JP2009202687A - 車両用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空調ケースの車両前後方向及び上下方向寸法の短縮化を図る。
【解決手段】蒸発器12からの冷風をヒータコア13をバイパスさせる第1、第2冷風バイパス通路15、16が形成され、第1冷風バイパス通路15からの冷風とヒータコア13からの温風とを前席用エアミックスチャンバ部17で混合して車室内前席側に吹き出すとともに、第2冷風バイパス通路16からの冷風とヒータコア13からの温風とを第2エアミックスチャンバ部18で混合して車室内後席側に吹き出す車両用空調装置において、ヒータコア13は、空気流入出面が車両上下方向に延びるように配置され、第2冷風バイパス通路16は、蒸発器12の空気流出面の一部から後席用エアミックスチャンバ部18までを連通するトンネル状の通路で構成され、第1、第2冷風バイパス通路15、16は、共にヒータコア13の上方側領域若しくは下方側領域の一方側に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷風と温風との風量割合および混合分布を調整して車室内吹出温度を調整するエアミックス方式の車両用空調装置に関する。
従来、車室内の異なる複数の領域、具体的には、車室内の前席側領域と後席側領域に対して1つの空調ユニットにより空調を行う車両用空調装置は種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1では、空調ユニットの空気通路を構成する空調ケース内側に配置された冷却用熱交換器の下流側の空気通路を車両上方の前席用通路と車両下方の後席用通路とに分割し、分割された各通路にわたって加熱用熱交換器を配置し、加熱用熱交換器の上方に前席用冷風バイパス通路を形成し、下方に後席用冷風バイパス通路を形成している。そして、前席用通路に前席用のエアミックスドア、後席用通路に後席用のエアミックスドアをそれぞれ設置し、各エアミックスドアを独立に操作することにより、前席用通路及び後席用通路において冷温風の風量割合をそれぞれ調整して、車室内の前席側および後席側への吹出空気温度を独立して制御している。
特開平11−235914号公報
ところで、空調ユニットの空調ケースは、一般的に車室内前部の計器盤の下方部に設置されており、特許文献1の空調ケースのように、加熱用熱交換器を挟んで車両上下方向の上方に前席用冷風バイパス通路が形成され、下方に後席用冷風バイパス通路が形成されている場合には、空調ユニットの体格が車両上下方向に長くなる。また、後席用冷風バイパス通路を冷却用熱交換器の空気流れ下流側から加熱用熱交換器下方に向かって延びるように設けており、車両前後方向における冷却用熱交換器と加熱用熱交換器との間に後席用冷風バイパス通路の空気流入口のスペースが必要となるため、空調ユニットの体格が車両前後方向に長くなる。そのため、空調ユニットが、計器盤の下方部の車両前後方向及び上下方向寸法を充分に確保できない場合には搭載できないといった問題があった。
また、後席用冷風バイパス通路を加熱用熱交換器の下方に形成しているため、後席側のエアミックスドアの空気流れ下流側(エアミックスチャンバ部)では、上方に温風、下方に冷風が流れやすい構成となっている。そのため、例えば、後席用吹出開口部の構成が、車両上下方向の上側が後席側フェイス開口部、下側が後席用フット開口部となるような構成であると、フェイス開口部とフット開口部の両方か空気を吹き出すバイレベルモード時等に、フェイス側に温風、フット側に冷風が流れやすくなるため、乗員が快適と感じる頭寒足熱形の車室内温度分布にするための温度制御が困難となっていた。
本発明は、上記点に鑑み、車室内の複数領域に対して1つの空調ユニットにより空調を行う車両用空調装置において、空調ユニットにおける空調ケースの車両前後方向及び上下方向寸法の短縮化を図ることを第1の目的とする。また、後席側領域の車室内温度分布の改善を図ることを第2の目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、車室内に向かって空気が流れる空気通路を形成する空調ケース(11)と、空調ケース(11)内に設けられ、空気を冷却する冷却用熱交換器(12)と、空調ケース(11)内に設けられ、冷却用熱交換器(12)で冷却された空気を加熱する加熱用熱交換器(13)と、冷却用熱交換器(12)からの冷風を加熱用熱交換器(13)をバイパスさせる第1、第2冷風バイパス通路(15、16)と、空調ケース(11)内に形成され、第1冷風バイパス通路(15)からの冷風と加熱用熱交換器(13)からの温風とを混合する第1エアミックスチャンバ部(17)と、空調ケース(11)内に設けられ、第1エアミックスチャンバ部(17)で混合される第1冷風バイパス通路(15)を通過する冷風と加熱用熱交換器(13)を通過する温風との風量割合を調整する第1エアミックス手段(19)と、空調ケース(11)内において加熱用熱交換器(13)の空気流れ下流側に形成され、第2冷風バイパス通路(16)からの冷風と加熱用熱交換器(13)からの温風とを混合する第2エアミックスチャンバ部(18)と、空調ケース(11)内に設けられ、第2エアミックスチャンバ部(18)で混合される第2冷風バイパス通路(16)からの冷風と加熱用熱交換器(13)からの温風との風量割合を調整する第2エアミックス手段(23)と、第1エアミックスチャンバ部(17)で混合された空調風を車室内前席側に向けて吹き出す前席用吹出開口部(26、28、30)と、第2エアミックスチャンバ部(18)で混合された空調風を車室内後席側に向けて吹き出す後席用吹出開口部(32、33)とを備える車両用空調装置において、加熱用熱交換器(13)は、空気流入面及び空気流出面が車両上下方向に延びるように配置され、第2冷風バイパス通路(16)は、冷却用熱交換器(12)の空気流出面の一部から冷風を導入するための冷風導入口(16a)と、冷風導入口(16a)から導入された冷風を第2エアミックスチャンバ部(18)に導出する冷風導出口(16b)とを有するトンネル状の通路で構成され、第1、第2冷風バイパス通路(15、16)は、共に加熱用熱交換器(13)の上方側領域若しくは下方側領域の一方側に形成されていることを特徴としている。
このように、第2冷風バイパス通路(16)をトンネル状の通路として、第1冷風バイパス通路(15)と第2冷風バイパス通路(16)を共に、車両上下方向における加熱用熱交換器(13)の上方領域若しくは下方領域に形成することで、第1、第2冷風バイパス通路(15、16)を加熱用熱交換器(13)の上下方向に分割して形成する場合に比べて、空調ケース(11)の上下方向の寸法を短縮することができる。
また、冷却用熱交換器(12)と加熱用熱交換器(13)との間に第2冷風バイパス通路(16)の空気流入口のスペースを確保する必要がないため、空調ケース(11)の車両前後方向の寸法を短縮することができる。
その結果、空調ユニット(10)における空調ケース(11)の車両前後方向及び上下方向寸法の短縮化を図ることができる。ここで、「車両上下方向」には、水平方向に対して垂直な方向だけでなく、水平方向に対して傾斜した方向を含んでいる。
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、後席用吹出開口部(32、33)は、後席側乗員の上半身に向けて吹き出す後席用フェイス開口部(32)と、後席側乗員の足元付近に向けて吹き出す後席用フット開口部(33)を有しており、後席用フェイス開口部(32)は、後席用フット開口部(33)よりも第2冷風バイパス通路(16)の冷風導出口(16b)に近い側に開口していることを特徴としている。
このように、後席用フェイス開口部(32)を第2冷風バイパス通路(16)の冷風導出口(16b)側に開口させることで、バイレベルモード時等に後席用フェイス開口部(32)側に冷風、後席用フット開口部(33)側に温風が流れやすくなるため、後席側領域における頭寒足熱形の車室内温度分布とすることができる。したがって、後席側領域の車室内温度分布の改善を図ることができる。
また、請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載の発明において、空調ケース(11)には、暖房用熱交換器(13)の空気流れ下流側領域および第1冷風バイパス通路(15)内を車両幅方向の左側領域と右側領域とに仕切る仕切り部材(40)が設けられ、第1、第2エアミックチャンバ部(17、18)は、仕切り部材(40)により仕切られた左側領域と右側領域のそれぞれに形成され、第1、第2エアミックス手段(19、23)は、第1、第2エアミックスチャンバ部(17、18)の左側領域および右側領域で混合される冷風と温風との風量割合を、それぞれを独立して調整可能に構成され、前席用吹出開口部(26、28、30)は、第1エアミックスチャンバ部(17)の左側領域および右側領域で混合された空調風を車室内左側領域と車室内右側領域にそれぞれ吹き出すように構成され、後席用吹出開口部(32、33)は、第2エアミックスチャンバ部(18)の左側領域および右側領域で混合された空調風を車室内左側領域と車室内右側領域にそれぞれ吹き出すように構成されており、仕切り部材(40)は、第2冷風バイパス通路(16)を含んで構成されていることを特徴としている。
