JP2004268802A - 作業車 - Google Patents

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Keiichi Hara
啓一 原
Kenzo Koga
謙三 古賀
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Abstract

【課題】走行装置上に旋回台を上下方向の旋回軸心回りに旋回自在に設け、この旋回台の後部にエンジンを備え、このエンジンの前方を覆う前壁及びエンジンの上方を覆う上壁を有するカバー体を備え、このカバー体の前壁下端側及び上壁を旋回台に備えた支持部材に取付固定したバックホーにおいて、カバー体の組み付けの容易なバックホーを提供する。
【解決手段】カバー体37の前壁38下端側の左右方向中途部に、支持部材28,31に設けられた被係合部44に上方から係脱自在に係合するバネ板からなる係合部43を設ける。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バックホー等の作業車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、バックホーにあっては、旋回台の後部に、エンジン、ラジエータ、作動油タンク、燃料タンク等を覆うボンネットが設けられ、このボンネットの前側に運転席が設けられている。
前記ボンネットは、エンジンの前方及び上方を覆う固定ボンネット部材(カバー体)を備えており、この固定ボンネット部材は、旋回台側に設けられた支持部材に、その上壁及び前壁下端側がボルト等によって取付固定される。(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−246501号公報。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記バックホーにあっては、固定ボンネット部材の前壁の左右方向中途部の下端側の取り付けがしにくく、組み付けがしにくいという問題がある。
本発明は、前記問題点に鑑みて、エンジンの前方及び上方を覆うカバー体の前壁の左右方向中途部下端側の取り付けを容易にして、該カバー体の組み付けの容易な作業車を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明が技術的課題を解決するために講じた技術的手段は、走行装置上に旋回台を上下方向の旋回軸心回りに旋回自在に設け、この旋回台の後部にエンジンを備え、このエンジンの前方を覆う前壁及びエンジンの上方を覆う上壁を有するカバー体を備え、このカバー体の前壁下端側及び上壁を旋回台に備えた支持部材に取付固定し、前記カバー体の前壁下端側の左右方向中途部に、前記支持部材に設けられた被係合部に上方から係脱自在に係合する係合部を設けたことを特徴とする。
【0006】
また、係合部は弾性部材から構成されていてカバー体の位置決めをするように被係合部に弾性的に係合するのがよい。
また、旋回台の底壁を構成する旋回基板の前後方向中途部に左右方向に延びる仕切壁を立設し、この仕切壁の前側にカバー体の前壁下端側が位置するようにカバー体を設け、前記仕切壁の上部に被係合部を設け、カバー体の前壁下端側の背面側に係合部を設けるのがよい。
また、旋回台上に設けられたキャビン内の空調を行うエアコン装置の配管を前記カバー体の前壁を挿通して設け、この配管の挿通部分を該配管を覆うクッション材でシールしているのがよい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4において、1は作業車として例示するバックホーであり、該バックホー1は上部の旋回体2と、下部の走行装置3とから主構成されている。
なお、バックホー1の走行方向(図1の左右方向)を前後方向といい、この前後方向に直交する横方向(図1の紙面貫通方向)を左右方向という。
走行装置3は、トラックフレーム3Aの左右両側に、アイドラ3B、スプロケット3C等を回転自在に支持すると共に、これらにクローラベルト3Dを巻き掛け、スプロケット3Cを油圧モータ等で駆動してなるクローラ式走行装置が採用されている。
