JP5362906B2 - 建設機械 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばフロア部材に空調ユニットを備えた油圧ショベル等の建設機械に関する。
一般に、建設機械としての油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前側に俯仰動可能に設けられた作業装置とにより大略構成されている。
そして、上部旋回体は、支持構造体をなす旋回フレームと、該旋回フレーム上に設けられ後側が運転席を取付ける運転席取付部となり前側がオペレータが足を乗せる足乗せ部となったフロア部材と、該フロア部材上に運転室を形成するために該フロア部材の周囲と上方を覆って設けられたキャブボックスと、前記足乗せ部の下面側に設けられ調和空気を前記運転室内に供給する空調ユニットとを備えている。
また、フロア部材には、運転室内に開口する内気導入口と、運転室外に開口する外気導入口とが設けられ、これらの導入口は吸入用のダクトによって空調ユニットの吸込側と接続されている。そして、各ダクトは、例えば空気を円滑に流通できるように大きな通路面積をもって形成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−071736号公報
ところで、上述した特許文献1による油圧ショベルは、抵抗を小さくして空気を円滑に流通できるようにダクトを大きな通路面積をもって形成しているから、このダクトを配設するために大きなスペースが必要になる。従って、ダクトを設ける場合には、周囲の機器との関係で配設位置が制限されてしまい、ダクトまたは周囲の機器を自由に配置することができないという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、吸入ダクトに強度を持たせることにより、限られた上部旋回体のスペースを有効的に使用できるようにした建設機械を提供することにある。
発明による建設機械は、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体に俯仰動可能に設けられた作業装置とからなり、前記上部旋回体は、支持構造体をなす旋回フレームと、該旋回フレーム上に設けられ後側が運転席を取付ける運転席取付部となり前側がオペレータが足を乗せる足乗せ部となったフロア部材と、該フロア部材上に運転室を形成するために該フロア部材の周囲と上方を覆って設けられたキャブボックスと、前記足乗せ部の下面側に設けられ前記運転室内に開口する内気導入口からの内気または運転室外に開口する外気導入口からの外気を吸込んで調和空気として前記運転室内に供給する空調ユニットとを備えている。
請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記フロア部材の運転席取付部には、前記内気導入口と外気導入口から前記空調ユニットの吸込側に向け空気を流通させる吸入ダクトを設け、該吸入ダクトは、前記内気導入口に接続された内気ダクト部と、前記外気導入口に接続された外気ダクト部と、前記内気ダクト部と外気ダクト部を前記空調ユニットの吸込側に接続する共通ダクト部とにより構成し、かつ前記吸入ダクトは、前記内気ダクト部と共通ダクト部を上,下方向で一体の中空閉断面構造に形成し、前記吸入ダクトの外気ダクト部は、前記フロア部材の運転席取付部と対面した面が開口した溝形状の断面をなし、前記運転席取付部に取付けることにより、該運転席取付部と共に中空な閉断面構造体を形成する構成としたことにある。
この構成によれば、吸入ダクトは、内気ダクト部と共通ダクト部を上,下方向で一体の中空な閉断面構造体としたことにより、内気導入口と空調ユニットの吸込側とを接続することができる上に、支柱としてフロア部材の強度を高めることができる。これにより、1つの吸入ダクトは、内気導入口、外気導入口から空調ユニットの吸込側に向け空気を流通させるダクト本来の機能と、フロア部材の強度を高める強度部材としての機能との2つの機能を兼ね備えることができる。
この結果、例えば従来ではフロア部材の強度を高めるために必要であった補強用の部材を省略することができるから、この部材を設けるためのスペースを吸入ダクトの配設スペースとして利用することができる。これにより、吸入ダクトは、使用状況に適した位置に自由に配置することができるから、限られた上部旋回体のスペースを有効的に使用することができる。また、補強用の部材を省略した分だけ部品点数を削減することができるから、組立作業性の向上、上部旋回体の小型化、軽量化等を図ることができる。