このように、車両幅方向の車室内左側領域と車室内右側領域を独立して空調することができる車両用空調装置において、空調ケース(11)内を左側領域と右側領域とに仕切る仕切り部材(40)の一部を前記第2冷風バイパス通路(16)で構成して共通化することで、空調ケース(11)の体格の小型化や空調ユニット(10)の部品点数の増加を抑制することができる。
また、請求項4に記載の発明では、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の発明において、第1、第2冷風バイパス通路(15、16)は、互いに近接して形成され、第2冷風バイパス通路(16)は、通路断面が扁平形状に形成され、通路断面の長手方向の両端部が、先端部に向かって徐々に通路断面積が小さくなるように形成されていることを特徴としている。
これにより、第2冷風バイパス通路(16)が、第1冷風バイパス通路(15)を流れる冷風や加熱用熱交換器(13)を通過した温風の通風抵抗となるのを抑制することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1〜図3に基づいて説明する。ここで、図1は本実施形態における空調ユニット内部の概略図、図2は図1におけるX−X断面図、図3は、本実施形態における車両用空調装置の作動を説明する作動説明図を示している。
本実施形態による車両用空調装置の室内ユニット部は、大別して、図1に示す空調ユニット10と、この空調ユニット10に空気を送風する送風機ユニット(図示せず)との2つの部分に分かれている。
送風機ユニットは車室内前部の計器盤(図示せず)内側のうち、中央部から助手席側へオフセットして配置されており、これに対し、空調ユニット10は車室内前部の計器盤(図示せず)内側のうち、車両左右(幅)方向の略中央部に配置されている。
送風機ユニットは周知のごとく外気(車室外空気)と内気(車室内空気)を切替導入する内外気切替箱と、この内外気切替箱を通して吸入した空気を送風する遠心式の送風機とを有している。
空調ユニット10は車室内へ向かって送風される空気通路を構成する樹脂製の空調ケース11を有し、この空調ケース11内に冷却用熱交換器をなす蒸発器12と加熱用熱交換器をなすヒータコア13を両方とも一体的に内蔵している。空調ユニット10は、計器盤内側の略中央部にて、車両の前後方向および上下方向に対して、図1の矢印で示す搭載方向で配置されている。
空調ケース11内の、最も車両前方側の部位には空気入口空間14が形成されている。この空気入口空間14には送風機ユニットの遠心式送風機の送風空気が流入する。空調ケース11内において空気入口空間14直後の部位に蒸発器12が配置されている。
この蒸発器12は周知のごとく冷凍サイクルの低圧冷媒の蒸発潜熱を送風空気から吸熱して送風空気を冷却するものである。
そして、蒸発器12の空気流れ下流側(車両後方側)に、蒸発器12から所定の間隔を開けてヒータコア13が配置されている。ヒータコア13は、蒸発器12を通過した冷風を再加熱するものであって、その内部に、図示しない車両エンジンから高温の温水(エンジン冷却水)が流れ、この温水を熱源として空気を加熱するものである。
ヒータコア13は周知のごとく温水が通過する偏平チューブとこれに接合されたコルゲートフィンとからなる熱交換用コア部を有している。この熱交換用コア部の下部に温水が流入する入口タンクが配置され、熱交換用コア部の上部に温水を流出させる出口タンクが配置されている。
ここで、蒸発器12は、空調ケース11内において、蒸発器12は、上方側部位が車両前方側に傾斜するように配置されており、空気が車両後方へ向かって流れるように配置されている。
これに対し、ヒータコア13は、空気流入面及び空気流出面が車両上下方向に延びるように配置されており、蒸発器12の車両後方側において空気が車両後方側へ向かって流れるように配置されている。なお、図1において、ヒータコア13の空気流入面及び空気流出面が水平方向に対して垂直な方向に延びるように配置しているが、水平方向に対して傾斜した方向に延びるように配置してもよい。
そして、ヒータコア13は、空調ケース11の通風路内の下方部のみを横切るように配置され、ヒータコア13の上方には、ヒータコア13をバイパスして空気(冷風)が流れる第1、第2冷風バイパス通路15、16がそれぞれ形成されている。
本実施形態では、第1、第2冷風バイパス通路15、16は、互いに近接するように形成されている。なお、第2冷風バイパス通路16とヒータコア13を近接するように形成しているが、第2冷風バイパス通路16とヒータコア13は、互いに離間して形成してもよい。
