JP2003242797A - 信号伝送回路 - Google Patents

信号伝送回路

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JP2003242797A
JP2003242797A JP2002039511A JP2002039511A JP2003242797A JP 2003242797 A JP2003242797 A JP 2003242797A JP 2002039511 A JP2002039511 A JP 2002039511A JP 2002039511 A JP2002039511 A JP 2002039511A JP 2003242797 A JP2003242797 A JP 2003242797A
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transistor
voltage
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charging transistor
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Takahiko Murata
隆彦 村田
Takumi Yamaguchi
琢己 山口
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は液晶ディスプレイ、MOS型撮像装
置を駆動するためのシフトレジスタに使用して、低電
圧、低消費電力で駆動できる信号伝送回路を提供する。 【解決手段】 ブートストラップを用いたダイナミック
回路のシフトレジスタにおいて、ブートストラップ用容
量のHigh電圧側の端子が、次段のシフトレジスタの
ブートストラップ用容量をHighに充電するための充
電トランジスタのゲートに接続し、次々段の充電トラン
ジスタのドレインがLow電圧になるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶ディスプレ
イ、MOS型撮像装置などを駆動するためのシフトレジ
スタに使用して、低電圧、低消費電力で駆動できる信号
伝送回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の信号伝送回路の構成を示
す一例である。出力トランジスタ1とブートストラップ
用容量2とブートストラップ用容量充電トランジスタ3
と放電トランジスタ4とVDD電源5とV1、V2の駆
動パルス6とスタートパルスVST7とにより構成され
ている。信号伝送回路のスタートパルスVST7がブー
トストラップ用容量充電トランジスタT11のゲートに
入力することで、ブートストラップ用容量C1がVDD
電源5のプラス方向に充電され、出力トランジスタT1
2がオンする。その後V1が出力トランジスタT12の
ドレインに入力すると、出力トランジスタT12のゲー
トには、V1電位とブートストラップ用容量C1両端の
電位差がプラスされる形で印加されることとなり、出力
トランジスタT12のゲート下の電位がV1より大きく
できる場合、接点N12にV1パルスが出力できるよう
になる。この出力が信号伝送回路の出力OUT1として
利用される。また同時に接点N12の電圧が、次段のブ
ートストラップ用容量充電トランジスタT21のゲート
に印加されブートストラップ用容量C2が充電され出力
トランジスタT22がオンする。
【0003】その後V2が出力トランジスタT22のド
レインに入力すると、出力トランジスタT22のゲート
には、V2電位とブートストラップ用容量C2両端の電
位差がプラスされる形で印加されることとなり、出力ト
ランジスタT22のゲート下の電位がV2より大きくで
きる場合、接点N22にV2パルスが出力できるように
なる。この出力が信号伝送回路の出力OUT2として利
用される。また同時に接点N22の電圧が、次段のブー
トストラップ用容量充電トランジスタT31のゲートに
印加されブートストラップ用容量C3が充電され出力ト
ランジスタT32がオンする。この時、同時に接点N2
2の電圧は、放電トランジスタT13、T14のゲート
に加えられ前段のブートストラップ用容量C1が放電さ
れる。
【0004】このような動作が繰り返されることで、信
号伝送回路は、OUT3、OUT4など順次、出力を出
す動作を可能にできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5は、NMOSのみ
を用いた従来の駆動および出力である。この回路は5V
系の回路であり、V1、V2の駆動パルス6の電圧振
