JP2006351165A - ブートストラップ回路並びにこれを用いたシフトレジスタ、走査回路及び表示装置 - Google Patents

ブートストラップ回路並びにこれを用いたシフトレジスタ、走査回路及び表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 単一導電型のトランジスタで構成されるシフトレジスタにおいて、回路の小型化及び低消費電力化を図る。
【解決手段】 第1の接点(ノードN1)の電圧が電源電圧よりも高くあるいは低くなることで出力に電源電圧の電圧を出力するブートストラップ回路を含んだシフトレジスタであって、前記第1の接点に2個以上直列接続されたトランジスタ(Tr1、Tr2)と、前期トランジスタのドレイン・ソース間電圧が電源電圧以下となるように前記トランジスタ間の第2の接点(ノードN2)に電圧を供給する手段と、前記第1の接点に接続されゲート電極が第1の入力端子に接続された第1の入力トランジスタ(Tr3)と、出力端子とクロック信号に接続されかつゲート電極に前記第1の接点が接続された出力トランジスタ(Tr7)を有し、出力トランジスタのゲート電極はブートストラップする期間以外、開放状態にならない。
【選択図】 図3

Description

本発明は、液晶表示装置や有機EL表示装置などの表示装置の駆動回路に好適なブートストラップ回路等に関する。
近年、各画素にアクティブ素子である薄膜トランジスタを集積したアクティブマトリクス型表示装置の普及が進んでいる。中でも、携帯電話等の携帯機器においては、ポリシリコントランジスタを用いたアクティブ型の液晶表示装置が、装置の小型化が可能なことから、広く使用されるようになってきた。ポリシリコン薄膜トランジスタは、アモルファスシリコン薄膜トランジスタよりも移動度が高いため、画素を構成する画素トランジスタの他に駆動回路まで、画素部の周辺に同一の製造プロセスによって形成することが容易である。駆動回路には、相互に直交した複数の走査線(ゲート線)及び複数の信号線(ソース線)をそれぞれ駆動するゲート線駆動回路及びソース線駆動回路がある。前記ゲート線駆動回路及び前記ソース線駆動回路には、複数のシフトレジスタで構成された走査回路が使用されている。
このような走査回路を構成するシフトレジスタには、一般にnチャネル型トランジスタとpチャネル型トランジスタとを組み合わせたCMOS回路が使用されている。
しかし、CMOSの製造プロセスは、nチャネル型トランジスタとpチャネル型トランジスタとの両方を作成するため、プロセス工程数が多くなるという欠点を持つ。
そこで、CMOSよりも製造工程を短縮し製造コストを下げるために、pチャネル型又はnチャネル型のいずれか一方の導電型のトランジスタ(単一導電型トランジスタ)だけで構成する回路が提案されている。
図28は、特許文献1に記載の従来のシフトレジスタを用いた走査回路である。走査回路は複数のシフトレジスタで構成されるが、同図ではn番目及びn+1番目の2個のシフトレジスタを一例として示してある。n−1段目の出力信号OUTがn段目のシフトレジスタの入力INに、n段目の出力信号OUTがn+1段目のシフトレジスタの入力INにそれぞれ入力される構成になっている。また、図示していないが、1段目のシフトレジスタには、外部から入力されるスタート信号が入力される構成になっている。
図28に示す従来のシフトレジスタは、6個のnチャネル型トランジスタTr101,Tr102,103,Tr104,105,106、及びTr111,Tr112,Tr113,Tr114,Tr115,Tr116から構成され、各信号入力用トランジスタTr101,Tr111に入力された入力信号INの位相をシフトさせて出力する構成になっている。
このため、複数のシフトレジスタをシリアルに接続することによって、スタート信号を順々に位相シフトさせた出力を行う走査回路を構成することができる。
図29は、図28に示した従来のシフトレジスタの動作を示すタイミングチャートである。図28及び図29を参照しながら、回路の動作について説明する。
まず、時刻t1において、n段目の入力信号INであるn−1段目の出力信号OUTがハイレベルになると、トランジスタTr101が導通状態になり、トランジスタTr101とトランジスタTr102のノードN101にVdd−Vtの電圧が設定されて、保持容量C101に電圧が保持される。VDDは電源電圧、VtはトランジスタTr101のしきい値電圧である。このとき、トランジスタTr104も導通状態となるが、クロック信号CL1がローレベルであるため、出力信号OUT_nはローレベルを維持したままになる。また、トランジスタTr106も導通状態になるが、出力信号OUT_nがローレベルであるため、ノードN102は、ローレベルを維持した状態になる。
次に時刻t2のタイミングで、入力INがハイレベルからローレベルに変化すると、トランジスタTr101が非導通状態になり、ノードN101はフローティングの状態になる。このとき、クロック信号CL1もローレベルからハイレベルに変化するので、保持容量C101、トランジスタTr104のゲート・ドレイン間容量及びゲート・ソース間容量を介したブートストラップ効果によって、ノードN101の電位がVdd−Vtよりも高い電圧に上昇する。このため、トランジスタTr104は、十分なゲート・ソース間電圧が加わる状態になるので、ハイレベルのクロック信号CL1がトランジスタTr104に流れ、出力信号OUT_nがハイレベルになる。また、このときトランジスタTr106も導通状態になっているので、ハイレベルのクロック信号CL1がトランジスタTr104,Tr106を介して流れ、ノードN102もハイレベルになる。
次の時刻t3のタイミングでは、n+1段目の出力信号OUT_n+1がハイレベルに変化するので、トランジスタTr102,Tr103が導通状態になって、ノードN101はローレベルになる。この時、クロック信号CL2によってトランジスタTr105も導通状態になるので、出力信号OUT_nもローレベルになる。この結果、保持容量C101に保持されていた電圧はゼロになる。
次の時刻t4のタイミングでは、クロック信号CL1がハイレベルになるが、トランジスタTr104のゲート・ドレイン間容量C102よりも保持容量C101を大きな値にしておくことで、トランジスタTr104は非導通状態を維持して、出力信号OUT_nはローレベルを維持する。
時刻t5のタイミング以降は、クロック信号CL2はハイレベルのときにトランジスタTr105が導通状態となって出力OUT_nをローレベルに維持し、クロック信号CL1がハイレベルのときは、保持容量C101を大きな値にしておくことで、トランジスタTr104は非導通状態を維持して、出力信号OUT_nはローレベルを維持する。
以上の動作によって、n−1段目の出力信号がクロック信号CL1,CL2の半周期分位相シフトした出力信号OUT_nが得られる。
n+1段目についても、トランジスタTr111〜Tr116がそれぞれトランジスタTr101〜Tr106と同じ働きをするので、n段目と同様の動作原理によって、出力信号OUT_n+1が得られる。ただし、図28に示すように、n+1段目は、n段目におけるクロック信号CL1,CL2の接続を逆にする。こうすることで、同様の動作になる。すなわち、偶数段と奇数段とによってクロック信号CL1,CL2の接続を変えることで、順々に位相シフトした出力が得られる。
このシフトレジスタを液晶表示装置のゲート線を駆動する走査回路に適用した場合を考えると、出力端OUTに大きなゲート線の負荷が接続されるため、トランジスタTr104,Tr105のチャネル幅を大きくして駆動能力を高くする必要が生じる。通常、これらは、トランジスタTr101〜103,106よりも1桁以上大きなチャネル幅に設定されるので、トランジスタサイズが大きくなる。トランジスタTr104,105のチャネル幅を大きくすると、それに比例して保持容量C101の容量も大きくしなければならないので、保持容量C101は、大きな面積を持つことになる。保持容量C101が小さいと、クロック信号CL1がローレベルからハイレベルに変化したときにトランジスタTr104のゲート・ドレイン間容量C102によって、トランジスタTr104のゲート電圧が上昇し、トランジスタTr104が導通状態になってしまう。トランジスタTr104が導通状態になると、ハイレベルのクロック信号CL1が出力信号OUT_nとして出力されることになる。
図28は、従来のシフトレジスタをNチャネル型のトランジスタで構成した例を示したが、Pチャネル型のトランジスタでも構成することができる。図30は、Pチャネル型のトランジスタで構成したときの回路図であり、図31は、図30に示す回路におけるタイミングチャートである。Pチャネル型トランジスタを用いた場合の大きな違いは、図31に示すように、図29のタイミングチャートに対して極性が反転した波形になることにある。
さらに、特開2003−16794号公報にも、Nチャネル型のトランジスタで構成されたシフトレジスタの他の例が示されている。
図32は、特開2003−16794号公報に記載されているシフトレジスタの回路図であり、図33は、シフトレジスタの動作を示すタイミングチャートである。
図32に示された回路では、トランジスタ22のゲート電圧(F点)をトランジスタ34とトランジスタ33で生成している。これによって、図33のタイミングチャートに示すように、時刻t2〜t0までF点の電位がハイレベルになり、トランジスタ22が導通状態となるので、A点の電位は、この期間ローレベルとなる。A点の電位が、この期間ローレベルになることで、トランジスタ24は非導通状態とすることができる。このため、図28の回路に存在した保持容量C101がなくても、トランジスタ24を前記期間中に非導通状態とすることができる。
しかし、この構成では、時刻t0〜t2の期間A点の電位がハイレベルの時、正電源DD端子〜トランジスタ26〜トランジスタ23〜負電源SS端子間に電流が流れる。
このため、保持容量C101を充放電する電力消費はないが、この電流に対する電力が消費電力を増大させる要因となる。さらに、時刻t1〜t2の間、A点の電圧はブートストラップ効果によって正電源DD電圧よりも高い電圧になるため、トランジスタ21及びトランジスタ22のドレイン・ソース間には電源電圧以上の電圧が印加されることになる。
特許第2921510号公報(図1等) 特開2003-16794号公報(図10等)
このような走査回路を搭載した液晶表示装置は、近年画面の解像度が著しく向上している。これに伴って、走査回路も小型にできる回路が望まれている。
しかし、特許第2921510号に記載の従来のシフトレジスタでは、チャネル幅の大きいトランジスタTr104のゲート・ドレイン間容量C102よりも更に大きな保持容量C101をトランジスタTr104のゲート・ソース間に接続する必要がある。
そのため、回路面積が大きくなって、回路の小型化が難しいという問題があった。また、容量の大きな保持容量C101を充放電するために、その分消費電力が増大してしまう問題があった。
また、特開2003-16794号に記載のシフトレジスタでは、保持容量を形成する必要がないが、正電源(DD端子)からトランジスタ26、23を介して負電源(SS端子)へ電流が流れてしまうため、前述の従来例と同様消費電力が増大する。さらには、A点の電圧がブートストラップ効果によって正電源DD電圧よりも高い電圧になるため、トランジスタ21及びトランジスタ22のドレイン・ソース間には電源電圧以上の電圧が印加されることになり、トランジスタの信頼性が低下するという問題がある。
また、従来のシフトレジスタでは、出力を次段の入力に使用しているため、トランジスタ特性が変動(駆動能力が低く)した時に、出力信号の電圧振幅が低下するという問題がある。この結果、従来のシフトレジスタで構成した走査回路では、段数が進むにつれて、出力振幅の減衰が大きくなり、最終的にシフト動作ができなくなるという問題がある。
本発明の目的は、表示装置の小型化が可能なシフトレジスタ等を提供すること、及び低消費電力な回路を提供することにある。更には、トランジスタに印加される電圧を低減することによって、トランジスタの信頼性を高め、牽いては回路を搭載した表示装置の信頼性を向上させることにある。さらに、トランジスタ特性が変動した場合でも、確実にシフト動作を行うことができる走査回路を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係るブートストラップ回路(実施形態1)は、トランジスタがオンとなるゲート電圧をオン電圧とし、トランジスタがオフとなるゲート電圧をオフ電圧としたとき、出力用トランジスタのゲート・ドレイン間の容量を利用して、当該出力用トランジスタに電源電圧の範囲外のオン電圧を印加するブートストラップ回路において、前記出力用トランジスタにオン電圧を印加するとき以外は当該出力用トランジスタにオフ電圧を印加し続ける制御手段を有し、前記制御手段は出力トランジスタのゲート電極にオフ電圧を印加する少なくとも2個以上直列接続されたトランジスタと、前記複数のトランジスタ同士の接続点にドレイン・ソース間電圧が電源電圧範囲内となるような電圧を印加する電圧供給手段を有することを特徴とするものである。
本発明では、前記出力用トランジスタにオン電圧を印加するとき以外は当該出力用トランジスタにオフ電圧を印加し続ける制御手段を備えているので、出力用トランジスタは、オン電圧が印加されるとき以外もオフ電圧が印加され続けるので、ゲートがフローティング状態になることがない。そのため、動作が安定化し、かつゲート・ソース間の容量を形成する必要もない。さらに、制御手段は出力トランジスタのゲート電極にオフ電圧を印加する少なくとも2個以上直列接続されたトランジスタを有し、制御手段は前記複数のトランジスタ同士の接続点にドレイン・ソース間電圧が電源電圧範囲内となるような電圧を印加する電圧供給手段を備えるので、トランジスタのドレイン・ソース間に電源電圧以上の電圧が印加されることを防止する。なお、電源電圧の範囲外のオン電圧とは、出力用トランジスタがNチャネル型であれば電源電圧の上限を越えるオン電圧のことであり、出力用トランジスタがPチャネル型であれば電源電圧の下限を下回るオン電圧のことである。