第1冷風バイパス通路15は、ヒータコア13の空気流れ下流側であって、空調ケース11内の上方に形成される前席用エアミックスチャンバ部(第1エアミックスチャンバ部)17と連通するように形成されている。
前席用エアミックスチャンバ部17は、第1冷風バイパス通路15を通過した冷風とヒータコア13を通過した温風とを混合する冷風と温風の混合領域である。前席用エアミックスチャンバ部17で混合された空調風は、後述する前席用吹出開口部26、28、30に流れる。
一方、第2冷風バイパス通路16(図1中網掛け部位)は、第1冷風バイパス通路15の一部を左側領域と右側領域に分割するように、空調ケース11における車両幅方向(紙面垂直方向)の中央位置に形成されている。そして、第2冷風バイパス通路16は、蒸発器12の空気流出面の上方部からヒータコア13の空気流れ下流側であって空調ケース11の下方に形成される後席用エアミックスチャンバ部(第2エアミックスチャンバ部)18と連通するように形成されている。
具体的に、第2冷風バイパス通路16は、くの字状に曲折しており、蒸発器12の空気流出面の上方部から車両後方側に向かって延びるとともに、空調ケース11におけるヒータコア13の空気流れ下流側に形成された後面部に沿って下方に延びるトンネル状の通路で構成されている。
そして、第2冷風バイパス通路16は、蒸発器12の空気流出面の上方部位に対して冷風を導入するように開口した冷風導入口16aと、後席用エアミックスチャンバ部18に対して冷風を導出するように開口した冷風導出口16bとを有して構成されている。
図2に示すように、第2冷風バイパス通路16の通路断面は、縦長の扁平形状に形成されている。また、第2冷風バイパス通路16は、通路断面の長手方向の上端部16cおよび下端部16dの通路断面積が、中央部に対して徐々に小さくなるようにテーパ形状に形成されている。これは、第2冷風バイパス通路16が、第1冷風バイパス通路15を流れる冷風やヒータコア13を通過した温風の通風抵抗となるのを抑制するためである。
詳しくは、ヒータコア13を通過した温風を、第2冷風バイパス通路16の下端部16d付近で流れ方向を急激に変化させずに分流させるためである。また、第1冷風バイパス通路15の一部に形成される右側領域と左側領域を通過した冷風若しくはヒータコア13を通過した温風を、第2冷風バイパス通路16の上端部16c付近で流れ方向を急激に変化させずに合流させるためである。
図1に戻り、後席用エアミックスチャンバ部18は、第2冷風バイパス通路16を通過した冷風とヒータコア13を通過した温風とを混合する冷風と温風の混合領域である。後席用エアミックスチャンバ部18で混合された空調風は、後述する後席用吹出開口部32、33に流れる。
空調ケース11内の蒸発器12とヒータコア13の間には、前席用エアミックスチャンバ部17で混合される冷風と温風の風量割合を調整するための前席用エアミックスドア(第1エアミックスドア)19が設けられており、後述する前席用吹出開口部26、28、30に流れる空調風の温度調整がなされる。
この前席用エアミックスドア19は、空調ケース11に対して回転自在に支持された駆動軸20および従動軸21に両端が固定および巻回されているフィルム状の膜状部材22からなる周知のフィルムドアにより構成されている。
フィルム状の膜状部材22は、駆動軸20と従動軸21によって、ヒータコア13の空気流入面の空気流れ上流側および第1冷風バイパス通路15とをそれぞれ横切るようにして一定の張力が付与された状態で車両上下方向に摺動可能に設けられている。ここで、駆動軸20は、ステップモータ等の駆動手段(図示せず)によって駆動され、この駆動軸20の回転は回転伝達機構を介して従動軸21にも伝達される。
また、膜状部材22は、複数の開口部(図示せず)が形成されており、駆動軸20を正逆両方向に回転させて上記開口部を任意の位置で停止させることで、第1冷風バイパス通路15に流入する空気とヒータコア13に流入する空気の風量割合が調整される。
また、本実施形態では、第2冷風バイパス通路16が、空調ケース11における車両左右方向の中央位置に、蒸発器12の空気流出面の上方部から車両後方側に向かって延びるように形成されているため、膜状部材22の車両左右方向の中央部には、第2バイパス通路16との干渉避けるための穴部(図示せず)が形成されている。
また、空調ケース11内のヒータコア13の空気流れ下流側であって、車両上下方向の下方側には、後席用エアミックスチャンバ部18で混合される冷風と温風の風量割合を調整するための後席用エアミックスドア(第2エアミックスドア)23が設けられており、後述する後席用吹出開口部32、33に流れる空調風の温度調整がなされる。
