JP6128778B2 - 車両用空調システム - Google Patents
車両用空調システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6128778B2 JP6128778B2 JP2012182668A JP2012182668A JP6128778B2 JP 6128778 B2 JP6128778 B2 JP 6128778B2 JP 2012182668 A JP2012182668 A JP 2012182668A JP 2012182668 A JP2012182668 A JP 2012182668A JP 6128778 B2 JP6128778 B2 JP 6128778B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- vehicle
- cross flow
- conditioning system
- cross
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 title claims description 79
- 238000007664 blowing Methods 0.000 claims description 32
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 36
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 19
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 12
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 11
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 7
- 230000001143 conditioned effect Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 4
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 2
- 230000002123 temporal effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Description
例えば、客室の空気がこのような車両用空調システムの暖房運転によって暖められる場合には、空気調和機の吹き出し口から吹き出された暖房気流は、客室の上方に溜まることとなる。そのため、座席等が設けられた客室の下方の空気の温度が低いままとなり、足下が寒いと乗客が感じてしまい、快適性が保たれなくなることがあった。
また、例えば、客室の空気がこのような車両用空調システムの冷房運転によって冷やされる場合には、空気調和機の吹き出し口から吹き出された冷房気流は、客室の下方に溜まることとなる。そのため、客室の下方の空気の温度が低く、客室の上方の空気の温度が高いままとなり、足下が寒く、頭部が暑いと乗客が感じてしまい、快適性が保たれなくなることがあった。
そこで、例えば、暖房気流が、客室の壁面に設けられた風路を通って床近傍から吹き出されることで、客室の空気が均一に暖められる車両用空調システムが提案されている(特許文献1参照)。
なお、実施の形態の説明においては、旅客用の鉄道車両に用いられる車両用空調システムについて説明しているが、本発明に係る車両用空調システムには、他の車両に用いられる車両用空調システムが含まれる。また、各図において、同一部材又は同一部分には同一の符号を付している。また、細かい構造については、適宜図示を簡略化又は省略している。また、重複する説明については、適宜簡略化又は省略している。
以下に、実施の形態1に係る車両用空調システムを説明する。
(車両用空調システムの構成)
まず、実施の形態1に係る車両用空調システムの構成について説明する。
図1は、実施の形態1に係る車両用空調システムの構成を示す図である。図1に示すように、車両用空調システム1は、空気調和機2と、1対の横断流送風機3A、3Bと、吸い込み口温度センサ4と、制御部5と、を少なくとも有する(なお、制御部5は、本発明における「制御手段」に相当する。)。
次に、実施の形態1に係る車両用空調システムの動作について説明する。
ここでは、説明を容易にするため、空気調和機2が暖房運転を行う場合について説明する。空気調和機2が冷房運転を行う場合においても、同様に動作する。
次に、実施の形態1に係る車両用空調システムの作用について説明する。
まず、従来の車両用空調システムとして、横断流送風機3A、3Bを有しない車両用空調システム(以下、「比較例1」という。)の作用について説明する。
空気調和機2の暖房運転を開始する前は、客室23の空気の温度は設定温度以下である。空気調和機2の暖房運転を開始した後は、吹き出し口26から暖房気流が吹き出されるため、客室23の空気の温度は上昇するが、暖房気流は、客室23の空気より密度が小さく、客室23の上方に溜まって客室23の下方まで到達しない。そのため、客室23の空気は、高さ方向に大きな温度分布を生じ、例えば座席28に座った乗客は寒さを感じることとなる。
実施の形態1に係る車両用空調システムでは、空気調和機2の暖房運転時に、1対の横断流送風機3A、3Bが互いに対向する方向に回転して送風を行う。このような動作によって、図1に示すように、空気調和機2で空調され吹き出し口26から吹き出された暖房気流は、横断流送風機の吹き出し気流を示す矢印44A、44Bのように吹き出された横断流送風機3A、3Bの吹き出し気流によって両側から押さえられるため、客室23の上方に広がって溜まることがない。また、横断流送風機3A、3Bの吹き出し気流が、横断流送風機の吹き出し気流を示す矢印44A、44Bのように客室23の下方に向かうため、空気調和機2の吹き出し気流も、空気調和機の吹き出し気流を示す矢印42のように客室23の下方に運ばれることとなる。
そのため、乗客の快適性を向上することができる。また、客室23の壁面等に新たな風路が設けられなくてもよいため、乗客の快適性を簡易な構造で向上することができる、という顕著な効果が奏される。
以下、実施の形態2に係る車両用空調システムについて説明する。なお、実施の形態1に係る車両用空調システムと重複する説明は、適宜簡略化又は省略している。
(車両用空調システムの構成)
まず、実施の形態2に係る車両用空調システムの構成について説明する。
