JP2015119201A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015119201A
JP2015119201A JP2015031797A JP2015031797A JP2015119201A JP 2015119201 A JP2015119201 A JP 2015119201A JP 2015031797 A JP2015031797 A JP 2015031797A JP 2015031797 A JP2015031797 A JP 2015031797A JP 2015119201 A JP2015119201 A JP 2015119201A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
insulating film
semiconductor
conductive film
conductive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015031797A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5947935B2 (ja
Inventor
磯部 敦生
Atsuo Isobe
敦生 磯部
圭恵 森若
Yoshie Moriwaka
圭恵 森若
荒井 康行
Yasuyuki Arai
康行 荒井
郁子 寺澤
Ikuko Terasawa
郁子 寺澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Original Assignee
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd filed Critical Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Priority to JP2015031797A priority Critical patent/JP5947935B2/ja
Publication of JP2015119201A publication Critical patent/JP2015119201A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5947935B2 publication Critical patent/JP5947935B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier
    • H01L27/12Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier the substrate being other than a semiconductor body, e.g. an insulating body
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
    • H01L21/77Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components or integrated circuits formed in, or on, a common substrate
    • H01L21/78Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components or integrated circuits formed in, or on, a common substrate with subsequent division of the substrate into plural individual devices
    • H01L21/82Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components or integrated circuits formed in, or on, a common substrate with subsequent division of the substrate into plural individual devices to produce devices, e.g. integrated circuits, each consisting of a plurality of components
    • H01L21/84Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components or integrated circuits formed in, or on, a common substrate with subsequent division of the substrate into plural individual devices to produce devices, e.g. integrated circuits, each consisting of a plurality of components the substrate being other than a semiconductor body, e.g. being an insulating body
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B41/00Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
    • H10B41/30Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the memory core region
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B41/00Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
    • H10B41/30Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the memory core region
    • H10B41/35Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the memory core region with a cell select transistor, e.g. NAND
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B69/00Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices

Abstract

【課題】半導体膜のチャネル形成領域の端部の特性がトランジスタの特性へ及ぼす影響を
低減することである。
【解決手段】基板上に半導体膜とゲート絶縁膜と第1の導電膜を順に積層した積層体を形
成し、積層体を除去することによって、島状に設けられた複数の積層体とし、島状に設け
られた積層体を覆うように絶縁膜を形成し、第1の導電膜の表面と高さが概略一致するよ
うに絶縁膜の一部を除去して第1の導電膜の表面を露出させ、第1の導電膜上及び残存し
た第1の絶縁膜上に第2の導電膜を形成し、第2の導電膜上にレジストを形成し、レジス
トをマスクとして、第1の導電膜及び第2の導電膜を選択的に除去する。
【選択図】図7