本発明に係るシフトレジスタは、本発明に係るブートストラップ回路を含み、前段からデータ信号を入力し、一定時間遅らせて当該データ信号を前記出力用トランジスタから後段のシフトレジスタに出力するものである。本発明に係るブートストラップ回路を用いることにより、小型で、トランジスタ印加が低く、安定したブートストラップ動作が可能なシフトレジスタを構成できる。
本発明に係るシフトレジスタ(実施形態1)においては、前記データ信号は、第1及び第2のレベル電圧から成り、前記出力用トランジスタは、電源電圧の範囲外のオン電圧が印加されたときに、前記第2のレベル電圧を出力し、前記制御手段は、前記複数のトランジスタからなる第1の制御用トランジスタと第2、第3の制御用トランジスタを有し、前記第2の制御用トランジスタは、前記前段から入力した前記データ信号が前記第2のレベル電圧であるときにオンとなって、前記第1の制御用トランジスタにオフ電圧を印加し、前記前段から入力した前記データ信号が前記第1のレベル電圧であるときにオフとなって、前記第1の制御用トランジスタに印加されているオフ電圧又はオン電圧を維持し、
前記第3の制御用トランジスタは、後段のシフトレジスタから入力した前記データ信号が前記第2のレベル電圧であるときにオンとなって、前記第1の制御用トランジスタにオン電圧を印加し、後段のシフトレジスタから入力した前記データ信号が前記第1のレベル電圧であるときにオフとなって、前記第1の制御用トランジスタに印加されているオン電圧又はオフ電圧を維持し、前記第1の制御用トランジスタは、オン電圧が印加されているときにオンとなって、前記出力用トランジスタにオフ電圧を印加し、オフ電圧が印加されているときにオフとなって、前記出力用トランジスタに印加されているオン電圧又はオフ電圧を維持する。
シフトレジスタは、前段のシフトレジスタからデータ信号(第1のレベル電圧又は第2のレベル電圧)を入力し、一定時間遅らせて当該データ信号を出力用トランジスタから後段へ出力する。ここで、前段のシフトレジスタから第2のレベル電圧が出力されると、第2の制御用トランジスタはオンとなって第1の制御用トランジスタにオフ電圧を印加する。すると、第1の制御用トランジスタは、オフとなって出力用トランジスタに印加されているオン電圧又はオフ電圧を維持する。一方、前段から第2のレベル電圧が出力されると、一定時間後に出力用トランジスタにオン電圧が印加されることにより、出力用トランジスタから第2のレベル電圧が後段のシフトレジスタに出力される。更に一定時間後に、後段のシフトレジスタから第2のレベル電圧が出力されると、第3の制御用トランジスタはオンとなって第1の制御用トランジスタにオン電圧を印加する。すると、第1の制御用トランジスタは、オンとなって出力用トランジスタにオフ電圧を印加する。続いて、後段及び前段のシフトレジスタから第1のレベル電圧が出力されて、第1乃至第3の制御用トランジスタがオフになっても、出力用トランジスタに印加されたオフ電圧は維持される。したがって、この状態が続く限り、出力用トランジスタはオフ電圧が印加され続けるので、出力用トランジスタのゲートはフローティング状態にならない。
本発明のシフトレジスタ(実施形態1)においては、前記電圧供給手段は、第4の制御用トランジスタ(Tr8)を更に有し、前記第4の制御用トランジスタは、前記出力用トランジスタと同時にオンすることにより、前記複数のトランジスタ同士の接続点に前記電源電圧の範囲内の電圧を印加するというものである。この場合は、第1の制御用トランジスタのソース・ドレイン間に印加される電圧を下げることができる(例えば、電源電圧の範囲外の電圧が印加されることがない)。
本発明のシフトレジスタ(実施形態2)は、前記出力用トランジスタは、電源電圧の範囲外のオン電圧が印加されたときに前記第2のレベル電圧を出力する複数のトランジスタ(Tr7,Tr10)から成るというものである。この場合は、トランジスタ配置の自由度が増すので、レイアウト設計が容易になる。
本発明のシフトレジスタ(実施形態3)は、前記出力用トランジスタが前記データ信号を出力する出力端子に、前記複数のトランジスタ同士の接続点が接続された、というものである。この場合は、新たなトランジスタを追加することなく、第1の制御用トランジスタのソース・ドレイン間に、電源電圧の範囲外の電圧が印加されることを防げる。
本発明のシフトレジスタ(実施形態4及び実施形態7)は、前記出力用トランジスタを第1の出力用トランジスタとしたとき、この第1の出力用トランジスタにソース・ドレインが直列に接続された第2の出力用トランジスタを更に備え、前記第2の制御用トランジスタは、前記前段から入力した前記データ信号が前記第2のレベル電圧であるときにオンとなって、前記第2の出力用トランジスタにオフ電圧を印加し、前記前段から入力した前記データ信号が前記第1のレベル電圧であるときにオフとなって、前記第2の出力用トランジスタに印加されているオフ電圧又はオン電圧を維持し、前記第3の制御用トランジスタは、前記後段から入力した前記データ信号が前記第2のレベル電圧であるときにオンとなって、前記第2の出力用トランジスタにオン電圧を印加し、前記後段から入力した前記データ信号が前記第1のレベル電圧であるときにオフとなって、前記第2の出力用トランジスタに印加されているオン電圧又はオフ電圧を維持し、前記第2の出力用トランジスタは、オン電圧が印加されているときにオンとなって、前記第1の出力用トランジスタが前記データ信号を出力する出力端子に第1のレベル電圧を印加し、オフ電圧が印加されているときにオフとなって、前記出力端子に印加されている前記データ信号の電圧を維持する。この場合は、出力端子もフローティング状態にならないので、更に動作が安定化する。
本発明のシフトレジスタ(実施形態5)においては、前記第3の制御用トランジスタは、前記後段から入力した前記データ信号に代えてクロック信号を用いる、というものである。クロック信号を用いると、データ信号を用いた場合に比べて、第3の制御用トランジスタのオフ時間を短くできる。したがって、第3の制御用トランジスタの漏れ電流の影響が少なくなるので、より動作が安定化する。
本発明のシフトレジスタ(実施形態6)は、前段のシフトレジスタの出力用トランジスタのゲート電圧がゲートに印加される第1の入力用トランジスタ(Tr3)と、クッロク信号がゲートに印加される第2の入力用トランジスタ(Tr11)とを更に備え、前記第1及び第2のトランジスタがともにオンになったときに、自段の前記の出力用トランジスタにオン電圧を印加する、というものである。この構成のシフトレジスタは、第1の入力用トランジスタには、電源電圧範囲外のゲート電圧が印加され、第2の入力用トランジスタには、外部から電圧レベルの安定したクロック信号が入力されるので、トランジスタ特性に変動があっても、出力振幅の低下が抑制されて動作不良を防止できる。
本発明のシフトレジスタ(実施形態6)は、前記第2の制御用トランジスタに代えて、前段の出力用トランジスタのゲート電圧がゲートに印加される第1の入力用トランジスタと、クッロク信号がゲートに印加される第2の入力用トランジスタとを備え、前記第1及び第2のトランジスタがともにオンになったときに、前記第1の制御用トランジスタにオフ電圧を印加し、前記第1及び第2のトランジスタの少なくとも一方がオフになったときに、前記第1の制御用トランジスタに印加されているオフ電圧又はオン電圧を維持する、というものである。この構成のシフトレジスタも、請求項2記載のシフトレジスタと同じように動作する。
本発明のシフトレジスタ(実施形態8)は、前記出力用トランジスタのゲート電圧の変動を抑えるコンデンサを更に備えたというものである。この場合は、出力用トランジスタのゲート電圧の変動を抑えられるので、より動作が安定化する。また、トランジスタのゲート・ドレイン間に印加される電圧を低減することができる。
本発明のブートストラップ回路は、トランジスタがオンとなるゲート電圧をオン電圧とし、トランジスタがオフとなるゲート電圧をオフ電圧としたとき、出力用トランジスタのゲート・ドレイン間の容量を利用して、当該出力用トランジスタに電源電圧の範囲外のオン電圧を印加するブートストラップ回路において、電源電圧の範囲外のオン電圧が印加される第1の入力用トランジスタと、クッロク信号がゲートに印加される第2の入力用トランジスタを備え、前記第1及び第2の入力用トランジスタがともにオンになったときに、自段の前記の出力用トランジスタにオン電圧を印加することを特徴とするものである。
本発明のシフトレジスタは、前記ブートストラップ回路を含み、前段のシフトレジスタから前段のシフトレジスタの出力トランジスタのゲート電圧を入力し、一定時間遅らせて当該データ信号を前記出力用トランジスタから後段へ出力することを特徴とするものである。
本発明のブートストラップ回路(実施形態6)は、トランジスタがオンとなるゲート電圧をオン電圧とし、トランジスタがオフとなるゲート電圧をオフ電圧としたとき、出力用トランジスタのゲート・ドレイン間の容量を利用して、当該出力用トランジスタに電源電圧の範囲外のオン電圧を印加するブートストラップ回路において、電源電圧の範囲外のオン電圧が印加される第1の入力用トランジスタと、クッロク信号がゲートに印加される第2の入力用トランジスタを備え、前記第1及び第2の入力用トランジスタがともにオンになったときに、自段の前記の出力用トランジスタにオン電圧を印加することを特徴とするものである。
第1の入力用トランジスタには、電源電圧の範囲外のオン電圧が印加され、第2の入力用トランジスタには、外部から電圧レベルの安定したクロック信号が入力される。このため、トランジスタ特性に変動があっても、オン状態とすることができるので、出力振幅が低下することを抑制できる。すなわち、トランジスタ特性変動の影響を受けにくい回路である。
本発明に係るシフトレジスタは、前記ブートストラップ回路を含み、前段のシフトレジスタから前段のシフトレジスタの出力トランジスタのゲート電圧を入力し、一定時間遅らせて当該データ信号を前記出力用トランジスタから後段のシフトレジスタに出力するものである。本発明に係るブートストラップ回路を用いることにより、小型でかつトランジスタ特性変動の影響を受けずにブートストラップ動作が可能なシフトレジスタを構成できる。
本発明に係るシフトレジスタにおいては、前記データ信号は、第1及び第2のレベル電圧から成り、前記出力用トランジスタは、電源電圧の範囲外のオン電圧が印加されたときに、前記第2のレベル電圧を出力し、前記制御手段は、第1の制御用トランジスタと第2、第3の制御用トランジスタを有し、前記第2の制御用トランジスタは、前記前段から入力した前記データ信号が前記第2のレベル電圧であるときにオンとなって、前記第1の制御用トランジスタにオフ電圧を印加し、前記前段から入力した前記データ信号が前記第1のレベル電圧であるときにオフとなって、前記第1の制御用トランジスタに印加されているオフ電圧又はオン電圧を維持し、 前記第3の制御用トランジスタは、前記後段から入力した前記データ信号が前記第2のレベル電圧であるときにオンとなって、前記第1の制御用トランジスタにオン電圧を印加し、前記後段から入力した前記データ信号が前記第1のレベル電圧であるときにオフとなって、前記第1の制御用トランジスタに印加されているオン電圧又はオフ電圧を維持し、前記第1の制御用トランジスタは、オン電圧が印加されているときにオンとなって、前記出力用トランジスタにオフ電圧を印加し、オフ電圧が印加されているときにオフとなって、前記出力用トランジスタに印加されているオン電圧又はオフ電圧を維持する。
シフトレジスタは、前段からデータ信号(第1のレベル電圧又は第2のレベル電圧)を入力し、一定時間遅らせて当該データ信号を出力用トランジスタから後段へ出力する。ここで、前段から第2のレベル電圧が出力されると、第2の制御用トランジスタはオンとなって第1の制御用トランジスタにオフ電圧を印加する。すると、第1の制御用トランジスタは、オフとなって出力用トランジスタに印加されているオン電圧又はオフ電圧を維持する。一方、前段から第2のレベル電圧が出力されると、一定時間後に出力用トランジスタにオン電圧が印加されることにより、出力用トランジスタから第2のレベル電圧が後段へ出力される。更に一定時間後に、後段から第2のレベル電圧が出力されると、第3の制御用トランジスタはオンとなって第1の制御用トランジスタにオン電圧を印加する。すると、第1の制御用トランジスタは、オンとなって出力用トランジスタにオフ電圧を印加する。続いて、後段及び前段から第1のレベル電圧が出力されて、第1乃至第3の制御用トランジスタがオフになっても、出力用トランジスタに印加されたオフ電圧は維持される。したがって、この状態が続く限り、出力用トランジスタはオフ電圧が印加され続けるので、出力用トランジスタのゲートはフローティング状態にならない。
本発明のシフトレジスタにおいては、前記第1の制御用トランジスタは、ソース・ドレインが直列に接続された複数のトランジスタから成り、前記制御手段は、第4の制御用トランジスタ(Tr8)を更に有し、前記第4の制御用トランジスタは、前記出力用トランジスタと同時にオンすることにより、前記複数のトランジスタ同士の接続点に前記電源電圧の範囲内の電圧を印加する、というものである。この場合は、第1の制御用トランジスタのソース・ドレイン間に印加される電圧を下げることができる(例えば、電源電圧の範囲外の電圧が印加されることがない)。
本発明のシフトレジスタにおいては、前記出力用トランジスタは、電源電圧の範囲外のオン電圧が印加されたときに前記第2のレベル電圧を出力する複数のトランジスタ(Tr7,Tr10)から成る、というものである。この場合は、トランジスタ配置の自由度が増すので、レイアウト設計が容易になる。
本発明のシフトレジスタにおいては、前記第1の制御用トランジスタは、ソース・ドレインが直列に接続された複数のトランジスタからなり、前記出力用トランジスタが前記データ信号を出力する出力端子に、前記複数のトランジスタ同士の接続点が接続されたというものである。この場合は、新たなトランジスタを追加することなく、第1の制御用トランジスタのソース・ドレイン間に、電源電圧の範囲外の電圧が印加されることを防げる。