図13は、実施の形態2に係る車両用空調システムの構成を示す図である。図13に示すように、車両用空調システム6は、空気調和機2と、1対の横断流送風機3A、3Bと、吸い込み口温度センサ4と、制御部7と、を少なくとも有する(なお、制御部7は、本発明における「制御手段」に相当する。)。
次に、実施の形態2に係る車両用空調システムの動作について説明する。
ここでは、例えば、車両21が駅に停車し、乗客が乗り降りを行う時の動作について説明する。空気調和機2は常に暖房運転を行っているものとする。空気調和機2が冷房運転を行う場合においても、同様に動作する。
次に、実施の形態2に係る車両用空調システムの作用について説明する。なお、空気調和機2が暖房運転を行う場合の作用を説明するが、空気調和機2が冷房運転を行う場合の作用も同様である。
乗客が乗り降りする際にドア29が開閉動作を行うと、客室23に冷たい外気が流入するため、客室23の空気の温度は外気温と略等しくなる。そのため、客室23の空気の温度の急激な変化により、乗客の快適性が損なわれる。また、ドア29が閉じた後に客室23の空気の温度を設定温度まで上昇させるのに多くの時間と電力が必要となる。
Claims (3)
- 車両内部の空間の空気を空調して吹き出し口から前記空間に送る少なくとも一つの空気調和機と、
前記空間の天井の裏側で且つ前記吹き出し口に対して前記車両の幅方向の両側に設けられ、前記空間に前記吹き出し口から吹き出された空気とは別の空気を送る複数の横断流送風機と、
前記空気調和機の空調動作と前記複数の横断流送風機の送風動作とを制御する制御手段と、を備え、
前記複数の横断流送風機は、その長手方向が前記車両の長手方向に平行となるように設けられ、前記複数の横断流送風機の少なくとも一つは、前記車両の幅方向に回転可能に設けられ、
前記制御手段は、前記複数の横断流送風機の少なくとも一つの回転角度を前記吹き出し口の両側の一方に設けられた前記横断流送風機の送風方向と前記吹き出し口の両側の他方に設けられた前記横断流送風機の送風方向とが互いに交差するような回転角度として、前記複数の横断流送風機により同時に送風を行わせて前記吹出し口から吹き出された空気を前記複数の横断流送風機が送る空気で両側から押さえて前記空間の床面に衝突させる、
ことを特徴とする車両用空調システム。 - 前記複数の横断流送風機の少なくとも一つは、前記車両の幅方向の回転が鉛直下向きに対して角度が変化するように揺動自在に設けられ、
前記制御手段は、前記複数の横断流送風機の少なくとも一つを前記送風方向が互いに交差した状態で揺動させつつ前記複数の横断流送風機により同時に送風を行わせて前記空気調和機の吹出し口から吹き出された空気が前記床面に到達する位置を変化させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用空調システム。 - 前記複数の横断流送風機の少なくとも一つは、回転自在に設けられ、
前記制御手段は、更に、前記空間に設けられたドアの開閉信号に基づいて、前記ドアが開いたら、前記複数の横断流送風機の少なくとも一つの回転角度を前記横断流送風機の送風方向が開いている前記ドア側を向くような回転角度として送風を行わせる、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用空調システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012182668A JP6128778B2 (ja) | 2012-08-21 | 2012-08-21 | 車両用空調システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012182668A JP6128778B2 (ja) | 2012-08-21 | 2012-08-21 | 車両用空調システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014040151A JP2014040151A (ja) | 2014-03-06 |
JP6128778B2 true JP6128778B2 (ja) | 2017-05-17 |
Family
ID=50392815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012182668A Active JP6128778B2 (ja) | 2012-08-21 | 2012-08-21 | 車両用空調システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6128778B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6121161B2 (ja) * | 2012-12-27 | 2017-04-26 | 川崎重工業株式会社 | 車両空調システム、及びこれを備えた鉄道車両 |
JP6308855B2 (ja) * | 2014-04-21 | 2018-04-11 | 三菱電機株式会社 | 車両用空調システム、及び、車両用空調システムの制御方法 |
CN104180464B (zh) * | 2014-08-11 | 2016-08-31 | 珠海格力电器股份有限公司 | 新风机与空调器联动控制方法 |
WO2017115424A1 (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | 日通商事株式会社 | 収容庫および温度制御システム |
JP7099342B2 (ja) * | 2019-01-31 | 2022-07-12 | 株式会社デンソー | 車両用空調装置 |
JP2020121698A (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-13 | 株式会社デンソー | 車両用空調装置 |
DE102019211575A1 (de) * | 2019-08-01 | 2021-02-04 | Brose Fahrzeugteile SE & Co. Kommanditgesellschaft, Coburg | Belüftungsvorrichtung für ein Fahrzeug und Verfahren zur Belüftung |
FR3105365A1 (fr) * | 2019-12-20 | 2021-06-25 | Valeo Systemes Thermiques | Dispositif de ventilation pour système de ventilation, de chauffage et/ou de climatisation de véhicule de transport en commun |
