JP2007226170A - 反射防止膜材料、反射防止膜を有する基板及びパターン形成方法 - Google Patents

反射防止膜材料、反射防止膜を有する基板及びパターン形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】短波長の露光に対して優れた反射防止効果を有し、またエッチング選択比が十分に高く、即ち、所定のエッチング条件では、上層のフォトレジスト膜に対してエッチング速度が十分に速く、下層の被加工基板等よりもエッチング速度が十分に遅く、さらに、上層のフォトレジスト膜に形成するレジストパターン形状をほぼ垂直形状にできる反射防止膜材料を提供する。
【解決手段】リソグラフィーで用いられる反射防止膜材料であって、少なくとも、置換又は非置換のカルボキシル基を有するシルセスキオキサンの繰り返し単位を有する高分子化合物を含むものであることを特徴とする反射防止膜材料。
【選択図】 なし

Description

本発明は半導体素子などの製造工程における微細加工に好適に用いられる反射防止膜材料に関し、特に、珪素原子を含有する高分子化合物を主成分とする反射防止膜材料に関する。さらに、本発明は、これを用いた遠紫外線、ArFエキシマレーザー光(193nm)、F2レーザー光(157nm)、Kr2レーザー光(146nm)、Ar2レーザー光(126nm)、EUV(13.5nm)、電子線(EB)、X線等での露光に好適な反射防止膜を有する基板、及び該基板へのパターン形成方法に関するものである。
近年、LSIの高集積化と高速度化に伴い、パターンルールの微細化が求められている中、現在汎用技術として用いられている光露光を用いたリソグラフィーにおいては、光源の波長に由来する本質的な解像度の限界に近づきつつある。
レジストパターン形成の際に使用するリソグラフィー用の光源として、水銀灯のg線(436nm)もしくはi線(365nm)を光源とする光露光が広く用いられており、更なる微細化のための手段として、露光光を短波長化する方法が有効とされてきた。このため、例えば64MビットDRAM加工方法の量産プロセスには、露光光源としてi線(365nm)に代わって短波長のKrFエキシマレーザー(248nm)が利用されるようになった。しかし、更に微細な加工技術(例えば、加工寸法が0.13μm以下)を必要とする集積度1G以上のDRAMの製造には、より短波長の光源が必要とされ、特にArFエキシマレーザー(193nm)を用いたリソグラフィーが検討されてきている。
従来より段差基板上に高アスペクト比のパターンを形成するには2層レジスト法が優れていることが知られており、更に、2層レジスト膜を一般的なアルカリ現像液で現像するためには、ヒドロキシ基やカルボキシル基等の親水基を有する高分子シリコーン化合物が必要であるとされている。
このような高分子シリコーン化合物を用いたシリコーン系化学増幅ポジ型レジスト材料としては、安定なアルカリ可溶性シリコーンポリマーであるポリヒドロキシベンジルシルセスキオキサンのフェノール性水酸基の一部をt−Boc基で保護したものをベース樹脂として使用し、これと酸発生剤とを組み合わせたKrFエキシマレーザー用シリコーン系化学増幅ポジ型レジスト材料が提案された(特許文献1、非特許文献1等参照)。また、ArFエキシマレーザー用としては、シクロヘキシルカルボン酸を酸不安定基で置換したタイプのシルセスキオキサンをベースにしたポジ型レジストが提案されている(特許文献2、3、非特許文献2参照)。更に、F2レーザー用としては、ヘキサフルオロイソプロパノールを溶解性基として持つシルセスキオキサンをベースにしたポジ型レジストが提案されている(特許文献4参照)。上記ポリマーは、トリアルコキシシラン、又はトリハロゲン化シランの縮重合によるラダー骨格を含むポリシルセスキオキサンを主鎖に含むものである。
珪素が側鎖にペンダントされたレジスト用ベースポリマーとしては、珪素含有(メタ)アクリルエステル系ポリマーが提案されている(特許文献5、非特許文献3参照)。
一方、珪素を含まない単層レジストを上層、その下に珪素を含有する中間層、更にその下に有機膜を積層する3層プロセスが提案されている(非特許文献4参照)。
一般的には珪素含有レジストより単層レジストの方が解像性に優れ、3層プロセスでは高解像な単層レジストを露光イメージング層として用いることができる。
中間層としては、スピンオングラス(SOG)膜が用いられ、多くのSOG膜が提案されている。
ここで、反射防止効果を付与させた珪素含有層材料が提案されている(特許文献6、7参照)。
通常、単層の反射防止膜よりも多層反射防止膜の方が反射防止効果が高く、光学材料の反射防止膜として広く工業的に用いられている。
中間層と下層の両方に反射防止効果を付与させることによって高い反射防止効果を得ることができる。2層反射防止膜は、NAが1.0を超える液浸リソグラフィーにおいて特に有効な技術となる。
図1は、3層プロセスにおける下層膜のn値を1.50、k値を0.6と仮定し、中間層のn値を1.50、k値を0〜0.4、膜厚を0〜400nmの間で変化させたときの中間層膜からレジスト膜への反射率を計算した例である。通常、Si基板上などの適用を考慮した反射防止膜では、k値が0.3〜0.5の値が最適であり、強い吸収が必要であるが、3層プロセスにおける中間層膜の吸収はそれほど高い値は必要でなく、k値として0.1以上であれば十分である。
SOG膜は、塗布後のベークによるシラノール架橋によって上層のレジストとのインターミキシングを防止している。一般的にはSOG膜のようなシリコーン樹脂の膜密度は低く、フォトレジスト中の酸やクエンチャーとして添加されているアミン化合物を吸着しやすい性質を持つ。SOG膜上でパターニングされたフォトレジストの形状は、ポジ型レジストにおいては基板直上で裾引き形状、レジスト膜中間部では逆テーパー形状となり易い。裾引き形状は露光によって発生した酸のSOG膜への移動、中間部の逆テーパーはクエンチャーのSOG膜への移動が原因と考えられる。
エポキシ基やヒドロキシ基、フェノール基等の有機の架橋基を有するシルセスキオキサン(特許文献6、7参照)は、有機の架橋基が酸やアミンの移動を防ぐ効果があり、現像後のフォトレジストパターンの矩形性が高く、裾引き等の発生が抑えられる。
SOG膜は珪素含有率が非常に高く、3層レジストプロセスに適用した場合、SOGパターンをマスクにした下層膜の酸素ガスや水素ガスを含むエッチングに対しての耐性が高い。一方、有機の架橋基を有するシルセスキオキサンの珪素含有中間層は酸素ガスや水素ガスを含むエッチングに対しての耐性が低い。
エッチング耐性と現像後のレジストパターン形状とはトレードオフの関係があり、これらの両方を満足できる珪素含有反射防止膜材料が求められている。
特開平6−118651号公報 特開平10−324748号公報 特開平11−302382号公報 特開2002−55456号公報 特開平9−110938号公報 米国特許第6506497号明細書 米国特許第6420088号明細書 SPIE vol.1925(1993)p377 SPIE vol.3333(1998)p62 J.Photopolymer Sci. and Technol.Vol.9 No.3(1996)p435−446 J.Vac.Sci.Technol.,16(6),Nov./Dec.1979
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、短波長の露光に対して優れた反射防止効果を有し、またエッチング選択比が十分に高く、即ち、所定のエッチング条件では上層のフォトレジスト膜に対してエッチング速度が十分に速く、下層の被加工基板あるいは有機膜よりもエッチング速度が十分に遅く、さらに、上層のフォトレジスト膜に形成するレジストパターン形状をほぼ垂直形状にできる珪素含有反射防止膜材料を提供し、且つこの反射防止膜材料を用いて基板上にパターンを形成する方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、リソグラフィーで用いられる反射防止膜材料であって、少なくとも、置換又は非置換のカルボキシル基を有するシルセスキオキサンの繰り返し単位を有する高分子化合物を含むものであることを特徴とする反射防止膜材料を提供する(請求項1)。
また、本発明は、前記反射防止膜材料であって、前記置換又は非置換のカルボキシル基を有するシルセスキオキサンの繰り返し単位が下記一般式(1)で示されるものであることを特徴とする反射防止膜材料を提供する(請求項2)。
Figure 2007226170
( 式中、nは1又は2であり、Rはn=1の場合、炭素数1〜10の直鎖状、分岐状、環状のアルキレン基、アリーレン基、アラルキレン基、アルケニレン基のいずれか、n=2の場合、炭素数1〜10の直鎖状、分岐状、環状のアルカントリイル基、アリールトリイル基、アリールアルカントリイル基、アルケントリイル基のいずれかであり、Rは水素原子、又は酸不安定基である。)
これらの反射防止膜材料を用いて形成した反射防止膜は、エッチング選択比が十分に高いものであり、所定のエッチング条件では反射防止膜のエッチング時には上層のフォトレジスト膜に対してエッチングスピードが十分に速く、特に酸素ガスや水素ガス等を用いた下層の基板あるいは有機膜のエッチング時には基板あるいは有機膜よりもエッチングスピードが十分に遅い。また、特に短波長光を用いたリソグラフィーにおいて、露光時に、ハレーションや定在波を十分に抑えることができるといった優れた反射防止効果を有するものである。さらに、露光時に、前記反射防止膜からその上のフォトレジスト膜への酸拡散を十分に防ぐことができるため、レジストパターンをほぼ垂直形状にできる。したがって、リソグラフィーにより、基板に微細なパターンをより高精度で形成することが可能となる。
また、前記反射防止膜材料が、さらに光吸収基を有するシルセスキオキサンの繰り返し単位を含むものであることが好ましい(請求項3)。また、前記光吸収基が、芳香族系の基又はSi−Si結合を有する基であるものとすることができる(請求項4)。
このように、反射防止膜材料に含まれる高分子化合物が、さらに芳香族系の基又はSi−Si結合を有する基等を光吸収基として有するシルセスキオキサンの繰り返し単位を含むものであれば、該反射防止膜材料を用いた反射防止膜は、優れた反射防止効果を有するものとでき、十分にハレーションや定在波を抑えることができる。
また、前記反射防止膜材料は、さらに前記カルボキシル基を有するシルセスキオキサンの繰り返し単位のカルボキシル基と反応して架橋できる基を有するシルセスキオキサンの繰り返し単位を含むものであることが好ましい(請求項5)。
このように、反射防止膜材料に含まれる高分子化合物が、さらにカルボキシル基を有するシルセスキオキサンの繰り返し単位のカルボキシル基と反応して架橋できる基を有するシルセスキオキサンの繰り返し単位を含むものであれば、基板等への塗布後のベーク等により架橋効率がより高くなる。
また、前記反射防止膜材料は、さらに有機溶剤及び/又は酸発生剤を含有するものであることが好ましい(請求項6)。
このように、上記本発明の反射防止膜材料が、さらに有機溶剤及び/又は酸発生剤を含有するものであれば、例えば基板等への塗布後のベーク等により、反射防止膜内での架橋反応を促進することができる。したがって、このような反射防止膜は、フォトレジスト膜とのミキシングの恐れが少なく、フォトレジスト膜への酸の拡散が少ないものとなる。
さらに、前記反射防止膜材料は、さらに架橋剤を含有するものであることが好ましい(請求項7)。
このように、上記本発明の反射防止膜材料が、さらに架橋剤を含有するものであれば、基板等への塗布後のベーク等により架橋効率がより高くなる。
また、本発明は、少なくとも、基板上に本発明の反射防止膜材料をベークして得られる反射防止膜を有するものであることを特徴とする基板を提供する(請求項8)。
このように、少なくとも、基板上に本発明の反射防止膜材料をベークして得られる反射防止膜を有する基板であれば、これを用いて、リソグラフィーによりパターンを形成すれば、微細なパターンを高精度で形成することが可能である。
また、本発明は、リソグラフィーにより基板にパターンを形成する方法であって、少なくとも、基板上に本発明の反射防止膜材料を塗布し、ベークして反射防止膜を形成し、該反射防止膜上にフォトレジスト膜材料を塗布し、プリベークしてフォトレジスト膜を形成し、該フォトレジスト膜のパターン回路領域を露光した後、現像液で現像してフォトレジスト膜にレジストパターンを形成し、該レジストパターンが形成されたフォトレジスト膜をマスクにして反射防止膜及び基板をエッチングして基板にパターンを形成することを特徴とするパターン形成方法を提供する(請求項9)。
このように、本発明の反射防止膜材料を用いて、リソグラフィーにより基板にパターンを形成すれば、基板に微細なパターンを高精度で形成することができる。
また、本発明は、リソグラフィーにより基板にパターンを形成する方法であって、少なくとも、基板上に本発明の反射防止膜材料を塗布し、ベークして反射防止膜を形成し、該反射防止膜上にフォトレジスト膜材料を塗布し、プリベークしてフォトレジスト膜を形成し、該フォトレジスト膜のパターン回路領域を露光した後、現像液で現像してフォトレジスト膜にレジストパターンを形成し、該レジストパターンが形成されたフォトレジスト膜をマスクにして反射防止膜をエッチングし、さらにパターンが形成された反射防止膜をマスクにして基板をエッチングして基板にパターンを形成することを特徴とするパターン形成方法を提供する(請求項10)。