本発明のシフトレジスタは、前記出力用トランジスタを第1の出力用トランジスタとしたとき、この第1の出力用トランジスタにソース・ドレインが直列に接続された第2の出力用トランジスタ(Tr6)を更に備えたものである。前記第2の制御用トランジスタは、前記前段から入力した前記データ信号が前記第2のレベル電圧であるときにオンとなって、前記第2の出力用トランジスタにオフ電圧を印加し、前記前段から入力した前記データ信号が前記第1のレベル電圧であるときにオフとなって、前記第2の出力用トランジスタに印加されているオフ電圧又はオン電圧を維持する。前記第3の制御用トランジスタは、前記後段から入力した前記データ信号が前記第2のレベル電圧であるときにオンとなって、前記第2の出力用トランジスタにオン電圧を印加し、前記後段から入力した前記データ信号が前記第1のレベル電圧であるときにオフとなって、前記第2の出力用トランジスタに印加されているオン電圧又はオフ電圧を維持する。前記第2の出力用トランジスタは、オン電圧が印加されているときにオンとなって、前記第1の出力用トランジスタが前記データ信号を出力する出力端子に第1のレベル電圧を印加し、オフ電圧が印加されているときにオフとなって、前記出力端子に印加されている前記データ信号の電圧を維持する。この場合は、出力端子もフローティング状態にならないので、更に動作が安定化する。
本発明のシフトレジスタにおいては、前記第3の制御用トランジスタは、前記後段から入力した前記データ信号に代えてクロック信号を用いる、というものである。クロック信号を用いると、データ信号を用いた場合に比べて、第3の制御用トランジスタのオフ時間を短くできる。したがって、第3の制御用トランジスタの漏れ電流が少なくなるので、より動作が安定化する。
本発明のシフトレジスタにおいては、前記第2の制御用トランジスタに代えて、前段の出力用トランジスタのゲート電圧がゲートに印加される第1の入力用トランジスタと、クッロク信号がゲートに印加される第2の入力用トランジスタとを備え、前記第1及び第2のトランジスタがともにオンになったときに、前記第1の制御用トランジスタにオフ電圧を印加し、前記第1及び第2のトランジスタの少なくとも一方がオフになったときに、前記第1の制御用トランジスタに印加されているオフ電圧又はオン電圧を維持する、というものである。
本発明のシフトレジスタは、前記出力用トランジスタのゲート電圧の変動を抑えるコンデンサを更に備えたというものである。この場合は、出力用トランジスタのゲート電圧の変動を抑えられるので、より動作が安定化する。
本発明のブートストラップ回路(実施形態9)は、前記第1もしくは第2の入力トランジスタと出力トランジスタのゲート電極間に第5の制御トランジスタ(トランジスタTr12)を接続したことを特徴とする。第5の制御トランジスタは前記出力トランジスタのゲートに電源電圧の範囲外のオン電圧が印加されるときにオフになるので、前記出力トランジスタのゲートには電源電圧の範囲外の電圧が印加されるが、前記第1もしくは第2の入力トランジスタ側には、電源電圧範囲内の電圧しか印加されない。このため、トランジスタのゲート・ドレイン間あるいはゲート・ソース間に印加される電圧が低減される。
本発明に係るシフトレジスタは、前記ブートストラップ回路を含み、前段のシフトレジスタからデータ信号を入力し、一定時間遅らせて当該データ信号を前記出力用トランジスタから後段のシフトレジスタに出力するものである。本発明に係るブートストラップ回路を用いることにより、小型で、トランジスタ印加電圧が低く、トランジスタ特性変動の影響を受けずにブートストラップ動作が可能なシフトレジスタを構成できる。
本発明のシフトレジスタは、前記シフトレジスタにおいて、前記データ信号は、第1及び第2のレベル電圧から成り、前記出力用トランジスタは、電源電圧の範囲外のオン電圧が印加されたときに、前記第2のレベル電圧を出力し、前記制御手段は、第1の制御用トランジスタと第2、第3の制御用トランジスタを有し、前記第2の制御用トランジスタは、前記前段から入力した前記データ信号が前記第2のレベル電圧であるときにオンとなって、前記第1の制御用トランジスタにオフ電圧を印加し、前記前段から入力した前記データ信号が前記第1のレベル電圧であるときにオフとなって、前記第1の制御用トランジスタに印加されているオフ電圧又はオン電圧を維持し、 前記第3の制御用トランジスタは、前記後段から入力した前記データ信号が前記第2のレベル電圧であるときにオンとなって、前記第1の制御用トランジスタにオン電圧を印加し、前記後段から入力した前記データ信号が前記第1のレベル電圧であるときにオフとなって、前記第1の制御用トランジスタに印加されているオン電圧又はオフ電圧を維持し、前記第1の制御用トランジスタは、オン電圧が印加されているときにオンとなって、前記出力用トランジスタにオフ電圧を印加し、オフ電圧が印加されているときにオフとなって、前記出力用トランジスタに印加されているオン電圧又はオフ電圧を維持する。
シフトレジスタは、前段からデータ信号(第1のレベル電圧又は第2のレベル電圧)を入力し、一定時間遅らせて当該データ信号を出力用トランジスタから後段へ出力する。ここで、前段から第2のレベル電圧が出力されると、第2の制御用トランジスタはオンとなって第1の制御用トランジスタにオフ電圧を印加する。すると、第1の制御用トランジスタは、オフとなって出力用トランジスタに印加されているオン電圧又はオフ電圧を維持する。一方、前段から第2のレベル電圧が出力されると、一定時間後に出力用トランジスタにオン電圧が印加されることにより、出力用トランジスタから第2のレベル電圧が後段へ出力される。更に一定時間後に、後段から第2のレベル電圧が出力されると、第3の制御用トランジスタはオンとなって第1の制御用トランジスタにオン電圧を印加する。すると、第1の制御用トランジスタは、オンとなって出力用トランジスタにオフ電圧を印加する。続いて、後段及び前段から第1のレベル電圧が出力されて、第1乃至第3の制御用トランジスタがオフになっても、出力用トランジスタに印加されたオフ電圧は維持される。したがって、この状態が続く限り、出力用トランジスタはオフ電圧が印加され続けるので、出力用トランジスタのゲートはフローティング状態にならない。
本発明のシフトレジスタは、前記シフトレジスタにおいて、前記出力用トランジスタは、電源電圧の範囲外のオン電圧が印加されたときに前記第2のレベル電圧を出力する複数のトランジスタ(Tr7,Tr10)から成る、というものである。この場合は、トランジスタ配置の自由度が増すので、レイアウト設計が容易になる。
本発明のシフトレジスタは、前記シフトレジスタにおいて、前記出力用トランジスタを第1の出力用トランジスタとしたとき、この第1の出力用トランジスタにソース・ドレインが直列に接続された第2の出力用トランジスタ(Tr6)を更に備えたものである。前記第2の制御用トランジスタは、前記前段から入力した前記データ信号が前記第2のレベル電圧であるときにオンとなって、前記第2の出力用トランジスタにオフ電圧を印加し、前記前段から入力した前記データ信号が前記第1のレベル電圧であるときにオフとなって、前記第2の出力用トランジスタに印加されているオフ電圧又はオン電圧を維持する。前記第3の制御用トランジスタは、前記後段から入力した前記データ信号が前記第2のレベル電圧であるときにオンとなって、前記第2の出力用トランジスタにオン電圧を印加し、前記後段から入力した前記データ信号が前記第1のレベル電圧であるときにオフとなって、前記第2の出力用トランジスタに印加されているオン電圧又はオフ電圧を維持する。前記第2の出力用トランジスタは、オン電圧が印加されているときにオンとなって、前記第1の出力用トランジスタが前記データ信号を出力する出力端子に第1のレベル電圧を印加し、オフ電圧が印加されているときにオフとなって、前記出力端子に印加されている前記データ信号の電圧を維持する。この場合は、出力端子もフローティング状態にならないので、更に動作が安定化する。
本発明のシフトレジスタにおいては、前記シフトレジスタにおいて、前記第3の制御用トランジスタは、前記後段から入力した前記データ信号に代えてクロック信号を用いる、というものである。クロック信号を用いると、データ信号を用いた場合に比べて、第3の制御用トランジスタのオフ時間を短くできる。したがって、第3の制御用トランジスタの漏れ電流が少なくなるので、より動作が安定化する。
本発明のシフトレジスタは、前記シフトレジスタにおいて、前記第2の制御用トランジスタに代えて、前段の出力用トランジスタのゲート電圧がゲートに印加される第1の入力用トランジスタと、クッロク信号がゲートに印加される第2の入力用トランジスタとを備え、前記第1及び第2のトランジスタがともにオンになったときに、前記第1の制御用トランジスタにオフ電圧を印加し、前記第1及び第2のトランジスタの少なくとも一方がオフになったときに、前記第1の制御用トランジスタに印加されているオフ電圧又はオン電圧を維持するというものである。
本発明のシフトレジスタは、前記シフトレジスタにおいて、前記出力用トランジスタのゲート電圧の変動を抑えるコンデンサを更に備えた、というものである。この場合は、出力用トランジスタのゲート電圧の変動を抑えられるので、より動作が安定化する。
本発明のシフトレジスタは、前記シフトレジスタにおいて、回路を構成する前記トランジスタが薄膜トランジスタである、というものである。薄膜トランジスタの材料は、キャリア移動度の点からポリシリコンが好ましいが、キャリア移動度を問題にしなければアモルファスシリコンや有機物でもよい。
本発明に係る走査回路は、本発明に係るシフトレジスタを用いたものである。走査回路は、例えばゲート線駆動回路やソース線駆動回路などである。本発明に係る表示装置は、本発明に係る走査回路を用いたものである。表示装置は、例えば液晶ディスプレイやELディスプレイなどである。
本発明のシフトレジスタは、走査する方向を両方向行うことができる。例えばゲート線駆動回路に適用した表示装置の場合、装置の上下を反転した場合でも同様の反転していないときと同様の表示ができる。
本発明によれば、出力トランジスタのゲート電極に容量の大きな保持容量を持たせる必要がなく、かつ正電源側(ハイレベル)からトランジスタを介して負電源側(ローレベル)へ電流が流れてしまうこともないでので、消費電力を低減することができる。この結果、本発明のシフトレジスタを表示装置に適用した場合、装置の消費電力を低減することができる。
第2の効果は、容量の大きな保持容量を無くすことができるので、回路を小型化できる。この結果、本発明のシフトレジスタを表示装置に適用した場合、画面の解像度が高い表示装置に適用できる。
第3の効果は、トランジスタのソース・ドレイン間、ゲート・ソース間、ゲート・ドレイン間に印加される電圧を低減できるため、トランジスタの信頼性を向上させることができる。この結果、表示装置等に適用した場合、装置の信頼性を向上させることができる。
第4の効果は、トランジスタ特性に変動がある場合でも、出力振幅の低下を抑えることができる。このため、走査回路を構成した場合に、段数が一段進む毎に振幅低下が悪化して最終的にはシフト動作ができなくなる動作不良を抑制できる。また、表示装置等に適用した場合、動作不良が抑制されるので、装置の信頼性を向上させることが可能となる。
次に、本発明の実施形態を図に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1に示すように、本発明の実施形態を適用する液晶表示装置は、画素部1と、ゲート線駆動回路2と、ソース線駆動回路3を有しており、これらの画素部1,ゲート線駆動回路2及びソース線駆動回路3は、同一のガラス基板上に形成されている。
前記画素部1には、相互に直交したゲート線G1〜Gnとソース線S1〜Smが形成されている。前記ゲート線G1〜Gnには、前記ゲート線駆動回路2の対応した端子がそれぞれ接続されている。また前記ソース線S1〜Smには、前記ソース線駆動回路3の対応した端子がそれぞれ接続されている。また前記画素部1内における前記ゲート線G1〜Gnと前記ソース線S1〜Smとの各交点には、ポリシリコントランジスタである画素トランジスタ4と、画素蓄積容量5と、液晶からなる画素容量6とから構成される画素回路が配置されている。
前記ゲート線駆動回路2は走査回路で構成されており、前記走査回路は、画素トランジスタ4と同一の製造プロセスで作成されたトランジスタで構成されている。前記ゲート線駆動回路2を構成する前記走査回路には、垂直スタートパルスST及びクロック信号が外部から入力され、前記走査回路が前記垂直スタートパルス信号STをクロック信号に同期して1段ずつ位相シフトさせた出力信号を出力することにより、共通のゲート線に接続された画素回路が導通状態となってソース線に出力される映像信号が画素回路に取り込まれる。
前記ソース線駆動回路3は、走査回路、データラッチ回路、D/A変換器、アナログスイッチから構成され、前記ソース線駆動回路3には、外部から水平スタートパルス、クロック信号、映像信号、アナログスイッチ制御信号が入力される。通常、前記アナログスイッチは、画素トランジスタ4と同一の製造プロセスで作成されたトランジスタで構成され、その他の回路は、単結晶シリコンICで構成され、前記ICはガラス基板上にCOG(チップオングラス)実装される。
前記ソース線駆動回路3の走査回路は、水平スタートパルスをクロック信号に同期して、1段ずつ位相シフトさせながら出力する。前記データラッチ回路は、前記走査回路の出力によって映像信号をサンプリングしてラッチする。ラッチされた映像信号は、前記D/A変換器に送られアナログ信号に変換されたあと、各ソース線に設けられた前記アナログスイッチを介してソース線に出力される。
カラーを表示する液晶表示装置では、通常1水平期間を3分割し、R(赤)、G(緑)、B(青)の順に映像信号が送られてきて、前記データラッチ回路、前記D/A変換器を経た後、前記アナログスイッチで切り替えが行われ、ゲート線駆動回路2によって導通状態になっている画素回路に、アナログの映像信号が書き込まれる。
次に、本発明の実施形態に係るゲート線駆動回路2の走査回路の構成を図2に示す。図2に示すゲート線駆動回路2の走査回路には、外部から2本のクロック信号CL1,CL2と垂直スタートパルス信号STが入力される。