【0008】
この走行装置3の前部にはドーザ5が備えられている。
旋回体2は、走行装置3上に上下方向の旋回軸心X廻りに旋回自在に支持された旋回台6と、この旋回台6の前部に設けられた作業装置(掘削装置)7と、旋回台6上に設けられた運転席8と、エンジン9,燃料タンク,油圧ポンプ,作動油タンク,ラジエータ10等の旋回台6に搭載された各種機器等とを備えて構成されている。
旋回台6に搭載された前記エンジン9,燃料タンク等の各種機器は、旋回台6に、その上面から上方突出状に設けられたボンネット12によって覆われている。
【0009】
旋回台6は、該旋回台6の底壁を構成する旋回基板14を備え、この旋回基板14の後端側には、旋回台6の後部を構成するカウンタウエイト15(プロテクタ)が取り付けられ、このカウンタウエイト15はエンジン9等と共に旋回台6前部に備えた作業装置7等に対する重量バランスを図る。
旋回台6の前面と、左右側面のカウンタウエイト15前方側とはカバー体で覆われており、旋回台6の上面側のボンネット12で覆われている部分以外の部分は、旋回台6の上壁を構成するステップ(床板)16によって覆われており、旋回台6内は中空状とされて機器、部材等の収納空間とされている。
【0010】
旋回基板14は、旋回ベアリング18を介して走行装置3のトラックフレーム3Aに旋回軸心X回りに旋回自在に支持されており、旋回軸心Xは旋回基板14の中央側に位置している。
この旋回基板14の前部には、旋回台6から前方突出状に上下一対の支持ブラケット19が設けられ、この支持ブラケット19には、揺動ブラケット20が上下軸廻りに左右揺動自在に支持されている。
この揺動ブラケット20に横軸廻りに揺動自在に支持されたブーム22と、このブーム22の先端側に横軸廻りに揺動自在に支持されたアーム23と、このアーム23の先端側にスクイ・ダンプ動作可能に取り付けられたバケット24とから前記作業装置7が主構成されており、これらブーム22、アーム23、バケット24は、それぞれ油圧シリンダからなるブームシリンダ25、アームシリンダ26、バケットシリンダ27によって作動可能とされている。
【0011】
また、旋回基板14上の前後方向中途部には、該旋回基板14を左右方向に横切るように延びる仕切壁(支持部材)28が立設状とされて溶接等によって固定されている。
また、旋回基板14上には、前記支持ブラケット19から仕切壁28と交差するように旋回基板14の後部に延びる左右一対の補強用の縦リブ29が溶接等によって固定され、この左右の縦リブ29は旋回基板14を挟むように、且つ後方に向かうに従ってやや拡開状として配置されている。
【0012】
前記エンジン9は、仕切壁28の後方で且つ左右縦リブ29の間に、横置き配置(クランク軸の軸心が左右方向となるように配置)されている。
また、左側縦リブ29の左側で且つ仕切壁28の前側には、エンジン9用の燃料タンクが配置され、右側縦リブ29の右側で且つ仕切壁28の前側には、油圧機器用の油を貯留する作動油タンクが配置される。
前記ボンネット12内には、該ボンネット12を支持する支持フレーム(支持部材)31が設けられており、この支持フレーム31は、エンジン9の上方に配置された左右方向の上板32と、この上板32の左右両側及び左右方向中途部に設けられた脚体33とを有し、脚体33の下端側は、仕切壁28及び旋回基板14上にブラケット34、取付台35等を介して取付固定されている。
【0013】
図2、図4及び図5に示すように、前記ボンネット12は、その左右方向中央部を構成する中央ボンネット部材(固定ボンネット部材、カバー体)37を有し、この中央ボンネット部材37は、エンジン9の前方を覆う(エンジン9等の収容空間の前壁を構成する)前壁38と、エンジン9の上方を覆う(エンジン9等の収容空間の上壁を構成する)上壁39とを備え、左右両側及び後側が開放状とされている。
前壁38は、点検用等の開口部40を有する本体部分38Aと、前記開口部40を閉塞する蓋板38B(図16参照)とから主構成されている。
【0014】