このように、本発明の反射防止膜材料を用いて、これをマスクとして基板にパターンを形成することもでき、これにより基板に微細なパターンを高精度で形成することができる。
また、本発明は、リソグラフィーにより基板にパターンを形成する方法であって、少なくとも、基板上に有機膜を形成し、該有機膜の上に本発明の反射防止膜材料を塗布し、ベークして反射防止膜を形成し、該反射防止膜上にフォトレジスト膜材料を塗布し、プリベークしてフォトレジスト膜を形成し、該フォトレジスト膜のパターン回路領域を露光した後、現像液で現像してフォトレジスト膜にレジストパターンを形成し、該レジストパターンが形成されたフォトレジスト膜をマスクにして反射防止膜をエッチングし、パターンが形成された反射防止膜をマスクにして有機膜をエッチングし、さらに基板をエッチングして基板にパターンを形成することを特徴とするパターン形成方法を提供する(請求項11)。
このように、本発明の反射防止膜材料は、基板に有機膜を介して形成するようにしてもよく、これを用いてリソグラフィーにより基板にパターンを形成すれば、基板に微細なパターンを高精度で形成することができる。
以上説明したように、本発明の反射防止膜材料を用いれば、特に短波長での露光に対して、十分な反射防止効果を発揮できるだけのn値、k値を有する上に、エッチング選択比が十分に高い、即ち、所定のエッチング条件では上層のフォトレジスト膜に対してエッチング速度が十分に速く、特に酸素ガスや水素ガス等によるエッチング速度が下層の被加工基板あるいは有機膜よりも十分に遅い反射防止膜を得ることができる。特に、この反射防止膜は、下層の有機膜に対するハードマスクとしての効果が十分に高いものである。さらに、この反射防止膜の上のフォトレジスト膜に形成するレジストパターン形状も、逆テーパー、裾引き等の発生がほとんど無いほぼ垂直形状にできる。
以下、本発明についてさらに詳細に説明する。
反射防止膜に要求される性能の一つとして、フォトレジスト膜に対してエッチング選択比が高い、即ちフォトレジスト膜に対してエッチングスピードが速いことが挙げられる。一般に、珪素を含む材料を用いた反射防止膜は、フルオロカーボン系のガスを用いたエッチング条件において、エッチング速度が速く、フォトレジスト膜に対して高いエッチング選択比が得られることが知られており、珪素原子を含む反射防止膜を用いることによってエッチングの選択比を飛躍的に高めることができると考えられる。例えば、フェニル基がペンダントされたポリシランを骨格とするKrFリソグラフィー用の反射防止膜が提案され(例えば、特開平11−60735号公報参照。)、高いエッチング選択比が達成されている。
さらに、シリカ系絶縁膜形成用塗布液が提案されている(例えば、特開昭57−83563号公報、特開昭57−131250号公報、特開昭56−129261号公報、特許3287119号明細書参照。)。この技術を用いて、多層レジストプロセスにおける下層膜として、珪素含有ポリマーを用いる多くのパターン形成方法が提案されている。例えば、基板上に有機膜を形成し、その上にシリカガラスをスピンコートし、その上のレジストパターンをシリカガラス層に転写、次に酸素ガスエッチングで有機膜層にパターン転写、最後に基板を加工する3層プロセスが提案されている(例えば、特許第3118887号明細書、特開2000−356854号公報参照。)。反射防止膜としての効果も兼ねたシリカガラス層、シルセスキオキサンポリマー材料が提案されている(例えば、特開平5−27444号公報、特開平6−138664号公報、特開2001−53068号公報、特開2001−92122号公報、特開2001−343752号公報参照。)。更に、反射防止膜とハードマスクの機能を兼ねそろえたシルセスキオキサンポリマーをベースとした組成物が提案されている(例えば、米国特許第6420088号明細書参照。)。
さらに、反射防止膜に要求される性能の一つとして、フォトレジスト膜とのインターミキシングがないこと、フォトレジスト膜層ヘの低分子成分の拡散がないことも挙げられる(Proc. SPIE Vol.2195、225―229(1994))。これらを防止するために、一般的に反射防止膜材料を基板等にスピンコート後、ベークして熱架橋するという方法が採られている。
一方、反射防止膜の上のレジストパターンは、裾引き或いはアンダーカットがない垂直な形状であることが望まれる。裾引き形状では、反射防止膜のエッチング後に寸法変換差が生じ、アンダーカット形状(逆テーパー形状ともいう)では現像後にレジストパターンの倒れが生じるからである。
酸による架橋がポジ型レジストにおいて、裾引き低減に有効であることが報告されている(Proc. SPIE Vol.3678、241―250(1999))。架橋剤を添加し、酸により架橋させる方法は反射防止膜材料において重要であり、裾引き低減のためには架橋剤の添加が有効とされている(例えば、米国特許6420088号明細書、特開2001−53068号公報参照。)。
現像後のフォトレジスト膜の断面パターンが逆テーパー形状になる問題が発生していることについては、これは、反射防止膜の架橋反応に用いられる酸がフォトレジスト膜層に移動し、ベーク時にフォトレジスト膜の酸不安定基を脱離させたこと、あるいはフォトレジスト膜中に添加されているアミン化合物を中和させてしまったことが原因と考えられる。フォトレジスト膜層に酸が移動しないようにするためには、反射防止膜に発生する酸をバルキーなものにする方法が挙げられるが、架橋反応も進行しにくくなり、フォトレジスト膜とのインターミキシングの原因となるので好ましくない。
ここで、ArFリソグラフィー用の有機反射防止膜として、ヒドロキシエチルメタクリレート、メチルアクリレート、スチレンの3元共重合体を用いた材料が提案されている(SPIE Vol.3678 p702 (1999))。架橋システムとしてはヒドロキシエチルメタクリレートとグリコールウリル系の架橋剤を用いている。ここで注目したいのはメチルアクリレートの存在であり、このものを共重合することによって、この反射防止膜の上のレジストパターンが逆テーパー形状になるのを防止している。メチルアクリレートはレジストとの密着性を向上させ、酸拡散を抑える効果もあると考えられる。
本発明者らは、鋭意検討及び研究を重ねた結果、反射防止膜の上のレジストパターンが逆テーパー形状になるのを防止するためには、架橋後の反射防止膜中に酸を閉じこめておく必要があり、このためには、カルボニル、エステル、ラクトン、アミド、エーテル、ニトリル基から選ばれる少なくとも1つの密着性基を持つポリマーを用いることが有効であるとの結論に達した(特開2004−310019号公報)。
しかしながら、これらの密着性基の導入によって珪素含有率が低下し、酸素ガスや水素ガスに対するエッチング耐性が低下する場合があることがわかった。そこで、本発明者らは、珪素含有率の低下を最小限に抑えつつ密着性基のエステル基を導入する方法を求めて鋭意検討を行った。その結果、カルボキシル基を有するシルセスキオキサンを用い、ベーク等によるエステル化反応で、架橋と密着性基の形成の両方を同時に行えば、上層への酸拡散の防止と酸素ガスや水素ガス等に対する高いエッチング耐性をより確実に両立できることに想到し、本発明を完成した。
以下、本発明の実施の形態について説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、リソグラフィーで用いられる反射防止膜材料であって、少なくとも、置換又は非置換のカルボキシル基を有するシルセスキオキサンの繰り返し単位(以下、繰り返し単位aとする)を有する高分子化合物を含むものであることを特徴とする反射防止膜材料を提供する。
また、前記置換又は非置換のカルボキシル基を有するシルセスキオキサンの繰り返し単位は下記一般式(1)で示されるものとすることができる。
Figure 2007226170
( 式中、nは1又は2であり、Rはn=1の場合、炭素数1〜10の直鎖状、分岐状、環状のアルキレン基、アリーレン基、アラルキレン基、アルケニレン基のいずれか、n=2の場合、炭素数1〜10の直鎖状、分岐状、環状のアルカントリイル基、アリールトリイル基、アリールアルカントリイル基、アルケントリイル基のいずれかであり、Rは水素原子、又は酸不安定基である。)
これらの反射防止膜材料を用いた反射防止膜は、露光時に、反射防止膜からその上のフォトレジスト膜への酸拡散を十分に防ぐことができるため、上層のレジストパターンをほぼ垂直形状にできる。また、エッチング選択比が十分に高いものであり、所定のエッチング条件では反射防止膜のエッチング時には上層のフォトレジスト膜に対してエッチングスピードが十分に速く、下層の基板あるいは有機膜のエッチング時には基板あるいは有機膜に対してエッチングスピードが十分に遅い。特に、酸素ガスや水素ガス等に対するエッチング耐性が十分に高く、酸素ガスや水素ガス等を用いて下層の基板あるいは有機膜等をエッチングする際に、マスクとして好適に使用することができる。さらに、特に短波長光を用いたリソグラフィーにおいて、露光時に、ハレーションや定在波を十分に抑えることができるといった優れた反射防止効果を有するものである。したがって、リソグラフィーにより、基板に微細なパターンを高精度で形成することが可能となる。
上記一般式(1)に示される、置換又は非置換のカルボキシル基を有するシルセスキオキサンの繰り返し単位(繰り返し単位a)は、下記に例示することができる。
Figure 2007226170
( 式中Rは前述と同様である。)
また、上記一般式(1)中のRの酸不安定基は、種々選定されるが、例えば下記式(AL10)、(AL11)で示される基、下記式(AL12)で示される炭素数4〜40の3級アルキル基、炭素数1〜6のトリアルキルシリル基、炭素数4〜20のオキソアルキル基等であることが好ましい。
Figure 2007226170
上記式(AL10)、(AL11)においてR、Rは炭素数1〜20の直鎖状、分岐状、環状のアルキル基、アリール基、アラルキル基であり、酸素、硫黄、窒素、フッ素などのヘテロ原子を含んでもよい。gは0〜10の整数である。R、Rは水素原子、炭素数1〜20の直鎖状、分岐状、環状のアルキル基であり、酸素、硫黄、窒素、フッ素などのヘテロ原子を含んでも良い。RとR、RとR,RとRはそれぞれ結合して環を形成しても良い。
上記式(AL12)においてR10、R11、R12は、炭素数1〜20の直鎖状、分岐状、環状のアルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数6〜20のアリール基を示す。R10とR11、R11とR12、R10とR12はそれぞれ結合して環を形成しても良い。
上記式(AL10)に示される化合物を具体的に例示すると、tert−ブトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニルメチル基、tert−アミロキシカルボニル基、tert−アミロキシカルボニルメチル基、1−エトキシエトキシカルボニルメチル基、2−テトラヒドロピラニルオキシカルボニルメチル基、2−テトラヒドロフラニルオキシカルボニルメチル基等、また下記一般式(AL10)−1〜(AL10)−7で示される置換基が挙げられる。
Figure 2007226170
(上記式中、R20は同一又は非同一の炭素数1〜8の直鎖状、分岐鎖状または環状のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、アラルキル基を示す。R21は存在しないかあるいは炭素数1〜20の直鎖状、分岐鎖状または環状のアルキル基を示す。R22は炭素数6〜20のアリール基、アラルキル基を示す。)
上記式(AL11)で示される化合物としては例えば、下記(AL11)−1〜(AL11)−23を挙げることができる。
Figure 2007226170
上記式(AL12)で示される3級アルキル基としては、たとえば、tert−ブチル基、トリエチルカルビル基、1ーエチルノルボニル基、1−メチルシクロヘキシル基、1−エチルシクロペンチル基、2−(2−メチル)アダマンチル基、2−(2−エチル)アダマンチル基、tert−アミル基等あるいは下記一般式(AL12)−1〜(AL12)−18を挙げることができる。
Figure 2007226170
(上記式中、R20は同一又は非同一の炭素数1〜8の直鎖状、分岐鎖状または環状のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、アラルキル基を示す。R21、R23は存在しないかあるいは炭素数1〜20の直鎖状、分岐状または環状のアルキル基を示す。R22は炭素数6〜20のアリール基、アラルキル基を示す。)
上記R20,R21,R22,R23は酸素、窒素、硫黄などのヘテロ原子を有していてもよく、その具体例としては、たとえば下記(13)−1〜(13)−7を挙げることができる。
Figure 2007226170
また、炭素数1〜6のトリアルキルシリル基としては、トリメチルシリル基、トリエチルシリル基、ジメチル−tert−ブチルシリル基等が挙げられる。
上記繰り返し単位aのカルボキシル基が酸不安定基で置換されている場合、反射防止膜材料をスピンコート等により塗布した後、たとえば加熱して酸発生剤から酸を発生させ、その酸による脱保護反応でカルボキシル基として、架橋反応を引き起こすことができる。
また、上記反射防止膜材料は、さらに光吸収基を有するシルセスキオキサンの繰り返し単位(以下、繰り返し単位bとする)を含むものとすることができる。さらに、この光吸収基を、芳香族系の基又はSi−Si結合を有する基とすることができる。