しかも、溝形状の断面形状をもった吸入ダクトの外気ダクト部は、フロア部材の運転席取付部に固着することにより該運転席取付部と共に中空な閉断面構造体を形成することができる。これにより、外気導入口と空調ユニットの吸込側とを接続することができる上に、内気ダクト部、共通ダクト部と共にフロア部材の強度を高めることができる。また、中空な閉断面構造体を形成するための1つの面を運転席取付部を利用したことにより、外気ダクト部を軽量化することができる。
請求項2に係る発明によると、前記吸入ダクトは、前記内気ダクト部と共通ダクト部とを一体に形成してなる中空支柱を有し、該中空支柱は、前面板、後面板、左面板、右面板により中空な閉断面構造体を形成し、前記右面板には内気が流入する内気流入孔を設け、前記左面板には外気が流入する外気流入孔を設け、前記前面板の下側には内気と外気が流出する空気流出孔を設ける構成としたことにある。
このように構成したことにより、前面板、後面板、左面板、右面板により中空な閉断面構造体をなす中空支柱は、フロア部材の強度を高めることができる。中空支柱は、1本の中空支柱内で内気と外気の両方を流通させることができ、これらの空気を空気流出孔から空調ユニットに供給することができる。
請求項3に係る発明によると、前記フロア部材の運転席取付部は、前記足乗せ部の後部から上側に延びた前板と、該前板の上部から後側に延び前記運転席を搭載する搭載板とを有し、前記吸入ダクトには、前記内気ダクト部から後側に延びて前記搭載板を下側から支持する延設部を設ける構成としたことにある。
このように構成したことにより、延設部は、運転席、各種レバー、オペレータ等による大きな荷重が作用する搭載板の強度を高めることができ、これらを安定的に支持することができる。
請求項4に係る発明によると、前記フロア部材は、前記旋回フレームに対して前側位置を傾転支点としてチルトアップ、チルトダウン可能に設け、前記吸入ダクトを前記フロア部材と一緒に傾動する構成としたことにある。
このように構成したことにより、フロア部材は、旋回フレームに対して前側位置を傾転支点としてチルトアップ、チルトダウンすることができる。このときに、吸入ダクトは、フロア部材と一緒に傾動するから、傾動時の曲げ、捩れに対するフロア部材の強度を高めることができる。
本発明の実施の形態に適用される油圧ショベルを示す正面図である。 油圧ショベルを拡大して示す平面図である。 作業装置とキャブボックスを省略した油圧ショベルをフロア部材をチルトアップした状態で後側から見た外観斜視図である。 上部旋回体を前側から拡大して示す外観斜視図である。 フロア部材、運転席、各種操作レバー、ペダル等を示す外観斜視図である。 フロア部材、吸入ダクト、運転席、空調ユニット等を後部下側から示す外観斜視図である。 フロア部材を各導入口にフィルタを装着した状態で示す外観斜視図である。 フロア部材を単体で示す外観斜視図である。 フロア部材と吸入ダクトを分解した状態で前部上側から示す分解斜視図である。 フロア部材と吸入ダクトを分解した状態で後部下側から示す分解斜視図である。 フロア部材と空調ユニットと吸入ダクトとを図7中の矢示XI−XI方向から示す要部拡大の断面図である。 フロア部材と各フィルタと吸入ダクトとを図8中の矢示XII−XII方向から示す要部拡大の断面図である。 吸入ダクトを単体で前部上側から示す外観斜視図である。 吸入ダクトを単体で後部下側から示す外観斜視図である。
以下、本発明の実施の形態に適用される建設機械として、キャブ仕様の油圧ショベルを例に挙げ、図1ないし図14に従って詳細に説明する。
図1において、1は本実施の形態に適用される建設機械としてのキャブ仕様の油圧ショベルで、該油圧ショベル1は、狭い作業現場での作業に適したミニショベルと呼ばれる小型の油圧ショベルである。油圧ショベル1は、自走可能な下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3と、該上部旋回体3の前,後方向の前側に設けられ土砂の掘削作業等を行う作業装置4とにより大略構成されている。