また、この前壁38の本体部分38Aの下部左側及び蓋板38Bの下部には、下方に開放状とされた切欠部41,42が設けられている。
図4〜図6に示すように、この前壁38の下部の左右方向中央側の背面側には、左右一対の係合部43が設けられ、この係合部43は、旋回台6側に設けられた被係合部44に上方から係脱自在に係合して中央ボンネット部材37の位置決めをしている。
被係合部44は、棒材、板材等から構成され、仕切壁28の上部(上端部)に後方突出状に固定されている。
【0015】
係合部43は、本実施の形態ではバネ板等の弾性部材から構成され、被係合部44に弾性的に係合して中央ボンネット部材37の位置決めをしている。
また、この係合部43は、中央ボンネット部材37の前壁38背面に設けられた取付部45に取付固定された取付片46と、この取付片46の上端から下方に向けてU字状に折り返されて下方に延設された弾性片47とを有し、この弾性片47の下部側に引掛部48と、ガイド部49とが設けられている。
引掛部48は、前方に向けて突出するようにU字状に折曲され、ガイド部49は引掛部48の下側に位置していて、下方に向かうに従って後方に移行する傾斜状に形成されている。
【0016】
前記構成のものにあっては、中央ボンネット部材37を取り付ける際において、中央ボンネット部材37をその配置位置に上方から下ろしていくと、中央ボンネット部材37の前壁下端側は仕切壁28の前面側に接当しながら下がると共に、係合部43のガイド部49が被係合部44に上方から接当して相対的に押圧されて、弾性片47が後方に向けて弾性変形する。
そして、中央ボンネット部材37が配置位置に達すると、引掛部48が被係合部44を通過して元の位置(又は元の位置に近い位置)に復帰し、弾性片47が被係合部44に係合し、中央ボンネット部材37の前壁38下端側と弾性片47との間で仕切壁28及び被係合部44が挟み込まれ、中央ボンネット部材37の上方移動を規制すると共に前後方向の移動を規制する(なお、摩擦力によって左右方向の移動も規制される)。
【0017】
その後、中央ボンネット部材37は、上壁39が支持フレーム31の上板32にボルト等によって固定され、前壁38の左右両側が仕切壁28にボルト等によって取付固定される。
前記構成の中央ボンネット部材37の取付構造にあっては、ボルト等によって取り付けにくい中央ボンネット部材37の左右方向中央側部分の取り付けが容易に行える。
なお、ボンネット9は、中央ボンネット部材37の他に、中央ボンネット部材37の左側に配置されていてエンジン9等の左側方を覆う左側部ボンネット部材と、中央ボンネット部材37の後側に配置されていてエンジン9の後方側を開閉自在に覆う後部ボンネット部材(開閉ボンネット部材)と、中央ボンネット部材の右側に配置されていてエンジンの右側方及びラジエータ、作動油タンク等を覆う右側部ボンネット部材とを備えている。
【0018】
また、ボンネット9は、エンジンの前方及び上方及び左右両側を覆う固定ボンネット部材と、エンジンの後方を覆う開閉ボンネット部材と、固定ボンネット部材の右側前方に配置されていて作動油タンク等を覆うタンクカバー部材とによって構成されたものであってもよい。
運転席8はボンネット12の前方側の左側(旋回台6の前後方向中途部(略中央部)の左側)に配置されており、図4及び図7にも示すように、旋回基板22に立設した支持台及び仕切壁28等を介してステップ16が支持され、このステップ16に立設した支持部材等を介して、運転席8が支持されている。
【0019】
運転席8の左右両側には左右一対の操縦台51が配置され、運転席8の前方には、左右のクローラ走行体を別々に操作する左右一対の走行用操縦レバー52が配置されている。
ここに、運転席8とこの左右に配置した操縦台51等によって運転操縦装置を構成しており、この運転操縦装置は、旋回台6に搭載されたキャビン54によって包囲されており、このキャビン54は左側面に乗降用のドア53を有する。
このバックホー1にあっては、キャビン54室内の空調を行うエアコン装置が設けられている。
【0020】
