JP2007001433A - キャブの防露装置 - Google Patents
キャブの防露装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007001433A JP2007001433A JP2005184007A JP2005184007A JP2007001433A JP 2007001433 A JP2007001433 A JP 2007001433A JP 2005184007 A JP2005184007 A JP 2005184007A JP 2005184007 A JP2005184007 A JP 2005184007A JP 2007001433 A JP2007001433 A JP 2007001433A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cab
- air
- cold air
- air passage
- cool air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
【解決手段】 冷風を送出してキャブ内を冷房する冷房装置30と、キャブ内に設けられ、キャブ内へ冷風を供給する第1吹出口42,43と、第1吹出口と冷房装置30とを連通して、冷房装置30から送出される冷風を内部に流通させる第1冷風路52,53と、キャブの開口部の周縁部に沿って設けられ、冷風を吹き出して開口部においてキャブ内外を区画する冷風空気層を形成する第2吹出口と、第2吹出口と冷房装置30とを連通して、冷房装置30から送出される冷風を内部に流通させる第2冷風路と、第1冷風路52,53を流通する冷風の量を減少させるとともに、第1冷風路52,53において減少させた冷風を第2冷風路に流通させて、第2冷風路を流通する冷風の量を増加させる配分変更手段とを備える。
【選択図】 図2
Description
ところが、オペレータは、キャブ1外の作業者と会話等の連携を取るために、梅雨の時期等、高温多湿の環境下でも、キャブ1のドアやフロントウインド等を開放した状態で作業することが多い。
また、特許文献2には、観光バスや路線バス等の車両において、フロント乗降口に吹出しノズルを設けてエアカーテンを形成し、フロント乗降口を開閉するフロントドアを開放しても、外気による影響を低減させるとともに、フロントドアに設けられたサイドウインドのデフロスタとしても機能させる技術が開示されている。
また、特許文献2記載の技術のように、外部に向かって開放する部分にエアカーテンを形成する技術では、外気による影響を低減させることは可能となるが、既存のエアコンを大容量に変更して利用する必要や、エアカーテン用の送風機を新たに設置する必要があるので、コストがかかってしまう。
請求項3記載の本発明のキャブの防露装置は、請求項1又は2記載のキャブの防露装置において、前記開口部には、開閉自在な開閉手段が取り付けられ、前記開口部が開放されているか否かを検知する第1検知手段と、前記第1検知手段の検知結果に基づき前記配分変更手段を作動させる制御手段とを備えたことを特徴としている。なお、開閉自在な開閉手段は、ドアや窓であることが好ましい。
請求項5記載の本発明のキャブの防露装置は、請求項1〜4の何れか1項に記載のキャブの防露装置において、前記配分変更手段は、前記第1冷風路と前記第2冷風路との分岐点に設けられて、前記第1冷風路と前記第2冷風路とに流通する冷風の量を調整する送風制御弁として設けられることを特徴としている。
また、第1冷風路と第2冷風路を流通する冷風量の合計を変えずに済むために、冷房装置の負荷を大きくすることなく防露できる。そして、冷風空気層用の送風装置の必要もなく、構成が簡素であるため、製造コストを抑えることができる。
請求項3記載の本発明のキャブの防露装置によれば、第1検知手段により検知されたキャブの開口部の開閉状態に応じて配分変更手段を作動させるので、オペレータに負担をかけることなく、確実に第1冷風路の風量を減少させ冷風空気層を形成することができる。
請求項5記載の本発明のキャブの防露装置によれば、第1冷風路と第2冷風路との分岐点に送風制御弁を設けて、第1冷風路と第2冷風路の冷風量を調整するので、第1冷風路を流通する冷風の第2冷風路への転用を容易に行なうことができる。また、送風制御弁の制御により、冷風の分配量を容易にコントロールすることができる。
図1〜図9は本発明の第1実施形態に係るキャブの防露装置を示し、図1(a),(b)はキャブの外観を示す斜視図、図2(a),(b)はキャブ内部を示す斜視図、図3はキャブの要部背面図、図4(a),(b)は図3の矢視断面図、図5はエアコンの要部前面図、図6はキャブフロアを下方から見上げた底面図、図7はエアコンダクトへの送風の制御を説明するブロック構成図、図8はエアコンダクトへの送風の制御の手順を示すフローチャート、図9はエアカーテン形成の様子を示す斜視図である。
