WO2009022510A1 - 建設機械 - Google Patents

Abstract

キャブ(11)を構成するフロア部材(12)の床板(13)に運転席台座(17)を設け、この運転席台座(17)の内部に空調ユニット(25)を収容する。一方、床板(13)の下面(13C)には、空調ユニット(25)の外気取入口(25H)側に向けキャブ(11)外の空気を導く外気導入通路(30)を形成するための床下ダクト(27)を設ける。従って、フロア部材(12)には下側に突出することなく床下ダクト(27)を一体的に設けることができ、この床下ダクト(27)を通じて冷えた外気をキャブ(11)内に供給できる。また小型な油圧ショベルでも、フロア部材(12)と一体に床下ダクト(27)を設けることができ、キャブ(11)内の空間を広く利用することができる。

Description

建設機械 技術分野

本発明は、： 例えば油圧ショ ベル等の建 機'械に関し 、 特に 、 キャブ内に室内機となる空調 ニッ 卜 ¾ 備えた建 設機械に関する

¾. m技術

一般に、 建設機械としての油圧シ 3 ベルは、 白走可能 な下部走行体と 、 該下部走行体上に旋回可能に搭載され た上部旋回体と 、 該上部旋回体の前側に俯仰動可能に設 けられた作業装置とによつて大略構成されている

また、 上部旋回体は、 支持構造体をなす旋回フ レ一ム と、 該旋回フ レ一ムの後側に搭載され油圧ボンプを駆動 するェンシンと 、 ェンジンの前側にき ftけられたキャブと から大略構成されている 。 そして、 前記キヤブは 、 WI記 旋回フ レーム上の前側に設けられ床板を有するフ口ァ部 材と、 該フロア部材の床板上面側に設けられた運転席台 座と 、 B¾連¹ fe席台座上に設けられォペレ一夕が着座する 運転席と、 前記フロァ部材に設けられ該運転席の周囲と 上部を覆うキャブポッ クスとからなつている

また 、 油圧ショ べルには、 キヤブ内の居住空間で作業 する才ペレ一夕の作業環境を良好にするために 、 吸込ん だ空 を冷風 、 温風等の調和空気と して供給する空調ュ 二ッ 卜を備えたものがある。 この空調ュニッ 卜は、 例え ば運転席台座と床板との間に形成される空調 .ニッ ト収 容室に配設されている (例えば、 特許文献 1 特開 2 0 0 2 ― 1 2 1 7 7 0 号公報参照）。

また 、 油圧ショ ベルの空調ュ ッ 卜は キャブ内の空 気を内気として吸込んでキャブ内に供給する内気循環と キャ ブ外の空気をダク 卜を介して外気と して吸込んで キャブ内に供給する外気導入とに切換える とがでさる の場合、 外気が流入する外気流入 □は ェンジン側 の暧まつた暖気を吸込まないよラ に、 例えば旋回フ レ一 ムの外周面に開口 して設けている 。 そして の旋回フ レ一ム側の外気流入口 とキャブ内の空 ―ソ 卜 とは、 別個に設けたホースを用いて接 している (例えば 、 特 許文献 2 ： 特開平 4 — 2 7 6 1 8号公報参ノ m、、ゝ ) /

と ろで、 上述した特許文献 2 による油圧ショ ベルで は ェンジン側の暖まつた暖 を吸込まないよう に 、 外 気流入口を旋回フ レームの外周面に開 □して設け、 この 外気流入口 と空調ュニッ 卜 とを別個に RXけたホ一スを用 いて接続している。 このホースは をスム一ズに流 通させるために大きな通路面積を t) て形成されている から フロア部材の下側にはホ一スを配置するためのス ぺ一スが必要になる。

しかし、 特許文献 1 のよう に シ 3 ベルと呼ばれ る小型の油圧ショ ベルは 、 上部旋回体を小さ <纏めてい るから 、 フロア部材の下方には 例えば旋回モ一夕 、 制 御弁 多数本の油圧ホース等が隙間な <配設されている 従つて 小型の油圧ショ ベルでは 上述した外気流入

□と空調 一ッ 卜 とを接 feeするホ一スを設ける こ とがで さない のため 、 外気流入 Pはェンンンから離れた位 置に配置でさないから ェンンンで暖められた暖気を吸 込む とにな り 空調 二ッ 卜に る冷房効率が低下す るという問題がある。 発明の開示

本発明は上述した従来技術の問曰 に鑑みなされたもの で 、 本発明の目的は、 別個にホースを設ける こ となく 、 冷えた外気を吸込むことができる位置に設けた外気流入

P と空調ュニッ 卜 とを接続する こ とによ り 、 空調ュニッ 卜による冷房効率を高める こ とがでさるよう にした建設 機械を提供する こ とにある。

( 1 ) . 本発明による建設機械は 、 白走可能な下部走 i 体と、 該下部走行体上に旋回可能に設けられ、 支持構 造体をなす旋回フ レームの前側位置にキャブが設けられ た上部旋回体とを備え、 前記キヤブは、 前記旋回フ レー ムに設けられ床板を有するフロア部材と 、 該フロア部材 の床板上面側にオペレータが着座する運転席が設けられ る と共に、 その内部に空調ュニッ 収容空間を画成する 運転席台座と、 前記運転席の周囲にオペレー夕の居住空 間を画成するため前記フロア部材に設けられ、 外側面に 位置してオペレータが乗降する乗降口を有するキヤブポ ッ クスと、 前記空調ュニッ 卜収容 間内に配設され吸込 んだ空気を調和空気と して前記キャブポッ クス内に供給 する空調ユニッ ト とによ り構成してなる

そして、 上述した課題を解決するために、 本発明が採 用する構成の特徴は、 前記フロア部材の床板下面側には

、 前記空調ュニッ 卜に向けて前記キャブ外の空気を外気 として導く外気導入通路を形成するための床下ダク トを

BXける構成としたことにある。

このよう に構成したこ とによ り 、 床下ダク 卜はキヤブ を 成するフロア部材の下面に設けているから、 小型の 建設機械でも、 フ□ァ部材の床板下面側のスぺ スを有 効利用 して床下ダク トを設ける こ とができる そして、 フロア部材に設けられた床下ダク 卜は、 床板の下面に沿 つて配置する こ とができ、 床下ダク トを通じて清浄で冷 えた外気を吸込む とができる

この結果、 小型の建設機械のよう に、 フロァ部材の下 側に外気取入れ用のホース等を取付けるスぺ ―スを確保 できない場合でも 、 このフロア部材に床下ダク 卜を一体 的に組込むこ とができる。 これによ り 、 空調ュニッ 卜に は、 床下ダク トを通じて清浄で冷えた外気等を供給する こ とができるから 、 空調ュニッ 卜による冷房効率を高め る こ とができ、 キャブ内の居住空間における作業環境を 良好にする こ とがでさる。

