
実施例5
図5は、実施例5に係る半導体装置のレイアウト図である。実施例5に係る半導体装置は、以下の点を除いて、実施例4に係る半導体装置と同様であるので、同一または相当する部分には、同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。
【0047】
実施例5では、フィールド酸化膜2の端部の垂直面2eは、フィールド酸化膜2の本体領域16内にまで後退して形成されている。本実施例においても、フィールド酸化膜2の端部の垂直面2eは、活性領域3の周囲に沿って連続的に形成されている。フィールド酸化膜2の端部をエッチング除去すると同時に、欠陥のほとんどが除去される。したがって、リーク電流を増大させる欠陥の数を減少させられるため、情報の保持時間を増大させることができる。
【0048】
実施例6
図6は、実施例6に係る半導体装置のレイアウト図である。実施例6に係る半導体装置は、以下の点を除いて、実施例5に係る半導体装置と同様であるので、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明を繰返さない。
【0049】
通常、活性領域3は、その平面形状において、図のように、1対の長辺25,25と、該1対の長辺25,25の端部を結ぶ円弧の辺26とによって囲まれる。本実施例においては、図6と図58を参照して、レジストマスク18の開口部17は、円弧の辺26がその中に含まれるように形成される。このようなレジストマスク18を用いてフィールド酸化膜の端部をエッチングすると、フィールド酸化膜2の端部の垂直面2eは、円弧の辺26を取囲むように形成される。フィールド酸化膜2の端部のエッチングと同時に、端部の直下に存在していた欠陥の多くも取除かれる。したがって、リーク電流を増大させる欠陥の数を減少させられるため、情報の保持時間を増大させることができる。
【0050】
実施例7
図7は、実施例7に係る半導体装置のレイアウト図である。実施例7に係る半導体装置は、以下の点を除いて、実施例4に係る半導体装置と同様であるので、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明を繰返さない。
【0051】
図7を参照して、活性領域3は、その平面形状において、1対の長辺25,25と、該1対の長辺25,25の端部を結ぶ短辺27によって囲まれている。フィールド酸化膜2の端部の垂直面2eは、活性領域3の長辺25の側にのみ形成されている。また、フィールド酸化膜2の端部の垂直面2eは、バーズビーク領域15内にまで後退して形成されている。フィールド酸化膜2の端部の垂直面2eを形成するための、フィールド酸化膜2の端部のエッチングと同時に、フィールド酸化膜の端部の直下に存在していた欠陥のほとんどが取除かれる。したがって、リーク電流を増大させる欠陥の数を減少させられるため、情報の保持時間を増大させることができる。
【0052】
実施例8
図8は、実施例8に係る半導体装置のレイアウト図である。実施例8に係る半導体装置は、以下の点を除いて、実施例7に係る半導体装置と同様であるので、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明を繰返さない。
【0053】
フィールド酸化膜2の端部の垂直面2eは、活性領域3の長辺25,25の側にのみ形成されている。またフィールド酸化膜2の端部の垂直面2eは、フィールド酸化膜2の本体領域16内にまで後退して形成されている。フィールド酸化膜2の端部の垂直面2eを形成するための、フィールド酸化膜の端部のエッチングと同時に、フィールド酸化膜の端部の直下に存在していた欠陥の多くが取除かれる。したがって、リーク電流を増大させる欠陥の数を減少させられるため、情報の保持時間を増大させることができる。
【0054】
実施例9
図9は、実施例9に係る半導体装置のレイアウト図である。実施例9に係る半導体装置は、以下の点を除いて、実施例7に係る半導体装置と同様であるので、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明を繰返さない。
【0055】