上部旋回体3は、図2に示すように、下部走行体2の車幅とほぼ等しい左,右方向の幅寸法を有し、かつ旋回中心Oを中心とした旋回半径Rの仮想円C内に収まるように、上方から見てほぼ円形状に形成されている。これにより、油圧ショベル1は、上部旋回体3が下部走行体2上で旋回中心Oを中心として旋回したときに、後述するカウンタウエイト8の後面がほぼ下部走行体2の車幅内に収まる後方小旋回型の油圧ショベルとして構成されている。
この場合、上述の旋回半径Rは、旋回中心Oからカウンタウエイト8の後面までの距離によって規定され、上述の仮想円Cは、上部旋回体3の旋回時におけるカウンタウエイト8の後面の軌跡となっている。即ち、この仮想円Cの突出量は、下部走行体2の車幅方向に対し、僅かな寸法(例えば、車幅方向の片側で10〜30mm程度)である。
さて、上部旋回体3は、後述の旋回フレーム5、カウンタウエイト8、フロア部材9、運転席13、キャブボックス16、空調ユニット18、吸入ダクト19等により構成されている。
5は上部旋回体3の支持構造体を構成する旋回フレームである。図3に示す如く、この旋回フレーム5は、左,右方向の中間部を前,後方向に延びた平板状の底板5Aと、該底板5Aの上面側に左,右方向に離間して略V字状に立設された左縦板5B,右縦板5Cと、該各縦板5B,5Cの前端部に設けられ、作業装置4を支持する支持ブラケット5D(図1、図2中に図示)と、左前部に位置して左,右方向に延びて設けられ、後述するフロア部材9の前側部位が取付けられる前梁5Eとにより大略構成されている。
6は旋回フレーム5の後側に搭載されたエンジン(図1中に点線で図示)で、該エンジン6は、油圧ポンプを回転駆動するものである。旋回フレーム5の左前側には制御弁装置7(図3参照)が搭載され、該制御弁装置7は、旋回フレーム5の左縦板5Bの左側に位置して底板5A上に搭載されている。
8は旋回フレーム5の後部に設けられたカウンタウエイトで、該カウンタウエイト8は、作業装置4との重量バランスをとるものである。ここで、カウンタウエイト8は、エンジン6を後側から覆うように円弧状に湾曲して形成されている。一方、カウンタウエイト8は、後述のフロア部材9を構成する運転席取付部10の取付板10Dを旋回フレーム5側に取付けるための支持構造物をなしている。
9は図4に示すように旋回フレーム5上の左側寄りに設けられたフロア部材を示している。このフロア部材9は、前側位置が旋回フレーム5の前側位置に傾転可能に支持され、後側位置がカウンタウエイト8の上部に支持されている。これにより、フロア部材9は、運転席13、キャブボックス16、空調ユニット18、吸入ダクト19等と一緒に前側位置を支点としてチルトアップ(図3の状態)、チルトダウン(図1の状態)することができる。フロア部材9は、チルトダウンしたときには、その後側位置となる取付板10Dがカウンタウエイト8上に防振状態で支持される。さらに、図5ないし図8に示すように、フロア部材9は、後述の運転席取付部10と足乗せ部11とにより大略構成されている。
10はフロア部材9の後側に位置してステップ状に形成された運転席取付部で、該運転席取付部10は、後述の運転席13が取付けられるものである。図7、図8に示すように、運転席取付部10は、足乗せ部11の後部から上側に延びた前板10Aと、該前板10Aの上部から後側に延び運転席13を搭載するほぼ平坦な搭載板10Bと、該搭載板10Bの後部から上側に向けて延びた背板10Cと、該背板10Cの上部から後側に延びた取付板10Dと、前記前板10Aから搭載板10B、背板10Cの左端縁に沿うように後側に延びた左側面板10Eとにより大略構成されている。
ここで、運転席取付部10の前板10Aは、後述する左側の操作レバー14の下側となる左側位置に配置された左前面部10A1と、中央に位置して前記左前面部10A1よりも後側に奥まった位置に配置された左,右方向に広幅な中央前面部10A2と、該中央前面部10A2を後側の壁部として該中央前面部10A2の前側に設けられ運転室17内の空気を内気として導入する内気導入口10A3とを備えている。図9、図10に示すように、前板10Aには、左前面部10A1と中央前面部10A2(内気導入口10A3)との間に位置してダクト取付開口10A4が形成されている。このダクト取付開口10A4は、後述する吸入ダクト19の内気ダクト部20と共通ダクト部22とを形成する中空支柱23を取付けるもので、上,下方向に延びた溝状の開口として形成されている。
