JP2006182795A - ポリウレタン粘着剤組成物、及び粘着シート又は表面保護フィルム - Google Patents

ポリウレタン粘着剤組成物、及び粘着シート又は表面保護フィルム Download PDF

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Abstract

【課題】 凹凸追随性に優れた柔軟な粘着層を形成可能で、剥離が容易な軽粘着力を有し、かつ粘着力の剥離速度依存性が低く、しかも均一な塗布面を設けることが可能なポリウレタン粘着剤組成物、また該粘着層を積層してなる粘着シート又は表面保護フィルムを得ることを目的とする。
【解決手段】 一分子当たりの平均官能基数が2.2〜3.4のポリエーテルポリオール(a)と、ポリイソシアネート化合物(b)と触媒(c)とを含有するOH末端ウレタンプレポリマー(A)と、多官能イソシアネート化合物(B)とを、成分(A)のOH基と成分(B)のNCO基をNCO/OHの当量比として0.5〜1.6の範囲で含むことを特徴とするポリウレタン粘着剤組成物、及び該ポリウレタン粘着剤組成物を、シート状又はフィルム状の基材の少なくとも片面に積層してなる粘着シート又は表面保護フィルム。
【選択図】 なし

Description

本発明は、再剥離性、透明性、塗工性に優れ、かつ被接着体の凹凸に対する追随性が良好であり、さらに粘着力の剥離速度依存性が低いポリウレタン粘着剤組成物、及びこれを積層してなる粘着シートならびに表面保護フィルムに関するものである。
従来より、テープ、シール、ラベル、化粧用シート、滑り止めシート等の用途に、粘着性に優れ、再貼付性に優れた種々の粘着剤が開発され、用いられてきた。他方、近年、液晶ディスプレイ用偏光板の保護のため、粘着層を有する表面保護フィルムが求められている。貼付された保護フィルムは、液晶ディスプレイの製造過程で剥離されるが、作業性を上げるため保護フィルムの粘着性は、軽粘着であることが求められ、同時に、剥離速度への依存性が小さいことが求められる。また、ディスプレイ用途であることから、偏光板表面への糊残りのないことが求められる。さらに、これら偏光板の最表面は、表面に凹凸を生じさせて光を拡散し、防眩機能を発現させることを目的として、シリカ等の微粒子を含むアクリル系樹脂でコーティングされていることが多いため、貼付の際凹凸表面に追随し気泡が出来ないことが求められるなど、要求性能の高いものとなっている。
従来これらの用途においては、粘着剤として、主にアクリル樹脂系、ゴム系等のものが用いられていた。しかし、アクリル系粘着剤は、被着体への密着性、凹凸追随性に優れているが、粘着層自体の凝集力の不足から、貼付後の時間の経過に伴って、著しく粘着力が増加したり、剥離時に糊残りが起こることがあった。また、粘着力が剥離速度に大きく依存するため、高速で剥離した場合に特に糊残りが問題となりやすく、加えて、残留アクリルモノマーによる臭気が避けられないこと、塗工時の粘度を最適にするために大量の有機溶剤を必要とすることなどの問題のため、適用に限界があった。
一方、ゴム系粘着剤は、タッキファイヤーや可塑剤等を添加する必要があるため、貼
付後の時間の経過と共に、これら低分子量成分がブリードアウトすることがあり、その結果、粘着力の速度依存性、糊残り等が著しく悪化することがあった。
これらの問題点を解決するため、種々のポリウレタン系粘着剤が提案されている。一般
に、ウレタン系粘着剤の性能は、使用する原料の種類に大きく影響を受ける。例えば、二液性のポリウレタン粘着剤に用いられるポリオール成分としては、ポリエステルポリオール及びポリエーテルポリオールがよく知られている。ポリエステルポリオールを用いたウレタン系粘着剤は高い凝集力を持ち、これによって高い再剥離性を有するものの、一般にポリエステルポリオールはガラス転移点が高く、結晶性を有しているため、樹脂溶液の高粘度化による作業性の低下や透明性等の問題があった。また粘着剤層が硬くなるため、被着体への密着性、低温特性等も満足のいくものではなかった。
他方、ポリオール成分としてポリエーテルポリオールを使用した場合は、ポリエステルポリオールを使用したものに比べて、ウレタン系粘着剤のガラス転移温度が低いため塗膜が軟らかく、また、低温特性は良好であるが、粘着剤自体の凝集力が低いことから糊残りが起こりやすくなる。これらを改良するため粘着剤の架橋密度を高めると、逆に塗膜が硬くなり過ぎてタック性が低くなったり、作業可能の時間が短くなってハンドリングに問題が生じる等、最適な粘着剤を得ることが困難であった。
これらの改良のためにポリエーテルポリオールとポリエステルポリオールを混合して用い、更に両者の反応性が異なるために生じる相分離、粘着剤溶液のゲル化、粘着剤層の不均一性を改善するために2種類の触媒を併用した例が開示されている(特許文献1)。ま
た、ウレタン粘着剤の主骨格中に、芳香環を導入することで相溶性の向上を図った例(特許文献2)が提案されており、さらに、セルロース系の樹脂を添加することでポリウレタン粘着剤の粘着力を制御し、表面保護フィルムに求められる軽粘着力と、低い剥離速度依存性を達成している例が開示されている(特許文献3)。
特開2000−256629号公報 特開2003−221570号公報 特開2004−250608号公報
しかしながら、本発明者らの検討によると、特許文献1、2に開示された方法を用いても、粘着力の剥離速度依存性は改善されているとはいえず、また、粘着剤溶液を基材に塗布した場合、均一な塗布面を設けられない場合があった。特許文献3の手法では、添加されるセルロース樹脂のガラス転移温度が非常に高いことから塗膜の柔軟性が失われ、凹凸追随性に問題が生じることがあるなど、何れも表面保護フィルムへの適用には限界があった。
そこで、本発明は、凹凸追随性に優れた柔軟な粘着層を形成可能で、剥離が容易な軽粘着力を有し、かつ粘着力の剥離速度依存性が低く、しかも均一な塗布面を設けることが可能なポリウレタン粘着剤組成物、また該粘着層を積層してなる粘着シートまたは表面保護フィルムを得ることを目的とする。
本発明者等は上記目的を達成するため、鋭意検討した結果、一分子当たりの平均官能基数が特定の値であるポリエーテルポリオール(a)とポリイソシアネート化合物(b)と触媒(c)とを含有するOH末端ウレタンプレポリマー(A)と多官能イソシアネート化合物(B)とを、特定の配合比にて配合することによって、上記課題を解決できることを見出し、本発明に到達した。
即ち、本発明の要旨は、一分子当たりの平均官能基数が2.2〜3.4のポリエーテルポリオール(a)と、ポリイソシアネート化合物(b)と触媒(c)とを含有するOH末端ウレタンプレポリマー(A)と、多官能イソシアネート化合物(B)とを、成分(A)のOH基と成分(B)のNCO基をNCO/OHの当量比として0.5〜1.6の範囲で含むことを特徴とするポリウレタン粘着剤組成物に存する。
また、本発明のもう一つの要旨は、ポリエーテルポリオール(a)とポリイソシアネート化合物(b)の配合比(モル)が(a)/(b)=85/15〜40/60の範囲であって、且つポリエーテルポリオール(a)とポリイソシアネート化合物(b)の合計量100重量部に対し、触媒(c)の割合が0.005〜1重量部であるポリウレタン粘着剤組成物に存する。