後席用エアミックスドア23は、回転軸24を中心として回転可能に支持される平板状の板ドア25により構成されている。回転軸24は、サーボモータ等の駆動手段(図示せず)によって駆動される。また、後席用エアミックスドア23は、第2冷風バイパス通路16の冷風導出口16bを開閉可能であって、ヒータコア13からの温風を後席用エアミックスチャンバ部18に導入、遮断できるように構成されている。
次に、空調ケース11の通風路の空気流れ下流端には、複数の吹出開口部が形成されており、この複数の吹出開口部の下流側に、さらに、空調風を車室内の所定場所に向けて吹き出すための吹出ダクト(図示せず)が接続される。
この複数の吹出開口部のうち、デフロスタ開口部26は、空調ケース11の上面部の車両前方側に設けられ、デフロスタダクト(図示せず)を介して、空調風を車室内フロントガラスに向けて吹き出すためのデフロスタ吹出口(図示せず)に連通している。デフロスタ開口部26には、回転軸27aを中心に回転可能な板状のデフロスタ開閉ドア27が設けられている。
また、フェイス開口部28は、空調ケース11の上面部の車両後方側に設けられている。フェイス開口部28には、回転軸29aを中心に回転可能な板状のフェイス開閉ドア29が設けられている。フェイス開口部28は、フェイスダクト(図示せず)を介して空調風を車室内前席側乗員の上半身に向けて吹き出すフェイス吹出部(図示せず)に連通している。
またフット開口部30は、フェイス開口部28よりも車両後方側で空調ケース11の後面部の上方側に設けられており、フットダクト(図示せず)を介して、空調風を車室内前席側乗員の足元部に向けて吹き出すフット吹出口(図示せず)に連通している。フット開口部30には、それぞれ回転軸31aを中心に回転可能な板状のフェイス開閉ドア31が設けられている。
上記デフロスタ開口部26、フェイス開口部28、フット開口部30は、前席乗員に対して空調風を吹き出すための前席用吹出開口部を構成している。一方、後席用吹出開口部は、後席用フェイス開口部32および後席用フット開口部33を有して構成され、それぞれ空調ケース11の後面部の最下方側に設けられている。
ここで、後席用フェイス開口部32および後席用フット開口部33には、それぞれ回転軸34a、35aを中心に回転可能な板状の後席用フェイス開閉ドア34および後席用フット開閉ドア35が設けられている。
後席用フェイス開口部32は、後席用フェイスダクト(図示せず)を介して、空調風を後席乗員の上半身に向けて吹き出すための後席フェイス吹出口(図示せず)に連通しており、後席用フット開口部33は、後席用フットダクト(図示せず)を介して、空調風を後席乗員足元に向けて吹き出すための後席フット吹出口(図示せず)に連通している。
ここで、後席用フェイス開口部33は、後席用フット開口部32に対して車両上下方向の上方に形成され、後席用フェイス開口部32と第2冷風バイパス通路16の冷風導出口16bが後席用フット開口部33に比べて近づくように形成されている。
すなわち、後席用フェイス開口部32には、第2冷風バイパス通路16を通過した冷風が流入しやすくなるように形成され、また、後席用フット開口部33には、ヒータコア13を通過した温風が流入しやすくなるように形成されている。
前席用吹出開口部および後席用吹出開口部の吹出モードドア(各開閉ドア)は、リンク機構(図示せず)を介して共通のアクチュエータのサーボモータの出力軸に連結される。従って、この共通のアクチュエータ機構により吹出モードドアが連動操作されるようになっている。このリンク機構、アクチュエータ等によって吹出モード切替装置が構成され、制御装置(図示せず)により制御される。
次に、上記構成において、本実施形態の作動を説明する。本実施形態では、図3に示すように、吹出モード切替装置により、フェイス開口部28とフット開口部30および後席用フェイス開口部32と後席用フット開口部33が開口し、前席側および後席側乗員の上半身および足元付近に向けて空調風を吹き出すバイレベルモードに切替えられた場合について説明する。
ここで、前席用エアミックスドア19は、ヒータコア13の空気流入面および第1冷風バイパス通路15を半開状態とし、また、後席用エアミックスドア23は、第2冷風バイパス通路16を半開状態としてそれぞれ中間温度位置に設定されている。
吹出モード切替装置によりバイレベルモードに設定された状態で、送風機ユニットおよび冷凍サイクルが運転されると、送風機ユニットからの送風空気が、空調ケース11の最前部の空気入口空間14に流入した後、蒸発器12で冷却されて冷風となる。