一方、運転席取付部10の左側面板10Eは、前側に位置して前,後方向にほぼ真直ぐに延びた前側面部10E1と、該前側面部10E1よりも後側に位置して右斜め後側に延びた後側面部10E2とにより構成されている。また、後側面部10E2には、運転室17外の空気を外気として導入するための外気導入口10E3が設けられている。図1に示すように、この外気導入口10E3は、後述の外装カバー27を構成するエンジン左カバー27Bの吸込口27B1を通じて外部に連通している。
さらに、図6、図10に示すように、運転席取付部10には、前板10Aの後面と搭載板10Bの下面との角隅に位置してホースガイド10Fが取付けられている。このホースガイド10Fは、作業用の操作レバー14に接続されたパイロットホース(図示せず)等を案内するものである。
11はフロア部材9の足乗せ部を示し、該足乗せ部11は、運転席13に着座したオペレータが足を乗せるもので、運転席取付部10の前側に設けられている。足乗せ部11は、左,右方向に長尺な長方形状の平坦な板体として形成されている。一方、後述するキャブボックス16のドア16F側となる足乗せ部11の左端は、オペレータが運転室17に乗り降りするときに足を掛けるステップ状の足掛け部11Aとなっている。
12は足乗せ部11の前側に設けられたレバー・ペダル取付部で、該レバー・ペダル取付部12は、足乗せ部11の前端に沿って左,右方向に延びている。このレバー・ペダル取付部12には、後述する走行用の操作レバー・ペダル15等が取付けられている。
13はフロア部材9上に設けられた運転席で、該運転席13は、運転席取付部10を構成する搭載板10Bの左,右方向の中央位置に搭載されている。この運転席13は、油圧ショベル1を操縦するときにオペレータが着座するものである。図5に示すように、運転席13の左,右両側には、作業装置4等を操作するための作業用の操作レバー14が配設されている。さらに、運転席13の前方位置であるレバー・ペダル取付部12には、下部走行体2を走行させるときに手動操作または足踏み操作によって操作する走行用の操作レバー・ペダル15等が設けられている。
16はフロア部材9上に設けられたキャブボックスで(図4等参照)、該キャブボックス16は、後述するフロア部材9の周囲と上方を覆うものである。キャブボックス16は、前面部16A、後面部16B、左側面部16C、右側面部16Dおよび天面部16Eによりボックス状に形成され、下端部がフロア部材9の周縁に取付けられている。これにより、キャブボックス16は、フロア部材9上にオペレータの居住スペースとなる運転室17を形成している。
左側面部16Cには、フロア部材9の足乗せ部11に対応する前側寄りに位置してドア16Fが開閉可能に設けられている。このドア16Fは、足乗せ部11の左側に設けられた乗降口を開閉するものである。
18は空調装置の室内機を構成する空調ユニットで(図6参照)、該空調ユニット18は、フロア部材9の足乗せ部11の裏面側に取付けられている。この空調ユニット18は、運転席取付部10の前板10Aに設けた内気導入口10A3からの内気または左側面板10Eの外気導入口10E3からの外気を吸込み、所望の温度、湿度に調整した調和空気として運転室17内に供給するものである。
空調ユニット18は、左,右方向に延びるように設けられた箱形状のケーシング18A内に、エバポレータ、ヒータコア(いずれも図示せず)等を収容している。図11に示すように、空調ユニット18は、ケーシング18Aの左側に位置して送風ファン18Bを有している。ここで、送風ファン18Bは、空調ユニット18内に空気を吸込む吸込側を構成するもので、運転席取付部10の前板10Aに設けたダクト取付開口10A4(後述の共通ダクト部22)の前側に配置されている。一方、図6に示すように、ケーシング18Aの右側は、調和空気を流出するための流出口18Cとなり、該流出口18Cには、後述の排出ダクト26が接続されている。
次に、フロア部材9の運転席取付部10には、空調ユニット18に内気または外気を供給するための吸入ダクト19が設けられ、この吸入ダクト19は、フロア部材9の強度を高める強度部材としても機能している。
即ち、図6ないし図14に示す如く、19はフロア部材9の運転席取付部10に設けられた吸入ダクトを示している。この吸入ダクト19は、運転席取付部10の前板10Aに設けた内気導入口10A3と左側面板10Eの外気導入口10E3から流入した空気を、空調ユニット18の送風ファン18Bに向け流通させるものである。また、吸入ダクト19は、例えば金属製の板材を組合わせることにより内部で空気が流通する中空な閉断面構造体(ボックス構造体)に形成されている。