また、 床下ダク hは、 フロア部材の下面の範囲内で、 好適な位置まで延ばすことによ り 、 空調ュニ 、ソ 卜の吸込 側の位置も自由に配置する ことができるから 、 該空調ュ ニッ 卜の取付け位置の自由度を高める こ とがでさる。 し かも、 空調ュニッ トは運転席台座の下側の空間を利用 し て取付ける こ とができる力 ら、 キヤブ内の空間を広く す る こ とができる。

一方 、 フロア部材の床板下面に床下ダク 卜を設けたこ とによ り 、 立体的な構造によってフロア部材の強度を高 める こ とができる。 さ らに、 床下ダク 卜はフ口ァ部材に 設けているから、 フロア部材と床下ダク ト とを予めサブ 組立体と して組立てる こ とができ、 組立作業性を向上す る こ とができる。

( 2 ) . この場合、 本発明による と、 前記フ ロア部材 の側面には、 前記床下ダク トに外気を流入させる外気流 入口を設け、 前記フロア部材の後面には、 記床下ダク 卜から空調ュニッ 卜に向けて外気を流出する外気流出□ を設ける構成と したこ とにある。

の構成によ り 、 外気流入口は、 フロア部材の側面の うち 建設機械の走行時や作業時に舞い上がる砂埃や雨 水等が極力侵入しない位置に配置できるから、 例えばフ ィ ル夕の清掃回数を減らすことができ、 またフィ ル夕の 寿命を延ばすこ とができる。

また 、 床下ダク トから空調ユニッ トに向け外気を流出 する外気流出口は、 フロア部材の後面側に設けているか ら、 外気流入口 と離れた位置に配置できる。 これによ Ό 調ュニッ 卜の外気の吸込み位置に合わせて床下ダク 卜の外気流出口を配置できるから、 空調ユニッ トの配置 の自由度を高める こ とができる。

( 3 ) .本発明による と、 前記乗降口は前記キヤ ブボ ックスの左側面に設け、 前記外気流入口は、 前記キヤブ ポックスの乗降口 とは左， 右方向の反対側にある前記フ 口ァ部材の右側面板の下側位置に開口させ、 前記外気流 出口は 、 前記フロア部材の後部隔壁板の下側位置に開 □ させる構成と したことにある。

これによ り 、 床下ダク トの外気流入口は、 フロア部材 の右側面板の下側位置に開口する こ とによ り、 例えばェ ンジン 、 油圧ポンプ等の熱源から離れた位置に開口する ことができる。 従って、 床下ダク ト には、 外気流入口か ら砂埃等が少なく 清浄で暖まっていない低温の外気を吸 込む とができる。 また、 外気流出口は、 フロア部材の 後部隔壁板の下側位置に開口 しているから、 床下ダク 卜 内を流通する外気を運転席の下にある空調ュニッ 卜に対 して 後部隔壁板を介して供給する ことができる。

( 4 ) . 本発明による と、 前記フ ロア部材の後面には 、 前記外気流出口に隣接してフィ ル夕取付口を け、 記外気流出口 と該フィ ルダ取付口 との間には 前記空調 ュニッ 卜に導かれる外気中の塵埃を除去するフィ ル夕を 収容したフィ ル夕収容ケースを設ける構成としたことに これによ り、 フィル夕収容ケースは、 床下ダク 卜の外 気流出口から流入する外気をフィ ル夕取付口を介して空 調ユニッ トに供給する こ とができる。 このとさに 、 フィ ル夕収容ケースにはフィ ル夕を収容しているから 、 フ P ァ部材の後面側からフィ ル夕の交換を行う ことができる

( 5 ) . また、 本発明による と、 前記フ ロァ部材の床 板は、 上面の前側位置がオペレー夕の足乗せ場となると 共に、 上面の後側位置が前記運転席台座、 空調ュ二ッ 卜 等の装備品を取付ける装備品取付部とな り 、 刖記床下ダ ク トは、 前記フロア部材のう ち前記装備品取付部の下面 に位置して設ける構成と したこ とにある。

これによ り、 床下ダク トは、 フロア部材の Όち後側に 位置する装備品取付部の下面に取付ける こ とがでさるか ら、 装備品取付部には、 その下面に床下ダク 卜を配置し

、 上面に運転席台座、 空調ユニッ ト を配置する とがで きる。 この結果、 装備品取付部の位置に床下ダク 卜 と空 調ュニッ 卜 とをまとめて配置する こ とができる

( 6 ) . 本発明による と、 前記フ ロア部材の後面側に は、 床板の下面よ り も下側に延びた下延長部を設け、 刖 記外気導入通路は、 前記床板の下面と下延長部とに対し て枠状をなした前記床下ダク 卜を組合せる こ とによ り形 成し ここ とにある。

このよう に、 フロア部材に枠状の床下ダク 卜を取付け 、 フロア部材の床板下面と下延長部とに対して床下ダク トを組合わせるだけで、 外気導入通路を形成する こ とが できる。 この結果、 フロア部材の床板下面と下延長部を 利用 し、 外気導入通路を、 簡単な構成と少ない部品点数 で容易に形成する ことができる。

( 7 ) . 本発明による と、 前記空調ユニッ トは、 左， 右方向に延び内部に送風フ ァ ン、 エバポレー夕、 ヒー夕 コア、 内外気切換部材を含む機器が収容された本体ケー スを有し、 前記本体ケースの一の側面には、 前記キヤブ 内の空気を内気と して取入れる内気取入口を設け、 前記 本体ケースの後面には前記床下ダク トから流出する外気 を取入れる外気取入口を設け、 かつ前記本体ケースには 調和空気をキヤブ内に供給する調和空気供給口を設ける 構成と したこ とにある

これによ り 、 内外気切換部材によつて空気の取入口を 内気取入口に切換えたとさには 、 内気取入 □から吸込ん だ内気を送風フ ァ ンによ りェバポレ一夕またはヒ一夕コ ァを通過させて調和空気とし この調和空 を調和空気 供給口からキャブ内に供給する ことができる 一方、 外 気取入口に切換えたときには 床下ダク 卜から流出する 外気を本体ケースの外気取入 □から取入れる とができ

、 この外気をェバポレ —夕またはヒ —夕コ ァで調和空気 とした状態で調和空気供給口からキャブ内に供給する こ とができる。

( 8 ) . 本発明による と、 前記キヤ ブは、 前記旋回フ レームに対して前側を支持点と して後側をチル 卜アツプ 、 チル トダウン可能に設け、 前記運転席台座、 空調ュニ ッ 卜および床下ダク 卜は、 前記フロア部材と一緒に傾動 する構成としたこ とにある。 れによ り 、 キャブは フ Πァ部材、 運転席台座、 空 調ュ二ッ 卜、 床下ダク 卜等と 緒に傾動する ことがでさ るから、 従来技術のよ に外気取入用ホース等に拘束さ れる こ となく 、 旋回フ レ ―ムに対してキヤブをチル 卜ァ ップ 、 チル 卜ダウンする とができ、 点検作業、 整備作 業等の作業性を高める とがでさる。 図面の簡単な説明