Description

本発明は、半導体装置及び半導体装置の作製方法に関する。
近年、ガラス等の絶縁表面を有する基板上に薄膜トランジスタ(TFT)を形成し、当
該薄膜トランジスタをスイッチング素子等として利用する半導体装置の作製が盛んに行わ
れている。薄膜トランジスタは、絶縁表面を有する基板上にCVD法、フォトリソグラフ
ィ工程等を用いて島状の半導体膜を形成し、当該島状の半導体膜の一部をチャネル形成領
域として利用するように設けられている。(例えば、特許文献1)
一般的な薄膜トランジスタの模式図を図19に示す。薄膜トランジスタは、基板901
上に下地膜として機能する絶縁膜902を介して島状の半導体膜903を有し、当該島状
の半導体膜903を横断するようにゲート絶縁膜904を介してゲート電極として機能す
る導電膜905が設けられている。また、半導体膜903は、導電膜905と重なる領域
に形成されたチャネル形成領域903aとソース領域又はドレイン領域を形成する不純物
領域903bを有している。また、当該不純物領域903bに電気的に接続されるように
ソース電極又はドレイン電極を形成する導電膜907が設けられている。なお、図19(
B)、(C)は、それぞれ図19(A)におけるC−D間、C−D間の断面構造
を示している。
特開平08−018055
しかしながら、半導体膜を島状に設けた場合、複数の素子同士の分離を行うことができ
るが当該半導体膜の端部に段差が生じるため、半導体膜の端部においてゲート絶縁膜によ
る被覆が十分に行えない問題が生じる。さらに、近年、薄膜トランジスタの低消費電力化
や動作速度の向上を図るため、ゲート絶縁膜の薄膜化が望まれており、ゲート絶縁膜を薄
く設けた際には、半導体膜の端部におけるゲート絶縁膜の被覆不良の問題が顕著になる。
半導体膜の端部におけるゲート絶縁膜の被覆が十分に行えない場合、半導体膜の端部にお
いてゲート電極を形成する導電膜と半導体膜との間でショート等が生じる場合がある。特
に、半導体膜のチャネル形成領域の端部におけるゲート絶縁膜の薄膜化によって、ゲート
電極と半導体膜のチャネル領域の端部におけるリーク電流に起因して薄膜トランジスタの
電気特性が劣化する等の問題が発生する。
また、ゲート絶縁膜の破壊や作製プロセスの処理に起因して半導体膜の端部に固定電荷
がトラップされた場合、半導体膜の中央部と比較して端部におけるチャネル形成領域の特
性が変化し、薄膜トランジスタの電気的特性に影響が生じる等の問題が発生する。
本発明は上記問題を鑑み、半導体膜のチャネル形成領域の端部の特性がトランジスタの
電気特性へ及ぼす影響を低減する半導体装置および当該半導体装置の作製方法の提供を課
題とする。
本発明の半導体装置は、基板上に島状に設けられた半導体膜と、半導体膜の側面に接し
て設けられた絶縁膜と、半導体膜の表面と接して設けられたゲート絶縁膜と、ゲート絶縁
膜上に設けられた第1の導電膜と、第1の導電膜の表面及び絶縁膜の表面と接して設けら
れた第2の導電膜とを有しており、半導体膜の端部の一部と第1の導電膜の端部の一部の
位置が一致するように設けられている。半導体膜の端部の一部と第1の導電膜の端部の一
部の位置が一致するとは、半導体膜の側面と第1の導電膜の側面が少なくともある部分で
概略そろっている状態をいう。また、ここでいう表面とは上面を指している。
また、本発明の半導体装置は、基板上に島状に設けられた半導体膜と、半導体膜の側面
の一部に接して設けられた絶縁膜と、半導体膜の表面と接して設けられたゲート絶縁膜と
、ゲート絶縁膜上に設けられた第1の導電膜と、第1の導電膜の表面及び絶縁膜の表面と
接して設けられた第2の導電膜と、第1の導電膜の側面と第2の導電膜の側面に接して設
けられたサイドウォールとを有しており、半導体膜の端部の一部と第1の導電膜の端部の
一部の位置が一致するように設けられている。また、上記構成において、絶縁膜の端部と
第2の導電膜の端部が一致するように設けてもよい。
また、本発明の半導体装置は、チャネル形成領域と、ソース領域と、ドレイン領域と、
ソース領域及びドレイン領域と異なる導電型を有する不純物領域とを有する半導体膜と、
半導体膜の側面に接して設けられた絶縁膜と、半導体膜の表面と接して設けられたゲート
絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に設けられた第1の導電膜と、第1の導電膜の表面及び絶縁膜
の表面と接して設けられた第2の導電膜とを有しており、チャネル形成領域は、ソース領
域とドレイン領域の間に設けられており、不純物領域は半導体膜の端部であってチャネル
形成領域、ソース領域及びドレイン領域と隣接して設けられており、半導体膜の端部の一
部と第1の導電膜の端部の一部の位置が一致するように設けられている。
また、本発明の半導体装置は、基板上に島状に設けられた半導体膜と、半導体膜の側面
に接して設けられた第1の絶縁膜と、半導体膜の表面と接して設けられたトンネル絶縁膜
と、トンネル絶縁膜上に設けられた電荷蓄積層と、電荷蓄積層の表面及び第1の絶縁膜の
表面と接して設けられた第2の絶縁膜と、第2の絶縁膜上に形成された導電膜とを有して
おり、半導体膜の端部の一部と電荷蓄積層の端部の一部の位置が一致するように設けられ
ている。
また、本発明の半導体装置は、基板上に島状に設けられた半導体膜と、半導体膜の側面
の一部に接して設けられた第1の絶縁膜と、半導体膜の表面と接して設けられたトンネル
絶縁膜と、トンネル絶縁膜上に設けられた電荷蓄積層と、電荷蓄積層の表面及び第1の絶
縁膜の表面と接して設けられた第2の絶縁膜と、第2の絶縁膜上に形成された導電膜と、
電荷蓄積層と第2の絶縁膜と導電膜の側面に接して設けられたサイドウォールとを有して
おり、半導体膜の端部の一部と電荷蓄積層の端部の一部の位置が一致するように設けられ
ている。また、上記構成において、第1の絶縁膜の端部と第2の絶縁膜の端部と導電膜の
端部の位置が一致するように設けてもよい。
本発明の半導体装置の作製方法は、基板上に半導体膜とゲート絶縁膜と第1の導電膜を
順に積層した積層体を形成し、積層体を選択的に除去することによって、島状に設けられ
た複数の積層体とし、島状に設けられた積層体を覆うように絶縁膜を形成し、第1の導電
膜の表面と高さが概略一致するように絶縁膜の一部を除去して第1の導電膜の表面を露出
させ、第1の導電膜上及び残存した絶縁膜上に第2の導電膜を形成し、第2の導電膜上に
レジストを形成し、レジストをマスクとして、第1の導電膜及び第2の導電膜を選択的に
除去する。
また、本発明の半導体装置の作製方法は、基板上に半導体膜とゲート絶縁膜と第1の導
電膜を順に積層した積層体を形成し、積層体を選択的に除去することによって、島状に設
けられた複数の積層体とし、島状に設けられた積層体を覆うように絶縁膜を形成し、第1
の導電膜の表面と高さが概略一致するように絶縁膜の一部を除去して第1の導電膜の表面
を露出させ、第1の導電膜上及び残存した絶縁膜上に第2の導電膜を形成し、第2の導電
膜上にレジストを形成し、レジストをマスクとして、第1の導電膜及び第2の導電膜を選
択的に除去し、第1の導電膜及び第2の導電膜をマスクとして半導体膜に第1の不純物元
素を選択的に導入することによって、半導体膜に第1の不純物領域を形成し、第1の導電
膜及び第2の導電膜の側面に接するようにサイドウォールを形成し、第1の導電膜、第2
の導電膜及びサイドウォールをマスクとして半導体膜に第2の不純物元素を選択的に導入
することによって、半導体膜に第2の不純物領域を形成する。
また、本発明の半導体装置の作製方法は、基板上に半導体膜と第1の絶縁膜と電荷蓄積
層を順に積層した積層体を形成し、積層体を選択的に除去することによって、島状に設け
られた複数の積層体とし、島状に設けられた積層体を覆うように第2絶縁膜を形成し、半
導体膜の表面と高さが概略一致するように第2絶縁膜の一部を除去して電荷蓄積層の表面
を露出させ、電荷蓄積層及び残存した第2の絶縁膜上に第3の絶縁膜を形成し、第3の絶
縁膜上に導電膜を形成し、導電膜上にレジストを形成し、レジストをマスクとして、第1
の絶縁膜、電荷蓄積層、第3の絶縁膜及び導電膜を選択的に除去する。
ゲート電極及びゲート配線として機能する導電膜と重なる島状の半導体膜の端部におい
て、半導体膜の側面に接するように絶縁膜を形成し、導電膜を絶縁膜上に設けることによ
って、半導体膜の端部において導電膜の段切れを防止し、半導体膜のチャネル領域端部の
特性によるトランジスタに及ぼす影響を低減することができる。
本発明の半導体装置の一例を示す図。 本発明の半導体装置の作製方法の一例を示す図。 本発明の半導体装置の作製方法の一例を示す図。 本発明の半導体装置の作製方法の一例を示す図。 本発明の半導体装置の作製方法の一例を示す図。 本発明の半導体装置の作製方法の一例を示す図。 本発明の半導体装置の一例を示す図。 本発明の半導体装置の一例を示す図。 本発明の半導体装置に含まれるメモリ部の一例を示す図。 本発明の半導体装置の作製方法の一例を示す図。 本発明の半導体装置の作製方法の一例を示す図。 本発明の半導体装置の作製方法の一例を示す図。 本発明の半導体装置の使用形態の一例を示す図。 本発明の半導体装置の使用形態の一例を示す図。 本発明の半導体装置の一例を示す図。 本発明の半導体装置の使用形態の一例を示す図。 本発明の半導体装置の一例を示す図。 本発明の半導体装置の一例を示す図。 従来の半導体装置の一例を説明する図。 本発明の半導体装置の作製方法の一例を示す図。 本発明の半導体装置の一例を示す図。 本発明の半導体装置に含まれるメモリ部の一例を示す図。 本発明の半導体装置に含まれるメモリ部の一例を示す図。
本発明の実施の形態について、図面を用いて以下に説明する。但し、本発明は以下の説
明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様
々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は以下に示す実
施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、以下に説明する本発明の
構成において、同じものを指す符号は異なる図面間で共通して用いる場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態では、本発明の半導体装置及びその作製方法の一例に関して図面を参照し
て説明する。
まず、本実施の形態で示す半導体装置を図1に示す。図1(A)は本実施の形態で示す
半導体装置の上面図を示し、図1(A)のa−bにおける断面図を図1(B)に、a
−bにおける断面図を図1(C)に示している。
本実施の形態で示す半導体装置は、基板201上に絶縁膜202を介して島状に設けら
れた半導体膜203を含む薄膜トランジスタ200aと、半導体膜213を含む薄膜トラ
ンジスタ200bとを有している。薄膜トランジスタ200aは、半導体膜203上にゲ
ート絶縁膜204を介して形成された第1の導電膜205と第2の導電膜206とを有し
ている。薄膜トランジスタ200bは、半導体膜213上にゲート絶縁膜214を介して
形成された第1の導電膜215と第2の導電膜206とを有している。
また、図1では、薄膜トランジスタ200aにおける半導体膜203は、第1の導電膜
205と重なる領域にチャネル形成領域203aを有し、当該チャネル形成領域203a
と隣接してソース領域又はドレイン領域として機能する第1の不純物領域203bとを有
している。薄膜トランジスタ200bにおける半導体膜213は、第1の導電膜215と
重なる領域にチャネル形成領域213aを有し、当該チャネル形成領域213aと隣接し
てソース領域又はドレイン領域として機能する第1の不純物領域213bとを有している
。なお、ソース領域又はドレイン領域として機能する第1の不純物領域213bは、チャ
ネル形成領域213aを介して離間して設けられている。
また、本実施の形態で示す半導体装置は、薄膜トランジスタ200aと薄膜トランジス
タ200bとの間に絶縁膜207が設けられている。絶縁膜207は、少なくとも半導体
膜203と半導体膜213の側面に接して設けられている。つまり、半導体膜203、半
導体膜213は絶縁膜207に囲まれて設けられている。また、絶縁膜207は、ゲート
絶縁膜204、214の側面の一部及び第1の導電膜205、215の側面の一部と接し
て設けられていてもよい。
また、第2の導電膜206は、第1の導電膜205、215及び絶縁膜207の表面(
上面)と接するように第1の導電膜205、215及び絶縁膜207上に設けられている
。つまり、本実施の形態で示す半導体装置において、ゲート絶縁膜204、214と導電
膜205、215は、側面の一部が絶縁膜207と接する場合があっても、絶縁膜207
上には形成されない。
絶縁膜207は、第1の導電膜205、215と表面の高さが概略一致するように設け
られている。なお、表面の高さが概略一致するとは、絶縁膜207の表面と第1の導電膜
205、215の表面の高さが完全に一致する場合はもちろん、完全に一致しない場合で
あっても含むものとする。第1の導電膜205、215の表面と絶縁膜207の表面との
高さの差が、半導体膜203、ゲート絶縁膜204及び第1の導電膜205の積層構造又
は半導体膜213、ゲート絶縁膜214及び第1の導電膜215の積層構造の高さの値よ
り小さくなるように設けることによって、半導体膜203、213の端部における段差を
緩和することが可能となる。
その結果、ゲート絶縁膜を薄膜化した場合であっても、半導体膜のチャネル形成領域の
端部においてゲート電極とのリーク電流に起因する薄膜トランジスタの電気特性の劣化を
抑制することができる。
また、薄膜トランジスタ200a、200bにおいて、第1の導電膜205、215は
ゲート電極として機能し、第2の導電膜206はゲート電極及びゲート配線として機能す
る。
なお、ゲート電極とは、チャネル領域やLDD(Lightly Doped Dra
in)領域などを形成する半導体と、ゲート絶縁膜を介してオーバーラップしている部分
の導電膜のことを言う。ゲート配線とは、他の薄膜トランジスタとのゲート電極の間の接
続や、ゲート電極と別の配線との接続を行うための配線のことをいう。ただし、ゲート電
極としても機能し、ゲート配線としても機能するような部分も存在する(例えば、本実施
の形態における導電膜206)。そのような領域は、ゲート電極と呼んでも良いし、ゲー
ト配線と呼んでも良い。つまり、ゲート電極とゲート配線とが、明確に区別できないよう
な領域も存在する。例えば、延伸して配置されているゲート配線とオーバーラップしてチ
ャネル領域がある場合、その領域はゲート配線として機能しているが、ゲート電極として
も機能していることになる。よって、そのような領域は、ゲート電極と呼んでも良いし、
ゲート配線と呼んでも良い。
次に、上記図1で示した半導体装置の作製方法の一例に関して図2〜図5を参照して説
明する。なお、図2、図3は、図1(A)のa−bの断面図を示し、図4、図5は、
図1(A)のa−bの断面図を示している。
まず、基板201上に絶縁膜202を介して、半導体膜223、ゲート絶縁膜224及
び第1の導電膜225を積層して形成する(図2(A)、図4(A))。
基板201は、ガラス基板、石英基板、セラミック基板、金属基板(例えばステンレス
基板など)、Si基板等の半導体基板から選択されるものである。他にもプラスチック基
板として、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN
)、ポリエーテルサルフォン(PES)、アクリルなどの基板を選択することもできる。
絶縁膜202は、CVD法やスパッタリング法等を用いて、酸化シリコン、窒化シリコ
ン、酸化窒化シリコン(SiOxNy)(x>y>0)、窒化酸化シリコン(SiNxO
y)(x>y>0)等の絶縁材料を用いて形成する。例えば、絶縁膜202を2層構造と
する場合、第1層目の絶縁膜として窒化酸化シリコン膜を形成し、第2層目の絶縁膜とし
て酸化窒化シリコン膜を形成するとよい。また、第1層目の絶縁膜として窒化シリコン膜
を形成し、第2層目の絶縁膜として酸化シリコン膜を形成してもよい。このように、ブロ
ッキング層として機能する絶縁膜202を形成することによって、基板201からNaな
どのアルカリ金属やアルカリ土類金属が、この上に形成する素子に悪影響を与えることを
防ぐことができる。なお、基板201として石英を用いるような場合には絶縁膜202を
省略してもよい。
半導体膜223は、非晶質半導体膜又は結晶質半導体膜で形成する。結晶性半導体膜は
、絶縁膜202上に形成した非晶質半導体膜を熱処理やレーザー光の照射によって結晶化
させたもの、絶縁膜202上に形成した結晶性半導体膜を非晶質化した後、再結晶化させ
たものなどが含まれる。
レーザー光の照射によって結晶化若しくは再結晶化を行う場合には、レーザー光の光源
としてLD励起の連続発振(CW)レーザー(YVO、第2高調波(波長532nm)
)を用いることができる。特に第2高調波に限定する必要はないが、第2高調波はエネル
ギー効率の点で、さらに高次の高調波より優れている。CWレーザーを半導体膜に照射す
ると、連続的に半導体膜にエネルギーが与えられるため、一旦半導体膜を溶融状態にする
と、溶融状態を継続させることができる。さらに、CWレーザーを走査することによって
半導体膜の固液界面を移動させ、この移動の方向に沿って一方向に長い結晶粒を形成する
ことができる。また、固体レーザーを用いるのは、気体レーザー等と比較して、出力の安
定性が高く、安定した処理が見込まれるためである。なお、CWレーザーに限らず、繰り
返し周波数が10MHz以上のパルスレーザを用いることも可能である。繰り返し周波数
が高いパルスレーザを用いると、半導体膜が溶融してから固化するまでの時間よりもレー
ザーのパルス間隔が短ければ、常に半導体膜を溶融状態にとどめることができ、固液界面
の移動により一方向に長い結晶粒で構成される半導体膜を形成することができる。その他
のCWレーザー及び繰り返し周波数が10MHz以上のパルスレーザを使用することもで
きる。例えば、気体レーザーとしては、Arレーザー、Krレーザー、COレーザー等
がある。固体レーザーとして、YAGレーザー、YLFレーザー、YAlOレーザー、
GdVOレーザー、KGWレーザー、KYWレーザー、アレキサンドライトレーザー、
Ti:サファイアレーザー、Yレーザー、YVOレーザー等がある。YAGレー
ザー、Yレーザー、GdVOレーザー、YVOレーザーなどをセラミックスレ
ーザともいう。金属蒸気レーザーとしてはヘリウムカドミウムレーザ等が挙げられる。ま
た、レーザー発振器において、レーザー光をTEM00(シングル横モード)で発振して
射出すると、被照射面において得られる線状のビームスポットのエネルギー均一性を上げ
ることができるので好ましい。その他にも、パルス発振のエキシマレーザーを用いても良
い。
ゲート絶縁膜224は、酸化シリコン、窒化シリコン、酸化窒化シリコン(SiOxN
y)(x>y>0)、窒化酸化シリコン(SiNxOy)(x>y>0)等を適用する。
このような絶縁膜は、気相成長法やスパッタリング法で形成する。また、半導体膜223
に酸素を含む雰囲気下(例えば、酸素(O)と希ガス(He、Ne、Ar、Kr、Xe
の少なくとも一つを含む)雰囲気下、または酸素と水素(H)と希ガス雰囲気下)また
は窒素を含む雰囲気下(例えば、窒素(N)と希ガス(He、Ne、Ar、Kr、Xe
の少なくとも一つを含む)雰囲気下、または窒素と水素と希ガス雰囲気下またはNH
希ガス雰囲気下)で高密度プラズマ処理を行い半導体膜223の表面を酸化処理または窒
化処理することによって、ゲート絶縁膜224を形成することもできる。
高密度プラズマ処理は、上記ガスの雰囲気中において、電子密度が1×1011cm
以上であり、プラズマの電子温度が1.5eV以下で行う。より詳しくいうと、電子密
度が1×1011cm−3以上1×1013cm−3以下で、プラズマの電子温度が0.
5eV以上1.5eV以下で行う。プラズマの電子密度が高密度であり、基板201上に
形成された被処理物(ここでは、半導体膜223)付近での電子温度が低いため、被処理
物に対するプラズマによる損傷を防止することができる。また、プラズマの電子密度が1
×1011cm−3以上と高密度であるため、プラズマ処理を用いて、被照射物を酸化ま
たは窒化することよって形成される酸化膜または窒化膜は、CVD法やスパッタリング法
等により形成された膜と比較して膜厚等が均一性に優れ、且つ緻密な膜を形成することが
できる。また、プラズマの電子温度が1.5eV以下と低いため、従来のプラズマ処理や
熱酸化法と比較して低温度で酸化または窒化処理を行うことができる。例えば、ガラス基
板の歪点よりも100度以上低い温度でプラズマ処理を行っても十分に酸化または窒化処
理を行うことができる。プラズマを形成するための周波数としては、マイクロ波(2.4
5GHz)等の高周波を用いることができる。高密度プラズマ処理により半導体膜223
の表面を酸化または窒化することによってゲート絶縁膜224を形成することにより、電
子やホールのトラップとなる欠陥準位密度を低減することができる。また、半導体膜22
3の端部においても、ゲート絶縁膜224の段切れ等を低減することができる。
なお、半導体膜223にしきい値等を制御するため、あらかじめ低濃度の不純物元素を
導入しておいてもよい。この場合は、半導体膜223において、後にチャネル形成領域と
