JP6350764B2 - ポリウレタン組成物、及び、シート - Google Patents
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Description
カラム:東ソー株式会社製の下記のカラムを直列に接続して使用した。
「TSKgel G5000」(7.8mmI.D.×30cm)×1本
「TSKgel G4000」(7.8mmI.D.×30cm)×1本
「TSKgel G3000」(7.8mmI.D.×30cm)×1本
「TSKgel G2000」(7.8mmI.D.×30cm)×1本
検出器:RI(示差屈折計)
カラム温度:40℃
溶離液:テトラヒドロフラン(THF)
流速:1.0mL/分
注入量:100μL(試料濃度0.4質量%のテトラヒドロフラン溶液)
標準試料:下記の標準ポリスチレンを用いて検量線を作成した。
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン A−500」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン A−1000」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン A−2500」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン A−5000」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−1」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−2」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−4」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−10」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−20」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−40」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−80」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−128」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−288」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−550」
攪拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計を備えた反応容器にポリオキシプロピレングリコール(数平均分子量;2,000、以下「PPG2000」と略記する。)1,550質量部、ヘキサメチレンジイソシアネート(以下、「HDI」と略記する。)を165質量部、ジオクチル錫ジラウレートを0.03質量部、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレントリオール(数平均分子量;3,000、以下「EOPO3000」と略記する。)を800質量部、酢酸エチル1,540質量部をセパラブルフラスコに仕込み、75℃まで加温した。ジブチルアミンと塩酸による滴定法でイソシアネート基含有率が仕込み量から算出した含有率になったことを確認し、冷却して、不揮発分;62質量%、水酸基の含有量;0.16mol/kg、重量平均分子量;112,700、ポリオキシアルキレンの含有量;15.4mol/kg、オキシエチレン構造とオキシプロピレン構造とのモル比;9/102、ウレタン結合の含有量:0.78mol/kgのポリウレタン(A−1)溶液を得た。このポリウレタン(A−1)溶液100質量部に、シートを製造する直前に架橋剤としてヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート体(以下、「HDIヌレート」と略記する。)を3.6質量部添加し、ポリウレタン組成物を得た。なお、[(a−1)/(a−2)]は、1.9である。
