WO2013021725A1 - 建設機械 - Google Patents

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浩 多辺田
木村 庄吾
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Abstract

 フロア部材(9)は、前側のレバー・ペダル取付部位(10)と、後側の運転席取付部位(11)と、運転席取付部位(11)の下側で室内機(24)が取付けられる室内機取付面部位(12)と、室内機取付面部位(12)とレバー・ペダル取付部位(10)との間でドア(22F)側に設けられ乗降時に足を掛ける乗降面部位(15)と、レバー・ペダル取付部位(10)と室内機取付面部位(12)と乗降面部位(15)とに囲まれた足乗せ部位(16)とにより構成する。室内機取付面部位(12)と乗降面部位(15)とはレバー・ペダル取付部位(10)と足乗せ部位(16)よりも一段低い位置で、互いに連続して延びる連続平面を形成する。

Description

建設機械
 本発明は、例えばフロア部材上にキャブボックスを備えた建設機械、例えば油圧ショベル、油圧クレーン等の建設機械に関する。
 一般に、建設機械の代表例としての油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前側に俯仰動可能に設けられた作業装置とにより構成されている。
 上部旋回体は、支持構造体を形成する旋回フレームと、該旋回フレーム上に設けられ、運転席が取付けられたフロア部材と、該フロア部材の周囲と上方を覆って設けられ内部に居住空間を形成すると共に左,右方向の一方の外側面に開閉可能なドアを有するキャブボックスとを備えている。
 ここで、油圧ショベルには、ミニショベルと呼ばれる小型の油圧ショベルがある。この小型の油圧ショベルは、住宅地、路地等の狭い作業現場でも作業を行うことができるように、下部走行体が小さな幅寸法に設定されている。一方、上部旋回体は、旋回動作したときに狭幅な下部走行体から大きくはみ出さないように小型に形成されている。このために、小型の油圧ショベルでは、フロア部材とキャブボックスが小型化されており、このフロア部材に搭載される機器類、例えば居住空間に調和空気を供給する空調ユニットの室内機等の設置スペースも小さくなっている。
 そこで、小型の油圧ショベルでは、運転席に着座したオペレータが足を乗せるフロア部材の足乗せ部の位置に凹陥部を形成し、この凹陥部に室内機を収容し、その上側を閉塞板で覆う構成としたものが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
 一方、フロア部材の足乗せ部は、比較的に小さな床面積しかないために、室内機を収容するためのスペースを確保するのが困難である。そこで、他の形式の小型の油圧ショベルでは、運転席を取付けるための運転席取付部の下側に室内機収容空間を形成し、この室内機収容空間に室内機を収容したものが知られている(例えば、特許文献3、特許文献4参照)。
 この場合、運転席取付部は、下側に室内機収容空間を確保するために高く形成され、これに応じて運転席の取付位置も高くなってしまう。従って、オペレータが運転席に着座したときには、オペレータの頭とキャブボックスの天井との間のヘッドクリアランスが小さくなり、窮屈感によって作業環境が悪くなる。このヘッドクリアランスを確保するためには、キャブボックスを大型化しなくてはならない。
 さらに、他の従来技術として、室内機の取付位置を低い位置に抑えるために、運転席取付部の下側に位置してフロア部材に開口を設け、この開口に下側に窪んだ凹状のカバーを取付け、該凹状のカバー内に室内機を収容したものが知られている。この凹状カバー内に室内機を配置することにより室内機の取付位置を低く抑えることができる構成となっている(例えば、特許文献5参照)。
国際公開第WO2004/078562号 国際公開第WO2005/083186号 特開2008-13033号公報 国際公開第WO2009/022510号 特開2003-211942号公報
 ところで、上述した特許文献5による油圧ショベルは、室内機を低い位置に配置できるから、キャブボックス内の居住空間を広くすることができる。しかし、フロア部材の足乗せ部よりも低い位置に凹状カバーを設け、室内機を収容しているから、洗車時の水や靴に付着した土砂が凹状カバー内に入り込んだ場合、この水や土砂は自然に排出されることはない。従って、凹状カバー内に水や土砂が入り込むと、水や土砂が滞留、堆積して室内機やこれに接続された配管、配線類の劣化が早まる虞がある。
 一方、凹状カバー内に入り込んだ水や土砂を排出する場合には、底部に排出用の穴を設け、この排出用の穴を塞ぐキャップを開くことで、入り込んだ水や土砂を排出することができる。しかし、キャップを開くには運転席取付部の下側に手を差し込まなくてはならず作業に手間を要する。さらに、排出穴から排出される水や土砂によって旋回フレーム上が汚れるという問題がある。