本発明の他の要旨は、ポリエーテルポリオール(a)が数平均分子量700〜3000のポリエーテルジオールと、数平均分子量300〜7000のポリエーテルトリオールの混合物であるポリウレタン粘着剤組成物に存している。
本発明の別の要旨は、ポリエーテルジオールが、2官能ポリプロピレングリコール(a1)であり、ポリエーテルトリオールが3官能ポリプロピレングリコール(a2)であり、2官能ポリプロピレングリコール(a1)と3官能ポリプロピレングリコール(a2)の配合比(モル)が(a1)/(a2)=0/100〜50/50の範囲であるポリウレタン粘着剤組成物に存している。
また、本発明は、上記のポリウレタン粘着剤組成物をシート状又はフィルム状の基材の少なくとも片面に積層してなる粘着シート、ならびに表面保護フィルムに存している。
さらに本発明は、ステンレス鋼板に貼付し、23℃で24時間放置した後の粘着力が、剥離速度0.3m/minの剥離条件において5〜200mN/cmの範囲であり、なおかつこの値に対し、剥離速度30m/minで剥離した時の粘着力の値が30倍以下であることを特徴とする粘着シート又は表面保護フィルムに関する。
本発明によれば、凹凸追随性に優れた柔軟な塗膜を形成可能で、剥離が容易な軽粘着力を有し、かつ粘着力の剥離速度依存性が少なく、しかも均一な塗布面を設けることが可能なポリウレタン粘着剤組成物、粘着シート、また表面保護フィルムを得ることができる。
本発明組成物の構成成分であるOH末端ウレタンプレポリマー(A)に含まれるポリエーテルポリオール(a)は、例えば、水、プロピレングリコール、エチレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の低分子量ポリオール、ビスフェノールAをはじめとするビスフェノールF、ビスフェノールAD等のビスフェノール類、或いは、カテコール、レゾルシン、ハイドロキノン等のジヒドロキシベンゼンを開始剤として用いて、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等のアルキレンオキサイドを付加重合させることにより得られるポリエーテルポリオール、具体的にはポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレングリコール等が用いられる。
ポリエーテルポリオール(a)の一分子当たりの平均官能基数は2.2〜3.4である。好ましくは2.3〜3.3、特に好ましくは2.4〜3.2である。一分子当たりの平均官能基数が2.2未満では、OH末端ウレタンプレポリマー(A)の架橋密度が下がり、粘着力の速度依存性が高くなり、3.4超過では、凹凸追随性が低くなる。
ポリエーテルポリオール(a)の一分子当たりの平均官能基数は、JIS−K0070に準拠し、アセチル化試薬として無水酢酸を用いた中和滴定法によって得られたOH価(KOHmg/g)と、ゲルパーミエションクロマトグラフィ法(GPC法)によって求めたポリエーテルポリオール(a)の数平均分子量(Mn)とから求めることができる。GPC法によるMnは、例えば、臭化リチウムのジメチルホルムアミド溶液(50mM濃度)を溶媒として、80℃で測定し、ポリスチレン換算で求めることができる。
ポリエーテルポリオール(a)は一種類に限定されることはなく、複数種のポリエーテルポリオールを混合して使用してもよい。また、異なる一分子当たりの平均官能基数を有するものを混合してもよく、混合後の一分子当たりの平均(算術平均)官能基数が本発明で規定している2.3〜3.3の範囲であればよい。
ポリエーテルポリオール(a)の数平均分子量(Mn)は、300〜7000が好ましい。更に好ましくは350〜6000である。Mnが300未満では粘着剤層の硬度が高くなりすぎることがあり、7000超過では粘着力が低下することがある。
さらに好ましいポリエーテルポリオール(a)は、数平均分子量700〜3000のポリエーテルジオールと、数平均分子量300〜7000のポリエーテルトリオールの混合物であり、特に好ましいのは、ポリエーテルジオールが、2官能ポリプロピレングリコール(a1)であり、ポリエーテルトリオールが3官能ポリプロピレングリコール(a2)の組み合わせである。
好ましい2官能ポリプロピレングリコール(a1)の分子量は、数平均分子量700〜3000であり、より好ましくは800〜3000、特に好ましくは900〜2000である。数平均分子量が700未満では塗膜が硬すぎてタック性が低下したり、表面エネルギーが高くなることにより塗工時に弾きが出る場合がある。3000超過では、硬化が不十分となって膜の強度が下がり、凝集破壊して糊残りの原因となることがある。また、2種類以上の異なる分子量を有する2官能ポリプロピレングリコール(a1)を混合して用いることもでき、その場合、混合物の分子量は上記範囲内であればよい。
3官能ポリプロピレングリコール(a2)の分子量は、数平均分子量300〜7000である。数平均分子量が300未満では塗膜が硬すぎてタック性が低下したり、表面エネルギーが高くなることにより塗工時に弾きが出る場合がある。7000を超過すると硬化が不十分となって膜の強度が下がり、凝集破壊して糊残りの原因となる。また、2種類以上の異なる分子量を有する3官能ポリプロピレングリコールを混合して用いることも可能であり、その場合、混合物の分子量が上記範囲内であればよい。
2官能ポリプロピレングリコール(a1)と3官能ポリプロピレングリコール(a2)の配合比(モル)は、(a1)/(a2)=0/100〜50/50の範囲であり、好ましくは、0/100〜43/57である。(a1)が50を越えて配合されると、ウレタンポリマーの架橋密度が下がり、粘着力の速度依存性が高くなる場合がある。
本発明に用いられるポリイソシアネート化合物(b)としては特に限定されることなく使用することができ、例えば、芳香族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソシアネート、芳香脂肪族ポリイソシアネート、脂環族ポリイソシアネート等が挙げられる。
芳香族ポリイソシアネートとしては、1,3−フェニレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、1,3,5−トリイソシアナトベンゼン、2,4,6−トリイソシアナトトルエン、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルエーテルジイソシアネート、ジアニシジンジイソシアネート、ナフタレン−1,5−ジイソシアネート、4,4’,4’’−トリフェニルメタントリイソシアネート、ポリメリックMDI等を挙げることができる。
脂肪族ポリイソシアネートとしては、トリメチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ドデカメチレンジイソシアネート、1,2−プロピレンジイソシアネート、2,3−ブチレンジイソシアネート、1,3−ブチレンジイソシアネート、2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート等が挙げられる。