このような反射防止膜材料を用いた反射防止膜は、優れた反射防止効果を有するものとでき、十分にハレーションや定在波を抑えることができる。
上記繰り返し単位bは種々選定されるが、光吸収基として芳香族系の基を有する繰り返し単位bは、下記に例示することが出来る。
Figure 2007226170
また、光吸収基としてSi−Si結合を有する基を有する繰り返し単位bは、下記に例示することが出来る。尚、下記では、この有機基をポリマー中にペンダントしている状態で示している。
Figure 2007226170
また、上記反射防止膜材料は、さらに前記カルボキシル基を有するシルセスキオキサンの繰り返し単位のカルボキシル基と反応して架橋できる基を有するシルセスキオキサンの繰り返し単位(以下、繰り返し単位cとする)を含むものとすることができる。
このような反射防止膜材料では、基板等への塗布後のベーク等により、繰り返し単位cの架橋性基を繰り返し単位aのカルボキシル基と架橋させることができる。
このような繰り返し単位aのカルボキシル基と反応して架橋できる基としては、たとえばカルボキシル基、ヒドロキシ基、エポキシ基などを挙げることができる。このような反射防止膜材料であれば、材料塗布後のベークで生じた酸により酸無水物化あるいはエステル化反応で、架橋と密着性基の形成の両方を同時に行うことができる。従って、珪素含有率の低下を最小限に抑えて密着性基のエステル基を導入することができ、上層への酸拡散の防止と酸素ガスや水素ガス等に対する高いエッチング耐性が両立できる。
このようなヒドロキシ基、エポキシ基を有する繰り返し単位cを下記に例示する。
Figure 2007226170
尚、一般式(1)で示される繰り返し単位aを含む高分子化合物の分子量(Mw)は、それぞれ1,000〜1,000,000の範囲が好ましく、より好ましくは1,500〜500,000の範囲である。
本発明の反射防止膜材料に用いられる、一般式(1)の繰り返し単位aを有する高分子化合物の合成方法は特に限定されないが、たとえば、下記一般式で示される珪素含有化合物を用いて縮合反応を行って合成することができる。
Figure 2007226170
(式中R、R、nは前述と同様、Zは同一又は異種のハロゲン原子、ヒドロキシ基、炭素数1〜4のアルコキシ基のいずれかである。)
また、繰り返し単位aに加えて繰り返し単位bおよび/または繰り返し単位cを含む高分子化合物を得る場合には、上記繰り返し単位aに対応する珪素含有化合物に加えて、同様に3つのZ基と結合したハロゲン置換シラン、アルコキシシランなどを用いて共縮合反応を行うことができる。
また、下記に示すシラン化合物を共重合して、さらに繰り返し単位dを含む高分子化合物を得ることもできる。
Figure 2007226170
(式中、Zは前述と同様である。)
更に、カルボニル、エステル、ラクトン、アミド、エーテル、ニトリル、アミノから選ばれる少なくとも1つの官能基を有する1価の有機基をペンダントするシルセスキオキサンの繰り返し単位eを共重合することもできる。繰り返し単位eは具体的には下記に例示することができる。
Figure 2007226170
Figure 2007226170
本発明の反射防止膜材料において、上記繰り返し単位a、b、c、d、eの割合は、0<a≦1.0、0≦b<1.0、0≦c<1.0、0≦d<1.0、0≦e<0.8、好ましくは、0.05≦a≦0.95、0.02≦b<0.95、0.02≦c<0.95、0≦c<0.9、0≦e<0.7、より好ましくは0.1≦a≦0.9、0.05≦b<0.9、0.05≦c<0.9、0≦d<0.8、0≦e<0.6の範囲である。
上記繰り返し単位a、b、c、d、eに対応するモノマーa〜eを、加水分解により共縮合することで、本発明の反射防止膜材料に用いる高分子化合物を合成することができる。加水分解反応における水の量は、モノマー1モル当たり0.2〜10モルを添加することが好ましい。
この時に、触媒を用いることもできる。触媒としては、酢酸、プロピオン酸、オレイン酸、ステアリン酸、リノール酸、サリチル酸、安息香酸、ギ酸、マロン酸、フタル酸、フマル酸、クエン酸、シュウ酸、酒石酸、塩酸、硫酸、硝酸、スルホン酸、メチルスルホン酸、トシル酸、トリフルオロメタンスルホン酸などの酸、アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化カルシウム、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリエタノールアミン、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、コリンヒドロキシド、テトラブチルアンモニウムヒドロキシドなどの塩基、テトラアルコキシチタン、トリアルコキシモノ(アセチルアセトナート)チタン、テトラアルコキシジルコニウム、トリアルコキシモノ(アセチルアセトナート)ジルコニウムなどの金属キレート化合物を挙げることができるが、重合中にエポキシを開環させない様にし、アルカリや金属の不純物を混入しないようにするためには有機酸や有機アミンが好ましく用いられる。
反応操作としては、モノマーを有機溶媒に溶解させ、水を添加し加水分解反応を開始させる。触媒は水に添加していても良いし、有機溶媒中に添加しておいても良い。反応温度は0〜100℃、好ましくは10〜80℃である。水の滴下時に10〜50℃に加熱し、その後40〜80℃に昇温させて熟成させる方法が好ましい。
有機溶媒としては、水に難溶あるいは不溶のものが好ましく、テトラヒドロフラン、トルエン、ヘキサン、酢酸エチル、シクロヘキサノン、メチル−2−n−アミルケトン、プロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ピルビン酸エチル、酢酸ブチル、3−メトキシプロピオン酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、酢酸tert−ブチル、プロピオン酸tert―ブチル、プロピレングリコールモノtert−ブチルエーテルアセテート、γ―ブチルラクトンなどが好ましい。
その後、触媒の中和反応を行い、有機溶媒層を分別し脱水する。水分の残存は、残存したシラノールの縮合反応を進行させるため、脱水は十分に行う必要がある。硫酸マグネシウムなどの塩やモレキュラーシーブによる吸着法や、溶媒を除去しながらの共沸脱水法が好ましく挙げられる。
架橋基にエポキシ基を含有するものは、酸触媒による縮合反応時に開環してアルコール体にすることもできる。
また、本発明の反射防止膜材料は、さらに有機溶剤及び/又は酸発生剤を含有するものであることが好ましい。
このように、本発明の反射防止膜材料が、さらに有機溶剤及び/又は酸発生剤を含有することで、基板等への塗布後のベーク等により、反射防止膜内での架橋反応を促進することができる。したがって、このような反射防止膜は、フォトレジスト膜とのミキシングの恐れが少なく、フォトレジスト膜への酸の拡散が少ないものとなる。
本発明の反射防止膜材料で使用される有機溶剤としては、ベース樹脂、酸発生剤、その他の添加剤等が溶解可能な有機溶剤であればいずれでもよい。このような有機溶剤としては、例えば、シクロヘキサノン、メチル−2−n−アミルケトン等のケトン類、3−メトキシブタノール、3−メチル−3−メトキシブタノール、1−メトキシ−2−プロパノール、1−エトキシ−2−プロパノール等のアルコール類、プロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル類、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、乳酸エチル、ピルビン酸エチル、酢酸ブチル、3−メトキシプロピオン酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、酢酸tert−ブチル、プロピオン酸tert―ブチル、プロピレングリコールモノtert−ブチルエーテルアセテート等のエステル類、γ―ブチロラクトン等のラクトン類が挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を混合して使用することができるが、これらに限定されるものではない。
本発明では、これらの有機溶剤の中でも反射防止膜材料中の酸発生剤の溶解性が最も優れているジエチレングリコールジメチルエーテルや1−エトキシ−2−プロパノール、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート及びその混合溶剤が好ましく使用される。
有機溶剤の使用量は、ベース樹脂100部(質量部、以下同様。)に対して400〜4,000部、特に400〜3,000部が好適である。
本発明の反射防止膜材料においては、熱などによる架橋反応を更に促進させるために酸発生剤を添加することができる。酸発生剤は熱分解によって酸を発生するものや、光照射によって酸を発生するものがあるが、いずれのものも添加することができる。
本発明で使用される酸発生剤としては、
i.)下記一般式(P1a−1)、(P1a−2)、(P1a−3)又は(P1b)のオニウム塩、
ii.)下記一般式(P2)のジアゾメタン誘導体、
iii.)下記一般式(P3)のグリオキシム誘導体、
iv.)下記一般式(P4)のビススルホン誘導体、
v.)下記一般式(P5)のN−ヒドロキシイミド化合物のスルホン酸エステル、
vi.)β−ケトスルホン酸誘導体、
vii.)ジスルホン誘導体、
viii.)ニトロベンジルスルホネート誘導体、
ix.)スルホン酸エステル誘導体
等が挙げられる。
Figure 2007226170
(式中、R101a、R101b、R101cはそれぞれ炭素数1〜12の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、アルケニル基、オキソアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、又は炭素数7〜12のアラルキル基又はアリールオキソアルキル基を示し、これらの基の水素原子の一部又は全部がアルコキシ基等によって置換されていてもよい。また、R101bとR101cとは環を形成してもよく、環を形成する場合には、R101b、R101cはそれぞれ炭素数1〜6のアルキレン基を示す。K-は非求核性対向イオンを表す。R101d、R101e、R101f、R101gは、R101a、R101b、R101cに水素原子を加えて示される。R101dとR101e、R101dとR101eとR101fとは環を形成してもよく、環を形成する場合には、R101dとR101e及びR101dとR101eとR101fは炭素数3〜10のアルキレン基、又は上記式中の窒素原子を環の中に有する複素芳香族環を示す。)
上記R101a、R101b、R101c、R101d、R101e、R101f、R101gは互いに同一であっても異なっていてもよく、具体的にはアルキル基として、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロプロピルメチル基、4−メチルシクロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、ノルボルニル基、アダマンチル基等が挙げられる。アルケニル基としては、ビニル基、アリル基、プロぺニル基、ブテニル基、ヘキセニル基、シクロヘキセニル基等が挙げられる。オキソアルキル基としては、2−オキソシクロペンチル基、2−オキソシクロヘキシル基等が挙げられ、2−オキソプロピル基、2−シクロペンチル−2−オキソエチル基、2−シクロヘキシル−2−オキソエチル基、2−(4−メチルシクロヘキシル)−2−オキソエチル基等を挙げることができる。アリール基としては、フェニル基、ナフチル基等や、p−メトキシフェニル基、m−メトキシフェニル基、o−メトキシフェニル基、エトキシフェニル基、p−tert−ブトキシフェニル基、m−tert−ブトキシフェニル基等のアルコキシフェニル基、2−メチルフェニル基、3−メチルフェニル基、4−メチルフェニル基、エチルフェニル基、4−tert−ブチルフェニル基、4−ブチルフェニル基、ジメチルフェニル基等のアルキルフェニル基、メチルナフチル基、エチルナフチル基等のアルキルナフチル基、メトキシナフチル基、エトキシナフチル基等のアルコキシナフチル基、ジメチルナフチル基、ジエチルナフチル基等のジアルキルナフチル基、ジメトキシナフチル基、ジエトキシナフチル基等のジアルコキシナフチル基等が挙げられる。アラルキル基としてはベンジル基、フェニルエチル基、フェネチル基等が挙げられる。アリールオキソアルキル基としては、2−フェニル−2−オキソエチル基、2−(1−ナフチル)−2−オキソエチル基、2−(2−ナフチル)−2−オキソエチル基等の2−アリール−2−オキソエチル基等が挙げられる。K-の非求核性対向イオンとしては塩化物イオン、臭化物イオン等のハライドイオン、トリフレート、1,1,1−トリフルオロエタンスルホネート、ノナフルオロブタンスルホネート等のフルオロアルキルスルホネート、トシレート、ベンゼンスルホネート、4−フルオロベンゼンスルホネート、1,2,3,4,5−ペンタフルオロベンゼンスルホネート等のアリールスルホネート、メシレート、ブタンスルホネート等のアルキルスルホネートが挙げられる。