そして、蒸発器12で冷却された冷風は、第1冷風バイパス通路15を通過する空気、第2冷風バイパス通路16を通過する空気、およびヒータコア13に流入する空気に分流される。
第1冷風バイパス通路15を通過した冷風(図中実線矢印A)とヒータコア13の上方部を通過した温風(図中実線矢印B)は、前席用エアミックスチャンバ部17で混合され、フェイス開口部28およびフット開口部30に流れる。
ここで、第1冷風バイパス通路15を通過した冷風(図中実線矢印A)とヒータコア13の上方部を通過した温風(図中実線矢印B)は、それぞれ第2冷風バイパス通路16により分流・合流することになるが、冷風と温風の空気流れ方向が急に変化しないように第2冷風バイパス通路16の上端部16cと下端部16dの形状をテーパ形状としているため、第2冷風バイパス通路16による通風抵抗を抑制することができる。
一方、第2冷風バイパス通路16を通過した冷風(図中破線矢印C)とヒータコア13の下方部を通過した温風(図中破線矢印D)は、後席用エアミックスチャンバ部18で混合され、後席用フェイス開口部32および後席用フット開口部33に流れる。
ここで、後席用フェイス開口部32には、第2冷風バイパス通路16を通過した冷風が流入しやすくなっており、後席用フット開口部33には、ヒータコア13を通過した温風が流入しやすくなっている。そのため、バイレベルモードにおいて、後席側領域における頭寒足熱形の車室内温度分布とすることができる。
以上説明したように、本実施形態に記載の車両用空調装置によれば、第2冷風バイパス通路16をトンネル状の通路として、第1冷風バイパス通路15と第2冷風バイパス通路16を共に、車両上下方向におけるヒータコア13の上方領域若しくは下方領域に形成することで、第1、第2冷風バイパス通路15、16をヒータコア13の上下方向に分割して形成する場合に比べて、空調ケース11の上下方向の寸法を短縮することができる。
そして、蒸発器12とヒータコア13との間に第2冷風バイパス通路16の空気流入口のスペースを確保する必要がないため、空調ケース11の車両前後方向の寸法を短縮することができる。
その結果、空調ユニット10における空調ケース11の車両前後方向及び上下方向寸法の短縮化を図ることができる。
また、後席用フェイス開口部32を第2冷風バイパス通路16の冷風導出口16b側に開口させることで、バイレベルモード時において、後席側領域における頭寒足熱形の車室内温度分布とすることができる。その結果、後席側領域の車室内温度分布の改善を図ることができる。
また、第2冷風バイパス通路16の通路断面を、縦長の扁平形状に形成し、通路断面の上端部16cと下端部16dをテーパ形状とすることで、第2冷風バイパス通路16が、第1冷風バイパス通路15を流れる冷風やヒータコア13を通過した温風の通風抵抗となるのを抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図4、図5に基づいて説明する。上記第1実施形態と同様または均等な部分について同一の符号を付し、その説明を省略する。ここで、図4は、本実施形態における空調ユニットの概略図、図5は、図4におけるY−Y断面図を示している。
本実施形態では、図4に示すように空調ケース11内部における車両幅方向の中央位置に、蒸発器12の空気流出面から各開口部まで延びるとともに、車両上下方向に延びる中央仕切り部材(仕切り部材)40(図4中の網掛け部位)が設けられている。
この中央仕切り部材40により空調ケース11内部の蒸発器12の空気流れ下流は、車両右側領域と車両左側領域とに仕切られている。また、中央仕切り部材40により仕切られた車両右側領域と車両左側領域には、各領域に第1冷風バイパス通路15、前席用エアミックスチャンバ部17、後席用エアミックスチャンバ部18、前席用エアミックスドア19、後席用エアミックスドア23等がそれぞれ独立して設けられている。
例えば、図5に示すように空調ケース11には、中央仕切り部材40を境にして、第1冷風バイパス通路15の車両右側領域15aと車両左側領域15bが形成され、ヒータコア13の車両右側領域13aと車両左側領域13bが形成され、前席用エアミックスドア19が、車両右側ドア19aと車両左側ドア19bが設けられている。
また、前席用開口部28、30及び後席用開口部32、33は、車両右側領域と車両左側領域とに仕切られており、各ダクトを介して車両右側用吹出口と車両左側用吹出口から空調風を吹き出すように構成されている。
車両右側領域と車両左側領域に設けられた前席用エアミックスドア19、後席用エアミックスドア23は、それぞれ独立して制御可能に構成されており、車室内の左右の領域に吹き出す空調風の温度をそれぞれ独立に制御できる左右独立温度制御方式になっている。
