JP2009202734A - 車両用空調装置 - Google Patents

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寅秀 高橋
Kojiro Nakamura
康次郎 中村
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Abstract

【課題】少なくとも2つ以上の吹出口から吹き出される空調風の温度に差をつけることにより、吹出口近傍の温度に差がある車両用空調装置を提供する。
【解決手段】エバポレータ6とヒータコア7とを送風路W内の送風方向に対して並列に配置し、ファン5をエバポレータ6とヒータコア7の送風方向下流側に配置し、冷却されて形成された空調風を前記第1の吹出口3aから吹出し、加熱されて形成された空調風を前記第2の吹出口3bから吹き出す。前記ファン5はクロスフローファンである。
【選択図】図1

Description

本発明は、エバポレータとヒータコアとこれらエバポレータとヒータコアの下流側に送風機ファンとを備えた車両用空調装置に関する。
従来、特許文献1に記載されているように、送風路を形成し内気又は外気が吸入される吸入口と、この吸入口から吸入された内気又は外気が吹き出す吹出口とを備えたユニットケースと、このユニットケース内部に内気又は外気を吸入口から吸入するファンと、このユニットケースに導入された内気又は外気を冷却するエバポレータと、ユニットケース内部に導入された内気又は外気を加熱するヒータコアとを備えた車両用空調装置が提案されている。
特開昭61−50820
ところで、上記特許文献1に記載されているように、車室内に吹き出される空調風の温度は、乗員の足元へ吹き出す吹出口(FOOT)、インパネに設けられた吹出口(FACE)、車両の前面ガラス側に吹き出す吹出口(DEF)で、いずれも一定の温度に設定されていることが一般的であった。
しかし、乗員の足元と上半身に同じ温度の空調風を吹出口から吹き出すよりも、足元と上半身とで空調風の温度に差をつけたいわゆる頭寒足熱の方が快適であり、車室内へ吹き出される空調風の温度を吹出口位置によって差を持たせることが近年要望されている。
ところが、上記した従来の車両用空調装置では、冷却された空調風と加熱された空調風とがファンにより混ざってしまい、第1の吹出口と第2の吹出口とで、車室内に吹き出される空気の温度に差をつけることはできない。すなわち、B/Lモード(全ての吹出口が開放されて、全ての吹出口から空調風が吹き出されるモード)のようにFOOTやDEF、FACEなどの複数の吹出口から空調風を吹き出す場合において、従来では上記したように各吹出口からは一定の温度の空調風を吹き出すことしかできなかった。
そこで、本願発明の目的は、少なくとも2つ以上の吹出口から、吹き出される空調風の温度に差をつけて吹出口近傍での温度に差をつけることのできる車両用空調装置を提供することを目的としている。
送風路を形成し内気又は外気が前記送風路内に吸入される吸入口と及びこの吸入口から吸入され温度調節された空調風を吹き出す第1の吹出口と第2の吹出口を備えたユニットケースと、このユニットケース内部に配置されて内気又は外気を吸入口から吸入するファンと、このユニットケースに吸入された内気又は外気を冷却するエバポレータと、ユニットケース内部に導入された内気又は外気を加熱するヒータコアとを備えた車両用空調装置であって、前記エバポレータと前記ヒータコアとを送風路内の送風方向に対して並列に配置し、前記ファンを前記エバポレータと前記ヒータコアの送風方向下流側に配置し、冷却されて形成された空調風を前記第1の吹出口から吹出し、加熱されて形成された空調風を前記第2の吹出口から吹き出たことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1記載の車両用空調装置であって、前記ヒータコアを前記ユニットケース内の車両上下方向の下側に配置し、前記エバポレータを前記ユニットケース内の前記ヒータコアの車両上下方向の上側に配置し、前記ヒータコアと前記エバポレータを送風方向に対して並列になるように配置し、前記ヒータコアと前記エバポレータとにより形成された空調風の流れが並行流であることを特徴とする車両用空調装置。
また、請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載の車両用空調装置であって、前記ファンが、クロスフローファンであることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の車両用空調装置であって、前記送風方向に対して並列に配置された前記エバポレータ及び前記ヒータコアと、前記エバポレータと前記ヒータコアの下流側に設けられたファンとの間に、前記エバポレータを通過して冷却された空調風と、前記ヒータコアを通過して加熱された空調風とを区画するドアを設けたことを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の車両用空調装置であって、前記ヒータコア及び前記エバポレータと、前記ファンとの間に、前記エバポレータを通過し冷却された空調風と、前記ヒータコアを通過し加熱された空調風を混合する混合空間(S)を設けたことを特徴とする。
以下、本発明に係る車両用空調装置の詳細を図面に示す実施の形成に基づいて説明する。
図1は、車両とこの車両に搭載された空調ユニット1の概略断面図、図2は、空調風の流れを示すユニットケース4の概略断面図を示し、図3は、他の実施形態を示す。
図1に示すように車両53の前部50側に空調ユニット1が配置され、この空調ユニット1に配置される後述するエバポレータ6には図示しないヒートポンプ式の冷房装置から冷媒が供給され、ヒータコア7にはエンジン等の冷却水が供給される。なお、図1において符号51,52は前側シート及び後側シートを示す。