攪拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計を備えた反応容器に、ポリオキシプロピレングリコール(数平均分子量;2,000、以下「PPG2000」と略記する。)990質量部、ヘキサメチレンジイソシアネート(以下、「HDI」と略記する。)を150質量部、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレントリオール(数平均分子量;3,000、以下「EOPO3000」と略記する。)を1,460質量部、ジオクチル錫ジラウレートを0.2質量部、酢酸エチル1,730質量部をセパラブルフラスコに仕込み、70℃まで加温し反応させた。ジブチルアミンと塩酸による滴定法でイソシアネート基含有率が仕込み量から算出した含有率になったことにより反応の終了を確認し、不揮発分;60質量%、粘度:4,100mPa・s、水酸基の含有量;0.23mol/kg、重量平均分子量;84,000、ポリオキシアルキレンの含有量;16.6mol/kg、オキシエチレン構造とオキシプロピレン構造とのモル比;15/85、ウレタン結合の含有量:0.69mol/kgのポリウレタン(A−2)溶液を得た。ポリウレタン(A−2)溶液100質量部に対して、架橋剤としてヘキサメチレンジイソシアネートのヌレート体(以下、「HDIヌレート」と略記する。)をポリウレタン(A−2)の固形分に対して5質量部配合し、ポリウレタン組成物を得た。なお、[(a−1)/(a−2)]は、0.7である。
攪拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計を備えた反応容器に、ポリオキシプロピレングリコール(数平均分子量:10,000、以下「PPG10000」と略記する。)を1760質量部、HDIを40質量部、EOPO3000を230質量部、ジオクチル錫ジラウレートを0.2質量部、酢酸エチル1,095質量部をセパラブルフラスコに仕込み、70℃まで加温し反応させた。ジブチルアミンと塩酸による滴定法でイソシアネート基含有率が仕込み量から算出した含有率になったことにより反応の終了を確認し、不揮発分;65質量%、粘度:12,000mPa・s、水酸基の含有量;0.08mol/kg、重量平均分子量;120,000、ポリオキシアルキレンの含有量;16.6mol/kg、オキシエチレン構造とオキシプロピレン構造とのモル比;5/95、ウレタン結合の含有量:0.23mol/kgのポリウレタン(A−3)溶液を得た。ポリウレタン(A−3)溶液100質量部に対して、架橋剤としてHDIヌレートをポリウレタン(A−3)の固形分に対して10質量部配合し、ポリウレタン組成物を得た。なお、[(a−1)/(a−2)]は、1.5である。
攪拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計を備えた反応容器にPPG3000を1,560質量部、イソホロンジイソシアネート(以下、「IPDI」と略記する。)を110質量部、EOPO3000を680質量部、ジオクチル錫ジラウレートを0.03質量部、酢酸エチル995質量部をセパラブルフラスコに仕込み、75℃まで加温した。ジブチルアミンと塩酸による滴定法でイソシアネート基含有率が仕込み量から算出した含有率になったことにより反応の終了を確認し、冷却して、不揮発分;72質量%、粘度;6,800mPa・s、水酸基の含有量;0.14mol/kg、重量平均分子量;46,000、ポリオキシアルキレンの含有量;15.4mol/kg、オキシエチレン構造とオキシプロピレン構造とのモル比;1/15、ウレタン結合の含有量:0.56mol/kgのポリウレタン(A−4)溶液を得た。このポリウレタン(A−4)溶液100質量部に、シートを製造する直前に架橋剤としてHDIヌレートを3.3質量部添加し、ポリウレタン組成物を得た。なお、[(a−1)/(a−2)]は、1.5である。
攪拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計を備えた反応容器にポリオキシプロピレングリコール(数平均分子量;400、以下「PPG400」と略記する。)を200質量部、HDIを85質量部、EOPO3000を308質量部、ジオクチル錫ジラウレートを0.03質量部、酢酸エチルをセパラブルフラスコに仕込み、75℃まで加温した。ジブチルアミンと塩酸による滴定法でイソシアネート基含有率が仕込み量から算出した含有率になったことにより反応の終了を確認し、冷却して、不揮発分;53質量%、水酸基の含有量;0.029mol/kg、重量平均分子量;109,000、ウレタン結合の含有量:3.3mol/kgのポリウレタン(A−5)溶液を得た。このポリウレタン(A−5)溶液100質量部に、シートを製造する直前に架橋剤としてHDIヌレートを2.8質量部添加し、ポリウレタン組成物を得た。なお、[(a−1)/(a−2)]は、3.3である。
