JPWO2002072373A1 - 車両用ドア及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

車両のテールゲートやサイドドアとして用いることができる車両用ドアとこの車両用ドアの製造方法である。車両用ドアであるテールゲート(1)は、車両外側のアウターパネル(2)と、車両内側のインナーパネル(3)と、ワイパーモータ(18)等のドア用部品が取り付けられたモジュールプレート(4)と、ライニング(6)とで形成される。インナーパネル(3)は全周の縁部(10)のみを残して開口部(11)が形成された額縁形状となっており、これでテールゲート(1)が軽量化されている。補強部材でもあるモジュールプレート(4)は、左右方向に延びる第1延出部(13)と、第1延出部(13)から下方へ延びる第2延出部(14)とからなる略T字形となっていて、これでモジュールプレート(4)も軽量化されているとともに、アウターパネル(2)及びインナーパネル(3)へのモジュールプレート(4)の結合により、テールゲート(1)は補強されている。

Description

技術分野
この発明は、車両用ドア及びその製造方法に係り、例えば、バックドアとも称される車両のテールゲートや、サイドドアに利用できるものである。
背景技術
四輪車両の後部ドアであるテールゲートは、車両外側のアウターパネルと車両内側のインナーパネルとを結合するとともに、これらのアウターパネルとインナーパネルとの間にドアロックやキーシリンダ等のドア用部品を組み込むことにより形成されている。
特開平8−142676号のテールゲートでは、インナーパネルを、アウターパネルに形成されている窓孔と対応する上側の開口部と、この上側の開口部に対して左右方向に延びる仕切り部で仕切られた下側の開口部とを有する形状に形成し、下側の開口部に、この下側の開口部を塞ぐ大きさを有するとともに、予めドア用部品が取り付けられている略四角形のモジュールプレートを嵌め込むようにしている。
現在、車両の燃費を改善するために車両重量を軽量化することが求められている。テールゲートは車両の一部であり、したがって、このテールゲートは車両重量に関与しているが、上記従来技術のテールゲートでは重量の軽量化の工夫が充分ではない。
本発明の目的は、ドア重量を減少させることができ、車両重量の軽量化に貢献できる車両用ドア及びその車両用ドアを製造する方法を提供するところにある。
発明の開示
本発明に係る車両用ドアは、車両外側のアウターパネルと、このアウターパネルに結合された車両内側のインナーパネルとを含んで形成される車両用ドアにおいて、前記インナーパネルが、全周の縁部のみを残して開口部が形成された額縁形状となっていることを特徴とするものである。
この車両用ドアでは、インナーパネルが全周の縁部のみを残して開口部が形成された額縁形状となっているため、上下の開口部の間を仕切るための仕切り部がなく、このため、この分だけインナーパネルの重量は軽くなる。これにより、ドアの全体重量が減少し、このドアが取り付けられる車両の重量の軽重化に貢献できる。
このような車両用ドアには、このインナーパネルの強度を向上させ、必要とされるドア強度を確保するための補強部材が設けられる。この補強部材は、略四角形等の任意な形状のものでもよいが、左右方向へ延びる第1延出部と、この第1延出部の左右方向の中央又は略中央から下方へ延びる第2延出部とのうち、少なくとも第1延出部を有するものとし、第1延出部をインナーパネルの左右の縁部の間に架設することが好ましい。
これによると、補強部材は、第1延出部と第2延出部からなるT字形又は略T字形のもの、あるいは、第1延出部のみからなる左右方向に長い細長形状のものとなり、いずれにしても略四角形のものよりも面積は小さいため、補強部材は軽量化され、ドア重量の軽量化に貢献する。また、第1延出部がインナーパネルの左右の縁部の間に架設されることにより、インナーパネルは補強され、ドア強度が向上する。
補強部材が第1延出部と第2延出部からなるT字形又は略T字形である場合には、第1延出部の長さ方向のそれぞれの端部がインナーパネルの左右の縁部に接合され、第2延出部の下端部が前記インナーパネルの下縁部に接合される。
このように補強部材が第1延出部と第2延出部からなるT字形又は略T字形である場合には、この補強部材を単なる平面的なものとしてもよいが、第1延出部の下部と第2延出部の左右の側部に車両外側への立上り量を有するリブを形成し、第1延出部の下部のリブと第2延出部の左側部のリブとを連続させ、第1延出部の下部のリブと第2延出部の右側部のリブとを連続させることが好ましい。
これによると、補強部材の強度がこれらのリブで大きくなるとともに、これらのリブが、互いに直交又は略直交している第1延出部と第2延出部に亘って連続して形成されるため、補強部材による車両用ドアの補強をドア面の広がり面の2次元について行える。
補強部材が第1延出部のみからなる左右方向に長い細長形状となっている場合には、この第1延出部の長さ方向のそれぞれの端部はインナーパネルの左右の縁部に接合される。
このように補強部材が第1延出部のみからなる左右方向に長い細長形状となっている場合にも、この補強部材を単なる平面的なものとしてよいが、この補強部材を、幅方向を縦方向とするウェブと、このウェブの上下の端部のうちの少なくとも一方から屈曲したフランジとを有する屈曲材とすることが好ましい。
これによると、補強部材自身の強度が大きくなり、ドア強度を大きくできる。
また、補強部材を、幅方向を縦方向とするウェブと、このウェブから屈曲したフランジとを有する屈曲材とする場合には、ウェブを1個とし、これにより補強部材をアングル形状としてもよいが、フランジをウェブの上下の端部の両方に設け、これら2個のフランジを前記ウェブの長さ方向に連続して形成することが好ましい。
これによると、ウェブと前記2個のフランジとで断面略C字状の屈曲材となっている前記補強部材はチャンネル形状となり、補強部材の強度が2個のフランジで充分に大きくなるとともに、補強部材を前記第1延出部と前記第2延出部とからなるT字形又は略T字形とした場合と異なり、下側のフランジを、上側のフランジと同じく、ウェブの長さ方向の途中で途切れずに連続させることができる。このため、上下のフランジによる強度がそのまま確保され、補強部材で補強されたインナーパネルの強度及びドア強度を充分大きくできる。
また、補強部材をウェブと2個のフランジとで断面略C字状の屈曲材とする場合には、補強部材の断面略C字状の開口部を車両外側に向け、補強部材の長さ方向のそれぞれの端部をインナーパネルの車両内側の面に接合する。
これによると、2個のフランジは車両外側に向き、これらのフランジはドア厚さを確保するための空間に収納された状態になるため、ドア厚さを所定厚さに抑えることができる。
車両ドアに複数組み付けなければならないドア用部品は、補強部材に取り付けてもよく、インナーパネルに取り付けてもよく、補強部材とインナーパネルの両方に取り付けてもよい。全部又は一部のドア用部品を補強部材に取り付けると、補強部材を、ドア用部品を取り付けための取付部材としても使用でき、部材の兼用化が図られる。
また、補強部材へのドア用部品の取り付けがインナーパネルへのこの補強部材の取り付け前に行われ、この補強部材が予めドア用部品の取り付けが行われたモジュール部材となっていると、インナーパネルへの補強部材の取り付けを行うことにより、補強部材に取り付けられたドア用部品の所定位置へを組み付けが同時に行われることになる。
補強部材が前記第1延出部と前記第2延出部とからなるT字形又は略T字形となっており、第1延出部の長さ方向のそれぞれの端部が前記インナーパネルの左右の縁部に接合され、第2延出部の下端部が前記インナーパネルの下縁部に接合される場合には、この補強部材の形状を有効に利用して、補強部材への各種のドア用部品の取り付けを、それぞれのドア用部品の機能と対応した箇所で行える。その一例は、ドア用部品にキーシリンダとワイパーモータとアウターハンドルとドアロックとがある場合には、第1延出部にキーシリンダとワイパーモータを取り付け、、第1延出部と第2延出部との連結箇所にアウターハンドルを取り付け、第2延出部にドアロックを取り付けることである。
また、補強部材が第1延出部のみからなる左右方向に長い細長形状となっており、この第1延出部の長さ方向のそれぞれの端部がインナーパネルの左右の縁部に接合される場合には、この補強部材にワイパーモータとアウターハンドルとキーシリンダとを取り付け、インナーパネルにドアロックを取り付ける。
また、インナーパネルの縁部の断面形状をハット形状とすることにより、アウターパネルとインナーパネルと補強部材の接合部の断面形状を、断面形状が車両外側に向かって開口したハット形状となっているインナーパネルの縁部の車両外側の面にアウターパネルの端部を接合し、インナーパネルの縁部の車両内側の面に補強部材の端部を接合したボックス断面形状とすることができる。
これによると、アウターパネルとインナーパネルと補強部材の接合部が大きな強度を備えたものとなり、ドア全体の強度を向上させることができる。
また、ドアを開閉する際に使用されるアウターハンドルは、補強部材に取り付けてもよい。