なる領域にも不純物元素が導入されることとなる。不純物元素としては、n型を付与する
不純物元素又はp型を付与する不純物元素を用いることができる。n型を示す不純物元素
としては、リン(P)やヒ素(As)等を用いることができる。p型を示す不純物元素と
しては、ボロン(B)やアルミニウム(Al)やガリウム(Ga)等を用いることができ
る。ここでは、不純物元素として、ボロン(B)を5×1015〜5×1017/cm
の濃度で含まれるように半導体膜223の全面にあらかじめ導入する。
第1の導電膜225は、タンタル(Ta)、タングステン(W)、チタン(Ti)、モ
リブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、クロム(Cr)、ニオブ(Nb
)等から選択された元素またはこれらの元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料
の単層又は積層構造で形成することができる。また、リン等の不純物元素をドーピングし
た多結晶珪素に代表される半導体材料により形成することもできる。また、窒化タンタル
、窒化タングステン、窒化モリブデン等で形成してもよい。
次に、半導体膜223、ゲート絶縁膜224及び導電膜225が順に積層されて設けら
れた積層体220を選択的にエッチングして除去することによって、島状の積層体230
a、230bとする(図2(B)、図4(B))。積層体230aは、半導体膜203、
ゲート絶縁膜234及び第1の導電膜235が順に積層された構造を有し、積層体230
bは、半導体膜213、ゲート絶縁膜244及び第1の導電膜245が順に積層された構
造を有している。
次に、積層体230a、230bを覆うように絶縁膜217を形成する(図2(C)、
図4(C))。
絶縁膜217は、CVD法やスパッタリング法等で形成した、酸化シリコン、酸化窒化
シリコン、窒化酸化シリコン、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)などを用いること
ができる。また、スピンコート法や、液滴吐出法、スクリーン印刷法等で形成した、ポリ
イミド、ポリアミド、ポリビニルフェノール、ベンゾシクロブテン、アクリル、エポキシ
等の有機材料、またはシロキサン樹脂等のシロキサン材料、オキサゾール樹脂などからな
る単層または積層構造で設けることができる。なお、シロキサン材料とは、Si−O−S
i結合を含む材料に相当する。シロキサンは、シリコン(Si)と酸素(O)との結合で
骨格構造が構成される。置換基として、少なくとも水素を含む有機基(例えばアルキル基
、芳香族炭化水素)が用いられる。置換基として、フルオロ基を用いることもできる。ま
たは置換基として、少なくとも水素を含む有機基と、フルオロ基とを用いてもよい。オキ
サゾール樹脂は、例えば、感光性ポリベンゾオキサゾール等である。感光性ポリベンゾオ
キサゾールは、誘電率が低く(常温1MHzで誘電率2.9)、耐熱性が高く(示差熱熱
重量同時測定(TG/DTA:Thermogravimetry−Different
ial Thermal Analysis)で昇温5℃/minで熱分解温度550℃
)、吸水率が低い(常温24時間で0.3%)材料である。オキサゾール樹脂は、ポリイ
ミド等の比誘電率(3.2〜3.4程度)と比較すると、比誘電率が低いため(2.9程
度)、寄生容量の発生を抑制し、高速動作を行うことができる。ここでは、絶縁膜217
として、CVD法で形成した酸化シリコン、酸化窒化シリコン(SiOxNy)(x>y
>0)又は窒化酸化シリコン(SiNxOy)(x>y>0)を単層又は積層して形成す
る。また、さらに、ポリイミド、ポリアミド、ポリビニルフェノール、ベンゾシクロブテ
ン、アクリル、エポキシ等の有機材料、シロキサン樹脂等のシロキサン材料、又はオキサ
ゾール樹脂を積層して形成してもよい。
次に、絶縁膜217を選択的に除去することによって一部を残存させ、第1の導電膜2
35、245の表面を露出させる(図2(D)、図4(D))。なお、ここでは、残存し
た絶縁膜217を絶縁膜207として表している。また、絶縁膜217は、第1の導電膜
235、245の表面が露出するように除去し、好ましくは第1の導電膜235、245
の表面と残存した絶縁膜207の表面の高さが一致するように設ける。このように設けた
場合、後に形成される第2の導電膜216が積層体230a、230bを横断する際に、
積層体230a、230bの端部における第2の導電膜216の段切れを抑制することが
できる。
絶縁膜217の除去としては、ドライエッチングやウェットエッチングにより行うこと
ができる。また、絶縁膜217の表面が凹凸である場合には、あらかじめ絶縁膜217の
表面に、スピンコート法等によりレジスト、ポリイミド、ポリアミド、ポリビニルフェノ
ール、ベンゾシクロブテン、アクリル、エポキシ等の有機材料、またはシロキサン樹脂等
のシロキサン材料、オキサゾール樹脂等を形成して表面を平坦にした後にエッチングを行
うことによって、第1の導電膜235、245の表面の高さと絶縁膜207の表面の高さ
をそろえることが可能となる。この場合、絶縁膜217の表面に形成する材料は、用いる
エッチング剤に対して、絶縁膜217とエッチングの選択比が同等の材料を用いることが
好ましい。
また、研削処理、研磨処理、CMP(Chemical Mechanical Po
lishing)等により絶縁膜217の除去を行ってもよい。研削処理は、砥石の粒子
を用いて被処理物の表面(ここでは、絶縁膜217)を削り取り第1の導電膜235、2
45の表面を露出させる。研磨処理は、研磨布紙や研磨砥粒等の研磨材を用いて被処理物
の表面を塑性的平滑作用または摩擦的みがき作用によって削る。
なお、絶縁膜217を除去する際には、第1の導電膜235、245がストッパとして
機能するため、ゲート絶縁膜234、244がエッチングされるのを防ぐことができる。
特に、ゲート絶縁膜234、244と絶縁膜217とを同じ材料で設けた場合には、第1
の導電膜235、245がエッチング等のストッパとして効果的に機能する。
また、絶縁膜217は、第1の導電膜235、245の表面が全面露出するように除去
することが好ましいが、第1の導電膜235、245の表面の少なくとも一部が露出する
ように除去すればよい。少なくとも第1の導電膜235、245の一部が露出していれば
、後に形成される第2の導電膜216と電気的に接続することが可能となるためである。
なお、第1の導電膜235、245の表面と絶縁膜207の表面とを完全に一致させる
ことが好ましいが、第1の導電膜235、245の表面と絶縁膜207の表面との高さの
差が積層体230a、230bの高さの値より小さくなるのであれば、絶縁膜207の表
面の高さを第1の導電膜235、245の表面の高さより低く設けてもよいし、高く設け
てもよい。このように設けた場合であっても、積層体230a、230bの端部における
段差を緩和することが可能となる。
次に、第1の導電膜235、245及び絶縁膜207上に第2の導電膜216を形成す
る(図2(E)、図4(E))。
第2の導電膜216は、タンタル(Ta)、タングステン(W)、チタン(Ti)、モ
リブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、クロム(Cr)、ニオブ(Nb
)等から選択された元素またはこれらの元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料
の単層又は積層構造で形成することができる。また、リン等の不純物元素をドーピングし
た多結晶珪素に代表される半導体材料により形成することもできる。また、第1の導電膜
235、245と第2の導電膜216は、同一の材料で設けてもよいし、異なる材料で設
けてもよい。例えば、第1の導電膜235、245として窒化タンタルを用い、第2の導
電膜216としてタングステンを用いて設けることができる。また、第1の導電膜235
、245としてチタンを用い、第2の導電膜216としてアルミニウムとチタンを順に積
層した構造を用いてもよい。
次に、第2の導電膜216上にレジスト211を選択的に形成し、当該レジスト211
をマスクとして、第1の導電膜235、245の一部、第2の導電膜216の一部を選択
的に除去することによって、第1の導電膜205、215、第2の導電膜206とする(
図3(A)、図5(A))。なお、このときゲート絶縁膜204、214の一部(レジス
ト211に覆われていない部分)も第1の導電膜235、245、第2の導電膜216と
同様に、レジスト211をマスクとして選択的に除去してもよい。
次に、第1の導電膜205、215及び第2の導電膜206をマスクとして、半導体膜
203、213に不純物元素を導入することによって、半導体膜203に不純物領域20
3bを形成し、半導体膜213に不純物領域213bを形成する(図3(B))。不純物
領域203bは、薄膜トランジスタ200aにおいてソース領域又はドレイン領域として
機能し、不純物領域213bは、薄膜トランジスタ200bにおいてソース領域又はドレ
イン領域として機能する。
不純物元素としては、n型を付与する不純物元素又はp型を付与する不純物元素を用い
ることができる。n型を示す不純物元素としては、リン(P)やヒ素(As)等を用いる
ことができる。p型を示す不純物元素としては、ボロン(B)やアルミニウム(Al)や
ガリウム(Ga)等を用いることができる。例えば、半導体膜203にリン(P)を1×
1019〜1×1020/cmの濃度で含まれるように導入することによりn型を示す
不純物領域203bを形成し、半導体膜213にボロン(B)を1×1019〜1×10
20/cmの濃度で含まれるように導入することによりp型を示す不純物領域213b
を形成することができる。
次に、第2の導電膜206、ゲート絶縁膜204、214等を覆うように絶縁膜208
を形成し、当該絶縁膜208上にソース電極又はドレイン電極として機能する導電膜20
9を選択的に形成する(図3(C)、図5(B))。導電膜209は、半導体膜203、
213のソース領域又はドレイン領域として機能する不純物領域203b、213bと電
気的に接続されるように設ける。
絶縁膜208は、CVD法やスパッタリング法等で形成した、酸化シリコン、酸化窒化
シリコン(SiOxNy)(x>y>0)、窒化酸化シリコン(SiNxOy)(x>y
>0)などを用いることができる。また、ポリイミド、ポリアミド、ポリビニルフェノー
ル、ベンゾシクロブテン、アクリル、エポキシ等の有機材料、またはシロキサン樹脂等の
シロキサン材料、オキサゾール樹脂などからなる単層または積層構造で設けることができ
る。ここでは、絶縁膜208として、CVD法で形成した酸化シリコン、酸化窒化シリコ
ン(SiOxNy)(x>y>0)又は窒化酸化シリコン(SiNxOy)(x>y>0
)を単層又は積層して形成する。また、さらに、ポリイミド、ポリアミド、ポリビニルフ
ェノール、ベンゾシクロブテン、アクリル、エポキシ等の有機材料、シロキサン樹脂等の
シロキサン材料、又はオキサゾール樹脂を積層して形成してもよい。
導電膜209は、アルミニウム、タングステン、チタン、タンタル、モリブデン、ニッ
ケル、ネオジウムから選ばれた一種の元素または当該元素を複数含む合金からなる単層構
造または積層構造を用いることができる。例えば、当該元素を複数含む合金からなる導電
膜として、チタンを含有したアルミニウム合金、ネオジウムを含有したアルミニウム合金
などで形成することができる。また、積層構造で設ける場合、例えば、アルミニウム層若
しくは前記したようなアルミニウム合金層を、チタン層で挟んで積層させた構造としても
良い。
以上の工程により、図1に示した半導体装置を作製することができる。なお、図1に示
した半導体装置は、図3(A)において、レジスト211をマスクとしてゲート絶縁膜2
04の一部を除去した場合を示している。
なお、本実施の形態では、トランジスタとして薄膜トランジスタを用いた例を示したが
、これに限られず様々な形態のトランジスタを適用させることが出来る。よって、適用可
能なトランジスタの種類に限定はない。したがって、非晶質シリコンや多結晶シリコンに
代表される非単結晶半導体膜を用いた薄膜トランジスタ(TFT)に限られず、半導体基
板やSOI基板を用いて形成されるトランジスタ、MOS型トランジスタ、接合型トラン
ジスタ、バイポーラトランジスタ、ZnO、a−InGaZnOなどの化合物半導体を用
いたトランジスタ、有機半導体やカーボンナノチューブを用いたトランジスタ、その他の
トランジスタを適用することができる。なお、非単結晶半導体膜には水素またはハロゲン
が含まれていてもよい。
また、トランジスタの構成は、様々な形態をとることができる。特定の構成に限定され
ない。例えば、ゲート本数が2本以上になっているマルチゲート構造を用いてもよい。マ
ルチゲート構造にすることにより、オフ電流の低減や、トランジスタの耐圧の向上による
信頼性の向上や、飽和領域で動作する時に、ドレイン・ソース間電圧が変化しても、ドレ
インとソース間電流があまり変化せず、フラットな特性にすることができる。また、LD
D領域があってもよい。LDD領域を設けることにより、オフ電流の低減や、トランジス
タの耐圧の向上による信頼性の向上や、飽和領域で動作する時に、ドレインとソース間電
圧が変化しても、ドレインとソース間電流があまり変化せず、フラットな特性にすること
ができる。
なお、本実施の形態は、本明細書の他の実施の形態に示す半導体装置の構成と自由に組
み合わせて行うことができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、上記実施の形態と異なる半導体装置及びその作製方法に関して図面
を参照して説明する。具体的には、上記実施の形態で示した半導体装置において、サイド
ウォールを設けた構造に関して説明する。
上記実施の形態で示した薄膜トランジスタに絶縁膜(以下、「サイドウォール」と記す
)を設ける場合の半導体装置の作製方法について図6を参照して説明する。なお、図6は
上述した図1(A)におけるa−bの断面図を示している。
まず、上記図3(A)、図5(A)まで同様に形成した後、第2の導電膜206をマス
クとして、半導体膜203、213に不純物元素を導入し、不純物領域212を形成する
(図6(A))。不純物元素としては、n型を付与する不純物元素又はp型を付与する不
純物元素を用いることができる。n型を示す不純物元素としては、リン(P)やヒ素(A
s)等を用いることができる。p型を示す不純物元素としては、ボロン(B)やアルミニ
ウム(Al)やガリウム(Ga)等を用いることができる。ここでは、半導体膜203、
213にリン(P)を1×1015〜1×1019/cmの濃度で含まれるように導入
することによりn型を示す不純物領域212を形成する。
次に、半導体膜203を覆うようにレジスト221を形成し、半導体膜213に第2の
導電膜206をマスクとして不純物元素を導入することにより不純物領域213bを形成
する(図6(B))。不純物元素としては、図6(A)で導入した不純物元素より高い濃
度のn型を付与する不純物元素又はp型を付与する不純物元素を用いることができる。こ
こでは、半導体膜213にボロン(B)を1×1019〜1×1020/cmの濃度で
含まれるように導入することによって、p型を示す不純物領域213bを形成することが
できる。その結果、半導体膜213に、チャネル形成領域213a、ソース領域又はドレ
イン領域として機能する不純物領域213bが形成される。
次に、第1の導電膜205、215及び第2の導電膜206の側面に接するように絶縁
膜(サイドウォール218)を形成する(図6(C))。
サイドウォール218の作製方法としては、まず、ゲート絶縁膜204、214、第2
の導電膜206を覆うように、プラズマCVD法やスパッタリング法等により、珪素、珪
素の酸化物又は珪素の窒化物の無機材料を含む膜や、有機樹脂等の有機材料を含む膜を単
層又は積層して形成する。次に、絶縁膜を、垂直方向を主体とした異方性エッチングによ
り選択的にエッチングすることによって、第1の導電膜205、215、第2の導電膜2
06の側面に接するサイドウォール218を形成する。なお、サイドウォール218の形
成と同時に、ゲート絶縁膜204、214の一部や絶縁膜207の一部がエッチングされ
て除去される場合がある(図6(C)参照)。ゲート絶縁膜204、214の一部が除去
されることによって、残存するゲート絶縁膜204、214は、第1の導電膜205、2
15及びサイドウォール218の下方に形成される。また、絶縁膜207の一部が除去さ
れることによって、残存する絶縁膜207は、第2の導電膜206の下方及びサイドウォ
ール218の下方に形成される。
次に、半導体膜213を覆うようにレジスト231を形成し、半導体膜203に第2の
導電膜206及びサイドウォール218をマスクとして不純物元素を導入することにより
不純物領域203bを形成する(図6(D))。不純物元素としては、図6(A)で導入
した不純物元素より高い濃度のn型を付与する不純物元素又はp型を付与する不純物元素
を用いることができる。ここでは、半導体膜203にリン(P)を1×1019〜1×1
20/cmの濃度で含まれるように導入することによって、n型を示す不純物領域2
03bを形成することができる。その結果、半導体膜203に、チャネル形成領域203
a、ソース領域又はドレイン領域として機能する不純物領域203b、LDD領域として
機能する不純物領域203cが形成される。
次に、第2の導電膜206、ゲート絶縁膜204、214、サイドウォール218等を
覆うように絶縁膜208を形成し、当該絶縁膜208上にソース電極又はドレイン電極と
して機能する導電膜209を選択的に形成する(図6(E))。導電膜209は、半導体
膜203、213のソース領域又はドレイン領域として機能する不純物領域203b、2
13bと電気的に接続されるように設ける。
以上の工程により、サイドウォールを設けた半導体装置を作製することができる。
なお、本実施の形態では、n型の薄膜トランジスタ200aに含まれる半導体膜203
にLDD領域を形成し、p型の薄膜トランジスタ200bに含まれる半導体膜213にL
DD領域を意図的に設けない構造を示したが、もちろんこれに限られず、半導体膜203
と半導体膜213の両方にLDD領域を形成してもよい。
なお、本実施の形態は、本明細書の他の実施の形態と自由に組み合わせて行うことがで
きる。
(実施の形態3)
本実施の形態では、上記実施の形態と異なる半導体装置及びその作製方法に関して図面
を参照して説明する。具体的には、上記実施の形態で示した半導体装置において、半導体
膜にソース領域又はドレイン領域として機能する不純物領域に隣接して、ソース領域又は
ドレイン領域となる不純物領域と異なる導電型を有する不純物領域を設けた構成に関して
説明する。
本実施の形態で示す半導体装置の一例に関して図7を参照して説明する。図7(A)は
本実施の形態で示す半導体装置の上面図を示し、図7(A)のa−bにおける断面図
を図7(B)に、図7(A)のa−bにおける断面図を図7(C)に示している。
本実施の形態で示す半導体装置は、上述した図1に示す構造において、半導体膜203
、213の端部に不純物領域203d、213dを設けたものである。不純物領域203
d、213dは、ゲート電極及びゲート配線として機能する第2の導電膜206と重なる
半導体膜203、213の端部及び/又はその近傍に設ければよい。また、不純物領域2
03d、213dは、半導体膜203、213においてソース領域又はドレイン領域とし
て機能する不純物領域203b、213bと異なる導電型を有するように設ける。
例えば、半導体膜203において、ソース領域又はドレイン領域として機能する不純物
領域203bをn型の導電型を有するように設けた場合、半導体膜203の端部に設ける
不純物領域203dはp型の導電型を有するように設ける。また、半導体膜213におい
て、ソース領域又はドレイン領域として機能する不純物領域213bをp型の導電型を有
するように設けた場合、半導体膜213の端部に設ける不純物領域213dはn型の導電
型を有するように設ける。この場合、半導体膜203、213のいずれか一方に不純物領
域203d、213dを設けてもよいし、両方に設けてもよい。
なお、第2の導電膜206と重なる半導体膜203、213の端部及び/又はその近傍
とは、半導体膜203、213の端部であって第2の導電膜206と重なる領域及び重な
る領域の近傍、又は半導体膜203、213の端部であって第2の導電膜206と重なる
領域の近傍(第2の導電膜206と重なる領域は含まない)をいう。例えば、半導体膜2
03、213の端部であって第2の導電膜206と重なる領域及び重なる領域の近傍に不
純物領域203d、213dを形成する場合には、第1の導電膜205を形成する前に半
導体膜203、213に不純物元素を導入しておくことが好ましい。一方、半導体膜20
3、213の端部であって第2の導電膜206と重なる領域の近傍に不純物領域203d
、213dを形成する場合には、第2の導電膜206を形成した後に半導体膜203、2
13に不純物元素を導入することができる。
このように、第2の導電膜206と重なる半導体膜203、213の端部に不純物領域
203b、213bと導電型が異なる不純物領域203d、213dを設けることにより
、不純物領域203b、213bと不純物領域203d、213dの隣接する部分はpn