幅、スタートパルスVST7の電圧振幅およびVDD5
電圧の全てが5Vの場合を示す。
【0006】時刻t0の時、スタートパルスVST7の
電圧5Vがブートストラップ用容量充電トランジスタT
11のゲートに入力することでブートストラップ用容量
C1がVDD5の5Vのプラス方向に充電されていく
が、ブートストラップ用容量充電トランジスタT11が
エンハンスメント型のNMOSの場合には、T11の閾
値電圧Vtの影響で、T11のゲート下の電位が5Vに
ならないため、C1はVDD5の5VからΔH0だけ低
い電圧となり出力トランジスタT12がオンする。
【0007】次に時刻t1の時、V1がトランジスタT
12のドレインに入力すると、出力トランジスタT12
のゲートには、V1電位とブートストラップ用容量C1
両端の電位差(5V−ΔH0)がプラスされたHB1電
圧が印加され、接点N12にH1の振幅のパルスが出力
することとなる。また接点N12のパルス振幅H1を、
次段のブートストラップ用容量充電トランジスタT21
のゲートに入力することでブートストラップ用容量C2
が(H1−ΔH1)に充電されることとなる。
【0008】同様に、時刻t2、t3、t4の場合も時
刻t1の動作を繰り返すこととなる。
【0009】この回路の場合、ブートストラップ用容量
充電トランジスタ3のゲートには最大でも5V未満の電
圧しか加わらないため、ブートストラップ用容量2の充
電電圧は電源VDD5の5Vより低い電圧にしか充電で
きないこととなる。したがって、N21、N31、N4
1の電位が次第に降下して信号伝送回路が何段か先では
出力が出なくなる。
【0010】特に回路の電源系の低電圧化、たとえば3
V系の回路などになると動作がより難しくなる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の信号伝送回路
は、複数の単位回路で構成され、駆動パルスに従って前
記単位回路からパルス電圧が順次出力される信号伝送回
路であって、前記単位回路は、前記駆動パルスをドレイ
ンに入力して、前記パルス電圧としてソースから出力す
る出力トランジスタと、前記出力トランジスタのゲート
とソースとの間に接続されたブートストラップ容量と、
前記ブートストラップ容量を充電するためにソースが前
記出力トランジスタのゲートに接続され、ドレインが電
源線または接地線あるいは充電パルス線に接続された充
電トランジスタとを備え、N段目の単位回路の前々段の
単位回路(N−2段目単位回路)の出力トランジスタの
ソースに前記パルス電圧が出ている期間について、前記
単位回路の充電トランジスタがN型トランジスタの場合
は、前段の単位回路(N−1段目単位回路)の充電トラ
ンジスタのドレイン電圧がHighレベルで、前記N段
目の単位回路の充電トランジスタのドレイン電圧がLo
wレベル、前記単位回路の充電トランジスタがP型トラ
ンジスタの場合は、前段の単位回路(N−1段目の単位
回路)の充電トランジスタのドレイン電圧がLowレベ
ル、前記N段目の単位回路の前記充電トランジスタのド
レイン電圧がHighレベルであることを特徴とする。
【0012】この構成により、ブートストラップ用容量
のプラス側が接続された出力トランジスタのゲートの電
位を次段のブートストラップ用容量充電トランジスタの
ゲートに接続することで、次段のブートストラップ用容
量充電トランジスタのゲートには従来よりも高い電圧が
加わることとなり、ブートストラップ用容量充電トラン
ジスタのゲート下の電位をブートストラップ用容量充電
トランジスタのドレイン電圧より高くすることができ
る。これにより次段のブートストラップ用容量に次段の
ブートストラップ用容量充電トランジスタのドレイン電
圧を充電することができ、容量への充電電圧の降下を防
ぐことができる。したがって伝送段数が増えることによ
るN21、N31、N41の出力の低下および出力が出
なくなることを防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、第1の実施の形態におけ
る構成図である。出力トランジスタ1とブートストラッ
プ用容量2とブートストラップ用容量充電トランジスタ
3と放電トランジスタ4と、V3、V4、V5のブート
ストラップ用容量充電トランジスタのドレイン電圧8と
V1、V2の駆動パルス6とスタートパルスVST7に
より構成されている。信号伝送回路のスタートパルスV
ST7がブートストラップ用容量充電トランジスタT1
1のゲートに入力することで、ブートストラップ用容量
充電トランジスタT11のドレイン電圧V3をHigh
にした場合にはブートストラップ用容量C1がプラス方
向に充電され出力トランジスタT12がオンする。その