吸入ダクト19は、内気導入口10A3に接続される内気ダクト部20と、外気導入口10E3に接続される外気ダクト部21と、前記内気ダクト部20と外気ダクト部21を空調ユニット18の吸込側となる送風ファン18B側に接続する共通ダクト部22とにより構成されている。ここで、内気ダクト部20と共通ダクト部22とは、強度をもった1つの支柱として形成されている。
即ち、23は内気ダクト部20と共通ダクト部22とを一体に形成する中空支柱である。この中空支柱23は、上,下方向に延びる略角筒状に形成され、これにより、内部が中空な閉断面構造体をなしている。この場合、中空支柱23の中空な閉断面構造体は、複数の金属製の板材を、曲げ加工、溶接加工等を用いて組合わせることにより、曲げ、捩れ等の変形に対して高い強度をもったボックス状の強度部材として形成されている。
具体的に、中空支柱23は、上,下方向に延びた長方形状の前面板23Aと、該前面板23Aとの間に空気を流通させるのに十分な間隔をもって該前面板23Aと対面した後面板23Bと、前記前面板23Aと後面板23Bの左側を閉塞するように固着された左面板23Cと、前記前面板23Aと後面板23Bの右側を閉塞するように固着された右面板23Dとにより大略構成されている。
中空支柱23の右面板23Dには、上,下方向の中間部から上側に亘って長方形状の内気流入孔23Eが形成され、該内気流入孔23Eは、前板10Aの内気導入口10A3と連通している。一方、左面板23Cには、内気流入孔23Eよりも下側に位置して長方形状の外気流入孔23Fが形成され、該外気流入孔23Fは、後述の外気ダクト部21を介して左側面板10Eの外気導入口10E3と連通している。前面板23Aの下端よりも下側は、前側に開口した空気流出孔23Gとなり、該空気流出孔23Gは、空調ユニット18の送風ファン18Bに向けて空気を流出するものである。
次に、中空支柱23に形成される内気ダクト部20と共通ダクト部22の範囲について述べる。まず、内気ダクト部20は、内気導入口10A3に接続される内気流入孔23Eと外気流入孔23F付近との間で、内気ダクト部20内を上,下方向に延びた範囲となっている。また、共通ダクト部22は、中空支柱23内で、その下側に位置するもので、外気流入孔23F付近から空気流出孔23Gまでの範囲となっている。
ここで、中空支柱23は、内気ダクト部20と共通ダクト部22とを上,下方向で一体の中空な閉断面構造体に形成しているから、空調用のダクトとして内気導入口10A3と空調ユニット18の送風ファン18Bの吸込口との間で空気を流通させることができる。しかも、中空な閉断面構造体をもった中空支柱23は、フロア部材9の運転席取付部10に形成したダクト取付開口10A4に装着し、例えば溶接、ねじ止め等の手段を用いて固着することにより、強度部材としてフロア部材9の強度を高めることができる。
さらに、中空支柱23には、内気ダクト部20の位置となる左面板23Cの上部から後側に延びて延設部23Hが設けられている。この延設部23Hは、運転席取付部10の搭載板10Bを下側から支持するもので、その上端縁が搭載板10Bの下面に固着されている。また、延設部23Hは、搭載板10B上に搭載される運転席13、操作レバー14等の荷重を支持したときに、応力集中が生じないように先細となる略三角形状に形成されている。これにより、延設部23Hは、搭載板10Bの変形を防止しつつ、運転席13、操作レバー14、オペレータ等による大きな負荷を安定的に支持することができる。
一方、外気ダクト部21は、左側に位置して前,後方向に延びて設けられ、全体としてL字状の構造物として形成されている。即ち、外気ダクト部21は、運転席取付部10の左側面板10Eと対面した左側面が開口した断面溝形状(断面U字状)の第1の溝部材21Aと、該第1の溝部材21Aの前端部から右方向に延びて設けられ、運転席取付部10の前板10Aと対面した前面が開口した断面溝形状の第2の溝部材21BとによりL字状に形成されている。さらに、第1の溝部材21Aの後端部(外気の流入側)は、左側面板10Eの外気導入口10E3に固着され、第2の溝部材21Bの右端部(外気の流出側)は、外気流入孔23Fを取囲むように中空支柱23の左面板23Cに一体的に固着されている。