そして、中央仕切り部材40は、第2冷風バイパス通路16を含んで構成されている。つまり、中央仕切り部材40には、蒸発器12の空気流出面の上方部から車両後方側に向かって延びるとともに、空調ケース11におけるヒータコア13の空気流れ下流側に形成された後面部に沿って下方に延びるトンネル状の通路が形成されている(図4における中央仕切り部材40内の破線部分)。
このように、車両幅方向の車室内左側領域と車室内右側領域を独立して空調することができる左右独立温度制御方式の車両用空調装置において、空調ケース11内を車両左側領域と車両右側領域とに仕切る中央仕切り部材40の一部に第2冷風バイパス通路16を形成し、中央仕切り部材40と第2冷風バイパス通路16を共通化することで、空調ケース11の体格の小型化や空調ユニット11の部品点数の増加を抑制することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図6に基づいて説明する。上記第1実施形態と同様または均等な部分について同一の符号を付し、その説明を省略する。ここで、図6は、本実施形態における第2冷風バイパス通路の通路断面を含む断面図を示している。
上記第1実施形態では、第2冷風バイパス通路16の通路断面を、縦長の扁平形状に形成し、通路断面の長手方向の上端部16cおよび下端部16dを、中央部に対して徐々に小さくなるようにテーパ形状に形成している。
本実施形態では、図6に示すように、第2冷風バイパス通路16の通路断面を、縦長の扁平形状となるように楕円形状に形成し、通路断面の長手方向の上端部16cおよび下端部16dが、中央部に対して徐々に小さくなるようにしている。
これによっても、第2冷風バイパス通路16が、第1冷風バイパス通路15を流れる冷風やヒータコア13を通過した温風の通風抵抗となるのを抑制することができる。
(他の実施形態)
本発明は上述の実施形態に限定されることなく、以下のように種々変形可能である。
(1)上述の実施形態では、第2冷風バイパス通路16を、第1冷風バイパス通路15の一部を左側領域と右側領域に分割するように、空調ケース11における車両幅方向(紙面垂直方向)の中央位置に形成していが、これに限定されるものではない。
例えば、図7に示すように、第2冷風バイパス通路16を、空調ケース11の車両幅方向の両側面壁に形成し、第1冷風バイパス通路15を車両幅方向の中央位置に形成してもよい。また、蒸発器12の直後及び後席用エアミックスチャンバ部18における空調ケース11の車両幅方向の側面壁にそれぞれ開口部を設けて、その開口部間を連通するようにトンネル状の第2冷風バイパス通路16を配置してもよい。
(2)また、上述の実施形態では、第2冷風バイパス通路16を、第1冷風バイパス通路15とともにヒータコア13の上方側に形成しているが、第2冷風バイパス通路16及び第1冷風バイパス通路15をヒータコア13の下方側に形成してもよい。なお、この場合、ヒータコア13は、空調ケース11の通風路内の上方部を横切るように配置されている。
(3)また、上述の実施形態では、前席用エアミックスドア19をフィルムドアにて構成しているが、これに限定されるものではなく、板ドア等の他のドア手段により構成してもよい。同様に、後席用エアミックスドア23および吹出モード切替用の開閉ドアを板ドアにて構成師弟入るがこれに限定されるものではなく、フィルムドア等の他のドア手段により構成してもよい。
第1実施形態に係る空調ユニットの概略図である。 図1におけるX−X断面図である。 第1実施形態に係るバイレベルモード時の空調ユニットの概略図である。 第2実施形態に係る空調ユニットの概略図である。 図4におけるY−Y断面図である。 第3実施形態に係る第2バイパス通路の通路断面を示す断面図である。 他の実施形態に係る第2バイパス通路の通路断面を示す断面図である。
符号の説明
11 空調ケース
12 蒸発器(冷却用熱交換器)
13 ヒータコア(加熱用熱交換器)
15 第1冷風バイパス通路
16 第2冷風バイパス通路
16a 冷風導入口
16b 冷風導出口
17 前席用エアミックスチャンバ部(第1エアミックスチャンバ部)
18 後席用エアミックスチャンバ部(第2エアミックスチャンバ部)
19 前席用エアミックスドア(第1エアミックス手段)
23 後席用エアミックスドア(第2エアミックス手段)

Claims (4)

  1. 車室内に向かって空気が流れる空気通路を形成する空調ケース(11)と、
    前記空調ケース(11)内に設けられ、空気を冷却する冷却用熱交換器(12)と、