キャブボックス10aは、機体前方に配置される左右一対のフロントピラー11a,11bと、後方に配置される左右一対のリアピラー12a,12bと、左側フロントピラー11bと左側リアピラー12bとの間に配置されるセンターピラー13とを備えている。これらのピラー11,12,13は全て上下方向に延在している。また、前後方向に延在し、前記のピラー11,12,13の上端をそれぞれ左右別々に連結する、左右一対のルーフメンバ14a,14bと、左右方向に延在し、フロントピラー11a,11bの上端,下端をそれぞれ連結する上下一対のフロントメンバ15a,15bと、フロントメンバの中間よりやや下にずれた位置に左右方向に延在して配設される中部フロントメンバ15cと、リアピラー12a,12bの上端を連結するリアメンバ16とを備えている。そして、キャブボックス10aの左側には、オペレータが乗降するためのドア17が左側フロントピラー11bとセンターピラー13との間に配設され、前面には、スライド式に開閉可能なフロントウインド18が一対のフロントピラー11a,11bの間に配設されている。
キャブ10の内部には、図2(a),(b)に示すように、キャブフロア10bの中央部に位置し箱体状に形成された台座21と、台座21により支持されるオペレータシート22と、オペレータシート22の後方下部に位置して幅方向に延在するエアコンユニット30と、エアコンユニット30の上部に位置して、オペレータが作業着等の物品を収納できる収納ボックス23と、オペレータシート22の右側方に配置され、各種のスイッチを備える操作パネル24と、右側前方のコーナーに配置され、インスツルメントパネルを上部に備えるコーナーボックス25とが配設されている。
また、送風チャンバ37の上面に設けられたバック送風口32にはバックダクト52が接続され、バックダクト52は、収納ボックス23の背面に沿って上方に延びてバック吹出口42に連通し、空調風がオペレータシート22の後方から前方に向かって吹き出されるようになっている。
また、ドア17及びフロントウインド18にはそれぞれ、図9に示すように、リミットスイッチ17a,18aが設けられ、ドア17及びフロントウインド18が開放された状態か否かが検知できるようになっている。そして、この検知信号はコントローラ60に入力されるようになっている。
図8のフローチャートに基づいてその作用を説明する。このフローチャートは、コントローラ60の内部において所定周期で繰り返し実行される制御内容を示すものである。
まず、ステップ1で、エアコン30の冷房スイッチが入っているか否かをエアコンセンサ39の検知信号により判定する。冷房スイッチが入っていれば、ステップ2に進み、入っていなければ、フローを終了する。
ステップ3では、コントローラ60が、各ダクト52〜55へ流れる風量を制御する。つまり、フットダクト,バックダクト52及びフェイスダクト53用の送風制御弁38の開度を小さくしてこれらの結露しやすいダクトの風量を落とし、一方、エアカーテン用ダクト55の送風制御弁38も適宜開放して、エアカーテン用ダクト55に冷風が導入されるようにする。また、ドア17とフロントウインド18との開放されている一方もしくは両方にエアカーテンを形成すべく、エアカーテン用ダクト55a,55bの分岐点に設けられた弁の位置を制御して、図9に示すように、ドア17とフロントウインド18とにエアカーテンを形成する。なお、図9は、ドア17とフロントウインド18とどちらも開放されている場合を示している。
また、送風制御弁38を分岐点に設けて各エアコンダクト52〜55に分配する風量を調整するので、容易に風量をコントロールすることができる。
例えば、本実施形態では、エアカーテン用ダクト55は、キャブフロア10b下方を通るように配設したが、キャブ10内部を通るように配設して、最後にフロントピラー11a,11bの中空部分に通じるようにしても良い。例えば、エアコンユニット30から右上方及び左上方にそれぞれエアカーテン用ダクトを延設し、エアカーテン用ダクトは、それぞれルーフメンバ14a,14b後方に連結されて、ルーフメンバ14a,14b内部を前方に向かって延び、フロントピラー11a,11b内部に連結されるようにしても良い。
また、ドア17及びフロントウインド18の開放を検知する検知手段として、本実施形態ではリミットスイッチ17a,18aを用いたが、開放状態を検知できれば他の検知手段であっても良い。例えば、キャブ内に新たなスイッチを増設して、ドア17及びフロントウインド18が開放されている場合には、オペレータがそのスイッチを押し、開放状態を手作業で入力するような手段であっても良い。
また、本実施形態では、配分変更手段としての送風制御弁38は、送風チャンバ37内の各送風口31〜35の基端部、つまり、各ダクト52〜55の分岐点に設けられていたが、配置位置はこれに限らない。また、エアカーテンを形成するための風量を調整する手段も送風制御弁38のような構成に限らない。
2 エアコン
2a エアコンユニット
2b エアコンダクト
3 オペレータシート
4 収納ボックス
5 操作パネル
10 キャブ
10a キャブボックス
10b キャブフロア
11a,11b フロントピラー(中空のフレーム,第2冷風路)
12a,12b リアピラー