攪拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計を備えた反応容器にポリエステルジオール(DIC株式会社製「MX2420」、数平均分子量;2000、以下「PEs」と略記する。)を1,015質量部、HDIを105質量部、EOPO3000を450質量部、ジオクチル錫ジラウレートを0.03質量部、酢酸エチルをセパラブルフラスコに仕込み、75℃まで加温した。ジブチルアミンと塩酸による滴定法でイソシアネート基含有率が仕込み量から算出した含有率になったことにより反応の終了を確認し、冷却して、不揮発分;44質量%、水酸基の含有量;0.12mol/kg、重量平均分子量;86,900、ウレタン結合の含有量:0.8mol/kgのポリウレタン(A−6)溶液を得た。このポリウレタン(A−6)溶液100質量部に、シートを製造する直前に架橋剤としてHDIヌレートを1.6質量部添加し、ポリウレタン組成物を得た。なお、[(a−1)/(a−2)]は、2.3である。
攪拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計を備えた反応容器にポリオキシプロピレングリコール(数平均分子量;200、以下「PPG200」と略記する。)を1,202質量部、HDIを1,017質量部、EOPO3000を163質量部、ジオクチル錫ジラウレートを0.03質量部、酢酸エチルをセパラブルフラスコに仕込み、75℃まで加温した。ジブチルアミンと塩酸による滴定法でイソシアネート基含有率が仕込み量から算出した含有率になったことにより反応の終了を確認し、冷却して、不揮発分;64質量%、水酸基の含有量;0.029mol/kg、重量平均分子量;210,700、ウレタン結合の含有量:5.1mol/kgのポリウレタン(A−7)溶液を得た。このポリウレタン(A−7)溶液100質量部に、シートを製造する直前に架橋剤としてHDIヌレートを0.7質量部添加し、ポリウレタン組成物を得た。なお、[(a−1)/(a−2)]は、73.7である。
攪拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計を備えた反応容器にPPG2000を1,002質量部、HDIを85質量部、EOPO3000を18質量部、ジオクチル錫ジラウレートを0.03質量部、酢酸エチルをセパラブルフラスコに仕込み、75℃まで加温した。ジブチルアミンと塩酸による滴定法でイソシアネート基含有率が仕込み量から算出した含有率になったことにより反応の終了を確認し、冷却して、不揮発分;71質量%、水酸基の含有量;0.007mol/kg、重量平均分子量;451,500、ウレタン結合の含有量:0.9mol/kgのポリウレタン(A−8)溶液を得た。このポリウレタン(A−8)溶液100質量部に、シートを製造する直前に架橋剤としてHDIヌレートを0.7質量部添加し、ポリウレタン組成物を得た。なお、[(a−1)/(a−2)]は、55.7である。
攪拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計を備えた反応容器にポリカーボネートジオール(旭化成ケミカルズ株式会社製「デュラネートT5652」、数平均分子量;2000、以下「PC」と略記する。)を1,015質量部、HDIを105質量部、EOPO3000を450質量部、ジオクチル錫ジラウレートを0.03質量部、酢酸エチルをセパラブルフラスコに仕込み、75℃まで加温した。ジブチルアミンと塩酸による滴定法でイソシアネート基含有率が仕込み量から算出した含有率になったことにより反応の終了を確認し、冷却して、不揮発分;49質量%、水酸基の含有量;0.12mol/kg、重量平均分子量;90,500、ウレタン結合の含有量:0.8mol/kgのポリウレタン(A−9)溶液を得た。このポリウレタン(A−9)溶液100質量部に、シートを製造する直前に架橋剤としてHDIヌレートを1.6質量部添加し、ポリウレタン組成物を得た。なお、[(a−1)/(a−2)]は、2.3である。
実施例1において、HDIヌレート3.6質量部に代えて、ヘキサメチレンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体(以下、「HDI−TMP」と略記する。)を4.7質量部に変更した以外は実施例1と同様にしてポリウレタン組成物を得た。
実施例6において、HDIヌレート3.6質量部に代えて、トルエンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体(以下、「TDI−TMP」と略記する。)を4.7質量部に変更した以外は実施例4と同様にしてポリウレタン組成物を得た。