KR102534693B1 (ko) * | 2020-12-17 | 2023-05-22 | 한국철도기술연구원 | 철도차량용 공기청정기 운영시스템 및 이를 이용한 공기청정기 운영방법 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50125542A (ja) * | 1974-03-22 | 1975-10-02 | ||
JPS5294641A (en) * | 1976-02-03 | 1977-08-09 | Asahi Kogyosha | Air conditioning system using jet consisting of main and auxiliary jets |
JPS62178836A (ja) * | 1986-01-31 | 1987-08-05 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和機 |
JPH0539032A (ja) * | 1991-08-06 | 1993-02-19 | Aruna Koki Kk | 鉄道車両用送風装置 |
JPH06117657A (ja) * | 1992-09-30 | 1994-04-28 | Sanden Corp | 送風装置 |
JP2007255848A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Daikin Ind Ltd | 空気調和機及びこれを用いた空気調和システム |
JP2010121797A (ja) * | 2008-11-17 | 2010-06-03 | Daikin Ind Ltd | 空気調和機 |
JP5780717B2 (ja) * | 2010-07-06 | 2015-09-16 | 三菱電機株式会社 | 車両用空調システム |
-
2012
- 2012-08-21 JP JP2012182668A patent/JP6128778B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014040151A (ja) | 2014-03-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6128778B2 (ja) | 車両用空調システム | |
JP5706923B2 (ja) | 車両用空気調和装置 | |
WO2015040803A1 (ja) | 車両用空調ユニット | |
JP7260256B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP6696815B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2014141236A (ja) | 車両用空気調和システム | |
JP5858904B2 (ja) | 車両用空調システム | |
WO2014103610A1 (ja) | 車両用空気調和システム | |
JP3575119B2 (ja) | 自動車の空調システム | |
JP2012247117A (ja) | 空調機能を有する机 | |
WO2021075258A1 (ja) | 車両用空調システム | |
JP6658080B2 (ja) | 車両用空気吹き出し装置 | |
KR102610904B1 (ko) | 전기자동차용 공조장치 | |
JP2017178275A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP6141038B2 (ja) | 車両用空気調和装置 | |
JP2011213127A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP5955158B2 (ja) | 車両用空調システム | |
JP2020121698A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP6109042B2 (ja) | 車両用空調システム | |
KR20140054837A (ko) | 차량용 후석 공조장치 | |
JP6308855B2 (ja) | 車両用空調システム、及び、車両用空調システムの制御方法 | |
JP2009202734A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2009090868A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP4487612B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2000355208A (ja) | 車両用空調装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141003 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150430 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150507 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150618 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20160105 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160307 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20160315 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20160408 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170217 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170411 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6128778 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |