JP2009203159A - 水素包接化合物及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ホスト化合物と水素との接触反応により水素を包接したことを特徴とする水素包接化合物。ホスト化合物を溶媒に溶解し、この溶液中に水素を流通しながら前記ホスト化合物を再結晶させると共に前記ホスト化合物の結晶格子中に水素分子を挿入することを特徴とする水素包接化合物の製造方法。ホスト化合物に、水素ガスを加圧状態で接触させることを特徴とする水素包接化合物の製造方法。
【選択図】図22
Description
i) 水素を常温、常圧条件で貯蔵することができる。
ii) 耐圧容器、低温容器等が不要であり、比較的小型、軽量な状態で水素を貯蔵・運搬することができる。
iii) 貯蔵した水素を50℃付近という比較的低い温度で放出させることができる。
iv) 水素ガスのみならず、混合ガス中の水素分子をも選択的に包接して貯蔵することができる。
v) 加熱して水素が放出させた後のホスト化合物は、水素と接触反応させることにより再度水素包接化合物を得ることができ、再利用できる。
vi) 加熱して水素が放出した後のホスト化合物は、水素の包接選択性が極めて高くなり、水素を含む混合ガスに接触させるだけで、選択的な水素貯蔵が可能となる。
vii)工業的な種々のプロセスで発生し、現状では希釈して系外へ排出している水素含有ガスにホスト化合物を接触させることにより、エネルギー源である水素を回収することができる。
以下に本発明の水素貯蔵方法の実施の形態を詳細に説明する。
次に本発明の水素包接化合物及びその製造方法の実施の形態を詳細に説明する。
1. ホスト化合物を溶媒に溶解して再結晶する際に水素と接触反応させる方法、
2. 水素とホスト化合物を直接接触させる方法(例えば、前述の水素貯蔵方法におけるように、水素ガスとホスト化合物とを加圧状態で接触させる方法)、
3. 水素雰囲気の状態でホスト化合物を粉砕しながら直接反応させる方法
などがあり、特に限定されるものではないが、ホスト化合物の結晶格子中に水素分子を挿入するためには、ホスト化合物を溶媒等に溶解させてホスト化合物を分子として十分に分散させた後、結晶化する際にゲスト分子である水素と反応させる方が、効率的に包接化合物を製造することができ好ましい。
1) 評価方法
JIS H 7201“水素吸蔵合金のPCT特性の測定方法”に準じ、(株)レスカ製の水素吸蔵放出評価装置で測定を行った。
2) サンプル
測定用試料管(評価容量約25ml)にサンプル(500μm以下)を0.1〜1g充填し、精秤してサンプルの重量を測定した。この試料管にヘリウムガスを導入して12時間以上の気密テストを行い、問題がないことを確認した。その後、試料管内のサンプル以外の体積を測定した。
3) 前処理
サンプルを50℃に加熱し、ロータリーポンプで3時間真空減圧を行った。
4) 評価条件
サンプルの入った試料管は試験中、25℃の恒温バス内に保持した。これに水素ガスを圧力を変化させながら導入し、平衡圧力時の貯蔵量を算出した。なお、各圧力時での平衡状態の保持時間は1時間又は8時間として測定を行った。
5) 水素貯蔵確認方法
上記の評価で水素圧力を常圧に戻して採取したサンプルをTG-DTA測定を行い、気体成分が放出される温度を確認した。また、採取したサンプルをテドラーバックに入れ、これを気体成分が放出される温度に調節した恒温槽に30分放置し、気化した成分を水素分析用の検知管で評価して、気化した成分が水素であることを確認した。
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン(以下「BHC」と略記する。)の固体粉末0.5602gをサンプルとし、各圧力での保持時間を1時間として上記試験方法で評価を行った。平衡圧力と水素貯蔵量の関係を表1及び図1に示した。なお、E−02は10−2を示し、E−03は10−3を示し、E−04は10−4を示し、E−5は10−5を示す。
実施例1で水素を放出させたBHCの固体粉末0.2361gをサンプルとし、各圧力での保持時間を8時間として上記試験方法で評価を行った。平衡圧力と水素貯蔵量の関係を表2及び図2に示す。
9,9’−ビアンスリル(以下「BA」と略記する。)の固体粉末0.5897gをサンプルとし、各圧力での保持時間を1時間として上記試験方法で評価を行った。平衡圧力と水素貯蔵量の関係を表3及び図3に示した。
1,1,2,2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エチレン(以下「THPEY」と略記する。)の固体粉末0.523gをサンプルとし、各圧力での保持時間を1時間として上記試験方法で評価を行った。平衡圧力と水素貯蔵量の関係を表4及び図4に示した。
テトラキス(p−メトキシフェニル)エチレン(以下「TMPE」と略記する。)の固体粉末0.510gをサンプルとし、各圧力での保持時間を1時間として上記試験方法で評価を行った。平衡圧力と水素貯蔵量の関係を表5及び図5に示した。
1,1,2,2−テトラフェニルエタン(以下「TPE」と略記する。)の固体粉末0.615gをサンプルとし、各圧力での保持時間を1時間として上記試験方法で評価を行った。平衡圧力と水素貯蔵量の関係を表6及び図6に示した。
ジフェン酸ビス(ジシクロヘキシルアミド)(以下「DBDCA」と略記する。)の固体粉末0.547gをサンプルとし、各圧力での保持時間を1時間として上記試験方法で評価を行った。平衡圧力と水素貯蔵量の関係を表7及び図7に示した。
フマル酸ビス(ジシクロヘキシルアミド)(以下「FBDCA」と略記する。)の固体粉末0.6442gをサンプルとし、各圧力での保持時間を1時間として上記試験方法で評価を行った。平衡圧力と水素貯蔵量の関係を表8及び図8に示した。
α,α,α’,α’−テトラフェニル−1,1’−ビフェニル−2,2’−ジメタノール(以下「TPBDM」と略記する。)の固体粉末0.6456gをサンプルとし、各圧力での保持時間を1時間として上記試験方法で評価を行った。平衡圧力と水素貯蔵量の関係を表9及び図9に示した。
1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイン−1,6−ジオール(以下「TPHDD」と略記する。)の固体粉末0.631gをサンプルとし、各圧力での保持時間を1時間として上記試験方法で評価を行った。平衡圧力と水素貯蔵量の関係を表10及び図10に示した。
2−(m−シアノフェニル)フェナントロ[9,10−d]イミダゾール(以下「CPPIZ」と略記する。)の固体粉末0.2256gをサンプルとし、各圧力での保持時間を1時間として上記試験方法で評価を行った。平衡圧力と水素貯蔵量の関係を表11及び図11に示した。
1,1,2,2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エタン(以下「THPEA」と略記する。)の固体粉末0.5188gをサンプルとし、各圧力での保持時間を1時間として上記試験方法で評価を行った。平衡圧力と水素貯蔵量の関係を表12及び図12に示した。
ヒドロキノン(以下「HQ」と略記する。)の固体粉末0.7029gをサンプルとし、各圧力での保持時間を1時間として上記試験方法で評価を行った。平衡圧力と水素貯蔵量の関係を表13及び図13に示した。
尿素の固体粉末0.3482gをサンプルとし、各圧力での保持時間を1時間として上記試験方法で評価を行った。平衡圧力と水素貯蔵量の関係を表14及び図14に示した。
アセチレンジカルボン酸(以下「AC」と略記する。)の固体粉末0.888gをサンプルとし、各圧力での保持時間を1時間として上記試験方法で評価を行った。平衡圧力と水素貯蔵量の関係を表15及び図15に示した。
β−シクロデキストリン(以下「CD」と略記する。)の固体粉末0.8967gをサンプルとし、各圧力での保持時間を1時間として上記試験方法で評価を行った。平衡圧力と水素貯蔵量の関係を表16及び図16に示した。
没食子酸メチル(以下「GAM」と略記する。)の固体粉末0.7383gをサンプルとし、各圧力での保持時間を1時間として上記試験方法で評価を行った。平衡圧力と水素貯蔵量の関係を表17及び図17に示した。
デオキシコール酸(以下「DCA」と略記する。)の固体粉末0.7411gをサンプルとし、各圧力での保持時間を1時間として上記試験方法で評価を行った。平衡圧力と水素貯蔵量の関係を表18及び図18に示した。
セルロースの固体粉末0.657gをサンプルとし、各圧力での保持時間を1時間として上記試験方法で評価を行った。平衡圧力と水素貯蔵量の関係を表19及び図19に示した。
キトサンの固体粉末0.6725gをサンプルとし、各圧力での保持時間1時間として上記試験方法で評価を行った。平衡圧力と水素貯蔵量の関係を表20及び図20に示す。
トリ−m−トリルホスフィン(以下「TTP」と略記する。)の固体粉末0.5922gをサンプルとし、各圧力での保持時間1時間として上記試験方法で評価を行った。平衡圧力と水素貯蔵量の関係を表21及び図22に示す。
[水素包接化合物の製造]
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン(以下「BHC」と略記する)0.2gとメタノール3mlをサンプル瓶に入れて混合してBHCを溶解させた。この溶液中に市販の水素ガスボンベから水素をバブリングさせると、溶媒であるメタノールが気化蒸発し、結晶化物が得られた。この結晶を室温下で1時間程度風乾して溶媒であるメタノールを蒸発させた(結晶A)。
(1) 製造された水素包接化合物(結晶A)を常温常圧でガラス容器に入れて2日間放置した後、再度IRスペクトル測定とTG−DTA測定を行ったところ、いずれも放置前の結晶Aの測定結果とほぼ同等の結果が得られ、水素を安定に貯蔵できることが確認された。
(2) 製造された水素包接化合物(結晶A)をガラス容器に入れ湯浴にて加温することにより50℃に加熱したところ、水素が発生し、1gの水素包接化合物から、0.06gの水素を回収することができた。この割合は、BHC1モルに対して水素約10モルを包接したことになる。