図 1 は、 本発明の実施の形能に適用される油圧ショ ベ ルを示す正面図である

図 2 は、 図 1 中のキャブをチル トァップした状能の油 圧ショ ベルを示す正面図である。

図 3 は 上部旋回体の内部構成を拡大して示す 部破 断の平面図である

図 4 は 上部旋回体を図 3 中の矢示 I V— I V方向からみ た断面図である

図 5 は キャブを拡大して示す外観斜視図である 図 6 は フ □ァ部材、 運転席台座、 運転席等を前上側 から拡大して示す外観斜視図である。

図 7 は フ Πァ部材、 運転席等を後下側から拡大して 示す外観斜視図でめる。

図 8 は フ Πァ部材、 空調ュニッ ト等を上側からみた 平面図である

図 9 は フ Dァ部材と床下ダク 卜を下側からみた底面 図である

図 1 0 は フ □ァ部材 、 空調ユニッ ト等を運転席を取 外した状 で図 6 と同様位置から示す外観斜視図である 図 1 1 は 図 1 0 中のフロア部材を単体で示す外観斜 視図であ

図 1 2 フロア部材を床 卜 、 フィ ルタ収容ケ —スと一 下側からみた外 図である

図 1 3 、 フロア部材と 卜板と直線ダク 卜板 とを分解 た状態で下側か

解斜視図である。 図 1 4 、 空調ユニッ ト 入通路 、 フィ ル夕収 ケース を組合せて調和空気の流れを示す模式図であ る

図 1 5 は 、 外気流入口、 外気流出口の位置で床下ダク 卜を破断して外気導入通路を示す要部拡大の断面斜視図 である

図 1 6 は 傾斜ダク ト板を単体で上側からみた外観斜 視図である

図 1 7 は 、 傾斜ダク ト板を単体で下側からみた外観斜 視図である

図 1 8 は、 直線ダク ト板を単体で上側からみた外観斜 視図である

図 1 9 は、 直線ダク ト板を単体で下側からみた外観斜 視図である

図 2 0 は 、 本発明の変形例による床下ダク トをフロア 部材と 緒に図 1 3 と同様位置から示す分解斜視図であ る 符号の説明

1 油圧ショ ベル 建設機械）

5 旋回フ レ一ム

6 ェンジン

1 1 キャブ

1 2 フ口ァ部材 1 3 床板

1 3 A 足乗せ部

1 3 B 装備品取付部

1 3 C 下面

1 4 後部隔壁板

1 4 A 立上り板

1 4 B 上横板

1 4 C , 1 6 A 下延長 ΐ

1 4 D 接続ボックス

1 4 D 1 フィ ルタ取付口

1 5 左側板

1 6 右側板

1 7 運転席台座

1 8 空調ュニッ 卜収容

1 9 転席

2 2 外気流入口

2 3 外気流出口

2 4 キヤブボッ クス

2 4 F 乗降口

2 5 空調ュニッ 卜

2 5 A 本体ケース

2 5 B 送風フ ァ ン

2 5 C エバポレー夕

2 5 D ヒー夕コア

2 5 E 内外気切換部材

2 5 F 吹出口切換部材

2 5 G 内気取入口

2 5 H 外気取入口

2 5 J , 2 5 Κ 供給口 2 6 フィ ル夕収容ケ一ス

2 6 A 外気フィ ル夕

2 7 , 4 1 床下ダク 卜

2 8 傾斜ダク 卜板

2 9 直線ダク ト板

3 0 , 4 2 外気導入通路

3 O A 流入開口

3 0 B 流出開口

G フロア部材とタンク力バーとの隙間 発明を実施するための最良の形態

以下、 本発明の実施の形態に適用される建設機械と し て 、 小型の油圧ショベルを例に挙げ、 図 1 ないし図 1 9 に従つて詳細に説明する

図 1 、 図 2 において、 1 は本実施の形態に適用される 建設機械の具体例として示される小型の油圧シ 3 ベルで ある 。 この油圧ショ ベル 1 は 、 自走可能なク ロ一ラ式の 下部走行体 2 と、 該下部走行体 2 上に旋回可能に搭載さ れた上部旋回体 3 と、 該上部旋回体 3 の前側に俯仰動可 能に設けられ、 土砂の掘削作業等を行う作業装置 4 とに よ り大略構成されている

また、 上部旋回体 3 は 、 図 3 、 図 4 に示す如 < 、 例え ば 板、 鋼管等を用いて形成された支持構造体をなす旋 回フ レーム 5 と、 該旋回フ レーム 5 の後部側に左 , 右方 向に延在する横置き状態で搭載されたエンジン 6 と、 該 ェンジン 6 の左側に取付けられた油圧ポンプ 7 と 、 旋回 フ レーム 5 の右側に位置してエンジン 6 の冷却フ ア ン 6

Aに対面して設けられたラジエー夕、 ォイルク一ラ等の 熱交換器 8 と、 該熱交換器 8 の前側に位置して旋回フ レ ム 5 に搭載された作動油夕 ンク 9 Aと燃料夕ンク 9 B とからなる夕 ンク 9 と HIJ 己ェンジン 6 、 夕ンク 9等を 覆う外装カバ 1 0 と 後述のキヤブ 1 1 とに り大略 構成されている

で、 旋回フ レ ム 5 の左側の肓 U端部には 左， 右 方向に所定の間隔をも て 2個のキャブ支持部材 5 Aが 設けられている (図 2 図 5参照） このキャ ブ支持部 材 5 Aは、 フ □ァ部材 1 2 の一部となる後述する床板 1

3 の取付ブラケ V 卜 1 3 Dを傾動 （チル 卜） 可能に支持 するちのである また ェンジン 6 の冷却フ ァ ン 6 Aは

、 外部の空気をェンジン 6側に吸込む吸込フ ァ ンと して 形成され、 該冷却ファ ン 6 Aによる冷却風は、 右側の熱 交換器 8 を通過した後にエンジン 6 の周囲 、 キヤブ小ッ クス 2 4 の後側を通過して外部に排出される

また 、 外装力パ 1 0 は、 ェンジン 6 油圧ボンプ 7

、 熱交換器 8等の上側を覆った後側の Xンジン力バ 1

0 Aと 、 夕ンク 9等を覆つた右側の夕ンクカバー 1 0 B とによ り大略構成されている。 そして 図 3 に示される よう に 、 夕ンク力バ 1 0 Bの左側面と後述のキヤブ 1

1 (フロア部材 1 2 ) の右側面との間には 、 砂埃や雨水 が侵入し難い程度の小さな隙間 Gが形成されている

次に 、 才ぺレ一夕が搭乗する居住空間を形成するため のキャブ 1 1 の構成に いて、 図 4 ないし図 1 5 を参照 しつ 説明する

即ち 1 1 は旋回フ レーム 5 の左 HU側に位置して該旋 回フ レ —ム 5 上に設けられたキヤブである 。 このキャブ

1 1 は 、 ォぺレ ―夕が着座した状能で 下部走行体 2 を 走行させたり 作業装置 4 を俯仰動させた りするための 居住空間を形成している 。 そして 、 キャブ 1 1 は、 後述 のフロア部材 、 運転席台座 運 fe席 、 空調 ユニッ ト キャ ブポッ クス と 床下ダク ト によ り大略構成されている。