車両用空調装置の空調ユニット1は、図2に示すように、送風路Wを形成し内気又は外気(以下「空調風」という)が吸入される図示しない吸入口と、この吸入口から吸入された空調風を吹き出す第1の吹出口3aと第2の吹出口3bとを備えたユニットケース4と、このユニットケース4内部に空調風を吸入口から吸入するファン5と、このユニットケース4に導入された空調風を冷却するエバポレータ6と、ユニットケース4内部に導入された空調風を加熱するヒータコア7とを備えている。また、送風路W内にはエバポレータ6とヒータコア7に空調風をそれぞれ分岐するように配置された第1の仕切りドア8と、エバポレータ6とヒータコア7とファン5との間に冷却された空調風と加熱された空調風とが混ざり合うことを防ぐ第2の仕切りドア10が設けられている。
図示しない吸入口は、ユニットケース4のエンジンルーム側端部に設けられ、ファン5の作動によりユニットケース4内に(内気:車室内空気又は外気:車両の外の空気)空調風を取り入れる。
ユニットケース4は、送風路Wを形成し、送風方向の最下流側端面部12に第1の吹出口3aと第2の吹出口3bと下流側の側面部11に第3の吹出口3cが形成され、吸入口と、吸入口とエバポレータ6及びヒータコア7との間に配置され所望の空調風温度によって制御される第1の仕切りドア8と、吸入口から吸入された空調風を冷却するエバポレータ6と、吸入口から吸入された空調風を加熱するヒータコア7と、吸入口から空調風を吸入し各吹出口3から空調風を吹き出すファン5と、吸入口から吸入された空調風を吹き出す少なくとも2箇所以上の吹出口3と、各吹出口3近傍に設けられ空調風を車室内に吹き出すか否かを選択する各開閉ドア2(DEFドア2a、FACEドア2b、FOOTドア2c)を備える。
ファン5は、図示しないスイッチで駆動することにより車両上下方向を軸に回転することにより吸入口から空調風を吸入し、エバポレータ6及びヒータコア7を通過した空調風をファン5を介して第1の吹出口3a及び第2の吹出口3bから車室内へ空調風を吹き出す。
エバポレータ6は、図示しない冷凍サイクルによってエバポレータ6内を冷媒が循環し、エバポレータ6を通過する空調風と冷媒とが熱交換することで冷やされた空調風が形成される。また、エバポレータ6は、固定部9によって、ユニットケース4の内壁部13に固定されている。このエバポレータ6の車両上下方向の下側には、ヒータコア7が配置されている。
ヒータコア7は、図示しないエンジン冷却水等がヒータコア7内を循環し、ヒータコア7を通過する空調風とエンジン冷却水等が熱交換することで温められた空調風が形成される。また、ヒータコア7もエバポレータ6と同様に固定部9によって、ユニットケース4の内壁部13に固定されている。
第1の仕切りドア8は、吸入口とエバポレータ6及びヒータコア7との間に設けられ、吸入口から吸入される空調風の温度及び車室内へ吹き出す空調風の所望の温度に応じて、エバポレータ6及びヒータコア7へ空調風の流量を調節する。
第2の仕切りドア10は、エバポレータ6を通過して冷却された空調風とヒータコア7を通過して加熱された空調風とが混ざり合うことを防ぎ、それぞれ冷却された空調風と加熱された空調風とをファン5に導く。この第2の仕切りドア10の中間部には、支点が設けられ、支点を中心に回動自在に設けられており、送風路W内で冷却された空調風と加熱された空調風とが混ざらないよう送風方向に延びている。また、後述するように冷却された空調風と加熱された空調風とを混ぜる場合には、仕切りドア10の中間部に設けられた支点を中心に上流側方向に回動する。
上記した空調ユニット1では、ファン5を駆動することにより、吸入口から空調風を吸入し、第1の仕切りドア8によりエバポレータ6とヒータコア7をそれぞれ空調風が通るように分岐し、エバポレータ6を通過した空調風は第1の吹出口3aから吹き出され、ヒータコア7を通過した空調風が第2の吹出口3bからほぼ同時に吹き出すことができる。
上記した第1の吹出口3aから吹き出された空調風は、第2の吹出口3bから吹き出される空調風よりも低い温度で車室内に吹き出すことができる。
また、他の実施形態として、図2(b)は、第2の仕切りドア10を図中時計回りに180度回転し、ファン5とエバポレータ6及びヒータコア7との間にスペースが設けられ、エバポレータ6を通過して冷却された空調風及びヒータコア7を通過して加熱された空調風とが、エバポレータ6及びヒータコア7と、ファン5との間に設けられた混合空間Sによって混ざり、第1の吹出口3a近傍に設けられたFACEドア2bを閉じることで、第2の吹出口3bから空調風を吹き出す。
上記のような構成とすることにより、エバポレータ6を通過して冷却された空調風が第1の吹出口3aから吹き出すことはなく、第2の吹出口3bのみヒータコア7を通過して加熱された空調風を車室内へ吹き出すので、車室内では頭寒足熱を達成することができる。
本発明の一実施形態を示し、車両に搭載された車両用空調装置の概略構成図である。 本発明の一実施形態を示し、ファン起動後の運転時における空調風の送風路を示す車両用空調装置の概略構成図である。 本発明の一実施形態を示し、ファンとエバポレータ及びヒータコアとの間に混合空間を備えた場合における空調風の送風路を示す車両用空調装置の概略構成図である。
符号の説明
1 空調ユニット
2a DEFドア
2b FOOTドア
2c FACEドア
2 開閉ドア
3a 第1の吹出口
3 吹出口
3b 第2の吹出口
4 ユニットケース
5 ファン
6 エバポレータ
7 ヒータコア
8 第1の仕切りドア
9 固定部
10 第2の仕切りドア
11 側面部
12 端面部
13 内壁部
50 前部
51 前側シート
52 後側シート
53 車両
S 混合空間
W 送風路