 本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、キャブボックス内の居住空間を拡大することができると共に、室内機取付面部位に入り込んだ水や土砂を簡単な作業で上部旋回体の外部に排出できるようにした建設機械を提供することにある。
 (1).本発明による建設機械は、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体に俯仰動可能に設けられた作業装置とからなり、前記上部旋回体は、支持構造体を形成する旋回フレームと、該旋回フレーム上に設けられ運転席が取付けられたフロア部材と、該フロア部材の周囲と上方を覆って設けられ内部に居住空間を形成すると共に左,右方向の一方の外側面に開閉可能なドアを有するキャブボックスと、前記フロア部材に取付けられ吸込んだ空気を調和空気として前記居住空間に供給する空調ユニットの室内機とを備えている。
 上述した課題を解決するために、本発明が採用する構成の特徴は、前記フロア部材は、前側に位置して走行用のレバー・ペダルが取付けられるレバー・ペダル取付部位と、後側に位置して左,右の側面板と背面板に囲まれると共に上方に立上った台座が形成され前記運転席が取付けられる運転席取付部位と、該運転席取付部位の台座下側の室内機収容空間内に位置して前記室内機が取付けられる室内機取付面部位と、該室内機取付面部位と前記レバー・ペダル取付部位との間に位置して前記キャブボックスのドア側に設けられ乗降時に足を掛ける乗降面部位と、前記レバー・ペダル取付部位と室内機取付面部位と乗降面部位とに囲まれて設けられ前記運転席に着座したオペレータが足を乗せる足乗せ部位とにより構成し、前記レバー・ペダル取付部位と前記足乗せ部位とは、前記運転席に着座したオペレータが足を乗せることができる高さ位置で互いに連続して延びる連続平面を形成し、前記室内機取付面部位と前記乗降面部位とは、前記レバー・ペダル取付部位と足乗せ部位の高さ位置に比較して一段低い位置で、互いに連続して延びる連続平面を形成する構成としたことにある。
 この構成によれば、室内機取付面部位は、運転席に着座したオペレータが足を乗せることができる高さ位置に配置された足乗せ部位よりも一段低い位置で、乗降面部位と互いに連続して延びる連続平面、即ち同一平面を形成している。従って、室内機は、足乗せ部位よりも一段低い位置に取付けることができ、フロア部材の運転席取付部位を低く形成することができる。これにより、小型のキャブボックスでも、運転席に着座したオペレータの頭とキャブボックスの天井との間のヘッドクリアランスを大きくすることができ、作業環境を良好にすることができる。
 ここで、室内機取付面部位を足乗せ部位よりも一段下げた場合、この室内機取付面部位には水や土砂が入り込むことがある。しかし、室内機取付面部位は、乗降面部位と互いに連続して延びる連続平面を形成しているから、室内機取付面部位に入り込んだ水や土砂は、乗降面部位を通じて容易に掃き出したり、水で洗い流すことができる。この場合、水や土砂は、乗降面部位から上部旋回体の外部に排出することができる。
 この結果、足乗せ部位よりも低い位置に下げて室内機取付面部位を設けた場合でも、水や土砂は、乗降面部位を通じて簡単な作業で排出することができるから、室内機の周囲を清浄にすることができ、該室内機やこれに接続された配管、配線類の寿命を延ばすことができる。
 (2).本発明によると、前記フロア部材には、前記ドアと反対側の側面板と前記足乗せ部位との間で前記室内機取付面部位から前方に延びる凹溝状のダクト取付面部位を設け、該ダクト取付面部位は、前記室内機取付面部位と互いに連続して延びる連続平面として形成し、前記ダクト取付面部位には、前記室内機から吹き出される調和空気を前記居住空間の前側に供給する給気ダクトを収容する構成としたことにある。
 この構成によれば、フロア部材には、室内機取付面部位と互いに連続して延びる連続平面をなすダクト取付面部位を設けているから、前方に延びた給気ダクトを空調ユニットの室内機に接続することができる。これにより、室内機取付面部位を足乗せ部位よりも一段下げた分だけ、給気ダクトの高さを低く抑えることができ、キャブボックス内の居住空間を広くすることができる。
 (3).本発明によると、前記足乗せ部位は、前記室内機取付面部位、前記乗降面部位および前記ダクト取付面部位に囲まれ、前記レバー・ペダル取付部位から後側に向けて台形状に延びた台形平面として形成したことにある。
 この構成によれば、室内機取付面部位、乗降面部位およびダクト取付面部位に囲まれた範囲を利用し、レバー・ペダル取付部位から後側に延びるように台形平面を設けることができる。この台形平面は、オペレータの足乗せ部位として前広がり平面とすることができ、オペレータの足を乗せるために十分な広さを確保することができる。
 (4).本発明によると、前記足乗せ部位には、ドア側端部に下側に屈曲した立下り部を設け、前記立下り部は、前端部を起点として後側に向け前記キャブボックスのドアと離間する方向に傾斜させて形成し、前記乗降面部位は、前記足乗せ部位の立下り部と前記キャブボックスのドア側の端縁部との間で三角形状をした三角平面として形成したことにある。