このエアコン装置は、図2、図3、図7〜図15に示すように、エバポレータ(蒸発器)、コンプレッサ57、コンデンサ(凝縮器)58、レシーバ(受液器)59等を有するクーラ装置と、エンジンの熱を利用したヒータ装置とを備えており、冷房機能と暖房機能とを有する。
クーラ装置のコンプレッサ57、コンデンサ58、レシーバ59は旋回台6の後部右側のボンネット12内に配置されている。
また、エアコン装置は、クーラ装置のエバポレータを有するエアコン本体60と、キャビン54室内に空調空気を供給し且つキャビン54外部の外気をエアコン本体60に取り入れるための送吸気ボックス61とを備えている。
【0021】
エアコン本体60は、エバポレータの他、エアコン本体60の外部から空気を該エアコン本体60内に吸入すると同時に空調空気をエアコン本体60から送出するためのファンと、ヒータ装置の熱交換器とを有し、これらをケーシング内に収納してなり、このエアコン本体60は運転席8の下方のステップ16上に配置されて該ステップ16に取り付けられている。
このエアコン本体60にあっては、左側面が空気を取り入れる吸気口62とされ、ここからエアフィルタを介して、ファンによってエアコン本体60内に空気が取り入れられ、そして、クーラ装置のエバポレータやヒータ装置の熱交換器を通った空調空気がエアコン本体60から送出される。
【0022】
また、本実施の形態では、ステップ16の、エアコン本体60が取り付けられる部分16aは、ステップ16の他の部分から分離されていて、ボルト等によって、ステップ16の他の部分や支持ステー等に取り付けられる。
なお、ステップ16の、エアコン本体60が取り付けられる部分16a以外の部分を分割状としてもよい。
このエアコン本体60を取り付ける板材16a(ステップ16)には、空調空気の送気用開口64と、外気の吸気用開口65と、エアコン本体60のドレンパイプ66の挿通用のドレンパイプ挿通孔66とが上下方向貫通状に形成されている。
【0023】
送気用開口64には、エアコン本体60の空調空気を送出する送気口が連通されている。
吸気用開口65は、エアコン本体60の左側面の吸気口62の略直下に形成されている。
ドレンパイプ挿通孔66は複数形成されており、本実施の形態では、前後方向に関して間隔をおいて3つ形成されており、そのうち前後方向真ん中のドレンパイプ挿通孔66は、前後のドレンパイプ挿通孔66に対して左右一側(左側)寄りに位置ズレしている。
【0024】
一方、エアコン本体60の底部には、前記ドレンパイプ挿通孔66に対応して3本のドレンパイプ67が下方突出状に設けられていて、ドレンパイプ挿通孔66を挿通している(ステップ16を貫通している)。
これらドレンパイプ67は、エアコン本体60の底部に設けられていてエバポレータに付着する水(ドレン水)を受ける受け部に連通されており、バックホー1が前後左右に傾いたとしても、ドレン水の排水ができるように構成されている。
【0025】
また、エアコン本体60を取り付ける板材16a(ステップ16)の下面側には、ドレンパイプ67からドレンされるドレン水を受けて、(左側の)縦リブ29の旋回軸心X側に落とすドレン受け69が設けられている。
このドレン受け69は、受け皿部70と、排水パイプ71とを備えている、
受け皿部70は、底壁70aと、この底壁70aの全縁部から上方に延びる側壁70bとから上方開口状で上下方向扁平状に形成されており、この上端開口が前記ステップ16の一部を構成する板材16aによって塞がれるように、該板材16aの下面に溶接等によって取付固定されている。
【0026】
排水パイプ71は、受け皿部70の右側(旋回台60の左右方向中央側、旋回軸心X側)に、前後一対設けられている。
この排水パイプ71は、左右方向内方に向かうに従って下方に移行する傾斜状に且つ左側縦リブ29を越えて、左側縦リブ29の旋回軸心X側に延びている。
エアコン本体60から出るドレン水は、ドレンパイプ67を介してドレン受け69の受け皿部70上に落下し、ここから排水パイプ71を介して旋回基板14上に落下し、旋回基板14上に落下したドレン水は、旋回基板14に形成された開口から地上に落下する。
【0027】