これによると、アウターハンドルはアウターパネルに取り付けられるのではないため、アウターハンドルに加えられる操作力がアウターパネルに直接作用することはなく、この操作力は補強部材で受けられることになる。このため、アウターハンドルに加えられる操作力がアウターパネルに直接作用した場合に生ずる問題、例えば、アウターパネルに部分的なへこみ等の変形が生ずるなどの問題を解消できる。
さらに、アウターハンドルを補強部材にブラケットを介して取り付ける場合には、このブラケットにライセンスランプを取り付けてもよい。
これによると、アウターハンドル取付用ブラケットはライセンスランプ取付用ブラケットを兼ねることになり、それだけ部品点数を削減できるとともに、部品点数が少なくなる結果、ドア重量の軽量化にも貢献できることになる。
補強部材の端部が接合されるインナーパネルの箇所は、ドア開閉方向に対して直角又は略直角となっている箇所でもよく、ドア開閉方向に対して平行又は略平行となっている箇所でもよい。
後者である場合には、インナーパネルには、アウターパネルとの間の所定間隔を確保してドアの所定厚さを形成するために、ドア開閉方向に対して直角又は略直角に立ち上がった立上部が形成されるため、この立上部を利用して補強部材の端部とインナーパネルとの接合を行えることになる。しかも、前者を採用した場合と異なり、インナーパネルを急激に形状が変化しない又は急激に形状が変化する箇所が少ないなだらかな形状にできるため、ドアを開閉したときの衝撃荷重による集中応力の発生を抑制することができる。
また、インナーパネルの縁部にインナーパネル全周に亘って断面がハット形状となったハット形状部を形成し、このインナーパネルとアウターパネルとの結合により、ドア全周に亘って断面ボックス形状となったボックス形状部を形成することが好ましい。
これによると、ドア全周のボックス形状部によってドア全体の強度が確保される。そして、インナーパネルに前記第1延出部と前記第2延出部とからなるT字形又は略T字形の補強部材、あるいは前記第1延出部のみからなる左右方向に長い細長形状の補強部材を結合することにより、ドア強度の強度は一層向上する。
インナーパネルは1枚のブランク材で形成してもよく、板厚が異なるブランク材を含む複数のブランク材の接合で形成されたテーラードブランクにより形成してもよい。
インナーパネルを後者とすると、強度が求められる箇所に板厚の大きいブランク材を使用することにより、相反するドア強度とドア重量の両方についての要望を同時に満足させることができる。
インナーパネルを後者とする場合の一例は、テーラードブランクを、ドア用ヒンジが取り付けられるヒンジ取付箇所を形成するブランク材と、このヒンジ取付箇所以外の箇所を形成するブランク材とからなるものとし、ヒンジ取付箇所を形成するブランク材を、ヒンジ取付箇所以外の箇所を形成するブランク材よりも板厚を大きくすることである。
これによると、ヒンジ取付箇所の必要とされる強度を板厚の大きいブランク材で確保できるとともに、インナーパネルの大きい面積を占めるヒンジ取付箇所以外の箇所を板厚の小さいブランク材で形成することにより、ドア重量を軽量化できる。
また、ヒンジ取付箇所以外の箇所の少なくとも一部を1枚のブランク材で形成してもよいが、板厚が同じになっている複数のブランク材の接合で形成してもよい。
後者によると、このヒンジ取付箇所以外の箇所の少なくとも一部が屈曲部を有しているなど複雑な形状になっていても、プレス加工により打ち抜き成形されるブランク材の材料歩留まりを向上させることができる。
また、以上の本発明に係る車両用ドアにおいて、インナーパネルと補強部材との接合及びアウターパネルと補強部材の接合は、スポット溶接等による溶接で行ってもよく、ボルト・ナット等の結合具を用いて行ってもよい。
本発明に係る車両用ドアの製造方法は、車両外側のアウターパネルと、全周の縁部のみを残して内側に大きな開口部が形成された額縁形状になっている車両内側のインナーパネルと、左右方向へ延びる第1延出部及びこの第1延出部の左右方向の中央又は略中央から下方へ延びる第2延出部とのうち、少なくとも第1延出部を有している補強部材と、を結合して車両用ドアを製造する方法であって、前記インナーパネルの縁部に前記補強部材のそれぞれの端部を接合する作業を行った後であって、前記アウターパネルと前記インナーパネルとを結合する作業を行った後に、結合一体化されている前記アウターパネルと前記インナーパネルと前記補強部材とを塗装し、次いでドア用部品の前記補強部材及び/又は前記インナーパネルへの取り付け作業を行うことを特徴とするものである。
この製造方法によると、アウターパネルとインナーパネルと補強部材はこれらが結合一体化された後に塗装されるため、これらについての塗装作業を個別作業として行う必要がなくなり、したがって作業性が向上する。また、インナーパネルと補強部材との接合及びアウターパネルと補強部材の接合をスポット溶接等の溶接で行っても、塗装作業により全部の溶接部を塗装できることになる。
この製造方法において、アウターパネルとインナーパネルと補強部材の塗装作業後に行うドア用部品の組付作業は、全部のドア用部品をインナーパネル又は補強部材に取り付けることにより行ってもよく、一部のドア用部品をインナーパネルに、残りのドア用部品を補強部材にそれぞれ取り付けることにより行ってもよい。
また、本発明に係る車両用ドアの製造方法は、車両外側のアウターパネルと、全周の縁部のみを残して内側に大きな開口部が形成された額縁形状になっている車両内側のインナーパネルと、左右方向へ延びる第1延出部及びこの第1延出部の左右方向の中央又は略中央から下方へ延びる第2延出部とのうち、少なくとも第1延出部を有している補強部材と、を結合して車両用ドアを製造する方法であって、先に前記アウターパネルと前記インナーパネルとを結合一体化し、次いでこれらのアウターパネルとインナーパネルとを塗装し、この後、ドア用部品が取り付けられている前記補強部材を前記インナーパネルに取り付けることである。
この製造方法によると、アウターパネルとインナーパネルはこれらが結合一体化された後に塗装されるため、これらについての塗装作業を個別作業として行う必要がなくなり、その分だけ作業性が向上する。また、予めドア用部品が補強部材に取り付けられるため、この補強部材をインナーパネルの縁部における左右の側縁部の間に架設する作業を行うと、補強部材に取り付けられているドア用部品のドアへの組付作業が同時に完了することになり、また、補強部材へのドア用部品の取付作業を周囲が開放された場所で行えるため、作業性が向上する。
なお、この製造方法における補強部材とインナーパネルとの接合作業時及び補強部材とアウターパネルとの接合作業時には、既にアウターパネルとインナーパネルの塗装作業が終了しているため、補強部材とインナーパネルを接合する作業及び補強部材とアウターパネルとを接合する作業は、ボルト・ナット等の結合具を用いたものとすることが好ましい。
また、この製造方法において、予め補強部材に取り付けておくドア用部品は、全部のドア用部品でもよく、そのうちの一部のドア用部品でもよい。
また、以上説明した本発明の車両用ドアは、テールゲートでもよく、サイドドアでもよい。
そして、本発明に係る車両用ドアがテールゲートである場合には、そのテールゲートは、テールゲートの開閉中心部となるヒンジが上部に設けられる上下開閉式のテールゲートでもよく、ヒンジが側部に設けられる横開閉式のテールゲートでもよい。また、本発明に係る車両用ドアがサイドドアである場合には、ヒンジで開閉する開き戸タイプのサイドドアでもよく、スライド移動により開閉するスライドタイプのサイドドアでもよい。
発明を実施するための最良の形態
本発明をより詳細に説述するために、添付の図面に従ってこれを説明する。
第1図は、第1実施形態に係る自動車のドアであるテールゲート1の分解斜視図である。このテールゲート1は、車両外側のアウターパネル2と、このアウターパネル2に結合される車両内側のインナーパネル3と、これらのアウターパネル2及びインナーパネル3に結合され、補強部材となっているモジュールプレート4と、このモジュールプレート4の車両外側の面に取り付けられるドア用部品であるテールゲート用部品5と、モジュールプレート4の車両内側の面及びインナーパネル3の車両内側の面に固定されるライニング6とで構成されている。アウターパネル2とインナーパネル3とモジュールプレート4は金属板製であり、ライニング6は合成樹脂製である。
アウターパネル2の略上半分にはガラスが嵌め込まれる窓孔7が形成され、その下は、ライセンスプレートが取り付けられる凹部8が形成された遮蔽部9となっている。
インナーパネル3はアウターパネル2と対応する全体形状及び大きさを有するもので、板金をプレス加工、打ち抜き加工、トリミング加工等することにより形成され、このインナーパネル3は、全周の縁部10を残して大きな開口部11が形成された額縁形状となっている。この開口部11の略上半分はアウターパネル2の窓孔7と対応する大きさ及び形状となっており、開口部11は、この窓孔7の下方まで延びる上下方向の大きい寸法となっている。また、インナーパネル3の縁部10のうち、下縁部10Aは左右縁部10B,10C及び上縁部10Dよりも大きな幅寸法となっており、この下縁部10Aに、車両内側から車両外側へ膨出した膨出部12が設けられている。