 この構成によれば、乗降面部位は、前端部を起点として後側に向けキャブボックスのドアと離間する方向に傾斜した三角平面として形成している。従って、乗降面部位は、レバー・ペダル取付部位に配置されるペダル等を避けつつ、後側の足踏み面積を広く形成することができる。これにより、オペレータは、フロア部材に乗降するときに足がずれても、足踏み面積の広い場所を利用して、足を乗降面部位に確実に掛けることができ、乗降動作に対する信頼性を高めることができる。
 (5).本発明によると、前記フロア部材には、運転席取付部位の前側で前記室内機収容空間内の前記室内機を覆い隠す前カバーを設け、前記前カバーは前記足乗せ部位の後端と当接する構成としたことにある。
 この構成によれば、前カバーは足乗せ部位の後端に取付けることにより、室内機収容空間内に設けた室内機を覆い隠すことができる。一方、フロア部材から前カバーを取外したときには、室内機の点検作業、修理作業等を容易に行うことができる。
本発明の実施の形態に適用される油圧ショベルを示す正面図である。 フロント作業装置を省略した油圧ショベルを前側から示す外観斜視図である。 図2の油圧ショベルをドアを開いた状態で示す外観斜視図である。 フロア部材、運転席、各種操作レバー、ペダル、室内機等を前カバーを取付けた状態で拡大して示す外観斜視図である。 フロア部材、運転席、各種操作レバー、ペダル、室内機等を前カバーを取外した状態で示す外観斜視図である。 フロア部材を前側から示す外観斜視図である。 フロア部材を後側から示す外観斜視図である。 フロア部材、室内機、給気ダクト等を図4中の矢示VIII-VIII方向から見た横断面図である。 図8に示すフロア部材を単体で示す横断面図である。 室内機取付面部位と乗降面部位とダクト取付面部位を網目模様で示す図9と同様位置から見た横断面図である。 室内機を単体で拡大して示す外観斜視図である。
 以下、本発明の実施の形態に適用される建設機械として、小型の油圧ショベルを例に挙げ、図1ないし図11に従って詳細に説明する。
 図1において、1は本実施の形態に適用される建設機械の代表例としての油圧ショベルを示している。この油圧ショベル1は、狭い作業現場での作業に適したミニショベルと呼ばれる小型の油圧ショベルである。油圧ショベル1は、自走可能な下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3と、該上部旋回体3の前側に設けられ土砂の掘削作業等を行うフロント作業装置4と、排土作業を行う排土装置5とにより構成されている。
 ここで、上部旋回体3は、下部走行体2の車幅とほぼ等しい左,右方向の幅寸法を有し、かつ上部旋回体3が旋回するときの旋回半径内に収まるように、上方から見てほぼ円形状に形成されている。これにより、油圧ショベル1は、上部旋回体3が下部走行体2上で旋回したときに、後述するカウンタウエイト8の後面がほぼ下部走行体2の車幅内に収まる後方小旋回型の油圧ショベルとして構成されている。なお、上述の旋回半径は、旋回中心からカウンタウエイト8の後面までの距離によって規定されている。
 図1ないし図3に示すように、上部旋回体3は、支持構造体をなす旋回フレーム6と、該旋回フレーム6上に設けられた後述のエンジン7、フロア部材9、キャブボックス22、空調ユニットの室内機24等により構成されている。旋回フレーム6の前側には、フロント作業装置4が揺動可能かつ俯仰動可能に取付けられている。一方、旋回フレーム6の後側には、フロア部材9を構成する運転席取付部位11の取付板11Eを旋回フレーム6側に取付けるための支持台(図示せず)が設けられている。旋回フレーム6の左前部には、左,右方向に間隔をもって2個の支持部材(図示せず)が設けられ、該各支持部材には、後述するレバー・ペダル取付部位10の傾転ブラケット10Eが傾転(チルトアップ、チルトダウン)可能に連結されている。
 エンジン7は旋回フレーム6の後側に搭載され(図1中に点線で図示)、該エンジン7は、左,右方向に延在する横置き状態に配置されている。エンジン7は、油圧ポンプ(図示せず)を回転駆動するものである。
 カウンタウエイト8は旋回フレーム6の後部に設けられ、該カウンタウエイト8は、フロント作業装置4との重量バランスをとるものである。カウンタウエイト8は、エンジン7を後側から覆うように円弧状に湾曲して形成されている。
 次に、旋回フレーム6のうち、エンジン7の前側に設けられたフロア部材9について説明する。
 9はエンジン7の前側で旋回フレーム6上の左側寄りに設けられたフロア部材を示している。このフロア部材9は、前側位置が旋回フレーム6の前側位置に傾転(チルトアップ、チルトダウン)可能に支持され、後側位置が旋回フレーム6の支持台上に取付け、取外し可能に支持されている。図4ないし図7に示すように、フロア部材9は、後述のレバー・ペダル取付部位10、運転席取付部位11、室内機取付面部位12、室内機収容空間13、ダクト取付面部位14、乗降面部位15、足乗せ部位16等により構成されている。