接合により抵抗が高くなる。その結果、第2の導電膜206と重なる半導体膜203、2
13の端部に形成されるチャネル形成領域の特性がトランジスタ全体の特性へ及ぼす影響
を低減することが可能となる。
従来の薄膜トランジスタでは、導電膜と重なる半導体膜の端部において、ゲート絶縁膜
の被覆不良や作製プロセスに伴い、電荷の蓄積される場合がある。半導体膜203、21
3の端部をチャネル形成領域とするトランジスタ151(以下、「エッジトランジスタ1
51」とも記す)と半導体膜203、213の中央部をチャネル形成領域とするトランジ
スタ152(以下、「メイントランジスタ152」とも記す)が並列に接続された一つの
トランジスタとみなすことができる。従って、等価回路は図8(A)に示すようになり、
トランジスタ全体(エッジトランジスタ151+メイントランジスタ152)の特性はメ
イントランジスタ152の特性だけでなく、エッジトランジスタ151の特性も影響する
おそれがある。
一方、本実施の形態で示した構造でも、メイントランジスタ152及びエッジトランジ
スタ151が並列に接続された構造とみなすことができるが、不純物領域203d、21
3dを設けることによって、等価回路は図8(B)に示すようになる。不純物領域203
b、213bと不純物領域203d、213dの間の抵抗が高くなるため、エッジトラン
ジスタ151の特性がトランジスタ全体の特性に及ぼす影響を低減することが可能となる
特に、本発明の半導体装置において、絶縁膜217の形成後に第1の導電膜235、2
45の表面を露出させるために当該絶縁膜217の一部を除去する際に、残存した絶縁膜
207の表面の高さがゲート絶縁膜204、214の表面の高さより低く形成される場合
がある。この場合、その後に形成される第2の導電膜216が第1の導電膜205、21
5、ゲート絶縁膜204、214の側面と接するため、半導体膜203、213と第2の
導電膜216において、ショート等が生じやすくなるおそれがある。このような場合であ
っても、本実施の形態で示した構造とすることによって、半導体膜203、213の端部
におけるショート等の問題を抑制することが可能となる。
なお、本実施の形態は、本明細書の他の実施の形態と自由に組み合わせて行うことがで
きる。例えば、本実施の形態で示した構造に上記実施の形態2に示したサイドウォールを
設けることも可能である。
(実施の形態4)
本実施の形態では、上記実施の形態と異なる半導体装置及びその作製方法に関して図面
を参照して説明する。具体的には、半導体装置において、メモリ部を構成する不揮発性メ
モリ素子と、当該メモリ素子の制御を行うトランジスタ等の素子に関して説明する。
まず、半導体装置に設けられるメモリ部の一例を図9に示す。
図9に示すメモリ部は、制御用トランジスタSと不揮発性メモリ素子Mとを有するメモ
リセルが複数設けられている。図9では、制御用トランジスタS01と不揮発性メモリ素
子M01により一つのメモリセルが形成されている。また、同様に、制御用トランジスタ
S02と不揮発性メモリ素子M02、制御用トランジスタS03と不揮発性メモリ素子M
03、制御用トランジスタS11と不揮発性メモリ素子M11、制御用トランジスタS1
2と不揮発性メモリ素子M12、制御用トランジスタS13と不揮発性メモリ素子M13
とによりそれぞれメモリセルが形成されている。
制御用トランジスタS01のゲート電極はワード線WL1に接続され、ソース又はドレ
インの一方はビット線BL0に接続され、他方は不揮発性メモリ素子M01のソース又は
ドレインに接続されている。また、不揮発性メモリ素子M01のゲート電極はワード線W
L11に接続され、ソース又はドレインの一方は制御用トランジスタS01のソース又は
ドレインに接続され、他方はソース線SL0に接続されている。
また、メモリ部に設ける不揮発性メモリ素子を図22に示すようにNAND型として設
けてもよい。
図22に示すNAND型メモリセルアレイの等価回路において、ビット線BLには、複
数の不揮発性メモリ素子を直列に接続したNANDセルNS1が接続されている。複数の
NANDセルが集まってブロックBLKを構成している。図22で示すブロックBLK1
のワード線は32本である(ワード線WL0〜WL31)。ブロックBLK1の同一行に
位置する不揮発性メモリ素子には、この行に対応するワード線が共通接続されている。
この場合、選択トランジスタS1、S2と不揮発性メモリ素子M0〜M31が直列に接
続されているので、これらを一つのまとまりとして一つの半導体層34で形成しても良い
。それにより不揮発性メモリ素子を繋ぐ配線を省略することが出来るので、集積化を図る
ことができる。また、隣接するNANDセルとの分離を容易に行うことができる。また、
選択トランジスタS1、S2の半導体層36とNANDセルの半導体層38を分離して形
成しても良い。不揮発性メモリ素子M0〜M31の浮遊ゲートから電荷を引き抜く消去動
作を行うときに、そのNANDセルの単位で消去動作を行うことができる。また、一つの
ワード線に共通接続する不揮発性メモリ素子(例えばM30の行)を一つの半導体層40
で形成しても良い。
また、他にも、メモリ部に設ける不揮発性メモリ素子を図23に示すようにAND型と
して設けてもよい。
図23に示すAND型メモリセルアレイの等価回路において、ビット線BLには、複数
の不揮発性メモリ素子を並列に接続したANDセルAS1が接続されている。複数のAN
Dセルが集まってブロックBLKを構成している。図23で示すブロックBLK1のワー
ド線は128本である(ワード線WL0〜WL127)。ブロックBLK1の同一行に位
置する不揮発性メモリ素子には、この行に対応するワード線が共通接続されている。
この場合、選択トランジスタS1、S2と不揮発性メモリ素子M0〜M128が並列に
接続されている。具体的には、主ビット線BLと副ビット線BL’が設けられており、各
々の不揮発性メモリ素子を副ビット線BL’に並列に接続したアレイ構造とすることによ
って、ワード線WLごとに消去が可能となっている。
NAND型の利点としてはメモリセルの微細化が挙げられ、AND型の利点としては多
値技術の導入が容易にできることが挙げられる。もちろん本実施の形態で示すメモリ部に
設ける不揮発性メモリ素子は、NAND型に設けてもよいし、AND型で設けてもよい。
次に、不揮発性メモリ素子と薄膜トランジスタを同時に形成する場合に関して図面を参
照して説明する。なお、図12〜図14は上面図を示し、図10、図11、図20は図1
2〜図14におけるA−B間、C−D間の断面図を示している。また、図21は、図14
におけるE−F間、G−H間の断面図を示している。なお、本実施の形態では、A−B間
における不揮発性メモリ素子の電荷の蓄積を電子で行う場合を示し、C−D間に設けられ
る薄膜トランジスタをnチャネル型とする場合に関して説明を行うが、これに限られるも
のでない。
まず、基板301上に絶縁膜302を介して半導体膜303を形成し、当該半導体膜3
03上に第1の絶縁膜304、電荷蓄積層305を積層させて形成する(図10(A)参
照)。
基板301は、ガラス基板、石英基板、セラミック基板、金属基板(例えばステンレス
基板など)、Si基板等の半導体基板から選択されるものである。他にもプラスチック基
板として、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN
)、ポリエーテルサルフォン(PES)、アクリルなどの基板を選択することもできる。
絶縁膜302は、CVD法やスパッタリング法等を用いて、酸化シリコン、窒化シリコ
ン、酸化窒化シリコン(SiOxNy)(x>y>0)、窒化酸化シリコン(SiNxO
y)(x>y>0)等の絶縁材料を用いて形成する。例えば、絶縁膜302を2層構造と
する場合、第1層目の絶縁膜として窒化酸化シリコン膜を形成し、第2層目の絶縁膜とし
て酸化窒化シリコン膜を形成するとよい。また、第1層目の絶縁膜として窒化シリコン膜
を形成し、第2層目の絶縁膜として酸化シリコン膜を形成してもよい。このように、ブロ
ッキング層として機能する絶縁膜302を形成することによって、基板301からNaな
どのアルカリ金属やアルカリ土類金属が、この上に形成する素子に悪影響を与えることを
防ぐことができる。なお、基板301として石英を用いるような場合には絶縁膜302を
省略してもよい。
半導体膜303は、非晶質半導体膜又は結晶質半導体膜で形成する。結晶性半導体膜は
、絶縁膜302上に形成した非晶質半導体膜を熱処理やレーザー光の照射によって結晶化
させたもの、絶縁膜302上に形成した結晶性半導体膜を非晶質化した後、再結晶化させ
たものなどが含まれる。レーザー光の照射による結晶化は、上記実施の形態1で示したよ
うに行えばよい。
第1の絶縁膜304は、半導体膜303に熱処理又はプラズマ処理等を行うことによっ
て形成することができる。例えば、高密度プラズマ処理により当該半導体膜303に酸化
処理、窒化処理又は酸窒化処理を行うことによって、当該半導体膜303上にそれぞれ酸
化膜、窒化膜又は酸窒化膜となる第1の絶縁膜304を形成する。なお、第1の絶縁膜3
04は、CVD法やスパッタリング法により酸化シリコン、窒化シリコン、酸窒化シリコ
ン、窒化酸化シリコン等で形成してもよいし、CVD法やスパッタリング法で形成したこ
れらの膜に高密度プラズマ処理を行うことにより形成してもよい。
例えば、半導体膜303としてSiを主成分とする材料を用いて高密度プラズマ処理に
より酸化処理又は窒化処理を行った場合、第1の絶縁膜304として酸化シリコン(Si
Ox)膜又は窒化シリコン(SiNx)膜が形成される。また、高密度プラズマ処理によ
り半導体膜303に酸化処理を行った後に、再度高密度プラズマ処理を行うことによって
窒化処理を行ってもよい。この場合、半導体膜303に接して酸化シリコン膜が形成され
、当該酸化シリコン膜の表面又は表面近傍に窒素濃度の高い窒素プラズマ処理層が設けら
れる。
ここでは、第1の絶縁膜304を1〜10nm、好ましくは1〜5nmで形成する。例
えば、高密度プラズマ処理により半導体膜303に酸化処理を行い当該半導体膜303の
表面に概略3nmの酸化シリコン膜を形成した後、高密度プラズマ処理により窒化処理を
行い酸化シリコン膜の表面又は表面近傍に窒素プラズマ処理層を形成する。半導体膜30
3に酸素雰囲気下及び窒素雰囲気下で順に高密度プラズマ処理を行うことによって、第1
の絶縁膜304として、概略3nmの酸化シリコン層であって表面から0.25〜0.7
5nmの深さに窒素を20〜50原子%の割合で含有させた構造とすることができる。な
お、窒素プラズマ処理層には、酸素と窒素を含有したシリコン(酸窒化シリコン)が含ま
れている。
また、このとき、高密度プラズマ処理による酸化処理と窒化処理は大気に一度も曝され
ることなく連続して行うことが好ましい。高密度プラズマ処理を連続して行うことによっ
て、汚染物の混入の防止や生産効率の向上を実現することができる。
なお、高密度プラズマ処理により半導体膜を酸化する場合には、酸素を含む雰囲気下(
例えば、酸素(O)又は一酸化二窒素(NO)と希ガス(He、Ne、Ar、Kr、
Xeの少なくとも一つを含む)雰囲気下、若しくは酸素又は一酸化二窒素と水素(H
と希ガス雰囲気下)で高密度プラズマ処理を行う。一方、高密度プラズマ処理により半導
体膜を窒化する場合には、窒素を含む雰囲気下(例えば、窒素(N)と希ガス(He、
Ne、Ar、Kr、Xeの少なくとも一つを含む)雰囲気下、窒素と水素と希ガス雰囲気
下、若しくはNHと希ガス雰囲気下)で高密度プラズマ処理を行う。
希ガスとしては、例えばArを用いることができる。また、ArとKrを混合したガス
を用いてもよい。高密度プラズマ処理を希ガス雰囲気中で行った場合、第1の絶縁膜30
4は、プラズマ処理に用いた希ガス(He、Ne、Ar、Kr、Xeの少なくとも一つを
含む)を含んでいる場合があり、Arを用いた場合には第1の絶縁膜304にArが含ま
れている場合がある。
また、高密度プラズマ処理の条件は、上記実施の形態で示した条件で行えばよい。本実
施の形態では、高密度プラズマ処理により被処理物の酸化処理を行う場合、酸素(O
、水素(H)とアルゴン(Ar)との混合ガスを導入する。ここで用いる混合ガスは、
酸素を0.1〜100sccm、水素を0.1〜100sccm、アルゴンを100〜5
000sccmとして導入すればよい。なお、酸素:水素:アルゴン=1:1:100の
比率で混合ガスを導入することが好ましい。例えば、酸素を5sccm、水素を5scc
m、アルゴンを500sccmとして導入すればよい。
また、高密度プラズマ処理により窒化処理を行う場合、窒素(N)とアルゴン(Ar
)との混合ガスを導入する。ここで用いる混合ガスは、窒素を20〜2000sccm、
アルゴンを100〜10000sccmとして導入すればよい。例えば、窒素を200s
ccm、アルゴンを1000sccmとして導入すればよい。
本実施の形態において、メモリ部に設けられた半導体膜303上に形成される第1の絶
縁膜304は、後に完成する不揮発性メモリ素子において、トンネル酸化膜として機能す
る。従って、第1の絶縁膜304の膜厚が薄いほど、トンネル電流が流れやすく、メモリ
素子として高速動作が可能となる。また、第1の絶縁膜304の膜厚が薄いほど、電荷蓄
積層305に低電圧で電荷を蓄積させることが可能となるため、半導体装置の消費電力を
低減することができる。そのため、第1の絶縁膜304は、膜厚を薄く(例えば、10n
m以下)形成することが好ましい。
また、一般的に、半導体膜上に絶縁膜を薄く形成する方法として熱酸化法があるが、基
板301としてガラス基板等の融点が十分に高くない基板を用いる場合には、熱酸化法に
より第1の絶縁膜304を形成することは非常に困難である。また、CVD法やスパッタ
リング法により形成した絶縁膜は、膜の内部に欠陥を含んでいるため膜質が十分でなく、
膜厚を薄く形成した場合にはピンホール等の欠陥が生じる問題がある。また、CVD法や
スパッタリング法により絶縁膜を形成した場合には、半導体膜の端部の被覆が十分でなく
、後に第1の絶縁膜304上に形成される導電膜等と半導体膜とがリークする場合がある
。従って、本実施の形態で示すように、高密度プラズマ処理により第1の絶縁膜304を
形成することによって、CVD法やスパッタリング法等により形成した絶縁膜より緻密な
絶縁膜を形成することができる。その結果、メモリとして高速動作や電荷保持特性を向上
させることができる。なお、CVD法やスパッタリング法により第1の絶縁膜304を形
成した場合には、絶縁膜を形成した後に高密度プラズマ処理を行い当該絶縁膜の表面に酸
化処理、窒化処理又は酸窒化処理を行うことが好ましく、例えば、CVD法で酸化窒化シ
リコンを形成した後に高密度プラズマ処理を用いて酸化処理を行った後に窒化処理を行う
電荷蓄積層305は、導電膜、半導体膜、膜中に電荷をトラップする欠陥を有している
絶縁膜、導電性粒子又はシリコン等の半導体粒子を含む絶縁膜で形成することができる。
例えば、電荷蓄積層305としてシリコン(Si)を主成分とする膜で形成することがで
きる。また、ゲルマニウム(Ge)、シリコンゲルマニウム合金等のゲルマニウムを含む
膜で形成することができる。ここでは、電荷蓄積層305として、ゲルマニウム元素を含
む雰囲気中(例えば、GeH)でプラズマCVD法を行うことにより、ゲルマニウムを
主成分とする膜を1〜20nm、好ましくは5〜10nmで形成する。また、この場合、
半導体膜303としてSiを主成分とする材料を用いて形成し、当該半導体膜303上に
トンネル酸化膜として機能する第1の絶縁膜304を介してSiよりエネルギーギャップ
の小さいゲルマニウムを含む膜を電荷蓄積層305として設けた場合、半導体膜303の
電荷に対する絶縁膜により形成される第1の障壁に対して電荷蓄積層305の電荷に対す
る絶縁膜により形成される第2の障壁がエネルギー的に高くなる。その結果、半導体膜3
03から電荷蓄積層305へ電荷を注入しやすくすることができ、電荷蓄積層305から
電荷が消失することを防ぐことができる。つまり、メモリとして動作する場合に、低電圧
で高効率な書き込みをすることが出来、且つ電荷保持特性を向上させることができる。ま
た、メモリ部に設けられた半導体膜303上に形成される電荷蓄積層305は、後に完成
する不揮発性メモリ素子において、浮遊ゲートとして機能する。
また、電荷蓄積層305として、窒素元素を含む絶縁膜、例えば、窒化シリコン(Si
Nx)膜、窒化酸化シリコン(SiNxOy)(x>y)膜、酸化窒化シリコン(SiO
xNy)(x>y)膜又はこれらの絶縁膜中に導電性粒子や半導体粒子が含まれた膜で形
成してもよい。例えば、膜中に電荷をトラップする欠陥を有している窒化シリコン膜を1
〜20nm、好ましくは1〜10nmの厚さで形成することができる。
次に、電荷蓄積層305を選択的に除去することによって、電荷蓄積層306とする(
図10(B)参照)。ここでは、後に完成する不揮発性メモリ素子に含まれる半導体膜3
03の上方に電荷蓄積層305が残存するように除去する。
次に、第1の絶縁膜304、半導体膜303を選択的に除去することによって、半導体
膜307a、第1の絶縁膜307b及び電荷蓄積層307cが順に積層された積層体30
7と、島状の半導体膜308とを形成する(図10(C)参照)。
次に、積層体307と半導体膜308を覆うように第2の絶縁膜309を形成する(図
10(D)参照)。
第2の絶縁膜309は、CVD法やスパッタリング法等で形成した、酸化シリコン、酸
化窒化シリコン、窒化酸化シリコン、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)などを用い
ることができる。また、スピンコート法や、液滴吐出法、スクリーン印刷法等で形成した
、ポリイミド、ポリアミド、ポリビニルフェノール、ベンゾシクロブテン、アクリル、エ
ポキシ等の有機材料、またはシロキサン樹脂等のシロキサン材料、オキサゾール樹脂など
からなる単層または積層構造で設けることができる。
次に、第2の絶縁膜309を選択的に除去することによって一部を残存させ、電荷蓄積
層307cと半導体膜308の表面を露出させる(図10(E)、図12)。なお、ここ
では、残存した第2の絶縁膜309を第2の絶縁膜310として表している。第2の絶縁
膜309の除去は、上記実施の形態で示したいずれかの方法を用いることができる。
また、第2の絶縁膜309は、電荷蓄積層306、半導体膜308の表面が露出するよ
うに除去し、好ましくは半導体膜308の表面と残存した第2の絶縁膜310の表面の高
さが一致するように設ける。このように設けた場合、後に形成される絶縁膜や導電膜が積
層体307や半導体膜308を横断する際に、積層体307や半導体膜308の端部にお
いて段切れ等が生じるのを抑制することができる。
また、電荷蓄積層307c、半導体膜308の表面が全面露出するように第2の絶縁膜
309を除去することが好ましいが、電荷蓄積層307c、半導体膜308の表面の少な
くとも一部が露出するように除去すればよい。
なお、半導体膜308の表面と第2の絶縁膜310の表面とを完全に一致させることが
好ましいが、半導体膜308の表面と第2の絶縁膜310の表面との高さの差が半導体膜
308の高さの値より小さくなるのであれば、第2の絶縁膜310の表面の高さを半導体
膜308の表面の高さより低く設けてもよいし、高く設けてもよい。なぜなら、このよう
に設けた場合であっても、積層体307、半導体膜308の端部における段差を緩和する
ことが可能であるためである。
次に、電荷蓄積層307c、半導体膜308及び第2の絶縁膜310上に第3の絶縁膜
311を形成する(図11(A))。
第3の絶縁膜311は、CVD法やスパッタリング法等を用いて、酸化シリコン、窒化
シリコン、酸化窒化シリコン、窒化酸化シリコン等の絶縁材料を用いて単層又は積層して
形成する。例えば、第3の絶縁膜311を単層で設ける場合には、CVD法により酸化窒
化シリコン膜又は窒化酸化シリコン膜を5〜50nmの膜厚で形成する。また、第3の絶
縁膜311を3層構造で設ける場合には、第1層目の絶縁膜として酸化窒化シリコン膜を
形成し、第2の絶縁膜として窒化シリコン膜を形成し、第3の絶縁膜として酸化窒化シリ
コン膜を形成する。また、他にも第3の絶縁膜311として、ゲルマニウムの酸化物又は
窒化物を用いてもよい。
また、第3の絶縁膜311として、上述した方法で用いて形成された絶縁膜に高密度プ
ラズマ処理を行うことによって設けてもよい。例えば、CVD法を用いて、酸化窒化シリ
コン膜又は窒化酸化シリコン膜を形成した後に高密度プラズマ処理を用いて酸化処理又は
窒化処理を行うことによって第3の絶縁膜311を形成することができる。もちろん、上
述したように酸化処理を行った後に窒化処理をおこなってもよい。CVD法やスパッタリ
ング法で形成した絶縁膜に高密度プラズマ処理を行うことによって、当該絶縁膜を緻密な
膜にし、電子やホールのトラップとなる欠陥準位密度を低減することができる。
なお、半導体膜307aの上方に形成された第3の絶縁膜311は、後に完成する不揮
発性メモリ素子においてコントロール絶縁膜として機能し、半導体膜308の上方に形成
された第3の絶縁膜311は、後に完成するトランジスタにおいてゲート絶縁膜として機
能する。
次に、第3の絶縁膜311上に、導電膜312を形成する(図11(B))。
導電膜312は、タンタル(Ta)、タングステン(W)、チタン(Ti)、モリブデ