ここで、外気ダクト部21は、運転席取付部10に溶接、ねじ止め等の手段で固着した状態で、該運転席取付部10の左側面板10Eと前板10Aとによって閉塞され、内部に空気通路を形成するものである。この場合、外気ダクト部21は、十分な通路面積をもった空気通路で空気を円滑に流通できるように、各溝部材21A,21Bの大きさを設定している。即ち、外気ダクト部21は、第1の溝部材21Aを運転席取付部10の左側面板10E内面に取付け、第2の溝部材21Bを運転席取付部10の前板10Aの左前面板10A1内面に取付けることにより、この運転席取付部10と共に中空な閉断面構造体を形成することができる。
これにより、外気ダクト部21は、運転席取付部10と共に中空な閉断面構造体に形成しているから、空調用のダクトとして外気導入口10E3と空調ユニット18の送風ファン18Bの吸込口との間で空気を流通させることができる。しかも、外気ダクト部21は、運転席取付部10の前板10A、左側面板10Eとの間で中空な閉断面構造体を形成しているから、該外気ダクト部21は、強度部材として運転席取付部10の前板10A、左側面板10E等の強度を高めることができる。
24はフロア部材9の運転席取付部10を構成する前板10Aの内気導入口10A3を覆うように中央前面部10A2に対面して取付けられた内気用のフィルタである(図7、図12等参照)。この内気用フィルタ24は、吸入ダクト19を介して空調ユニット18に供給される運転室17内の空気(内気)を清浄にするものである。
25は左側面板10Eの外気導入口10E3を覆うように取付けられた外気用のフィルタである。この外気用フィルタ25は、吸入ダクト19を介して空調ユニット18に供給される運転室17外の空気(外気)を清浄にするものである。
なお、26は足乗せ部11の右側に設けられた空調用の排出ダクトである(図4、図5参照)。この排出ダクト26は、空調ユニット18の流出口18Cに接続され、該空調ユニット18からの調和空気を運転室17の所望の位置に吹出すものである。
27はキャブボックス16(フロア部材9)の周囲に位置して旋回フレーム5上に設けられた外装カバーである(図2、図3、図4参照)。この外装カバー27は、開,閉可能なエンジンカバー27A、エンジン左カバー27B、エンジン右カバー(図示せず)、各種タンク(図示せず)を収容した開,閉可能な右側のタンクカバー27C、左スカートカバー27D、右スカートカバー27E等により構成されている。運転席取付部10の左側面板10Eに設けた外気導入口10E3に対面するエンジン左カバー27Bには、外気を取込むスリット状の吸込口27B1が形成されている。
本実施の形態による油圧ショベル1は、上述の如き構成を有するもので、次に、その動作について説明する。
まず、運転室17に乗り込んで運転席13に着座したオペレータは、走行用の操作レバー・ペダル15を操作することにより、下部走行体2を走行させる。また、左,右の作業用の操作レバー14を操作することにより、作業装置4等を動作させ、土砂の掘削作業等を行うことができる。
上述した作業時には、運転室17内の環境を良好にするために空調ユニット18を駆動する。このときに、空調ユニット18は、運転室17内の空気(内気)を吸入ダクト19の内気ダクト部20、共通ダクト部22を通じて吸込み、この内気をケーシング18A内のエバポレータで冷やし、またはヒータコアで温めて調和空気とする。この調和空気を排出ダクト26等を介して運転室17に吹出すことにより、外部の臭気等の侵入を抑えつつ、運転室17を適度な温度に調整することができる。
一方、空調ユニット18は、運転室17外の空気(外気)を吸入ダクト19の外気ダクト部21、共通ダクト部22を通じて吸込み、この外気を冷やしたり、温めることにより、調和空気によって運転室17を適度な温度に調整することができる。このときには、運転室17に新鮮な外部の空気を供給することができる。
さらに、図3に示す如く、旋回フレーム5上に設けた制御弁装置7等のメンテナンス作業を行う場合には、運転席13、キャブボックス16、空調ユニット18、吸入ダクト19等と一緒にフロア部材9を前側を支点として後側をチルトアップすることにより、制御弁装置7等のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
かくして、本実施の形態によれば、フロア部材9の運転席取付部10に設けた吸入ダクト19は、前板10Aの内気導入口10A3に接続された内気ダクト部20と、左側面板10Eの外気導入口10E3に接続された外気ダクト部21と、前記内気ダクト部20と外気ダクト部21を空調ユニット18の送風ファン18B側に接続する共通ダクト部22とにより構成している。この上で、吸入ダクト19は、内気ダクト部20と共通ダクト部22を上,下方向で一体の中空な閉断面構造体をした中空支柱23として形成している。