芳香脂肪族ポリイソシアネートとしては、1,3−キシリレンジイソシアネート、1,4−キシリレンジイソシアネート、2,4,5,6−テトラメチル−1,3−キシリレンジイソシアネート、2,3,5,6−テトラメチル−1,4−キシリレンジイソシアネート等が挙げられる。
脂環族ポリイソシアネートとしては、イソホロンジイソシアネート、1,3−シクロヘキサンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、メチル−2,4−シクロヘキサンジイソシアネート、メチル−2,6−シクロヘキサンジイソシアネート、1,3,5−シクロヘキサントリイソシアネート、2−メチル−1,3,5−シクロヘキサントリイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、2,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルエーテルジイソシアネート、ノルボルネンジイソシアネート等を挙げることができる。
更にこの中でも、粘着物性や入手の容易さから、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、1,3−キシリレンジイソシアネート、1,4−キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、1,3−シクロヘキサンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート等が特に好ましい。
また、上記の2官能イソシアネートと活性水素化合物を反応させてなるイソシアネート末端の生成物も、ポリイソシアネート化合物(b)として好適に用いられる。活性水素化合物としては、ジオール化合物、トリオール化合物、テトラオール化合物、ジアミン化合物、トリアミン化合物、アミノアルコール類が上げられる。
ジオール化合物としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタンジオール、2,4−ペンタンジオール、ピナコール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、1,2−シクロペンタンジオール、1,3−シクロペンタンジオール、1,2−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、4,4’−イソプロピリデンジシクロヘキサノール、ノルボルネンジオール、ノルボルネンジメタノール、カテコール、レゾルシノール、ヒドロキノン、ジヒドロキシナフタレン、ビフェノール、ビスフェノールA、ヒドロベンゾイン、1,2−ベンゼンジメタノール等が挙げられる。
トリオール化合物としては、グリセロール、1,3,5−ペンタントリオール、2−(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオール、1,2,4−ブタントリオール、トリメチロールプロパン、1,3,5−シクロヘキサントリオール、ベンゼントリオール、ダイスラノール1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、等が挙げられる。
テトラオール化合物としては、エリスリトール、ペンタエリスリトール、スレイトール、フコース、リボース、アラビノース、キシロース、リクソース等が挙げられる。
ジアミン化合物としては、エチレンジアミン、N−メチルエチレンジアミン、N−エチルエチレンジアミン、N−イソプロピルエチレンジアミン、N,N’−ジメチルエチレンジアミン、1,3−ジアミノプロパン、N,N’−ジメチル−1,3−ジアミノプロパン、1,4−ジアミノブタン、1,5−ジアミノペンタン、2,2−ジメチル−1,3−ジアミノプロパン、1,6−ジアミノヘキサン、1,8−ジアミノオクタン、1,12−ジアミノドデカン、4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルアミン)、4,4’−メチレンビス(2−メチルシクロヘキシルアミン)、ジアミノシクロヘキサン、イソホロンジアミン、4,4’−ビピペリジン、ピペラジン、2−メチルピペラジン、2,5−ジメチルピペラジン、2,6−ジメチルピペラジン、3−アミノピロリジン、3−アミノピペリジン、4−アミノ−2,2,6,6,−テトラメチルピペリジン、1,2−ジアニリノエタン、フェニレンジアミン、トリジン、2,2’、6,6’−テトラメチル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,3’−ジクロロ−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、ジエトルトルエンジアミン、4,4’−ビス(sec−ブチルアミノ)ジフェニルメタン等が挙げられる。
トリアミン化合物としては、ジエチレントリアミン、スペルミジン、2,4,6−トリメチルトリアジン、1,4,7−トリアザシクロノナン、1,5,9−トリアザシクロドデセン等が挙げられる。
アミノアルコール類としては、エタノールアミン、3−アミノ−1−プロパノール、2−アミノ−1−プロパノール、4−アミノ−1−ブタノール、2−アミノ−1−ブタノール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、1−アミノ−1−シクロペンタンメタノール、2−アミノシクロヘキサノール、4−アミノシクロヘキサノール、1−アミノメチル−1−シクロヘキサノール、3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキサノール、ジエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、セリノール、1,3−ジアミノ−2−ヒドロキシプロパン、N,N,N’,N’−テトラキス(2−ヒドロキシプロピル)エチレンジアミン、1,3−ビス[トリス(ヒドロキシメチル)メチルアミノ]プロパン、ペントロール、3−ピロリジノール、2−ピロリジンメタノール、2−ピペリジンメタノール、3−ピペリジンメタノール、3−ヒドロキシピペリジン、4−ヒドロキシピペリジン、ピペラジンエタノール、アミノフェノール、等が挙げられる。
更に、上記の2官能イソシアネート化合物を水の存在下、又は不在下に多量化させてなる生成物も、ポリイソシアネート化合物(b)として用いることができる。水の存在下に多量化させてなる生成物としては、ウレア化合物、ビュレット化合物が挙げられる。また水の不在下に多量化させてなる化合物としては、イソシアヌレート化合物、ウレトジオン化合物、カルボジイミド化合物が挙げられる。
ポリエーテルポリオール(a)とポリイソシアネート化合物(b)の配合比(モル)は、(a)/(b)=85/15〜40/60の範囲であることが好ましい。更に好ましくは80/20〜53/47である。(a)に対する(b)の比率が15未満では、ウレタンプレポリマー(A)の分子量が十分大きくならないために粘度が低く、塗工性が悪くなることがある。60超過では粘度が高過ぎて取り扱いが困難になったり、調製時や塗工時にゲル化する場合がある。
本発明に用いられる触媒(c)としては公知のウレタン化反応触媒を使用することができる。例えば3級アミン化合物、有機金属化合物等が挙げられる。これらは複数種を併用しても差し支えない。