攪拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計を備えた反応容器にポリオキシメチレングリコール(数平均分子量;1000、以下「PTMG1000」と略記する。)を1,032質量部、HDIを260質量部、EOPO3000を1820質量部、ジオクチル錫ジラウレートを0.03質量部、酢酸エチルをセパラブルフラスコに仕込み、75℃まで加温した。ジブチルアミンと塩酸による滴定法でイソシアネート基含有率が仕込み量から算出した含有率になったことにより反応の終了を確認し、冷却して、不揮発分;44質量%、水酸基の含有量;0.11mol/kg、重量平均分子量;75,080、ウレタン結合の含有量:1.4mol/kgのポリウレタン(A−10)溶液を得た。このポリウレタン(A−10)溶液100質量部に、シートを製造する直前に架橋剤としてHDIヌレートを1.5質量部添加し、ポリウレタン組成物を得た。なお、[(a−1)/(a−2)]は、1.1である。
攪拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計を備えた反応容器にポリオキシエチレングリコール(数平均分子量;200、以下「PEG200」と略記する。)を1,025質量部、HDIを194質量部、EOPO3000を449質量部、ジオクチル錫ジラウレートを0.03質量部、酢酸エチルをセパラブルフラスコに仕込み、75℃まで加温した。ジブチルアミンと塩酸による滴定法でイソシアネート基含有率が仕込み量から算出した含有率になったことにより反応の終了を確認し、冷却して、不揮発分;52質量%、水酸基の含有量;0.24mol/kg、重量平均分子量;36,200、ウレタン結合の含有量:1.0mol/kgのポリウレタン(A−11)溶液を得た。このポリウレタン(A−11)溶液100質量部に、シートを製造する直前に架橋剤としてHDIヌレートを3.3質量部添加し、ポリウレタン組成物を得た。なお、[(a−1)/(a−2)]は、22.8である。
実施例6において、ポリウレタン(A−6)の不揮発分100質量部に対して、日清紡株式会社カルボジイミド化合物「カルボジライトV−05」(以下、「V−05」と略記する。)を1質量部加えた以外は実施例6と同様にしてポリウレタン組成物を得た。
攪拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計を備えた反応容器にPPG3000を1,558質量部、HDIを152質量部、EOPO3000を1,641質量部、ジオクチル錫ジラウレートを0.03質量部、酢酸エチルをセパラブルフラスコに仕込み、75℃まで加温した。ジブチルアミンと塩酸による滴定法でイソシアネート基含有率が仕込み量から算出した含有率になったことにより反応の終了を確認し、冷却して、不揮発分;76質量%、水酸基の含有量;0.23mol/kg、重量平均分子量;51,160、ウレタン結合の含有量:0.54mol/kgのポリウレタン(A’−1)溶液を得た。このポリウレタン(A’−1)溶液100質量部に、シートを製造する直前に架橋剤としてHDIヌレートを5.6質量部添加し、ポリウレタン組成物を得た。なお、[(a−1)/(a−2)]は、0.6である。
攪拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計を備えた反応容器にPPG2000を1,023質量部、HDIを84質量部、EOPO3000を10質量部、ジオクチル錫ジラウレートを0.03質量部、酢酸エチルをセパラブルフラスコに仕込み、75℃まで加温した。ジブチルアミンと塩酸による滴定法でイソシアネート基含有率が仕込み量から算出した含有率になったことにより反応の終了を確認し、冷却して、不揮発分;55質量%、水酸基の含有量;0.004mol/kg、重量平均分子量;207,220、ウレタン結合の含有量:0.92mol/kgのポリウレタン(A’−2)溶液を得た。このポリウレタン(A’−2)溶液100質量部に、シートを製造する直前に架橋剤としてHDIヌレートを8.1質量部添加し、ポリウレタン組成物を得た。なお、[(a−1)/(a−2)]は、102.3である。
厚さ50μmの離型処理されたポリエチレンテレフタレートフィルムの表面に、実施例及び比較例で得られたポリウレタンを、乾燥後の膜厚が100μmとなるように塗工し、80℃で3分間乾燥させた。これに表面が離型処理された厚さ38μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを貼り合せ、40℃で3日間養生することで、シートを得た。
厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの表面に、実施例及び比較例で得られたポリウレタンを、乾燥後の膜厚が100μmとなるように塗工し、80℃で3分間乾燥させた。これに表面が離型処理された厚さ38μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを貼り合せ、40℃で3日間養生することで、シートを得た。