はキヤブ のべースを形成するフ C1ァ部材で、 このフロア部材 は、 後述するキヤブ ^ックス の 下側が取付けられる ものであ り 、 居住空間の下側を閉塞 している また 、 フロア部材 は、 図 ないし図 に示す如 < 、 後述の床板 と後部隔壁板 とを溶接 等の手段を用いて固着する ことによ り一体的に形成され ている なお、 フロア部材 と しては 、 溶接手段で固 着するちのに限らず、 例えば床板 を後部隔壁板 と別個に設け、 これらをポル ト等を用いて連結する構成 としてち い。

で フ□ァ部材 は、 後述する床板 の取付 ブラケッ 卜 がキヤブ支持部材 を支点と して旋 回フ レ一ム に上， 下方向に傾動可能に取付けられてい る れによ り 、 フロア部材 は、 後述の運転席台座 キャブポッ クス 、 空調ュニッ 、 床下ダ ク 卜 等と一緒に傾動する こ とがでさ 、 図 に示す如

< キャブ ッ クス 等と一緒に前側を支持点と して 後側をチル 卜ァッ プする こ とができ、 また図 に示すよ にチル ダウンする こ とができる。

はフ口ァ部材 のベース部分を構成する床板で ある この床板 は、 ほぼ四角形状に形成され、 旋回 フ レ ―ム 上の前側に位置して設けられるもの める。 また 床板 の上面の前側位置は、 運転席 に着座 した才ぺレ一夕が足を乗せる足乗せ部 となってい る 一方 床板 の上面の後側位置は 、 後述の運転席 台座 空調ュニッ 卜 等の装備品を取付ける装備 品取付部 1 3 B とな り 、 該装備品取付部 1 3 B の下面 1 3 Cには、 図 7 に示すよ う に後述の床下ダク ト 2 7 がー 体的に取付けられている。

また、 床板 1 3 の前側には、 左， 右方向に離間して 2 対の取付ブラケッ ト 1 3 Dが設けられ、 該各取付ブラケ ッ ト 1 3 Dは、 図 4 に示すよ う に、 旋回フ レーム 5 のキ ャブ支持部材 5 Aに傾動可能に取付けられている。

1 4 は床板 1 3 の後端側に位置して該床板 1 3から立 上るよ う に設けられた後部隔壁板でめる。 この後部隔壁 板 1 4 は、 フ Πァ部材 1 2 を旋回フ レーム 5 に取付けた ときにェンジン 6 の刖側と上側を隔てるものでめ れに り 後部隔壁板 1 4 は、 ェンンン 6 の発熱、 騒音 がキャブポッ クス 2 4 内に伝わるのを防止している。 そ して 後部隔壁板 1 4 は 床板 1 3 の後端から立上がつ てェンンン 6 の前側を覆う立上り板 1 4 Aと、 該立上り 板 1 4 Aの上部から後方に延びてェンジン 6 の上側を覆

Ό上横板 1 4 B とに り大略構成されている。

また 、 後部隔壁板 1 4 は , AL上 板 1 4 Aの下部を床 板 1 3 の下面 1 3 C り ち下側に延ばすことによって下 延長部 1 4 C を形成している。 の下延長部 1 4 Cには

、 左 ， 右方向の左側に位置して後述の外気流出口 2 3 が 形成されている で 後部隔壁板 1 4 の下延長部 1

4 Cは 、 床板 1 3 の衣備 o取付部 1 3 B の下面 1 3 C と 後述の床下ダク 卜 2 7 と一緒に外気導入通路 3 0 を構成 するものである

さ らに、 上り板 1 4 Aの左下位置には 、 刖記外気流 出口 2 3 の上方に隣接する位置に接 iポッ クス 1 4 Dが 後向さに突出して取付けられている の接続ボックス

1 4 D の後面には、 外気流出口 2 3 に隣接する位置にフ ィ ルタ取付口 1 4 D 1が設けられ、 該フィ ルタ取付口 1 4 D 1には、 後述のフィ ル夕収容ケース 2 6 が取付けら れる また、 接続ポックス 1 4 Dの内側は、 空調ュニッ h 2 5 の外気取入口 2 5 Hを収容するための外気取入 □ 収容凹部 1 4 D 2とな 'つている。 そして、 接続ボッ クス

1 4 Dは、 空調ュニッ ト 2 5 の外気取入口 2 5 Hとフィ ル夕収容ケース 2 6 とを互いに連通している。

1 5 はフロア部材 1 2 の左側に設けられた左側板であ る。 の左側板 1 5 は 、 床板 1 3 と後部隔壁板 1 4 の 上り板 1 4 Αとの間に設けられた略三角形状の板部材に よ り形成されている

1 6 はフロア部材 1 2 の右側に設けられた右側板であ る。 の右側板 1 6 は 、 床板 1 3 と後部隔壁板 1 4 の 上り板 1 4 Aとの間に設けられた略四角形状の板部材に よ り形成されている また、 右側板 1 6 の下部は、 図 1

3 図 1 5 に示すよう に、 床板 1 3 の下面 1 3 Cよ り ち 下側に延びる こ とによつて右側の下延長部 1 6 Aを形成 し、 の下延長部 1 6 Aには後述の外気流入口 2 2が形 成されている。 そして 、 右側板 1 6 の下延長部 1 6 Aは Ηϋ述した後部隔壁板 1 4 の下延長部 1 4 C と協働して

、 外気導入通路 3 0 を構成する ものである。

1 7 は床板 1 3 上に設けられた運転席台座で、 該運転 席台座 1 7 は、 床板 1 3 の後側位置にある装備品取付部

1 3 Βの上面側に設けられ,ている。 また、 運転席台座 1

7 は、 例えば鋼板に曲げ加工等を施すこ とによ り 門型状 に形成され、 その上面には後述の運転席 1 9 が搭載され ている。

1 8 は床板 1 3 の装備品取付部 1 3 Bの上面側で運転 席台座 1 7 の内部空間に画成された空調ュニッ ト収容室 を不している。 この空調 ニッ ト収容室 1 8 内には 後 述の空 ュニッ 卜 2 5が配設されている o

1 9 は運転席台座 1 7 上に搭載された 転席で 該運 転席 1 9 は 、 油圧シ 3 ベル 1 を運転するとさに才ぺレ 夕が着座する ものである ο また、 J¾ fe irfi 1 9 の左 右両 側には 作業装置 4等を操作するための操作レバ ― 2 0 が設けられている。 一方 床板 1 3 の足乗せ部 1 3 Aの