活性領域3は、その平面形状において1対の長辺25,25と、該1対の長辺25,25の端部を結ぶ短辺27によって囲まれている。フィールド酸化膜2の端部の垂直面eは、活性領域3の短辺27側にのみ形成されている。また、フィールド酸化膜2の端部の垂直面2eは、フィールド酸化膜のバーズビーク領域15内にまで後退して形成されている。フィールド酸化膜2の端部の垂直面2eを形成するための、フィールド酸化膜の端部のエッチングと同時に、フィールド酸化膜の端部の直下に存在していた欠陥の多くも取除かれる。したがって、リーク電流を増大させる欠陥の数を減少させられるため、情報の保持時間を増大させることができる。
【0056】
実施例10
図10は、実施例10に係る半導体装置のレイアウト図である。実施例10に係る半導体装置は、以下の点を除いて、実施例9に係る半導体装置と同様であるので、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明を繰返さない。
【0057】
実施例10においては、フィールド酸化膜2の端部の垂直面2eは、活性領域3の短辺27側にのみ形成されている。フィールド酸化膜2の端部の垂直面2eは、フィールド酸化膜2の本体領域16内にまで後退して形成されている。フィールド酸化膜2の端部の垂直面2eの形成時に、フィールド酸化膜2の端部の直下に存在していた欠陥の多くが同時に除去される。
【0058】
実施例11
図11は、実施例11に係る半導体装置のレイアウト図である。実施例11に係る半導体装置は、次の点を除いて、実施例4に係る半導体装置と同様であるので、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明を繰返さない。
【0059】
本実施例では、図11と図57を参照して、活性領域3を形成するためのマスク14を、実施例4に比べて小さくしている点である。すなわち、輪郭13が、実施例4の場合と比べて小さい。このような実施例でも、実施例4に係る半導体装置と同様の効果を奏する。
【0060】
実施例12
図12は、実施例12に係る半導体装置のレイアウト図である。実施例12に係る半導体装置は、実施例5に係る半導体装置と次の点を除いて同一であるので、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明を繰返さない。
【0061】
実施例12の半導体装置においては、活性領域3の大きさが、実施例5に係る装置に比べて小さくされている点である。このような構成であっても、実施例5と同様の効果を奏する。
【0062】
実施例13
図13は、実施例13に係る半導体装置のレイアウト図である。実施例13に係る半導体装置は、次の点を除いて、実施例7に係る半導体装置と同一であるので、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明を繰返さない。
【0063】
実施例13に係る半導体装置が実施例7に係る半導体装置と異なる点は、活性領域3の短辺27を、小さくしている点である。このような実施例でも実施例7に係る半導体装置と同様の効果を奏する。
【0064】
実施例14
図14は、実施例14に係る半導体装置のレイアウト図である。実施例14に係る半導体装置は、次の点を除いて、実施例8に係る半導体装置と同様であるので、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明を繰返さない。
【0065】
実施例14に係る装置においては、活性領域3の短辺27が、実施例8に比べて、縮小されている。このような実施例であっても、実施例8に係る半導体装置と同様の効果を奏する。
【0066】
実施例15
図15は、実施例15に係る半導体装置のレイアウト図である。実施例15に係る半導体装置は、次の点を除いて、実施例9に係る半導体装置と同様であるので、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明を繰返さない。
【0067】
実施例15に係る半導体装置が実施例9に係る半導体装置と異なる点は、活性領域3の長辺25の長さが縮小されている点である。このような実施例であっても、実施例9に係る半導体装置と同様の効果を奏する。
【0068】
実施例16
図16は、実施例16に係る半導体装置のレイアウト図である。実施例16に係る半導体装置は、次の点を除いて、実施例10に係る半導体装置と同様であるので、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明を繰返さない。
【0069】