モジュールプレート4は板金を折り曲げ加工、打ち抜き加工等することにより形成されており、全体形状は略T字形である。すなわち、モジュールプレート4は、左右方向に延びる第1延出部13と、この第1延出部13の略中央から下方へ延びる第2延出部14とからなる。第1延出部13の下部及び第2延出部14の左右側部には、車両外側への立上り量を有しているリブ15が形成され、これら2個のリブ15は、第1延出部13の下部から第2延出部14の左側部まで、及び第1延出部13の下部から第2延出部14の左側部までそれぞれ連続している。また、第2延出部14の下部には、左右方向へ延びかつ車両外側へ起立した起立部16が形成されている。
テールゲート用部品5は、キーシリンダ17とワイパーモータ18とアウターハンドル19とドアロック20とからなる。これらのテールゲート用部品5は、第2図に示されているとおり、モジュールプレート4の車両外側の面におけるそれぞれの所定位置に取り付けられている。これを具体的に説明すると、キーシリンダ17とワイパーモータ18は、第1延出部13に左右に離れて取り付けられ、アウターハンドル19は、第1延出部13と第2延出部14との連結箇所に左右のブラケット21,22で取り付けられ、ドアロック20は第2延出部14の下部の起立部16に取り付けられている。
キーシリンダ17とワイパーモータ18とドアロック20はモジュールプレート4にボルトで結合され、ブラケット21,22はモジュールプレート4にスポット溶接で接合され、これらのブラケット21,22にアウターハンドル19がボルト、ナットで結合されている。
また、キーシリンダ17とドアロック20の間には、キーシリンダ17をキー操作したときの操作力をドアロック20に伝達するためのロッド23が架設され、アウターハンドル19とドアロック20の間にも、アウターハンドル19を手動操作したときの操作力をドアロック20に伝達するためのロッド24が架設されている。これらのロッド23,24は、モジュールプレート4の上下に延びる第2延出部14に沿って配置されている。
また、モジュールプレート4の左右に延びる第1延出部13には、第2図における第1延出部13の左端部からワイパーモータ18まで延びるハーネス25が配線され、このハーネス25のワイパーモータ18とは反対側の端部にはカプラ26が設けられている。
第1図で示されているライニング6は、モジュールプレート4よりも大きい面積を有する略四角形状であり、このため、ライニング6によってモジュールプレート4の全体を車両内側から覆うことができる。また、このライニング6の車両外側の面には、インナーパネル3とモジュールプレート4に形成されている係止孔に挿入係止されるクリップ27が複数設けられている。
インナーパネル3の前記縁部10の断面形状は、第4図に示されているように、車両外側に向かって開口したハット形状となっている。このハット形状部28は、第1図で示した膨出部12を除くインナーパネル3の略全周、すなわち前記開口部11の回りの略全周に亘って形成されているとともに、インナーパネル3の下縁部10A、左右縁部10B,10C、上縁部10Dにおけるハット形状部28は、これらの下縁部10A、左右縁部10B,10C、上縁部10Dの幅寸法等と対応する幅寸法及び高さ寸法で形成されている。
第4図で示されているとおり、ハット形状部28の外端部にはフランジ部28Aが設けられ、このフランジ部28Aに対してアウターパネル2の外端部2Aを折り曲げて加締めるヘミング加工を行い、さらにアウターパネル2とインナーパネル3をスポット溶接することにより、アウターパネル2とインナーパネル3とが結合される。
このようにアウターパネル2がインナーパネル3の車両外側の面に結合されるのに対してモジュールプレート4は、第1延出部13の左右端部がインナーパネル3の左右縁部10B,10Cの車両内側の面に、第2延出部14の下端部がインナーパネルの下縁部10Aの車両内側の面にそれぞれ結合される。これらの結合は、モジュールプレート4の第1延出部13の左端部とインナーパネル3の左縁部10Bとの接合構造を示している第4図のとおり、インナーパネル3の縁部10に設けたスタッドボルト29にナット29Aを螺合して締め付けることによりなされる。なお、モジュールプレート4の第2延出部14の下端部とインナーパネル3の下縁部10Aとのスタッドボルト29とナット29Aによる接合は、第2延出部14の下部に起立部16が設けられているため、この起立部16の少し上側において行われる。
以上により、アウターパネル2とインナーパネル3とモジュールプレート4が、略T字形状となっているモジュールプレート4の3箇所の端部において接合され、これらの接合部の断面形状は、第4図に示されているとおり、断面形状が車両外側に向かって開口したハット形状になっているインナーパネル3の縁部10の車両外側の面にアウターパネル2の端部が結合され、車両内側の面にモジュールパネル4の端部が固定されたボックス断面形状となる。
第5図は、モジュールプレート4の第1延出部13の上縁部と、アウターパネル2におけるガラス30が取り付けられる前記窓孔7の下側の縁部2Bとの接合構造を示している。縁部2Bにはスタッドボルト29が設けられ、このスタッドボルト29にナット29Aを螺合して締め付けることにより、縁部2Bにモジュールプレート4の第1延出部13の上縁部が接合される。
第3図は、以上のようにアウターパネル2とインナーパネル3とモジュールプレート4が結合された後におけるインナーパネル3を車両外側から見た斜視図であり、アウターパネル2は二点鎖線で示されている。モジュールプレート4は、全周の縁部10のみを残してインナーパネル3に大きく形成されている開口部11のうちの略下半分と対応する位置に配置され、モジュールプレート4は、アウターパネル2の窓孔7と対面する開口部11のうちの略上半分には突出していない。また、このようにモジュールプレート4がインナーパネル3及びアウターパネル2の所定位置に配置されて固定されることにより、モジュールプレート4に取り付けられているテールゲート用部品5のキーシリンダ17、ワイパーモータ18、アウターハンドル19、ドアロック20は、これらのアウターパネル2、インナーパネル3、モジュールプレート4等からなるテールゲート1のそれぞれの所定位置に配置されることになる。
これらのテールゲート用部品5の配置位置は、第3図で示されているように、キーシリンダ17とワイパーモータ18とアウターハンドル19については、インナーパネル3の開口部11に臨む位置であり、ドアロック20については、インナーパネル3の下縁部10Aに形成されている前記膨出部12と対応する位置である。また、モジュールプレート4をインナーパネル3、アウターパネル2に結合する作業を行うとき、モジュールプレート4に配線されている第2図で示すハーネス25の端部のカプラ26は、インナーパネル3の車両内側の面に予め配線されている接続用ハーネスのカプラに接続される。
なお、アウターパネル2における開口部11の下側の前記遮蔽部9には、キーシリンダ17、ワイパーモータ18、アウターハンドル19の互いの配置位置関係と対応する位置関係で孔や開口部が形成されており、モジュールプレート4をインナーパネル3とアウターパネル2の所定位置に位置決め配置すると、キーシリンダ17、ワイパーモータ18、アウターハンドル19はこれらの孔や開口部に臨んで車両外側に露出するようになっている。
以上のようにモジュールプレート4がインナーパネル3とアウターパネル2に結合された後、第1図で示したライニング6をモジュールプレート4の車両内側の面とインナーパネル3の車両内側の面に取り付ける作業を行う。この取付作業は、ライニング6に設けられている前記クリップ27をインナーパネル3とモジュールプレート4に形成されている係止孔に挿入係止することにより行われる。このライニング6の取付作業を行うと、第5図で示されているように、ライニング6の車両外側へ屈曲している上部6Aにより、モジュールプレート4の第1延出部13の上縁部とアウターパネル2の縁部2Bとの接合部が隠される。
また、ライニング6は、モジュールプレート4が配置されたインナーパネル3の開口部11の略下半分よりも大きい面積を有する略四角形となっており、このため、ライニング6を所定位置に取り付けると、車両内側において、モジュールプレート4の全体が覆われるとともに、開口部11の略下半分が隠されることになる。
以上説明した本実施形態によると、テールゲート1を構成する部材になっているインナーパネル3は、全周の縁部10のみを残して大きな開口部11が形成された額縁形状となっており、上下の開口部の間を仕切り部で仕切った形状になっていないため、この仕切り部が設けられているインナーパネルと比較し、仕切り部の分だけインナーパネル3の重量を軽くすることができる。これにより、テールゲート1の全体重量が減少し、このテールゲート1が取り付けられる車両の重量の軽重化に貢献できる。