HIJ佴¹ J U置には、 下部走行体 2 を走行させるため運転席 1

9 に着座した才ペレ ―夕によって操作される走行レバ

. ぺダル 2 1 が配置されている。

2 2 はフロア部材 1 2 の右側板 1 6 の下側部位にき ftけ られた外気流入口である ο 即ち、 この外 ¾入 □ 2 2 は

、 キヤブポッ クス 2 4 の乗降口 2 4 F と反対側 即ち 右側板 1 6 の下延長部 1 6 Aに設けられている ο の外 気流入 □ 2 2 は、 図 1 5 に示す如く 、 後述する外気導入 通路 3 0 に外気を取入れるために、 前， 後方向に延びる 長穴と して形成されている 。 そして、 外気流入 □ 2 2 に は、 外気導入通路 3 0 の流入開口 3 O Aが接続される ο ( ^_で 外気流入 □ 2 2 は、 図 3 に示すよう に フ Π ァ部材 1 2 の右側板 1 6 と外装カバ一 1 0 の夕ンク力バ

― 1 0 B との間の隙間 Gに開口 している 。 この隙間 Gは

、 ェンンン 6 の設置位置から離れた位置にあ り しかも

、 ェンンン 6 とは後部隔壁板 1 4で隔てられているから

、 ェンンン 6 で暖ま た暖気を吸込む虞がなく 外気流 入口 2 2 には外部の冷えた空気を吸込ませる ことがでさ また 外気流入 □ 2 2 は、 小さな隙間 Gをちつて夕 ンクカバ ― 1 0 Bの左側面に対面しているカゝら 砂埃や 雨水が 入し難く な てお り 、 清浄な空気を吸込む と ができる。 2 3 はフロア部材 1 2 を構成する後部隔壁板 1 4 の下 延長部 1 4 C に設けられた外気流出口である。 この外気 流出口 2 3 は、 左， 右方向に延びる長穴と して開口 して いる。 そして、 外気流出口 2 3 には、 後述するフィ ル夕 収容ケース 2 6 を介して外気導入通路 3 0 の流出開口 3 0 B と接続される。

2 4 は旋回フ レーム 5 の左側に位置してフロア部材 1 2 上に取付けられたキヤブボッ クスである （図 5等参照 )。 このキヤ ブボッ クス 2 4 は、 運転席 1 9 の周囲と上 部を覆う ことによ り 、 オペレータが各種操作を行うため の居住空間を画成する ものである。 そして、 キヤブポッ クス 2 4 は、 前面部 2 4 A、 後面部 2 4 B、 左側面部 2 4 C、 右側面部 2 4 D、 天井面部 2 4 E とによ り箱型状 に形成されている。 また、 キヤブボックス 2 4 の左側面 部 2 4 Cには、 居住空間に乗り降りするための乗降口 2 4 Fが形成され、 該乗降口 2 4 F には、 ドア 2 4 G (図 1 中に図示） が開閉可能に取付けられている。

2 5 は室内機となる空調ュニッ ト （図 1 0 中に図示） である。 この空調ュニッ 卜 2 5 は、 運転席台座 1 7 と床 板 1 3 との間の空調ュニッ ト収容室 1 8 内に位置して床 板 1 3 の装備品取付部 1 3 B上に取付けられている。 ま た、 空調ユニッ ト 2 5 は、 エンジン 6側に取付けられた コ ンプレッサ、 凝縮機 （いずれも図示せず） 等の室外機 と共に空調装置を構成している。 そして、 空調ユニッ ト 2 5 は、 後述の外気導入通路 3 0等を介して吸込んだ空 気を冷気または暖気に調整し、 この調和空気をキヤブ 1 1 内に向け供給するものである。

また、 空調ユニッ ト 2 5 は、 図 1 4 に示すよう に、 左 ， 右方向に延びる箱体状の本体ケース 2 5 Aを有し、 該 本体ケース 2 5 A内に送風フ ァ ン 2 5 B、 エバポレー夕 2 5 C、 ヒー夕コア 2 5 D、 内外気切換部材 2 5 E、 吹 出口切換部材 2 5 F等が収容されている。 また、 本体ケ —ス 2 5 Aの左側の側面には、 キヤブボッ クス 2 4 内の 空気 （内気） を吸込む内気取入口 2 5 Gが設けられてい る た 、 本体ケース 2 5 Aの左側の後面には 、 外気取 入 □ 2 5 Hが設けられ 、 該外気取入口 2 5 Hは 、 後部隔 壁板 1 4 を形成する接続ボッ クス 1 4 Dの外気取入口収 容凹部 1 4 D 2内に向けて後向きに突出し 、 該フィ ル夕 収容ケ一ス 2 6 に接続されている。

一方 、 本体ケース 2 5 Aの右側には、 調和空 αを供給 するための前側供給口 2 5 J , 後側供給 □ 2 5 Κが設け られている。 前側供給 □ 2 5 J は、 キヤブ 1 1 内の前側 に配置された後述するダク トカノ、一 3 1 の吹出 □ 3 1 A

3 1 B等に調和空気を供給する ものである また 、 後 側供給 □ 2 5 Kは、 後述の外部ダク ト 3 2 を通じてキャ ブ 1 1 内の後側に配置された後部吹出口 3 3 に ΗΊ和空気 を供給するものである

そして 、 空調ュニッ 卜 2 5 は、 送風フ ァ ン 2 5 Βを回 転駆動して内外気切換部材 2 5 E を切換える これによ り 、 空調ユニッ ト 2 5 は 、 内気取入口 2 5 Gからキャブ ボッ クス 2 4 内の内気を吸込み、 または後述の外気導入 通路 3 0 、 フィ ル夕収容ケース 2 6 等を介して外気取入

□ 2 5 Hから流入する外気を吸込む。 そして、 これらの 空気は 本体ケース 2 5 A内のエバポレ一夕 2 5 Cで冷 やされ 、 またはヒー夕コァ 2 5 Dで温められて R/f 和 ス となる 一方、 吹出口切換部材 2 5 Fは 、 供給 □ 2 5 J または 2 5 Kに切換え 、 調和空気をキヤブ ッ クス 2 4 内に吹出すこ とによ り 、 該キヤ ブボックス 2 4 内を M度 な温度に調整する ことができる。

また、 2 6 は外気流出口 2 3 と後部隔壁板 1 4 を構成 する接続ボッ クス 1 4 Dのフィ ル夕取付口 1 4 D 1との 間に設けられたフィ ル夕収容ケースである。 このフィ ル 夕収容ケース 2 6 内には、 外気フィ ル夕 2 6 Aが収容さ れ 、 この外気フィ ル夕 2 6 Aは、 外気導入通路 3 0 を介 して導入される外気中の塵埃等を除去し、 清浄な空気を キャブ 1 1 内に供給する ものである。