(3) (2)で水素を放出させた後の結晶を上記と同様にしてメタノールに溶解させた後、水素をバブリングさせ、溶媒のメタノールを気化蒸発させて結晶を得た。この結晶について、実施例22と同様にして風乾した後、IR測定及びTG−DTA測定を行ったところ、いずれも結晶Aの測定結果とほぼ同等であり、水素を再度包接して貯蔵することができることが確認された。
(4) (3)で水素を包接した水素包接化合物を上記(2)と同様に加熱したところ、水素が発生し、1gの水素包接化合物から0.06gの水素を回収することができた。
Claims (40)
- 有機化合物に、水素ガスを加圧状態で接触させることを特徴とする水素貯蔵方法。
- 請求項1において、該有機化合物が多孔質物質に担持されていることを特徴とする水素貯蔵方法。
- 請求項1又は2において、該有機化合物が水素ガスとの接触で水素分子化合物を形成する化合物であることを特徴とする水素貯蔵方法。
- 請求項3において、該水素分子化合物は、前記有機化合物をホスト化合物とする水素包接化合物であることを特徴とする水素貯蔵方法。
- 請求項4において、該有機化合物が単分子系ホスト化合物、多分子系ホスト化合物及び高分子系ホスト化合物よりなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする水素貯蔵方法。
- 請求項5において、単分子系ホスト化合物が、シクロデキストリン類、クラウンエーテル類、クリプタンド類、シクロファン類、アザシクロファン類、カリックスアレン類、シクロトリベラトリレン類、スフェランド類、及び環状オリゴペプチド類よりなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする水素貯蔵方法。
- 請求項5において、多分子系ホスト化合物が、尿素類、チオ尿素類、デオキシコール酸類、ペルヒドロトリフェニレン類、トリ−o−チモチド類、ビアンスリル類、スピロビフルオレン類、シクロフォスファゼン類、モノアルコール類、ジオール類、アセチレンアルコール類、ヒドロキシベンゾフェノン類、フェノール類、ビスフェノール類、トリスフェノール類、テトラキスフェノール類、ポリフェノール類、ナフトール類、ビスナフトール類、ジフェニルメタノール類、カルボン酸アミド類、チオアミド類、ビキサンテン類、カルボン酸類、イミダゾール類、ヒドロキノン類、有機リン化合物及び有機ケイ素化合物よりなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする水素貯蔵方法。
- 請求項7において、多分子系ホスト化合物が、尿素、1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイン−1,6−ジオール、1,1−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−2−プロピン−1−オール、1,1,4,4−テトラフェニル−2−ブチン−1,4−ジオール、1,1,6,6−テトラキス(2,4−ジメチルフェニル)−2,4−ヘキサジイン−1,6−ジオール、9,10−ジフェニル−9,10−ジヒドロアントラセン−9,10−ジオール、9,10−ビス(4−メチルフェニル)−9,10−ジヒドロアントラセン−9,10−ジオール、1,1,2,2−テトラフェニルエタン−1,2−ジオール、4−メトキシフェノール、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、4,4’−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、4,4’−スルホニルビスフェノール、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−エチリデンビスフェノール、4,4’−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、1,1,2,2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エチレン、1,1,2,2−テトラキス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)エタン、α,α,α’,α’−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)−p−キシレン、テトラキス(p−メトキシフェニル)エチレン、3,6,3’,6’−テトラメトキシ−9,9’−ビ−9H−キサンテン、3,6,3’,6’−テトラアセトキシ−9,9’−ビ−9H−キサンテン、3,6,3’,6’−テトラヒドロキシ−9,9’−ビ−9H−キサンテン、没食子酸、没食子酸メチル、カテキン、ビス−β−ナフトール、α,α,α’,α’−テトラフェニル−1,1’−ビフェニル−2,2’−ジメタノール、ジフェン酸ビスジシクロヘキシルアミド、フマル酸ビスジシクロヘキシルアミド、コール酸、デオキシコール酸、1,1,2,2−テトラフェニルエタン、テトラキス(p−ヨードフェニル)エチレン、9,9’−ビアンスリル、1,1,2,2−テトラキス(4−カルボキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(3−カルボキシフェニル)エタン、アセチレンジカルボン酸、2,4,5−トリフェニルイミダゾール、1,2,4,5−テトラフェニルイミダゾール、2−フェニルフェナントロ[9,10−d]イミダゾール、2−(o−シアノフェニル)フェナントロ[9,10−d]イミダゾール、2−(m−シアノフェニル)フェナントロ[9,10−d]イミダゾール、2−(p−シアノフェニル)フェナントロ[9,10−d]イミダゾール、ヒドロキノン、2−t−ブチルヒドロキノン、2,5−ジ−t−ブチルヒドロキノン、2,5−ビス(2,4−ジメチルフェニル)ヒドロキノン、及びトリ−m−トリルフォスフィンよりなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする水素貯蔵方法。
- 請求項8において、多分子系ホスト化合物が、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1,2,2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エチレン、テトラキス(p−メトキシフェニル)エチレン、9,9’−ビアンスリル、1,1,2,2−テトラフェニルエタン、ジフェン酸ビス(ジシクロヘキシルアミド)、フマル酸ビスジシクロヘキシルアミド、α,α,α’,α’−テトラフェニル−1,1’−ビフェニル−2,2’−ジメタノール、1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイン−1,6−ジオール、及び2−(m−シアノフェニル)フェナントロ[9,10−d]イミダゾールよりなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする水素貯蔵方法。
- 請求項5において、高分子系ホスト化合物が、セルロース類、デンプン類、キチン類、キトサン類、ポリビニルアルコール類、1,1,2,2−テトラキスフェニルエタンをコアとするポリエチレングリコールアーム型ポリマー類、及びα,α,α’,α’−テトラキスフェニルキシレンをコアとするポリエチレングリコールアーム型ポリマー類よりなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする水素貯蔵方法。
- 請求項4において、該有機化合物が、芳香族系化合物、アミド系化合物、アルコール系化合物、イミダゾール系化合物、ヒドロキノン類、尿素類、カルボン酸類、シクロデキストリン類、ポリフェノール類、コール酸類、セルロース類及び有機リン化合物よりなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする水素貯蔵方法。
- 請求項11において、芳香族系化合物がフェノール系化合物であることを特徴とする水素貯蔵方法。
- 請求項1ないし12のいずれか1項において、前記加圧条件が1.0×10−10MPa以上であることを特徴とする水素貯蔵方法。
- 請求項1ないし13のいずれか1項において、前記加圧条件が1.0×10−10〜200MPaであることを特徴とする水素貯蔵方法。
- ホスト化合物と水素との接触反応により水素を包接したことを特徴とする水素包接化合物。
- 請求項15において、該ホスト化合物が単分子系ホスト化合物、多分子系ホスト化合物、高分子系ホスト化合物、及び無機系ホスト化合物よりなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする水素包接化合物。
- 請求項16において、単分子系ホスト化合物が、シクロデキストリン類、クラウンエーテル類、クリプタンド類、シクロファン類、アザシクロファン類、カリックスアレン類、シクロトリベラトリレン類、スフェランド類、及び環状オリゴペプチド類よりなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする水素包接化合物。
- 請求項16において、多分子系ホスト化合物が、尿素類、チオ尿素類、デオキシコール酸類、ペルヒドロトリフェニレン類、トリ−o−チモチド類、ビアンスリル類、スピロビフルオレン類、シクロフォスファゼン類、モノアルコール類、ジオール類、アセチレンアルコール類、ヒドロキシベンゾフェノン類、フェノール類、ビスフェノール類、トリスフェノール類、テトラキスフェノール類、ポリフェノール類、ナフトール類、ビスナフトール類、ジフェニルメタノール類、カルボン酸アミド類、チオアミド類、ビキサンテン類、カルボン酸類、イミダゾール類、ヒドロキノン類、有機リン化合物及び有機ケイ素化合物よりなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする水素包接化合物。
- 請求項18において、多分子系ホスト化合物が、尿素、1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイン−1,6−ジオール、1,1−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−2−プロピン−1−オール、1,1,4,4−テトラフェニル−2−ブチン−1,4−ジオール、1,1,6,6−テトラキス(2,4−ジメチルフェニル)−2,4−ヘキサジイン−1,6−ジオール、9,10−ジフェニル−9,10−ジヒドロアントラセン−9,10−ジオール、9,10−ビス(4−メチルフェニル)−9,10−ジヒドロアントラセン−9,10−ジオール、1,1,2,2−テトラフェニルエタン−1,2−ジオール、4−メトキシフェノール、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、4,4’−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、4,4’−スルホニルビスフェノール、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−エチリデンビスフェノール、4,4’−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、1,1,2,2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エチレン、1,1,2,2−テトラキス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)エタン、α,α,α’,α’−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)−p−キシレン、テトラキス(p−メトキシフェニル)エチレン、3,6,3’,6’−テトラメトキシ−9,9’−ビ−9H−キサンテン、3,6,3’,6’−テトラアセトキシ−9,9’−ビ−9H−キサンテン、3,6,3’,6’−テトラヒドロキシ−9,9’−ビ−9H−キサンテン、没食子酸、没食子酸メチル、カテキン、ビス−β−ナフトール、α,α,α’,α’−テトラフェニル−1,1’−ビフェニル−2,2’−ジメタノール、ジフェン酸ビスジシクロヘキシルアミド、フマル酸ビスジシクロヘキシルアミド、コール酸、デオキシコール酸、1,1,2,2−テトラフェニルエタン、テトラキス(p−ヨードフェニル)エチレン、9,9’−ビアンスリル、1,1,2,2−テトラキス(4−カルボキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(3−カルボキシフェニル)エタン、アセチレンジカルボン酸、2,4,5−トリフェニルイミダゾール、1,2,4,5−テトラフェニルイミダゾール、2−フェニルフェナントロ[9,10−d]イミダゾール、2−(o−シアノフェニル)フェナントロ[9,10−d]イミダゾール、2−(m−シアノフェニル)フェナントロ[9,10−d]イミダゾール、2−(p−シアノフェニル)フェナントロ[9,10−d]イミダゾール、ヒドロキノン、2−t−ブチルヒドロキノン、2,5−ジ−t−ブチルヒドロキノン、2,5−ビス(2,4−ジメチルフェニル)ヒドロキノン及びトリ−m−トリルフォスフィンよりなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする水素包接化合物。
- 請求項19において、多分子系ホスト化合物が、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1,2,2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エチレン、テトラキス(p−メトキシフェニル)エチレン、9,9’−ビアンスリル、1,1,2,2−テトラフェニルエタン、ジフェン酸ビス(ジシクロヘキシルアミド)、フマル酸ビスジシクロヘキシルアミド、α,α,α’,α’−テトラフェニル−1,1’−ビフェニル−2,2’−ジメタノール、1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイン−1,6−ジオール、及び2−(m−シアノフェニル)フェナントロ[9,10−d]イミダゾールよりなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする水素包接化合物。
- 請求項16において、高分子系ホスト化合物が、セルロース類、デンプン類、キチン類、キトサン類、ポリビニルアルコール類、1,1,2,2−テトラキスフェニルエタンをコアとするポリエチレングリコールアーム型ポリマー類、及びα,α,α’,α’−テトラキスフェニルキシレンをコアとするポリエチレングリコールアーム型ポリマー類よりなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする水素包接化合物。
- 請求項16において、無機系ホスト化合物が、粘土鉱物類、モンモリロナイト類、及びゼオライト類よりなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする水素包接化合物。
- 請求項15において、該ホスト化合物が、芳香族系化合物、アミド系化合物、アルコール系化合物、イミダゾール系化合物、ヒドロキノン類、尿素類、カルボン酸類、シクロデキストリン類、ポリフェノール類、コール酸類、セルロース類及び有機リン化合物よりなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする水素包接化合物。
- 請求項23において、芳香族系化合物がフェノール系化合物であることを特徴とする水素包接化合物。
- ホスト化合物を溶媒に溶解し、この溶液中に水素を流通しながら前記ホスト化合物を再結晶させると共に前記ホスト化合物の結晶格子中に水素分子を挿入することを特徴とする水素包接化合物の製造方法。
- 請求項25において、該ホスト化合物が単分子系ホスト化合物、多分子系ホスト化合物、高分子系ホスト化合物、及び無機系ホスト化合物よりなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする水素包接化合物の製造方法。
- 請求項26において、単分子系ホスト化合物が、シクロデキストリン類、クラウンエーテル類、クリプタンド類、シクロファン類、アザシクロファン類、カリックスアレン類、シクロトリベラトリレン類、スフェランド類、及び環状オリゴペプチド類よりなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする水素包接化合物の製造方法。
- 請求項26において、多分子系ホスト化合物が、尿素類、チオ尿素類、デオキシコール酸類、ペルヒドロトリフェニレン類、トリ−o−チモチド類、ビアンスリル類、スピロビフルオレン類、シクロフォスファゼン類、モノアルコール類、ジオール類、アセチレンアルコール類、ヒドロキシベンゾフェノン類、フェノール類、ビスフェノール類、トリスフェノール類、テトラキスフェノール類、ポリフェノール類、ナフトール類、ビスナフトール類、ジフェニルメタノール類、カルボン酸アミド類、チオアミド類、ビキサンテン類、カルボン酸類、イミダゾール類、ヒドロキノン類、有機リン化合物及び有機ケイ素化合物よりなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする水素包接化合物の製造方法。
- 請求項28において、多分子系ホスト化合物が、尿素、1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイン−1,6−ジオール、1,1−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−2−プロピン−1−オール、1,1,4,4−テトラフェニル−2−ブチン−1,4−ジオール、1,1,6,6−テトラキス(2,4−ジメチルフェニル)−2,4−ヘキサジイン−1,6−ジオール、9,10−ジフェニル−9,10−ジヒドロアントラセン−9,10−ジオール、9,10−ビス(4−メチルフェニル)−9,10−ジヒドロアントラセン−9,10−ジオール、1,1,2,2−テトラフェニルエタン−1,2−ジオール、4−メトキシフェノール、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、4,4’−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、4,4’−スルホニルビスフェノール、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−エチリデンビスフェノール、4,4’−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、1,1,2,2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エチレン、1,1,2,2−テトラキス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)エタン、α,α,α’,α’−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)−p−キシレン、テトラキス(p−メトキシフェニル)エチレン、3,6,3’,6’−テトラメトキシ−9,9’−ビ−9H−キサンテン、3,6,3’,6’−テトラアセトキシ−9,9’−ビ−9H−キサンテン、3,6,3’,6’−テトラヒドロキシ−9,9’−ビ−9H−キサンテン、没食子酸、没食子酸メチル、カテキン、ビス−β−ナフトール、α,α,α’,α’−テトラフェニル−1,1’−ビフェニル−2,2’−ジメタノール、ジフェン酸ビスジシクロヘキシルアミド、フマル酸ビスジシクロヘキシルアミド、コール酸、デオキシコール酸、1,1,2,2−テトラフェニルエタン、テトラキス(p−ヨードフェニル)エチレン、9,9’−ビアンスリル、1,1,2,2−テトラキス(4−カルボキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(3−カルボキシフェニル)エタン、アセチレンジカルボン酸、2,4,5−トリフェニルイミダゾール、1,2,4,5−テトラフェニルイミダゾール、2−フェニルフェナントロ[9,10−d]イミダゾール、2−(o−シアノフェニル)フェナントロ[9,10−d]イミダゾール、2−(m−シアノフェニル)フェナントロ[9,10−d]イミダゾール、2−(p−シアノフェニル)フェナントロ[9,10−d]イミダゾール、ヒドロキノン、2−t−ブチルヒドロキノン、2,5−ジ−t−ブチルヒドロキノン、2,5−ビス(2,4−ジメチルフェニル)ヒドロキノン及びトリ−m−トリルフォスフィンよりなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする水素包接化合物の製造方法。
- 請求項29において、多分子系ホスト化合物が、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1,2,2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エチレン、テトラキス(p−メトキシフェニル)エチレン、9,9’−ビアンスリル、1,1,2,2−テトラフェニルエタン、ジフェン酸ビス(ジシクロヘキシルアミド)、フマル酸ビスジシクロヘキシルアミド、α,α,α’,α’−テトラフェニル−1,1’−ビフェニル−2,2’−ジメタノール、1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイン−1,6−ジオール、及び2−(m−シアノフェニル)フェナントロ[9,10−d]イミダゾールよりなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする水素包接化合物の製造方法。
- 請求項26において、高分子系ホスト化合物が、セルロース類、デンプン類、キチン類、キトサン類、ポリビニルアルコール類、1,1,2,2−テトラキスフェニルエタンをコアとするポリエチレングリコールアーム型ポリマー類、及びα,α,α’,α’−テトラキスフェニルキシレンをコアとするポリエチレングリコールアーム型ポリマー類よりなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする水素包接化合物の製造方法。
- 請求項26において、無機系ホスト化合物が、粘土鉱物類、モンモリロナイト類、及びゼオライト類よりなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする水素包接化合物の製造方法。
- 請求項25において、ホスト化合物がフェノール系ホスト化合物等の多分子系ホスト化合物であり、溶媒がメタノール、エタノール等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、酢酸エチル等のエステル類、ジエチルエーテル、ジブチルエーテル等のエーテル類、テトラヒドロフラン等のフラン類、ジメチルアセトアミド等のアミド類、アセトアルデヒド、及びベンズアルデヒド等のアルデヒド類よりなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする水素包接化合物の製造方法。
- ホスト化合物に、水素ガスを加圧状態で接触させることを特徴とする水素包接化合物の製造方法。
- 請求項34において、該ホスト化合物が単分子系ホスト化合物、多分子系ホスト化合物、及び高分子系ホスト化合物よりなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする水素包接化合物の製造方法。
- 請求項35において、単分子系ホスト化合物が、シクロデキストリン類、クラウンエーテル類、クリプタンド類、シクロファン類、アザシクロファン類、カリックスアレン類、シクロトリベラトリレン類、スフェランド類、及び環状オリゴペプチド類よりなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする水素包接化合物の製造方法。
- 請求項35において、多分子系ホスト化合物が、尿素類、チオ尿素類、デオキシコール酸類、ペルヒドロトリフェニレン類、トリ−o−チモチド類、ビアンスリル類、スピロビフルオレン類、シクロフォスファゼン類、モノアルコール類、ジオール類、アセチレンアルコール類、ヒドロキシベンゾフェノン類、フェノール類、ビスフェノール類、トリスフェノール類、テトラキスフェノール類、ポリフェノール類、ナフトール類、ビスナフトール類、ジフェニルメタノール類、カルボン酸アミド類、チオアミド類、ビキサンテン類、カルボン酸類、イミダゾール類、ヒドロキノン類、有機リン化合物及び有機ケイ素化合物よりなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする水素包接化合物の製造方法。
- 請求項37において、多分子系ホスト化合物が、尿素、1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイン−1,6−ジオール、1,1−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−2−プロピン−1−オール、1,1,4,4−テトラフェニル−2−ブチン−1,4−ジオール、1,1,6,6−テトラキス(2,4−ジメチルフェニル)−2,4−ヘキサジイン−1,6−ジオール、9,10−ジフェニル−9,10−ジヒドロアントラセン−9,10−ジオール、9,10−ビス(4−メチルフェニル)−9,10−ジヒドロアントラセン−9,10−ジオール、1,1,2,2−テトラフェニルエタン−1,2−ジオール、4−メトキシフェノール、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、4,4’−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、4,4’−スルホニルビスフェノール、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−エチリデンビスフェノール、4,4’−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、1,1,2,2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エチレン、1,1,2,2−テトラキス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)エタン、α,α,α’,α’−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)−p−キシレン、テトラキス(p−メトキシフェニル)エチレン、3,6,3’,6’−テトラメトキシ−9,9’−ビ−9H−キサンテン、3,6,3’,6’−テトラアセトキシ−9,9’−ビ−9H−キサンテン、3,6,3’,6’−テトラヒドロキシ−9,9’−ビ−9H−キサンテン、没食子酸、没食子酸メチル、カテキン、ビス−β−ナフトール、α,α,α’,α’−テトラフェニル−1,1’−ビフェニル−2,2’−ジメタノール、ジフェン酸ビスジシクロヘキシルアミド、フマル酸ビスジシクロヘキシルアミド、コール酸、デオキシコール酸、9,9’−ビアンスリル、1,1,2,2−テトラフェニルエタン、テトラキス(p−ヨードフェニル)エチレン、1,1,2,2−テトラキス(4−カルボキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(3−カルボキシフェニル)エタン、アセチレンジカルボン酸、2,4,5−トリフェニルイミダゾール、1,2,4,5−テトラフェニルイミダゾール、2−フェニルフェナントロ[9,10−d]イミダゾール、2−(o−シアノフェニル)フェナントロ[9,10−d]イミダゾール、2−(m−シアノフェニル)フェナントロ[9,10−d]イミダゾール、2−(p−シアノフェニル)フェナントロ[9,10−d]イミダゾール、ヒドロキノン、2−t−ブチルヒドロキノン、2,5−ジ−t−ブチルヒドロキノン、2,5−ビス(2,4−ジメチルフェニル)ヒドロキノン及びトリ−m−トリルフォスフィンよりなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする水素包接化合物の製造方法。
- 請求項38において、多分子系ホスト化合物が、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1,2,2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エチレン、テトラキス(p−メトキシフェニル)エチレン、9,9’−ビアンスリル、1,1,2,2−テトラフェニルエタン、ジフェン酸ビス(ジシクロヘキシルアミド)、フマル酸ビスジシクロヘキシルアミド、α,α,α’,α’−テトラフェニル−1,1’−ビフェニル−2,2’−ジメタノール、1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイン−1,6−ジオール、及び2−(m−シアノフェニル)フェナントロ[9,10−d]イミダゾールよりなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする水素包接化合物の製造方法。
- 請求項35において、高分子系ホスト化合物が、セルロース類、デンプン類、キチン類、キトサン類、ポリビニルアルコール類、1,1,2,2−テトラキスフェニルエタンをコアとするポリエチレングリコールアーム型ポリマー類、及びα,α,α’,α’−テトラキスフェニルキシレンをコアとするポリエチレングリコールアーム型ポリマー類よりなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする水素包接化合物の製造方法。
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