実施例16に係る半導体装置においては、実施例10に係る半導体装置に比べて、活性領域3の長辺25を縮小している。このような実施例であっても、実施例10に係る半導体装置と同様の効果を奏する。
【0070】
実施例17
図17は、実施例17に係る半導体装置のレイアウト図である。本実施例においては、活性領域3が非常に小さくされている。活性領域3の端部は三角形である。フィールド酸化膜2の端部の垂直面2eは、活性領域3を囲んでいる。垂直面2eを形成するために、フィールド酸化膜2の端部をエッチング除去する。フィールド酸化膜2の端部のエッチングと同時に、フィールド酸化膜の端部の直下に存在していた欠陥の多くも除去される。したがって、リーク電流を増大させる欠陥の数を減少させられるため、情報の保持時間を増大させることができる。
【0071】
実施例18
図18は、実施例18に係る半導体装置の断面図である。実施例18に係る半導体装置は、半導体基板1を備える。半導体基板1の上に、その端部で活性領域3を取囲み、該活性領域3を他の活性領域から分離するためのフィールド酸化膜2が設けられている。活性領域3の表面中に、活性層4が設けられている。活性層4を覆うように半導体基板1の上に層間絶縁膜6が設けられている。層間絶縁膜6中に活性層4の表面を露出させるためのコンタクトホール7が設けられている。活性層4に接触するように、コンタクトホール7内にストレージノード8が埋込まれている。活性層4は、フィールド酸化膜2の端部と接触しないように、フィールド酸化膜2の端部から離されて形成されている。本実施例によれば、フィールド酸化膜2の端部に欠陥21が存在しても、活性層4が欠陥21から離されて形成されているので、リーク電流は生じない。ひいては情報の保持時間を増大させることができる。
【0072】
実施例19
図19は、実施例19に係る半導体装置の断面図である。当該半導体装置は、半導体基板1を備える。半導体基板1の表面中であって、活性領域3以外の部分に凹部28が設けられている。凹部28内に、活性領域3を他の活性領域から分離するための、化学気相成長法によって形成された絶縁膜29が埋込まれている。活性領域3の上にゲート電極5が設けられている。活性領域3の表面中であって、ゲート電極5の両側に活性層4が設けられている。ゲート電極5を覆うように、半導体基板1の上に層間絶縁膜6が設けられている。層間絶縁膜6中に、活性層4の表面を露出させるためのコンタクトホール7が設けられている。活性層4に接続されるように、コンタクトホール7内にストレージノード8が埋込まれている。本実施例によれば、絶縁膜29は、化学気相成長法によって形成されるので、絶縁膜29の直下には欠陥は生じない。したがって、リーク電流は発生せず、ひいては情報の保持時間を増大させることができる。
【0073】
実施例20
図20〜図28は、本実施例20に係る半導体装置の製造方法の順序の各工程における半導体装置の断面図である。
【0074】
図20を参照して、シリコン基板等の半導体基板1の上であって、活性領域となる部分の上に窒化膜30を形成する。
【0075】
図21を参照して、窒化膜30をマスクにして、シリコン基板1の表面を熱酸化することによって、フィールド酸化膜2を形成する。このとき、フィールド酸化膜2は、窒化膜30の端部30eを超えて、活性領域側にはみ出るように形成される。以下、はみ出した部分をバーズビーク部分22という。バーズビーク部分22の直下には、多くの欠陥21が形成される。図21と図22を参照して、窒化膜30を除去する。
【0076】
図23を参照して、シリコン基板1の上にゲート絶縁膜のもとになる酸化膜31と、ゲート電極のもとになる導電体層32を形成する。酸化膜31と導電体層32をパターニングし、それによって、ゲート絶縁膜33とゲート電極5を形成する。活性領域の表面に活性層34を形成する。
【0077】
図25を参照して、ゲート電極5を覆うように、シリコン基板1の上に層間絶縁膜6を堆積する。
【0078】
図26を参照して、層間絶縁膜6中に、活性領域の表面の一部を露出させるためのコンタクトホール7を形成する。コンタクトホール7の形成と同時に、フィールド酸化膜2の端部をエッチング除去する。このとき、フィールド酸化膜2の端部の垂直面2eが形成される。このとき、フィールド酸化膜の端部の直下に存在していた欠陥21も除去される。コンタクトホール7から不純物イオンを活性領域の表面に注入することによって、活性層4を形成する。コンタクトホール7中に、活性層4の表面に接触するように、ストレージノード8を埋込む。ストレージノード8の表面を誘電体膜9で被覆する。誘電体膜9を介在させて、ストレージノード8の上にセルプレート電極10を形成する。セルプレート電極10を覆うように、シリコン基板1の上に層間絶縁膜35を形成する。層間絶縁膜35および層間絶縁膜6中に、活性層34の表面を露出させるためのコンタクトホール36を形成する。コンタクトホール36内に、活性層34に接続されるビット線37を埋込む。