 レバー・ペダル取付部位10は、フロア部材9の前側に配置されて、該レバー・ペダル取付部位10は、後述の操作レバー・ペダル19およびペダル20,21が取付けられるものである。図6に示すように、レバー・ペダル取付部位10は、左,右方向に延びた長方形の平面として設けられ、その上面10Aは後述の足乗せ部位16と互いに連続して延びる連続平面を形成している。
 レバー・ペダル取付部位10は、後述の乗降面部位15から上側に後述の寸法H2だけ高い位置が上面10Aとなっている。この上面10Aには、左,右方向の中央に位置して走行用の操作レバー・ペダル19を取付けるための中央開口10Bと、該中央開口10Bの左側に位置する左開口10Cと、前記中央開口10Bの右側に位置する右開口10Dとが設けられている。この左,右の開口10C,10Dには、フロント作業装置4を揺動したり、オプションの油圧機器(図示せず)を駆動するためのペダル20,21が取付けられている。
 レバー・ペダル取付部位10の左,右両側には、2枚を1組として傾転ブラケット10Eが設けられている。この左,右の傾転ブラケット10Eは、旋回フレーム6に設けられた支持部材に連結ピン(図示せず)を介して回動可能に取付けられている。これにより、フロア部材9は、前側を支点として後側をチルトアップ、チルトダウンすることができる。
 運転席取付部位11はフロア部材9の後側に設けられている。この運転席取付部位11は、前側に開口する台座状に形成され、その上側に後述の運転席17が取付けられるものである。運転席取付部位11は、左側に位置して前,後方向に延びるように立設された左側面板11Aと、右側に位置して前,後方向に延びるように立設された右側面板11Bと、後側を閉塞するように各側面板11A,11Bの後側に左,右方向に延びて立設された背面板11Cと、前記各側面板11A,11Bと背面板11Cとに囲まれた上,下方向の中間位置に水平面として形成された台座11Dとにより構成されている。
 ここで、図6に示すように、後述の室内機取付面部位12から台座11Dまでの高さ寸法はH1に設定されている。従って、オペレータが後述の運転席17に着座したときに、この運転席17の座面から足乗せ部位16までの上,下方向寸法が好適な高さになっている。運転席取付部位11は、全体として上方に立上った台座状に形成されている。背面板11Cの上側には、後側に延びて取付板11Eが設けられ、該取付板11Eは、旋回フレーム6の支持台上に取付けられている。
 室内機取付面部位12は運転席取付部位11の台座11Dの下側に設けられ、平面の一部を形成している。図9に示すように、室内機取付面部位12は、後述のダクト取付面部位14、乗降面部位15と連続した同一平面をなすように1枚の板体により、または複数枚の板体を接続することにより形成されている。室内機取付面部位12は、室内機収容空間13内の下側に位置して底面を形成している。即ち、室内機取付面部位12は、左,右方向に長尺な長方形状の平坦面として形成されている。室内機取付面部位12には、複数個の連通開口12Aが設けられ、該各連通開口12Aは、後述の室内機24とエンジン7側の室外機(図示せず)とを接続する配管、配線類を挿通するもので、挿通状態では気密に密封されている。
 図6に示すように、室内機取付面部位12は、後述する足乗せ部位16よりも一段下がった位置、具体的には、レバー・ペダル取付部位10、足乗せ部位16から上,下方向寸法H2だけ低い位置に配置されている。従って、室内機取付面部位12は、足乗せ部位16よりも上,下方向寸法H2だけ低い位置に後述の室内機24を配置することができる。
 室内機取付面部位12の左前側部位は、後述する乗降面部位15の後側部位と接続されている。この場合、室内機取付面部位12と乗降面部位15とは、足乗せ部位16よりも一段下がった同じ高さ位置で互いに連続して延びる平坦な連続平面、即ち、同一平面を形成している。これにより、室内機取付面部位12に洗車時の水や靴に付着した土砂等が入り込んだ場合でも、乗降面部位15を通じて容易に掃き出したり、水で洗い流すことができる。
 室内機収容空間13は運転席取付部位11の台座11Dの下側に設けられた空間であり、該室内機収容空間13は、運転席取付部位11の左側面板11A、右側面板11B、背面板11C、台座11Dおよび室内機取付面部位12に囲まれた略直方体状の空間として構成されている。この室内機収容空間13内には、後述の室内機24を収容することができる。室内機収容空間13は、該収容空間13の底面を形成する室内機取付面部位12をレバー・ペダル取付部位10、足乗せ部位16よりも一段低い位置に配置したことにより、台座11Dの高さ位置を変えずに、室内機取付面部位12と台座11Dとの間の上,下方向の高さ寸法H1を大きくすることができる。これにより、室内機収容空間13内には、キャブボックス22を高くすることなく、室内機24および配管、配線類を無理なく収容することができる。