このとき、旋回基板14上のドレン水は、左右の縦リブ29によって、燃料タンクや作動油タンク側の方へ流れるのが防止され、また、仕切壁28によってエンジン9側の方へと流れるのが防止され、ドレン水を地上の旋回中心側に落とすことができる。
なお、排水パイプ71にドレン水を導く排水ホースを接続するようにしても良い。
また、このドレン受け69の前面側は、左方に向かうに従って後方に移行する傾斜状に形成されており、この傾斜面72に沿って形成された吸気ダクト73がドレン受け69の傍らに水平方向で並設されている。
【0028】
この吸気ダクト73は、前記送吸気ボックス61から取り入れられた外気を、エアコン本体60の吸気口62に導くためのものであり、上下方向に扁平状に形成されていて、前記ドレン受け69の受け皿部70の上下幅と略同じ上下幅に形成されている。
この吸気ダクト73は、底壁73aと、この底壁73aの全縁部から上方に延びる側壁73bとから上方開口状に形成され、この上端開口が前記ステップ16の一部を構成する板材16aによって塞がれるように、該板材16aの下面に溶接等によって取付固定されている。
【0029】
この吸気ダクト73の左側(後部)は、吸気用開口65の下方に至るように形成され、吸気ダクト73の内部と、ステップ16の上面側とが吸気用開口65によって連通されている。
また、吸気ダクトの右側(前部)には、パイプ等からなる接続口74が設けられている。
前記構成のものにあっては、例えば、ステップ16の一部を構成する板材16aの下面側にドレン受け69及び吸気ダクト73を取り付けた後、該板材16aを旋回台6側に取り付け、その後、エアコン本体60を取り付ける、或いは、ステップ16の一部を構成する板材16aの下面側にドレン受け69及び吸気ダクト73を取り付け且つ該板材16aの上面側にエアコン本体60を取り付けた後に、該板材16aを旋回台6側に取り付けることができ、このようにすることにより、エアコン本体60をステップ16上に取り付けた後に、ステップ16の下面側に、ドレン受け69や吸気ダクト73を取り付ける(配設する)という困難な作業を行わないでよく、組み付けが容易となる。
【0030】
前記送吸気ボックス61は、キャビン54内の前端側であって乗降ドア53がない側である右側端部に配置されており、この送吸気ボックス61にエアコン本体60から空気を送る送気ダクト76と、送吸気ボックス61から取り入れられた外気を吸気ダクト73を介してエアコン本体60に送る吸気ホース77(吸気用空気流通部材)とは、ステップ16の下方に設けられている。
送吸気ボックス61は、該送吸気ボックス61(エアコン本体60)に外気を導入するための外気導入部78と、エアコン本体60からの空調空気をキャビン54内に吹き出すための吹出し部79とを備え、キャビン54の右側壁の前端部に装着されている。
【0031】
送吸気ボックス61は、下端に送気ダクト76の一端側が接続された送気用ダクト部81が設けられ、送気ダクト76の他端側は送気用開口64に接続されており、エアコン本体60から送出される空調空気は、送気用開口64、送気ダクト76、送吸気ボックス61の送気ダクト部81を経て吹出し部79からキャビン54内に吹き出されるようになっている。
また、外気導入部78は、下端に吸気ホース77の一端側が接続される接続口82を有する外気導入ダクト83を有し、吸気ホース77の他端側は前記吸気ダクト73の接続口74に接続されている。
【0032】
外気導入ダクト83の右側には外気導入口84が設けられ、この外気導入口84を塞ぐようにフィルタ85が取付板86等を介して外気導入ダクト83に着脱自在に取り付けられている。
一方、キャビン54の右側壁87には、外気導入口84に対向するように外気導入用開口88が形成され、キャビン54の右側壁87外面には、外気導入用開口88を塞ぐようにカバー体89が着脱自在に取り付けられ、このカバー体89には、空気を通過させる空気流通孔が形成されると共にこの空気流通孔から雨水等が入らないように庇が設けられている。
【0033】
エアコン本体60のファンの吸引力により、外気導入部78から吸気ホース77、吸気ダクト73、吸気用開口65を介して外気がエアコン本体60の左側面へと流れ、エアコン本体60内に吸引される。