又、R101d、R101e、R101f、R101gが上記式中の窒素原子を環の中に有する複素芳香族環は、イミダゾール誘導体(例えばイミダゾール、4−メチルイミダゾール、4−メチル−2−フェニルイミダゾール等)、ピラゾール誘導体、フラザン誘導体、ピロリン誘導体(例えばピロリン、2−メチル−1−ピロリン等)、ピロリジン誘導体(例えばピロリジン、N−メチルピロリジン、ピロリジノン、N−メチルピロリドン等)、イミダゾリン誘導体、イミダゾリジン誘導体、ピリジン誘導体(例えばピリジン、メチルピリジン、エチルピリジン、プロピルピリジン、ブチルピリジン、4−(1−ブチルペンチル)ピリジン、ジメチルピリジン、トリメチルピリジン、トリエチルピリジン、フェニルピリジン、3−メチル−2−フェニルピリジン、4−tert−ブチルピリジン、ジフェニルピリジン、ベンジルピリジン、メトキシピリジン、ブトキシピリジン、ジメトキシピリジン、1−メチル−2−ピリドン、4−ピロリジノピリジン、1−メチル−4−フェニルピリジン、2−(1−エチルプロピル)ピリジン、アミノピリジン、ジメチルアミノピリジン等)、ピリダジン誘導体、ピリミジン誘導体、ピラジン誘導体、ピラゾリン誘導体、ピラゾリジン誘導体、ピペリジン誘導体、ピペラジン誘導体、モルホリン誘導体、インドール誘導体、イソインドール誘導体、1H−インダゾール誘導体、インドリン誘導体、キノリン誘導体(例えばキノリン、3−キノリンカルボニトリル等)、イソキノリン誘導体、シンノリン誘導体、キナゾリン誘導体、キノキサリン誘導体、フタラジン誘導体、プリン誘導体、プテリジン誘導体、カルバゾール誘導体、フェナントリジン誘導体、アクリジン誘導体、フェナジン誘導体、1,10−フェナントロリン誘導体、アデニン誘導体、アデノシン誘導体、グアニン誘導体、グアノシン誘導体、ウラシル誘導体、ウリジン誘導体等が例示される。
(P1a−1)と(P1a−2)は光酸発生剤、熱酸発生剤の両方の効果があるが、(P1a−3)は熱酸発生剤として作用する。
Figure 2007226170
(式中、R102a、R102bはそれぞれ炭素数1〜8の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基を示す。R103は炭素数1〜10の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基を示す。R104a、R104bはそれぞれ炭素数3〜7の2−オキソアルキル基を示す。K-は非求核性対向イオンを表す。)
上記R102a、R102bとして具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロプロピルメチル基、4−メチルシクロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基等が挙げられる。R103としては、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンチレン基、へキシレン基、へプチレン基、オクチレン基、ノニレン基、1,4−シクロへキシレン基、1,2−シクロへキシレン基、1,3−シクロペンチレン基、1,4−シクロオクチレン基、1,4−シクロヘキサンジメチレン基等が挙げられる。R104a、R104bとしては、2−オキソプロピル基、2−オキソシクロペンチル基、2−オキソシクロヘキシル基、2−オキソシクロヘプチル基等が挙げられる。K-は式(P1a−1)、(P1a−2)及び(P1a−3)で説明したものと同様のものを挙げることができる。
Figure 2007226170
( 式中、R105、R106は炭素数1〜12の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基又はハロゲン化アルキル基、炭素数6〜20のアリール基又はハロゲン化アリール基、又は炭素数7〜12のアラルキル基を示す。)
105、R106のアルキル基としてはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、アミル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、ノルボルニル基、アダマンチル基等が挙げられる。ハロゲン化アルキル基としてはトリフルオロメチル基、1,1,1−トリフルオロエチル基、1,1,1−トリクロロエチル基、ノナフルオロブチル基等が挙げられる。アリール基としてはフェニル基、p−メトキシフェニル基、m−メトキシフェニル基、o−メトキシフェニル基、エトキシフェニル基、p−tert−ブトキシフェニル基、m−tert−ブトキシフェニル基等のアルコキシフェニル基、2−メチルフェニル基、3−メチルフェニル基、4−メチルフェニル基、エチルフェニル基、4−tert−ブチルフェニル基、4−ブチルフェニル基、ジメチルフェニル基等のアルキルフェニル基が挙げられる。ハロゲン化アリール基としてはフルオロフェニル基、クロロフェニル基、1,2,3,4,5−ペンタフルオロフェニル基等が挙げられる。アラルキル基としてはベンジル基、フェネチル基等が挙げられる。
Figure 2007226170
( 式中、R107、R108、R109は炭素数1〜12の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基又はハロゲン化アルキル基、炭素数6〜20のアリール基又はハロゲン化アリール基、又は炭素数7〜12のアラルキル基を示す。R108、R109は互いに結合して環状構造を形成してもよく、環状構造を形成する場合、R108、R109はそれぞれ炭素数1〜6の直鎖状又は分岐状のアルキレン基を示す。R105はP2式のものと同様である。)
107、R108、R109のアルキル基、ハロゲン化アルキル基、アリール基、ハロゲン化アリール基、アラルキル基としては、R105、R106で説明したものと同様の基が挙げられる。なお、R108、R109のアルキレン基としてはメチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ヘキシレン基等が挙げられる。
Figure 2007226170
(式中、R101a、R101bは前記と同様である。)
Figure 2007226170
(式中、R110は炭素数6〜10のアリーレン基、炭素数1〜6のアルキレン基又は炭素数2〜6のアルケニレン基を示し、これらの基の水素原子の一部又は全部は更に炭素数1〜4の直鎖状又は分岐状のアルキル基又はアルコキシ基、ニトロ基、アセチル基、又はフェニル基で置換されていてもよい。R111は炭素数1〜8の直鎖状、分岐状又は置換のアルキル基、アルケニル基又はアルコキシアルキル基、フェニル基、又はナフチル基を示し、これらの基の水素原子の一部又は全部は更に炭素数1〜4のアルキル基又はアルコキシ基;炭素数1〜4のアルキル基、アルコキシ基、ニトロ基又はアセチル基で置換されていてもよいフェニル基;炭素数3〜5のヘテロ芳香族基;又は塩素原子、フッ素原子で置換されていてもよい。)
ここで、R110のアリーレン基としては、1,2−フェニレン基、1,8−ナフチレン基等が、アルキレン基としては、メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、フェニルエチレン基、ノルボルナン−2,3−ジイル基等が、アルケニレン基としては、1,2−ビニレン基、1−フェニル−1,2−ビニレン基、5−ノルボルネン−2,3−ジイル基等が挙げられる。R111のアルキル基としては、R101a〜R101cと同様のものが、アルケニル基としては、ビニル基、1−プロペニル基、アリル基、1−ブテニル基、3−ブテニル基、イソプレニル基、1−ペンテニル基、3−ペンテニル基、4−ペンテニル基、ジメチルアリル基、1−ヘキセニル基、3−ヘキセニル基、5−ヘキセニル基、1−ヘプテニル基、3−ヘプテニル基、6−ヘプテニル基、7−オクテニル基等が、アルコキシアルキル基としては、メトキシメチル基、エトキシメチル基、プロポキシメチル基、ブトキシメチル基、ペンチロキシメチル基、ヘキシロキシメチル基、ヘプチロキシメチル基、メトキシエチル基、エトキシエチル基、プロポキシエチル基、ブトキシエチル基、ペンチロキシエチル基、ヘキシロキシエチル基、メトキシプロピル基、エトキシプロピル基、プロポキシプロピル基、ブトキシプロピル基、メトキシブチル基、エトキシブチル基、プロポキシブチル基、メトキシペンチル基、エトキシペンチル基、メトキシヘキシル基、メトキシヘプチル基等が挙げられる。
なお、更に置換されていてもよい炭素数1〜4のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基等が、炭素数1〜4のアルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、tert−ブトキシ基等が、炭素数1〜4のアルキル基、アルコキシ基、ニトロ基又はアセチル基で置換されていてもよいフェニル基としては、フェニル基、トリル基、p−tert−ブトキシフェニル基、p−アセチルフェニル基、p−ニトロフェニル基等が、炭素数3〜5のヘテロ芳香族基としては、ピリジル基、フリル基等が挙げられる。
酸発生剤は、具体的には、オニウム塩としては、例えばトリフルオロメタンスルホン酸テトラメチルアンモニウム、ノナフルオロブタンスルホン酸テトラメチルアンモニウム、ノナフルオロブタンスルホン酸トリエチルアンモニウム、ノナフルオロブタンスルホン酸ピリジニウム、カンファースルホン酸トリエチルアンモニウム、カンファースルホン酸ピリジニウム、ノナフルオロブタンスルホン酸テトラn−ブチルアンモニウム、ノナフルオロブタンスルホン酸テトラフェニルアンモニウム、p−トルエンスルホン酸テトラメチルアンモニウム、トリフルオロメタンスルホン酸ジフェニルヨードニウム、トリフルオロメタンスルホン酸(p−tert−ブトキシフェニル)フェニルヨードニウム、p−トルエンスルホン酸ジフェニルヨードニウム、p−トルエンスルホン酸(p−tert−ブトキシフェニル)フェニルヨードニウム、トリフルオロメタンスルホン酸トリフェニルスルホニウム、トリフルオロメタンスルホン酸(p−tert−ブトキシフェニル)ジフェニルスルホニウム、トリフルオロメタンスルホン酸ビス(p−tert−ブトキシフェニル)フェニルスルホニウム、トリフルオロメタンスルホン酸トリス(p−tert−ブトキシフェニル)スルホニウム、p−トルエンスルホン酸トリフェニルスルホニウム、p−トルエンスルホン酸(p−tert−ブトキシフェニル)ジフェニルスルホニウム、p−トルエンスルホン酸ビス(p−tert−ブトキシフェニル)フェニルスルホニウム、p−トルエンスルホン酸トリス(p−tert−ブトキシフェニル)スルホニウム、ノナフルオロブタンスルホン酸トリフェニルスルホニウム、ブタンスルホン酸トリフェニルスルホニウム、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルスルホニウム、p−トルエンスルホン酸トリメチルスルホニウム、トリフルオロメタンスルホン酸シクロヘキシルメチル(2−オキソシクロヘキシル)スルホニウム、p−トルエンスルホン酸シクロヘキシルメチル(2−オキソシクロヘキシル)スルホニウム、トリフルオロメタンスルホン酸ジメチルフェニルスルホニウム、p−トルエンスルホン酸ジメチルフェニルスルホニウム、トリフルオロメタンスルホン酸ジシクロヘキシルフェニルスルホニウム、p−トルエンスルホン酸ジシクロヘキシルフェニルスルホニウム、トリフルオロメタンスルホン酸トリナフチルスルホニウム、トリフルオロメタンスルホン酸(2−ノルボニル)メチル(2−オキソシクロヘキシル)スルホニウム、エチレンビス[メチル(2−オキソシクロペンチル)スルホニウムトリフルオロメタンスルホナート]、1,2’−ナフチルカルボニルメチルテトラヒドロチオフェニウムトリフレート等のオニウム塩を挙げることができる。
ジアゾメタン誘導体としては、ビス(ベンゼンスルホニル)ジアゾメタン、ビス(p−トルエンスルホニル)ジアゾメタン、ビス(キシレンスルホニル)ジアゾメタン、ビス(シクロヘキシルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(シクロペンチルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(n−ブチルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(イソブチルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(sec−ブチルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(n−プロピルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(イソプロピルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(tert−ブチルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(n−アミルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(イソアミルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(sec−アミルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(tert−アミルスルホニル)ジアゾメタン、1−シクロヘキシルスルホニル−1−(tert−ブチルスルホニル)ジアゾメタン、1−シクロヘキシルスルホニル−1−(tert−アミルスルホニル)ジアゾメタン、1−tert−アミルスルホニル−1−(tert−ブチルスルホニル)ジアゾメタン等のジアゾメタン誘導体を挙げることができる。