 ダクト取付面部位14は室内機取付面部位12の右前側に設けられ、該ダクト取付面部位14は、レバー・ペダル取付部位10、足乗せ部位16から上,下方向寸法H2だけ低く形成されている。即ち、ダクト取付面部位14は、室内機取付面部位12と互いに連続して延びる連続平面として形成されている。ダクト取付面部位14は、室内機取付面部位12の前側位置からキャブボックス22のドア22Fと反対側となる運転席取付部位11の右側面板11Bと後述する足乗せ部位16の右側の立下り部16Cと間に、これらに沿って前方に延びる凹溝状に形成されている。図5に示すように、ダクト取付面部位14は、後述する居住空間23の前側に調和空気を供給する前給気ダクト26の下側部分を収容するものである。これにより、ダクト取付面部位14は、レバー・ペダル取付部位10、足乗せ部位16よりも一段下がった位置に配置された室内機24に対し前給気ダクト26の接続を可能にしている。
 乗降面部位15はフロア部材9の左前側に設けられている。この乗降面部位15は、室内機取付面部位12とレバー・ペダル取付部位10との間に位置してキャブボックス22のドア22F側(左側)に設けられ、乗降時に足を掛けるステップを構成している。図8、図9に示すように、乗降面部位15は、足乗せ部位16の左側の立下り部16Aとドア22F側の左端縁部15Aとの間に位置する三角形状をした三角平面として形成されている。図7に示すように、乗降面部位15は、レバー・ペダル取付部位10、足乗せ部位16から上,下方向寸法H2だけ下がった位置に、室内機取付面部位12と互いに連続して延びる連続平面をなしている。
 ここで、乗降面部位15は、ドア22F側の左端縁部15Aが前,後方向にほぼ真直ぐに延びている。一方、立下り部16Aとの境界をなす右側の端縁部15Bは、足乗せ部位16の立下り部16Aに沿うように、後側に向けてドア22Fと離間する方向に傾斜している。これにより、乗降面部位15は、足乗せ部位16の立下り部16Aとキャブボックス22の左端縁部15Aとの間で、後述する立下り部16Aの前端部16A1の位置を頂点として後側に向け広幅となる三角平面として形成されている。このような三角形状にすることで、乗降面部位15は、後述の予備用操作ペダル20等を避けつつ、後側の足踏み面積を広く形成することができる。これにより、オペレータは、フロア部材9に乗降するときに、足踏み面積が広い場所を利用して、足を乗降面部位15に確実に掛けることができ、乗降動作に対する信頼性を高めることができる。
 さらに、乗降面部位15は、足乗せ部位16から一段下げた低位置に設けることにより、下部走行体2上から乗降面部位15までの高さ寸法を小さくすることができる。図3に示すように、乗降面部位15は、キャブボックス22のドア22Fを開いた状態では外部に達しており、この乗降面部位15を介して水、土砂等を外部に排出することができる。
 このように、室内機取付面部位12とダクト取付面部位14と乗降面部位15の範囲、即ち、図10中に網目模様で示す範囲は、いずれもレバー・ペダル取付部位10、足乗せ部位16から高さ寸法H1だけ低い位置に配置されている。従って、室内機取付面部位12とダクト取付面部位14と乗降面部位15は、互いに連続して延びる連続平面を形成している。これにより、室内機取付面部位12とダクト取付面部位14と乗降面部位15は同一平面をなしている。
 足乗せ部位16は運転席取付部位11の前側に設けられ、該足乗せ部位16は、運転席17に着座したオペレータが足を乗せるものである。足乗せ部位16は、レバー・ペダル取付部位10と室内機取付面部位12と乗降面部位15とに囲まれて設けられている。具体的には、足乗せ部位16は、室内機取付面部位12、乗降面部位15およびダクト取付面部位14に囲まれ、レバー・ペダル取付部位10から後側に向けて台形状に延びた台形平面として形成されている。
 この足乗せ部位16は、運転席17に着座したオペレータが足を乗せることができる高さ位置で、レバー・ペダル取付部位10と互いに連続して延びる連続平面を形成している。これにより、足乗せ部位16は、室内機取付面部位12、ダクト取付面部位14、乗降面部位15よりも高さ寸法H1だけ高い位置に配置されている。足乗せ部位16のドア側端部は、屈曲して下側に延びる左側の立下り部16Aとなり、該立下り部16Aの下端部には、乗降面部位15の右端縁部15Bが接続されている。
 ここで、立下り部16Aは、その前端部16A1を起点として後側に向けキャブボックス22のドア22Fと離間する方向に傾斜させて形成されている。これにより、立下り部16Aの下端部に接続された乗降面部位15の右端縁部15Bは、後側に向けて左端縁部15Aから離れることで、該乗降面部位15を三角平面として形成している。一方、足乗せ部位16の後端16Bは、後述する前カバー28の下端部と当接し、足乗せ部位16のドア22Fと反対側の側端は、後述の前給気ダクト26と当接する構成となっている。さらに、足乗せ部位16の右側の立下り部16Cは、後端16Bに向けて右側面板11Bから離間する方向に傾斜している。
 従って、足乗せ部位16は、全体として後端16Bに向けて台形状をなす台形平面となっている。この結果、足乗せ部位16は、運転席17に着座したオペレータから見て、足を乗せる部位として前広がり平面とすることができるから、オペレータの足を各ペダル19,20,21に掛けた状態、外した状態、さらに作業時以外で足を休めている状態において、足を乗せるのに十分な広さを確保することができる。