次に、 空調ュニッ 卜 2 5 に外気を導く外気導入通路 3

0 を形成するために、 フロア部材 1 2 に設けられた床下 ダク 卜 2 7 の構成について、 図 4、 図 9 、 図 1 2 ないし 図 1 9 を参照しつっ述ベる。

2 7 はフロア部材 1 2 を構成する床板 1 3 の下面 1 3

C側に設けられた床下ダク トを示している。 この床下ダ ク h 2 7 は、 空調 n.二ッ 卜 2 5 の吸込側となる外気取入

□ 2 5 Hに向け、 キャブボッ クス 2 4 の外部の空気 （外 気 ) を導く もので 、 後述する傾斜ダク ト板 2 8 と直線ダ ク 卜板 2 9 とによつて構成されている。 そして、 床下ダ ク 卜 2 7 は、 フロァ部材 1 2 の床板 1 3 の下面 1 3 C側 に位置して配置され、 後部隔壁板 1 4 の下延長部 1 4 C および右側板 1 6 の下延長部 1 6 Aとを組合わせる こ と に り 、 全体と して角筒状の外気導入通路 3 0 を構成し ている

2 8 は床下ダク ト 2 7 の上流側を形成するダク ト形成 部材と しての傾斜ダク ト板である。 この傾斜ダク ト板 2 8 は、 床板 1 3 の下面 1 3 C と隙間をもって対面し、 右 側板 1 6 と後部隔壁板 1 4 のとの右角隅部に位置する三 角形状の底面板 2 8 Aと、 該底面板 2 8 Aの長尺な斜辺 から屈曲して上向きに延びた立上り板 2 8 B とによ り構 成されている。 また、 前記底面板 2 8 Aのうち外気流入 口 2 2 と対向する一辺は吸込み端縁 2 8 C となっている こ こで、 傾斜ダク ト板 2 8 は、 例えば所望の形状に切 出された金属板に 1 回の曲げ加工を施すだけで簡単に製 造する ことができる。 また、 傾斜ダク ト板 2 8 は、 溶接 手段等の固着手段を用いてフロア部材 1 2 の床板 1 3 、 右側板 1 6 に一体的に取付ける ことができ、 フロア部材 1 2 の床板 1 3 を立体的な構造として強度を高める こと ができる。

2 9 は床下ダク ト 2 7 の下流側を形成するダク ト形成 部材と しての直線ダク ト板である。 この直線ダク ト板 2 9 は、 床板 1 3 の下面 1 3 C と隙間をもって対面し、 後 部隔壁板 1 4 の下延長部 1 4 Cの前側に設けられた底面 板 2 9 Aと、 隔壁板 1 4 の下延長部 1 4 C との間に隙間 をもって対面し、 前記底面板 2 9 Aの前端縁から屈曲し て上向きに延びた立上り板 2 9 B とによ り 、 L字状をし た長尺な枠状体と して構成されている。 また、 立上り板 2 9 Bは、 その途中部位が切欠開口 2 9 C となり 、 該切 欠開口 2 9 Cは、 傾斜ダク ト板 2 8 の立上り板 2 8 B と 接続されている。

そして、 直線ダク ト板 2 9 は、 刖 した傾斜ダク ト板

2 8 とほぼ同様に 、 金属板に 1 回の曲げ加ェを施すだけ で簡単に製造する こ とができる。 また 、 直線ダク ト板 2

9 は、 フロア部材 1 2 の床板 1 3 、 後部隔壁板 1 4 に一 体的に溶接する し とによ り 、 フロァ部材 1 2 の床板 1 3 を立体的な構造と して強度を高める こ とがでさる。

3 0 は床下ダク 卜 2 7 とフロア部材 1 2 とを組合せる ことによ り構成される外気導入通路を示している。 この 外気導入通路 3 0 は、 図 1 5 に示す如く 床下ダク 卜 2

7 をフロァ部材 1 2 に一体的に固着する とに り 、 外 気流入口 2 2 ら外気流出口 2 3 に向けて外気を流通す る う に形成されている d た 、 外気導入通路 3 0 は、 上流側の流入開口 3 0 Aが外気流入口 2 2 に接続され、 下流側の流出開口 3 0 Bが外気流出口 2 3 に接 feeされて いる。

、 床下ダク h 2 7 は 傾斜ダク 卜板 2 8 と直線 ダク ト板 2 9 とによ り構成され 、 また外気導入通路 3 0 は、 この床下ダク 卜 2 7 とフ □ァ部材 1 2 の一部を利用 して形成している o 即ち 、 外気導入通路 3 0 は フロア 部材 1 2 を構成する床板 1 3 の下面 1 3 C と後部隔壁板

1 4 の下延長部 1 4 C と右側板 1 6 の下延長部 1 6 Aと, を利用 し 、 床下ダク 卜 2 7 を組合せる こ とによ Ό 、 床板

1 3 の下面 1 3 Cに ンパク hに収める とがでさる。 しかも、 外気導入通路 3 0 は フロア部材 1 2 ct り も下 側に突出する ことはない。

また 、 空調 OL二ッ 卜 2 5 の出力を大さく した場合には

、 空調 ニッ h 2 5 の取入口 2 5 G 2 5 Hと 供給口

2 5 J 2 5 Kとの間が大きく 離間する こ とがある。 の場合 、 空調 JL二ッ ト 2 5 の外気取入 □ 2 5 Hを 、 キャ ブ 1 1 の左側に配置しても、 外気導入通路 3 0 の外気流 入口 2 2 をキャブ 1 1 の右側に位置する隙間 Gに連通す る こ とができる ο

なお 3 1 はキャブボックス 2 4 内の右前側に配設さ れたダク 卜カバ一 (図 5参照） である o このダク 卜力バ

- 3 1 の上側には 、 運転席 1 9 に着座したオペレ一夕に 向けて調和空気を吹出す前上吹出 □ 3 1 Aが設けられて いる。 また、 ダク トカノ 3 1 の側面には、 ォぺレー夕 の足元等に調和空気を吹出す前下吹出口 3 1—Bが設けら れている。 これらの吹出口 3 1 A 3 I Bは、 空調ュニ ッ ト 2 5 に設けられた前側供給口 2 5 J に接続されてい る。

一方、 3 2 は後部隔壁板 1 4 を構成する立上り板 1 4

Aの後面右側寄り に設けられた外部ダク 卜である (図 1

2 、 図 1 4 図 1 5 参照） < > この外部ダク ト 3 2 は、 例 えば上横板 1 4 B上の後部吹出口 3 3 に調和空 を供給 するものである。

本実施の形能による油圧ショ べル 1 は上述の如き構成 を有する もので 、 次に、 フロア部材 1 2 に空調ュニッ 卜

2 5 、 床下ダク 卜 2 7等を組付ける ときの作業手順につ いて説明する

まず、 空調ュニッ 卜 2 5 に向けて冷えた清浄な外気を 流通する床下ダク 卜 2 7 を形成する場合には、 外気流入 口 2 2 と外気流出口 2 3 とを接続するよう に、 床板 1 3 の下面 1 3 C側に床下ダク h 2 7 の傾斜ダク ト板 2 8 と 直線ダク ト板 2 9 を固着する れによ り 、 床下ダク ト

2 7 は、 フロァ部材 1 2 の床板 1 3 、 後部隔壁板 1 4 右側板 1 6 の一部を利用 して外気導入通路 3 0 を形成す る ことができる

次に、 油圧ショ ベル 1 の動作に いて説明する。 オペ レー夕はキヤ ブ 1 1 内に乗込んで運転席 1 9 に着座する

。 そして、 ォぺレー夕は 転席 1 9 に着座した状態で 走行レバー · ぺダル 2 1 を操作する ことによ り、 下部走 行体 2 によつて油圧ショ ベル 1 を巨的の作業現場まで走 行させる ことができる。 また、 作業現場では、 左， 右の 操作レバー 2 0 を操作して作業装置 4 を俯仰動させる こ とによ り 、 土砂の掘削作業等を行う こ とができる。 一方、 上述した作業時には、 空調ユニッ ト 2 5 を運転 し、 該空調ュニッ 卜 2 5 から供給される調和空気を、 ダ ク トカバ一 3 1 の各吹出口 3 1 A， 3 I B、 後部吹出口 3 3 からキヤブ 1 1 内に吹出すことによ り、 該キヤブ 1 5 1 内の居住空間をオペレータの好みに応じて適度な温度 に調整する こ とができる。

さ らに、 旋回フ レーム 5 に搭載した機器類の点検作業 、 修理作業等を行う場合には、 旋回フ レーム 5 の前側に あるキヤブ支持部材 5 Aを傾動支点としてキヤブ 1 1 を

1 0 チル 卜アップする。 これによ り 、 キヤブ 1 1 に邪魔され る こ となく 、 旋回フ レーム 5 に搭載されたエンジン 6 、 油圧ポンプ 7 、 熱交換器 8等の機器類の点検作業、 修理 作業を行う こ とができる。 また、 作業が終了したら、 キ ャブ支持部材 5 Aを傾動支点と してキヤブ 1 1 をチル ト

1 5 ダウンする こ とによ り 、 旋回フ レーム 5 上に取付ける こ とができる。

このよう に、 本実施の形態によれば、 フロア部材 1 2 を構成する床板 1 3 の下面 1 3 Cには、 空調ユニッ ト 2 , 5 に向けキヤブ 1 1 の外部の空気を導く外気導入通路 3 20 0 を形成するための床下ダク ト 2 7 を設ける構成として いる。 従って、 床下ダク ト 2 7 は、 床板 1 3 の下面 1 3 C側のスペースを有効利用して設ける ことができる。 ま た、 床下ダク 卜 2 7 は、 床板 1 3 の装備品取付部 1 3 B の範囲内で、 好適な位置まで延ばすこ とができるから、 2 5 外気流入口 2 2 をエンジン 6 から離れた隙間 Gの位置に 開口させることによ り、 砂埃等が少なく 清诤で暖まって いない低温の外気を吸込むこ とができる。

この結果、 機器類が隙間なく搭載されている小型の油 圧ショ ベル 1 でも、 キヤ ブ 1 1 のフ ロア部材 1 2 に組込 む形式で、 床下ダク 卜 2 7 を ける こ とがでさる し によ り 、 床下ダク 卜 2 7 は、 調ュニッ 2 5 に清浄な 外気、 冷えた外気等を供給する ことがでさるから 、 空調 ユニッ ト 2 5 に =tる冷房効率を高める こ とがでさ 、 キヤ ブボッ クス 2 4 内の居住空間における作業環境を良好に する こ とがでさる また 、 フィ ル夕収容ケ ―ス 2 6 の外 気フィ ル夕 2 6 Αの清掃回数を減らすこ とがでさ 、 また 外気フィル夕 2 6 Aの寿命を延ばすこ とができる

また、 床下ダク 卜 2 7 は、 その流出側をフ Ώァ部材 1

2 の左側まで延ばすことによ り 、 空調ュ一ッ h 2 5 の外 気取入口 2 5 Hの位置を自由に設計する < _ とがでさる。 従って、 空調 二ッ 卜収容室 1 8 には、 空調ュ ―ッ 卜 2

5 をその形状に合わせて取付ける こ とがでさ 、 計の自 由度を高める ことがでさる

また、 外気流出口 2 3 と後部隔壁板 1 4 を構成する接 続ポッ クス 1 4 Dのフィ ル夕取付口 1 1 4 D 1との間には

、 フィ ル夕収容ケース 2 6 を設け 、 このフィ ルタ収容ケ ース 2 6 内には 、 空調ュニッ 卜 2 5 に導かれる外気中の 塵埃を除去する外気フィ ル夕 2 6 Aを収容する構成とし ている 。 これによ り、 フィ ル夕収容ケース 2 6 に収容し た外気フイ レ夕 2 6 Aを後部隔壁板 1 4 (フ □ァ部材 1

2 ) の後面側から交換する こ とができ 、 外気フィ ル夕 2

6 Aの清掃作業 、 交換作業を容易に行う こ とができる。 一方 、 床下ダク 卜 2 7 は 、 床板 1 3 の下面 1 3 C と右 側板 1 6 に対して傾斜ダク 卜板 2 8 を溶接し 、 床板 1 3 の下面 1 3 C と後部隔壁板 1 4 に対して直線ダク ト板 2

9 を溶接している。 これによ Ό、 フ □ァ部材 1 2 は、 下ダク 卜 2 7 と組合せる こ とによ り 、 床板 1 3 を立体的 な構造にする ことができ、 フ口ァ部材 1 2 の 度を高め る こ とができる。 また、 床下ダク ト 2 7 は、 フロア部材

1 2 に対して予め組付け 、 サブアッセンブリ化する こ と ができるから、 組立作業性を向上する こ とができる。

また 床下ダク ト 2 7 を構成する傾斜ダク ト板 2 8 直線ダク ト板 2 9 は、 金属板に簡単な曲げ加工を施すだ けで容易に形成する こ とができる。 また、 傾斜ダク ト板

2 8 と直線ダク ト板 2 9 とは、 溶接手段によってフロア 部材 1 2 に簡単に取付ける ことができる。 これによ り 、 床下ダク ト 2 7 を簡単な構成部品、 作業で容易に形成す る こ とができる。