後V1が出力トランジスタT12のドレインに入力する
と、出力トランジスタT12のゲートには、V1電位と
ブートストラップ用容量C1両端の電位差がプラスされ
る形で印加されることとなり、出力トランジスタ12の
ゲート下の電位がV1より大きくできる場合、接点N1
2にV1パルスが出力できるようになる。この出力が信
号伝送回路の出力OUT1として利用される。
【0014】特に、この回路の利点は、ブートストラッ
プ用容量C1のプラス側の端子である接点N11の電圧
が、次段のブートストラップ用容量充電トランジスタT
21のゲートに印加されているため、次段のブートスト
ラップ用容量充電トランジスタT21のゲートに高い電
圧が印加できる。したがって次段のブートストラップ用
容量充電トランジスタT21が、たとえエンハンスメン
ト型のNMOSであっても、ブートストラップ用容量充
電トランジスタT21のドレイン電圧V4をHighに
しておくことで、ブートストラップ用容量C2がブート
ストラップ用容量充電トランジスタT21のドレイン電
圧V4(High)に確実に充電でき出力トランジスタ
T22がオンできることである。
【0015】その後、V2が出力トランジスタT22の
ドレインに入力すると、出力トランジスタT22のゲー
トには、V2電位とブートストラップ用容量C2両端の
電位差がプラスされる形で印加されることとなり、出力
トランジスタT22のゲート下の電位がV2より大きく
でき、接点N22にV2パルスが出力できるようにな
る。この出力が信号伝送回路の出力OUT2として利用
される。
【0016】また同時に、ブートストラップ用容量充電
トランジスタT31のドレイン電圧V5をHighにし
ておくことで、ブートストラップ用容量C2のプラス側
の端子である接点N21の電圧が、次段のブートストラ
ップ用容量充電トランジスタT31のゲートに印加され
ブートストラップ用容量C3がブートストラップ用容量
充電トランジスタT31のドレイン電圧V5に確実に充
電され出力トランジスタT32がオンする。
【0017】このようにして全ての信号伝送段におい
て、ブートストラップ用容量2のプラス側の端子電圧が
次段のブートストラップ用容量充電トランジスタ3のゲ
ートに加わるため、次段のブートストラップ用容量充電
トランジスタのドレイン電圧をHighにしておくこと
で、次段のブートストラップ用容量を確実にブートスト
ラップ用容量充電トランジスタのドレイン電圧のHig
h電圧に充電できることとなり、電圧降下の無い低電
圧、低消費電力の信号伝送回路を実現できる。
【0018】この回路においては、上記のように出力O
UT1に出力トランジスタT12のドレイン電圧V1が
出ている間は、次段のブートストラップ用容量C2がブ
ートストラップ用容量充電トランジスタT21のドレイ
ン電圧V4の3Vに充電されるので、T31の閾値電圧
が低い場合にはブートストラップ用容量充電トランジス
タT31がオンする可能性がある。ブートストラップ用
容量充電トランジスタT31がオンすると、ブートスト
ラップ用容量C3は、ブートストラップ用容量充電トラ
ンジスタT31のドレイン電圧V5のプラス電圧方向に
充電される。ブートストラップ用容量C3が充電する
と、出力トランジスタT32がオンして、出力OUT3
に出力トランジスタT32のドレイン電圧V1の一部が
出る可能性があるため、ブートストラップ用容量充電ト
ランジスタT31のドレイン電圧V5をT32の閾値電
圧以下にする必要がある。
【0019】このとき、特にブートストラップ用容量充
電トランジスタのドレイン電圧のLowレベルを0Vに
しておくと、素子外部からの入力電圧数を減らすことが
でき、回路規模の縮小ができ安定する。
【0020】したがって、信号伝送回路において、必要
とされる出力OUT1に対し、次々段の出力OUT3に
関係するブートストラップ用容量充電トランジスタT3
1のドレイン電圧V5のパルスをLowレベルにすれば
良い。同様に、信号伝送回路において、必要とされるN
段目の出力が出ている間は、その出力より先の次々段
(N+2段目)の出力に関係するブートストラップ用容
量充電トランジスタのドレイン電圧をLowレベルにす
れば、信号伝送回路の(N+2段目)の出力の誤動作を
防ぐことができる。
【0021】このような手段を実現するために、ブート
ストラップ用容量充電トランジスタのドレイン電圧パル
スの種類を最も少なくするためには、3種類のパルスが
あれば良いため、ブートストラップ用容量充電トランジ
スタのドレインは、3相駆動を行う場合が最も駆動回路
を少なくすることができる。
【0022】また、ブートストラップ用容量C2に充電