従って、内気ダクト部20と共通ダクト部22を中空な閉断面構造体を形成する中空支柱23としたことにより、内気導入口10A3と空調ユニット18の送風ファン18B側とを接続することができる上に、強固な支柱としてフロア部材9の強度を高めることができる。
しかも、中空支柱23は、前面板23A、後面板23B、左面板23Cおよび右面板23Dにより中空な閉断面構造体として形成しているから、この中空支柱23をフロア部材9に取付けることによって該フロア部材9の強度を高めることができる。中空支柱23は、1本の中空支柱内で、内気流入孔23Eから流入する内気と外気流入孔23Fから流入する外気の両方を流通させることができ、これらの空気を空気流出孔23Gから空調ユニット18に供給することができる。
一方、外気ダクト部21は、溝形状の断面形状をもった各溝部材21A,21Bを運転席取付部10の前板10A,左側面板10Eに取付ける構成としている。この結果、外気ダクト部21は、運転席取付部10によって閉塞され、中空な閉断面構造体を形成することができる。これにより、外気導入口10E3と空調ユニット18の吸込側とを接続することができる上に、中空支柱23と共にフロア部材9の強度を高めることができる。
このように、1つの吸入ダクト19は、内気導入口10A3、外気導入口10E3から空調ユニット18の吸込側に向け空気を流通させるダクト本来の機能と、フロア部材9の強度を高める強度部材としての機能との2つの機能を兼ね備えることができる。
この結果、例えばフロア部材の強度を高めるために必要であった補強用の部材を省略することができるから、この補強部材を設けるためのスペースを吸入ダクト19の配設スペースとして利用することができる。これにより、吸入ダクト19は、使用状況に適した位置、例えば塵埃や雨水の影響を受け難い位置等に自由に配置することができるから、限られた上部旋回体3のスペースを有効的に使用することができる。また、補強用の部材を省略した分だけ部品点数を削減することができるから、組立作業性の向上、上部旋回体3の小型化、軽量化等を図ることができる。
外気ダクト部21は、第1の溝部材21Aを運転席取付部10の左側面板10Eに取付け、第2の溝部材21Bを前板10Aに取付けることにより、運転席取付部10を利用して中空な閉断面構造体を形成することができる。これにより、中空な閉断面構造体を形成する1つの面として運転席取付部10の左側面板10E、前板10Aを利用することができ、外気ダクト部21を軽量化することができる。
吸入ダクト19を構成する中空支柱23には、左面板23Cから後側に延びることにより、運転席取付部10の搭載板10Bを下側から支持する延設部23Hを設けている。従って、延設部23Hは、運転席13、各操作レバー14、オペレータ等による大きな荷重が作用する搭載板10Bの強度を高めることができ、これらを安定的に支持することができる。
一方、フロア部材9をチルトアップ、チルトダウンするときに、強度部材からなる吸入ダクト19は、フロア部材9と一緒に傾動するから、傾動時の曲げ、捩れに対するフロア部材9の強度を高めることができる。
さらに、吸入ダクト19を構成する内気ダクト部20、外気ダクト部21、共通ダクト部22は、強度をもった複数枚の金属板を固着して組合わせることにより、単独またはフロア部材9の運転席取付部10との間で内部が中空となる空気通路を形成することができる。これにより、吸入ダクト19は、単独または運転席取付部10との間で中空な閉断面構造体(ボックス構造体)を形成できるから、簡単な構成でフロア部材9の強度を高めることができる。
なお、実施の形態では、フロア部材9を、旋回フレーム5に対し前側位置を支点としてチルトアップ、チルトダウン可能に構成した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば旋回フレームに対してフロア部材を固定して設ける形式の油圧ショベルに適用することもできる。
また、実施の形態では、建設機械として、クローラ式の下部走行体2を備えたキャブ仕様の油圧ショベル1を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばホイール式の下部走行体を備えた油圧ショベル等に適用してもよい。