    前記空調ケース(11)内に設けられ、前記冷却用熱交換器(12)で冷却された空気を加熱する加熱用熱交換器(13)と、
    前記冷却用熱交換器(12)からの冷風を前記加熱用熱交換器(13)をバイパスさせる第1、第2冷風バイパス通路(15、16)と、
    前記空調ケース(11)内に形成され、前記第1冷風バイパス通路(15)からの冷風と前記加熱用熱交換器(13)からの温風とを混合する第1エアミックスチャンバ部(17)と、
    前記空調ケース(11)内に設けられ、前記第1エアミックスチャンバ部(17)で混合される前記第1冷風バイパス通路(15)を通過する冷風と前記加熱用熱交換器(13)を通過する温風との風量割合を調整する第1エアミックス手段(19)と、
    前記空調ケース(11)内において前記加熱用熱交換器(13)の空気流れ下流側に形成され、前記第2冷風バイパス通路(16)からの冷風と前記加熱用熱交換器(13)からの温風とを混合する第2エアミックスチャンバ部(18)と、
    前記空調ケース(11)内に設けられ、前記第2エアミックスチャンバ部(18)で混合される前記第2冷風バイパス通路(16)からの冷風と前記加熱用熱交換器(13)からの温風との風量割合を調整する第2エアミックス手段(23)と、
    前記第1エアミックスチャンバ部(17)で混合された空調風を車室内前席側に向けて吹き出す前席用吹出開口部(26、28、30)と、
    前記第2エアミックスチャンバ部(18)で混合された空調風を車室内後席側に向けて吹き出す後席用吹出開口部(32、33)とを備える車両用空調装置において、
    前記加熱用熱交換器(13)は、空気流入面及び空気流出面が車両上下方向に延びるように配置され、
    前記第2冷風バイパス通路(16)は、前記冷却用熱交換器(12)の空気流出面の一部から冷風を導入するための冷風導入口(16a)と、前記冷風導入口(16a)から導入された冷風を前記第2エアミックスチャンバ部(18)に導出する冷風導出口(16b)とを有するトンネル状の通路で構成され、
    前記第1、第2冷風バイパス通路(15、16)は、共に前記加熱用熱交換器(13)の上方側領域若しくは下方側領域の一方側に形成されていることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記後席用吹出開口部(32、33)は、後席側乗員の上半身に向けて吹き出す後席用フェイス開口部(32)と、後席側乗員の足元付近に向けて吹き出す後席用フット開口部(33)を有しており、
    前記後席用フェイス開口部(32)は、前記後席用フット開口部(33)よりも前記第2冷風バイパス通路(16)の冷風導出口(16b)に近い側に開口していることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 前記空調ケース(11)には、前記暖房用熱交換器(13)の空気流れ下流側領域および前記第1冷風バイパス通路(15)内を車両幅方向の左側領域と右側領域とに仕切る仕切り部材(40)が設けられ、
    前記第1、第2エアミックチャンバ部(17、18)は、前記仕切り部材(40)により仕切られた左側領域と右側領域のそれぞれに形成され、
    前記第1、第2エアミックス手段(19、23)は、前記第1、第2エアミックスチャンバ部(17、18)の左側領域および右側領域で混合される冷風と温風との風量割合を、それぞれを独立して調整可能に構成され、
    前記前席用吹出開口部(26、28、30)は、前記第1エアミックスチャンバ部(17)の左側領域および右側領域で混合された空調風を車室内左側領域と車室内右側領域にそれぞれ吹き出すように構成され、
    前記後席用吹出開口部(32、33)は、前記第2エアミックスチャンバ部(18)の左側領域および右側領域で混合された空調風を車室内左側領域と車室内右側領域にそれぞれ吹き出すように構成されており、
    前記仕切り部材(40)は、前記第2冷風バイパス通路(16)を含んで構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用空調装置。
  4. 前記第1、第2冷風バイパス通路(15、16)は、互いに近接して形成され、
    前記第2冷風バイパス通路(16)は、通路断面が扁平形状に形成され、通路断面の長手方向の両端部が、先端部に向かって徐々に通路断面積が小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
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