 運転席17はフロア部材9上に設けられ(図4、図5参照)、該運転席17は、運転席取付部位11を構成する台座11Dの左,右方向の中央位置に搭載されている。この運転席17は、油圧ショベル1を操縦するときにオペレータが着座するものである。
 左,右の作業用の操作レバー18は運転席17の両側に配置されている。各操作レバー18は、前,後方向または左,右方向に傾転させることにより、フロント作業装置4等を操作するものである。
 左,右の走行用の操作レバー・ペダル19は運転席17の前側となるフロア部材9のレバー・ペダル取付部位10に設けられている。これら各操作レバー・ペダル19は、油圧ショベル1を前進、後進操作するもので、レバー・ペダル取付部位10の中央開口10Bに位置して前,後方向に傾転操作可能に設けられている。
 さらに、予備用操作ペダル20は操作レバー・ペダル19の左側に位置してレバー・ペダル取付部位10の左開口10Cに設けられている。この予備用操作ペダル20は、追加して設けられる油圧機器、例えばブレーカ等(図示せず)を駆動するときに操作するものである。一方、スイング用操作ペダル21は操作レバー・ペダル19の右側に位置してレバー・ペダル取付部位10の右開口10Dに設けられている。このスイング用操作ペダル21は、フロント作業装置4を左,右方向に揺動操作(スイング)するものである。
 22はフロア部材9上に設けられたキャブボックスで(図1ないし図3参照)、該キャブボックス22は、フロア部材9の周囲と上方を覆うものである。キャブボックス22は、前面22A、後面22B、左側面22C、右側面22Dおよび天面22Eによりボックス状に形成され、下端がフロア部材9の周縁に取付けられている。これにより、キャブボックス22は、フロア部材9上にオペレータの居住スペースとなる居住空間23を形成している。
 外側面となる左側面22Cには、フロア部材9の足乗せ部位16に対応する前側寄りに位置してドア22Fが開閉可能に設けられている。このドア22Fを開いたときには、乗降面部位15に足を掛けて居住空間23に乗込むことができ、また降車することができる。
 次に、フロア部材9に設けられた空調ユニットの室内機24と給気ダクト26,27について説明する。
 24はフロア部材9の室内機収容空間13内に位置して室内機取付面部位12上に取付けられた空調ユニットの室内機を示している。この室内機24は、キャブボックス22内の内気または大気となる外気を吸込み、所望の温度、湿度に調整した調和空気としてキャブボックス22内の居住空間23に供給するものである。室内機24は、配管、配線類を介してエンジン7側の室外機と接続されている。
 室内機24は、左,右方向に延びる箱形状のケーシング25内に、送風ファン、エバポレータ、ヒータコア(いずれも図示せず)等を収容している。ケーシング25の上流側となる左側は、内気または外気を吸い込むための吸込部25Aとなり、下流側となる右側は調和空気を吹き出すための吹出部25Bとなっている。この吹出部25Bから前側に延びた先端部には、前側接続口25B1が設けられ、後側には後側接続口25B2が設けられている。図5、図8に示すように、前側接続口25B1には後述の前給気ダクト26が接続され、後側接続口25B2には後述の後給気ダクト27が接続されている。
 前給気ダクト26は空調ユニットの室内機24から吹き出される調和空気を居住空間23の前側に供給するものである。この前給気ダクト26は、基端側が吹出部25Bの前側接続口25B1に接続され、先端側が前方に延びつつ上側に立上っている。ここで、前給気ダクト26は、下側部分がフロア部材9に設けたダクト取付面部位14内に収容され、これにより、足乗せ部位16から一段下がった位置に配置された前側接続口25B1に対しても接続することができる。
 後給気ダクト27は室内機24からの調和空気を居住空間23の後側に供給するものである(図8参照)。この後給気ダクト27は、基端側が吹出部25Bの後側接続口25B2に接続され、先端側が上側に延びている。
 前カバー28は運転席取付部位11の前側に設けられ(図4参照)、該前カバー28は、室内機収容空間13内の室内機24を覆い隠すものである。前カバー28は、運転席取付部位11の台座11Dの前端部から下向きに延び、その下端部は、乗降面部位15、足乗せ部位16に当接して配置されている。これにより、前カバー28は、足乗せ部位16から一段下がった室内機取付面部位12と乗降面部位15との境界位置も閉塞することができる。
 本実施の形態による油圧ショベル1は、上述の如き構成を有するもので、次に、その動作について説明する。
 オペレータが居住空間23に乗り込む場合、オペレータは、キャブボックス22のドア22Fを開き、フロア部材9の乗降面部位15に足を掛ける。居住空間23に乗込んだオペレータは、運転席17に着座し、走行用の操作レバー・ペダル19を操作することにより、下部走行体2を走行させる。一方、左,右の操作レバー18を操作することにより、フロント作業装置4等を動作させ、土砂の掘削作業等を行うことができる。油圧ショベル1の作業時には、空調ユニットの室内機24を運転し、居住空間23に調和空気を供給することにより、居住空間23の作業環境を良好にすることができる。