さ らに 、 キヤブ 1 1 は 、 キヤブ支持部材 5 Aを傾動支 点としてチル トアップ、 チル トダウンする構成と してい る力、ら フロア部材 1 2 、 空調ユニッ ト 2 5 、 床下ダク h 2 7 は 、 一緒に傾動する ことができる。 これによ り 、 フロア部材 1 2 は、 床下ダク ト 2 7 に邪魔される ことな く 、 旋回フ レーム 5 に対してチル トアップ、 チル トダウ ンする とができ、 各部の点検作業、 整備作業、 フィ ル 夕収容ケ —ス 2 6 のフィ ル夕エレメ ン トの清掃、 交換作 業等を容易に行う こ とができる。

なお 実施の形態では 、 床下ダク ト 2 7 は、 フロア部 材 1 2 を構成する床板 1 3 の下面 1 3 Cに取付ける こ と によ り 、 外気導入通路 3 0 を形成する構成とした場合を 例に挙げて説明した。 しかし、 本発明はこれに限らず、 例えば図 2 0 に示す変形例のよう に、 床下ダク ト 4 1 を 、 内部が外気導入通路 4 2 となった扁平な管構造体と し て形成し、 この床下ダク ト 4 1 を床板 1 3 の下面 1 3 C に一体的に固着し、 外気流入口 2 2 と外気流出口 2 3 に 接続する構成と してもよい。 このよう に構成した場合に も、 フ ロア部材 1 2 に対して床下ダク ト 4 1 を予め組付 けてサブアツセンブ U化する ことに り、 外気導入通路

4 2 を形成する こ とができる

また 、 実施の形態では、 床下ダク 卜 2 7 は 、 板材の曲 げ加ェを容易に行えるよう に、 傾斜ダク 卜板 2 8 と 線 ダク ト板 2 9 との 2 部材によ り形成した しかし、 本発 明はこれに限るものではなく 、 床下ダク 卜 2 7 を 1 枚の 金属板によって形成してもよ く 、 また 、 3枚以上の金属 板を用いて形成してち い

一方 、 実施の形態では、 床下ダク 卜 2 7 は 、 金属板を 用いて形成する こ とによ り、 フロア部材 1 2 の強度を高 める強度部材も兼ねる構成とした場合を例示した。 しか し、 本発明はこれに限らず、 例えば、 床下ダク ト 2 7 を プラスチック材料等を用いて形成する構成としてもよい また、 実施の形態では、 キヤブ 1 1 を旋回フ レーム 5 に対し前側を支持点としてチル 卜アップ、 チル トダウン 可能に設ける構成とした場合を例に挙げて説明した。 し かし、 本発明はこれに限らず、 キヤブを旋回フ レームに 対して固定的に取付ける構成と してもよい。

さ らに、 実施の形態では、 建設機械としてキヤブ 1 1 内に空調ュニッ ト 2 5 を備えたク ロ一ラ式の油圧ショ べ ル 1 を例に挙げて説明した。 しかし、 本発明はこれに限 るものではなく 、 キヤブ内に空調ユニッ ト 2 5 を備えた 建設機械であれば、 ホイール式の油圧ショ ベル、 ホイ一 ルローダ、 リ フ ト ト ラ ッ ク等の他の建設機械にも広く適 用する こ とができる。

Claims

請 求 の 範 囲

1 - 自走可能な下部走行体と 、 該下部走行体上に旋回 可能に設けられ、 支持構造体をなす旋回フ レームの前側 位置にキヤブが けられた上部旋回体とを備え、

前記キヤブは 前記旋回フ レ—ムに設けられ床板を有 する フ ロ ア部材と、 該フ ロ ア部材の床板上面側にオペレ 一夕が着座する 転席が設けられる と共に、 その内部に 空調ユニッ ト収 空間を画成する連転転席台座と、 前記運 転席の周囲に才ぺレー夕の居住空間を画成するため前記 フ □ァ部材に設けられ、 外側面 位置して才ペレ一夕が 乗降する乗降 □を有するキヤブ

ッ クスと、 前記空調ュ

―ッ 卜収容空間内に配設され吸込んだ空気を調和空気と して Ηϋ sd十ャブポッ クス内に供糸口する空調ュニッ ト とに 構成してなる建設機械において

、·- 刖記フ ロ ア部材の床板下面側には 、 記空 一ッ 卜 に向けて前記キャブ外の空気を外 と して導 <外気導入 通路を形成するための床下ダク トを設ける 成と した とを特徴とする建設 fe械。

2 HU記フ Pァ部材の側面には、 記床下ダク トに外 気を流入させる外 流入口を設け、 記フ ロァ部材の後 面には、 前記床下ダク 卜から空調ュ ッ 卜に向けて外気 を流出する外気流出口を設ける構成と してなる請求 に記載の建設機械。

3 . 前記乗降口は前記キヤブ不 ッ クスの左側面に設け 、 前記外気流入口は、 前記キャブボ V ク スの乗降口 とは 左， 右方向の反対側にある前記フ CIァ部材の右側面板の 下側位置に開口させ、 前記外気流出 □は 、 前記フ ロア部 材の後部隔壁板の下側位置に開口させてなる請求項 2 に 記載の建設機械。

4 . 前記フ ロ ア部材の後面には、 前記外気流出 □に隣 接してフィル夕取付 □を設け 、 前記外気流出口 と該フィ ル夕取付口 との間には 、 刖 B己空調ュニッ 卜に導かれる外 気中の塵埃を除去するフィ ル夕を収容したフィル夕収容 ケースを設ける構成と してなる請求項 2 に記載の建 SX機 械 o

5 . 前記フロア部材の床板は 、 上面の前側位置がォぺ レ一夕の足乗せ場となる と共に 、 上面の後側位置が前記 席台座、 空調ュ一ッ ト等の装備品を取付ける装備品 取付部とな り 、

刖記床下ダク トは 、 刖記フ □ァ部材のう ち前記装備 PP 取付部の下面に位置して設ける構成としてなる請求項 1 に記載の建設機械。

6 . 前記フロア部材の後面側には、 床板の下面 り

、 下側に延びた下延長 を設け 、 前記外気導入通路は 、 記床板の下面と下延長部とに対して枠状をなした前記床 下ダク トを組合せる しとによ り形成してなる請求項 1 に 記載の建設機械。

7 . 前記空調ュニッ 卜は、 左 ， 右方向に延び内部に送 風フ ア ン、 エバポレ一夕 、 ヒ ―タコア、 内外気切換部材 を含む機器が収容された本体ケースを有し、 前記本体ケ —スの一の側面には、 前記キヤブ内の空気を内気と して 取入れる内気取入口を設け、 前記本体ケースの後面には 前記床下ダク 卜から流出する外気を取入れる外気取入口 を設け、 かつ前記本体ケースには調和空気をキヤブ内に 供給する調和空気供給口を設ける構成としてなる請求項

1 に記載の建設機械。

8 . 前記キヤブは、 前記旋回フ レ一ムに対して前側を 支持点として後側をチル トアッ プ、 チル トダウン可能に 設け、 前記運転席台座、 空調ユニッ トおよび床下ダク ト は、 前記フロア部材と一緒に傾動する構成と してなる請 求項 1 に記載の建設機械。