また、テールゲート用部品5はモジュールプレート4に取り付けられ、このモジュールプレート4はインナーパネル3、アウターパネル2に結合されるため、この結合作業を行うことにより、テールゲート1の所定位置にテールゲート用部品5を配置する作業を簡単に短時間で行える。
また、モジュールプレート4は、左右方向に延びる第1延出部13と、この第1延出部13の略中央から下向きに延びる第2延出部14とからなる略T字形であるため、略四角形のモジュールプレートと比べて、モジュールプレート4の重量も軽量化されており、それだけテールゲート1の全体重量を一層軽量化することができる。
また、略T字形のモジュールプレート4は、第1延出部13の両端部がインナーパネル3の左右縁部10B,10Cに接合され、第2延出部14の下端部がインナーパネル3の下縁部10Aに接合されるため、モジュールプレート4はテールゲート1の補強部材として充分活用されることになり、テールゲート1の強度を大きくできる。
また、モジュールプレート4を略T字形とすることにより、テールゲート1に配置しなければならないキーシリンダ17、ワイパーモータ18、アウターハンドル19、ドアロック20の取付箇所を、モジュールプレート4において、これらのテールゲート用部品の機能と対応した箇所として確保することもでき、また、第2図で示したハーネス25の配線箇所やロッド23,24の配置箇所もモジュールプレート4に確保することができる。
また、モジュールプレート4は車両内外方向への立上り量を有する2個のリブ15を備えた立体的形状となっているため、モジュールプレート4自体の強度を大きくすることができ、テールゲート1の補強部材にもなっているモジュールプレート4の強度向上により、テールゲート1の全体強度が大きくなる。
特に、これら2個のリブ15は、第1延出部13の下部から第2延出部14の左側部まで、及び第1延出部13の下部から第2延出部14の左側部までそれぞれ連続し、リブ15が、互いに直交又は略直交している第1延出部14と第2延出部14に亘って連続して形成されるため、モジュールプレート4によるテールゲート1の補強をテールゲート1の広がり面の2次元について行える。
また、インナーパネル3の縁部10の断面形状はハット形状部28が形成されたハット形状となっており、アウターパネル2とインナーパネル3とモジュールプレート4の接合部の断面形状は、車両外側に向かって開口したハット形状部28となっているインナーパネル3の縁部10の車両外側の面にアウターパネル3の端部が結合され、車両内側の面にモジュールパネル4の端部が固定されたボックス断面形状となっているため、これらの接合部は大きな強度を備えたものとなり、この結果、テールゲート1全体の強度を一層向上させることができる。
また、テールゲート1を開閉する際に使用されるアウターハンドル19はブラケット21,22を介してモジュールプレート4に取り付けられ、アウターパネル2に取り付けられていないため、アウターハンドル19に加えられる操作力がアウターパネル2に直接作用することはなく、ブラケット21,22を介してテールゲート1の補強材でもあるモジュールプレート4に作用する。このため、アウターハンドル19に加えられる操作力でアウターパネル2に部分的なへこみ等の変形が生ずるなどの問題を解消できる。
第6図は、別実施形態に係るインナーパネル33を示す。このインナーパネル33は、厚さが異なる板材33A、33B、33Cを接合部34で接合して形成されたテーラードブランク製となっている。この実施形態において、板材33Aの厚さが最も大きく、次いで板材33Bの厚さが大きく、板材33Cの厚さが最も小さい。これは一例であって、使用する厚さの異なる板材の個数及びその配置位置は、インナーパネルに求められる機能等に応じて任意に設定してよい。また、板材同士を接合する手段は、シーム溶接(マッシュシーム溶接を含む)でもよく、スポット溶接でもよい。
以上のようにインナーパネルをテーラードブランク製とすると、厚さの異なる板材を有効に組み合わせてインナーパネルを形成できるため、インナーパネルの軽量化と強度の確保とを同時に達成できることになる。
第7図は、アウターハンドル19をモジュールプレート4に取り付けるためのブラケット41,42にライセンスランプ43を取り付けた実施形態を示す。ブラケット41,42のうち、ブラケット42について示す第8図のように、ブラケット41,42にはライセンスランプ43の下部を挿入するための孔45が形成され、第7図で示すとおり、この孔45に下部が挿入されたライセンスランプ43のフランジ部43Aをボルト44でブラケット41,42に結合することにより、ライセンスランプ43はブラケット41,42に取り付けられる。
この実施形態によると、アウターハンドル取付用ブラケット41,42はライセンスランプ43を取り付けるためのブラケットを兼ねることになるため、それだけテールゲート1の生産に用いる部品の点数を削減でき、また、部品点数が少なくなる結果、テールゲート重量の軽量化にも貢献できることになる。
第9図は、第1図で示したテールゲートとは異なる実施形態に係る四輪車両用のテールゲート101を示す。このテールゲート101は、車体102に上部のヒンジ103で取り付けられ、ヒンジ103を中心に上下に開閉自在である。また、テールゲート101には、窓孔101Aに嵌め込まれたガラス104を清掃するためのワイパー装置105が取り付けられており、このワイパー装置105の揺動軸105Aにワイパーアーム105Bの基端部が結合されている。
第10図には、テールゲート101の分解図が示されている。テールゲート101は、車両外側のアウターパネル110と、車両内側のインナーパネル111と、インナーパネル111の車両内側の面に左右の端部が接合される補強部材112と、補強部材112よりも車両内側に配置されるライニング113とが主要部材となって形成され、これら以外のテールゲート用部材には、インナーパネル111に取り付けられるドアロック取付用補強部材114がある。また、テールゲート101にドア用部品となって組み付けられるものには、ワイパー装置105のワイパーモータ115と、アウターハンドル116と、キーシリンダ117と、ドアロック118とがあり、さらに、テールゲート101には、車体102側からワイパーモータ115まで延びるハーネス119と、車体102側からドアロック118まで延びるハーネス120と、アウターハンドル116とドアロック118との間に架け渡されるドアロック手動操作用部材121と、キーシリンダ117とドアロック118との間に架け渡されるドアロックキー操作用ロッド122とが組み込まれ、ハーネス119と120の車体102側の端部には、車体102側に配線されているハーネスと接続されるカプラ123が設けられている。
アウターパネル110とインナーパネル111と補強部材112とドアロック取付用補強部材114は、板金プレス製品であり、ライニング113は、合成樹脂製品である。
第11図で示すアウターパネル110には、第9図で示したガラス104が嵌め込まれる窓孔110Aの下側において、ライセンスプレートを取り付けるための凹部110Bが形成され、この凹部110Bの上辺部にはアウターハンドル116、キーシリンダ117をアウターパネル110から露出させるための孔110C、110Dが設けられ、さらに窓孔110Aと凹部110Bとの間には、第9図で示したワイパー装置105の揺動軸105Aをアウターパネル110から露出させるための孔110Eが形成されている。
第12図で示すインナーパネル111の全体的な大きさ及び形状はアウターパネル110と略同じであるが、このインナーパネル111は全周の縁部130のみのものとなっており、縁部130の内側には大きな開口部131が形成されているため、インナーパネル111は全体的に額縁形状となっている。縁部130は、上縁部130Aと、左右の側縁部130B、130Cと、下縁部130Dとからなり、下縁部130Dには、車両内側へ窪んだ窪み部132が形成され、この窪み部132の下面は水平又は略水平なドアロック取付座面132Aであり、この座面132Aには、ドアロック118から出没してテールゲート101を車体102に対してロックし、ロック解除するためのロック部材が貫通できる開口部133が設けられている。また、窪み部132の傾斜している上面132Bにも開口部134が形成され、上方からドアロック118をこの開口部134に挿入することにより、前記ドアロック取付用補強部材114で補強される座面132Aにドアロック118を設置して取り付けることができるようになっている。
また、縁部130における左右の側縁部130B,130C及び下縁部130Dには、これらの側縁部130B,130C及び下縁部130Dに亘って連続し、車両外側へ隆起した隆起部135が形成されており、この隆起部135は、隆起部135よりも車両外側に配置されるアウターパネル110とインナーパネル111との間に所定間隔を形成し、テールゲート101の所定厚さを確保するためのものである。隆起部135のうち、左右の側縁部130B,130Cに形成されている箇所は隆起量が大きい立上部135Aとなっており、第14図と、第14図のS16−S16線断面図であって、インナーパネル111に結合されたときのアウターパネル110も示されている第16図のとおり、この立上部135Aの基端部分には平坦面135Bが設けられている。平坦面135Bは、第9図のヒンジ103を中心とするテールゲート101の開閉方向に対して直角又は略直角となっており、立上部135Aは、このテールゲート101の開閉方向に対して平行又は略平行となっている。