3級アミン化合物としては、トリエチルアミン、トリブチルアミン、トリフェニルアミン、N,N’−ジメチルベンジルアミン、N−メチルモルフォリン、N−メチルピペリジン、1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセン(DBU)、ウロトロピン、N,N,N’N’−テトラメチルエチレンジアミン、N,N,N’,N’’,N’’−ペンタメチルジエチレントリアミン等が挙げられ、これらは単独で用いても併用してもよく、また酸でブロックされていてもよい。
有機金属化合物としては、錫系化合物、非錫系化合物を挙げることができる。
錫系化合物としては、ジブチル錫ジクロライド、ジブチル錫ジブロマイド、ジブチル錫オキサイド、ジブチル錫ジマレエート、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジオクトエート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ビス(2−エチルヘキサノエート)、ジブチル錫ジネオデカノエート、ジブチル錫ビス(アセチルアセトネート)、ジブチル錫サルファイド、ジオクチル錫ジクロライド、ジオクチル錫ジブロマイド、ジオクチル錫オキサイド、ジオクチル錫ジマレエート、ジオクチル錫ジアセテート、ジオクチル錫ジオクトエート、ジオクチル錫ジラウレート、ジオクチル錫ビス(2−エチルヘキサノエート)、ジオクチル錫ジネオデカノエート、ジオクチル錫ビス(アセチルアセトネート)、ジオクチル錫サルファイド、トリブチル錫クロライド、トリブチル錫ブロマイド、トリブチル錫オキサイド、トリブチル錫アセテート、トリブチル錫トリクロロアセテート、トリブチル錫トリフレート、トリブチル錫サルファイド、トリオクチル錫クロライド、トリオクチル錫ブロマイド、トリオクチル錫オキサイド、トリオクチル錫アセテート、トリオクチル錫トリクロロアセテート、トリオクチル錫トリフレート、トリオクチル錫サルファイド、錫ジクロライド、錫ジブロマイド、2−エチルヘキサン酸錫、錫オクトエート、錫トリフレート、錫アセチルアセトネート、錫ヘキサフルオロアセチルアセトネート等が挙げられる。
非錫系化合物としては、例えばアルミニウムトリイソプロポキシド、アルミニウムトリブトキシド、アルミニウムトリ−sec−ブトキシド、ジイソプロポキシアルミニウムアセチルアセトネート、ジイソプロポキシアルミニウムエチルアセトアセテート、アルミニウムトリスアセチルアセトネート、エチルアセトアセトキシアルミニウムビスアセチルアセトネート、アセチルアセトナトアルミニウムビス(エチルアセトアセテート)等のアルミニウム系、テトライソプロポキシチタン、ジイソプロポキシチタンジクロライド、ジイソプロポキシチタンビスアセチルアセトネート、ジクロロチタンビスアセチルアセトネート、テトラブトキシチタン、ジブトキシチタンジクロライド、ジブトキシチタンビスアセチルアセトネート等のチタン系、2−エチルヘキサン酸鉛、オレイン酸鉛、安息香酸鉛、ナフテン酸鉛、鉛ビスアセチルアセトネートなどの鉛系、ナフテン酸鉄等の鉄系、ステアリン酸コバルト、ナフテン酸コバルト等のコバルト系、ナフテン酸鉛等の亜鉛系、テトライソプロポキシジルコニウム、テトラブトキシジルコニウム等のジルコニウム系、酸化ビスマス等のビスマス系が挙げられる。
本発明に用いられる触媒(c)としては、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジオクトエート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ビス(2−エチルヘキサノエート)、ジブチル錫ジネオデカノエート、ジオクチル錫ジアセテート、ジオクチル錫ジオクトエート、ジオクチル錫ジラウレート、ジオクチル錫ビス(2−エチルヘキサノエート)、ジオクチル錫ジネオデカノエート等の錫系有機金属化合物が好ましい。ジブチル錫化合物は一部トリブチル錫化合物を不純物として含むので、安全性を考慮するとジオクチル錫ジアセテート、ジオクチル錫ジネオペンタノエート、ジオクチル錫ジオクトエート、ジオクチル錫ジラウレート、ジオクチル錫ビス(2−エチルヘキサノエート)、ジオクチル錫ジネオデカノエート等のジオクチル錫化合物が特に好ましい。
触媒(c)の配合量は、ウレタンプレポリマーを構成するポリエーテルポリオール(a)とポリイソシアネート化合物(b)の合計量100重量部に対し、触媒(c)の割合が0.005〜1重量部の範囲が好ましい。更に好ましくは0.01〜0.5重量部である。0.005重量部未満ではプレポリマー調製時の反応速度が十分ではなく、また粘着剤塗布後の硬化時間が長くなり、生産性が低下することがある。1重量部を超えると調製時に反応の制御が難しくなり、望みの化学構造や分子量を得難くなったり、またポリイソシアネート化合物(B)配合後のポットライフが短くなって歩留まりが低下する等の問題が生じることがある。
本発明に用いられる多官能イソシアネート化合物(B)としては、前述の有機ポリイソシアネート化合物(b)のうち、ジイソシアネート化合物と多官能活性水素化合物を反応させてなるイソシアネート末端のウレタンプレポリマー、及び/又はジイソシアネート化合物を水の存在下または不在下で多量化させてなるポリイソシアネート化合物である。好ましくは、前述のポリイソシアネート化合物(b)のうち、2官能イソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体、水と反応したビュレット体、又はイソシアヌレート環を有する3量体等の3官能以上のイソシアネート末端ウレタンプレポリマーである。
本発明のOH末端ウレタンプレポリマー(A)を得る反応温度は120℃以下が好ましい。更に好ましくは70〜110℃である。反応温度が120℃を超えると反応速度や分子構造の制御が困難となり、所定の分子量や化学構造を有するOH末端ウレタンプレポリマー(A)が得られない場合がある。他方、70℃未満では反応速度が遅くなる場合がある。ウレタン化反応は、触媒(c)の存在下、70〜110℃で1〜20時間行うのが好ましい。
本発明のOH末端ウレタンプレポリマー(A)を合成する際、溶剤を使用することができ、これによって反応の制御が容易になる場合がある。この目的で使用される溶剤としては、例えば、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、トルエン、キシレン、アセトン、ベンゼン、ジオキサン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジグライム、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリドン等が挙げられる。ポリウレタン樹脂の溶解性、溶剤の沸点等から特に酢酸エチル、トルエン、メチルエチルケトン、又はこれらの混合溶剤が好ましい。
ポリエーテルポリオール(a)とポリイソシアネート化合物(b)を触媒(c)の存在下に反応させてOH末端ウレタンプレポリマー(A)を生成するウレタン化反応の方法としては、種々の方法が可能である。例えば、
1)初めから全量を仕込む方法
2)ポリエーテルポリオール(a)、触媒(c)を仕込み、続いてポリイソシアネート化合物(b)を滴下して仕込む方法