この実施の形態では、エアコン本体60には、外気と共にキャビン54内の空気も一緒にエアコン本体60に取り入れられるようになっているが、外気と内気とを別々にエアコン本体60内に取り入れられるようにすると共に、内外気切り替えダンパを設けて、内気と外気とを選択的にエアコン本体60に取り入れられるように構成してもよい。
【0034】
図16〜図20に示すように、エアコン装置のヒータ用の行きと戻りのホース(配管)90A,90Bは、一端側がエアコン本体60内の熱交換器に接続されていると共に、エアコン本体60から中央ボンネット部材37の前壁38を貫通してボンネット12内に配設され、他端側がエンジン9に備えられたウォータジャケットに接続されており、ウォータジャケットで加熱された温水が一方のヒータホース90Aを介してエアコン本体60内の熱交換器に流れ込み、この熱交換器でエアコン本体60内に取り入れられた空気が暖められ、熱交換器に流れ込んだ温水は他方のヒータホース90Bを介してウォータジャケットに戻るようになっている。
【0035】
また、ヒータ用温水の戻りのホース90Bは分割され、その接続部分に切替バルブ91が設けられており、この切替バルブ91により、温水を流す状態と、温水の流動をストップさせる状態とに切り替え自在とされている。
この切替バルブ91は、運転席8横の操縦台51に設けられた操作レバー92にプッシュプルケーブル93を介して連動連結されており、操作レバー92によって切替バルブ91の切替操作が運転席側で可能とされている。
前記ヒータホース90A,90B及びプッシュプルケーブル93は、中央ボンネット部材37の前壁38の蓋板38Bに設けられた切欠部42を挿通しており、このヒータホース90A,90Bの、切欠部42を挿通する部分にはクッション材94が外嵌され、プッシュプルケーブル93の、切欠部42を挿通する部分にはシール材95が外嵌されていて、これらクッション材94、シール材95によって、エンジンルーム(ボンネット12内)とキャビン54内との間のシールがなされている。
【0036】
前記クッション材94には、切欠部42の縁部に嵌合する溝部96が形成されている。
前記構成のヒータホース90A,90Bの配管構造にあっては、例えば、ヒータホース90A,90B及びプッシュプルケーブル93を中央ボンネット部材37の前壁38の開口部40に挿通した後、シール材95をプッシュプルケーブル93に外嵌した状態で切欠部42に下端側から挿入し、その後、クッション材94を外嵌した状態で切欠部42の縁部にクッション材94の溝部96を嵌合するようにクッション材94を切欠部42に下端側から挿入し、この状態で、蓋板38Bを前壁38の本体部分38Aに取り付けることにより、ヒータホース90A,90B及びプッシュプルケーブル93を中央ボンネット部材37を挿通した状態に容易に配設できる。
【0037】
図21及び図22に示すように、コンプレッサ57からコンデンサ58、レシーバ59を経た冷媒をエアコン本体60のエバポレータに送る送り用のクーラホース(配管)98Aと、エアコン本体60のエバポレータからコンプレッサ57に戻す戻し用のクーラホース(配管)98Bとは、中央ボンネット部材37の前壁38の本体部分38Aに形成された切欠部41を通してエアコン本体60に接続されている。
前記クーラホース98A,98Bの端部には、エアコン本体60側の接続部に接続される接続部材99A,99Bを備えており、このクーラホース98A,98Bのエアコン本体60への接続部分には、クッション材100が外嵌されており、このクッション材100は、断熱材が貼り付けられたカバー101に形成された下端開放状の切欠部102に嵌合されており、前記カバー101は、中央ボンネット部材37の前壁38に、ボルト等によって取付固定されており、クッション材100によって、エンジンルーム(ボンネット12内)とキャビン54内との間のシールがなされている。
【0038】