また、第16図に示されているように、インナーパネル111の縁部130には、断面がハット形状となっていて車両外側へ向かって開口したハット形状部136が形成されており、このハット形状部136は、第12図に示すようにその幅寸法及び深さ寸法はインナーパネル111の各個所で異なるが、インナーパネル111の全周に亘って連続して形成されている。第16図に示すように、インナーパネル111とアウターアウターパネル110とを結合すると、ハット形状部136の開口側がアウターパネル110で塞がれることになり、これにより、断面がボックス形状となったボックス形状部137がテールゲート101の全周に亘って形成されることになる。
第12図に示されているとおり、インナーパネル111の縁部130の適所には孔140〜142が形成され、これらの孔140〜142は、前記ハーネス119,120、ドアロック手動操作用部材121をインナーパネル111に配線するために利用される。
また、インナーパネル111は、レーザー溶接による接合部43で接合された構成要素144〜149で形成されている。すなわち、インナーパネル111は、構成要素144〜149の材料である合計6枚のブランク材を、互いに隣接するブランク材同士の端部を突き合わせて行うレーザー溶接によって接合し、これによりテーラードブランクを形成し、この後、このテーラードブランクをプレス機械によってプレス成形及び抜き打ち成形することにより形成されたものとなっている。
なお、合計6枚のブランク材をレーザー溶接で接合してテーラードブランクを製造することは、予めそれぞれのブランク材をプレス機械でプレス成形及び打ちぬき成形しておき、この後、これらのブランク材をレーザー溶接で接合することにより行ってもよい。
構成要素144〜149のうち、構成要素145,146は第9図のヒンジ103が取り付けられるヒンジ取付箇所を形成し、残りの構成要素144,147〜149は、ヒンジ取付箇所以外の箇所を形成している。構成要素145,146のブランク材は、構成要素144,147〜149のブランク材よりも板厚が大きく、その板厚は、例えば1.4mmであり、構成要素144,147〜149のブランク材の板厚は、例えば0.6mmである。このため、テールゲート101は2種類の板厚のブランク材を用いて形成され、ヒンジ取付箇所のブランク材はヒンジ取付箇所以外の箇所のブランク材よりも板厚が大きくなっているとともに、構成要素144の箇所を除くヒンジ取付箇所以外の箇所は、同じ板厚となっている合計3枚のブランク材の接合で形成されている。そして、この箇所は、構成要素147〜149からなるため、屈曲した形状となっている。
第13図で示す補強部材112の全体形状は左右方向に長い細長形状である。このため、第2図で示した前記実施形態のモジュールプレート4が、左右方向に延びる第1延出部13と、この第1延出部13の略中央から下方へ延びる第2延出部14とからなる略T字形となっていたのに対して、この実施形態の補強部材112は第1延出部に相当する部分のみからなり、モジュールプレート4よりもさらに軽量化されている。
また、この補強部材112は、幅方向を縦方向とするウェブ150の上下端部から車両外側へ屈曲した2個のフランジ151,152を備えている屈曲材となっており、ウェブ150と、このウェブ150の全長に亘って形成されている2個のフランジ151,152とにより、補強部材112は断面略C字形状、言い換えると、チャンネル状となっている。また、それぞれのフランジ151,152の先端にはリップ151A,152Aが設けられているとともに、補強部材112の左右端部には、第14図及び第16図で示したインナーパネル111の隆起部135のうちの平坦面135Bに接合される接合片153が設けられている。
ウェブ150には、補強部材112に取り付けられるワイパーモータ115を車両内側から挿入するための孔154が形成され、この孔154に隣接してワイパーモータ115のブラケット115A(第17図及び第19図参照)をボルト・ナットで結合するための結合座面155が形成されている。なお、第17図で示されているように、ワイパーモータ115には第9図で示したワイパー装置105の揺動軸105Aが設けられている。また、第13図に示すように、補強部材112の下側のフランジ152からは延長片156が垂下延設され、第9図で示したアウターハンドル116とキーシリンダ117が取り付けられるこの延長片156には、アウターハンドル116に連結される前記ドアロック手動操作用部材121を挿入するための孔157と、キーシリンダ117を挿入するための孔158とが形成されている。
テールゲート101の製造作業は、次ぎのように行われる。
先ず、インナーパネル111のドアロック取付座面132Aにドアロック取付用補強部材114をスポット溶接で取り付ける。第14図に示されているように、このドアロック取付用補強部材114には開口部159が形成されており、この開口部159は第12図で示した開口部133と連通し、このため、補強部材114で補強された座面132Aにドアロック118を取り付けたとき、ドアロック118から出没してテールゲート101を車体102に対してロックし、ロック解除するためのロック部材は、開口部133と159を貫通できることになる。
この後、左右方向に長い細長形状の補強部材112をインナーパネル111の縁部130における左右の側縁部130B,130Cに車両内側から架設する作業が行われ、この架設作業は、第14図に示すとおり、補強部材112の上下2個のフランジ151,152を車両外側に向けるとともに、補強部材112の左右の端部の接合片153をインナーパネル111の隆起部135の平坦面135Bに車両内側から当て、接合片153と平坦面135Bとをスポット溶接で接合することにより行われる。このときのインナーパネル111の上下方向における補強部材112の配置位置は、補強部材112の上側のフランジ151の位置が第11図で示したアウターパネル110の窓孔110Aの下辺部よりやや下側となる位置である。この状態が第14図に示されている。
アウターパネル110とインナーパネル111との結合後を示している第16図には、スポット溶接による溶接部160により、補強部材112の接合片153とインナーパネル111の隆起部135の平坦面135Bとが接合されている状態が示されている。
次いで、アウターパネル110とインナーパネル111とを結合する作業が行われる。この結合作業は、第16図に示すように、アウターパネル110の外端縁部110Fを折り返してインナーパネル111の予め接着剤が塗布された外端縁部111Aに圧着するヘミング加工を行い、そして、この後にアウターパネル110とインナーパネル111の外端縁部110F,111A同士をスポット溶接で接合することにより行われ、あるいは、アウターパネル110の外端縁部110Fを折り返してインナーパネル111の予め熱硬化性接着剤が塗布された外端縁部111Aに圧着するヘミング加工を行い、そして、この後に熱硬化性接着剤を加熱して硬化させることにより行われ、この作業はアウターパネル110とインナーパネル111の全周について行われる。また、インナーパネル111の前記開口部131側の端縁部、すなわち、内端縁部111Bにはシーラー161が塗布され、これにより、内端縁部111Bがアウターパネル110に直接接触しないようにする。このシーラー161は、内端縁部111Bの全周のうち、第9図で示したガラス104が嵌め込まれる箇所に相当する箇所と、第14図で示した補強部材112の前記リップ151Aに相当する箇所とを除く部分に不連続に塗布される。
なお、インナーパネル111の内端縁部111Bのうちのシーラー161が塗布されない部分は、アウターパネル110にスポット溶接される。
以上のようにアウターパネル110とインナーパネル111との結合作業を行うと、第16図で示したインナーパネル111の前記ハット形状部136の開口側はアウターパネル110で塞がれるため、このハット形状部136はボックス形状部137となる。
また、第14図のS15−S15線断面図であって、インナーパネル111に結合されたアウターパネル110も示されている第15図のように、補強部材112の上側のフランジ151のリップ151Aと、アウターパネル110における窓孔110Aの下辺部を形成している端縁部110Gとをスポット溶接による溶接部162で接合する。補強部材112の下側のフランジ152のリップ152Aには、リップ152Aの全長に亘ってシーラー163が連続して又は不連続に塗布され、このシーラー163によりリップ152Aがアウターパネル110に直接接触しないようにする。