グリオキシム誘導体としては、ビス−O−(p−トルエンスルホニル)−α−ジメチルグリオキシム、ビス−O−(p−トルエンスルホニル)−α−ジフェニルグリオキシム、ビス−O−(p−トルエンスルホニル)−α−ジシクロヘキシルグリオキシム、ビス−O−(p−トルエンスルホニル)−2,3−ペンタンジオングリオキシム、ビス−O−(p−トルエンスルホニル)−2−メチル−3,4−ペンタンジオングリオキシム、ビス−O−(n−ブタンスルホニル)−α−ジメチルグリオキシム、ビス−O−(n−ブタンスルホニル)−α−ジフェニルグリオキシム、ビス−O−(n−ブタンスルホニル)−α−ジシクロヘキシルグリオキシム、ビス−O−(n−ブタンスルホニル)−2,3−ペンタンジオングリオキシム、ビス−O−(n−ブタンスルホニル)−2−メチル−3,4−ペンタンジオングリオキシム、ビス−O−(メタンスルホニル)−α−ジメチルグリオキシム、ビス−O−(トリフルオロメタンスルホニル)−α−ジメチルグリオキシム、ビス−O−(1,1,1−トリフルオロエタンスルホニル)−α−ジメチルグリオキシム、ビス−O−(tert−ブタンスルホニル)−α−ジメチルグリオキシム、ビス−O−(パーフルオロオクタンスルホニル)−α−ジメチルグリオキシム、ビス−O−(シクロヘキサンスルホニル)−α−ジメチルグリオキシム、ビス−O−(ベンゼンスルホニル)−α−ジメチルグリオキシム、ビス−O−(p−フルオロベンゼンスルホニル)−α−ジメチルグリオキシム、ビス−O−(p−tert−ブチルベンゼンスルホニル)−α−ジメチルグリオキシム、ビス−O−(キシレンスルホニル)−α−ジメチルグリオキシム、ビス−O−(カンファースルホニル)−α−ジメチルグリオキシム等のグリオキシム誘導体を挙げることができる。
ビススルホン誘導体としては、ビスナフチルスルホニルメタン、ビストリフルオロメチルスルホニルメタン、ビスメチルスルホニルメタン、ビスエチルスルホニルメタン、ビスプロピルスルホニルメタン、ビスイソプロピルスルホニルメタン、ビス−p−トルエンスルホニルメタン、ビスベンゼンスルホニルメタン等のビススルホン誘導体を挙げることができる。
β−ケトスルホン誘導体としては、2−シクロヘキシルカルボニル−2−(p−トルエンスルホニル)プロパン、2−イソプロピルカルボニル−2−(p−トルエンスルホニル)プロパン等のβ−ケトスルホン誘導体を挙げることができる。
ジスルホン誘導体としては、ジフェニルジスルホン誘導体、ジシクロヘキシルジスルホン誘導体等のジスルホン誘導体を挙げることができる。
ニトロベンジルスルホネート誘導体としては、p−トルエンスルホン酸2,6−ジニトロベンジル、p−トルエンスルホン酸2,4−ジニトロベンジル等のニトロベンジルスルホネート誘導体を挙げることができる。
スルホン酸エステル誘導体としては、1,2,3−トリス(メタンスルホニルオキシ)ベンゼン、1,2,3−トリス(トリフルオロメタンスルホニルオキシ)ベンゼン、1,2,3−トリス(p−トルエンスルホニルオキシ)ベンゼン等のスルホン酸エステル誘導体を挙げることができる。
また、N−ヒドロキシイミド化合物のスルホン酸エステル誘導体としては、N−ヒドロキシスクシンイミドメタンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシスクシンイミドトリフルオロメタンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシスクシンイミドエタンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシスクシンイミド1−プロパンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシスクシンイミド2−プロパンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシスクシンイミド1−ペンタンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシスクシンイミド1−オクタンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシスクシンイミドp−トルエンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシスクシンイミドp−メトキシベンゼンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシスクシンイミド2−クロロエタンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシスクシンイミドベンゼンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシスクシンイミド−2,4,6−トリメチルベンゼンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシスクシンイミド1−ナフタレンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシスクシンイミド2−ナフタレンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシ−2−フェニルスクシンイミドメタンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシマレイミドメタンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシマレイミドエタンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシ−2−フェニルマレイミドメタンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシグルタルイミドメタンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシグルタルイミドベンゼンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシフタルイミドメタンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシフタルイミドベンゼンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシフタルイミドトリフルオロメタンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシフタルイミドp−トルエンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシナフタルイミドメタンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシナフタルイミドベンゼンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミドメタンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミドトリフルオロメタンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミドp−トルエンスルホン酸エステル等のN−ヒドロキシイミド化合物のスルホン酸エステル誘導体等が挙げられる。
特に、トリフルオロメタンスルホン酸トリフェニルスルホニウム、トリフルオロメタンスルホン酸(p−tert−ブトキシフェニル)ジフェニルスルホニウム、トリフルオロメタンスルホン酸トリス(p−tert−ブトキシフェニル)スルホニウム、p−トルエンスルホン酸トリフェニルスルホニウム、p−トルエンスルホン酸(p−tert−ブトキシフェニル)ジフェニルスルホニウム、p−トルエンスルホン酸トリス(p−tert−ブトキシフェニル)スルホニウム、トリフルオロメタンスルホン酸トリナフチルスルホニウム、トリフルオロメタンスルホン酸シクロヘキシルメチル(2−オキソシクロヘキシル)スルホニウム、トリフルオロメタンスルホン酸(2−ノルボニル)メチル(2−オキソシクロヘキシル)スルホニウム、1,2’−ナフチルカルボニルメチルテトラヒドロチオフェニウムトリフレート等のオニウム塩、
ビス(ベンゼンスルホニル)ジアゾメタン、ビス(p−トルエンスルホニル)ジアゾメタン、ビス(シクロヘキシルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(n−ブチルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(イソブチルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(sec−ブチルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(n−プロピルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(イソプロピルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(tert−ブチルスルホニル)ジアゾメタン等のジアゾメタン誘導体、
ビス−O−(p−トルエンスルホニル)−α−ジメチルグリオキシム、ビス−O−(n−ブタンスルホニル)−α−ジメチルグリオキシム等のグリオキシム誘導体、
ビスナフチルスルホニルメタン等のビススルホン誘導体、
N−ヒドロキシスクシンイミドメタンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシスクシンイミドトリフルオロメタンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシスクシンイミド1−プロパンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシスクシンイミド2−プロパンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシスクシンイミド1−ペンタンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシスクシンイミドp−トルエンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシナフタルイミドメタンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシナフタルイミドベンゼンスルホン酸エステル等のN−ヒドロキシイミド化合物のスルホン酸エステル誘導体が好ましく用いられる。
なお、上記酸発生剤は1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
酸発生剤の添加量は、ベースポリマー100部(質量部、以下同様)に対して好ましくは0.1〜50部、より好ましくは0.5〜40部である。0.1部以上であれば酸発生量が十分で、十分な架橋反応が起こり、50部以下であれば上層のフォトレジスト膜へ酸が移動することによるミキシング現象が起こる恐れが少ない。
さらに、本発明の反射防止膜材料が、さらに架橋剤を含有するのが好ましい。
このように、上記本発明の反射防止膜材料が、さらに架橋剤を含有することで、基板等への塗布後のベーク等により、反射防止膜内での架橋反応を一層促進することができる。
ここで、本発明の反射防止膜材料が含有することができる架橋剤とは、酸によりポリマーと架橋する材料であり、例えばメチロール基、アルコキシメチル基、アシロキシメチル基から選ばれる少なくとも一つの基で置換されたメラミン化合物、グアナミン化合物、グリコールウリル化合物またはウレア化合物、エポキシ化合物、イソシアネート化合物、アジド化合物、アルケニルエーテル基などの2重結合を含む化合物等を挙げることができる。
前記諸化合物のうち、エポキシ化合物を例示すると、トリス(2,3−エポキシプロピル)イソシアヌレート、トリメチロールメタントリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、トリエチロールエタントリグリシジルエーテルなどが例示される。メラミン化合物を具体的に例示すると、ヘキサメチロールメラミン、ヘキサメトキシメチルメラミン、ヘキサメチロールメラミンの1から6個のメチロール基がメトキシメチル化した化合物またはその混合物、ヘキサメトキシエチルメラミン、ヘキサアシロキシメチルメラミン、ヘキサメチロールメラミンのメチロール基の1〜5個がアシロキシメチル化した化合物またはその混合物が挙げられる。グアナミン化合物としては、テトラメチロールグアナミン、テトラメトキシメチルグアナミン、テトラメチロールグアナミンの1〜4個のメチロール基がメトキシメチル化した化合物またはその混合物、テトラメトキシエチルグアナミン、テトラアシロキシグアナミン、テトラメチロールグアナミンの1〜4個のメチロール基がアシロキシメチル化した化合物またはその混合物が挙げられる。グリコールウリル化合物としては、テトラメチロールグリコールウリル、テトラメトキシグリコールウリル、テトラメトキシメチルグリコールウリル、テトラメチロールグリコールウリルのメチロール基の1〜4個がメトキシメチル基化した化合物またはその混合物、テトラメチロールグリコールウリルのメチロール基の1〜4個がアシロキシメチル化した化合物またはその混合物が挙げられる。ウレア化合物としてはテトラメチロールウレア、テトラメトキシメチルウレア、テトラメチロールウレアの1〜4個のメチロール基がメトキシメチル基化した化合物またはその混合物、テトラメトキシエチルウレアなどが挙げられる。
イソシアネート化合物としては、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネート等が挙げられ、アジド化合物としては、1,1’−ビフェニル−4,4’−ビスアジド、4,4’−メチリデンビスアジド、4,4’−オキシビスアジドが挙げられる。
アルケニルエーテル基を含む化合物としては、エチレングリコールジビニルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル、1,2−プロパンジオールジビニルエーテル、1,4−ブタンジオールジビニルエーテル、テトラメチレングリコールジビニルエーテル、ネオペンチルグリコールジビニルエーテル、トリメチロールプロパントリビニルエーテル、ヘキサンジオールジビニルエーテル、1,4−シクロヘキサンジオールジビニルエーテル、ペンタエリスリトールトリビニルエーテル、ペンタエリスリトールテトラビニルエーテル、ソルビトールテトラビニルエーテル、ソルビトールペンタビニルエーテル、トリメチロールプロパントリビニルエーテルなどが挙げられる。
本発明の高分子化合物の繰り返し単位が、架橋基としてエポキシを含有する場合、エポキシとの反応性を上げ、架橋効率を向上させるためには、ヒドロキシ基を含む化合物の添加が有効である。特に、添加剤としては、分子内に2個以上のヒドロキシ基を含む化合物が好ましい。例えば、4,8-ビス(ヒドロキシメチル)トリシクロ[5.2.1.02,6]-デカン、ペンタエリトリトール、1,2,6-ヘキサントリオール、4,4’,4’’−メチリデントリスシクロヘキサノール、4,4’−[1−[4−[1−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)−1−メチルエチル]フェニル]エチリデン]ビスシクロヘキサノール、[1,1’−ビシクロヘキシル]−4,4’−ジオール、メチレンビスシクロヘキサノール、デカヒドロナフタレンー2,6−ジオール、[1,1’−ビシクロヘキシル]−3,3’,4,4’−テトラヒドロキシなどのアルコール基含有化合物、ビスフェノール、メチレンビスフェノール、2,2’−メチレンビス[4−メチルフェノール]、4,4’−メチリデン−ビス[2,6−ジメチルフェノール]、4,4’−(1−メチル−エチリデン)ビス[2−メチルフェノール]、4,4’−シクロヘキシリデンビスフェノール、4,4’−(1,3−ジメチルブチリデン)ビスフェノール、4,4’−(1−メチルエチリデン)ビス[2,6−ジーメチルフェノール]、4,4’−オキシビスフェノール、4,4’−メチレンビスフェノール、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタノン、4,4’−メチレンビス[2−メチルフェノール]、4,4’−[1,4−フェニレンビス(1−メチルエチリデン)]ビスフェノール、4,4’−(1,2−エタンジイル)ビスフェノール、4,4’−(ジエチルシリレン)ビスフェノール、4,4’−[2,2,2−トリフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチリデン]ビスフェノール、4,4’,4’’−メチリデントリスフェノール、4,4’−[1−(4−ヒドロキシフェニル)−1−メチルエチル]フェニル]エチリデン]ビスフェノール、2,6−ビス[(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)メチル]−4−メチルフェノール、4,4’,4’’−エチリジントリス[2−メチルフェノール]、4,4’,4’’−エチリジントリスフェノール、4,6−ビス[(4−ヒドロキシフェニル)メチル]1,3−ベンゼンジオール、4,4’−[(3,4−ジヒドロキシフェニル)メチレン]ビス[2−メチルフェノール]、4,4’,4’’,4’’’−(1,2−エタンジイリデン)テトラキスフェノール、4,4’,4’’,4’’’−エタンジイリデン)テトラキス[2−メチルフェノール]、2,2’−メチレンビス[6−[(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)メチル]−4−メチルフェノール]、4,4’,4’’,4’’’−(1,4−フェニレンジメチリジン)テトラキスフェノール、2,4,6−トリス(4−ヒドロキシフェニルメチル)1,3−ベンゼンジオール、2,4’,4’’−メチリデントリスフェノール、4,4’,4’’’−(3−メチル−1−プロパニル−3−イリデン)トリスフェノール、2,6−ビス[(4−ヒドロキシ−3−フロロフェニル)メチル]−4−フルオロフェノール、2,6−ビス[4−ヒドロキシ−3−フルオロフェニル]メチル]−4−フルオロフェノール、3,6−ビス[(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)メチル]1,2−ベンゼンジオール、4,6−ビス[(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)メチル]1,3−ベンゼンジオール、p−メチルカリックス[4]アレン、2,2’−メチレンビス[6−[(2,5/3,6−ジメチル−4/2−ヒドロキシフェニル)メチル]−4−メチルフェノール、2,2’−メチレンビス[6−[(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)メチル]−4−メチルフェノール、4,4’,4’’,4’’’−テトラキス[(1−メチルエチリデン)ビス(1,4−シクロヘキシリデン)]フェノール、6,6’−メチレンビス[4−(4−ヒドロキシフェニルメチル)−1,2,3−ベンゼントリオール、3,3’,5,5’−テトラキス[(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)メチル]−[(1,1’−ビフェニル)−4,4’−ジオール]などのフェノール低核体が挙げられる。
本発明におけるヒドロキシ含有添加剤の配合量は、全樹脂分100質量部に対して5〜50質量部が好ましく、特に10〜40質量部が好ましい。5質量部以上であればレジストとミキシングを起こす恐れが少なく、50質量部以下であれば反射防止効果が低下したり、架橋後の膜にひび割れが入る恐れが少ない。
次に、本発明では、リソグラフィーにより基板にパターンを形成する方法であって、少なくとも、基板上に本発明の反射防止膜材料を塗布し、ベークして反射防止膜を形成し、該反射防止膜上にフォトレジスト膜材料を塗布し、プリベークしてフォトレジスト膜を形成し、該フォトレジスト膜のパターン回路領域を露光した後、現像液で現像してフォトレジスト膜にレジストパターンを形成し、該レジストパターンが形成されたフォトレジスト膜をマスクにして反射防止膜及び基板をエッチングして基板にパターンを形成することを特徴とするパターン形成方法が提供される。
さらに、本発明では、リソグラフィーにより基板にパターンを形成する方法であって、少なくとも、基板上に本発明の反射防止膜材料を塗布し、ベークして反射防止膜を形成し、該反射防止膜上にフォトレジスト膜材料を塗布し、プリベークしてフォトレジスト膜を形成し、該フォトレジスト膜のパターン回路領域を露光した後、現像液で現像してフォトレジスト膜にレジストパターンを形成し、該レジストパターンが形成されたフォトレジスト膜をマスクにして反射防止膜をエッチングし、さらにパターンが形成された反射防止膜をマスクにして基板をエッチングして基板にパターンを形成することを特徴とするパターン形成方法が提供される。
これらのパターン形成方法について図2を参照して説明する。
先ず、図2(a)に示すレジストパターン形成までについて説明する。
反射防止膜10は、スピンコート法などで本発明の反射防止膜材料を基板12上に塗布して形成することが可能である。スピンコートなどで塗布後、有機溶剤を蒸発し、上層となるフォトレジスト膜11とのミキシング防止のため、ベークして架橋反応を促進させることが望ましい。ベーク温度は80〜300℃の範囲内で、ベーク時間は10秒から300秒の範囲内が好ましく用いられる。
反射防止膜10を形成した後、その上にフォトレジスト膜11を形成するが、反射防止膜の形成時と同様スピンコート法が好ましく用いられる。フォトレジスト膜材料をスピンコートなどで塗布後、プリベークを行うが、プリベーク条件としては、80℃から180℃の温度範囲で10秒から300秒の時間範囲が好ましい。その後、パターン回路領域の露光を行い、ポストエクスポジュアーベーク(PEB)、現像液での現像を行い、レジストパターンを得る(図2(a))。
次に、図2(b)に示すパターン形成までについて説明する。
フォトレジスト膜11をマスクとして反射防止膜10をエッチングするには、フロン系ガスを使ってエッチングを行う。本発明の反射防止膜材料から形成された反射防止膜10は、前記ガスに対するエッチング速度が速く、上層のフォトレジスト膜11の膜減りが小さいという特徴がある。
次の基板12のエッチングは、下地層12b上の被加工層12aがSiO、SiNであればフロン系ガスを主体としたエッチングとなるので、本発明の珪素含有反射防止膜はこれらの基板のためのハードマスクにはなり得ない。一方、本発明の反射防止膜材料から形成された反射防止膜10は、塩素、臭素に対するエッチング耐性に優れ、特に被加工層がp−SiやAl、Wなどの場合、ハードマスクとして適用可能である。従って、基板12の被加工層12aをエッチング除去してパターンを作成する場合、フォトレジスト膜11をマスクとしてもよいし、パターンが形成された反射防止膜10をマスクとして加工するようにしてもよい。
さらに、本発明では、リソグラフィーにより基板にパターンを形成する方法であって、少なくとも、基板上に有機膜を形成し、該有機膜の上に本発明の反射防止膜材料を塗布し、ベークして反射防止膜を形成し、該反射防止膜上にフォトレジスト膜材料を塗布し、プリベークしてフォトレジスト膜を形成し、該フォトレジスト膜のパターン回路領域を露光した後、現像液で現像してフォトレジスト膜にレジストパターンを形成し、該レジストパターンが形成されたフォトレジスト膜をマスクにして反射防止膜をエッチングし、パターンが形成された反射防止膜をマスクにして有機膜をエッチングし、さらに基板をエッチングして基板にパターンを形成するパターン形成方法が提供される。
このように、本発明の反射防止膜材料から形成された反射防止膜は、例えば3層レジストプロセスといった多層レジストプロセスにおいて中間層としての適用が可能である。これは、最もハードマスクとしての効果が高いパターン形成方法である。このパターン形成方法について図3を参照して説明する。
先ず、図3(a)に示すレジストパターン形成までについて説明する。
基板22上に有機膜23をスピンコート法などで形成する。この有機膜23は、基板22をエッチングするときのマスクとして作用するので、エッチング耐性が高いことが望ましく、上層の珪素含有反射防止膜20とミキシングしないことが求められるので、スピンコート等で塗布した後に熱あるいは酸によって架橋することが望ましい。また、CVDによって形成されるアモルファスカーボン膜を下層膜として適用することも出来る。この有機膜23の上に本発明の反射防止膜材料から形成する反射防止膜20、フォトレジスト膜21を前記方法と同様の方法で作成する。その後、パターン回路領域の露光、現像液での現像によってレジストパターンを得る(図3(a))。
ここで、有機膜としては、クレゾールノボラック、ナフトールノボラック、クレゾールジシクロペンタジエンノボラック、ナフトールジシクロペンタジエンノボラック、フルオレンビスフェノールノボラック、アモルファスカーボン、ポリヒドロキシスチレン、インデン、アセナフチレン、ノルトリシクレン、(メタ)アクリレート、ポリイミド、ポリスルフォン等およびこれらの共重合樹脂およびポリマーブレンドが挙げられる。
次に、図3(b)に示すように、パターンが形成されたフォトレジスト膜21をマスクとして反射防止膜20のエッチングを行い、レジストパターンを反射防止膜20に転写する。次に、図3(c)に示すように、反射防止膜20に形成されたパターンを酸素プラズマエッチングなどによって有機膜23に転写する。この時、フォトレジスト膜21も同時にエッチング除去される。本発明の反射防止膜材料で形成された反射防止膜20は、酸素ガスや水素ガスを含むエッチングに対しての耐性が高く、有機膜23へのパターン転写時にマスクとして好適に使用し得る。次に、図3(d)に示すように、下地層22bの上の被加工層22aのエッチングを行い、基板22にパターンを形成する。
以下、合成例、比較合成例、実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの記載によって限定されるものではない。
(合成例1)
テトラヒドロフラン(THF)200g、純水100gに3−カルボキシルプロピルトリメトキシシラン16.6gとフェニルトリメトキシシラン7.9gと3−ヒドロキシプロピルトリメトキシシラン14.4gを溶解させ液温を35℃にし、シュウ酸5gを滴下し、その後80℃に昇温し、シラノールの縮合反応を行った。
前記反応液にジエチルエーテルを200g加え水層を分別し、有機液層を超純水で2回洗浄、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)を200g加え、液温を60℃に加熱しながらの減圧下にTHF、ジエチルエーテル水を除去し、下に示されるポリマー1を得た。
Figure 2007226170
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によってポリスチレン換算の分子量(Mw)を求め、C13−NMRによって共重合比を下記の通りに求めた。
分子量(Mw)=3300
共重合比 a1:b1:c1=0.4:0.2:0.4
(合成例2)
テトラヒドロフラン200g、純水100gに3−カルボキシルプロピルトリメトキシシラン12.5g、トリス(トリメチルシリル)シリルエチルトリメトキシシラン31.7g、3−ヒドロキシプロピルトリメトキシシラン10.8gを溶解させ液温を35℃にし、シュウ酸を5g滴下し、その後80℃に昇温し、シラノールの縮合反応を行った。
前記反応液にジエチルエーテルを200g加え水層を分別し、有機液層を超純水で2回洗浄、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)を200g加え、液温を60℃に加熱しながらの減圧下にTHF、ジエチルエーテル水を除去し、下に示されるポリマー2を得た。
Figure 2007226170
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によってポリスチレン換算の分子量(Mw)を求め、C13−NMRによって共重合比を下記の通りに求めた。
分子量(Mw)=2500
共重合比 a1:b2:c1=0.3:0.4:0.3
(合成例3)
テトラヒドロフラン(THF)200g、純水100gに3−tブトキシカルボニルプロピルトリメトキシシラン10.6gとフェニルトリメトキシシラン7.9gと3−ヒドロキシプロピルトリメトキシシラン7.2g、テトラメトキシシラン12.2gを溶解させ液温を35℃にし、シュウ酸5gを滴下し、その後80℃に昇温し、シラノールの縮合反応を行った。
前記反応液にジエチルエーテルを200g加え水層を分別し、有機液層を超純水で2回洗浄、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)を200g加え、液温を60℃に加熱しながらの減圧下にTHF、ジエチルエーテル水を除去し、下に示されるポリマー3を得た。
Figure 2007226170
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によってポリスチレン換算の分子量(Mw)を求め、C13−NMRによって共重合比を下記の通りに求めた。
分子量(Mw)=5600
共重合比 a2:b1:c1:d1=0.2:0.2:0.2:0.4
(合成例4)
テトラヒドロフラン(THF)200g、純水100gに3−tブトキシカルボニルプロピルトリメトキシシラン10.6gとフェニルトリメトキシシラン7.9gと3−ヒドロキシプロピルトリメトキシシラン7.2g、メチルトリメトキシシラン10.8gを溶解させ液温を35℃にし、シュウ酸5gを滴下し、その後80℃に昇温し、シラノールの縮合反応を行った。
前記反応液にジエチルエーテルを200g加え水層を分別し、有機液層を超純水で2回洗浄、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)を200g加え、液温を60℃に加熱しながらの減圧下にTHF、ジエチルエーテル水を除去し、下に示されるポリマー4を得た。
Figure 2007226170
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によってポリスチレン換算の分子量(Mw)を求め、C13−NMRによって共重合比を下記の通りに求めた。
分子量(Mw)=4600
共重合比 a2:b1:c1:d2=0.2:0.2:0.2:0.4
(合成例5)
テトラヒドロフラン(THF)200g、純水100gに3−tブトキシカルボニルプロピルトリメトキシシラン10.6gと3−ヒドロキシプロピルトリメトキシシラン7.2g、ヘキサメトキシジシラン14.2gを溶解させ液温を35℃にし、シュウ酸5gを滴下し、その後80℃に昇温し、シラノールの縮合反応を行った。
前記反応液にジエチルエーテルを200g加え水層を分別し、有機液層を超純水で2回洗浄、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)を200g加え、液温を60℃に加熱しながらの減圧下にTHF、ジエチルエーテル水を除去し、下に示されるポリマー5を得た。
Figure 2007226170
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によってポリスチレン換算の分子量(Mw)を求め、C13−NMRによって共重合比を下記の通りに求めた。
分子量(Mw)=4400
共重合比 a2:c1:d3=0.4:0.2:0.4
(合成例6)
テトラヒドロフラン(THF)200g、純水100gに3−tブトキシカルボニルプロピルトリメトキシシラン10.6gとフェニルトリメトキシシラン7.9gと2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン9.8g、テトラメトキシシラン12.2gを溶解させ液温を35℃にし、シュウ酸5gを滴下し、その後80℃に昇温し、シラノールの縮合反応を行った。
前記反応液にジエチルエーテルを200g加え水層を分別し、有機液層を超純水で2回洗浄、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)を200g加え、液温を60℃に加熱しながらの減圧下にTHF、ジエチルエーテル水を除去し、下に示されるポリマー6を得た。
Figure 2007226170
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によってポリスチレン換算の分子量(Mw)を求め、C13−NMRによって共重合比を下記の通りに求めた。
分子量(Mw)=3300
共重合比 a2:b1:c2:d1=0.2:0.2:0.2:0.4
(合成例7)
テトラヒドロフラン(THF)200g、純水100gに3−tブトキシカルボニルプロピルトリメトキシシラン26.4gとテトラメトキシシラン15.2gを溶解させ液温を35℃にし、シュウ酸5gを滴下し、その後80℃に昇温し、シラノールの縮合反応を行った。
前記反応液にジエチルエーテルを200g加え水層を分別し、有機液層を超純水で2回洗浄、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)を200g加え、液温を60℃に加熱しながらの減圧下にTHF、ジエチルエーテル水を除去し、下に示されるポリマー7を得た。
Figure 2007226170
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によってポリスチレン換算の分子量(Mw)を求め、C13−NMRによって共重合比を下記の通りに求めた。
分子量(Mw)=4400
共重合比 a2:d1=0.5:0.5
(合成例8)
テトラヒドロフラン(THF)200g、純水100gに2−カルボキシルエチルトリメトキシシラン15.5gとフェニルトリメトキシシラン7.9gと3−ヒドロキシプロピルトリメトキシシラン14.4gを溶解させ液温を35℃にし、シュウ酸5gを滴下し、その後80℃に昇温し、シラノールの縮合反応を行った。
前記反応液にジエチルエーテルを200g加え水層を分別し、有機液層を超純水で2回洗浄、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)を200g加え、液温を60℃に加熱しながらの減圧下にTHF、ジエチルエーテル水を除去し、下に示されるポリマー8を得た。
Figure 2007226170
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によってポリスチレン換算の分子量(Mw)を求め、C13−NMRによって共重合比を下記の通りに求めた。
分子量(Mw)=3200
共重合比 a3:b1:c1=0.4:0.2:0.4
(合成例9)
テトラヒドロフラン(THF)200g、純水100gに2−カルボキシルエチルトリメトキシシラン15.5gとフェニルトリメトキシシラン7.9gとテトラメトキシシラン12.1gを溶解させ液温を35℃にし、シュウ酸5gを滴下し、その後80℃に昇温し、シラノールの縮合反応を行った。
前記反応液にジエチルエーテルを200g加え水層を分別し、有機液層を超純水で2回洗浄、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)を200g加え、液温を60℃に加熱しながらの減圧下にTHF、ジエチルエーテル水を除去し、下に示されるポリマー9を得た。
Figure 2007226170
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によってポリスチレン換算の分子量(Mw)を求め、C13−NMRによって共重合比を下記の通りに求めた。
分子量(Mw)=5600
共重合比 a3:b1:d1=0.4:0.2:0.4
(合成例10)
テトラヒドロフラン(THF)200g、純水100gに2−カルボキシルメチルトリメトキシシラン13.5gとフェニルトリメトキシシラン7.9gとテトラメトキシシラン12.1gを溶解させ液温を35℃にし、シュウ酸5gを滴下し、その後80℃に昇温し、シラノールの縮合反応を行った。
前記反応液にジエチルエーテルを200g加え水層を分別し、有機液層を超純水で2回洗浄、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)を200g加え、液温を60℃に加熱しながらの減圧下にTHF、ジエチルエーテル水を除去し、下に示されるポリマー10を得た。
Figure 2007226170
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によってポリスチレン換算の分子量(Mw)を求め、C13−NMRによって共重合比を下記の通りに求めた。
分子量(Mw)=5600
共重合比 a4:b1:d1=0.4:0.2:0.4
(合成例11)
テトラヒドロフラン(THF)200g、純水100gに2−カルボキシルメチルトリメトキシシラン13.5gとフェニルトリメトキシシラン7.9gとテトラメトキシシラン10.1gと4−アミドブタントリメトキシシラン8.5gを溶解させ液温を35℃にし、シュウ酸5gを滴下し、その後80℃に昇温し、シラノールの縮合反応を行った。
前記反応液にジエチルエーテルを200g加え水層を分別し、有機液層を超純水で2回洗浄、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)を200g加え、液温を60℃に加熱しながらの減圧下にTHF、ジエチルエーテル水を除去し、下に示されるポリマー11を得た。
Figure 2007226170
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によってポリスチレン換算の分子量(Mw)を求め、C13−NMRによって共重合比を下記の通りに求めた。
分子量(Mw)=5100
共重合比 a4:b1:d1:e1=0.4:0.2:0.3:0.1
(比較合成例1)
テトラヒドロフラン(THF)200g、純水100gにフェニルトリメトキシシラン9.8gと2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン19.7gを溶解させ液温を35℃にし、シュウ酸5gを滴下し、その後80℃に昇温し、シラノールの縮合反応を行った。
前記反応液にジエチルエーテルを200g加え水層を分別し、有機液層を超純水で2回洗浄、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)を200g加え、液温を60℃に加熱しながらの減圧下にTHF、ジエチルエーテル水を除去し、下に示される比較ポリマー1を得た。
Figure 2007226170
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によってポリスチレン換算の分子量(Mw)を求め、C13−NMRによって共重合比を下記の通りに求めた。
分子量(Mw)=3100
共重合比 b1:c2=0.2:0.8
(比較合成例2)
テトラヒドロフラン(THF)200g、純水100gにフェニルトリメトキシシラン9.8gと2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン9.8g、テトラメトキシシラン12.2gを溶解させ液温を35℃にし、シュウ酸5gを滴下し、その後80℃に昇温し、シラノールの縮合反応を行った。
前記反応液にジエチルエーテルを200g加え水層を分別し、有機液層を超純水で2回洗浄、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)を200g加え、液温を60℃に加熱しながらの減圧下にTHF、ジエチルエーテル水を除去し、下に示される比較ポリマー2を得た。
Figure 2007226170
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によってポリスチレン換算の分子量(Mw)を求め、C13−NMRによって共重合比を下記の通りに求めた。
分子量(Mw)=4200
共重合比 b1:c2:d1=0.4:0.2:0.4
(実施例、比較例)
[反射防止膜材料の調整]
上記合成例1〜11、比較合成例1、2で得られた高分子化合物を用いて、FC−430(住友スリーエム社製)0.1質量%を含む有機溶剤中に表1に示す割合で溶解させ、0.1μmの弗素樹脂製のフィルターでろ過することによって反射防止膜材料(実施例1〜13、比較例1、2)をそれぞれ調製した。
表1中の各組成は次の通りである。
ポリマー1〜11: 合成例1〜11より、
比較ポリマー1、2: 比較合成例1、2より、
架橋剤: CR1(下記構造式参照。)、
Figure 2007226170
酸発生剤: AG1、AG2(下記構造式参照。)、
Figure 2007226170
有機溶剤:PGMEA(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)。
このようにして調製した反射防止膜材料をシリコン基板上に塗布して、200℃で60秒間ベークして膜厚193nmの反射防止膜を形成した。
反射防止膜を形成後、J.A.ウーラム社の入射角度可変の分光エリプソメーター(VASE)で波長193nmにおける反射防止膜の屈折率(n,k)を求め結果を表1に示した。
Figure 2007226170
表1に示すように、実施例1〜13、比較例1、2の反射防止膜は、屈折率のn値が1.5〜1.9、k値が0.10以上の範囲であり、十分な反射防止効果を発揮できるだけの最適なn値及びk値を有することが判る。
[フォトレジスト膜材料の調製]
フォトレジスト膜材料のベース樹脂として下記重合体(ArF単層レジストポリマー1)を準備した。
Figure 2007226170
ArF単層レジストポリマー1は、上に示される繰り返し単位t、u、v、wからなる重合体である。この重合体の共重合比及び質量平均分子量(Mw)を以下に示す。
共重合比 t:u:v:w=0.1:0.3:0.3:0.3
分子量(Mw)=7600
上記準備したArF単層レジストポリマー1を用いて、FC−430(住友スリーエム社製)0.1質量%を含む有機溶剤中に下記表2に示す割合で溶解させ、0.1μmのフッ素樹脂製のフィルターで濾過することによってフォトレジスト膜材料を調製した。
ポリマー:ArF単層レジストポリマー1、
酸発生剤:PAG1(下記構造式参照)、
Figure 2007226170
塩基:アミン(下記構造式参照)、
Figure 2007226170
有機溶剤:PGMEA(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)。
Figure 2007226170
[下層有機膜材料の調製]
下層有機膜材料のベース樹脂として下記下層膜ポリマー1、2を準備した。
Figure 2007226170
下層膜ポリマー1の質量平均分子量(Mw)及び分子量分布(Mw/Mn)を以下に示す。
分子量(Mw)=9300
分子量分布(Mw/Mn)=4.6
Figure 2007226170
下層膜ポリマー2の質量平均分子量(Mw)及び分子量分布(Mw/Mn)を以下に示す。
分子量(Mw)=970
分子量分布(Mw/Mn)=3.1
上記準備した下層膜ポリマー1、2を用いて、下記表3に示す組成でFC−430(住友スリーエム社製)0.1質量%を含む有機溶剤中に溶解させ、0.1μmのフッ素樹脂製のフィルターで濾過することによって下層有機膜材料を調製した。
表3中の各組成は次の通りである。
ポリマー:下層膜ポリマー1、2、
酸発生剤:AG1(下記構造式参照)、
Figure 2007226170
架橋剤:架橋剤(下記構造式参照)、
Figure 2007226170
有機溶剤:PGMEA(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)。
Figure 2007226170
[パターン形状の観察、及びエッチング耐性試験]
(1)パターン形状の観察
上記調整した下層有機膜材料をシリコン基板上に塗布して220℃で60秒間ベークして膜厚300nmの下層有機膜を形成した。その上に上記調製した反射防止膜材料(実施例1〜13、比較例1、2)を塗布して、200℃で120秒間ベークして膜厚40nmの珪素含有反射防止膜を形成した。
次に、珪素含有反射防止膜の上に、上記調製したフォトレジスト膜材料を塗布して、120℃で60秒間ベークし、膜厚150nmのフォトレジスト膜を形成した。
次いで、ArF露光装置(ニコン社製;S307E、NA0.85、σ0.93、2/3輪体照明、6%ハーフトーン位相シフトマスク)で露光し、110℃で90秒間ベーク(PEB)し、2.38質量%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAH)水溶液で30秒間現像し、0.08μmラインアンドスペースのポジ型のレジストパターンを得た。得られたレジストパターン形状(フォトレジスト膜の断面形状)について、裾引きやアンダーカット、インターミキシング現象が起きていないかを観察した。その結果を表4に示す。
Figure 2007226170
その結果、実施例1〜13、比較例1の反射防止膜材料を用いた場合では、フォトレジスト膜は反射防止膜との境界付近で裾引きやアンダーカット、インターミキシング現象が起きておらず、矩形のパターンが得られていることを確認した。しかし、比較例2の反射防止膜材料を用いた場合、逆テーパーおよび裾引きが観察された。
従って、本発明の反射防止膜材料を用いれば、反射防止膜の上のフォトレジスト膜に形成するレジストパターン形状をほぼ垂直形状にでき、裾引きやアンダーカット、インターミキシング現象を効果的に防止できることが確認できた。
(2)エッチング耐性試験
前記反射防止膜材料(実施例1〜13、比較例1、2)から形成した反射防止膜、及び前記フォトレジスト膜材料から形成したフォトレジスト膜、前記下層有機膜材料から形成した下層有機膜のエッチング耐性について、以下のような2系統の条件で評価した。
1) CHF3/CF4系ガスでのエッチング試験
東京エレクトロン株式会社製ドライエッチング装置TE−8500Pを用い、エッチング前後の反射防止膜、フォトレジスト膜の膜厚差を測定し、エッチング速度を求めた。
エッチング条件は下記に示す通りである。
チャンバー圧力 40Pa
RFパワー 1,300W
ギヤップ 9mm
CHFガス流量 30ml/min
CFガス流量 30ml/min
Arガス流量 100ml/min
時間 10sec
この結果を表5に示した。
Figure 2007226170
表5に示すように、本発明の反射防止膜材料(実施例1〜実施例13)から形成した珪素含有反射防止膜は、CHF3/CF4系ガスでのドライエッチングの速度が、フォトレジスト膜に比べて十分に速い速度で、比較例1、2の膜に比べても早い。従って、本発明の反射防止膜材料が、反射防止膜エッチング時に、フォトレジスト膜に対して高いエッチング選択比を有することが確認できた。
2) O2/N系ガスでのエッチング試験
エッチング条件は下記に示す通りである。
チャンバー圧力 450mTorr(60.0Pa)
RFパワー 600W
ガス流量 60sccm
2ガス流量 10sccm
ギャップ 9mm
時間 20sec
この結果を表6に示した。
Figure 2007226170
表6に示すように、本発明の反射防止膜材料(実施例1〜実施例13)から形成した珪素含有反射防止膜は、O/N系ガスでのドライエッチングの速度が、比較例1、2に比較して十分に遅いものである。従って、本発明の反射防止膜材料から形成した反射防止膜が、O/N系ガスに対して高いエッチング耐性を有し、下層有機膜のエッチング時に有機膜に対して高いエッチング選択比を有することが確認できた。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
3層プロセスにおける下層膜屈折率n値が1.5、k値が0.6、膜厚500nm固定で、中間層のn値が1.5、k値を0〜0.4、膜厚を0〜400nmの範囲で変化させたときの基板反射率の関係を示すグラフである。 本発明のパターン形成方法に関する説明図である。(a)現像後のレジストパターン、(b)基板ドライエッチング後のパターン。 本発明の別のパターン形成方法に関する説明図である。(a)現像後のレジストパターン、(b)反射防止膜に転写されたパターン、(c)有機膜に転写されたパターン、(d)基板ドライエッチング後のパターン。
符号の説明
10、20…反射防止膜、 11、21…フォトレジスト膜、 12、22…基板、
12a,22a…被加工層、 12b,22b…下地層、 23…有機膜。

Claims (11)

  1. リソグラフィーで用いられる反射防止膜材料であって、少なくとも、置換又は非置換のカルボキシル基を有するシルセスキオキサンの繰り返し単位を有する高分子化合物を含むものであることを特徴とする反射防止膜材料。
  2. 請求項1に記載した反射防止膜材料であって、前記置換又は非置換のカルボキシル基を有するシルセスキオキサンの繰り返し単位が下記一般式(1)で示されるものであることを特徴とする反射防止膜材料。
    Figure 2007226170
    ( 式中、nは1又は2であり、Rはn=1の場合、炭素数1〜10の直鎖状、分岐状、環状のアルキレン基、アリーレン基、アラルキレン基、アルケニレン基のいずれか、n=2の場合、炭素数1〜10の直鎖状、分岐状、環状のアルカントリイル基、アリールトリイル基、アリールアルカントリイル基、アルケントリイル基のいずれかであり、Rは水素原子、又は酸不安定基である。)
  3. 請求項1又は請求項2に記載した反射防止膜材料であって、さらに光吸収基を有するシルセスキオキサンの繰り返し単位を含むものであることを特徴とする反射防止膜材料。
  4. 請求項3に記載した反射防止膜材料であって、前記光吸収基が、芳香族系の基又はSi−Si結合を有する基であることを特徴とする反射防止膜材料。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載した反射防止膜材料であって、さらに前記カルボキシル基を有するシルセスキオキサンの繰り返し単位のカルボキシル基と反応して架橋できる基を有するシルセスキオキサンの繰り返し単位を含むものであることを特徴とする反射防止膜材料。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載した反射防止膜材料であって、さらに有機溶剤及び/又は酸発生剤を含有するものであることを特徴とする反射防止膜材料。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載した反射防止膜材料であって、さらに架橋剤を含有するものであることを特徴とする反射防止膜材料。
  8. 少なくとも、基板上に請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の反射防止膜材料をベークして得られる反射防止膜を有するものであることを特徴とする基板。
  9. リソグラフィーにより基板にパターンを形成する方法であって、少なくとも、基板上に請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の反射防止膜材料を塗布し、ベークして反射防止膜を形成し、該反射防止膜上にフォトレジスト膜材料を塗布し、プリベークしてフォトレジスト膜を形成し、該フォトレジスト膜のパターン回路領域を露光した後、現像液で現像してフォトレジスト膜にレジストパターンを形成し、該レジストパターンが形成されたフォトレジスト膜をマスクにして反射防止膜及び基板をエッチングして基板にパターンを形成することを特徴とするパターン形成方法。
  10. リソグラフィーにより基板にパターンを形成する方法であって、少なくとも、基板上に請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の反射防止膜材料を塗布し、ベークして反射防止膜を形成し、該反射防止膜上にフォトレジスト膜材料を塗布し、プリベークしてフォトレジスト膜を形成し、該フォトレジスト膜のパターン回路領域を露光した後、現像液で現像してフォトレジスト膜にレジストパターンを形成し、該レジストパターンが形成されたフォトレジスト膜をマスクにして反射防止膜をエッチングし、さらにパターンが形成された反射防止膜をマスクにして基板をエッチングして基板にパターンを形成することを特徴とするパターン形成方法。
  11. リソグラフィーにより基板にパターンを形成する方法であって、少なくとも、基板上に有機膜を形成し、該有機膜の上に請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の反射防止膜材料を塗布し、ベークして反射防止膜を形成し、該反射防止膜上にフォトレジスト膜材料を塗布し、プリベークしてフォトレジスト膜を形成し、該フォトレジスト膜のパターン回路領域を露光した後、現像液で現像してフォトレジスト膜にレジストパターンを形成し、該レジストパターンが形成されたフォトレジスト膜をマスクにして反射防止膜をエッチングし、パターンが形成された反射防止膜をマスクにして有機膜をエッチングし、さらに基板をエッチングして基板にパターンを形成することを特徴とするパターン形成方法。
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