[シートの加工方法1]にて得られたシートを30mm×30mmの大きさに裁断したものを試験片とした。この試験片を20mm×20mmの大きさに裁断した厚さ25μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムが上におかれたガラス板上に貼り付け、PETフィルム及び試験片の間の空隙を目視観察し、以下のように評価した。
「◎」:PETフィルムと試験片との間に空隙がない(完全追従)
「○」:PETフィルムと試験片との間に一部空気が入り、浮きが生じている(一部追従)
「×」:PETフィルムの周りに空気があり、試験片が浮いている(完全剥離)
[シートの加工方法2]にて得られたシートを30mm×30mmの大きさに裁断したものを試験片とした。試験片から離型PETフィルムを剥離し、これをポリウレタン層側からクロスカッターにてカットし、指で10回擦った際のポリウレタン層の粉の発生、及び脱落の有無を目視で観察し、以下のように評価した。
「◎」:ポリウレタン層の粉の発生、及び脱落がない。
「○」:ポリウレタン層が僅かに毛羽立つが、糊粉とび脱落はない。
「△」: ポリウレタン層の粉が僅かに発生しているが、脱落はない。
「×」:ポリウレタン層の粉が多く確認でき、脱落も確認される。
[シートの加工方法2]にて得られたシートを100mm×150mmの大きさに裁断したものを試験片とした。PETフィルム側から、離型PETフィルムを切らずにPETフィルムとポリウレタン層のみを10mm幅100mm長さにて5mm間隔で4個ずつ40枚分、打抜き加工し、1回打抜毎に抜き刃にポリウレタン層が付着しているか確認した。続いて、1枚ごとにPETフィルム側から剥離し、きれいに切り離しができているか、及びポリウレタン層のはみだしがないか目視で観察し、以下のように評価した。
「◎」:抜き刃にポリウレタンが全く付着しておらず、ポリウレタン層のはみだしなく切り離しができている。
「○」:抜き刃にポリウレタンが付着するため刃の拭きとりが1〜2回必要。ポリウレタン層のはみだしなく切り離しができている。
「△」: 抜き刃にポリウレタンが付着するため刃の拭きとりが3〜5回必要。ポリウレタン層は僅かに糊のはみだしが確認される。
「×」:抜き刃の刃にポリウレタンが広く付着するため刃の拭きとりが6回以上必要。ポリウレタン層のはみだしが確認される、又はシートの切り離しができない。
[シートの加工方法2]にて得られたシートを30mm×30mmの大きさに裁断したものを試験片とし、これから離型PETを剥離し、ガラス板に貼り付けた。その時、シートとガラス板との間に気泡を入れるようにした。該試験片を60℃、湿度90%の条件下で72時間放置した。その後、23℃環境下で24時間放置した後に、ガラス板からシートを手で剥離し、ガラス板の下部よりLEDライトを照射し、汚染状況を目視、及び顕微鏡で観察して以下のように評価した。
「◎」:ガラス板に汚染が全くない。
「○」:ガラス板の一部に顕微鏡で汚染が確認される。(目視確認不可)
「△」:ガラス板の一部に目視で汚染が確認される。
「×」:ガラス板の全面に汚染、又はポリウレタン組成物の硬化物の脱落が確認される。
Claims (4)
- 2官能ポリオール(a−1)と3つの水酸基を有する化合物(a−2)とを当量比[(a−1)/(a−2)]で0.7〜100の範囲で含有するポリオール(a)を原料とし、水酸基を有するポリウレタン(A)、架橋剤(B)、及び有機溶剤(C)を含有し、
前記ポリウレタン(A)中の水酸基の含有量が、0.01〜0.28mol/kgの範囲であり、
前記2官能ポリオール(a−1)が、ポリエーテルジオールであり、かつ、
前記3つの水酸基を有する化合物(a−2)が、グリセリン若しくはトリメチロールプロパンのプロピレンオキサイド付加物又はポリオキシエチレンポリオキシプロピレントリオールであることを特徴とするポリウレタン組成物。 - 前記ポリウレタン(A)中のウレタン結合の含有量が、0.2mol/kg以上である請求項1記載のポリウレタン組成物。
- 前記3つの水酸基を有する化合物(a−2)が、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレントリオールである請求項1又は2記載のポリウレタン組成物。
- 請求項1〜3のいずれか1項記載のポリウレタン組成物により形成されたことを特徴とするシート。
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