 かくして、本実施の形態によれば、運転席取付部位11の下側の室内機収容空間13内に設けられ空調ユニットの室内機24が取付けられる室内機取付面部位12と、キャブボックス22のドア22F側に設けられ乗降時に足を掛ける乗降面部位15とは、レバー・ペダル取付部位10、足乗せ部位16よりも一段低い位置(上,下方向寸法H2だけ低い位置)で互いに連続して延びる連続平面、即ち、室内機取付面部位12と乗降面部位15とは同一の平面を形成する構成としている。
 従って、室内機取付面部位12に入り込んだ水や土砂は、箒等を用いることで乗降面部位15を通じて容易に掃き出すことができ、土砂等を水で洗い流すこともできる。この場合、水や土砂は、乗降面部位15から上部旋回体3の外部に排出することができる。
 この結果、足乗せ部位16よりも上,下方向寸法H2だけ低い位置に下げて室内機取付面部位12を設けた場合でも、この室内機取付面部位12に入り込んだ水や土砂は、乗降面部位15を通じて簡単な作業で排出することができる。これにより、室内機24の周囲を清浄にすることができ、該室内機24やこれに接続された配管、配線類の寿命を延ばすことができる。
 上述したように、室内機取付面部位12を足乗せ部位16よりも低い位置に下げて設けることができるから、室内機取付面部位12から台座11Dまでの高さ寸法を大きな寸法H1としつつ、運転席17を着座したオペレータにとって好適な高さ位置に配置することができる。これにより、小型の油圧ショベル1のようにキャブボックス22の高さ寸法を低く抑えた場合であっても、運転席17に着座したオペレータの頭とキャブボックス22の天面22Eとの間のヘッドクリアランスを大きくすることができ、作業環境を良好にすることができる。
 フロア部材9の右側部位には、室内機取付面部位12と互いに連続して延びる連続平面をなす凹溝状のダクト取付面部位14を設けている。従って、このダクト取付面部位14によって前給気ダクト26を室内機24のケーシング25を構成する吹出部25Bの前側接続口25B1に接続することができる。これにより、前給気ダクト26の取付け高さを低くすることができ、キャブボックス22内の居住空間23を広くすることができる。
 一方、室内機取付面部位12、ダクト取付面部位14および乗降面部位15に囲まれた範囲を利用し、レバー・ペダル取付部位10から後側に向けて台形状に延びた台形平面からなる足乗せ部位16を設けることができる。これにより、足乗せ部位16では、運転席17に着座したオペレータが足を乗せることができる高さ位置で、運転操作することができる。しかも、台形平面として形成された足乗せ部位16は、運転席17に着座したオペレータから見て、前広がり平面とすることができるから、オペレータの足を各ペダル19,20,21に掛けた状態、作業時以外で足を休めている状態において、足を乗せるのに十分な広さを確保することができる。
 乗降面部位15は、前側から後側に向けて広幅となる三角平面として形成しているから、レバー・ペダル取付部位10に配置される予備用操作ペダル20を避けつつ、乗降面部位15を前,後方向に広く形成することができる。これにより、オペレータは、フロア部材9に乗降するときに、足踏み面積の広い後側を利用して、乗降面部位15に確実に足を掛けることができ、乗降動作に対する信頼性を高めることができる。
 さらに、フロア部材9には、運転席取付部位11の前側に前カバー28を設けているから、この前カバー28をフロア部材9に取付けた状態では、室内機収容空間13内に設けた室内機24を覆い隠すことができる。一方、フロア部材9から前カバー28を取外したときには、室内機24の点検作業、修理作業等を容易に行うことができる。
 なお、実施の形態では、フロア部材9の乗降面部位15を、前側から後側に向けて広幅となる三角形状の三角平面として形成した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば乗降面部位15を、半円弧状平面、扇状平面等、三角平面と類似する他の形状をした平面として形成する構成としてもよいもので、このような形状の平面も本発明の実施の形態に含まれるものである。
 実施の形態では、上部旋回体3の左側にフロア部材9とキャブボックス22を配置し、これに応じてキャブボックス22の左側面22Cに乗降用のドア22Fを設けた場合を例示している。しかし、本発明はこれに限ることなく、フロア部材とキャブボックスを上部旋回体の右側に配置する構成としてもよい。この場合には、ドア、乗降面部位等は右側に配置すればよいものである。
 さらに、実施の形態では、建設機械として、クローラ式の下部走行体2を備えた油圧ショベル1を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばホイール式の下部走行体を備えた油圧ショベル等に適用してもよい。一方、油圧ショベル1に限らず、油圧クレーン等の他の旋回式建設機械に適用してもよい。
 1 油圧ショベル(建設機械)
 2 下部走行体
 3 上部旋回体