【0079】
実施例21
図29〜図37は、実施例21に係る半導体装置の製造方法の順序の各工程における半導体装置の断面図である。
【0080】
図29を参照して、シリコン基板1の上であって、活性領域3となる部分の上に窒化膜30を形成する。
【0081】
図30を参照して、窒化膜30をマスクにして、シリコン基板1の表面を熱酸化することによって、フィールド酸化膜2を形成する。このとき、フィールド酸化膜2は、窒化膜30の端部30eを超えて、活性領域3側にはみ出るように形成される。バーズビーク部分22の直下には、多くの欠陥21が形成される。
【0082】
図30と図31を参照して、窒化膜30を除去する。
図32を参照して、シリコン基板1の上に平坦化のための層間絶縁膜38を形成する。活性領域3とフィールド酸化膜2のバーズビーク部分22以外の部分をレジストマスク18で覆う。
【0083】
図33を参照して、レジストマスク18を用いて、層間絶縁膜30と、フィールド酸化膜2のバーズビーク部分22をエッチング除去する。このとき、フィールド酸化膜2のバーズビーク部分22の直下に形成されていた欠陥21が除去される。
【0084】
図33と図34を参照して、レジストマスク18を除去する。
図35を参照して、シリコン基板1の上に、ゲート絶縁膜のもとになる酸化膜31と、ゲート電極のもとになる導電体層32を形成する。酸化膜31と導電体層32をパターニングし、それによってゲート絶縁膜33とゲート電極5を形成する。酸化膜31と導電体層32のパターニングのためのエッチングによって、活性領域3の表面中の欠陥が、さらに除去される。
【0085】
ゲート電極5を覆うように、シリコン基板1の上に層間絶縁膜6を形成する。層間絶縁膜6中にコンタクトホール7を形成する。コンタクトホール7を通して、活性領域の表面に不純物イオンを注入することによって、活性層4を形成する。コンタクトホール7中に、活性層4の表面に接触するように、ストレージノード8を埋込む。
【0086】
実施例22
図38〜図45は、実施例12に係る半導体装置の製造方法の順序の各工程における半導体装置の断面図である。
【0087】
図38を参照して、シリコン基板1の上であって、活性領域3となる部分の上に窒化膜30を形成する。
【0088】
図39を参照して、窒化膜30をマスクにして、シリコン基板1の表面を熱酸化することによって、フィールド酸化膜2を形成する。このとき、フィールド酸化膜2は、窒化膜30の端部30eを超えて、活性領域3側にはみ出るように形成される。
【0089】
図39と図40を参照して、窒化膜30を除去する。
図40と図41とを参照して、フィールド酸化膜2をすべて除去する。これによって、シリコン基板1の表面中であって、活性領域3以外の部分に凹部39を形成する。
【0090】
図42を参照して、凹部39に埋込まれるようにシリコン基板1の上に低ストレスの酸化膜40を形成する。図42と図43を参照して低ストレスの酸化膜40の表面をエッチングし、活性領域3を露出させる。
【0091】
図44を参照して、活性領域3の上にゲート絶縁膜33とゲート電極5を形成する。活性領域3の表面中であってゲート電極5の両側に、活性層4を形成する。
【0092】
図45を参照して、ゲート電極5を覆うように、シリコン基板1の上に層間絶縁膜6を形成する。層間絶縁膜6中に活性層4の表面を露出させるためのコンタクトホール7を形成する。活性層4に接続されるように、コンタクトホール7内にストレージノード8を埋込む。
【0093】
本実施例においては、活性領域3を他の活性領域から分離するための絶縁膜を、低ストレスの酸化膜40で形成するので、酸化膜40の直下には欠陥は生じない。
【0094】
実施例23
図46〜図51は、実施例23に係る半導体装置の製造方法の順序の各工程における半導体装置の断面図である。
【0095】
図46を参照して、シリコン基板1の上であって、活性領域3となる部分の上に窒化膜30を形成する。
【0096】
図47を参照して、窒化膜30をマスクにして、分離領域にあたる部分をエッチングし、凹部42を形成する。
【0097】
図47と図48を参照して、窒化膜30を除去する。
図49を参照して、凹部42に埋込まれるようにシリコン基板1の上に低ストレスの酸化膜40を堆積する。
【0098】
図49と図50を参照して、酸化膜40の表面をエッチングし、活性領域3の表面を露出させる。
図51を参照して、活性領域3の上に、ゲート絶縁膜33とゲート電極5を形成する。活性領域3の表面中であって、ゲート電極5の両側に活性層4を形成する。ゲート電極5を覆うように、シリコン基板1の上に層間絶縁膜6を形成する。層間絶縁膜6中に活性層4の表面を露出させるためのコンタクトホール7を形成する。コンタクトホール7中に活性層4に接続されるストレージノード8を埋込む。
【0099】
本実施例によれば、活性領域3を他の活性領域から分離するための絶縁膜を、低ストレスの酸化膜40で形成するので、絶縁膜の直下には欠陥は生じない。
【0100】
【発明の効果】
本発明の第1の局面に従う半導体装置によれば、フィールド酸化膜の端部が、半導体基板の表面に対して垂直な面を有している。このような構造は、フィールド酸化膜の端部を、半導体基板の表面に対して垂直な方向からエッチング除去することによって得られる。このエッチングにより、フィールド酸化膜の端部が除去されると同時に、フィールド酸化膜の端部の直下に存在していた欠陥の多くが除去される。その結果、リーク電流を増大させる欠陥の数が減少するため、リーク電流が少なくなるという効果を奏する。
【0101】
本発明の第2の局面に従う半導体装置によれば、活性層が、フィールド酸化膜の端部と接触しないように、フィールド酸化膜の端部から離されて形成されているので、活性層はフィールド酸化膜の端部の直下に存在している欠陥と接触しない。その結果、リーク電流が少なくなるという効果を奏する。
【0102】
本発明の第3の局面に従う半導体装置によれば、活性領域を他の活性領域から分離するための絶縁膜を、化学気相成長法により形成しているので、基板に対して与えられるストレスが少なくなる。そのため、絶縁膜の直下には欠陥が生じない。ひいては、リーク電流の少ない半導体装置が得られる。
【0103】
本発明の第4の局面に従う半導体装置の製造方法によれば、層間絶縁膜中にコンタクトホールを形成するときに、フィールド酸化膜の端部も同時にエッチング除去する。フィールド酸化膜の端部のエッチング除去時に、フィールド酸化膜の端部の直下に存在していた欠陥の多くが除去される。その結果、リーク電流の少ない半導体装置が得られるという効果を奏する。
【0104】
本発明の第5の局面に従う半導体装置の製造方法によれば、フィールド酸化膜の端部をエッチング除去するときに、フィールド酸化膜の端部の直下に存在していた欠陥の多くが同時に除去される。その結果、リーク電流の少ない半導体装置が得られるという効果を奏する。
【0105】
本発明の第6の局面に従う半導体装置の製造方法によれば、活性領域以外の部分に凹部を形成し、この凹部内に絶縁膜を埋込む。活性領域は、凹部内に埋込まれた絶縁膜によって、他の活性領域から分離される。絶縁膜を凹部内に埋込むとき、半導体基板にはストレスが与えられないため、絶縁膜の下には欠陥は生じない。その結果、リーク電流の少ない半導体装置が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る半導体装置の断面図である。
【図2】実施例2に係る半導体装置の断面図である。
【図3】実施例3に係る半導体装置の断面図である。
【図4】実施例4に係る半導体装置のレイアウト図である。
【図5】実施例5に係る半導体装置のレイアウト図である。
【図6】実施例6に係る半導体装置のレイアウト図である。
【図7】実施例7に係る半導体装置のレイアウト図である。
【図8】実施例8に係る半導体装置のレイアウト図である。
【図9】実施例9に係る半導体装置のレイアウト図である。
【図10】実施例10に係る半導体装置のレイアウト図である。
【図11】実施例11に係る半導体装置のレイアウト図である。
【図12】実施例12に係る半導体装置のレイアウト図である。
【図13】実施例13に係る半導体装置のレイアウト図である。
【図14】実施例14に係る半導体装置のレイアウト図である。
【図15】実施例15に係る半導体装置のレイアウト図である。