した電圧を放電する手段として、回路のトランジスタや
電源を少なくする方法として、ブートストラップ用容量
C1の場合は放電トランジスタT13のソース側をブー
トストラップ用容量C1のプラス側へ接続し、放電トラ
ンジスタT14のソース側をブートストラップ用容量C
1のマイナス側へ接続し、放電トランジスタT13、T
14のゲートに次段出力トランジスタのソース側の接点
N22を接続することで、接点N22にV2パルスが出
力された時にブートストラップ用容量C1が放電され
る。
【0023】この構成により、放電トランジスタを2個
追加するだけで放電ができ、他の外部入力パルスなどが
無い規模の小さい回路構成で信号転送回路を実現するこ
とができる。
【0024】図2は、NMOSのみを用いた実施の形態
1における駆動および出力である。この回路はV1、V
2の駆動パルス6の電圧振幅、およびブートストラップ
用容量充電トランジスタのドレイン電圧8が3Vで、ス
タートパルスVST7の電圧振幅が5Vの場合を示す。
【0025】図1を見ると、スタートパルスVST7が
入力するブートストラップ用容量充電トランジスタT1
1の場合のみブートストラップ用容量C11のプラス側
の端子電圧が供給できないため、スタートパルスVST
7のみV1、V2の駆動電圧より高い電圧の5Vで駆動
することでブートストラップ用容量C1をブートストラ
ップ用容量充電トランジスタT11のドレイン電圧V3
の3Vに充電することができる。したがって、スタート
パルスVST7の電圧をV1、V2の駆動電圧より高く
することでスタートパルスVST7の入力トランジスタ
での電圧降下を防ぐことができる。
【0026】時刻t0の時、スタートパルスVST7の
電圧は、エンハンスメント型のNMOSであるブートス
トラップ用容量充電トランジスタT11の閾値電圧Vt
があった場合でもT11のゲート下の電圧がブートスト
ラップ用容量充電トランジスタT11のドレイン電圧V
3の3V以上になるように5Vを印加した。これでブー
トストラップ用容量C1がブートストラップ用容量充電
トランジスタT11のドレイン電圧V3の3Vに充電さ
れる。
【0027】次に時刻t1の時、V1が出力トランジス
タT12のドレインに入力すると、出力トランジスタT
12のゲートには、V1電位3Vとブートストラップ用
容量C1両端の電位差3Vがプラスされた高い電圧であ
るHB1電圧が印加されため、接点N12に3V振幅の
V1パルスが確実に出力することとなる。またブートス
トラップ用容量C1のプラス側の端子である接点N11
のパルスHB1を、次段のブートストラップ用容量充電
トランジスタT21のゲートに入力することでブートス
トラップ用容量C2が確実にブートストラップ用容量充
電トランジスタT21のドレイン電圧V4の3Vに充電
されることとなる。この時、ブートストラップ用容量C
2の電圧が、次々段のブートストラップ用容量充電トラ
ンジスタT31のゲートに入力することでブートストラ
ップ用容量C3がプラスに充電されて出力トランジスタ
T32がオンしないように、ブートストラップ用容量充
電トランジスタT31のドレイン電圧V5は、Lowレ
ベルの0Vとしている。
【0028】同様に、時刻t2、t3、t4の場合も時
刻t1の動作を繰り返すこととなる。この図の場合、時
刻t1ではV3、V4がHighでV5がLowであ
り、時刻t2ではV4、V5がHighでV3がLow
であり、時刻t3ではV3、V5がHighでV4がL
owであり、時刻t4では、時刻t1と同じでV3、V
4がHighでV5がLowである。
【0029】このように第1の実施の形態の場合、次段
のブートストラップ用容量充電トランジスタ3のゲート
には常にブートストラップ用容量2のプラス側の端子電
圧が加わるため次段のブートストラップ用容量を確実に
3Vに充電できることとなり、電圧降下の無い、3Vの
低電圧で低消費電力の信号伝送回路を実現できる。
【0030】図3は、第2の実施の形態における構成図
である。第1の実施の形態がブートストラップ用容量充
電トランジスタのドレイン電圧を3相で駆動しているの
に対して、第2の実施の形態はブートストラップ用容量
充電トランジスタのドレイン電圧を4相で駆動してい
る。
【0031】第1の実施の形態はブートストラップ用容
量充電トランジスタ3のドレイン電圧を3相駆動である
ので、たとえばブートストラップ用容量充電トランジス
タ3のドレイン電圧パルスV3により充電したブートス
トラップ用容量C1とC4を用いて出力されるOUT
1、OUT4において、出力値OUT1は駆動パルスV
1、OUT4は駆動パルスV2となり、同一のブートス
トラップ用容量充電トランジスタ3のドレイン電圧V3