図2に示すゲート線駆動回路2の走査回路は、直列に接続された複数のシフトレジスタ10(SR1,SR2,SR3,SR4・・・)で構成されている。
初段のシフトレジスタSR1には、垂直スタートパルス信号STが入力端子INに入力され、2段目以降のシフトレジスタSR2,SR3,SR4・・・には、前段の出力信号OUTが入力端子INに入力される。また、各シフトレジスタ10には、2本のクロック信号CL1,CL2が入力される。
初段のシフトレジスタSR1は、垂直スタートパルス信号STを位相シフトした出力信号OUT1をクロック信号CL1によって出力する。次のシフトレジスタSR2は、前記シフトレジスタSR1の出力を位相シフトした出力信号OUT2をクロック信号C2によって出力する。以下、同様にクロック信号に同期して出力が位相シフトされて、順々に垂直スタートパルス信号STが転送されていく。
次に本発明の実施形態1に係るシフトレジスタSR1の内部回路を図3に示す。図3には、初段のシフトレジスタSR1を図示したが、これ以降の段のシフトレジスタSR2,SR3,SR4・・・の構成は、入力される信号が変更されるだけであり、回路の構成は図3のシフトレジスタSR1と同じである。具体的には、シフトレジスタSR2では、垂直スタートパルス信号STの代わりに前段の出力信号OUT1が入力端子INに入力し、クロック信号CL1の代わりにクロック信号CL2、クロック信号CL2の代わりにクロック信号CL1が入力する。以降のシフトレジスタは、前段の出力信号OUTが入力端子INに入力し、1段進む毎にクロック信号が入れ変わりながら入力される。
図3に示すシフトレジスタSR1は、8個のPチャネル型トランジスタTr1〜Tr8で構成される。トランジスタTr3は、入力端子INに入力する垂直スタートパルス信号STがローレベルの時に導通状態となり、VSS電源の電圧をノードN1に供給する。VSS電源の電圧がローレベルの電圧と同じ場合には、ノードN1には、ローレベルからしきい値Vt分上がった電圧が供給される。ここでは、VSS電源の電圧は、ローレベルと同じ電圧としたが、違う電圧であっても良い。また、VSS電源の電圧の代わりに、トランジスタTr3のゲート電極(入力端子IN)に入力する垂直スタートパルス信号STであっても良い。
トランジスタTr5は、後段のシフトレジスタSR2からの出力信号OUT2がローレベルの時に導通状態となり、ノードN3には、ローレベルからしきい値Vt分上がった電圧が供給される。トランジスタTr6は、クロック信号CL2がローレベルの時に導通状態となり、出力信号OUT1としてハイレベルの電圧(VDD電源の電圧)が供給される。トランジスタTr7は、ノードN1の電圧が低い電圧(VSS+Vt又はローレベルより更に低いブートストラップ電圧)の時に導通状態となり、出力信号OUT1としてクロック信号CL1の電圧が供給される。
トランジスタTr6,Tr7は、シフトレジスタSR1の出力端子に接続される容量性の負荷を駆動するので、その他のトランジスタTr1〜Tr5よりも一桁以上チャネル幅を大きく設定し、電流駆動能力を高くする。トランジスタTr4は、垂直スタートパルス信号STがローレベルの時に導通状態となり、ノードN3には、ハイレベルの電圧が供給される。トランジスタTr1,Tr2は、ノードN3の電圧がVSS+Vtの時に導通状態となり、ノードN1には、ハイレベルの電圧が供給される。トランジスタTr8は、ノードN1の電圧が低い電圧(VSS+Vt又はローレベルより更に低いブートストラップ電圧)の時に導通状態となり、トランジスタTr1,Tr2の接続ノードであるノードN2には、出力信号OUT1としての電圧が供給される。
トランジスタTr8によって、出力OUT1の電圧がノードN2に供給されることにより、トランジスタTr1,Tr2のソース・ドレイン間に印加される電圧が電源電圧以下(=ハイレベルとローレベルの電圧差)になる。その他のトランジスタTr3〜Tr8のソース・ドレイン間に印加される電圧は、電源電圧以下であるので、全てのトランジスタTr1〜Tr8において電源電圧以下が満たされる。
図3に示したゲート線駆動回路2の走査回路の回路構成は、図1に示すソース線駆動回路3側の走査回路にも同様に適用可能である。
次に、本発明の実施形態1に係るシフトレジスタの動作を説明する。図4は、本発明の実施形態1に係るシフトレジスタの動作を示すタイミングチャートである。図4において、クロック信号CL1,CL2及び垂直スタートパルス信号STのハイレベル電圧はVDDであり、ローレベル電圧はVSSである。
図4を参照してシフトレジスタSR1の動作について説明する。まず、図4の時刻t1において、垂直スタートパルス信号STがローレベルになると、トランジスタTr3,Tr4が導通状態になる。これに伴って、ノードN1の電圧は、垂直スタートパルス信号STのローレベル電圧からしきい値Vt上がった電圧に変化する。また、ノードN3はハイレベルになる。
このとき、トランジスタTr7が導通状態になるが、クロック信号CL1がハイレベルであるため、出力信号OUT1はハイレベルを維持したままとなる。また、クロック信号CL2がローレベルであるので、トランジスタTr6の方からもハイレベルの電圧が供給される。
その後時刻t2になると、クロック信号CL1がローレベルに変化する。すると、トランジスタTr7のゲート・ドレイン電極及びゲート・ソース電極間には容量が存在するため、それぞれの容量分を介したブートストラップ効果によりノードN1の電圧がVSS+Vtから更に低い電圧に下げられて、ローレベルよりも低い電圧になる。この結果、トランジスタTr7のゲート・ソース間には、しきい値電圧以上の電圧が印加されることになり、トランジスタTr7は導通状態を維持し続けて、出力信号OUT1としてクロック信号CL1のローレベル電圧を供給する。
その後時刻t3になると、後段の出力信号OUT2がローレベルに変化する。すると、トランジスタTr5が導通状態になり、ノードN3の電圧は、ローレベル電圧からVt分上がったVSS+Vtの電圧にハイレベル電圧から変化する。この結果、トランジスタTr1,Tr2が導通状態となり、ノードN1の電圧がローレベルからハイレベルに変化する。この時、トランジスタTr7のゲート・ソース間電圧差はゼロになるので、トランジスタTr7は非導通状態となる。
時刻t3以降、クロック信号CL2が一定の周期でトランジスタTr6に入力されるので、出力信号OUT1はハイレベルを維持する。また、次のローレベルの垂直スタートパルス信号STが入力されるまで、ノードN3の電圧は、トランジスタTr1,Tr2のゲート容量によってVSS+Vtの電圧に維持するので、トランジスタTr1,Tr2は導通状態になっている。このため、ノードN1の電圧は、次のローレベルの垂直スタートパルス信号STが入力される時刻t3から次の時刻t1までハイレベルの電圧にあるので、トランジスタTr7のゲート・ソース間電圧はゼロに設定され、トランジスタTr7は非導通状態になっている。
以上説明したように、本発明の実施形態1では、すべての時刻において、正電源(ハイレベル)から負電源(ローレベル)側に電流が流れる経路が存在しないので、低消費電力な回路になっている。
以上、シフトレジスタSR1の動作について説明したが、シフトレジスタSR1以外のシフトレジスタSR2,SR3,SR4・・・においても、入力される信号は変わるが、全てシフトレジスタで同様の動作が実行される。この結果、シフトレジスタによって垂直スタートパルス信号STが順々に位相シフトされて出力されていくことになる。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2に係る走査回路の構成を図5に示し、前記走査回路を構成するシフトレジスタの構成を図6に示している。
図5に示すように、本発明の実施形態2に係る走査回路は、直列接続された複数のシフトレジスタ11から構成されている。前記シフトレジスタ11は図6に示すように、図3に示すシフトレジスタ10の回路におけるトランジスタTr6及びTr7の後段にトランジスタTr9及びTr10を追加したものである。本発明の実施形態2は、前記トランジスタTr9及びTr10を追加することにより、出力信号OUTA(走査出力信号OUTA)を出力するタイミングで、次段への転送出力となる転送出力信号OUTBを出力することを特徴とするものである。なお、図6は、初段のシフトレジスタ11の構成を示したが、初段以降のシフトレジスタ11の構成は、入力される信号が変更されるだけであり、回路の構成は図6に示すシフトレジスタと同じである。
図6において、トランジスタTr9は、トランジスタTr6と同様に動作するものであり、クロック信号CL2がローレベルの時に導通状態となり、転送出力信号OUTBとしてハイレベルのVDD電源の電圧を供給する。トランジスタTr10は、トランジスタTr7と同様に動作するものであり、ノードN1の電圧が低い電圧(VSS+Vt又はローレベルより更に低いブートストラップ電圧)の時に導通状態となり、転送出力信号OUTBとしてクロック信号CL1の電圧を供給する。
前記実施形態1で説明したように、トランジスタTr6,Tr7は、出力信号OUT1を出力する出力端子に接続される容量性の負荷を駆動するため、その他のトランジスタTr1〜Tr5よりも一桁以上チャネル幅が大きい。そのため、トランジスタのレイアウト位置は、出力信号OUT1が出力される出力端子の配線近くに置かざるを得ず、レイアウトの自由度が低い。一方、トランジスタTr9,10のトランジスタサイズは、トランジスタTr6,Tr7のように大きなサイズにする必要がない。それは、転送出力信号OUTBが出力される出力端子には、後段のトランジスタTr3,Tr4のゲート電極が接続されるだけであるので、前記出力端子の負荷は、走査出力信号OUTAが出力される出力端子に接続される負荷よりも軽いためである。なお、2段目以降の転送出力信号OUTBが出力される出力端子には、後段のトランジスタTr3,Tr4と前段のトランジスタTr5とのゲート電極に接続される。
トランジスタTr9,Tr10はトランジスタのサイズが小さいので、トランジスタの配置に自由度があり、レイアウト設計を容易に行うことができる。本発明の実施形態2では、新たに、トランジスタTr9,Tr10が追加されているが、トランジスタTr9,Tr10はトランジスタのサイズ(チャネル幅)が小さくて良い。
図5に示す垂直スタートパルス信号STが入力する初段のシフトレジスタ11以降のシフトレジスタ11は、入力される信号が変更されるだけで、回路の構成は図6と同じである。初段のシフトレジスタ11に接続される後段のシフトレジスタ11では、垂直スタートパルス信号STの代わりに前段の転送出力信号OUTBが入力端子INに入り、クロック信号CL1の代わりにクロック信号CL2、クロック信号CL2の代わりにクロック信号CL1がそれぞれ入力される。以降のシフトレジスタ11には、前段の出力信号OUTBが入力され、1段進む毎にクロック信号が入れ変わりながら入力される。
(実施形態3)
次に、本発明の実施形態3に係るシフトレジスタの構成を図7に示す。図7に示すシフトレジスタを複数組み合わせて構成される走査回路の構成は、図2と同じであり、そのタイミングチャートは図4と同じである。
図7に示す本発明の実施形態3に係るシフトレジスタは、図3に示す実施形態1のシフトレジスタの回路構成からトランジスタTr8を削除し、ノードN2を、出力信号OUTが出力される出力端子に直接接続したことを特徴とするものである。
したがって、図7に示す本発明の実施形態3によれば、図2に示す実施形態1のシフトレジスタと比較して、トランジスタの総数を削減することができ、回路の小型化を図ることができるという利点を有している。本発明の実施形態3に係るシフトレジスタの動作は、図4のタイミングチャートに基づいて行われる。
なお、図7は、本発明の実施形態3における初段のシフトレジスタ11の構成を示すものであるが、この初段のシフトレジスタ11に接続される後段のシフトレジスタ11の回路構成は、入力される信号が変更されるだけで、図7と同じである。初段のシフトレジスタ11に接続される後段のシフトレジスタでは、その入力端子INに、垂直スタートパルス信号STの代わりに前段のシフトレジスタ11から出力される出力信号OUT1が入力し、クロック信号C1の代わりにクロック信号C2、クロック信号C2の代わりにクロック信号C1がそれぞれ入力する。前記後段のシフトレジスタ11は、前段の出力OUTが入力端子INに入り、1段進む毎にクロック信号が入れ変わりながら入力される。
(実施形態4)
次に、本発明の実施形態4に係るシフトレジスタの構成を図8に示す。図8に示す本発明の実施形態4に係るシフトレジスタを複数組み合わせた走査回路の構成は図2と同じであり、そのタイミングチャートは図4と同じである。図8は、図2に示すシフトレジスタSR2を変更した本発明の実施形態4に係る初段のシフトレジスタの構成を示している。前記シフトレジスタに接続される後段のシフトレジスタは、入力される信号が変更されるだけで、回路の構成は図8と同じである。具体的に説明すると、図8に示すシフトレジスタ10では、垂直スタートパルス信号STに代えて、前段のシフトレジスタから出力される出力信号OUT1が入力端子INに入り、クロック信号C1に代えてクロック信号C2、クロック信号C2に代えてクロック信号C1がそれぞれ入る。後段のシフトレジスタは、前段のシフトレジスタから出力される出力信号OUTが入力端子INに入り、1段進む毎にクロック信号が入れ変わりながら入力される。
本発明の実施形態4に係るシフトレジスタは、図7に示す実施形態3に係るシフトレジスタのトランジスタTr1のゲート電極がノードN3に接続されているのに対して、トランジスタTr1のゲート電極にクロック信号CL2を入力させている。さらに、本発明の実施形態4に係るシフトレジスタは、図7に示す実施形態3に係るトランジスタTr6のゲート電極にクロック信号CL2を入力させるのに対して、トランジスタTr6のゲート電極を、トランジスタTr4のドレイン電極に接続したノードN3に接続している。