13 センターピラー
14a,14b ルーフメンバ
15a,15b,15c フロントメンバ
16 リアメンバ
17 ドア(開口部)
17a リミットスイッチ(第1検知手段)
18 フロントウインド(開口部)
18a リミットスイッチ(第1検知手段)
21 台座
22 オペレータシート
23 収納ボックス
24 操作パネル
25 コーナーボックス
30 エアコンユニット(エアコン,冷房装置)
31 フット送風口
32 バック送風口
33 フェイス送風口
34 デフ送風口
35 エアカーテン用送風口
36 ケーシング
37 送風チャンバ
38 送風制御弁(配分変更手段)
39 エアコンセンサ(第2検知手段)
41 フット吹出口
42 バック吹出口(第1吹出口)
43 フェイス吹出口(第1吹出口)
44 デフ吹出口
45,46 エアカーテン用吹出口(第2吹出口)
52 バックダクト(第1冷風路)
53 フェイスダクト(第1冷風路)
54 デフダクト
55 エアカーテン用ダクト(第2冷風路)
55a 第1エアカーテン用ダクト(第2冷風路)
55b 第2エアカーテン用ダクト(第2冷風路)
60 コントローラ(制御手段)
Claims (5)
- 冷風を送出してキャブ内を冷房する冷房装置と、
前記キャブ内に設けられ、前記キャブ内へ冷風を供給する第1吹出口と、
前記第1吹出口と前記冷房装置とを連通して、前記冷房装置から送出される冷風を内部に流通させる第1冷風路と、
前記キャブの開口部の周縁部に沿って設けられ、冷風を吹き出して前記開口部において前記キャブ内外を区画する冷風空気層を形成する第2吹出口と、
前記第2吹出口と前記冷房装置とを連通して、前記冷房装置から送出される冷風を内部に流通させる第2冷風路と、
前記第1冷風路を流通する冷風の量を減少させるとともに、前記第1冷風路において減少させた冷風を前記第2冷風路に流通させて、前記第2冷風路を流通する冷風の量を増加させる配分変更手段とを備えた
ことを特徴とする、キャブの防露装置。 - 前記第2冷風路は、前記キャブの骨組みをなす中空のフレーム内に形成されている
ことを特徴とする、請求項1記載のキャブの防露装置。 - 前記開口部には、開閉自在な開閉手段が取り付けられ、
前記開口部が開放されているか否かを検知する第1検知手段と、
前記第1検知手段の検知結果に基づき前記配分変更手段を作動させる制御手段とを備えた
ことを特徴とする、請求項1又は2記載のキャブの防露装置。 - 前記冷房装置に付設され、前記冷房装置が運転状態であるか否かを検知する第2検知手段を備え、
前記制御手段は、前記第2検知手段の検知結果に基づき前記配分変更手段を作動させる
ことを特徴とする、請求項3記載のキャブの防露装置。 - 前記配分変更手段は、前記第1冷風路と前記第2冷風路との分岐点に設けられて、前記第1冷風路と前記第2冷風路とに流通する冷風の量を調整する送風制御弁として設けられる
ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載のキャブの防露装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005184007A JP2007001433A (ja) | 2005-06-23 | 2005-06-23 | キャブの防露装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005184007A JP2007001433A (ja) | 2005-06-23 | 2005-06-23 | キャブの防露装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007001433A true JP2007001433A (ja) | 2007-01-11 |
Family
ID=37687419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005184007A Pending JP2007001433A (ja) | 2005-06-23 | 2005-06-23 | キャブの防露装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007001433A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7900996B2 (en) * | 2007-08-13 | 2011-03-08 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Construction machine |
EP3550082A4 (en) * | 2017-06-26 | 2020-05-06 | Komatsu Ltd. | WORK VEHICLE CAB AND WORK VEHICLE |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62189925U (ja) * | 1986-05-27 | 1987-12-03 | ||