3)ポリエーテルポリオール(a)とポリイソシアネート化合物(b)を仕込み、その後に触媒(c)を添加する方法
4)ポリエーテルポリオール(a)を仕込み、更にポリイソシアネート化合物(b)を滴下して仕込み、その後に触媒(c)を添加する方法
5)ポリエーテルポリオール(a)、及びポリイソシアネート化合物(b)の一部を触媒(c)存在下に反応させ、その後ポリイソシアネート化合物(b)の残量を添加する方法
6)2官能のポリエーテルポリオール(a1)とポリイソシアネート化合物(b)の一部を触媒(c)存在下に反応させた後、3官能のポリエーテルポリオール(a2)を加えて反応させ、更にポリイソシアネート化合物(b)の残量を添加する方法
等が挙げられ、特に制限されるものではない。また各成分は、必要に応じて数回に分けて系中に添加することも可能である。
反応の終点は、滴定によるイソシアネート基含有量測定、IR測定によるイソシアネートの吸収ピークの消失により判断する。
本発明に用いられるOH末端ウレタンプレポリマー(A)と、多官能イソシアネート化合物(B)の配合比は、成分(A)のOH基と成分(B)のNCO基をNCO/OHの当量比として0.5〜1.6の範囲である。配合比が、0.5未満では架橋が不十分となって凝集力が低下し、1.6超過では塗膜が硬くなって粘着力が低下する。
OH末端ウレタンプレポリマー(A)と、多官能イソシアネート化合物(B)の配合は、例えば、所定の割合で室温にて混合し、スクリュー型攪拌翼を用いて150〜300rpmで、5分間攪拌する。攪拌後、室温にて30分から1時間、静置して脱泡した後、塗布に用いる。脱泡が遅い場合は30秒程度、超音波攪拌機で超音波をかけてもよい。
また、塗布に際して、OH末端ウレタンプレポリマー(A)と、多官能イソシアネート化合物(B)の配合物の粘度を調整するため、溶媒で希釈することが出来る。本発明に使用できる溶剤としては、前述のOH末端ウレタンプレポリマー(A)製造の際に用いたものを使用することができる。例えば、メチルエチルケトン、酢酸エチル、トルエン、キシレン、アセトン等が挙げられる。OH末端ウレタンプレポリマー(A)の溶解性、溶剤の沸点等の点から、メチルエチルケトン、酢酸エチル、トルエンが好ましい。これらは単独で用いても、複数の溶媒を任意の比率で混合して用いてもよい。
また、本発明では必要に応じて高分子量化を促進するため、鎖延長剤として、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ブチルエチルペンタンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等のグリコール類、エチレンジアミン、N−アミノエチルエタノールアミン、ピペラジン、イソホロンジ
アミン、キシリレンジアミン等の多価アミンを、併用することができる。
本発明のポリウレタン粘着剤組成物には、必要に応じて他の樹脂、例えばアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アミノ樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂、セルロース樹脂、アセタール樹脂等を併用することもできる。また、用途に応じて、ロジン、ロジンエステルのような粘着付与剤、スメクタイト、カオリン、タルク、マイカ、スメクタイト、バーミキュライト、パイロフィライト、炭酸カルシウム、酸化チタン等の充填剤、可塑剤、着色剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、消泡剤、光安定剤、難燃剤、加水分解防止剤等の添加剤を配合してもよい。
更に、ポットライフ延長剤として、触媒(c)のブロック剤を含んでいてもよい。ブロック剤としては、触媒の中心金属と錯体を形成して反応性を低下させるキレート化合物や、不可逆的な触媒毒として作用する硫黄系の化合物等がある。中でもブロック作用が可逆的であり、触媒活性の再生が可能であることからキレート化合物が好ましく用いられる。キレート化合物としては、アセチルアセトン、2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオン、1,1,1,5,5,5−ヘキサフルオロ−2,4−ペンタンジオン等の1,3−ジケトン化合物、アセト酢酸アルキルエステル等の3−ケトエステル化合物、マロン酸ジアルキル等のマロン酸ジアルキル化合物、ペンタメチルジエチレントリアミン、ヘキサメチルトリエチレンテトラミン等のポリアミン化合物、クラウンエーテル類等のポリエーテル化合物が挙げられる。中でも、有機溶剤への溶解性や、必要に応じて除去が可能な沸点を有していることから、アセチルアセトンが特に好ましい。
また、保護フィルムを表示部材保護用途に用いる場合、剥離時の帯電によって光学素子が損傷する等の問題があるため、帯電防止剤を含んでいてもよい。帯電防止剤としては有機酸塩や四級アンモニウム塩等の電解質が挙げられる。
本発明のポリウレタン粘着剤組成物は、基材シートあるいは基材フィルムの少なくと片方の面に積層して用いることができる。ここでシートとは厚さが250μm以上のものをいい、フィルムは厚さが250μm未満のものをいうが、厳密に区別するものではない。積層する方法としては、基材との共押出成形、基材上へのラミネート成形、基材表面への塗布等の方法が用いられる。また、剥離処理をした紙製セパレーターや、ポリエチレンテレフタレート(PET)セパレーター、ポリオレフィンセパレーター等の剥離シート表面に粘着層を形成後、プラスチックフィルムやその他種々のフィルムやシートに粘着層を転写したり、貼り合わせたりすることによって積層することもできる。
通常、加工性、出来上がった積層体の性能等の点から、溶媒で適当な粘度に調整後、塗布する方法が好ましく用いられるが、この方法に限定されるものではない。ポリウレタン粘着剤組成物の塗工方法としては、例えば、OH末端ウレタンプレポリマー(A)と多官能イソシアネート化合物(B)を所定の比率で混合した後、ロールコーター、グラビアコーター、マイクログラビアコーター、リバースコーター、エアナイフコーター、コンマコーター、ダイコーター等による塗工方法を挙げることが出来る。これらの塗工方式を用いて、基材の片面あるいは両面にポリウレタン粘着剤を塗布した後、加熱、乾燥することが望ましい。加熱する方法としては、熱風乾燥、熱ロール乾燥、赤外線照射等、一般に使用される方法を用いることができる。乾燥温度は特に制限されないが、好ましくは50〜200℃、より好ましくは70〜180℃、更に好ましくは80〜150℃である。基材として熱可塑性樹脂を使用する場合、乾燥温度はその融点以下であることが望ましく、200℃を越えると基材の劣化や色調の変化が生じることがある。
粘着剤層の塗布厚みとしては、乾燥後の厚みで5〜50μmが好ましい。5μm以下では粘着剤としての物性を十分に発揮出来ない場合があり、50μm以上では乾燥効率が悪くなり生産性が低下し、また溶剤が充分に除去できず、粘着性能が低下する場合がある。
用いられる基材としては、プラスチックフィルム、プラスチックシート、紙、合成紙等の基材をそのまま用いることができるほか、基材上に金属層を形成したり、印刷層や印刷保護用のオーバーコート層を形成したものを用いることもできる。