以上の作業により、アウターパネル110とインナーパネル111と補強部材112は結合一体化されたことになる。この後、これらのアウターパネル110とインナーパネル111と補強部材112を塗装してそれぞれの表面を仕上げる作業を行う。この塗装作業には、アウターパネル110、インナーパネル111、補強部材112を電着塗装槽に収容されている電着塗装液に浸漬させて電着塗装することが含まれる。この電着塗装により、溶接部160,162を含むアウターパネル110、インナーパネル111、補強部材112の表面が塗装されるとともに、第16図で示すボックス形状部137の内部には、インナーパネル111の内端縁部111Bに不連続にシーラー161が塗布されていることから、電着塗装液が確実に入り込むことになり、このボックス形状部137の内面も塗装される。
この後、ドア用部品であるワイパーモータ115、アウターハンドル116、キーシリンダ117、ドアロック118の組付作業を行う。ワイパーモータ115の組付作業は、車両内側から第13図で示した補強部材112の孔154にワイパーモータ115を挿入し、補強部材112の結合座面155における車両内側の面に第17図で示されているワイパーモータ115のブラケット115Aをボルト・ナットで結合することにより行う。アウターハンドル116の組付作業は、補強部材112の孔157が形成されている延長片156の位置においてアウターハンドル116をボルト・ナットで結合することにより行われ、また、キーシリンダ117の組付作業は、補強部材112の延長片156に形成された孔158にキーシリンダ117を挿入し、キーシリンダ117のブラケット117A(第19図参照)を延長片156にボルト・ナットで結合することにより行う。
さらに、ドアロック118の組付作業は、第12図で示したインナーパネル111の窪み部132の傾斜した上面132Bに形成されている開口部134にドアロック118を上方から挿入することにより、ドアロック118を前記ドアロック取付用補強部材114で補強されている座面132Aに設置し、この座面132Aにドアロック118をボルト・ナット結合することにより行う。
以上の作業が終了したときには、第11図で示したアウターパネル110の孔110Cからはアウターハンドル116が、孔110Dからはキーシリンダ117が、孔110Eからはワイパーモータ115の揺動軸105Aがそれぞれ露出している。
次いで、第12図で示したインナーパネル111の孔140に車両内側から前記ハーネス119,120を挿入し、これらのハーネス119,120を前記ボックス形状部137の内部を通し、ハーネス119の端部は第12図で示されているインナーパネル111の孔141から突出させてワイパーモータ115に接続し、ハーネス120の端部は、インナーパネル111の前記開口部134からの作業によってドアロック118に接続する。また、前記ドアロック手動操作用部材121を第12図で示されているインナーパネル111の孔142と第13図で示されている補強部材112の孔157とに通すことにより、アウターハンドル116とドアロック118との間に架け渡し、前記ドアロックキー操作用ロッド122をインナーパネル111の前記開口部134に通すことにより、キーシリンダ117とドアロック118との間に架け渡す。
この作業が終了した状態が第17図で示され、この第17図では、アウターパネル110は省略されている。
なお、同じくアウターパネル110を省略して示した第18図のように、ドアロック手動操作用部材121を孔141に通すことにより、孔142を廃止してもよい。
以上の作業後、第10図で示したライニング113を補強部材112やインナーパネル111の車両内側の面に、ライニング113に設けられているクリップ等の係止具70を補強部材112やインナーパネル111に形成されている孔等による被係止部に係止することにより取り付ける作業を行い、また、第9図で示した窓孔101Aにガラス104を嵌め込む作業を行う。ライニング113の取付作業により、補強部材112やワイパーモータ115等は車両内側から隠されることになる。
以上説明した実施形態でも、テールゲート101の主要部品となっているインナーパネル111は、全周の縁部130のみとなった額縁形状になっているため、重量が軽くなり、このため、テールゲート101の全体重量を軽量化することができる。
また、インナーパネル111の縁部130における左右の側縁部130B,130Cの間には補強部材112が架設されているため、補強部材112によってインナーパネル111の補強がなされて、補強部材112の結合後におけるインナーパネル111の強度が確保されることになる。そして、補強部材112は左右方向に長い細長形状のものであって、大きな面積を有するものではないため、補強部材112の重量は軽く、したがって、補強部材112が結合された後のインナーパネル111の重量、テールゲート101の全体重量がそれ程重くなることはない。
また、補強部材112は、平面的なプレート状のものではなく、ウェブ150と、ウェブ150から屈曲したフランジ151,152とを有する屈曲材となっているため、補強部材112自体の強度は大きくなっており、このため、補強部材112が結合された状態でのインナーパネル111の強度、テールゲート101の強度を大きくできる。
特に本実施形態に係る補強部材112は、幅方向を縦方向とするウェブ150の上下端部から2個のフランジ151,152が屈曲し、これらのフランジ151,152がウェブ150の長さ方向に連続して形成されている断面略C字形状となっており、この補強部材の正面形状をT字形状等とした場合と異なり、下側のフランジ152はウェブ150の長さ方向の途中で途切れていない。このため、補強部材112の強度は、上下のフランジ151,152による強度がそのまま確保されたものとなり、補強部材112の結合後におけるインナーパネル111の強度、テールゲート101の強度を充分大きくできる。
また、補強部材112は、断面略C字状の開口部を車両外側に向けて、言い換えると、上下のフランジ151,152を車両外側に向けてインナーパネル111に結合され、これらのフランジ151,152は、インナーパネル111に形成された隆起部135によって確保されるテールゲート101の厚さ内の空間に収納された状態となるため、補強部材112に、補強部材112の強度を充分に大きくするためのこれらのフランジ151,152が設けられていても、テールゲート101の厚さ寸法を所定寸法に抑えることができる。
さらに、インナーパネル111の縁部130にはインナーパネル全周に亘るハット形状部136が形成され、このインナーパネル111とアウターパネル110との結合により、ドア全周に亘るボックス形状部137が形成されるため、断面略C字形状の補強部材112と併せ、テールゲート101の全体強度を一層向上させることができる。
また、インナーパネル111は板厚が異なるブランク材を接合して形成されたテーラードブランクからなり、他の箇所よりも大きな強度が必要とされるヒンジ取付箇所のブランク材のみを板厚を大きくしているため、インナーパネル111に求められる強度の確保と重量の軽量化の両方を同時に達成できる。
さらに、構成要素144の箇所を除くヒンジ取付箇所以外の箇所は同じ板厚の3枚のブランク材を接合することにより形成されているため、インナーパネル111の大きな面積を占めかつ屈曲した形状となっているこの箇所を1枚の大面積のブランク材で形成した場合と異なり、構成要素144〜149ごとのブランク材からなるテーラードブランクによってインナーパネル111を形成する際に、構成要素147〜149の箇所の3枚のブランク材を、構成要素147〜149と同じ面積及び形状のブランク材又はこれよりも面積及び形状が少し大きいブランク材とすることにより、材料歩留まりを向上させてインナーパネル111を製造できる。
また、本実施形態では、アウターパネル110とインナーパネル111と補強部材112を溶接で結合一体化した後であって、ドアロック118等のドア用部品の組付作業前に、アウターパネル110、インナーパネル111、補強部材112についての塗装作業を行うため、これらのアウターパネル110、インナーパネル111、補強部材112の塗装作業を個別に行う必要がなくなり、このため、塗装作業についての作業性が向上する。また、インナーパネル111と補強部材112との溶接部160及びアウターパネル110と補強部材112との溶接部162も、アウターパネル110、インナーパネル111、補強部材112と同時に塗装することができる。
さらに、ドア用部品であるワイパーモータ115、アウターハンドル116、キーシリンダ117は補強部材112に取り付けられているため、補強部材112はこれらを取り付けるための取付部材としても活用され、ワイパーモータ115、アウターハンドル116、キーシリンダ117のための取付部材を特別に用意する必要がない。
第19図〜第21図は、前述した製造作業とは異なる作業順序でテールゲート101を製造する場合の実施形態を示す。
この実施形態の製造作業では、インナーパネル111のドアロック取付座面132Aにドアロック取付用補強部材114をスポット溶接で結合した後に、インナーパネル111とアウターパネル110とを前述したヘミング加工等により結合する。この後、結合一体化されたこれらのアウターパネル110とインナーパネル111についての塗装作業を行い、次いで、インナーパネル111のドアロック取付用補強部材114で補強された座面132Aに、前述の製造作業と同じ作業によってドアロック118を取り付ける。