 4 フロント作業装置
 6 旋回フレーム
 9 フロア部材
 10 レバー・ペダル取付部位
 11 運転席取付部位
 11A 左側面板
 11B 右側面板
 11C 背面板
 11D 台座
 12 室内機取付面部位
 13 室内機収容空間
 14 ダクト取付面部位
 15 乗降面部位
 15A 左端縁部
 15B 右端縁部
 16 足乗せ部位
 16A,16C 立下り部
 16A1 前端部
 16B 後端
 17 運転席
 19 走行用の操作レバー・ペダル
 22 キャブボックス
 22C 左側面(外側面)
 22E 天面
 22F ドア
 23 居住空間
 24 室内機
 26 前給気ダクト
 28 前カバー
 H1 室内機取付面部位から台座までの高さ寸法
 H2 レバー・ペダル取付部位、足乗せ部位と室内機取付面部位、乗降面部位との上,下方向の寸法差

Claims (5)

  1.  自走可能な下部走行体(2)と、該下部走行体(2)上に旋回可能に搭載された上部旋回体(3)と、該上部旋回体(3)に俯仰動可能に設けられた作業装置(4)とからなり、
     前記上部旋回体(3)は、支持構造体を形成する旋回フレーム(6)と、該旋回フレーム(6)上に設けられ運転席(17)が取付けられたフロア部材(9)と、該フロア部材(9)の周囲と上方を覆って設けられ内部に居住空間(23)を形成すると共に左,右方向の一方の外側面(22C)に開閉可能なドア(22F)を有するキャブボックス(22)と、前記フロア部材(9)に取付けられ吸込んだ空気を調和空気として前記居住空間(23)に供給する空調ユニットの室内機(24)とを備えてなる建設機械において、
     前記フロア部材(9)は、
     前側に位置して走行用のレバー・ペダル(19)が取付けられるレバー・ペダル取付部位(10)と、
     後側に位置して左,右の側面板(11A,11B)と背面板(11C)に囲まれると共に上方に立上った台座(11D)が形成され前記運転席(17)が取付けられる運転席取付部位(11)と、
     該運転席取付部位(11)の台座(11D)下側の室内機収容空間(13)内に位置して前記室内機(24)が取付けられる室内機取付面部位(12)と、
     該室内機取付面部位(12)と前記レバー・ペダル取付部位(10)との間に位置して前記キャブボックス(22)のドア(22F)側に設けられ乗降時に足を掛ける乗降面部位(15)と、
     前記レバー・ペダル取付部位(10)と室内機取付面部位(12)と乗降面部位(15)とに囲まれて設けられ前記運転席(17)に着座したオペレータが足を乗せる足乗せ部位(16)とにより構成し、
     前記レバー・ペダル取付部位(10)と前記足乗せ部位(16)とは、前記運転席(17)に着座したオペレータが足を乗せることができる高さ位置で互いに連続して延びる連続平面を形成し、
     前記室内機取付面部位(12)と前記乗降面部位(15)とは、前記レバー・ペダル取付部位(10)と足乗せ部位(16)の高さ位置に比較して一段低い位置で、互いに連続して延びる連続平面を形成する構成としたことを特徴とする建設機械。
  2.  前記フロア部材(9)には、前記ドア(22F)と反対側の側面板(11B)と前記足乗せ部位(16)との間で前記室内機取付面部位(12)から前方に延びる凹溝状のダクト取付面部位(14)を設け、
     該ダクト取付面部位(14)は、前記室内機取付面部位(12)と互いに連続して延びる連続平面として形成し、
     前記ダクト取付面部位(14)には、前記室内機(24)から吹き出される調和空気を前記居住空間(23)の前側に供給する給気ダクト(26)を収容する構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
  3.  前記足乗せ部位(16)は、前記室内機取付面部位(12)、前記乗降面部位(15)および前記ダクト取付面部位(14)に囲まれ、前記レバー・ペダル取付部位(10)から後側に向けて台形状に延びた台形平面として形成してなる請求項2に記載の建設機械。
  4.  前記足乗せ部位(16)には、ドア(22F)側端部に下側に屈曲した立下り部(16A)を設け、
     前記立下り部(16A)は、前端部(16A1)を起点として後側に向け前記キャブボックス(22)のドア(22F)と離間する方向に傾斜させて形成し、
     前記乗降面部位(15)は、前記足乗せ部位(16)の立下り部(16A)と前記キャブボックス(22)のドア(22F)側の端縁部(15A)との間で三角形状をした三角平面として形成してなる請求項1に記載の建設機械。
  5.  前記フロア部材(9)には、運転席取付部位(11)の前側で前記室内機収容空間(13)内の前記室内機(24)を覆い隠す前カバー(28)を設け、前記前カバー(28)は前記足乗せ部位(16)の後端(16B)と当接する構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
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