ン(Mo)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、クロム(Cr)、ニオブ(Nb)等か
ら選択された元素またはこれらの元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料の単層
又は積層構造で形成することができる。また、これらの元素を窒化した金属窒化膜で形成
することもできる。他にも、リン等の不純物元素をドーピングした多結晶珪素に代表され
る半導体材料により形成することもできる。
ここでは、導電膜312を窒化タンタルとタングステンが順に積層された構造で設ける
。また、他にも、導電膜312として、金属窒化膜と金属膜を順に積層させた構造で設け
ることができる。
次に、導電膜312上にレジスト313を選択的に形成し、当該レジスト313をマス
クとして、導電膜312、第3の絶縁膜311、電荷蓄積層307c、第1の絶縁膜30
7bを選択的にエッチングして除去する(図11(C)、図13)。ここでは、半導体膜
307aの上方の一部にトンネル絶縁膜として機能する第1の絶縁膜314、電荷蓄積層
315、コントロール絶縁膜として機能する第3の絶縁膜316、ゲート電極として機能
する導電膜317を残存させ、半導体膜308の上方の一部にゲート絶縁膜として機能す
る第3の絶縁膜318、ゲート電極として機能する導電膜319を残存させる。
次に、半導体膜307a、308に導電膜317、319をマスクとして不純物元素を
導入することによって、半導体膜307aにチャネル形成領域320aとソース領域又は
ドレイン領域として機能する不純物領域320bを形成し、半導体膜308にチャネル形
成領域321aとソース領域又はドレイン領域として機能する不純物領域321bを形成
する。そして、導電膜317、319、半導体膜307a、308等を覆うように絶縁膜
322を形成し、当該絶縁膜322上にソース電極又はドレイン電極として機能する導電
膜323を選択的に形成する(図11(D)、図21(A)、図14)。
絶縁膜322は、CVD法やスパッタリング法等で形成した、酸化シリコン、酸化窒化
シリコン、窒化酸化シリコンなどを用いることができる。また、ポリイミド、ポリアミド
、ポリビニルフェノール、ベンゾシクロブテン、アクリル、エポキシ等の有機材料、また
はシロキサン樹脂等のシロキサン材料、オキサゾール樹脂などからなる単層または積層構
造で設けることができる。なお、シロキサン材料とは、Si−O−Si結合を含む材料に
相当する。シロキサンは、シリコン(Si)と酸素(O)との結合で骨格構造が構成され
る。置換基として、少なくとも水素を含む有機基(例えばアルキル基、芳香族炭化水素)
が用いられる。置換基として、フルオロ基を用いることもできる。または置換基として、
少なくとも水素を含む有機基と、フルオロ基とを用いてもよい。オキサゾール樹脂は、例
えば、感光性ポリベンゾオキサゾール等である。感光性ポリベンゾオキサゾールは、誘電
率が低く(常温1MHzで誘電率2.9)、耐熱性が高く(示差熱熱重量同時測定(TG
/DTA:Thermogravimetry−Differential Therm
al Analysis)で昇温5℃/minで熱分解温度550℃)、吸水率が低い(
常温24時間で0.3%)材料である。オキサゾール樹脂は、ポリイミド等の比誘電率(
3.2〜3.4程度)と比較すると、比誘電率が低いため(2.9程度)、寄生容量の発
生を抑制し、高速動作を行うことができる。ここでは、絶縁膜322として、CVD法で
形成した酸化シリコン、酸化窒化シリコン(SiOxNy)(x>y>0)又は窒化酸化
シリコン(SiNxOy)(x>y>0)を単層又は積層して形成する。また、さらに、
ポリイミド、ポリアミド、ポリビニルフェノール、ベンゾシクロブテン、アクリル、エポ
キシ等の有機材料、シロキサン樹脂等のシロキサン材料、又はオキサゾール樹脂を積層し
て形成してもよい。
導電膜323は、アルミニウム、タングステン、チタン、タンタル、モリブデン、ニッ
ケル、ネオジウムから選ばれた一種の元素または当該元素を複数含む合金からなる単層構
造または積層構造を用いることができる。例えば、当該元素を複数含む合金からなる導電
膜として、チタンを含有したアルミニウム合金、ネオジウムを含有したアルミニウム合金
などで形成することができる。また、積層構造で設ける場合、例えば、アルミニウム層若
しくは前記したようなアルミニウム合金層を、チタン層で挟んで積層させた構造としても
良い。
以上の工程により、不揮発性メモリ素子を有する半導体装置を作製することができる。
なお、上記実施の形態2に示したように、不揮発性メモリ素子において、導電膜317、
第3の絶縁膜316、電荷蓄積層315等の側面に接するようにサイドウォールを設けた
構造としてもよい。
なお、上述した作製工程においては、絶縁膜309を形成した(図10(D))後、半
導体膜308の表面を露出するように絶縁膜309の一部を除去して絶縁膜310を残存
させているが、図20に示すように絶縁膜309の除去を行ってもよい。以下に、図20
を参照して説明する。
まず、図10(D)に示す構造まで上述した方法を用いて形成する(図20(A))。
次に、絶縁膜309の一部を電荷蓄積層307cの表面が露出するように除去すること
によって、絶縁膜310aを残存させる(図20(B))。この際、半導体膜308の表
面は露出しないように絶縁膜309の除去を行う。なお、この場合、電荷蓄積層307c
と絶縁膜310aの表面の高さが概略一致するように設けると、後に形成される第3の絶
縁膜311や導電膜312の段切れを防止することができるため好ましい。
次に、電荷蓄積層307c及びその近傍に設けられた絶縁膜310a上にレジスト32
5を形成し、半導体膜308の表面が露出するように当該レジスト325に覆われていな
い絶縁膜310aを除去することによって、絶縁膜310bを残存させる(図20(C)
)。なお、この際、半導体膜308の表面と絶縁膜310bの表面の高さが概略一致する
ように設けると、後に形成される第3の絶縁膜311や導電膜312が半導体膜308と
絶縁膜310bの段差により生じる接続不良(段切れ)を防止することができるため好ま
しい。また、図20(B)と図20(C)におけるエッチング方法を変えることによって
、絶縁膜309を除去する際に、半導体膜308の表面を露出させることによる半導体膜
308へのダメージを低減することができる。例えば、図20(B)においては、電荷蓄
積層307cがストッパとして機能させてドライエッチングを用いて絶縁膜309の除去
を行い、図20(C)においては、半導体膜308の表面がダメージを受けにくいウェッ
トエッチングを用いて絶縁膜310aの除去を行うことができる。
次に、絶縁膜310a、310b、電荷蓄積層307c、半導体膜308を覆うように
第3の絶縁膜311、導電膜312を形成する(図20(D))。その後、上述した方法
を用いることによって、不揮発性メモリ素子を有する半導体装置を作製することができる
(図21(B))。
このように、図20に示した方法で形成することにより、不揮発性メモリ素子及び薄膜
トランジスタにおいて、電荷蓄積層315の端部、半導体膜308の端部において、絶縁
膜316、318に段切れ等が生じることを防止することができる。
なお、本実施の形態は、本明細書の他の実施の形態と自由に組み合わせて行うことがで
きる。
(実施の形態5)
本実施の形態では、上記実施の形態で示した半導体装置の使用形態の一例について説明
する。具体的には、非接触でデータの入出力が可能である半導体装置の適用例に関して図
面を参照して以下に説明する。非接触でデータの入出力が可能である半導体装置は利用の
形態によっては、RFIDタグ、IDタグ、ICタグ、ICチップ、RFタグ、無線タグ
、電子タグまたは無線チップともよばれる。
まず、本実施の形態で示す半導体装置の上面構造の一例について、図15(A)を参照
して説明する。図15に示す半導体装置80は、メモリ部やロジック部を構成する複数の
薄膜トランジスタ等の素子が設けられた薄膜集積回路131と、アンテナとして機能する
導電膜132を含んでいる。アンテナとして機能する導電膜132は、薄膜集積回路13
1に電気的に接続されている。
また、薄膜集積回路131に薄膜トランジスタを設ける場合には、上記実施の形態で示
した構造を適用することができる。
また、図15(B)、(C)に図15(A)の断面の模式図を示す。アンテナとして機
能する導電膜132は、メモリ部及びロジック部を構成する素子の上方に設ければよく、
例えば、上記実施の形態で示した構造の上方に、絶縁膜130を介してアンテナとして機
能する導電膜132を設けることができる(図15(B))。他にも、アンテナとして機
能する導電膜132を基板133に別に設けた後、薄膜集積回路131と貼り合わせて設
けることができる(図15(C))。ここでは、絶縁膜130上に設けられた導電膜13
6とアンテナとして機能する導電膜132とが、接着性を有する樹脂135中に含まれる
導電性粒子134を介して電気的に接続されている。
なお、本実施の形態では、アンテナとして機能する導電膜132をコイル状に設け、電
磁誘導方式または電磁結合方式を適用する例を示すが、本発明の半導体装置はこれに限ら
れずマイクロ波方式を適用することも可能である。マイクロ波方式の場合は、用いる電磁
波の波長によりアンテナとして機能する導電膜132の形状を適宜決めればよい。
例えば、半導体装置80における信号の伝送方式として、マイクロ波方式(例えば、U
HF帯(860〜960MHz帯)、2.45GHz帯等)を適用する場合には、信号の
伝送に用いる電磁波の波長を考慮してアンテナとして機能する導電膜の長さ等の形状を適
宜設定すればよく、アンテナとして機能する導電膜を線状(例えば、ダイポールアンテナ
(図16(A))、平坦な形状(例えば、パッチアンテナ(図16(B))またはリボン
型の形状(図16(C)、(D))等に形成することができる。また、アンテナとして機
能する導電膜132の形状は線状に限られず、電磁波の波長を考慮して曲線状や蛇行形状
またはこれらを組み合わせた形状で設けてもよい。
アンテナとして機能する導電膜132は、CVD法、スパッタリング法、スクリーン印
刷やグラビア印刷等の印刷法、液滴吐出法、ディスペンサ法、メッキ法等を用いて、導電
性材料により形成する。導電性材料は、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、銀(A
g)、銅(Cu)、金(Au)、白金(Pt)ニッケル(Ni)、パラジウム(Pd)、
タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)から選択された元素、又はこれらの元素を主成分
とする合金材料若しくは化合物材料で、単層構造又は積層構造で形成する。
例えば、スクリーン印刷法を用いてアンテナとして機能する導電膜132を形成する場
合には、粒径が数nmから数十μmの導電体粒子を有機樹脂に溶解または分散させた導電
性のペーストを選択的に印刷することによって設けることができる。導電体粒子としては
、銀(Ag)、金(Au)、銅(Cu)、ニッケル(Ni)、白金(Pt)、パラジウム
(Pd)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)およびチタン(Ti)等のいずれか一
つ以上の金属粒子やハロゲン化銀の微粒子、または分散性ナノ粒子を用いることができる
。また、導電性ペーストに含まれる有機樹脂は、金属粒子のバインダー、溶媒、分散剤お
よび被覆材として機能する有機樹脂から選ばれた一つまたは複数を用いることができる。
代表的には、エポキシ樹脂、珪素樹脂等の有機樹脂が挙げられる。また、導電膜の形成に
あたり、導電性のペーストを押し出した後に焼成することが好ましい。例えば、導電性の
ペーストの材料として、銀を主成分とする微粒子(例えば粒径1nm以上100nm以下
)を用いる場合、150〜300℃の温度範囲で焼成することにより硬化させて導電膜を
得ることができる。また、はんだや鉛フリーのはんだを主成分とする微粒子を用いてもよ
く、この場合は粒径20μm以下の微粒子を用いることが好ましい。はんだや鉛フリーは
んだは、低コストであるといった利点を有している。
次に、本実施の形態で示す半導体装置の動作について説明する。
半導体装置80は、非接触でデータを交信する機能を有し、高周波回路81、電源回路
82、リセット回路83、クロック発生回路84、データ復調回路85、データ変調回路
86、他の回路の制御を行う制御回路87、記憶回路88およびアンテナ89を有してい
る(図17(A))。高周波回路81はアンテナ89より信号を受信して、データ変調回
路86より受信した信号をアンテナ89から出力する回路であり、電源回路82は受信信
号から電源電位を生成する回路であり、リセット回路83はリセット信号を生成する回路
であり、クロック発生回路84はアンテナ89から入力された受信信号を基に各種クロッ
ク信号を生成する回路であり、データ復調回路85は受信信号を復調して制御回路87に
出力する回路であり、データ変調回路86は制御回路87から受信した信号を変調する回
路である。また、制御回路87としては、例えばコード抽出回路91、コード判定回路9
2、CRC判定回路93および出力ユニット回路94が設けられている。なお、コード抽
出回路91は制御回路87に送られてきた命令に含まれる複数のコードをそれぞれ抽出す
る回路であり、コード判定回路92は抽出されたコードとリファレンスに相当するコード
とを比較して命令の内容を判定する回路であり、CRC判定回路93は判定されたコード
に基づいて送信エラー等の有無を検出する回路である。
次に、上述した半導体装置の動作の一例について説明する。まず、アンテナ89により
無線信号が受信される。無線信号は高周波回路81を介して電源回路82に送られ、高電
源電位(以下、VDDと記す)が生成される。VDDは半導体装置80が有する各回路に
供給される。また、高周波回路81を介してデータ復調回路85に送られた信号は復調さ
れる(以下、復調信号)。さらに、高周波回路81を介してリセット回路83およびクロ
ック発生回路84を通った信号及び復調信号は制御回路87に送られる。制御回路87に
送られた信号は、コード抽出回路91、コード判定回路92およびCRC判定回路93等
によって解析される。そして、解析された信号にしたがって、記憶回路88内に記憶され
ている半導体装置80の情報が出力される。出力された半導体装置80の情報は出力ユニ
ット回路94を通って符号化される。さらに、符号化された半導体装置80の情報はデー
タ変調回路86を通って、アンテナ89により無線信号に載せて送信される。なお、半導
体装置80を構成する複数の回路においては、低電源電位(以下、VSS)は共通であり
、VSSはGNDとすることができる。
このように、リーダ/ライタから半導体装置80に信号を送り、当該半導体装置80か
ら送られてきた信号をリーダ/ライタで受信することによって、半導体装置のデータを読
み取ることが可能となる。
また、半導体装置80は、各回路への電源電圧の供給を電源(バッテリー)を搭載せず
電磁波により行うタイプとしてもよいし、電源(バッテリー)を搭載して電磁波又は電源
(バッテリー)により各回路に電源電圧を供給するタイプとしてもよい。
次に、非接触でデータの入出力が可能な半導体装置の使用形態の一例について説明する
。表示部3210を含む携帯端末の側面には、リーダ/ライタ3200が設けられ、品物
3220の側面には半導体装置3230が設けられる(図17(B))。品物3220が
含む半導体装置3230にリーダ/ライタ3200をかざすと、表示部3210に品物の
原材料や原産地、生産工程ごとの検査結果や流通過程の履歴等、更に商品の説明等の商品
に関する情報が表示される。また、商品3260をベルトコンベアにより搬送する際に、
リーダ/ライタ3240と、商品3260に設けられた半導体装置3250を用いて、該
商品3260の検品を行うことができる(図17(C))。このように、システムに半導
体装置を活用することで、情報の取得を簡単に行うことができ、高機能化と高付加価値化
を実現する。
なお、上述した以外にも本発明の半導体装置の用途は広範にわたり、非接触で対象物の
履歴等の情報を明確にし、生産・管理等に役立てる商品であればどのようなものにも適用
することができる。例えば、紙幣、硬貨、有価証券類、証書類、無記名債券類、包装用容
器類、書籍類、記録媒体、身の回り品、乗物類、食品類、衣類、保健用品類、生活用品類
、薬品類及び電子機器等に設けて使用することができる。これらの例に関して図18を用
いて説明する。
紙幣、硬貨とは、市場に流通する金銭であり、特定の地域で貨幣と同じように通用する
もの(金券)、記念コイン等を含む。有価証券類とは、小切手、証券、約束手形等を指す
(図18(A))。証書類とは、運転免許証、住民票等を指す(図18(B))。無記名
債券類とは、切手、おこめ券、各種ギフト券等を指す(図18(C))。包装用容器類と
は、お弁当等の包装紙、ペットボトル等を指す(図18(D))。書籍類とは、書物、本
等を指す(図18(E))。記録媒体とは、DVDソフト、ビデオテープ等を指す(図1
8(F))。乗物類とは、自転車等の車両、船舶等を指す(図18(G))。身の回り品
とは、鞄、眼鏡等を指す(図18(H))。食品類とは、食料品、飲料等を指す。衣類と
は、衣服、履物等を指す。保健用品類とは、医療器具、健康器具等を指す。生活用品類と
は、家具、照明器具等を指す。薬品類とは、医薬品、農薬等を指す。電子機器とは、液晶
表示装置、EL表示装置、テレビジョン装置(テレビ受像機、薄型テレビ受像機)、携帯
電話機等を指す。
紙幣、硬貨、有価証券類、証書類、無記名債券類等に半導体装置80を設けることによ
り、偽造を防止することができる。また、包装用容器類、書籍類、記録媒体等、身の回り
品、食品類、生活用品類、電子機器等に半導体装置80を設けることにより、検品システ
ムやレンタル店のシステムなどの効率化を図ることができる。乗物類、保健用品類、薬品
類等に半導体装置80を設けることにより、偽造や盗難の防止、薬品類ならば、薬の服用
の間違いを防止することができる。半導体装置80の設け方としては、物品の表面に貼っ
たり、物品に埋め込んだりして設ける。例えば、本ならば紙に埋め込んだり、有機樹脂か
らなるパッケージなら当該有機樹脂に埋め込んだりするとよい。
このように、包装用容器類、記録媒体、身の回り品、食品類、衣類、生活用品類、電子
機器等に半導体装置を設けることにより、検品システムやレンタル店のシステムなどの効
率化を図ることができる。また乗物類に半導体装置を設けることにより、偽造や盗難を防
止することができる。また、動物等の生き物に埋め込むことによって、個々の生き物の識
別を容易に行うことができる。例えば、家畜等の生き物にセンサーを備えた半導体装置を
埋め込むことによって、生まれた年や性別または種類等はもちろん体温等の健康状態を容
易に管理することが可能となる。
なお、本実施の形態は、本明細書の他の実施の形態と自由に組み合わせて行うことがで
きる。
80 半導体装置
81 高周波回路
82 電源回路
83 リセット回路
84 クロック発生回路
85 データ復調回路
86 データ変調回路
87 制御回路
88 記憶回路
89 アンテナ
91 コード抽出回路
92 コード判定回路
93 CRC判定回路
94 出力ユニット回路
106 絶縁膜
130 絶縁膜
131 薄膜集積回路
132 導電膜
133 基板
134 導電性粒子
135 樹脂
136 導電膜
151 トランジスタ
152 トランジスタ
201 基板
202 絶縁膜
203 半導体膜
204 ゲート絶縁膜
205 導電膜
206 導電膜
207 絶縁膜
208 絶縁膜
209 導電膜
211 レジスト
212 不純物領域
213 半導体膜
214 ゲート絶縁膜
215 導電膜
216 導電膜
217 絶縁膜
218 サイドウォール
220 積層体
221 レジスト
223 半導体膜
224 ゲート絶縁膜
225 導電膜
231 レジスト
234 ゲート絶縁膜
235 導電膜
244 ゲート絶縁膜
245 導電膜
301 基板
302 絶縁膜
303 半導体膜
304 絶縁膜
305 電荷蓄積層
306 電荷蓄積層
307 積層体
308 半導体膜
309 絶縁膜
310 絶縁膜
311 絶縁膜
312 導電膜
313 レジスト
314 絶縁膜
315 電荷蓄積層
316 絶縁膜
317 導電膜
318 絶縁膜
319 導電膜
322 絶縁膜
323 導電膜
325 レジスト
901 基板
902 絶縁膜
903 半導体膜
904 ゲート絶縁膜
905 導電膜
907 導電膜
200a 薄膜トランジスタ
200b 薄膜トランジスタ
203a チャネル形成領域
203b 不純物領域
203c 不純物領域
203d 不純物領域
213a チャネル形成領域
213b 不純物領域
213d 不純物領域
230a 積層体
230b 積層体
307a 半導体膜
307b 絶縁膜
307c 電荷蓄積層
310a 絶縁膜
310b 絶縁膜
3200 リーダ/ライタ
320a チャネル形成領域
320b 不純物領域
3210 表示部
321a チャネル形成領域
321b 不純物領域
3220 品物
3230 半導体装置
3240 リーダ/ライタ
3250 半導体装置
3260 商品
903a チャネル形成領域
903b 不純物領域
953b 不純物領域

Claims (2)

  1. 基板上の半導体膜と、
    前記半導体膜上のゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜上の電荷蓄積層と、
    前記電荷蓄積層上のゲート電極と、を有し、
    前記半導体膜は、InとGaとZnとを含む化合物半導体を有し、
    前記半導体膜は、チャネル形成領域と、第1の不純物領域と、第2の不純物領域とを有し、
    前記第1の不純物領域と電気的に接続するソース電極を有し、
    前記第2の不純物領域と電気的に接続するドレイン電極を有し、
    前記第1の不純物領域と前記第2の不純物領域とは、前記ゲート電極をマスクとして前記半導体膜に不純物元素を導入することによって形成され、
    前記チャネル形成領域は、前記第1の不純物領域と前記第2の不純物領域との間に位置することを特徴とする半導体装置。
  2. 基板上の半導体膜と、
    前記半導体膜上のゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜上の電荷蓄積層と、
    前記電荷蓄積層上のゲート電極と、
    前記ゲート絶縁層の側面、前記電荷蓄積層の側面及び前記ゲート電極の側面に接する第1及び第2のサイドウォールと、を有し、
    前記半導体膜は、InとGaとZnとを含む化合物半導体を有し、
    前記半導体膜は、チャネル形成領域と、第1乃至第4の不純物領域とを有し、
    前記第1の不純物領域は、前記第1のサイドウォールと重なり、
    前記第2の不純物領域は、前記第2のサイドウォールと重なり、
    前記第3の不純物領域と電気的に接続するソース電極を有し、
    前記第4の不純物領域と電気的に接続するドレイン電極を有し、
    前記チャネル形成領域、前記第1及び前記第2の不純物領域は、前記第3の不純物領域と前記第4の不純物領域との間に位置し、
    前記第1及び第2の不純物領域の不純物濃度は、前記第4及び前記第5の不純物領域の不純物濃度より小さいことを特徴とする半導体装置。
JP2015031797A 2006-04-28 2015-02-20 半導体装置の作製方法 Expired - Fee Related JP5947935B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015031797A JP5947935B2 (ja) 2006-04-28 2015-02-20 半導体装置の作製方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006126636 2006-04-28
JP2006126636 2006-04-28
JP2015031797A JP5947935B2 (ja) 2006-04-28 2015-02-20 半導体装置の作製方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013114819A Division JP2013229612A (ja) 2006-04-28 2013-05-31 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015119201A true JP2015119201A (ja) 2015-06-25
JP5947935B2 JP5947935B2 (ja) 2016-07-06

Family

ID=38647522

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013114819A Withdrawn JP2013229612A (ja) 2006-04-28 2013-05-31 半導体装置
JP2015031797A Expired - Fee Related JP5947935B2 (ja) 2006-04-28 2015-02-20 半導体装置の作製方法

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013114819A Withdrawn JP2013229612A (ja) 2006-04-28 2013-05-31 半導体装置

Country Status (3)

Country Link
US (2) US7692223B2 (ja)
JP (2) JP2013229612A (ja)
CN (2) CN101064348B (ja)

Families Citing this family (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7696562B2 (en) * 2006-04-28 2010-04-13 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd Semiconductor device
US7968884B2 (en) * 2006-12-05 2011-06-28 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and manufacturing method thereof
TWI418036B (zh) 2006-12-05 2013-12-01 Semiconductor Energy Lab 半導體裝置及其製造方法
KR101389923B1 (ko) * 2008-04-21 2014-04-29 삼성디스플레이 주식회사 고개구율 어레이 기판, 액정 표시 장치 및 이들의 제조방법
JP2011029610A (ja) * 2009-06-26 2011-02-10 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置及びその作製方法
JP5658916B2 (ja) * 2009-06-26 2015-01-28 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
CN103794612B (zh) * 2009-10-21 2018-09-07 株式会社半导体能源研究所 半导体装置
KR101836067B1 (ko) 2009-12-21 2018-03-08 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 박막 트랜지스터와 그 제작 방법
TWI535028B (zh) 2009-12-21 2016-05-21 半導體能源研究所股份有限公司 薄膜電晶體
US8476744B2 (en) 2009-12-28 2013-07-02 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Thin film transistor with channel including microcrystalline and amorphous semiconductor regions
KR102402342B1 (ko) 2010-02-05 2022-05-30 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 반도체 장치 및 반도체 장치의 제조 방법
US8704230B2 (en) 2010-08-26 2014-04-22 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and manufacturing method thereof
US9230826B2 (en) 2010-08-26 2016-01-05 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Etching method using mixed gas and method for manufacturing semiconductor device
KR20180105252A (ko) 2010-09-03 2018-09-27 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 전계 효과 트랜지스터 및 반도체 장치의 제조 방법
TWI654764B (zh) * 2010-11-11 2019-03-21 日商半導體能源研究所股份有限公司 半導體裝置及其製造方法
WO2012090799A1 (en) 2010-12-28 2012-07-05 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the same
WO2012090974A1 (en) * 2010-12-28 2012-07-05 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the same
TWI534897B (zh) * 2011-01-14 2016-05-21 賽普拉斯半導體公司 具有多重氮氧化物層之氧化物-氮化物-氧化物堆疊
TWI787452B (zh) * 2011-01-26 2022-12-21 日商半導體能源研究所股份有限公司 半導體裝置及其製造方法
US9478668B2 (en) 2011-04-13 2016-10-25 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Oxide semiconductor film and semiconductor device
US9111795B2 (en) 2011-04-29 2015-08-18 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device with capacitor connected to memory element through oxide semiconductor film
JP6022880B2 (ja) 2011-10-07 2016-11-09 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置及び半導体装置の作製方法
US9018629B2 (en) 2011-10-13 2015-04-28 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing semiconductor device
JP6026839B2 (ja) 2011-10-13 2016-11-16 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
US8913419B2 (en) * 2011-10-24 2014-12-16 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor memory device and driving method thereof
KR101903747B1 (ko) * 2011-11-16 2018-10-04 삼성디스플레이 주식회사 박막 트랜지스터 및 이를 포함하는 표시 장치
JP5960000B2 (ja) * 2012-09-05 2016-08-02 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置及び半導体装置の製造方法
US9666697B2 (en) 2013-07-08 2017-05-30 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing semiconductor device including an electron trap layer
US20150008428A1 (en) 2013-07-08 2015-01-08 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing semiconductor device
TWI621130B (zh) 2013-07-18 2018-04-11 半導體能源研究所股份有限公司 半導體裝置及用於製造半導體裝置之方法
US9443990B2 (en) 2013-08-26 2016-09-13 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing semiconductor device for adjusting threshold thereof
US9449853B2 (en) 2013-09-04 2016-09-20 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for manufacturing semiconductor device comprising electron trap layer
US9269822B2 (en) 2013-09-12 2016-02-23 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing semiconductor device
SG11201606647PA (en) 2014-03-14 2016-09-29 Semiconductor Energy Lab Co Ltd Circuit system
JP6652342B2 (ja) 2014-08-08 2020-02-19 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
CN105374880B (zh) * 2014-08-18 2018-07-27 群创光电股份有限公司 薄膜晶体管及显示面板
KR102329498B1 (ko) * 2014-09-04 2021-11-19 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 반도체 장치
US10553690B2 (en) 2015-08-04 2020-02-04 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and manufacturing method thereof
CN110678974B (zh) 2017-06-02 2023-11-28 株式会社半导体能源研究所 半导体装置、电子构件及电子设备
US10665604B2 (en) 2017-07-21 2020-05-26 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device, semiconductor wafer, memory device, and electronic device
JP6851706B2 (ja) * 2018-05-30 2021-03-31 東芝三菱電機産業システム株式会社 活性ガス生成装置
US10763334B2 (en) * 2018-07-11 2020-09-01 Cree, Inc. Drain and/or gate interconnect and finger structure
CN111223916B (zh) * 2020-01-13 2023-06-16 长江存储科技有限责任公司 半导体器件及其制备方法和三维存储器

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005088726A1 (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Japan Science And Technology Agency アモルファス酸化物及び薄膜トランジスタ
JP2006013481A (ja) * 2004-05-28 2006-01-12 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置及びその作製方法
JP2006032564A (ja) * 2004-07-14 2006-02-02 Hiroshima Univ Mos電界効果トランジスタ型量子ドット発光素子および受光素子、これらを利用した光電子集積チップおよびデータ処理装置
JP2006060209A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Sharp Corp 半導電性金属酸化物薄膜の強誘電性メモリトランジスタ
JP2007250983A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Canon Inc 酸化物膜をチャネルに用いた電界効果型トランジスタ及びその製造方法