であっても異なる駆動パルスの出力(V1とV2)が発
生する。同様にドレイン電圧パルスV4、V5に対して
もそれぞれに異なる駆動パルスの出力(V1とV2)が
発生する。したがって、特に低電圧化を図った場合、同
一のブートストラップ用容量充電トランジスタ3のドレ
イン電圧8に関係する出力は、それぞれ異なる駆動パル
スの出力(V1とV2)が発生する。したがって、各出
力ばらつきを防ぐことが難しい。この課題を解決するた
めには、同一の駆動パルスを出力するような構成が必要
である。
【0032】図3のように第2の実施の形態において
は、ドレイン電圧V3に関係する出力は駆動パルスV
1、ドレイン電圧V4に関係する出力は駆動パルスV
2、ドレイン電圧V5に関係する出力は駆動パルスV
1、ドレイン電圧V6に関係する出力は駆動パルスV2
となっており、ブートストラップ用容量充電トランジス
タのドレイン電圧8と駆動パルス6が常に一致するた
め、各段の出力を同じにすることが容易である。もし、
各段の出力が微妙に異なる場合であっても、ブートスト
ラップ用容量充電トランジスタのドレイン電圧8と駆動
パルス6の組み合わせが常に決まっているため、ブート
ストラップ用容量充電トランジスタのドレイン電圧8を
調整することで、出力バラツキを最小限にすることがで
きる。
【0033】このように第2の実施の形態の場合、次段
のブートストラップ用容量充電トランジスタ3のゲート
には常にブートストラップ用容量2のプラス側の端子電
圧が加わるため次段のブートストラップ用容量を確実に
3Vに充電できるため、3Vの低電圧で低消費電力を実
現することができる。またブートストラップ用容量充電
トランジスタのドレイン電圧8を4相駆動のパルスで動
作させることで出力バラツキの少ない信号伝送回路を実
現できる。
【0034】また、上記の第1の実施の形態、第2の実
施の形態では、N型MOSのトランジスタの場合を示し
たが、全てP型MOSの場合についても、同様な効果を
得ることができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の信号伝送
回路では、ブートストラップ用容量のプラス側が接続さ
れた出力トランジスタのゲートの電位を次段のブートス
トラップ用容量充電トランジスタのゲートに接続するこ
とで、次段のブートストラップ用容量充電トランジスタ
のゲートには、従来よりも高い電圧が加わることとな
り、ブートストラップ用容量充電トランジスタのゲート
下の電位をブートストラップ用容量充電トランジスタの
ドレイン電圧より高くすることができる。これにより次
段のブートストラップ用容量に次段のブートストラップ
用容量充電トランジスタのドレイン電圧を確実に充電す
ることができ、容量への充電電圧の降下を防ぐことがで
きる。したがって伝送段数が増えることによる出力の低
下および出力が出なくなることを防止することができ低
電圧駆動を実現することができる。
【0036】また、ブートストラップ用容量充電トラン
ジスタのドレイン電圧8を3相駆動のパルスまたは4相
駆動のパルスで動作することで、回路の誤動作を防止で
きる。
【0037】また、ブートストラップ用容量充電トラン
ジスタのドレイン電圧8を4相駆動のパルスで動作する
ことで、信号伝送回路の出力値のバラツキを最小限にす
ることができる。
【0038】本発明の信号伝送回路は、液晶ディスプレ
イ、MOS型撮像装置の低電圧駆動実現の要請に沿いな
がら、信号伝送回路をシフトレジスタに使用して、低電
圧化を実現するものであって、産業上極めて有用であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における構成図
【図2】本発明の第1の実施の形態における駆動および
出力を示す図
【図3】本発明の第2の実施の形態における構成図
【図4】従来の信号伝送回路の例を示す図
【図5】従来の駆動および出力を示す図
【符号の説明】
1 出力トランジスタ 2 ブートストラップ用容量 3 ブートストラップ用容量充電トランジスタ 4 放電トランジスタ 5 VDD電源 6 駆動パルス 7 スタートパルスVST 8 ブートストラップ用容量充電トランジスタのドレイ
ン電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 623 G09G 3/20 623H 3/36 3/36 H03K 17/687 H03K 19/094 C 19/094 17/687 A Fターム(参考) 5C006 BC20 BF03 BF34 BF37 EB05 FA26 FA46 FA47 5C080 DD09 DD26 JJ03 JJ04 5J055 AX14 BX16 CX29 CX30 DX22 DX73 DX83 EX07 EY10 EY21 EZ18 FX19 FX28 GX01 GX04 GX05 5J056 AA05 BB18 CC29 DD13 DD37 DD38 EE03 FF07 FF10 GG13 KK01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の単位回路で構成され、駆動パルス
    に従って前記単位回路からパルス電圧が順次出力される
    信号伝送回路であって、前記単位回路は、前記駆動パル
    スをドレインに入力して、前記パルス電圧としてソース
    から出力する出力トランジスタと、前記出力トランジス
    タのゲートとソースとの間に接続されたブートストラッ
    プ容量と、前記ブートストラップ容量を充電するために
    ソースが前記出力トランジスタのゲートに接続され、ド
    レインが電源線または接地線あるいは充電パルス線に接
    続された充電トランジスタとを備え、 N段目単位回路の前々段の単位回路(N−2段目単位回
    路)の出力トランジスタのソースに前記パルス電圧が出
    ている期間について、前記単位回路の充電トランジスタ
    がN型トランジスタの場合は、前段の単位回路(N−1
    段目単位回路)の充電トランジスタのドレイン電圧がH
    ighレベルで、前記N段目単位回路の充電トランジス
    タのドレイン電圧がLowレベル、前記単位回路の充電
    トランジスタがP型トランジスタの場合は、前記前段の
    単位回路(N−1段目の単位回路)の充電トランジスタ
    のドレイン電圧がLowレベル、前記N段目単位回路の
    充電トランジスタのドレイン電圧がHighレベルであ
    ることを特徴とする信号伝送回路。
  2. 【請求項2】 前記前々段の単位回路(N−2段目単位
    回路)の充電トランジスタのドレインには、次段の単位
    回路(N+1段目単位回路)の充電トランジスタのドレ
    インと同一の電圧が加わることを特徴とする請求項1に
    記載の信号伝送回路。
  3. 【請求項3】 前記前々段の単位回路(N−2段目単位
    回路)の充電トランジスタのドレイン電圧と前記次段の
    単位回路(N+1段目単位回路)の充電トランジスタの
    ドレイン電圧とが同一の電圧Vaで、前記前段の単位回
    路(N−1段目単位回路)の充電トランジスタのドレイ
    ン電圧と次々段の単位回路(N+2段目単位回路)の充
    電トランジスタのドレイン電圧とが同一の電圧Vbで、
    前記N段目単位回路の充電トランジスタのドレイン電圧
    と次々々段の単位回路(N+3段目単位回路)の充電ト
    ランジスタのドレイン電圧とが同一の電圧Vcであり、
    前記充電トランジスタのドレイン電圧がVa,Vb,V
    cの3相駆動である請求項2に記載の信号伝送回路。
  4. 【請求項4】 前記前々段の単位回路(N−2段目単位
    回路)の充電トランジスタのドレインには、次々段の単
    位回路(N+2段目単位回路)の充電トランジスタのド
    レインと同一の電圧が加わることを特徴とする請求項1
    に記載の信号伝送回路。
  5. 【請求項5】 前々々段の単位回路(N−3段目単位回
    路)の充電トランジスタのドレイン電圧と次段の単位回
    路(N+1段目単位回路)の充電トランジスタのドレイ
    ン電圧とが同一の電圧Vaで、前記前々段の単位回路
    (N−2段目単位回路)の充電トランジスタのドレイン
    電圧と前記次々段の単位回路(N+2段目単位回路)の
    充電トランジスタのドレイン電圧とが同一の電圧Vb
    で、前記前段の単位回路(N−1段目単位回路)の充電
    トランジスタのドレイン電圧と前記次々々段単位回路
    (N+3段目単位回路)の充電トランジスタのドレイン
    電圧とが同一の電圧Vcであり、前記N段目単位回路の
    充電トランジスタのドレイン電圧と次々々々段単位回路
    (N+4段目単位回路)の充電トランジスタのドレイン
    電圧とが同一の電圧Vdであり、前記充電トランジスタ
    のドレイン電圧がVa、Vb、Vc、Vdの4相駆動で
    ある請求項4記載の信号伝送回路。
  6. 【請求項6】 前記充電トランジスタのドレイン電圧が
    lowレベルの時、0Vである請求項1ないし請求項6
    のいずれかに記載の信号伝送回路。
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