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 作業装置
5 旋回フレーム
9 フロア部材
10 運転席取付部
10A 前板
10A3 内気導入口
10B 搭載板
10E 左側面板
10E3 外気導入口
11 足乗せ部
13 運転席
16 キャブボックス
17 運転室
18 空調ユニット
18B 送風ファン(吸込側)
19 吸入ダクト
20 内気ダクト部
21 外気ダクト部
21A,21B 溝部材
22 共通ダクト部
23 中空支柱
23A 前面板
23B 後面板
23C 左面板
23D 右面板
23E 内気流入孔
23F 外気流入孔
23G 空気流出孔
23H 延設部

Claims (4)

  1. 自走可能な下部走行体(2)と、該下部走行体(2)上に旋回可能に搭載された上部旋回体(3)と、該上部旋回体(3)に俯仰動可能に設けられた作業装置(4)とからなり、
    前記上部旋回体(3)は、支持構造体をなす旋回フレーム(5)と、該旋回フレーム(5)上に設けられ後側が運転席(13)を取付ける運転席取付部(10)となり前側がオペレータが足を乗せる足乗せ部(11)となったフロア部材(9)と、該フロア部材(9)上に運転室(17)を形成するために該フロア部材(9)の周囲と上方を覆って設けられたキャブボックス(16)と、前記足乗せ部(11)の下面側に設けられ前記運転室(17)内に開口する内気導入口(10A3)からの内気または運転室(17)外に開口する外気導入口(10E3)からの外気を吸込んで調和空気として前記運転室(17)内に供給する空調ユニット(18)とを備えてなる建設機械において、
    前記フロア部材(9)の運転席取付部(10)には、前記内気導入口(10A3)と外気導入口(10E3)から前記空調ユニット(18)の吸込側に向け空気を流通させる吸入ダクト(19)を設け、
    該吸入ダクト(19)は、前記内気導入口(10A3)に接続された内気ダクト部(20)と、前記外気導入口(10E3)に接続された外気ダクト部(21)と、前記内気ダクト部(20)と外気ダクト部(21)を前記空調ユニット(18)の吸込側に接続する共通ダクト部(22)とにより構成し、
    かつ前記吸入ダクト(19)は、前記内気ダクト部(20)と共通ダクト部(22)を上,下方向で一体の中空閉断面構造(23)に形成し
    前記吸入ダクト(19)の外気ダクト部(21)は、前記フロア部材(9)の運転席取付部(10)と対面した面が開口した溝形状の断面をなし、前記運転席取付部(10)に取付けることにより、該運転席取付部(10)と共に中空な閉断面構造体を形成する構成としたことを特徴とする建設機械。
  2. 前記吸入ダクト(19)は、前記内気ダクト部(20)と共通ダクト部(22)とを一体に形成してなる中空支柱(23)を有し、該中空支柱(23)は、前面板(23A)、後面板(23B)、左面板(23C)、右面板(23D)により中空な閉断面構造体を形成し、前記右面板(23D)には内気が流入する内気流入孔(23E)を設け、前記左面板(23C)には外気が流入する外気流入孔(23F)を設け、前記前面板(23A)の下側には内気と外気が流出する空気流出孔(23G)を設ける構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記フロア部材(9)の運転席取付部(10)は、前記足乗せ部(11)の後部から上側に延びた前板(10A)と、該前板(10A)の上部から後側に延び前記運転席(13)を搭載する搭載板(10B)とを有し、
    前記吸入ダクト(19)には、前記内気ダクト部(20)から後側に延びて前記搭載板(10B)を下側から支持する延設部(23H)を設ける構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
  4. 前記フロア部材(9)は、前記旋回フレーム(5)に対して前側位置を傾転支点としてチルトアップ、チルトダウン可能に設け、前記吸入ダクト(19)を前記フロア部材(9)と一緒に傾動する構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
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