Claims (5)

  1. 送風路(W)を形成し内気又は外気が前記送風路(W)内に吸入される吸入口及びこの吸入口から吸入され温度調節された空調風を吹き出す第1の吹出口(3a)と第2の吹出口(3b)を備えたユニットケース(4)と、このユニットケース(4)内部に配置されて内気又は外気を吸入口から吸入するファン(5)と、このユニットケース(4)に吸入された内気又は外気を冷却するエバポレータ(6)と、ユニットケース(4)内部に導入された内気又は外気を加熱するヒータコア(7)とを備えた車両用空調装置であって、
    前記エバポレータ(6)と前記ヒータコア(7)とを送風路(W)内の送風方向に対して並列に配置し、前記ファン(5)を前記エバポレータ(6)と前記ヒータコア(7)の送風方向下流側に配置し、冷却されて形成された空調風を前記第1の吹出口(3a)から吹出し、加熱されて形成された空調風を前記第2の吹出口(3b)から吹き出すことを特徴とする車両用空調装置。
  2. 請求項1記載の車両用空調装置であって、
    前記ヒータコア(7)を、前記ユニットケース(4)内の車両上下方向の下側に配置し、前記エバポレータ(6)を前記ユニットケース(4)内の前記ヒータコア(7)の車両上下方向の上側であって、送風方向に対して並列になるように配置し、前記ヒータコア(7)と前記エバポレータ(6)とにより形成された空調風の流れが並行流であることを特徴とする車両用空調装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の車両用空調装置であって、
    前記ファン(5)が、クロスフローファンであることを特徴とする車両用空調装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の車両用空調装置であって、
    前記送風方向に対して並列に配置された前記エバポレータ(6)と前記ヒータコア(7)と、前記エバポレータ(6)と前記ヒータコア(7)の下流側に設けられたファン(5)との間に、前記エバポレータ(6)を通過して冷却された空調風と、前記ヒータコア(7)を通過して加熱された空調風とを区画するドア(10)を設けたことを特徴とする車両用空調装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の車両用空調装置であって、
    前記ヒータコア(7)及び前記エバポレータ(6)と、前記ファン(5)との間に、前記エバポレータ(6)を通過し冷却された空調風と、前記ヒータコア(7)を通過し加熱された空調風を混合する混合空間を設けたことを特徴とする車両用空調装置。
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