Family Cites Families (89)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3805130A (en) * 1970-10-27 1974-04-16 S Yamazaki Semiconductor device
JPS5326584A (en) 1976-08-25 1978-03-11 Hitachi Ltd Prod uction of mis semiconductor device
US4142926A (en) * 1977-02-24 1979-03-06 Intel Corporation Self-aligning double polycrystalline silicon etching process
US4070211A (en) * 1977-04-04 1978-01-24 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Technique for threshold control over edges of devices on silicon-on-sapphire
DE2729657A1 (de) * 1977-06-30 1979-01-11 Siemens Ag Feldeffekttransistor mit extrem kurzer kanallaenge
US4197144A (en) * 1978-09-21 1980-04-08 General Electric Company Method for improving writing of information in memory targets
JPS5568651A (en) 1978-11-20 1980-05-23 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Manufacturing method of semiconductor device
JPS5575238A (en) 1978-12-04 1980-06-06 Nec Corp Method of fabricating semiconductor device
US4373255A (en) * 1979-06-19 1983-02-15 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force Method of making oxide passivated mesa epitaxial diodes with integral plated heat sink
US4242156A (en) * 1979-10-15 1980-12-30 Rockwell International Corporation Method of fabricating an SOS island edge passivation structure
JPS5713777A (en) * 1980-06-30 1982-01-23 Shunpei Yamazaki Semiconductor device and manufacture thereof
US4385937A (en) * 1980-05-20 1983-05-31 Tokyo Shibaura Denki Kabushiki Kaisha Regrowing selectively formed ion amorphosized regions by thermal gradient
US4393572A (en) * 1980-05-29 1983-07-19 Rca Corporation Method of making low leakage N-channel SOS transistors utilizing positive photoresist masking techniques
US4277884A (en) * 1980-08-04 1981-07-14 Rca Corporation Method for forming an improved gate member utilizing special masking and oxidation to eliminate projecting points on silicon islands
US4335504A (en) * 1980-09-24 1982-06-22 Rockwell International Corporation Method of making CMOS devices
JPS5825266A (ja) 1981-08-07 1983-02-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd Mos型半導体装置およびその製造方法
JPS5856467A (ja) 1981-09-30 1983-04-04 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法
US4876582A (en) * 1983-05-02 1989-10-24 Ncr Corporation Crystallized silicon-on-insulator nonvolatile memory device
US4546376A (en) * 1983-09-30 1985-10-08 Citizen Watch Co., Ltd. Device for semiconductor integrated circuits
JPS60225478A (ja) 1984-04-23 1985-11-09 Nec Corp 化合物半導体装置の製造方法
US4727044A (en) * 1984-05-18 1988-02-23 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of making a thin film transistor with laser recrystallized source and drain
JPS6261360A (ja) 1985-09-11 1987-03-18 Nec Corp ヘテロ接合バイポ−ラトランジスタの製造方法
US5153702A (en) * 1987-06-10 1992-10-06 Hitachi, Ltd. Thin film semiconductor device and method for fabricating the same
JPH01241859A (ja) 1988-03-23 1989-09-26 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置の製造方法
JPH02291175A (ja) 1989-04-29 1990-11-30 Fujitsu Ltd 絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
JP2807496B2 (ja) * 1989-08-11 1998-10-08 シャープ株式会社 アクティブマトリクス基板
JPH0388321A (ja) * 1989-08-31 1991-04-12 Tonen Corp 多結晶シリコン薄膜
US5074947A (en) * 1989-12-18 1991-12-24 Epoxy Technology, Inc. Flip chip technology using electrically conductive polymers and dielectrics
JP2913785B2 (ja) * 1990-07-12 1999-06-28 富士通株式会社 半導体装置の製造方法
US5153142A (en) * 1990-09-04 1992-10-06 Industrial Technology Research Institute Method for fabricating an indium tin oxide electrode for a thin film transistor
FR2667724B1 (fr) 1990-10-09 1992-11-27 Thomson Csf Procede de realisation des metallisations d'electrodes d'un transistor.
US5225356A (en) * 1991-01-14 1993-07-06 Nippon Telegraph & Telephone Corporation Method of making field-effect semiconductor device on sot
JP2717739B2 (ja) * 1991-03-01 1998-02-25 三菱電機株式会社 半導体装置およびその製造方法
JP3277548B2 (ja) 1991-05-08 2002-04-22 セイコーエプソン株式会社 ディスプレイ基板
US5357134A (en) * 1991-10-31 1994-10-18 Rohm Co., Ltd. Nonvolatile semiconductor device having charge trap film containing silicon crystal grains
US5321286A (en) * 1991-11-26 1994-06-14 Nec Corporation Non-volatile semiconductor memory device having thin film memory transistors stacked over associated selecting transistors
US5434441A (en) * 1992-01-31 1995-07-18 Canon Kabushiki Kaisha Silicon-on-insulator CMOS device and a liquid crystal display with controlled base insulator thickness
JP3191061B2 (ja) * 1992-01-31 2001-07-23 キヤノン株式会社 半導体装置及び液晶表示装置
US6964890B1 (en) * 1992-03-17 2005-11-15 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for forming the same
CN1052568C (zh) * 1992-07-06 2000-05-17 株式会社半导体能源研究所 形成半导体器件的方法
JP3036565B2 (ja) * 1992-08-28 2000-04-24 日本電気株式会社 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
US5314841A (en) * 1993-04-30 1994-05-24 International Business Machines Corporation Method of forming a frontside contact to the silicon substrate of a SOI wafer
JP3452981B2 (ja) 1994-04-29 2003-10-06 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体集積回路およびその作製方法
US6433361B1 (en) * 1994-04-29 2002-08-13 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor integrated circuit and method for forming the same
JP3302187B2 (ja) * 1994-08-18 2002-07-15 キヤノン株式会社 薄膜トランジスタ、これを用いた半導体装置、液晶表示装置
US5519334A (en) * 1994-09-29 1996-05-21 Advanced Micro Devices, Inc. System and method for measuring charge traps within a dielectric layer formed on a semiconductor wafer
US5736792A (en) * 1995-08-30 1998-04-07 Texas Instruments Incorporated Method of protecting bond wires during molding and handling
US5569956A (en) * 1995-08-31 1996-10-29 National Semiconductor Corporation Interposer connecting leadframe and integrated circuit
JP3476320B2 (ja) * 1996-02-23 2003-12-10 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体薄膜およびその作製方法ならびに半導体装置およびその作製方法
TW451284B (en) * 1996-10-15 2001-08-21 Semiconductor Energy Lab Semiconductor device and method of manufacturing the same
JP2877103B2 (ja) * 1996-10-21 1999-03-31 日本電気株式会社 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法
JP3859821B2 (ja) * 1997-07-04 2006-12-20 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
JP2006013534A (ja) 1997-07-08 2006-01-12 Sony Corp 半導体不揮発性記憶装置の製造方法
US6005270A (en) * 1997-11-10 1999-12-21 Sony Corporation Semiconductor nonvolatile memory device and method of production of same
TW469650B (en) * 1998-03-20 2001-12-21 Seiko Epson Corp Nonvolatile semiconductor memory device and its manufacturing method
US6114723A (en) * 1998-09-18 2000-09-05 Windbond Electronic Corp Flash memory cell using poly to poly tunneling for erase
JP3408762B2 (ja) 1998-12-03 2003-05-19 シャープ株式会社 Soi構造の半導体装置及びその製造方法
JP4562835B2 (ja) * 1999-11-05 2010-10-13 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置の作製方法
US6479862B1 (en) * 2000-06-22 2002-11-12 Progressant Technologies, Inc. Charge trapping device and method for implementing a transistor having a negative differential resistance mode
JP2002184873A (ja) * 2000-10-03 2002-06-28 Sony Corp 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
KR20020038482A (ko) 2000-11-15 2002-05-23 모리시타 요이찌 박막 트랜지스터 어레이, 그 제조방법 및 그것을 이용한표시패널
JP2003050405A (ja) 2000-11-15 2003-02-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 薄膜トランジスタアレイ、その製造方法およびそれを用いた表示パネル
US6480419B2 (en) * 2001-02-22 2002-11-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Bit line setup and discharge circuit for programming non-volatile memory
US6599813B2 (en) 2001-06-29 2003-07-29 International Business Machines Corporation Method of forming shallow trench isolation for thin silicon-on-insulator substrates
US6709928B1 (en) * 2001-07-31 2004-03-23 Cypress Semiconductor Corporation Semiconductor device having silicon-rich layer and method of manufacturing such a device
WO2003040441A1 (en) * 2001-11-05 2003-05-15 Japan Science And Technology Agency Natural superlattice homologous single crystal thin film, method for preparation thereof, and device using said single crystal thin film
JP2002319682A (ja) 2002-01-04 2002-10-31 Japan Science & Technology Corp トランジスタ及び半導体装置
TWI261358B (en) * 2002-01-28 2006-09-01 Semiconductor Energy Lab Semiconductor device and method of manufacturing the same
US6812491B2 (en) * 2002-03-22 2004-11-02 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor memory cell and semiconductor memory device
JP2004095889A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Fasl Japan Ltd 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2004095918A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Fasl Japan Ltd 半導体記憶装置及び半導体装置の製造方法
DE10241173A1 (de) * 2002-09-05 2004-03-11 Infineon Technologies Ag Halbleiterspeicher mit vertikalen Speichertransistoren in einer Zellenfeldanordnung mit 1-2F2-Zellen
JP2004207351A (ja) 2002-12-24 2004-07-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP4108633B2 (ja) 2003-06-20 2008-06-25 シャープ株式会社 薄膜トランジスタおよびその製造方法ならびに電子デバイス
US7262463B2 (en) * 2003-07-25 2007-08-28 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Transistor including a deposited channel region having a doped portion
US7282782B2 (en) * 2004-03-12 2007-10-16 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Combined binary oxide semiconductor device
US7297977B2 (en) * 2004-03-12 2007-11-20 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Semiconductor device
JP4572367B2 (ja) 2004-03-26 2010-11-04 セイコーエプソン株式会社 半導体装置およびその製造方法
JP2005354035A (ja) * 2004-05-14 2005-12-22 Toppan Printing Co Ltd 半導体装置の形成方法
US7504663B2 (en) * 2004-05-28 2009-03-17 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device with a floating gate electrode that includes a plurality of particles
US7170785B2 (en) * 2004-09-09 2007-01-30 Macronix International Co., Ltd. Method and apparatus for operating a string of charge trapping memory cells
US8681077B2 (en) * 2005-03-18 2014-03-25 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device, and display device, driving method and electronic apparatus thereof
TWI467702B (zh) * 2005-03-28 2015-01-01 Semiconductor Energy Lab 記憶裝置和其製造方法
JP5008323B2 (ja) 2005-03-28 2012-08-22 株式会社半導体エネルギー研究所 メモリ装置
US7244975B2 (en) * 2005-07-05 2007-07-17 United Microelectronics Corp. High-voltage device structure
US8629819B2 (en) * 2005-07-14 2014-01-14 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and driving method thereof
EP1995787A3 (en) * 2005-09-29 2012-01-18 Semiconductor Energy Laboratory Co, Ltd. Semiconductor device having oxide semiconductor layer and manufacturing method therof
US7589387B2 (en) * 2005-10-05 2009-09-15 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. SONOS type two-bit FinFET flash memory cell
US8101989B2 (en) * 2006-11-20 2012-01-24 Macronix International Co., Ltd. Charge trapping devices with field distribution layer over tunneling barrier

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005088726A1 (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Japan Science And Technology Agency アモルファス酸化物及び薄膜トランジスタ
JP2006013481A (ja) * 2004-05-28 2006-01-12 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置及びその作製方法
JP2006032564A (ja) * 2004-07-14 2006-02-02 Hiroshima Univ Mos電界効果トランジスタ型量子ドット発光素子および受光素子、これらを利用した光電子集積チップおよびデータ処理装置
JP2006060209A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Sharp Corp 半導電性金属酸化物薄膜の強誘電性メモリトランジスタ
JP2007250983A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Canon Inc 酸化物膜をチャネルに用いた電界効果型トランジスタ及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013229612A (ja) 2013-11-07
US20100187524A1 (en) 2010-07-29
US8896049B2 (en) 2014-11-25
CN101064348B (zh) 2013-09-11
US20070252179A1 (en) 2007-11-01
CN103400843A (zh) 2013-11-20
JP5947935B2 (ja) 2016-07-06
CN103400843B (zh) 2016-11-02
US7692223B2 (en) 2010-04-06
CN101064348A (zh) 2007-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5947935B2 (ja) 半導体装置の作製方法
JP5285235B2 (ja) 半導体装置
US8513072B2 (en) Manufacturing method of semiconductor device with element isolation region formed within
JP5216360B2 (ja) 半導体装置
US7696562B2 (en) Semiconductor device
US8294157B2 (en) Semiconductor device and manufacturing method thereof
US20110272752A1 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
JP5461788B2 (ja) 半導体装置及びその作製方法
KR20100095397A (ko) 불휘발성 반도체 기억장치 및 그 제작 방법
JP5142550B2 (ja) 半導体装置の作製方法
JP5674856B2 (ja) 半導体装置及び半導体装置の作製方法
JP5271504B2 (ja) 半導体装置の作製方法
JP2007201426A (ja) 半導体装置およびその作製方法
JP5137424B2 (ja) 半導体装置及びその作製方法
JP5259977B2 (ja) 半導体装置及び半導体装置の作製方法
JP5121217B2 (ja) 半導体装置の作製方法
JP2007006464A (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160531

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160603

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5947935

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees