JP2008515985A5

JP2008515985A5 -

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Publication number: JP2008515985A5
Application number: JP2007536837A
Authority: JP
Filing date: 2005-10-13
Publication date: 2008-12-11

Claims

式（１）：

［式中：
Ｘ、ＹおよびＺは、Ｎ、Ｓ、ＯおよびＣから独立して選択され、ここでＸ、ＹまたはＺの少なくとも一つがヘテロ原子であり、
Ｒ_１は、水素、Ｃ_１−Ｃ_６アルキルまたはＮａ^＋もしくはＭｇ^２＋であり、
Ｒ_２は、存在しないか、または独立して、水素；−ＣＨ＝Ｎ−ＯＨ；シアノ；ヒドロキシで置換されていてもよいＣ_１−Ｃ_６アルキル；または水素、ヒドロキシルもしくはＣ _１ −Ｃ _４アルコキシから選択される置換基で置換されたカルボニルから選択され、
Ｒ_３は、存在しないか、または独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、Ｃ_１−Ｃ_６アルキル、Ｃ_１−Ｃ_４アルコキシまたはニトロから選択され、
Ｒ_４は、存在しないか、または独立して、水素、Ｃ_１−Ｃ_６アルキルから選択されるか、またはＷと一緒のとき、Ｒ_４は結合であってよく、Ｗと、Ｒ _４およびＷが結合している式（１）のヘテロ環とが式（１）の１１〜１３員のヘテロ三環式環構造を形成し、
Ｗは、以下から選択される：
（ａ）フェニルで置換されていてもよいＣ_２−Ｃ_６アルキニル、
（ｂ）Ｃ _１ −Ｃ _８アルキル（Ｃ_１−Ｃ_６アルキル；ハロゲン；ハロゲンもしくはＣ _１ −Ｃ _４アルキルから独立して選択される一つ以上の置換基でフェニル基上が置換されていてもよい−Ｃ（＝Ｏ）−ＮＨ−フェニル；５〜６員のヘテロ環；ヒドロキシ、ハロゲン、Ｃ_１−Ｃ_４アルキル、Ｃ_１−Ｃ_４ハロアルキル、Ｃ_１−Ｃ_４アルコキシ、もしくはアミノ（アミノは一つ以上のＣ _１ −Ｃ _４アルキル置換基で置換されていてもよい）から独立して選択される一つ以上の置換基で置換されていてもよいアリール；ヒドロキシ、ハロゲン、Ｃ_１−Ｃ_４アルキル、Ｃ_１−Ｃ_４ハロアルキル、Ｃ_１−Ｃ_４アルコキシ、もしくはアミノ（アミノは一つ以上のＣ _１ −Ｃ _４アルキル置換基で置換されていてもよい）から独立して選択される一つ以上の置換基で置換されていてもよいアリールオキシ；から独立して選択される一つ以上の置換基で置換されていてもよい）、
（ｃ）Ｃ_２−Ｃ_８アルケニル、
（ｄ）Ｃ_１−Ｃ_６アルキルで置換されていてもよいＣ_３−Ｃ_８シクロアルキル、
（ｅ）アリール（ヒドロキシ；ハロゲン；ハロゲンもしくはヒドロキシから独立して選択される一つ以上の置換基で置換されていてもよいＣ _１ −Ｃ _４アルキル；ハロゲンもしくはフェニルから独立して選択される一つ以上の置換基で置換されていてもよいＣ_１−Ｃ_４アルコキシ；一つ以上のＣ _１ −Ｃ _４アルキル置換基で置換されていてもよいＣ_３−Ｃ_８シクロアルキル；一つ以上のＣ _１ −Ｃ _４アルキル置換基で置換されていてもよいアリール；ヒドロキシ、ハロゲン、Ｃ _１ −Ｃ _４アルキル、Ｃ _１ −Ｃ _４ハロアルキル、Ｃ _１ −Ｃ _４アルコキシ、もしくはアミノ（アミノは一つ以上のＣ _１ −Ｃ _４アルキル置換基で置換されていてもよい）から独立して選択される一つ以上の置換基で置換されていてもよいアリールオキシ；Ｃ _１ −Ｃ _４アルキル、オキソ、もしくはアリール（アリールはヒドロキシ、ハロゲン、Ｃ _１ −Ｃ _４アルキル、Ｃ _１ −Ｃ _４ハロアルキル、Ｃ _１ −Ｃ _４アルコキシ、もしくはアミノ（アミノは一つ以上のＣ _１ −Ｃ _４アルキルで置換されていてもよい）から独立して選択される一つ以上の置換基で置換されていてもよい）から独立して選択される一つ以上の置換基で置換されていてもよい５〜６員のヘテロ環；アミノで置換されていてもよいナフチル；アミノアルキル; Ｃ _１ −Ｃ _４アルコキシ；−Ｃ（Ｏ）−ＮＲ_ｘＲ_ｙ；−Ｃ（Ｏ）−Ｒ_ｘ；イソインドール−１，３−ジオン；ニトロ；シアノ；−ＳＯ_３Ｈ；Ｃ _１ −Ｃ _４アルキルチオ；Ｃ _１ −Ｃ _４アルキルスルホニル；−ＮＲ_ｘ−Ｃ（Ｏ）−Ｒ_ｚ；−ＮＲ_ｘＲ_ｙ；−ＮＲ_ｘ−ＳＯ_２−Ｒ_ｚ；−ＮＲ_ｘ−Ｃ（Ｏ）−ＮＲ_ｘＲ_ｙ；または−ＮＲ_ｘ−Ｃ（Ｏ）Ｏ−Ｒ_ｚ；から独立して選択される一つ以上の置換基で置換されていてもよい）、
（ｆ）ハロゲン、アミノ、アミノアルキル、もしくはＣ _１ −Ｃ _４アルコキシから独立して選択される一つ以上の置換基で置換されていてもよいアリール、
（ｇ）−Ｃ（Ｏ）−ＮＲ_ｘＲ_ｙ、
（ｈ）５〜６員のヘテロ環（オキソ；ハロゲン；Ｃ_１−Ｃ_４アルキル；Ｃ_１−Ｃ_４アルコキシ；Ｃ_１−Ｃ_４ハロアルキル；Ｃ_１−Ｃ_４ハロアルコキシ；アリールオキシ；−ＮＲ_ｘＲ_ｙ；Ｃ _１ −Ｃ _４アルキルチオ；−Ｃ（Ｏ）−Ｒ_ｘ；またはハロゲン、Ｃ _１ −Ｃ _４アルキル、もしくはＣ _１ −Ｃ _４アルコキシから独立して選択される一つ以上の置換基で置換されていてもよいアリール；から独立して選択される一つ以上の置換基で置換されていてもよい）、
（ｉ）ハロゲン、オキソ、Ｃ _１ −Ｃ _４アルキル、Ｃ _１ −Ｃ _４ハロアルキルもしくはＣ _１ −Ｃ _４アルコキシから独立して選択される一つ以上の置換基で置換されていてもよい２〜３個の環構造を有するヘテロ環、
（ｊ）または、Ｗは、Ｒ _４と、Ｒ _４およびＷが結合している式（１）のへテロ環と一緒になって、式（１）の１１〜１３員のヘテロ三環式環構造を形成していてもよく、
Ｒ_ｘは水素、Ｃ_１−Ｃ_６アルキルであるか、またはＲ_ｘとＲ_ｙはこれらが結合している原子と一緒になって、４〜７員の炭素環もしくは式（１）のヘテロ環を形成していてもよく、
Ｒ_ｙは、水素、Ｃ_１−Ｃ_６アルキル、アリール（アリールは一つ以上のＣ _１ −Ｃ _４アルキル置換基で置換されていてもよい）であるか、またはＲ_ｘおよびＲ_ｙはこれらが結合している原子と一緒になって、４〜７員の炭素環もしくは式（１）のヘテロ環を形成していてもよく、
Ｒ_ｚは、アリールもしくはハロゲンで置換されていてもよいＣ_１−Ｃ_６アルキル；またはハロゲン、Ｃ_１−Ｃ_６アルキルもしくはＣ_１−Ｃ_６アルコキシで置換されていてもよいアリールである］
の化合物、またはその薬剤として許容される塩、水和物、溶媒和物、包接体、ラセミ体、立体異性体もしくは多形体。
以下：

[式中、全ての可変部はすでに定義した通りである]
からなる群から選択される請求項１に記載の化合物、またはその薬剤として許容される塩、水和物、溶媒和物、包接体、ラセミ体、立体異性体もしくは多形体。
以下：

からなる群から選択される請求項１に記載の化合物、またはその薬剤として許容される塩、水和物、溶媒和物、包接体、ラセミ体、立体異性体もしくは多形体。
未熟なｍＲＮＡ翻訳終結またはナンセンス媒介ｍＲＮＡ崩壊にいたるｍＲＮＡの遺伝的ナンセンス変異または体細胞性ナンセンス変異を示す遺伝子に関連する疾患を、その予防または治療の必要のある患者において、予防または治療するための医薬の製造のための請求項１〜３のいずれか１項に記載の化合物またはその薬剤として許容される塩、水和物、溶媒和物、包接体、多形体、ラセミ体もしくは立体異性体の使用。
疾患が、関節リウマチ、移植片対宿主病、血液疾患、骨形成不全症、肝硬変、糖尿病、神経変性疾患、心血管疾患、肺疾患、関節炎、または中枢神経系疾患からなる群から選択される、請求項４に記載の使用。
中枢神経系疾患が、多発性硬化症、筋ジストロフィー症、ジュシェンヌ型筋ジストロフィー、アルツハイマー病、神経変性疾患またはパーキンソン病である、請求項５に記載の使用。
血液疾患が、血友病、フォン・ヴィレブランド病、血管拡張性失調症、β型サラセミアまたは腎臓結石である、請求項５に記載の使用。
疾患が、家族性赤血球増加症、免疫不全、腎疾患、嚢胞性線維症、家族性高脂血症、網膜色素変性病、アミロイド症、血友病、アルツハイマー病、テイ・サックス病、ニーマン・ピック病、パーキンソン病、アテローム性動脈硬化症、巨人症、小人症、甲状腺機能亢進症、老化、肥満症、ジュシェンヌ型筋ジストロフィー症またはマルファン症候群からなる群から選択される、請求項４に記載の使用。
疾患が、ヒトの腫瘍抑制遺伝子における遺伝的ナンセンス変異または体細胞性ナンセンス変異に関連する癌である、請求項４に記載の使用。
腫瘍抑制遺伝子がＰＴＥＮ、ＢＲＣＡ１、ＢＲＣＡ２、Ｒｂ、およびｐ５３からなる群から選択される、請求項９に記載の使用。
癌が、頭頚部、眼、皮膚、口、喉、食道、胸、骨、血液、肺、結腸、Ｓ字結腸、直腸、胃、前立腺、乳房、卵巣、腎臓、肝臓、膵臓、脳、腸、心臓、または副腎の癌である、請求項９に記載の使用。
癌が、肉腫、癌腫、線維肉腫、粘液肉腫、脂肪肉腫、軟骨肉腫、骨肉腫、脊索腫、血管肉腫、内皮肉腫、リンパ管肉腫、リンパ管内皮肉腫、滑膜腫、中皮腫、ユーイング腫瘍、平滑筋肉腫、横紋筋肉腫、結腸癌、膵癌、乳癌、卵巣癌、前立腺癌、扁平上皮癌、基底細胞癌、腺癌、汗腺癌、皮脂腺癌、乳頭癌、乳頭腺癌、嚢胞腺癌、髄様癌、気管支原性肺癌、腎細胞癌、肝臓癌、胆管癌、絨毛癌、精上皮腫、胚性癌腫、ウィルムス腫瘍、子宮頚癌、精巣腫瘍、肺癌、小細胞肺癌、膀胱癌、上皮癌、グリオーマ、星細胞腫、髄芽腫、頭蓋咽頭腫、上衣腫、カポジ肉腫、松果体腫、血管芽腫、聴神経腫、乏突起膠腫、髄膜腫、黒色腫、神経芽細胞腫、網膜芽細胞腫、血液由来の腫瘍（ｂｌｏｏｄ−ｂｏｒｎｔｕｍｏｒ）または多発性骨髄腫から選択される固形腫瘍癌である、請求項１１に記載の使用。
癌が、急性リンパ性白血病、急性リンパ芽球性B細胞白血病、急性リンパ芽球性Ｔ細胞白血病、急性骨髄芽球性白血病、急性前骨髄芽球性白血病、急性単芽球性白血病、急性赤白血病、急性巨核芽球性白血病、急性骨髄単球性白血病、急性非リンパ性白血病、急性未分化白血病、慢性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病、有毛細胞白血病または多発性骨髄腫である、請求項１１に記載の使用。
癌細胞の増殖を阻止するための、または哺乳動物のタンパク質を選択的に生産するための請求項４に記載の使用。