また、プラスチックフィルムとしては、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどのポリエステルフィルム、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィンフィルム、ポリスチレンフィルム、ナイロン、ポリアミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリイミドフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム等が挙げられる。更にこれらが共押出されたり、予めラミネートされた複合多層フィルムも含まれる。これらのフィルムは延伸、未延伸のどちらでもよいが、機械的強度や寸法安定性を有するものが好ましいことから、ポリエステル、ポリアミドを主材料とした単層あるいは複合フィルムで、二軸方向に延伸されたものが特に好ましく用いられる。
これらの基材フィルムは、その目的、用途に応じて添加剤や安定剤を含んでいてもよい。例えば可塑剤、滑剤、酸化防止剤、帯電防止剤、充填剤などである。さらにコロナ処理、プラズマ処理、フレーム処理、オゾン処理などの表面処理が施されていてもよく、また種々のアンカーコート剤、濡れ剤、帯電防止剤などが予め塗布されていてもよい。
前記基材フィルムの厚みは特に制限されるものではないが、通常3〜200μmの範囲であり、好ましくは6〜100μmである。
本発明のウレタン粘着剤組成物を粘着層として有するプラスチックフィルムは、得られたプラスチックフィルムを、ステンレス鋼板に貼付し、23℃で24時間放置した後の粘着力が、剥離速度0.3m/minの剥離条件において5〜200mN/cmの範囲であり、なおかつこの値に対し、剥離速度30m/minで剥離した時の粘着力の値が30倍以下となり、その剥離強度が軽剥離であるとともに、剥離速度の依存性が小さく、例えば、下記の種々の用途に好適に用いられる。
このようにして得られた積層フィルム及びシート類は、離型フィルム及びシート、或いは粘着フィルム及びシートとして用いることが出来る。具体的には、粘着テープ、粘着布テープ、クラフトテープ、ラベル、シール、化粧用シート、滑り止めシート、両面粘着テープ、表面保護フィルム等として用いることができる。
以下、本発明を、実施例を用いて更に具体的に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実施例により限定されるものではない。尚、以下の実施例及び比較例で使用した材料、および評価方法は以下に示す通りである。
<原材料>
1)ポリエーテルポリオール(a)
a1−1:2官能ポリプロピレングリコール(第一工業製薬製「ポリハードナーD−100A」、一分子当たりの平均官能基数2.0、分子量1000、)
a1−2:2官能ポリプロピレングリコール(第一工業製薬製「ポリハードナーD−40」、一分子当たりの平均官能基数 2.0、分子量400)
a1−3:2官能ポリプロピレングリコール(第一工業製薬製「ポリハードナーD−750」、一分子当たりの平均官能基数2.1、分子量700)
a2−1:3官能ポリプロピレングリコール(第一工業製薬製「DKポリオールG480」、一分子当たりの平均官能基数 3.0、分子量350)
a2−2:3官能ポリプロピレングリコール(第一工業製薬製「ポリハードナーT−100」、一分子当たりの平均官能基数3.0、分子量1000)
a2−3:3官能ポリプロピレングリコール(第一工業製薬製「ポリハードナーT−300」、一分子当たりの平均官能基数3.0、分子量3000)
a2−4:3官能ポリプロピレングリコール(第一工業製薬製「ポリハードナーT−400」、一分子当たりの平均官能基数3.0、分子量4000)
a2−5:3官能ポリプロピレングリコール(第一工業製薬製「ポリハードナーT−500」、一分子当たりの平均官能基数3.0、分子量5000)
a2−6:3官能ポリプロピレングリコール(旭硝子製「プレミノールPML−3010」、一分子当たりの平均官能基数3.0、分子量10000)
2)ポリイソシアネート化合物(b)
b1:ヘキサメチレンジイソシアネート(旭化成製「デュラネート50M」)
b2:トリレンジイソシアネート(日本ポリウレタン工業製「TDI−100」)
b3:トリレンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト(三菱化学製「マイテックGP105A」)
b4:ヘキサメチレンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト(三菱化学製「マイテックNY710A」)
b5:イソホロンジイソシアネート(デグサジャパン製「VESTANAT IPDI」)
3)触媒(c)
c1:ジオクチル錫ジラウレート(日東化成製「ネオスタンU−810」)
4)OH末端ウレタンプレポリマー(A)
A1(合成例1):攪拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下漏斗を備えた四つ口フラスコに、ポリイソシアネート化合物(b1)653.0g、2官能ポリプロピレングリコール(a1−1)1941.1g、3官能ポリプロピレングリコール(a2−1)905.9g、トルエン1500g、触媒として(c1)350mgを仕込み、100℃まで昇温して3時間反応を行った。反応器内容物のNCO基を、赤外分光光度計(IR)を用いて測定し、確認出来なくなったところで冷却を開始した。温度が80℃以下になったところで、触媒を不活性化するために、アセチルアセトン4.71gを加えて30分間攪拌を続けた。この反応溶液は無色透明で固形分70%(重量%、以下同じ)であった。これをウレタンプレポリマー溶液A1とする。
A2(合成例2):ポリイソシアネート化合物(b1)を583.1g、2官能ポリプロピレングリコール(a1−1)を1733.4gとして、3官能ポリプロピレングリコールを(a2−1)607.2g、(a2−2)576.3gとしたこと以外は合成例1に従った。この反応溶液は無色透明で固形分70%であった。これをウレタンプレポリマー溶液A2とする。
A3(合成例3):ポリイソシアネート化合物(b2)を600.2gとし、2官能ポリプロピレングリコール(a1−1)1723.2g、3官能ポリプロピレングリコール(a2−1)603.7g、(a2−2)572.9gとした以外は合成例1に従った。この反応溶液は無色透明で固形分70%、粘度12000(mPa・s/25℃)であった。これをウレタンプレポリマー溶液A3とする。
A4(合成例4):攪拌機、環流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下漏斗を備えた四つ口フラスコに、ポリイソシアネート化合物(b1)521.0g、2官能ポリプロピレングリコール(a1−1)1548.7g、トルエン1699.7g、触媒(c1)306mgを仕込み(一段目の仕込み)、90℃まで昇温して2時間反応を行った。残存NCO価が、理論値(3.39%)以下となったところで、55℃まで冷却し、3官能ポリプロピレングリコール(a2−1)903.4gとトルエン170.0gを加え(二段目の仕込み)、再び90℃まで昇温して3時間反応させた。反応器内容物のNCO基を、赤外分光光度計(IR)を用いて測定し、確認出来なくなったところで70℃まで冷却し、ポリイソシアネート化合物(b1)86.8gとトルエン170gを加えた(三段目の仕込み)後、再び90℃に加熱して、更に3時間反応させた。赤外分光光度計(IR)を用いて反応器内容物のNCO基を測定し、確認出来なくなったところで冷却を開始した。温度が80℃以下になったところで、触媒を不活性化するために、アセチルアセトン4.71gを加えて30分間攪拌を続けた。この反応溶液は無色透明で固形分60%であった。これをウレタンプレポリマー溶液A4とする。
A5(合成例5):合成例4において、一段目の仕込みをポリイソシアネート化合物(b1)469.3g、2官能ポリプロピレングリコール(a1−1)1395.0g、トルエン680g、触媒(c)300mgとし(このとき残存NCO価の理論値は4.53%)、二段目の仕込みをトルエン1155.0g、3官能ポリプロピレングリコール(a2−1)976.5gとし、三段目の仕込みをポリイソシアネート化合物(b1)156.4g、トルエン162.5gとし、アセチルアセトンを4.04gとしたこと以外は合成例4に従った。この反応溶液は無色透明で固形分60%であった。これをウレタンプレポリマー溶液A5とする。
A6(合成例6):合成例4において、一段目の仕込みをポリイソシアネート化合物(b1)292.7g、2官能ポリプロピレングリコール(a1−1)869.9g、トルエン680g、触媒(c)300mgとし(このとき残存NCO価の理論値は3.97%)、二段目の仕込みをトルエン1155.0g、3官能ポリプロピレングリコール(a2−1)1739.9gとし、三段目の仕込みをポリイソシアネート化合物(b1)97.5g、トルエン165gとし、アセチルアセトンを4.04gとしたこと以外は合成例4に従った。この反応溶液は無色透明で固形分60%であった。これをウレタンプレポリマー溶液A6とする。
A7(合成例7):合成例4において、一段目の仕込みをポリイソシアネート化合物(b1)135.5g、2官能ポリプロピレングリコール(a1−1)402.8g、トルエン680g、触媒(c)300mgとし(このとき残存NCO価の理論値は2.78%)、二段目の仕込みをトルエン1155.0g、3官能ポリプロピレングリコール(a2−1)2416.6gとし、三段目の仕込みをポリイソシアネート化合物(b1)45.1g、トルエン165gとし、アセチルアセトンを4.04gとしたこと以外は合成例4に従った。この反応溶液は無色透明で固形分60%であった。これをウレタンプレポリマー溶液A7とする。
A8(合成例8):攪拌機、環流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下漏斗を備えた四つ口フラスコに、ポリイソシアネート化合物(b3)238.9g、3官能ポリプロピレングリコール(a2−3)3318.4g、トルエン1442.7g、触媒(c1)350mgを仕込み、100℃まで昇温して3時間反応を行った。赤外分光光度計(IR)を用いて反応器内容物のNCO基を測定し、確認出来なくなったらところで冷却を開始した。温度が80℃以下になったら、触媒を不活性化するために、アセチルアセトン4.71gを加えて30分間攪拌を続けた。この反応溶液は無色透明で固形分70%であった。これをウレタンプレポリマー溶液A8とする。
A9(合成例9):ポリイソシアネート化合物(b3)181.6g、3官能ポリプロピレングリコール(a2−4)3362.0g、トルエン1456.4としたこと以外は合成例8に従った。この反応溶液は無色透明で固形分70%であった。これをウレタンプレポリマー溶液A9とする。
A10(合成例10):ポリイソシアネート化合物(b3)146.4g、3官能ポリプロピレングリコール(a2−5)3388.7g、トルエン1464.9gとしたこと以外は合成例8に従った。この反応溶液は無色透明で固形分70%であった。これをウレタンプレポリマー溶液A10とする。
A11((合成例11):ポリイソシアネート化合物(b4)235.9g、3官能ポリプロピレングリコール(a2−3)3323.1g、トルエン1441.0gとしたこと以外は合成例8に従った。この反応溶液は無色透明で固形分70%であった。これをウレタンプレポリマー溶液A11とする。
A12(合成例12):ポリイソシアネート化合物(b4)179.2g、3官能ポリプロピレングリコール(a2−4)3365.6g、トルエン1455.2gとしたこと以外は合成例8に従った。この反応溶液は無色透明で固形分70%であった。これをウレタンプレポリマー溶液A12とする。
A13(合成例13):ポリイソシアネート化合物(b4)144.4g、3官能ポリプロピレングリコール(a2−5)3391.7g、トルエン1463.9gとしたこと以外は合成例8に従った。この反応溶液は無色透明で固形分70%であった。これをウレタンプレポリマー溶液A13とする。
A14(合成例14):ポリイソシアネート化合物(b5)167.9g、3官能ポリプロピレングリコール(a2−3)2832.1g、トルエン2000g、触媒(c)300mg、アセチルアセトン4.04gとしたこと以外は合成例8に従った。この反応溶液は無色透明で固形分60%であった。これをウレタンプレポリマー溶液A14とする。
A15(合成例15):ポリイソシアネート化合物(b1)533.4g、3官能ポリプロピレングリコールに代えて2官能ポリプロピレングリコール(a1−2)2466.6g、トルエン2000g、触媒(c)300mg、アセチルアセトン4.04gとしたこと以外は合成例8に従った。この反応溶液は無色透明で固形分60%であった。これをウレタンプレポリマー溶液A15とする。
A16(合成例16):ポリイソシアネート化合物(b1)を542.5g、2官能ポリプロピレングリコール(a1−3)を2419.8g、3官能ポリプロピレングリコールを(a2−2)537.7gとしたこと以外は合成例1に従った。この反応溶液は無色透明で固形分60%であった。これをウレタンプレポリマー溶液A16とする。
A17(合成例17):ポリイソシアネート化合物(b1)を825.5g、2官能ポリプロピレングリコール(a1−2)を1683.5g、3官能ポリプロピレングリコールを(a2−1)491.0g、トルエン1500g、触媒(c)300mgとしたこと以外は合成例1に従った。この反応溶液は無色透明で固形分60%であった。これをウレタンプレポリマー溶液A17とする。
A18(合成例18):ポリイソシアネート化合物(b3)74.4g、3官能ポリプロピレングリコール(a2−6)3443.5g、トルエン1482.2gとしたこと以外は合成例8に従った。この反応溶液は無色透明で固形分70%であった。これをウレタンプレポリマー溶液A18とする。
A19:市販ウレタン系粘着剤主剤(東洋インキ製造製「サイアバインSH101」)
A20:市販ウレタン系粘着剤主剤(東洋インキ製造製「サイアバインSH101M」)
A21:市販アクリル系粘着剤主剤(東洋インキ製「オリバインBPS5978」)
5)多官能イソシアネート化合物(B)
B1:ヘキサメチレンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト(三菱化学製「マイテックNY710A」)
B2:トリレンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクトマイテック(三菱化学製「GP105A」)
B3:ヘキサメチレンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト(東洋インキ製造製「サイアバインT−501B」)
B4:トリス[3−(1−アジリジノ)プロピオン酸]トリメチロールプロパン(東洋
インキ製造製「オリバインBXX5134」)
<評価方法>
1、塗工方法
OH末端ウレタンプレポリマー(A)と、多官能イソシアネート化合物(B)とを表1に示す配合で混合し、よく攪拌して粘着剤溶液とした。溶剤で希釈し、塗工液の粘度を300〜800mPa・s/25℃になるように調節し、これを、PETフィルム(三菱化学ポリエステルフィルム製、T100−38、幅280mm、厚み38μm)上に、マイクログラビア(塗り幅230mm)を用いて、ラインスピード4m/minで、乾燥塗膜の厚みが20μmとなるようにテストコーターで連続的に塗工し、ロールサポートの乾燥炉(炉長4m)で100℃で1分間乾燥して粘着シートを作成した。この粘着シートの粘着剤面をシリコン離型フィルム(MR25、三菱化学ポリエステルフィルム製、幅270mm、厚み25μm)の離型面と線圧2kgのニップロールで貼り合わせ、3インチの紙管に巻き取って40℃で3日間、保管したものを評価用サンプルとした。
2、評価方法
1)透明性:ウレタンプレポリマー(A)と、多官能イソシアネート化合物(B)を混合した粘着剤溶液の透明性を、目視にて以下の基準に従って評価した。
○:無色透明
×:濁り・霞みがある、及び/又は着色がある
2)塗工性:上記塗工方法に従って塗布したPETフィルムの表面を、下記の基準に従って評価した。
◎:粘着剤溶液のはじきがなく、均一な塗布面が形成されている
○:微小なはじきが見られるが、全体的には均一な塗布面が形成されている
×:はじきの生じている箇所が多く、均一な塗布面を形成できない
3)粘着力:上記の粘着剤を塗工した粘着シートから離型フィルムを剥離し、その粘着面をステンレス鋼板(SUS304)と貼り合わせ、2kgのロールで一往復加重して圧着し、室温で1週間後の粘着力を剥離試験器で(180度ピール)測定した。測定条件は23℃、65%RH、剥離速度を0.3m/minと30m/minとした。剥離速度0.3m/minの粘着力を粘着力1、剥離速度30m/minの粘着力を粘着力2と示す。
4)剥離速度依存性:上記3)で測定した粘着力について、粘着力1と粘着力2の比(粘着力1/粘着力2)の値によって以下のように評価した。
◎:比率が4未満
○:比率が4〜30
×:比率が30を超える
5)再剥離性:上記剥離試験後に、粘着シートの粘着層とステンレス鋼板を目視で観察し、粘着層塗膜の保持具合(凝集破壊)、ステンレス板への糊残りの有無を確認し、以下の基準に従って評価した。
○:凝集破壊も糊残りもない
×:凝集破壊または、糊残りがある
6)基材密着性:粘着シートから離型フィルムを剥離し、その粘着面にセロハン粘着テープを貼り付けて指で圧着した後に勢いよく剥がし、基材PETフィルムと粘着剤層の密着性を確認した。
○:セロハン粘着テープ/粘着剤界面で剥離
×:少しでもセロハン粘着テープに粘着剤が移行している
7)凹凸追随性:表面粗さRa値が262nm(小坂研究所製 三次元微細形状測定器
ET−30HK、触針先端R=2μR)であるアクリル板に、粘着フィルムを貼り合わせた際の様子を目視で確認し、以下の様に評価した。
◎:粘着剤面が粗面に触れただけで、気泡なく滑らかに貼付される
○:粘着剤面が触れただけでは十分に濡れないが、ローラーで加重することにより気泡なく貼付できる
×:ローラーで加重貼付しても気泡が抜けない、またはすぐ剥離してしまう
<実施例1〜24、比較例1〜7>
表1〜4に示す配合で、前述の塗工方法に従って基材PETフィルムに塗布・乾燥して粘着シートを作成し、前述の評価方法に従って評価した。
Figure 2006182795
Figure 2006182795
Figure 2006182795
Figure 2006182795
<結果の評価>
1)比較例1は、(a)の代わりに、ポリエステルポリオールを用いているため速度依存性が劣っている。
2)比較例2は、(a)の代わりにA、ポリエステルポリオールを構成成分として含み、添加剤としてセルロースアセテートブチレート樹脂を用いているため、透明性、凹凸追随性が劣っている。
3)比較例3は、(A)(B)としてアクリル系粘着剤を用いているため、透明性、基
材密着性が劣っている。
4)比較例4は、一分子当たりの平均官能基数が外れているため塗工時性、凹凸追随性が劣っている。
5)比較例5は、一分子当たりの平均官能基数が外れているため、塗工性が劣っている。
6)比較例6は、一分子当たりの平均官能基数が外れているため塗工時性、凹凸追随性が劣っている。
7)比較例7は、一分子当たりの平均官能基数が外れているため塗工性、再剥離性、基材密着性が劣っている。

Claims (6)

  1. 一分子当たりの平均官能基数が2.2〜3.4のポリエーテルポリオール(a)と、ポリイソシアネート化合物(b)と触媒(c)とを含有するOH末端ウレタンプレポリマー(A)と、多官能イソシアネート化合物(B)とを、成分(A)のOH基と成分(B)のNCO基をNCO/OHの当量比として0.5〜1.6の範囲で含むことを特徴とするポリウレタン粘着剤組成物。
  2. ポリエーテルポリオール(a)とポリイソシアネート化合物(b)の配合比(モル)が(a)/(b)=85/15〜40/60の範囲であって、且つポリエーテルポリオール(a)とポリイソシアネート化合物(b)の合計量100重量部に対し、触媒(c)の割合が0.005〜1重量部である請求項1に記載のポリウレタン粘着剤組成物。
  3. ポリエーテルポリオール(a)が数平均分子量700〜3000のポリエーテルジオールと、数平均分子量300〜7000のポリエーテルトリオールとの混合物である請求項1又は2に記載のポリウレタン粘着剤組成物。
  4. ポリエーテルジオールが、2官能ポリプロピレングリコール(a1)であり、ポリエーテルトリオールが3官能ポリプロピレングリコール(a2)であり、2官能ポリプロピレングリコール(a1)と3官能ポリプロピレングリコール(a2)の配合比(モル)が(a1)/(a2)=0/100〜50/50の範囲である請求項3に記載のポリウレタン粘着剤組成物。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載のポリウレタン粘着剤組成物を、シート状又はフィルム状の基材の少なくとも片面に積層してなる粘着シート又は表面保護フィルム。
  6. ステンレス鋼板に貼付し、23℃で24時間放置した後の粘着力が、剥離速度0.3m/minの剥離条件において5〜200mN/cmの範囲であり、なおかつこの値に対し、剥離速度30m/minで剥離した時の粘着力の値が30倍以下であることを特徴とする請求項5に記載の粘着シート又は表面保護フィルム。
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