したがって、本発明の実施形態4に係るシフトレジスタにおいては、クロック信号CL2がハイレベルでトランジスタTr1が非導通状態の時でも、トランジスタTr6が導通状態になっているので、図4における時刻t3から次の時刻t1までノードN2には、ハイレベルの信号が供給された状態になる。したがって、トランジスタTr2を介したノードN1にも、ハイレベルの信号が供給された状態になる。また駆動能力に高いトランジスタTr6によって、ハイレベルの信号が供給された状態であるので、実施形態1と比較して、ノードN1に接続されたトランジスタTr7は、より低インピーダンスで駆動された状態にすることができる。トランジスタTr1とトランジスタTr6の両方のゲート電極にノードN3を接続すれば、さらにノードN1に接続されたトランジスタTr7を低インピーダンスで駆動することができる。
また本発明の実施形態3及び実施形態4において、トランジスタTr1のドレイン電極とトランジスタTr6のドレイン電極とを接続するノードN2から出力信号OUTを出力する構成とすることにより、少なくともトランジスタTr1のゲート電極又はトランジスタTr6のゲート電極のどちらか一方に、ノードN3のハイレベルの信号を供給すれば、ノードN1を時刻t3から次の時刻t1までノードN1にハイレベルの信号を供給した状態にできる。
(実施形態5)
次に、本発明の実施形態5に係るシフトレジスタの構成を図10に示す。図9は、図10に示す本発明の実施形態5に係るシフトレジスタを複数組み合わせた走査回路の構成を示している。図11は、本発明の実施形態5に係る走査回路を動作させるタイミングチャートである。図10に示す本発明の実施形態5に係るシフトレジスタ12は、図9に示す走査回路のうち初段のシフトレジスタSR1に対応するものである。図9に示す初段のシフトレジスタSR1以外の後段のシフトレジスタSR2,SR3・・・の構成は、図10に示すシフトレジスタ12の構成と同じ構成であり、入出力の信号が相違する。初段のシフトレジスタ12に接続される次段のシフトレジスタSR2では、垂直スタートパルス信号STの代わりに、前段のシフトレジスタSR1から出力される出力信号OUT1が入力端子INに入力し、クロック信号C1の代わりにクロック信号C2、クロック信号C2の代わりにクロック信号C3がそれぞれ入力する。前記シフトレジスタSR2以降のシフトレジスタSR3,SR4・・・は、前段のシフトレジスタから出力される出力信号OUTが入力端子INに入力し、1段進む毎に1つ位相が進んだクロック信号が入力される。
図2に示す実施形態1では、走査回路のシフトレジスタに2本のクロック信号CL1,CL2を入力させているが、図9に示す実施形態5では、走査回路のシフトレジスタに4本のクロック信号CL1,CL2,CL3,CL4を入力させている。また図3に示す実施形態では、初段のシフトレジスタSR1のトランジスタTr5に、次段のシフトレジスタSR2から出力される出力信号OUT2を入力するが、図10に示す実施形態5に係る初段のシフトレジスタのトランジスタTr5に、クロック信号CL2を入力させている。
図3に示すシフトレジスタのトランジスタTr4及びTr5の非導通状態時のリーク電流が大きいと、ノードN3の電圧がローレベルから徐々に上昇し、トランジスタTr1,Tr2が非導通状態になってしまう。
これに対して、図10に示す実施形態5の構成によれば、クロック周期でトランジスタTr5が導通状態となるので、トランジスタTr4,Tr5の非導通状態時のリーク電流が大きい場合でも、トランジスタTr1,Tr2が非導通状態になってしまうことを抑制することができる。この結果、図11における時刻t3から次の時刻t1まで、常にノードN1にハイレベルの信号を供給した状態にすることができる。
図12は、図10に示す本発明の実施形態5に係るシフトレジスタを動作させるための図11に示すタイミングチャートを変更した例を示すものである。図12に示すタイミングチャートは、トランジスタTr5,Tr6に、クロック信号CL2に代えてクロック信号CL3を入力させる場合のタイミングチャートである。
図12において、クロック信号CL3がローレベルになるタイミングで、トランジスタTr5によってノードN3の電圧をローレベルにする。この場合、時刻t3から時刻t4まではトランジスタTr7が導通状態であるので、ハイレベルのクロック信号CL1が出力信号OUT1として出力されることになる。但し、出力信号OUT1の波形は、図11と同様の波形になる。
図9に示す本発明の実施形態5においては、4本のクロック信号CL1,CL2,CL3,CL4を用いたが、5本以上のクロック信号を用いても良く、また3本のクロック信号でも良い。本発明の実施形態5において、3本のクロック信号を用いる場合は、本発明の実施形態5に係るシフトレジスタは図10に示す回路構成となり、図10に示すシフトレジスタは、図13に示すタイミングチャートに基づいて動作される。
(実施形態6)
次に、本発明の実施形態6を図14及び図15に基づいて説明する。本発明の実施形態6に係る走査回路は図14に示す回路として構成され、図16に示すタイミングチャートに基づいて動作される。本発明の実施形態6に係る走査回路を構成するシフトレジスタは、図14に示すシフトレジスタSR3を例にとって説明すると、図15に示す回路として構成される。
図15に示す本発明の実施形態6に係るシフトレジスタ13(SR3)は、トランジスタTr3に直列にトランジスタTr11が接続され、トランジスタTr3のゲート電極には、前段のシフトレジスタSR2におけるノードN1の信号が入力され、トランジスタTr11のゲート電極には、クロック信号CL2が入力される。
図16に示すように、実施形態6では、トランジスタTr3が時刻t0から時刻t2まで導通状態になり、トランジスタTr11が時刻t1から時刻t2まで導通状態になる。したがって、時刻t1から時刻t2まで、ローレベルの信号がノードN1に供給されるので、図4に示したタイミングチャートにおける出力信号OUTと同様の出力信号OUTが実施形態6でも得られる。
図15に示す本発明の実施形態6では、図3に示す実施形態1に係るシフトレジスタのトランジスタTr3に新たなトランジスタTr11が接続されている。実施形態6で追加されたトランジスタTr11は、トランジスタのサイズ(チャネル幅)が小さくて良い。図15に示すトランジスタTr3のゲート電極にはクロック信号CL2が入力され、図15に示すトランジスタTr11のゲート電極には、前段のシフトレジスタのノードN1がそれぞれ入力されていても良い。
従来例及び実施形態1では、前段のシフトレジスタからの出力信号を次段のシフトレジスタに入力する構成をとっている。この場合、トランジスタ特性に変動(しきい値Vtが大:低駆動能力)が生じたときに、出力信号OUTの振幅が低下する状態が起こる。特に、図28の従来例を例にとれば、トランジスタTr101及びTr104の特性変動の影響が大きい。すなわち、出力トランジスタ及び出力トランジスタのゲートにオン電圧を印加するためのトランジスタの影響が大きいと言える。トランジスタ特性が変動し、しきい値が大きくなると、トランジスタTr104のゲートに印加される電圧が下がる。そうなると、ブートストラップした後の出力トランジスタのゲート電圧もそれに比例して下がる。この時、出力トランジスタの特性をしきい値も大きいと、ハイレベルの出力信号を出力できず、振幅低下となる。出力信号OUTの振幅が低下すると、走査回路においては、段数が一段進む毎に出力信号OUTの振幅低下の度合いが増していく。これは、次段のトランジスタTr111のゲート電圧に振幅の低下した信号が入力されることで、トランジスタTr114のゲートには前段よりもされに下がったゲート電圧が入力され、トランジスタTr114の出力も前段よりさらに低下した電圧を出力することによる。最終的には、トランジスタがオンできなくなって、シフト動作ができなくなる。
図28の従来例のように、Nチャネル型トランジスタを使用した場合、ハイレベル側の電圧が下降することで出力信号OUTの振幅が低下するが、Pチャネル型トランジスタであれば、逆にローレベル側が上昇して出力信号OUTの振幅が低下する。図32に示す従来例では、該当するトランジスタはトランジスタ21と24になる。
これに対して、実施形態6では、ローレベルよりもさらに低い電圧になる前段シフトレジスタのノードN1からの出力信号をトランジスタTr3に入力し、トランジスタTr11には、外部から電圧レベルの安定したクロック信号を入力としている。追加されたトランジスタTr11には、外部から電圧レベルの安定したクロック信号が入力されるため、トランジスタ特性が変化(しきい値Vtが大)した場合でも、トランジスタTr3に対して、安定した電圧を印加することができる。また、トランジスタTr3には、出力信号OUTよりも電圧の低いゲート電圧が印加されるので、トランジスタ特性が変化(しきい値Vtが大)した場合でも、トランジスタTr11から供給される安定した電圧を、確実にトランジスタTr7のゲートに供給することができる。このため、従来例及び実施形態1のような出力信号を入力とするトランジスタで構成した回路構成よりも、トランジスタTr7のゲート電圧に低い電圧を供給することが可能となり、トランジスタ特性の変動による出力信号の振幅低下を抑制できる。このため、走査回路を形成した場合でも、シフト動作不良を防止できる。
回路シミュレーションの結果では、実施形態1の回路に対して実施形態6の回路構成は、電源電圧(ハイレベル−ローレベル)が16Vの場合において、トランジスタのしきい値(Vt)で約2V動作範囲が広くなる結果が得られた。
また、実施形態6における初段のシフトレジスタSR1は次のように変更してもよいものである。図15に基づいて説明すると、初段のシフトレジスタSR1は前段のシフトレジスタが存在しないので、入力端子IN1だけでなく入力端子IN2が存在するので、2つの入力端子IN1,IN2に同じ垂直スタートパルス信号STを入力させてもよいものである。初段のシフトレジスタSR1以外は、図15に示したシフトレジスタSR3と同様の接続であり、1段進む毎にクロック信号が入れ変わりながら入力される。なお、トランジスタTr4に直列にトランジスタを挿入して、それぞれのゲート電極にクロック信号CL2と、前段のシフトレジスタのノードN1からの出力信号を入力するようにしてもよいものである。
(実施形態7)
次に、本発明の実施形態7を図17に基づいて説明する。本発明の実施形態7に係る走査回路は図2に示すように複数のシフトレジスタを組み合わせた構成として構築される。本発明の実施形態7に係る走査回路は、図4のタイミングチャートに基づいて動作される。図17に示す本発明の実施形態7に係るシフトレジスタ10は、図2のうち初段のシフトレジスタSR1に対応する回路構成であり、ノードN3の信号をトランジスタTr6のゲート電極に入力させる回路構成として構築したものである。図17に示す初段のシフトレジスタ10以外の後段のシフトレジスタSR2,SR3・・・は、入力される信号が変更されるだけであり、本発明の実施形態7における後段のシフトレジスタSR2,SR3・・・は図6に示す回路構成として構築される。シフトレジスタSR2では、垂直スタートパルスSTの代わりに、前段のシフトレジスタSR1から出力される出力信号OUT1が入力端子INに入力し、クロック信号C1の代わりにクロック信号C2、クロック信号C2の代わりにクロック信号C1がそれぞれ入力する。前記シフトレジスタSR2以降のシフトレジスタSR3,SR4・・・は、前段のシフトレジスタからの出力信号OUTが入力端子INに入力し、1段進む毎にクロック信号が入れ変わりながら入力される。
図17に示す実施形態7に係るシフトレジスタ10では、図3に示す実施形態1に係るシフトレジスタ10と比べて、トランジスタTr6のゲート電極に入る信号が異なっているので、トランジスタTr6の動作が異なっている。
すなわち、図3に示す実施形態1では、トランジスタTr6のゲート電極にクロック信号CL2を入力していたため、クロック信号CL2がローレベルのとき、ハイレベルの出力信号OUTが出力されているが、クロック信号CL2がハイレベルのとき、出力信号OUTがフローティングになる。
液晶表示装置では、トランジスタが形成されたガラス基板と対向電極が設けられた対向基板との間に液晶が狭持された構造であるため、液晶表示装置のゲート線に出力信号OUTを出力するシフトレジスタの出力端子には、容量を介して対向電極が接続された状態になっている。そのため、上述したようにシフトレジスタからの出力信号OUTがフローティングのときに、前記対向電極の電圧が変動すると、前記出力信号OUTの電圧も変動することになる。また、液晶表示装置のゲート線とソース線の間にも容量が形成されるので、前記ソース線の電圧が変動した場合にも、出力信号OUTの電圧が変動する。前記液晶表示装置のゲート線に入力する出力信号OUTの電圧が、対向電極及びソース線の電圧変動によって変化すると、本来非導通状態でなければならない画素トランジスタが導通状態になり、不正な信号が画素回路に書き込まれ、正常な表示ができないという問題が発生する。
これに対して、図17に示す本発明の実施形態7によれば、トランジスタTr6のゲート電極にノードN3が接続されているので、図4のタイミングチャートにおける時刻t3から次の時刻t1までトランジスタTr6は導通状態を維持することとなり、出力信号OUTがフローティングになることがない。したがって、実施形態1の効果(ノードN1がブートストラップ期間:時刻t2から時刻t3まで)に加えて、出力信号OUTがフローティングになることを防止できるという利点がある。
(実施形態8)
次に、本発明の実施形態8を図18に基づいて説明する。本発明の実施形態8に係る走査回路は、図2に示す回路構成であり、図4のタイミングチャートに基づいて動作される。
図18に示す本発明の実施形態8に係るシフトレジスタ10は、図2のうち初段のシフトレジスタSR1に対応する回路構成であり、ノードN3の信号をトランジスタTr7のゲート電極に静電容量C1が接続された回路構成として構築したものである。図18に示す初段のシフトレジスタSR1以外の後段のシフトレジスタSER2,SR3・・・は、入力される信号が変更されるだけで、回路の構成は図18と同じである。
後段のシフトレジスタSR2では、垂直スタートパルスSTの代わりに、初段のシフトレジスタSR1からの出力信号OUT1が入力端子INに入力し、クロック信号C1の代わりにクロック信号C2、クロック信号C2の代わりにクロック信号C1がそれぞれ入力する。前記シフトレジスタSR2以降のシフトレジスタSR3,SR4・・・は、前段のシフトレジスタの出力信号OUTが入力端子INに入力し、1段進む毎にクロック信号が入れ変わりながら入力される。
図18において、静電容量C1が無い場合、ノードN1には、トランジスタTr7,Tr8のゲート電極間のゲート容量が付加される。この場合、クロック信号CL1の電圧レベルがハイレベルからローレベルに変化してブートストラップする時刻t2で、ノードN1の電圧はVSS+Vtの電圧から(VDD−VSS)×Cg_Tr7/(Cg_Tr7+Cg_Tr8)分下がった電圧になる。ここで、Cg_Tr7はトランジスタTr7のゲート容量、Cg_Tr8はトランジスタTr8のゲート容量である。トランジスタTr7の方がトランジスタTr8よりもトランジスタサイズ(チャネル幅)が1桁以上大きいので、トランジスタTr7のゲート容量の方がトランジスタTr8のゲート容量よりも大きい。そのため、ほぼ(VDD-VSS)の電圧分下がることになるので、ノードN1に接続されたトランジスタTr2,Tr3のゲート・ドレイン間に大きな電圧が印加される。
これに対して、図18に示すように静電容量C1が存在すると、同時刻でノードN1の電圧はVSS+Vtの電圧から(VDD-VSS)×Cg_Tr7/(C1+Cg_Tr7+Cg_Tr8)下がった電圧になるので、静電容量C1がある分、電圧変化を小さくできる。したがって、トランジスタTr2,Tr3のゲート・ドレイン間に大きな電圧が印加されることを抑制できる。静電容量C1は回路面積が大きくならない程度に入れることが望ましい。図18では、静電容量C1を電源電圧VSSと接続したが、これに限らずVSSではない電源に接続しても良い。
以上のとおり、各実施形態は全てPチャネル型トランジスタで構成したシフトレジスタであったが、Nチャネル型トランジスタでも同様の回路を構成することができる。また、実施形態1から実施形態8までの要部同士を組み合わせた構成にすることもできる。
(実施形態9)
次に、本発明の実施形態9を図19に基づいて説明する。本発明の実施形態9に係る走査回路は、図14に示す回路構成として構築され、図20に示すタイミングチャートに基づいて動作される。
図19に示す本発明の実施形態9に係るシフトレジスタ13は、図14のうちシフトレジスタSR3に対応する回路構成であり、図15に示すトランジスタTr2を削除し、ノードN1とトランジスタTr7のゲート電極に接続するノードNBの間にトランジスタTr12が接続され、トランジスタTr12のゲート電極に電源VSSが接続されている。さらに、トランジスタTr11に直列に接続されたトランジスタTr3のゲート電極には、前段のシフトレジスタSR2のノードNBの信号が入力され、トランジスタTr11のゲート電極には、クロック信号CL2が入力される。なお、トランジスタTr3のゲート電極にはクロック信号CL2が入力され、トランジスタTr11のゲート電極には前段のシフトレジスタSR2のノードNBの信号が入力されるようにしてもよい。
図20を参照して、図19に示す本発明の実施形態9に係るシフトレジスタの動作について説明する。
まず図20における時刻t0において、前段のシフトレジスタSR2のノードNBの電圧がローレベルよりもVt上がった電圧(VSS+Vt)になると、トランジスタTr3が導通状態となるが、トランジスタTr11が非導通状態なので、ノードN1の電圧はハイレベルは維持される。
その後時刻t1になると、クロック信号CL2がローレベルになって、トランジスタTr11が導通状態となる。そうすると、トランジスタTr3、トランジスタTr12も導通状態なので、ノードN1及びノードNBの電圧は、VSS+Vtの電圧になる。この時、前段のシフトレジスタSR2からの出力信号OUTもローレベルなので、トランジスタTr4が導通状態となって、ノードN3の電圧をローレベルからハイレベルに変化させる。この結果、トランジスタTr1は非導通状態に変化する。
その後時刻t2になると、クロック信号CL1がローレベルに変化する。すると、トランジスタTr7のゲート・ドレイン電極及びゲート・ソース電極間には容量が存在するため、それぞれの容量分を介したブートストラップ効果によりノードNBの電圧がVSS+Vtから更に低い電圧に下げられて、ローレベルよりも低い電圧になる。この結果、トランジスタTr7のゲート・ソース間電圧はしきい値電圧以上の電圧が印加されることになり、トランジスタTr7は導通状態を維持し続けて、シフトレジスタ10(SR3)からの出力信号OUT3として、ローレベルのクロック信号CL1が出力する。この時、トランジスタTr12は非導通状態になるので、ノードN1はノードNBと切り離されてブートストラップの影響を受けない。そのため、ノードN1の電圧はVSS+Vt近くの電圧を維持する。
その後時刻t3になると、後段のシフトレジスタSR4からの出力信号OUT4がローレベルに変化する。すると、トランジスタTr5が導通状態になり、ノードN3の電圧は、ローレベルからVt上がったVSS+Vtの電圧にハイレベルから変化する。この結果、トランジスタTr1が導通状態となり、ノードN1の電圧がローレベルからハイレベルに変化する。また、トランジスタTr12も導通状態になり、ノードNBの電圧もハイレベルに変化する。トランジスタTr7のゲート・ソース間の電圧差はゼロになるので、トランジスタTr7は非導通状態となる。
時刻t3以降、クロック信号CL2が一定の周期でトランジスタTr6に入力されるので、シフトレジスタ13(SR3)からの出力信号OUT3はハイレベルを維持する。また、次の時刻t1までトランジスタTr1のゲート容量によってノードN3の電圧はVSS+Vtの電圧になるので、トランジスタTr1は導通状態を維持する。このため、ノードN1及びノードNBの電圧は、時刻t3から次の時刻t1までハイレベルとなるので、トランジスタTr7のゲート・ソース間電圧はゼロとなり、トランジスタTr7は非導通状態になっている。
本発明の実施形態9では、ブートストラップされるノードがノードNBであり、トランジスタTr1及びトランジスタTr3に接続されるノードN1とは異なる。そのため、ノードNBの電圧はブートストラップ効果によって、ローレベル以下の電圧に下がるが、ノードN1の電圧はブートストラップの影響がないため、ローレベル以下の電圧にならない。
実施形態9においては、ノードNBとノードN1は、トランジスタTr12によって切り離されている。このため、トランジスタTr1及びトランジスタTr3のソース・ドレイン間はもちろん、ゲート・ドレイン、ゲート・ソース間に印加される電圧が電源電圧以下となる。このため、トランジスタのゲート・ドレイン間あるいはゲート・ソース間に印加される電圧が実施形態6よりも低減されるので、実施形態6よりもトランジスタの経時劣化が抑制され、信頼性の高い回路を構成することが可能となる。
図19に示す本発明の実施形態9においても、前段のシフトレジスタのブートストラップのノードNBを入力とするトランジスタTr3と、クロック信号を入力とするトランジスタTr11の構成となっているので、実施形態6の場合と同様にトランジスタ特性変動の影響を受けにくいという効果が得られる。
なお、実施形態9と、実施形態2、実施形態5、実施形態7又は実施形態8との要部同士を組み合わせた構成にすることもできる。
(実施形態10)
次に、本発明の実施形態10を図21及び図22に基づいて説明する。本発明の実施形態10に係る走査回路は図21に示すように、複数のシフトレジスタ14を組み合わせて構成され、実施形態5と同様に4本のクロック信号を用いると共に、順方向(Foward)と逆方向(Reverse)の双方向に走査出力信号OUT1,OUT2・・・を出力する構成に構築されている。本発明の実施形態9に係る走査回路を構成するシフトレジスタ14のうち、シフトレジスタSR3(14)を例にとって図22に基づいて説明する。
図22において、外部から入力され電圧レベルの安定したFW信号とRV信号がトランジスタTr21とTr22のゲート電極に入力すると、前記トランジスタTr21とTr22によって、順方向であれば、前段のシフトレジスタSR2から出力される出力信号OUT2が選択され、逆方向であれば、後段のシフトレジスタSR4の出力信号OUT4が選択され、その選択された信号がトランジスタTr31のゲート電極に入力する。同様に、FW信号とRV信号がトランジスタTr29とTr26に入力すると、前記トランジスタTr29とTr26によって、順方向であればトランジスタTr28、トランジスタTr29、トランジスタTr30側の回路が働き、逆方向であれば、トランジスタTr25、トランジスタTr26、トランジスタTr27側の回路が働く。同様に、FW信号とRV信号がトランジスタTr35とTr33のゲート電極に入力すると、前記トランジスタTr35とTr33によって、順方向であればトランジスタTr35、トランジスタTr36の回路が働き、逆方向であればトランジスタTr33、トランジスタTr34側の回路が働く。
図23Aが順方向(Forward)に走査するときのタイミングチャート、図23Bが逆方向(Reverse)に走査するときのタイミングチャートである。方向の制御はFWとRVの両信号で行われる。図23A、図23Bに示すように、順方向に走査するときはFW信号をローレベル、RV信号をハイレベルに設定する。反対に逆方向に走査するときには、FW信号をハイレベル、RV信号をローレベルに設定する。
まず図23Aを参照して、順方向に走査するときのシフトレジスタの動作について説明する。
時刻t0において、前段のシフトレジスタSR2のノードN1の電圧がローレベルよりもVt上がった電圧(VSS+Vt)になると、図22に示すシフトレジスタ14のトランジスタTr28が導通状態になると共に、トランジスタTr29が導通状態にあるが、クロック信号CL4がハイレベルのため、トランジスタTr30が非導通状態となり、ノードN1の電圧はハイレベルに維持される。
その後時刻t1になると、クロック信号CL4がローレベルになって、トランジスタTr30が導通状態となる。そうすると、トランジスタTr28及びトランジスタTr29が導通状態なので、ノードN1の電圧は、VSS+Vtの電圧になる。この時、前段のシフトレジスタSR2からの出力信号OUTがローレベルなので、トランジスタTr21を通じてトランジスタTr31のゲート電極にローレベルからVt分上がった電圧が入力され、トランジスタTr31は導通状態になる。この結果、ノードN3の電圧をローレベルからVt上がった電圧からハイレベルの電圧に変化させる。この結果、トランジスタTr23及びTr24は非導通状態に変化する。
その後時刻t2になると、クロック信号CL1がローレベルに変化する。すると、トランジスタTr38のゲート・ドレイン電極及びゲート・ソース電極間には容量が存在するため、それぞれの容量分を介したブートストラップ効果によりノードN1の電圧がVSS+Vtから更に低い電圧に下げられて、ローレベルよりも低い電圧になる。この結果、トランジスタTr38のゲート・ソース間には、しきい値電圧以上の電圧が印加されることになり、トランジスタTr38は導通状態を維持し続けて、出力信号OUT3として、ローレベルのクロック信号CL1を出力する。この時、トランジスタTr32が導通状態であって、出力信号OUT3がノードN2に供給されるので、ノードN1の電圧がローレベルよりもさらに低い電圧になっていても、トランジスタTr23及びTr24のソース・ドレイン間に印加される電圧は電源電圧以下(=ハイレベルとローレベルの電圧差)になる。
その後時刻t3になると、クロック信号CL2がローレベルになる。すると、トランジスタTr36が導通状態になり、トランジスタTr35が導通状態なので、ノードN3の電圧は、ハイレベルからローレベルからVt上がったVSS+Vtの電圧に変化する。この結果、トランジスタTr23及びトランジスタTr24が導通状態となり、ノードN1の電圧がハイレベルに変化する。この結果、トランジスタTr38のゲート・ソース間の電圧差はゼロになるので、トランジスタTr38は非導通状態となる。この時、ノードN3の電圧はVSS+Vtの電圧であるため、トランジスタTr37が導通状態となり、ハイレベルの出力信号OUT3が出力される。
時刻t3以降、クロック信号CL2がローレベルになる度に、ノードN3にVSS+Vtの電圧が供給されて、次の時刻t1までノードN3の電圧はVSS+Vtの電圧に維持される。この結果、トランジスタTr23、Tr24、Tr37は導通状態を維持し、ノードN1の電圧はハイレベルに維持されるので、トランジスタTr38は非導通状態を維持する。
以上、シフトレジスタSR3の動作について説明したが、シフトレジスタSR3以外のシフトレジスタにおいても入力される信号は変わるが、全てのシフトレジスタにおいて同様の動作が実行される。走査方向の次の段では、図23Aのタイミングチャートに基づいて、トランジスタTr30、Tr36、Tr38に位相が一つ進んだクロック信号をそれぞれ入力してやればよい。この結果、出力信号OUTが順々に順方向へ位相シフト(走査)されて出力されていく。
逆方向の走査では、クロック信号CL1〜CL4の位相関係がかわり、後段のシフトレジスタからの出力信号OUTが入力となり、自身の出力信号OUTが前段のシフトレジスタに出力される。
図23Bを参照して、逆方向走査時のシフトレジスタの動作について説明する。
時刻t0において、後段のシフトレジスタのノードN1の電圧がローレベルよりもVt上がった電圧(VSS+Vt)になると、トランジスタTr25が導通状態となると共に、トランジスタTr26が導通状態になるが、クロック信号CL2がハイレベルのため、トランジスタTr27が非導通状態となり、ノードN1の電圧はハイレベルに維持される。
その後時刻t1になると、クロック信号CL2がローレベルになって、トランジスタTr27が導通状態となる。そうすると、トランジスタTr25、トランジスタTr26が導通状態なので、ノードN1の電圧は、VSS+Vtの電圧になる。この時、後段のシフトレジスタからの出力信号OUTもローレベルなので、トランジスタTr22を通じてトランジスタTr31のゲート電極にローレベルからVt分上がった電圧が入力され、トランジスタTr31は導通状態になる。この結果、ノードN3の電圧をローレベルからVt上がった電圧からハイレベルの電圧に変化させる。この結果、トランジスタTr23及びTr24は非導通状態に変化する。
その後時刻t2になると、クロック信号CL1がローレベルに変化する。すると、トランジスタTr38のゲート・ドレイン電極及びゲート・ソース電極間には容量が存在するため、それぞれの容量分を介したブートストラップ効果によりノードN1の電圧がVSS+Vtから更に低い電圧に下げられて、ローレベルよりも低い電圧になる。この結果、トランジスタTr38のゲート・ソース間電圧は、しきい値電圧以上の電圧が印加されることになり、トランジスタTr38は導通状態を維持し続けて、出力信号OUT3として、ローレベルのクロック信号CL1が出力する。この時、トランジスタTr32が導通状態で出力信号OUT3がノードN2に供給されるので、ノードN1の電圧がローレベルよりもさらに低い電圧になっていても、トランジスタTr23,Tr24のソース・ドレイン間に印加される電圧は、電源電圧以下(=ハイレベルとローレベルの電圧差)になる。
その後時刻t3になると、クロック信号CL4がローレベルになる。すると、トランジスタTr34が導通状態になり、トランジスタTr33が導通状態なので、ノードN3の電圧は、ハイレベルからローレベルからVt上がったVSS+Vtの電圧に変化する。この結果、トランジスタTr23及びトランジスタTr24が導通状態となって、ノードN1の電圧がハイレベルに変化する。この結果、トランジスタTr38のゲート・ソース間の電圧差はゼロになるので、トランジスタTr38は非導通状態となる。この時、ノードN3の電圧は、VSS+Vtの電圧なので、トランジスタTr37が導通状態となって、ハイレベルの出力信号OUT3が出力する。
時刻t3以降、クロック信号CL4がローレベルになる度に、ノードN3にVSS+Vtの電圧が供給されて、次の時刻t1までノードN3の電圧は、VSS+Vtの電圧に維持される。この結果、トランジスタTr23、Tr24、Tr37は導通状態を維持し、ノードN1の電圧はハイレベルに維持されるので、トランジスタTr38は非導通状態に維持される。
以上、シフトレジスタSR3の動作について説明したが、シフトレジスタSR3以外のシフトレジスタにおいても入力される信号は変わるが、全てのシフトレジスタにおいて同様の動作が実行される。走査方向の次の段では、図23Bのタイミングチャートに基づいて、トランジスタTr27、Tr34、Tr38に位相が一つ進んだクロック信号を入力してやればよい。この結果、出力信号OUTが順々に逆方向へ位相シフト(走査)されて出力されていく。
図22に示す実施形態10においても、ブートストラップのノードN1の信号を入力とするトランジスタTr25もしくはトランジスタTr28と、クロック信号を入力とするトランジスタTr27もしくはTr30の構成となっているので、実施形態6の場合と同様の効果が得られる。
なお、実施形態10と、実施形態1〜実施形態8の要部同士とを組み合わせた構成にすることもできる。
(実施形態11)
次に、本発明の実施形態11を図24に基づいて説明する。本発明の実施形態11に係る走査回路は、図21の回路構成として構築され、実施形態10と同様に、順方向(Foward)と逆方向(Reverse)の双方向に走査出力信号を出力する構成になっている。
本発明の実施形態11に係る走査回路を構成するシフトレジスタ14のうち、シフトレジスタSR3(14)を例にとって図24に基づいて説明する。図24に示す本発明の実施形態11に係るシフトレジスタ14は、図22に示す実施形態10のトランジスタTr24を削除し、トランジスタTr39を追加した点が実施形態10と相違する。この点は、実施形態6を実施形態9に変更した構成と共通している。
したがって、本発明の実施形態11に係るシフトレジスタ14は、双方向走査の機能を有することに加えて、実施形態9で説明した効果を有する。
なお、実施形態11と、実施形態2、実施形態5、実施形態7、実施形態8の要部同士とを組み合わせた構成にすることもできる。また、実施形態10及び実施形態11においては、4本のクロック信号を用いた例を示したが、クロック信号は5本以上あってもよく、3本のクロック信号でも良い。また、2本のクロック信号を用いた構成とすることもできる。実施形態10のシフトレジスタにおいて、2本クロック信号を用いる場合は、図26に示す回路構成とすれば良く、また、実施形態11のシフトレジスタにおいて、2本クロック信号を用いる場合は、図27に示す回路構成とすれば良い。なお、図26及び図27のシフトレジスタ用いた走査回路は、図25の回路構成となる。
以上説明した各実施形態とも、正電源側(ハイレベル)から負電源側(ローレベル)へトランジスタを介して電流が流れることがないので、消費電力を低くすることができるという利点を有している。
以上好ましい実施の形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜の変更が可能なものである。例えば、各実施形態は全てPチャネル型トランジスタで構成したシフトレジスタであったが、Nチャネル型トランジスタでも同様の回路を構成することができる。また、トランジスタを新たに追加して、同様の動作を行う構成としても良い。
以上説明したように本発明によれば、出力トランジスタのゲート電極に容量の大きな保持容量を持たせる必要がなく、かつ正電源側(ハイレベル)からトランジスタを介して負電源側(ローレベル)へ電流が流れてしまうこともないでので、消費電力を低減することができる。この結果、本発明のシフトレジスタを表示装置に適用した場合、装置の消費電力を低減することができる。
液晶表示装置を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る走査回路を示すブロック図である。 本発明の実施形態1におけるシフトレジスタを示す回路図である。 本発明の実施形態1におけるシフトレジスタの動作を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態2に係る走査回路を示すブロック図である。 本発明の実施形態2に係るシフトレジスタを示す回路図である。 本発明の実施形態3に係るシフトレジスタを示す回路図である。 本発明の実施形態4に係るシフトレジスタを示す回路図である。 本発明の実施形態5に係る走査回路を示すブロック図である。 本発明の実施形態5におけるシフトレジスタを示す回路図である。 本発明の実施形態5におけるシフトレジスタの動作を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態5の変形例におけるシフトレジスタの動作を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態5の変形例におけるシフトレジスタの動作を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態6における走査回路を示すブロック図である。 本発明の実施形態6におけるシフトレジスタを示す回路図である。 本発明の実施形態6におけるシフトレジスタの動作を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態7におけるシフトレジスタを示す回路図である。 本発明の実施形態8におけるシフトレジスタを示す回路図である。 本発明の実施形態9におけるシフトレジスタを示す回路図である。 本発明の実施形態9におけるシフトレジスタの動作を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態10における走査回路を示すブロック図である。 本発明の実施形態10におけるシフトレジスタを示す回路図である。 本発明の実施形態10におけるシフトレジスタの動作を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態10におけるシフトレジスタの動作を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態11におけるシフトレジスタを示す回路図である。 本発明の実施形態12における走査回路を示すブロック図である。 本発明の実施形態12におけるシフトレジスタを示す回路図である。 本発明の実施形態13におけるシフトレジスタを示す回路図である。 従来のシフトレジスタの構成を示す回路図である。 従来のシフトレジスタの動作示すタイミングチャートである。 従来のシフトレジスタをPチャネル型トランジスタで構成した回路図である。 従来のPチャネル型トランジスタで構成されたシフトレジスタの動作を示すタイミングチャートである。 他の従来のシフトレジスタの構成を示す回路図である。 他の従来のシフトレジスタの動作示すタイミングチャートである。
符号の説明
1画素部
4 画素トランジスタ
5 画素蓄積容量
6 画素容量
10,11,13,15 2相クロック型シフトレジスタ
12,14 4相クロック型シフトレジスタ

Claims (34)

  1. トランジスタがオンとなるゲート電圧をオン電圧とし、トランジスタがオフとなるゲート電圧をオフ電圧としたとき、出力用トランジスタのゲート・ドレイン間の容量を利用して、前記出力用トランジスタに電源電圧の範囲外のオン電圧を印加するブートストラップ回路において、
    前記出力用トランジスタにオン電圧を印加するとき以外は当該出力用トランジスタにオフ電圧を印加し続ける制御手段を有し、
    前記制御手段は、出力トランジスタのゲート電極にオフ電圧を印加する少なくとも2個以上直列接続されたトランジスタと、前記複数のトランジスタ同士の接続点にドレイン・ソース間電圧が電源電圧範囲内となるような電圧を印加する電圧供給手段を有することを特徴とするブートストラップ回路。
  2. トランジスタがオンとなるゲート電圧をオン電圧とし、トランジスタがオフとなるゲート電圧をオフ電圧としたとき、出力用トランジスタのゲート・ドレイン間の容量を利用して、前記出力用トランジスタに電源電圧の範囲外のオン電圧を印加するブートストラップ回路と、
    前記出力用トランジスタにオン電圧を印加するとき以外は当該出力用トランジスタにオフ電圧を印加し続ける制御手段を有し、
    前記制御手段は、出力トランジスタのゲート電極にオフ電圧を印加する少なくとも2個以上直列接続されたトランジスタと、前記複数のトランジスタ同士の接続点にドレイン・ソース間電圧が電源電圧範囲内となるような電圧を印加する電圧供給手段を有し、
    前段のシフトレジスタからデータ信号を入力し、一定時間遅らせて当該データ信号を前記出力用トランジスタから後段のシフトレジスタに出力することを特徴とするシフトレジスタ。
  3. 前記データ信号は、第1及び第2のレベル電圧の信号からなり、
    前記出力用トランジスタは、電源電圧の範囲外のオン電圧が印加されたときに、前記第2のレベル電圧を出力し、
    前記制御手段は、前記複数のトランジスタからなる第1の制御用トランジスタと、第2及び第3の制御用トランジスタを有し、
    前記第2の制御用トランジスタは、前段のシフトレジスタから入力した前記データ信号が前記第2のレベル電圧であるときにオンとなり、前記第1の制御用トランジスタにオフ電圧を印加し、前段のシフトレジスタから入力した前記データ信号が前記第2のレベル電圧であるときにオフとなって、前記第1の制御用トランジスタに印加されているオフ電圧又はオン電圧を維持し、
    前記第3の制御用トランジスタは、後段のシフトレジスタから入力した前記データ信号が前記第2のレベル電圧であるときにオンとなり、前記第1の制御用トランジスタにオン電圧を印加し、前記後段のシフトレジスタから入力した前記データ信号が前記第1のレベル電圧であるときにオフとなり、前記第1の制御用トランジスタに印加されているオン電圧又はオフ電圧を維持し、
    前記第1の制御用トランジスタは、オン電圧が印加されているときにオンとなって、前記出力用トランジスタにオフ電圧を印加し、オフ電圧が印加されているときにオフとなって、前記出力用トランジスタに印加されているオン電圧又はオフ電圧を維持することを特徴とする請求項2に記載のシフトレジスタ。
  4. 前記電圧供給手段は、第4の制御用トランジスタを有し、
    前記第4の制御用トランジスタは、前記出力用トランジスタと同時にオンすることにより、前記複数のトランジスタ同士の接続点に前記電源電圧の範囲内の電圧を印加することを特徴とする請求項2に記載のシフトレジスタ。
  5. 前記出力用トランジスタを第1の出力用トランジスタとしたとき、前記第1の出力用トランジスタにソース・ドレインが直列に接続された第2の出力用トランジスタを更に備え、前記第2の出力用トランジスタのゲートには、前記第1の出力用トランジスタに供給されるクロック信号と位相の異なるクロック信号が入力されることを特徴とする請求項2に記載のシフトレジスタ。
  6. 前記出力用トランジスタは、電源電圧の範囲外のオン電圧が印加されたときに前記第2のレベル電圧を出力する複数のトランジスタから成ることを特徴とする請求項2に記載のシフトレジスタ。
  7. 前記電圧供給手段は、前記出力用トランジスタが前記データ信号を出力する出力端子に、前記複数のトランジスタ同士の接続点が接続されたことを特徴とする請求項2に記載のシフトレジスタ。
  8. 前記出力用トランジスタを第1の出力用トランジスタとしたとき、前記第1の出力用トランジスタにソース・ドレインが直列に接続された第2の出力用トランジスタを更に備え、
    前記第2の制御用トランジスタは、前段のシフトレジスタから入力した前記データ信号が前記第2のレベル電圧であるときにオンとなって、前記第2の出力用トランジスタにオフ電圧を印加し、前段のシフトレジスタから入力した前記データ信号が前記第1のレベル電圧であるときにオフとなって、前記第2の出力用トランジスタに印加されているオフ電圧又はオン電圧を維持し、
    前記第3の制御用トランジスタは、後段のシフトレジスタから入力した前記データ信号が前記第2のレベル電圧であるときにオンとなって、前記第2の出力用トランジスタにオン電圧を印加し、後段のシフトレジスタから入力した前記データ信号が前記第1のレベル電圧であるときにオフとなって、前記第2の出力用トランジスタに印加されているオン電圧又はオフ電圧を維持し、
    前記第2の出力用トランジスタは、オン電圧が印加されているときにオンとなって、前記第1の出力用トランジスタが前記データ信号を出力する出力端子に第1のレベル電圧を印加し、オフ電圧が印加されているときにオフとなって、前記出力端子に印加されている前記データ信号の電圧を維持することを特徴とする請求項3に記載のシフトレジスタ。
  9. 前記第3の制御用トランジスタは、後段のシフトレジスタから入力した前記データ信号に代えてクロック信号を用いることを特徴とする請求項3または請求項8に記載のシフトレジスタ。
  10. 前段のシフトレジスタの出力用トランジスタのゲート電圧がゲートに印加される第1の入力用トランジスタと、クッロク信号がゲートに印加される第2の入力用トランジスタとを更に備え、前記第1及び第2のトランジスタがともにオンになったときに、自段の前記の出力用トランジスタにオン電圧を印加することを特徴とする請求項3に記載のシフトレジスタ。
  11. 前記第2の制御用トランジスタに代えて、前段のシフトレジスタの出力用トランジスタのゲート電圧がゲートに印加される第1の入力用トランジスタと、クッロク信号がゲートに印加される第2の入力用トランジスタとを備え、
    前記第1及び第2のトランジスタがともにオンになったときに、前記第1の制御用トランジスタにオフ電圧を印加し、前記第1及び第2のトランジスタの少なくとも一方がオフになったときに、前記第1の制御用トランジスタに印加されているオフ電圧又はオン電圧を維持することを特徴とする請求項3に記載のシフトレジスタ。
  12. 前記出力用トランジスタのゲート電圧の変動を抑えるコンデンサを更に備えたことを特徴とする請求項2に記載のシフトレジスタ。
  13. トランジスタがオンとなるゲート電圧をオン電圧とし、トランジスタがオフとなるゲート電圧をオフ電圧としたとき、出力用トランジスタのゲート・ドレイン間の容量を利用して、当該出力用トランジスタに電源電圧の範囲外のオン電圧を印加するブートストラップ回路において、
    電源電圧の範囲外のオン電圧が印加される第1の入力用トランジスタと、クッロク信号がゲートに印加される第2の入力用トランジスタを備え、
    前記第1及び第2の入力用トランジスタがともにオンになったときに、自段の前記の出力用トランジスタにオン電圧を印加することを特徴とするブートストラップ回路。
  14. トランジスタがオンとなるゲート電圧をオン電圧とし、トランジスタがオフとなるゲート電圧をオフ電圧としたとき、出力用トランジスタのゲート・ドレイン間の容量を利用して、当該出力用トランジスタに電源電圧の範囲外のオン電圧を印加するブートストラップ回路と、
    電源電圧の範囲外のオン電圧が印加される第1の入力用トランジスタと、クッロク信号がゲートに印加される第2の入力用トランジスタを備え、
    前記第1及び第2の入力用トランジスタがともにオンになったときに、自段の前記の出力用トランジスタにオン電圧を印加し、
    前段のシフトレジスタの出力トランジスタのゲート電圧を入力し、一定時間遅らせて当該データ信号を前記出力用トランジスタから後段へ出力することを特徴とするシフトレジスタ。
  15. 前記データ信号は、第1及び第2のレベル電圧の信号からなり、
    前記出力用トランジスタは、電源電圧の範囲外のオン電圧が印加されたときに、前記第2のレベル電圧を出力し、
    前記制御手段は、第1乃至第3の制御用トランジスタを有し、前記第2の制御用トランジスタは、前段のシフトレジスタから入力した前記データ信号が前記第2のレベル電圧であるときにオンとなって、前記第1の制御用トランジスタにオフ電圧を印加し、前記前段から入力した前記データ信号が前記第1のレベル電圧であるときにオフとなって、前記第1の制御用トランジスタに印加されているオフ電圧又はオン電圧を維持し、
    前記第3の制御用トランジスタは、後段のシフトレジスタから入力した前記データ信号が前記第2のレベル電圧であるときにオンとなって、前記第1の制御用トランジスタにオン電圧を印加し、後段のシフトレジスタから入力した前記データ信号が前記第1のレベル電圧であるときにオフとなって、前記第1の制御用トランジスタに印加されているオン電圧又はオフ電圧を維持し、
    前記第1の制御用トランジスタは、オン電圧が印加されているときにオンとなって、前記出力用トランジスタにオフ電圧を印加し、オフ電圧が印加されているときにオフとなって、前記出力用トランジスタに印加されているオン電圧又はオフ電圧を維持することを特徴とする請求項14に記載のシフトレジスタ。
  16. 前記第1の制御用トランジスタは、ソース・ドレインが直列に接続された複数のトランジスタからなり、
    前記制御手段は、第4の制御用トランジスタを更に有し、
    前記第4の制御用トランジスタは、前記出力用トランジスタと同時にオンすることにより、前記複数のトランジスタ同士の接続点に前記電源電圧の範囲内の電圧を印加することを特徴とする請求項15に記載のシフトレジスタ。
  17. 前記出力用トランジスタは、電源電圧の範囲外のオン電圧が印加されたときに前記第2のレベル電圧の信号を出力する複数のトランジスタから成ることを特徴とする請求項14に記載のシフトレジスタ。
  18. 前記第1の制御用トランジスタは、ソース・ドレインが直列に接続された複数のトランジスタから成り、
    前記出力用トランジスタは、前記データ信号を出力する出力端子に、前記複数のトランジスタ同士の接続点が接続されたことを特徴とする請求項15に記載のシフトレジスタ。
  19. 前記出力用トランジスタを第1の出力用トランジスタとしたとき、前記第1の出力用トランジスタにソース・ドレインが直列に接続された第2の出力用トランジスタを更に備え、
    前記第2の制御用トランジスタは、前段のシフトレジスタから入力した前記データ信号が前記第2のレベル電圧であるときにオンとなって、前記第2の出力用トランジスタにオフ電圧を印加し、前段のシフトレジスタから入力した前記データ信号が前記第1のレベル電圧であるときにオフとなって、前記第2の出力用トランジスタに印加されているオフ電圧又はオン電圧を維持し、
    前記第3の制御用トランジスタは、後段のシフトレジスタから入力した前記データ信号が前記第2のレベル電圧であるときにオンとなって、前記第2の出力用トランジスタにオン電圧を印加し、後段のシフトレジスタから入力した前記データ信号が前記第1のレベル電圧であるときにオフとなって、前記第2の出力用トランジスタに印加されているオン電圧又はオフ電圧を維持し、
    前記第2の出力用トランジスタは、オン電圧が印加されているときにオンとなって、前記第1の出力用トランジスタが前記データ信号を出力する出力端子に第1のレベル電圧を印加し、オフ電圧が印加されているときにオフとなって、前記出力端子に印加されている前記データ信号の電圧を維持することを特徴とする請求項15に記載のシフトレジスタ。
  20. 前記第3の制御用トランジスタは、後段のシフトレジスタから入力した前記データ信号に代えてクロック信号を用いることを特徴とする請求項15に記載のシフトレジスタ。
  21. 前記第2の制御用トランジスタに代えて、前段のシフトレジスタの出力用トランジスタのゲート電圧がゲートに印加される第1の入力用トランジスタと、クッロク信号がゲートに印加される第2の入力用トランジスタとを備え、前記第1及び第2のトランジスタがともにオンになったときに、前記第1の制御用トランジスタにオフ電圧を印加し、前記第1及び第2のトランジスタの少なくとも一方がオフになったときに、前記第1の制御用トランジスタに印加されているオフ電圧又はオン電圧を維持することを特徴とする請求項15に記載のシフトレジスタ。
  22. 前記出力用トランジスタのゲート電圧の変動を抑えるコンデンサを更に備えたことを特徴とする請求項14に記載のシフトレジスタ。
  23. 前記第1もしくは第2の入力トランジスタと出力トランジスタのゲート電極間に第5の制御トランジスタを接続し、
    第5の制御トランジスタは、前記出力トランジスタのゲート電極に電源電圧の範囲外のオン電圧が印加されるときにオフになることを特徴とする請求項13に記載のブートストップ回路。
  24. トランジスタがオンとなるゲート電圧をオン電圧とし、トランジスタがオフとなるゲート電圧をオフ電圧としたとき、出力用トランジスタのゲート・ドレイン間の容量を利用して、当該出力用トランジスタに電源電圧の範囲外のオン電圧を印加するブートストラップ回路と、
    電源電圧の範囲外のオン電圧が印加される第1の入力用トランジスタと、クッロク信号がゲートに印加される第2の入力用トランジスタを備え、
    前記第1及び第2の入力用トランジスタがともにオンになったときに、自段の前記の出力用トランジスタにオン電圧を印加するものであり、
    さらに、前記第1もしくは第2の入力トランジスタと出力トランジスタのゲート電極間に第5の制御トランジスタを接続し、
    第5の制御トランジスタは、前記出力トランジスタのゲート電極に電源電圧の範囲外のオン電圧が印加されるときにオフになるものであり、
    前段のシフトレジスタからデータ信号を入力し、一定時間遅らせて当該データ信号を前記出力用トランジスタから後段のシフトレジスタに出力することを特徴とするシフトレジスタ。
  25. 前記データ信号は、第1及び第2のレベル電圧の信号からなり、
    前記出力用トランジスタは、電源電圧の範囲外のオン電圧が印加されたときに、前記第2のレベル電圧を出力し、
    前記制御手段は、第1乃至第3の制御用トランジスタを有し、
    前記第2の制御用トランジスタは、前段のシフトレジスタから入力した前記データ信号が前記第2のレベル電圧であるときにオンとなって、前記第1の制御用トランジスタにオフ電圧を印加し、前段のシフトレジスタから入力した前記データ信号が前記第1のレベル電圧であるときにオフとなって、前記第1の制御用トランジスタに印加されているオフ電圧又はオン電圧を維持し、
    前記第3の制御用トランジスタは、後段のシフトレジスタから入力した前記データ信号が前記第2のレベル電圧であるときにオンとなって、前記第1の制御用トランジスタにオン電圧を印加し、後段のシフトレジスタから入力した前記データ信号が前記第1のレベル電圧であるときにオフとなって、前記第1の制御用トランジスタに印加されているオン電圧又はオフ電圧を維持し、
    前記第1の制御用トランジスタは、オン電圧が印加されているときにオンとなって、第5の制御トランジスタを介して前記出力用トランジスタにオフ電圧を印加し、オフ電圧が印加されているときにオフとなって、第5の制御トランジスタを介して前記出力用トランジスタに印加されているオン電圧又はオフ電圧を維持することを特徴とする請求項24に記載のシフトレジスタ。
  26. 前記出力用トランジスタは、電源電圧の範囲外のオン電圧が印加されたときに前記第2のレベル電圧を出力する複数のトランジスタからなることを特徴とする請求項24に記載のシフトレジスタ。
  27. 前記出力用トランジスタを第1の出力用トランジスタとしたとき、前記第1の出力用トランジスタにソース・ドレインが直列に接続された第2の出力用トランジスタを更に備え、
    前記第2の制御用トランジスタは、前段のシフトレジスタから入力した前記データ信号が前記第2のレベル電圧であるときにオンとなって、前記第2の出力用トランジスタにオフ電圧を印加し、前段のシフトレジスタから入力した前記データ信号が前記第1のレベル電圧であるときにオフとなって、前記第2の出力用トランジスタに印加されているオフ電圧又はオン電圧を維持し、
    前記第3の制御用トランジスタは、後段のシフトレジスタから入力した前記データ信号が前記第2のレベル電圧であるときにオンとなって、前記第2の出力用トランジスタにオン電圧を印加し、後段のシフトレジスタから入力した前記データ信号が前記第1のレベル電圧であるときにオフとなって、前記第2の出力用トランジスタに印加されているオン電圧又はオフ電圧を維持し、
    前記第2の出力用トランジスタは、オン電圧が印加されているときにオンとなって、前記第1の出力用トランジスタが前記データ信号を出力する出力端子に第1のレベル電圧を印加し、オフ電圧が印加されているときにオフとなって、前記出力端子に印加されている前記データ信号の電圧を維持することを特徴とする請求項25に記載のシフトレジスタ。
  28. 前記第3の制御用トランジスタは、後段のシフトレジスタから入力した前記データ信号に代えてクロック信号を入力信号とすることを特徴とする請求項25に記載のシフトレジスタ。
  29. 前記第2の制御用トランジスタに代えて、前段のシフトレジスタの出力用トランジスタのゲート電圧がゲートに印加される第1の入力用トランジスタと、クッロク信号がゲートに印加される第2の入力用トランジスタとを備え、
    前記第1及び第2のトランジスタがともにオンになったときに、前記第1の制御用トランジスタにオフ電圧を印加し、前記第1及び第2のトランジスタの少なくとも一方がオフになったときに、前記第1の制御用トランジスタに印加されているオフ電圧又はオン電圧を維持することを特徴とする請求項25に記載のシフトレジスタ。
  30. 前記出力用トランジスタのゲート電圧の変動を抑えるコンデンサを更に備えたことを特徴とする請求項24に記載のシフトレジスタ。
  31. 回路を構成する前記トランジスタが薄膜トランジスタであることを特徴とする請求項2乃至12、請求項14乃至22、請求項24乃至30のいずれか一項に記載のシフトレジスタ。
  32. 請求項2乃至12、請求項14乃至22、請求項24乃至31のいずれかに記載のシフトレジスタを用いたことを特徴とする走査回路。
  33. 走査する方向が両方向であることを特徴とする請求項32に記載の走査回路。
  34. 請求項32乃至33の走査回路を用いたことを特徴とする表示装置。
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