以上の作業の後又は以上の作業と同時進行の作業として、第19図に示すように、補強部材112へのワイパーモータ115、アウターハンドル116、キーシリンダ117の取付作業を行い、補強部材112を、これらのワイパーモータ115、アウターハンドル116、キーシリンダ117を予め備えたモジュール部材としておく。この補強部材112は予め表面処理がなされている材料、すなわち、例えば、亜鉛メッキ鋼鈑や、予め塗装された塗装鋼鈑で形成されている。
次いで、第20図に示すように、アウターパネル110における窓孔110Aの下辺部を形成している端縁部110Gに接合しておいたスタッドボルト180及びナット181により、この端縁部110Gと補強部材112の上側のフランジ151のリップ151Aとを結合する作業、及び第21図に示すように、インナーパネル111の縁部130の平坦面135Bに接合しておいたナット182及びボルト183により、この平坦面135Bに補強部材112の接合片153を接合する作業を行い、さらに、第20図に示すように、補強部材112の下側のフランジ152のリップ152Aにシーラー163を塗布する作業、第21図に示すように、インナーパネル111の開口部131側の内端縁部111Bにシーラー161を塗布する作業を行う。これにより、補強部材112をアウターパネル110に接合しながらインナーパネル111の縁部130における左右の側縁部130B、130Cの間に架設する作業が行われたことになる。
また、以上により、アウターパネル110とインナーパネル111と補強部材112は結合一体化されるとともに、ワイパーモータ115、アウターハンドル116、キーシリンダ117、ドアロック118の組付作業が終了したことになる。
この後は、前述の実施形態に係る製造作業と同じく、ハーネス119,120の配線作業、ドアロック手動操作用部材121とドアロックキー操作用ロッド122の架け渡し作業、ライニング113を補強部材112やインナーパネル111の車両内側の面に取り付ける作業、窓孔101Aにガラス104を嵌め込む作業を行う。
この実施形態に係るテールゲート製造作業によると、アウターパネル110とインナーパネル111は、これらが結合一体化された後に塗装されるため、アウターパネル110とインナーパネル111を個別に塗装する必要がなくなり、その分だけ塗装作業についての作業性が向上する。
また、補強部材112には、この補強部材112がインナーパネル111の縁部130における左右の側縁部130B、130Cの間に架設される前に、ドア用部品であるワイパーモータ115、アウターハンドル116、キーシリンダ117を取り付けておくため、この取付作業を周囲が開放された作業空間で行えることになり、作業性が向上となる。
また、補強部材112は、これらのドア用部品が予め取り付けられたモジュール部材となるため、補強部材112のインナーパネル111への結合作業を行うと、これらのドア用部品についての組付作業も同時に行われることになり、この組付作業を簡略化できる。
次ぎに、第22図〜第24図で示されたインナーパネル111による実施形態を説明する。
第22図に示すとおり、この実施形態に係る額縁形状に形成されたインナーパネル211の縁部230も、上縁部230Aと、左右の側縁部230B,230Cと、下縁部230Dとからなり、隆起部235には、左右の側縁部230B、230Cにおける立上部235Aが存在するが、第12図、第14図、第16図で示されている平坦面135Bに相当する部分が存在しない。また、第22図のS23−S23線断面図であって、インナーパネル211に結合されたアウターパネル110も示されている第23図に示すように、この実施形態に係る補強部材212には、第13図、第14図、第16図で示されている接合片153に相当する部分が存在しない。
また、第22図で示すように、補強部材212は、前記実施形態と同じく、縦方向を幅方向とするウェブ250の上下端部から2個のフランジ251,252が車両外側へ屈曲した断面略C字形状となっており、これらのフランジ251,252の先端にはリップ251A,252Aが設けられているが、第22図のS24−S24線断面図であって、インナーパネル211に結合されたアウターパネル110も示されている第24図に示すとおり、リップ252Aには、インナーパネル211の立上部235Aの車両内側の面に沿う接合片253が形成され、この接合片253が立上部235Aにスポット溶接による溶接部260で接合される。図面では示されていないが、リップ251Aにも立上部235Aの車両内側の面に沿う接合片が形成されており、この接合片も立上部235Aにスポット溶接による溶接部260で接合される。
このため、この実施形態では、左右方向に長い細長形状となっている補強部材212の左右端部が、図1で示したヒンジ103を中心とするテールゲートの開閉方向に対して平行又は略平行となっているインナーパネル211の立上部235Aに接合されることにより、この補強部材212はインナーパネル211の縁部230における左右の側縁部230B、230Cに架設されている。
この実施形態によると、テールゲートを所定の厚さ寸法とするためにインナーパネル211に設ける隆起部235の立上部235Aを利用して補強部材212とインナーパネル211との接合を行える。
また、インナーパネル211には第12図、第14図、第16図で示された平坦面135Bに相当する部分が存在しないため、第16図のようにインナーパネルに平坦面135Bと立上部135Aの両方を設けた場合と異なり、インナーパネル211を形状が急激に変化する箇所のない又は少ないなだらかな形状にすることができる。この結果、ヒンジ103を中心にテールゲートを開閉したときの衝撃荷重が集中応力として作用する箇所をなくす又は少なくでき、有効な荷重対策となる。
なお、以上のように補強部材212の左右端部をインナーパネル211におけるテールゲート開閉方向と平行又は略平行となった箇所に接合することは、前述した2種類の実施形態に係る製造作業でテールゲートを製造する場合にも適用でき、補強部材212をドア用部品が予め取り付けられたモジュール部材とする第19図〜第21図の実施形態に係る製造作業でテールゲートを製造する場合には、第24図の溶接部260の代わりに、インナーパネル211の立上部235Aに予め接合したナットと、このナットに螺入するボルトとを用いて、補強部材212の前記接合片を立上部235Aに接合する。
産業の利用可能性
以上のように、本発明に係る車両用ドア及びその製造方法は、車両のテールゲートやサイドドアを、アウターパネルとインナーパネルと補強部材とにより製造するために適している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施形態に係る車両用ドアであるテールゲートを示す分解斜視図である。
第2図は、第1図で示された補強部材となっているモジュールプレートにドア用部品が取り付けられた状態を示す斜視図である。
第3図は、モジュールプレートが結合されたインナーパネルを車両外側から見た斜視図である。
第4図は、アウターパネルの端部と、インナーパネルの縁部のハット形状部と、モジュールプレートの端部との接合部を示す断面図である。
第5図は、モジュールプレートの上縁部と、アウターパネルにおけるガラスが取り付けられる窓孔の下側の縁部との接合構造を示す断面図である。
第6図は、インナーパネルをテーラードブランク製とした実施形態におけるそのインナーパネルを示す斜視図である。
第7図は、アウターハンドルをモジュールプレートに取り付けるためにブラケットにライセンスランプを取り付けた場合を示す断面図である。
第8図は、第7図のブラケットとライセンスランプの分離状態を示す斜視図である。
第9図は、本発明の他の実施形態に係る車両用ドアであるテールゲートを備えた四輪車両の後側斜視図である。
第10図は、第9図のテールゲートの分解斜視図である。
第11図は、第10図のアウターパネルの全体斜視図である。
第12図は、第10図のインナーパネルの全体斜視図である。
第13図は、第10図の補強部材の全体斜視図である。
第14図は、インナーパネルの縁部における左右の側縁部の間に補強部材を架設したときを車両外側から見た正面図で、アウターパネルを省略した図である。
第15図は、第14図のS15−S15線断面図であって、アウターパネルを含めて示した図である。
第16図は、第14図のS16−S16線断面図であって、アウターパネルを含めて示した図である。
第17図は、第14図の状態からドア用部品であるドアロックやキーシリンダ等の組付作業が終了し、ハーネス類の配線も終了した後を示す図であって、アウターパネルを省略して示した図である。
第18図は、ハーネス類の配線を異ならせた別実施形態を示す第17図と同様の図である。
第19図は、補強部材を、ドア用部品であるワイパーモータ等を予め取り付けたモジュール部材とするテールゲート製造方法の実施形態を示す図であって、ワイパーモータ等が取り付けられたときの補強部材を示す斜視図である。
第20図は、第19図の実施形態における第15図と同様の図である。
第21図は、第19図の実施形態における第16図と同様の図である。
第22図は、補強部材の左右端部をインナーパネルにおけるテールゲート開閉方向と平行又は略平行となった箇所に接合する実施形態を示す第14図と同様の図である。
第23図は、第22図のS23−S23線断面図であって、アウターパネルを含めて示した図である。
第24図は、第22図のS24−S24線断面図であって、アウターパネルを含めて示した図である。

Claims (27)

  1. 車両外側のアウターパネルと、このアウターパネルに結合された車両内側のインナーパネルとを含んで形成される車両用ドアにおいて、前記インナーパネルが、全周の縁部のみを残して開口部が形成された額縁形状となっていることを特徴とする車両用ドア。
  2. 請求の範囲第1項に記載の車両用ドアにおいて、左右方向へ延びる第1延出部と、この第1延出部の左右方向の中央又は略中央から下方へ延びる第2延出部とのうち、少なくとも前記第1延出部を有する補強部材を備え、この第1延出部が前記インナーパネルの左右の縁部の間に架設されていることを特徴とする車両用ドア。
  3. 請求の範囲第2項に記載の車両用ドアにおいて、前記補強部材は、前記第1延出部と前記第2延出部とからなるT字形又は略T字形となっており、前記第1延出部の長さ方向のそれぞれの端部は前記インナーパネルの左右の縁部に接合され、前記第2延出部の下端部は前記インナーパネルの下縁部に接合されていることを特徴する車両用ドア。
  4. 請求の範囲第3項に記載の車両用ドアにおいて、前記第1延出部の下部と前記第2延出部の左右の側部には車両外側への立上り量を有するリブが形成され、前記第1延出部の下部のリブと前記第2延出部の左側部のリブとが連続し、前記第1延出部の下部のリブと前記第2延出部の右側部のリブとが連続していることを特徴とする車両用ドア。
  5. 請求の範囲第2項に記載の車両用ドアにおいて、前記補強部材は前記第1延出部のみからなる左右方向に長い細長形状となっており、この第1延出部の長さ方向のそれぞれの端部は前記インナーパネルの左右の縁部に接合されていることを特徴とする車両用ドア。
  6. 請求の範囲第5項に記載の車両用ドアにおいて、前記補強部材は、幅方向を縦方向とするウェブと、このウェブの上下の端部のうちの少なくとも一方から屈曲したフランジとを有する屈曲材となっていることを特徴とする車両用ドア。
  7. 請求の範囲第6項に記載の車両用ドアにおいて、前記フランジは前記ウェブの上下の端部の両方に設けられているとともに、これら2個のフランジは前記ウェブの長さ方向に連続して形成されていることを特徴とする車両用ドア。
  8. 請求の範囲第7項に記載の車両用ドアにおいて、前記ウェブと前記2個のフランジとで断面略C字状の屈曲材となっている前記補強部材は、断面略C字状の開口部が車両外側に向けられて長さ方向のそれぞれの端部が前記インナーパネルの車両内側の面に接合されていることを特徴とする車両用ドア。
  9. 請求の範囲第2項に記載の車両用ドアにおいて、前記補強部材にはドア用部品が取り付けられていることを特徴とする車両用ドア。
  10. 請求の範囲第9項に記載の車両用ドアにおいて、前記補強部材への前記ドア用部品の取り付けは、前記インナーパネルへのこの補強部材の取り付け前に行われ、この補強部材が、予め前記ドア用部品の取り付けが行われたモジュール部材となっていることを特徴とする車両用ドア。
  11. 請求の範囲第9項に記載の車両用ドアにおいて、前記補強部材は、前記第1延出部と前記第2延出部とからなるT字形又は略T字形となっており、前記第1延出部の長さ方向のそれぞれの端部は前記インナーパネルの左右の縁部に接合され、前記第2延出部の下端部は前記インナーパネルの下縁部に接合され、前記第1延出部にキーシリンダとワイパーモータが取り付けられ、前記第1延出部と前記第2延出部との連結箇所にアウターハンドルが取り付けられ、前記第2延出部にドアロックが取り付けられていることを特徴とする車両用ドア。
  12. 請求の範囲第9項に記載の車両用ドアにおいて、前記補強部材は前記第1延出部のみからなる左右方向に長い細長形状となっており、この第1延出部の長さ方向のそれぞれの端部は前記インナーパネルの左右の縁部に接合されているとともに、この補強部材にワイパーモータとアウターハンドルとキーシリンダとが取り付けられ、前記インナーパネルにドアロックが取り付けられていることを特徴とする車両用ドア。
  13. 請求の範囲第2項に記載の車両用ドアにおいて、前記アウターパネルと前記インナーパネルと前記補強部材の接合部の断面形状は、断面形状が車両外側に向かって開口したハット形状となっている前記インナーパネルの縁部の車両外側の面に前記アウターパネルの端部が接合され、前記インナーパネルの縁部の車両内側の面に前記補強部材の端部が接合されたボックス断面形状となっていることを特徴とする車車両用ドア。
  14. 請求の範囲第2項に記載の車両用ドアにおいて、前記補強部材にアウターハンドルが取り付けられていることを特徴とする車両用ドア。
  15. 請求の範囲第14項に記載の車両用ドアにおいて、前記アウターハンドルは前記補強部材にブラケットを介して取り付けられ、このブラケットにはライセンスランプが取り付けられていることを特徴とする車両用ドア。
  16. 請求の範囲第2項に記載の車両用ドアにおいて、前記補強部材の端部が接合されている前記インナーパネルの箇所は、車両用ドア開閉方向に対して平行又は略平行となっている箇所であることを特徴とする車両用ドア。
  17. 請求の範囲第16項に記載の車両用ドアにおいて、車両用ドア開閉方向に対して平行又は略平行となっている前記インナーパネルの箇所は、ドア厚さを確保するために前記インナーパネルに形成されている立上部であることを特徴とする車両用ドア。
  18. 請求の範囲第1項に記載の車両用ドアにおいて、前記インナーパネルの縁部にはインナーパネル全周に亘って断面がハット形状となったハット形状部が形成され、このインナーパネルと前記アウターパネルとの結合により、ドア全周に亘って断面ボックス形状となったボックス形状部が形成されていることを特徴とする車両用ドア。
  19. 請求の範囲第1項に記載の車両用ドアにおいて、前記インナーパネルは、板厚が異なるブランク材を含む複数のブランク材の接合で形成されたテーラードブランクにより形成されていることを特徴とする車両用ドア。
  20. 請求の範囲第19項に記載の車両用ドアにおいて、前記テーラードブランクは、ドア用ヒンジが取り付けられるヒンジ取付箇所を形成するブランク材と、このヒンジ取付箇所以外の箇所を形成するブランク材とからなり、前記ヒンジ取付箇所を形成するブランク材は前記ヒンジ取付箇所以外の箇所を形成するブランク材よりも板厚が大きいことを特徴とする車両用ドア。
  21. 請求の範囲第20項に記載の車両ドアにおいて、前記ヒンジ取付箇所以外の箇所の少なくとも一部は、板厚が同じになっている複数のブランク材の接合によって形成されていることを特徴とする車両用ドア。
  22. 請求の範囲第21項に記載の車両用ドアにおいて、板厚が同じになっている前記複数のブランク材の接合によって形成されている箇所は、屈曲している箇所であることを特徴とする車両用ドア。
  23. 請求の範囲第1項に記載の車両用ドアはテールゲートであることを特徴とする車両用ドア。
  24. 車両外側のアウターパネルと、全周の縁部のみを残して内側に大きな開口部が形成された額縁形状になっている車両内側のインナーパネルと、左右方向へ延びる第1延出部及びこの第1延出部の左右方向の中央又は略中央から下方へ延びる第2延出部とのうち、少なくとも第1延出部を有している補強部材と、を結合して車両用ドアを製造する方法であって、
    前記インナーパネルの縁部に前記補強部材のそれぞれの端部を接合する作業を行った後であって、前記アウターパネルと前記インナーパネルとを結合する作業を行った後に、結合一体化されている前記アウターパネルと前記インナーパネルと前記補強部材とを塗装し、次いでドア用部品の前記補強部材及び/又は前記インナーパネルへの取り付け作業を行うことを特徴とする車両用ドアの製造方法。
  25. 請求の範囲第24項に記載の車両用ドアはテールゲートであることを特徴とする車両用ドアの製造方法。
  26. 車両外側のアウターパネルと、全周の縁部のみを残して内側に大きな開口部が形成された額縁形状になっている車両内側のインナーパネルと、左右方向へ延びる第1延出部及びこの第1延出部の左右方向の中央又は略中央から下方へ延びる第2延出部とのうち、少なくとも第1延出部を有している補強部材と、を結合して車両用ドアを製造する方法であって、
    先に前記アウターパネルと前記インナーパネルとを結合一体化し、次いでこれらのアウターパネルとインナーパネルとを塗装し、この後、ドア用部品が取り付けられている前記補強部材を前記インナーパネルに取り付けることを特徴とする車両用ドアの製造方法。
  27. 請求の範囲第26項に記載の車両用ドアはテールゲートであることを特徴とする車両用ドアの製造方法。
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