前記構成のクーラホース98A,98Bの配管構造にあっては、例えば、クーラホース98A,98Bをエアコン本体60側に接続した後に、該接続部分にクッション材100を被せてシールすると共にクッション材100をカバー101に取り付け、その後、カバー101を前壁38に取り付けることにより、クーラホース90A,90Bの接続をした後に、中央ボンネット部材37を容易に取り付けることができる。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、走行装置上に旋回台を上下方向の旋回軸心回りに旋回自在に設け、この旋回台の後部にエンジンを備え、このエンジンの前方を覆う前壁及びエンジンの上方を覆う上壁を有するカバー体を備え、このカバー体の前壁下端側及び上壁を旋回台に備えた支持部材に取付固定し、前記カバー体の前壁下端側の左右方向中途部に、前記支持部材に設けられた被係合部に上方から係脱自在に係合する係合部を設けることにより、エンジンの前方及び上方を覆うカバー体の取付固定しにくい前壁中途部の固定を容易に行え、カバー体の組み付けが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックホーの全体側面図である。
【図2】旋回台等の側面断面図である。
【図3】旋回台内の平面図である。
【図4】旋回台の側面断面図である。
【図5】中央ボンネット部材の正面図である。
【図6】図4のA部の拡大図である。
【図7】エアコン装置の一部の側面図である。
【図8】エアコン装置の一部の側面図である。
【図9】エアコン装置の一部の側面図である。
【図10】エアコン装置の一部の平面図である。
【図11】ドレン受け及び吸気ダクトの平面断面図である。
【図12】吸気ダクトの正面一部断面図である。
【図13】ドレン受けの側面断面構成図である。
【図14】送吸気ボックスの正面図である。
【図15】送吸気ボックスの分解正面図である。
【図16】ヒータホースの配管構造を示す正面図である。
【図17】ヒータホースの配管構造を示す平面図である。
【図18】ヒータホース等の中央ボンネット部材への挿通部分を示す正面図である。
【図19】ヒータホースの中央ボンネット部材への挿通部分を示す平面図である。
【図20】切替バルブの操作機構を示す構成図である。
【図21】クーラホースの配管構造を示す正面図である。
【図22】クーラホースの配管構造を示す側面図である。
【符号の説明】
1 バックホー
3 走行装置
6 旋回台
9 エンジン
14 旋回基板
28 仕切壁(支持部材)
31 支持フレーム(支持部材)
37 中央ボンネット部材(カバー体)
38 前壁
39 上壁
43 係合部
44 被係合部
54 キャビン
94 クッション材
100 クッション材
X 旋回軸心

Claims (4)

  1. 走行装置上に旋回台を上下方向の旋回軸心回りに旋回自在に設け、この旋回台の後部にエンジンを備え、このエンジンの前方を覆う前壁及びエンジンの上方を覆う上壁を有するカバー体を備え、このカバー体の前壁下端側及び上壁を旋回台に備えた支持部材に取付固定し、前記カバー体の前壁下端側の左右方向中途部に、前記支持部材に設けられた被係合部に上方から係脱自在に係合する係合部を設けたことを特徴とする作業車。
  2. 係合部は弾性部材から構成されていてカバー体の位置決めをするように被係合部に弾性的に係合することを特徴とする請求項1に記載の作業車。
  3. 旋回台の底壁を構成する旋回基板の前後方向中途部に左右方向に延びる仕切壁を立設し、この仕切壁の前側にカバー体の前壁下端側が位置するようにカバー体を設け、前記仕切壁の上部に被係合部を設け、カバー体の前壁下端側の背面側に係合部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の作業車。
  4. 旋回台上に設けられたキャビン内の空調を行うエアコン装置の配管を前記カバー体の前壁を挿通して設け、この配管の挿通部分を該配管を覆うクッション材でシールしていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の作業車。
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