【図16】実施例16に係る半導体装置のレイアウト図である。
【図17】実施例17に係る半導体装置のレイアウト図である。
【図18】実施例18に係る半導体装置の断面図である。
【図19】実施例19に係る半導体装置の断面図である。
【図20】実施例20に係る半導体装置の製造方法の順序の第1の工程における半導体装置の断面図である。
【図21】実施例20に係る半導体装置の製造方法の順序の第2の工程における半導体装置の断面図である。
【図22】実施例20に係る半導体装置の製造方法の順序の第3の工程における半導体装置の断面図である。
【図23】実施例20に係る半導体装置の製造方法の順序の第4の工程における半導体装置の断面図である。
【図24】実施例20に係る半導体装置の製造方法の順序の第5の工程における半導体装置の断面図である。
【図25】実施例20に係る半導体装置の製造方法の順序の第6の工程における半導体装置の断面図である。
【図26】実施例20に係る半導体装置の製造方法の順序の第7の工程における半導体装置の断面図である。
【図27】実施例20に係る半導体装置の製造方法の順序の第8の工程における半導体装置の断面図である。
【図28】実施例20に係る半導体装置の製造方法の順序の第9の工程における半導体装置の断面図である。
【図29】実施例21に係る半導体装置の製造方法の順序の第1の工程における半導体装置の断面図である。
【図30】実施例21に係る半導体装置の製造方法の順序の第2の工程における半導体装置の断面図である。
【図31】実施例21に係る半導体装置の製造方法の順序の第3の工程における半導体装置の断面図である。
【図32】実施例21に係る半導体装置の製造方法の順序の第4の工程における半導体装置の断面図である。
【図33】実施例21に係る半導体装置の製造方法の順序の第5の工程における半導体装置の断面図である。
【図34】実施例21に係る半導体装置の製造方法の順序の第6の工程における半導体装置の断面図である。
【図35】実施例21に係る半導体装置の製造方法の順序の第7の工程における半導体装置の断面図である。
【図36】実施例21に係る半導体装置の製造方法の順序の第8の工程における半導体装置の断面図である。
【図37】実施例21に係る半導体装置の製造方法の順序の第9の工程における半導体装置の断面図である。
【図38】実施例22に係る半導体装置の製造方法の順序の第1の工程における半導体装置の断面図である。
【図39】実施例22に係る半導体装置の製造方法の順序の第2の工程における半導体装置の断面図である。
【図40】実施例22に係る半導体装置の製造方法の順序の第3の工程における半導体装置の断面図である。
【図41】実施例22に係る半導体装置の製造方法の順序の第4の工程における半導体装置の断面図である。
【図42】実施例22に係る半導体装置の製造方法の順序の第5の工程における半導体装置の断面図である。
【図43】実施例22に係る半導体装置の製造方法の順序の第6の工程における半導体装置の断面図である。
【図44】実施例22に係る半導体装置の製造方法の順序の第7の工程における半導体装置の断面図である。
【図45】実施例22に係る半導体装置の製造方法の順序の第8の工程における半導体装置の断面図である。
【図46】実施例23に係る半導体装置の製造方法の順序の第1の工程における半導体装置の断面図である。
【図47】実施例23に係る半導体装置の製造方法の順序の第2の工程における半導体装置の断面図である。
【図48】実施例23に係る半導体装置の製造方法の順序の第3の工程における半導体装置の断面図である。
【図49】実施例23に係る半導体装置の製造方法の順序の第4の工程における半導体装置の断面図である。
【図50】実施例23に係る半導体装置の製造方法の順序の第5の工程における半導体装置の断面図である。
【図51】実施例23に係る半導体装置の製造方法の順序の第6の工程における半導体装置の断面図である。
【図52】従来のDRAMのアレイ構成の図である。
【図53】従来のDRAMのアレイ動作の波形の図である。
【図54】従来のDRAMの断面図である。
【図55】従来のDRAMのレイアウト図である。
【図56】図5におけるA−A線と同一方向に沿って切ったときの、DRAMの断面図である。
【図57】従来のフィールド酸化膜の形成方法を示す図である。
【図58】従来のコンタクトホールの形成方法を示す図である。
【符号の説明】
1 半導体基板
2 フィールド酸化膜
3 活性領域
4 活性層
6 層間絶縁膜
7 コンタクトホール
8 ストレージノード
2e フィールド酸化膜の端部の垂直面

Claims (21)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板の上に設けられ、実質的に厚みが一定の本体領域と活性領域に向かって厚みが減少する傾斜領域とを有し、その端部が前記活性領域を取囲むことにより、前記活性領域を他の活性領域から分離する分離酸化膜と、
    前記活性領域を覆うように前記半導体基板の上に設けられた層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜中に設けられるとともに、前記活性領域の表面の部分を抉るように設けられたコンタクトホールと、
    前記活性領域の表面に電気的に接続されるように前記コンタクトホール内に埋込まれた導電体と、を備え、
    前記分離酸化膜の前記端部は、前記半導体基板の表面に対して実質的に垂直な面を有し
    前記コンタクトホールはMOSトランジスタのゲート電極を挟んで2箇所に設けられ、
    それぞれの前記コンタクトホールにおいて、前記垂直な面は前記コンタクトホールの内壁面と連続している、半導体装置。
  2. 前記分離酸化膜の前記端部は、ロコス酸化膜のバーズビークである、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 主表面を有する半導体基板と、
    前記半導体基板の上に設けられ、実質的に厚みが一定の本体領域と活性領域に向かって厚みが減少する傾斜領域とを有し、前記傾斜領域の端部が前記活性領域を取囲み、前記活性領域を他の活性領域から分離する分離酸化膜と、
    前記主表面の上で第1の方向に延びる第1のゲート電極と、前記第1の方向と交差する第2の方向に沿って位置する一対のソース/ドレイン領域とを有する第1のトランジスタと、
    前記主表面の上で第1の方向に延び、かつ前記第1のゲート電極から離されてる形成された第2のゲート電極と、前記第1の方向と交差する第2の方向に沿って位置する一対のソース/ドレイン領域とを有する第2のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタおよび前記第2のトランジスタを覆う層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜の一部と前記傾斜領域の一部を除去し、前記第1のトランジスタの一対のソース/ドレイン領域の内の一方であって、前記活性領域において、前記第2のトランジスタが位置する側と反対側に位置する部分を抉るように形成された第1のコンタクトホールと、
    前記層間絶縁膜の一部と前記傾斜領域の一部を除去し、前記第2のトランジスタの一対のソース/ドレイン領域の内の一方であって、前記活性領域において、前記第1のトランジスタが位置する側と反対側に位置する部分を抉るように形成された第2のコンタクトホールと、を備え、
    前記第1および前記第2のコンタクトホールの形成によって露出した前記分離酸化膜のそれぞれの端面は前記半導体基板の主表面に対して垂直であり、
    前記第1のコンタクトホールにおいて、前記垂直な面は前記第1のコンタクトホールの内壁面と連続し、前記第2のコンタクトホールにおいて、前記垂直な面は前記第2のコンタクトホールの内壁面と連続している、半導体装置。
  4. 前記第1および第2トランジスタは、それぞれのソース/ドレインの他方を共有している、請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記分離酸化膜の端部の垂直面は前記ソース/ドレイン領域の周辺に沿って連続的に形成されている、請求項に記載の半導体装置。
  6. 前記第1および第2コンタクトホールのそれぞれに、それぞれのソース/ドレインの一方と電気的に接触するように埋め込まれた導電体を備え、
    前記導電体はキャパシタ素子のストレージノードであり、
    前記第1および第2トランジスタは、それぞれのソース/ドレインの他方を共有している、請求項に記載の半導体装置。
  7. 前記分離酸化膜のうち、前記コンタクトホールが形成されている領域では、前記端部の前記垂直な面は前記本体領域にまで後退して形成されている、請求項に記載の半導体装置。
  8. 前記分離酸化膜はロコス酸化膜である、請求項に記載の半導体装置。
  9. 前記コンタクトホールはストレージノードコンタクトホールであり、
    前記導電体は、キャパシタ素子のストレージノードである、請求項1または7に記載の半導体装置。
  10. 前記分離酸化膜の前記端部の前記垂直な面は、前記活性領域の周縁に沿って連続的に形成されている、請求項1またはに記載の半導体装置。
  11. 前記活性領域は、その平面形状において、1対の長辺と、該1対の長辺の端部を結ぶ円弧の辺とによって囲まれており、
    前記分離酸化膜の前記端部の前記垂直な面は、前記円弧の辺を取囲むように設けられている、請求項に記載の半導体装置。
  12. 前記活性領域は、その平面形状において、1対の長辺と、該1対の長辺の端部を結ぶ短辺によって囲まれており、
    前記分離酸化膜の前記端部の前記垂直面は、前記活性領域の前記長辺の側にのみ形成される、請求項に記載の半導体装置。
  13. 前記活性領域は、その平面形状において、1対の長辺と、該1対の長辺の端部を結ぶ短辺によって囲まれており、
    前記分離酸化膜の前記端部の前記垂直面は、前記長辺側の前記傾斜領域を完全に削り取ることによって形成されている、請求項に記載の半導体装置。
  14. 前記活性領域は、その平面形状において、1対の長辺と、該1対の長辺の端部を結ぶ短辺によって囲まれており、
    前記分離酸化膜の前記端部の前記垂直面は、前記長辺側の前記傾斜領域を削り取らず、前記短辺側の傾斜領域を部分的に削り取ることによって形成されている、請求項に記載の半導体装置。
  15. 前記活性領域は、その平面形状において、1対の長辺と、該1対の長辺の端部を結ぶ短辺によって囲まれており、
    前記分離酸化膜の前記端部の前記垂直面は、前記長辺側の前記傾斜領域を削り取らず、前記短辺側の傾斜領域を完全に削り取ることによって形成されている、請求項に記載の半導体装置。
  16. 半導体基板の表面中に、その端部で活性領域を取囲み、該活性領域を他の活性領域から分離するために、基板を酸化することによって実質的に厚みが一定の本体領域と前記活性領域に向かって厚みが減少する傾斜領域を有する分離酸化膜を形成する工程と、
    前記活性領域の上にゲート電極を形成する工程と、
    前記ゲート電極を覆うように前記半導体基板の上に層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記分離酸化膜の前記端部をエッチング除去するように前記層間絶縁膜と前記分離酸化膜を貫通するコンタクトホールを形成する工程と、を備えた、半導体装置の製造方法
  17. 前記分離酸化膜はロコス酸化膜である、請求項16に記載の半導体装置の製造方法
  18. 半導体基板の表面中に、その端部で活性領域を取囲み、該活性領域を他の活性領域から分離するために、基板を酸化することによって実質的に厚みが一定の本体領域と前記活性領域に向かって厚みが減少する傾斜領域を有する分離酸化膜を形成する工程と、
    前記活性領域の上にゲート電極を形成する工程と、
    前記ゲート電極を覆うように前記半導体基板の上に層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記分離酸化膜の前記端部をエッチング除去するように前記層間絶縁膜と前記分離酸化膜を貫通するコンタクトホールを形成し、それによって、該コンタクトホールの底部にお いて、半導体基板の表面を下方向に抉り取る工程と、
    前記コンタクトホールを通じて、前記抉られた部分の下において下方向に突出するように延びる、不純物濃度の高い領域を形成する工程と、を備えた、半導体装置の製造方法
  19. 前記不純物濃度の高い領域は、前記コンタクトホール内に埋め込まれた導電性材料から活性領域へ不純物を拡散させることによって形成される、請求項18に記載の半導体装置の製造方法
  20. 前記コンタクトホールを通じて、DRAMのストレージノードとトランジスタのソース/ドレイン領域が接触している、請求項18に記載の半導体装置の製造方法
  21. 前記不純物濃度の高い領域は、前記コンタクトホール内に埋め込まれた導電性材料から前記活性領域へ不純物を拡散させることによって形成される、請求項20に記載の半導体装置の製造方法
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