JPH035507U (ja) * | 1989-06-02 | 1991-01-21 | ||
JPH08164729A (ja) * | 1994-12-13 | 1996-06-25 | Sumitomo Constr Mach Co Ltd | 建設機械のエアコンディショナ装置 |
-
2005
- 2005-06-23 JP JP2005184007A patent/JP2007001433A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62189925U (ja) * | 1986-05-27 | 1987-12-03 | ||
JPH035507U (ja) * | 1989-06-02 | 1991-01-21 | ||
JPH08164729A (ja) * | 1994-12-13 | 1996-06-25 | Sumitomo Constr Mach Co Ltd | 建設機械のエアコンディショナ装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7900996B2 (en) * | 2007-08-13 | 2011-03-08 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Construction machine |
EP3550082A4 (en) * | 2017-06-26 | 2020-05-06 | Komatsu Ltd. | WORK VEHICLE CAB AND WORK VEHICLE |
US11673447B2 (en) | 2017-06-26 | 2023-06-13 | Komatsu Ltd. | Cab for work vehicle and work vehicle |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101898497B (zh) | 一体的前后hvac系统 | |
US20100043470A1 (en) | Dual zone type air conditioner for vehicles and method of controlling the same | |
KR101094845B1 (ko) | 차량용 공기 조화 장치 | |
CN110997368B (zh) | 车用空调 | |
KR100574335B1 (ko) | 좌우 독립 제어식 자동차용 공기조화장치 | |
KR102658077B1 (ko) | 차량용 공기조화장치 | |
JPS62160910A (ja) | 自動車用空気調和装置 | |
KR20180068760A (ko) | 자동차용 트리플 존 공기조화장치 | |
JP2007001433A (ja) | キャブの防露装置 | |
KR101572572B1 (ko) | 차량용 공조장치 | |
KR101438093B1 (ko) | 리어공조장치를 이용한 에어커튼유니트 | |
KR102365028B1 (ko) | 차량용 공조장치 | |
KR200191077Y1 (ko) | 지하철 출입문의 에어커튼 장치 | |
JP4184549B2 (ja) | 建設機械の空調装置 | |
KR102536570B1 (ko) | 차량용 공조장치 | |
KR101494720B1 (ko) | 차량용 공조장치의 에어 커튼 시스템 | |
KR102612668B1 (ko) | 차량용 공조장치 | |
JP6555420B2 (ja) | シート送風装置 | |
KR102541513B1 (ko) | 차량용 공기조화장치 | |
JPH09142131A (ja) | 車載用空調装置 | |
JP3726370B2 (ja) | バス車両用換気システム | |
JP3510571B2 (ja) | バス車両用空調装置 | |
JP4512467B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2009202734A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2006224827A (ja) | 車両用空調装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070921 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20091218 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20100105 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100301 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100427 |